JP2001010653A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

トリガー式液体噴出器

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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1052Actuation means
    • B05B11/1056Actuation means comprising rotatable or articulated levers
    • B05B11/1057Triggers, i.e. actuation means consisting of a single lever having one end rotating or pivoting around an axis or a hinge fixedly attached to the container, and another end directly actuated by the user

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Abstract

(57)【要約】 【課題】不使用時等にトリガー操作を確実に防止して不
用意な液の漏出を防止し、また、使用時には取り扱いが
便利で、その構造も簡単な優れたトリガー式液体噴出器
を提案する。 【解決手段】ノズルヘッド11からトリガー10前面に亘っ
て垂下するとともに、側面からトリガー側面に当接させ
た係止板部15を突設してなる揺動被覆板13を、ノズルヘ
ッド11の回動に伴う回動が可能に設けた。そして、不使
用時には揺動被覆板13がトリガー前方に位置してトリガ
ーの引き込みを防止し、使用時には揺動被覆板13を側方
に回動係止した状態でトリガーの引き込みを可能に構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリガー式液体噴出
器に関する。
【0002】
【従来の技術】トリガー式液体噴出器として、例えば、
容器体口頚部に嵌合させた装着キャップと、該キャップ
上方に嵌着固定するとともに、装着キャップ上端から起
立した縦筒の中間部からシリンダを、その上部からは射
出筒をそれぞれ前方へ突出してなるポンプ本体と、上記
射出筒先端に嵌着させたノズルヘッドと、上記射出筒前
部から前後揺動可能に垂設するとともに、上記シリンダ
内に前方付勢状態で嵌合させたプランジャの先端部を押
し込み可能に連係させたトリガーとを備え、該トリガー
の操作により内蔵ポンプ機構の作用で容器体内の液を吸
い上げてノズルヘッドの噴出口より噴出する如く構成し
たものが知られている。
【0003】また、この種噴出器では、一般に、不用意
なトリガーの操作による液の漏出、或いは商品陳列時に
於ける悪戯の防止を図るために、射出筒前端に設けたノ
ズル嵌合筒にノズルヘッドを回動可能に設けるととも
に、両者間にノズルヘッドを回動させることにより液流
路の連通が遮断され、元の状態に戻せば連通する開閉機
構を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た開閉機構を設けたものにあっても、トリガーはプラン
ジャを介して液圧により押し込み不能に係止されている
ため、液流路閉塞状態のままで度々トリガーを引き寄せ
ると、プランジャの若干の押し込みが可能となり、シリ
ンダ内の異常な高圧化で吐出弁を通って、吐出弁下流の
射出筒前方部分内に高圧液体が溜まることがあり、この
ようになるとノズルヘッドを液流路連通位置まで回した
時、その射出筒前方部分内に溜まっていた高圧液体が、
トリガー操作を行わなくてもノズル孔から噴出する不都
合が生じたり、また、トリガーを強く引き寄せると、射
出筒内の高圧化でノズルヘッドがノズル嵌合筒から外れ
る虞もあった。
【0005】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、不使用時等にトリガー操作を確実に防止して上記し
た不都合を解消することができ、また、使用時には取り
扱いが便利であり、その構造も簡単な優れたトリガー式
液体噴出器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明のトリガ
ー式液体噴出器は上記課題を解決するため、容器体口頚
部3に嵌合させた装着キャップ4と、該キャップ上端か
ら起立して上部から射出筒7を前方へ突出してなるポン
プ本体9と、射出筒7前部から前後揺動可能に垂設した
トリガー10と、射出筒7先端に回動可能に嵌着させたノ
ズルヘッド11とを備え、トリガーの操作により容器体内
の液を吸い上げてノズルヘッドの噴出口16より噴出する
如く構成したトリガー式液体噴出器に於いて、ノズルヘ
ッド11からトリガー10前面に沿って垂下するとともに、
前面に後方引き寄せ防止突部14を突設し、且つ、側面か
らトリガー側面に当接係止させた係止板部15を後方突設
してなる揺動被覆板13を、ノズルヘッド11の回動に伴う
回動が可能に設けてなることを特徴とするトリガー式液
体噴出器として構成した。
【0007】また、請求項2発明のトリガー式液体噴出
器は、上記揺動被覆板13が、噴出口16を開口してノズル
