JP2000505053A - エピポドフイロトキシン2”,3”−ジデオキシグリコシドの新規アミン誘導体、その調製方法、ならびに薬剤用および抗がん治療用としてのその使用 - Google Patents

エピポドフイロトキシン2”,3”−ジデオキシグリコシドの新規アミン誘導体、その調製方法、ならびに薬剤用および抗がん治療用としてのその使用

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モンヌレ,クロード
ダーレ,ローラン
グミンスキー,イブ
アンベール,ティエリ
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ピエール、ファーブル、メディカマン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Abstract

(57)【要約】 次の一般式(I)にて表される化合物[式中、X、Y、R1およびR2は明細書中に定義したと同じ]、その調製方法、ならびに薬剤用およびがん治療用としてのその使用:

Description

【発明の詳細な説明】 エピポドフイロトキシン2”,3”−ジデオキシグリコシドの新規アミン誘導体 、その調製方法、ならびに薬剤用および抗がん治療用としてのその使用 本発明は、エピポドフイロトキシン(epipodophyllotoxin)2”,3”−ジデ オキシグリコシドの新規アミノ誘導体、それらの調製方法、薬剤としてのそれら の使用、および抗がん治療用としてのそれらの使用に関するものである。 基本的なポドフイロトキシン骨格を有するエピポドフイロイドのクラスは、天 然リグナン類由来の誘導体の仲間である。これらの中には、がん治療用薬剤の調 製に常用されるエトポシド(Etoposide)またはテニポシド(Teniposide)等の半 合成誘導体がある。これらは、この分野の主力製品であると考えられる。 エトポシドは抗腫瘍性を有し、この性質は特に小細胞肺がんおよび睾丸がんの 処置を可能にする。 これら製品の欠点は、水溶解性に欠けることにあり、その結果、処方や投与に 困難を伴うことである。 本発明の目的は、4−位に2”−デオキシグリコシド構造の置換を有する4’ −デメチルエピポドフイロトキシン誘導体は、1つまたは2つ以上の窒素を導入 すると、その付加塩が水溶性を有する化合物の形成が可能になり、上記問題点に 対処することができると共に、所望の抗がん活性の発揮を可能ならしめることを 示すことである。 欧州特許EP第0,196,618号公報は、次式: [式中、R1=Me、X1=NH2、NMe2、X2=OH] にて表される4’−デメチルエピポドフイロトキシンの水可溶性誘導体を記載し ている。 欧州特許EP第0,415,453号公報は、次式: [式中、R1=MeR2、R3=OHおよびNH2またはFおよびNH2] にて表される4’−デメチルエピポドフイロトキシンのβ−D−アルトロシド誘 導体ならびに日本国特許第0,161,423号公報を挙げている。 他の文献も類似の誘導体を挙げている(Carbohydr.Res.1990,206,219;Chen .Pharm.Bull.1986,34,3733;Chem.Pharm.Bull.1986,34,3741;Chem.L ett.1987,799)。 2”−デオキシ位を有するグリコシドが使用されるという事実は特筆に値する 。このものはヒドロキシル化類似体よりも一層親油性の化合物の取得を可能にす るので、その結果、広範囲にわたる抗がん活性スペクトルを得ることができる。 このことが、これらの膜透過性を一層良好にし、例えば潅注が著しく困難な固形 がん等の生物学的ターゲットにも一層容易に到達させることを可能にする。その 上、例えば3”−位にアミノ官能基を有する利点は、塩形成の可能性を提供し、 したがって一層良好な処方と一層良好な投与に十分な程度の水溶解性の付与の可 能性の提供にある。 したがって本発明は、−般式I[式中、3”N(R12)の基は、環に関してβ−位(2−デオキシ−D−アラ ビノ系列)またはα−位(2−デオキシ−D−リボ系列)にあり、R1およびR2 は同種もしくは異種であって、かつ水素原子;酸素もしくは窒素等のヘテロ原子 を含み得る環の形成が可能なC1からC6までのアルキル基、C1からC6までのア ミノアルキル基;またはシアノメチル基;を示す。 XおよびYは同種もしくは異種であって、かつOH、CH3、CH2−NH2を 示し、XおよびYは連結して例えば2−メチル−1,3−ジオキサン等の環を構 成して4,6−エチリデン−3−アミノ−2,3−ジデオキシ−β−D−アラビ ノ−または−リボ−ヘキソピラノシドの二環式グリコシド骨格を形成していても よい] にて表される化合物に関するものである。 本発明はまた、窒素原子(複数の場合あり)を塩形成させる無機または有機酸 による、これらの付加塩、特に塩酸塩にも関する。 NR12基はNH2またはN(CH32基であることが有利である。 このNR12基はまた、メチル、CH2CN、CH2−CH2−NH2により1回 もしくは2回置換されたアミノ基であってもよくモルホリン等の環を形成しても よい。 一般式Iで表される化合物は、XおよびYが4,6−エチリデン−3−アミノ −2,3−ジデオキシ−β−D−アラビノ−ヘキソピラノシドまたは4,6−エ チリデン−3−アミノ−2,3−ジデオキシ−β−D−リボ−ヘキソピラノシド 等の、OCH(CH3)OCH2結合を伴った環を形成するグリコシドで選択する のが有利である。 本発明による化合物は、特に次の化合物 ・ 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−4,6−エチリデン−2,3−ジ デオキシ−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−4,6−エチリデン−2,3−ジ デオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−ジメチルアミノ−4,6−エチリデン−2 ,3−ジデオキシ−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−ジメチルアミノ−4,6−エチリデン−2 ,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−シアノメチルアミノ−4,6−エチリデン −2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−(N−モルホリノ)−4,6−エチリデン −2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O[3(2−アミノエチルアミノ)−4,6−エチ リデン−2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイ ロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O[3−アミノ−2,3,6−トリデオキシ−β− D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3,6−ジアミノ−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイロトキシン; から選択される。 また本発明は、本発明による一般式Iにて表される少なくとも1つの化合物お よび適当な賦形剤を含む医薬組成物にも関する。 この医薬組成物は、カプセル、ゼラチンカプセルもしくは錠剤の形態で、注射 では用量1mgから200mg/m2および経口では5mgから500mg/m2 (24時間の期間当り)で、注射ルートまたは経口ルート投与による適当な 態様で提供され得る。 かくしてこれらの誘導体は、小細胞肺がん、睾丸がん、胎児腫瘍、神経芽細胞 腫、腎臓がん、Hodgkin’sおよび非Hodgkin’sリンパ腫、急性 白血病、結腸直腸がん、色素細胞腫、胎盤じゅう毛膜がん、乳腺がん等の各種形 態のがんを治療するための、ヒト臨床薬として投与できる。 また本発明は、式Iにて表される化合物、ならびに薬剤的に許容できる無機ま たは有機酸とのそれらの付加塩を調製するための方法にも関する。 したがって本発明は、式IIIまたはIVまたはVにて表される化合物: を低温の不活性溶剤中でBF3エーテレート(etherate)またはトリメチルシリ ルトリフルオロメタンスルホレートを用いて4’−デメチル−4’−ベンジルオ キシカルボニルエピポドフィロトキシンと反応させることを特徴とし; 式IIIおよびIVの場合、3−位の置換基はαもしくはβであって、 NR12は基Zによりアミノ保護されていてもよく、 式Vの場合、Pはアルコール−保護基を示し、かつこの縮合生成物は脱保護さ れ、さらに水素化されて式Iにて表される化合物を与え、 このグリコシルの3−位の第1級アミンはホルマリンおよびナトリウムシアノ ボロヒドライドを用いてメチル化される、 ことを特徴とする本発明の一般式Iにて表される化合物の調製方法に関する。 式IVの中間体はジアセトキシアジドグリコシドVIとtert−ブチルジメチルシリルクロライドとの混合物をイミダゾールの存在 下で反応させて、この反応から得られる生成物を分離し、これら生成物のそれぞ れを脱アセチル化し、酸性媒体触媒中でアセトアルデヒドアセタール用いて4, 6−エチリデンに環化することにより調製される。 本発明による方法の他の特徴は次の記載、特にスキーム1で報告した合成法を 判読することにより一層明らかになるはずである。 これはglucalから(J.C.FlorentおよびC.Monneretらの、J.Chem.Soc.Che m.Comm.1987,1171およびB.Abbaci、J.C.FlorentおよびC.Monneretらによ るBull.Soc.Chim.Fr.1989,667)に記載の方法に従って実施される。