ヘッド11の外周面に嵌着したノズルヘッドカバー17から
トリガー10前面に沿って垂下してなる揺動被覆板13であ
る請求項1記載のトリガー式液体噴出器として構成し
た。
【0008】また、請求項3発明のトリガー式液体噴出
器は、上記係止板部15に代えて、トリガー10側面から裏
面に亘り嵌合係止するとともに、トリガー側板10b 後端
縁内面に離脱可能に係合する係合突起18を突設してなる
係止板部15A を設けてなる請求項1又は請求項2のいず
れかに記載のトリガー式液体噴出器として構成した。
【0009】また、請求項4発明のトリガー式液体噴出
器は、上記ノズルヘッド11の回動により液流路の開閉切
り換えが可能に構成するとともに、ノズルヘッド11の液
流路遮断状態で揺動被覆板13の係止板部15,15A がトリ
ガーに当接係止した状態となる如く構成した請求項1〜
請求項3のいずれかに記載のトリガー式液体噴出器とし
て構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。
【0011】本発明のトリガー式液体噴出器は、容器体
口頚部に嵌合させる装着キャップと、装着キャップ上端
から起立して上部から射出筒を前方へ突出してなるポン
プ本体と、射出筒前部から揺動可能に垂設したトリガー
と、射出筒先端部に回動可能に嵌着させたノズルヘッド
とを備え、トリガーの操作により容器体内の液を吸い上
げてノズルヘッドの噴出口より噴出する如く構成した公
知のポンプ機構を備えたものである。
【0012】図示例では、容器体2の口頚部3に嵌合さ
せる装着キャップ4と、装着キャップ上方に嵌着固定す
るとともに、装着キャップ上端から起立した縦筒5の中
間部からシリンダ6を、その上部からは射出筒7をそれ
ぞれ前方へ突出し、これら縦筒5、シリンダ6、射出筒
7の上面、両側面、後面をカバー8で被覆してなるポン
プ本体9と、射出筒7前部から前後揺動可能に垂設した
トリガー10と、射出筒7先端部に回動可能に嵌着させた
ノズルヘッド11とを備えている。
【0013】また、シリンダ6内に押し込み可能に嵌合
させたプランジャ12の先端を、トリガー10の上部に連係
させて、トリガー10と内蔵ポンプ機構とを連係させてい
る。また、射出筒7前端部には図示しないノズル嵌合筒
を嵌着し、このノズル嵌合筒を介してノズルヘッド11を
回動可能に嵌合させており、ノズルヘッド11とノズル嵌
合筒には、ノズルヘッド11の回動により液流路の開閉切
り換えが可能な公知の開閉機構を備えているものが採用
できるが、ノズルヘッド11を単に射出筒7先端部に回動
可能に嵌着させた構造のものであっても良い。更に、ト
リガー10は、縦長の前板10a 両側から後方へ一対の側板
10b を延設して構成しており、各側板上端部を前板より
上方へ突設し、該突設部分を射出筒7前部両側のカバー
8内面にそれぞれ枢着して前後方向の揺動が可能に構成
している。
【0014】本発明では、上記したこの種の噴出器に於
いて、不使用時にトリガー10の不用意な引き込みを確実
に防止する目的で揺動被覆板を設けている。図1に示す
実施例に於いて揺動被覆板13は、ノズルヘッド11からト
リガー10前面に沿って垂下するとともに、前面に後方引
き寄せ防止突部14を突設し、且つ、側面からトリガー側
面に当接係止させた係止板部15を後方突設し、ノズルヘ
ッド11の回動に伴う回動が可能に設けている。従って、
揺動被覆板13がトリガー10前方に位置する場合には、ト
リガー10を後方へ引くことができず、その結果、液の不
用意な漏出を防止できる。また、揺動被覆板13を側方へ
回動させるとトリガー10の引き込みが可能となり、液の
噴出が可能となる。
【0015】この際、トリガー10とノズル嵌合筒との間
に上記した開閉機構を備えたものを使用する場合には、
液流路遮断状態で揺動被覆板13の係止板部15がトリガー
10に当接係止した状態となる如く構成する。従って、こ
の状態では、液流路の遮断と、揺動被覆板13によるトリ
ガー10の後方への引き込み防止との二重ロック構造にな
る。
【0016】後方引き寄せ防止突部14は、指先を掛け、
更に無理やり引こうとすると違和感を覚える如き形態の
突部で、後方への引き込みを触覚的に防止させるための
もので、例えば、図示例の如き、揺動被覆板13前面中央
を縦断し、側面から見て前縁が縦波形をした突条形態の
ものが採用でき、また、図示しないが、揺動被覆板13前
面中央を縦断し、側面から見て縦長長方形状のものが採
用できる。
【0017】また、本実施例では、ノズルヘッド11の外
周面に前面噴出口16部分を開口してノズルヘッドカバー
17を嵌着しており、該ヘッドカバー17の下面より揺動被
覆板13を一体に延設しているが、揺動被覆板13は、ノズ
ルヘッドカバー17から一体に延設する場合に限らず、射
出筒7に回動可能に嵌着させたノズルヘッド11から直接
延設しても良い。また、上記係止板部15は、上記図1〜
図3に示す実施例のものに限らず、トリガー10の側面か
ら裏面に亘り嵌合係止する横断面鉤形をなすものであっ
てもよい。
【0018】図4は本発明の他の実施例を示すもので、
本実施例では、図1の実施例に於いて上記係止板部15に
代えて、トリガー10の側面から裏面に亘り嵌合係止する
とともに、トリガー側板10b 後端縁内面に離脱可能に係