このア ジドイオンを縮合するとグリコシド中間体2を与え、このアノマーOHを[C.Ko larおよびG.Kneissl Angew.Chem.Int.Ed.29,809(1990)]記載の手法に従 って専らβ−位においてシリル基を用いて保護すると、2つのエピマーアジドの 混合物を与える:3および4はこの段階でクロマトグラフイーにより分離できる 。ナトリウムメトキシドの存在下での塩基性脱アセチル化により、4,6−位の ジオールが得られる:化合物5および化合物12。このβアジドジオール化合物 5は酸触媒を用いて、アセトアルデヒドアセタールを用いて慣習的にエチリデン に環化されて化合物6を与え、そのアジドは化合物8のベンジルオキシカルボニ ル基(Z)で保護されるようにアミン7へと還元される。これは、それ自体がベ ンジルオキシカルボニル基で4’位のフエノールが保護されたデメチルエピポド フイロトキシンとの結合を実施するのに必要であり、この中間体をDMEPT4 ’−OZと呼称する。この結合は先ず、保護的シリルをF-イオンで開裂し、続 いて同一媒体中でBF3エーテレートを用いて低温で処理して実施する。水素化 分解によるZ基の脱保護基により一般式I[NR12=βNH2;XY=OCH (CH3)OCH2]にて表される化合物10を与える。ホルマリンおよびナトリ ウムシアノボロヒドライドの作用による上記第1級アミンのメチル化により、一 般式I[NR12=βNMe2;XY=OCH(CH3)OCH2]にて表される 化合物11が得られる。 このαアジドグリコシド中間体12はそのエピマーと同じ反応順序に従い同一 態様で、α3”アジド13から出発しDMEPT4’OZとの結合からの誘導体 を与え、この場合の結合は次の2つの手法により一層容易に実施される。 第1手法はこのリボヘキソピラノシド誘導体13をCH2Cl2中、−40℃ でトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(TMSOTf)で処理す ることからなる。第2手法は、CH2Cl2中、−15℃でBF3エーテレートの 使用からなる。次いで得られた中間体14を触媒的に還元すると一般式I[式中 、NR12=αNH2およびYX=OCH(CH3)OCH2]に該当する15を 与える。ホルマリンおよびシアノボロヒドライドを用いて、βNH2化合物10 の場合と同様にメチル化すると、対応するジメチルアミノ誘導体に導かれる:一 般式I[NR12=αNMe2;XY=OCH(CH3)OCH2]。1級アミン 15を使用して、DMF中で弱い塩基性条件下のトリエチルアミンを用いて、ヨ ードアセトニトリル等のハロゲン化誘導体で窒素をアルキル化することが可能で あり、一般式I[式中、NR12=αNHCH2CN;YX=OCH(CH3)O CH2]の誘導体16を与える。同様に誘導体17は、同じ第1級アミン中間体 15上のジヨウ素化エーテルの環化によりモルホリン環を形成させることにより 得られる。化合物15上の基Zにより保護されたヨードエチルアミンでの同じア ルキル化では誘導体18を与え、このものは触媒的に一般式I[式中、NR12 =αNHCH2CH2NH2;XY=OCH(CH3)OCH2]に該当するジアミ ノ誘導体19に還元される。 式Iの化合物(式中、XYは環を作らない)はスキーム2により代表される次 の方法で得られる: このシリル化αアジド12は、ピリジン中でトシルクロライドを用いて選択的 にトシル化されて21となり、この第1級アルコールのトシレートはヨード誘導 体22に替えられる。この段階で、4−位における第2級アルコールはクロロア セテートにより保護されて官能化2−デオキシ糖23を与え、このものは低温の メチレンクロライド中、BF3エーテラートを使用する通常の条件下でDMEP T4’−OZと縮合する。得られた中間体24は、塩基性媒体中で処理したアン バーライトIRA 410樹脂を通過させることにより、クロロアセテート基を化合物 25へと脱保護化することができ、最終的な触媒的水素化により1段階でアジド 官能基をα3”アミノヘ還元し、4’−位のZ官能基の脱保護、および6”炭素 のメチルへの還元により一般式I[式中、NR12=3”αNH2;X=OH;Y =CH3]に該当する誘導体26の提供を可能にする。上記で得られた中間体2 4を室温でDMF中アジドイオンと反応させると4”−位27でアジドアセテー トを含む3”αN3、6”−N3を与え、このものは前記類似の処理により4”ア ルコールへと切断され得る:Amberlite IRA 410交換樹脂を通過させるとジアジ ドアルコール28を与える。最終的触媒還元工程によれば、一般式I[式中、N R12=3”αNH2;X=OH;Y=CH2NH2)に該当するジアミノ誘導体 29を得ることを可能にする。