合する係合突起18を突設してなる係止板部15A を設けて
いる。この場合も揺動被覆板13はノズルヘッドカバー17
の下面より一体に延設しても良く、ノズルヘッド11から
直接一体に延設しても良い。また、上記開閉機構を備え
たものであっても、単にノズルヘッドを回動可能に設け
たものであっても良い。尚、上記各部材は全て合成樹脂
により形成することが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の液体注出容器
は、既述構成としたことにより、不使用時には、揺動被
覆板13によりトリガー10の引き込みを確実に防止できて
不用意な液の漏出を防止でき、また、使用時には揺動被
覆板を側方に回動させるだけで液の注出が可能となると
ともに、使用後はその係止板部15をトリガーに当接係止
させるまで揺動被覆板を逆に回動させれば元の状態に戻
るため取り扱いも極めて便利である。また、係止板部の
存在で、使用後の揺動被覆板を元のトリガー前面位置に
正確に戻すのを容易に行える。
【0020】また、噴出口16を開口してノズルヘッド11
の外周面に嵌着したノズルヘッドカバー17からトリガー
10前面に沿って垂下してなる揺動被覆板13を設けたもの
にあっては、揺動被覆板の取り付けが容易で、既存のト
リガー式液体噴出器を利用して製造することができる利
点を兼ね備える。
【0021】また、トリガー側面から裏面に亘り嵌合係
止するとともに、トリガー側壁後端縁内面に離脱可能に
係合する係合突起18を突設してなる係止板部15A を設け
たものにあっては、外力等により簡単に揺動被覆板が回
動することを防止できるものである。
【0022】また、ノズルヘッド11の回動により液流路
の開閉切り換えが可能に構成するとともに、ノズルヘッ
ドの液流路遮断状態で揺動被覆板の係止板部がトリガー
に当接係止した状態になる如く構成したものにあって
は、揺動被覆板のトリガーの引き込みの防止と、ノズル
部分の液流路遮断との二重ロック構造となり、また、液
流路の内圧が高まることはなく、液流路の遮断を解除し
た際の液の暴発やノズルヘッドが外れる等の不都合を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例のトリガー部分を切欠いた要部底面図
である。
【図3】同実施例のトリガー部分の要部斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】同実施例のトリガー部分を切欠いた要部底面図
である。
【図6】同実施例のトリガー部分の要部斜視図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…口頚部,4…装着キャップ,7…射出
筒,9…ポンプ本体,10…トリガー,10a …前板,10b
…側板,11…ノズルヘッド,13…揺動被覆板,14…引き
寄せ防止突部,15,15A …係止板部,16…噴出口,18…
係合突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体口頚部3に嵌合させた装着キャップ
    4と、該キャップ上端から起立して上部から射出筒7を
    前方へ突出してなるポンプ本体9と、射出筒7前部から
    前後揺動可能に垂設したトリガー10と、射出筒7先端に
    回動可能に嵌着させたノズルヘッド11とを備え、トリガ
    ーの操作により容器体内の液を吸い上げてノズルヘッド
    の噴出口16より噴出する如く構成したトリガー式液体噴
    出器に於いて、ノズルヘッド11からトリガー10前面に沿
    って垂下するとともに、前面に後方引き寄せ防止突部14
    を突設し、且つ、側面からトリガー側面に当接係止させ
    た係止板部15を後方突設してなる揺動被覆板13を、ノズ
    ルヘッド11の回動に伴う回動が可能に設けてなることを
    特徴とするトリガー式液体噴出器。
  2. 【請求項2】上記揺動被覆板13が、噴出口16を開口して
    ノズルヘッド11の外周面に嵌着したノズルヘッドカバー
    17からトリガー10前面に沿って垂下してなる揺動被覆板
    13である請求項1記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 【請求項3】上記係止板部15に代えて、トリガー10側面
    から裏面に亘り嵌合係止するとともに、トリガー側板10
    b 後端縁内面に離脱可能に係合する係合突起18を突設し
    てなる係止板部15A を設けてなる請求項1又は請求項2
    のいずれかに記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 【請求項4】上記ノズルヘッド11の回動により液流路の
    開閉切り換えが可能に構成するとともに、ノズルヘッド
    11の液流路遮断状態で揺動被覆板13の係止板部15,15A
    がトリガーに当接係止した状態となる如く構成した請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載のトリガー式液体噴出
    器。
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