この窒素化合物から形成される塩は例えば塩酸塩 であり、この窒素化合物のメタノール溶液を、予め調製したHCl性メタノール 溶液(塩形成される部位に関して化学量論的な)で処理することにより慣習的に 形成できる。結晶化塩酸塩はエチルエーテルの添加により反応媒体中に沈殿させ ることにより任意に取得できる。 次の実施例はこの合成の各種工程を説明する目的のものであり、発明を制約す ることを意図するものではない。実施例1 一般式I:NR12=βNH2;XY=OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−2,3−ジデオキシ−4,6−エチリデ ン−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフィロトキシン(化合物10 )ステップ1 トリ−O−アセチル−D−グルカール1(50g;183mmol)の水(4 00ml)溶液を80℃で3時間加熱する。次いでアジ化ナトリウム(17.9 g;275mmol)および酢酸(38ml;600mmol)の添加に先立ち この反応媒体を20℃に冷却する。室温で24時間撹拌後、この媒体を NaHCO3(塩)で中和する。この相を酢酸エチル(3×500ml)で抽出す る。有機相を併合し、MgSO4上で乾燥し、次いで減圧下で濃縮する。これに より粗生成物2が51g得られ、直ちに次ぎのように処理する。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:1/1;Rf=0.43 C101536M=273ステップ2 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−4,6− ジ−O−アセチル−β−D−アラビノヘキソピラノシド 3 およびtert− ブチルヂメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−4,6−ジ−O−ア セチル−β−D−リボヘキソピラノシド 4 ステップ1で得られた粗混合物2(16.1g;58mmol)の無水ジクロ ロメタン(200ml)(予め0℃に冷却)溶液中にイミダゾール6g(87. 8mmol)およびtert−ブチルジメチルシリルクロライド13.24g( 87.8mmol)をアルゴン下で順次添加する。0℃で15分間、20℃で1 9時間撹拌後、この反応媒体を水500ml中に注ぐ。水相をCH2Cl2(20 0ml)で抽出し、次いでMgSO4上で乾燥後、有機相を減圧下で濃縮 し、残渣(18.7g)をシリカゲル上のクロマトグラフイー(シロヘキサン/ AcOEt:9/1)に付する。かくして3の10.7g(シロップ;48%) および4の4.7g(シロップ;21%)が単離される。この場合の中間フラク ションは3および4の混合物(3.3g;15%)を含む。 特性: 3 TLC: シクロヘキサン/AcOEt: 4/1 Rf=0.45 [α]20 D=−100(c=1.4;CHCl3) MS:m/z405(M+NH4) C162936SiM=387 4 Rf=0.52 [α]20 D=+100(c=1;CHCl3+ MS:m/z 405(M+NH4+ 162936SiM=3871 HNMR300MHz CDCl3 δ 誘導体 3: 0.13(3H,s,SiCH3);0.14(3H, s,SiCH3);0.92(9H,s,tBu); 1.72(1H,m,J2a-1=9.5Hz,J2a-2e= 12.5Hz,J2a-3=12.5Hz,H2a) 2.05(3H,s,COCH3);2.15(3H, s,COCH3);2.25(1H,ddd,J2e-1= =1.5Hz,J2e-2a=12.5Hz,J2e-3= 4.5Hz,H2e);3.55−3.62(2H,m, H3およびH5);4.10(1H,dd,J6-5= 2.5Hz,H6);4.20(1H,dd,J6-5= 6Hz,J6-6'=12Hz,H6');4.86(1H, t,J=9.5Hz,H4);4.86(1H,dd, J1-2a=9.5Hz,J1-2e=1.5Hz,H1)。 誘導体 4: 0.1(6H,s,Si(CH32);0.88(9 H,s,tBu);1.64(1H,ddd,J2a-2e =14Hz,J2a-1=8.5Hz,J2a-3=3.5Hz ,H2a);2.03(1H,ddd,J2e-2a=14 Hz,J2e-1=2Hz,J2e-3=4Hz,H2e);2. 05(3H,s,COCH3);2.13(3H,s, COCH3);4.05−4.12(1H,m,H5) ;4.17−4.22(3H,m,H3,H6および H6');4.89(1H,dd,J4-5=9.5Hz, J4-3=3.5Hz,H4);5.02(1H,dd, J1-2a=8.5Hz,J1-2e=2Hz,H1)。ステップ3 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−β−D− アラビノヘキソピラノシド 5 ステップ2で得られた誘導体3(3g;7.7mmol)の無水メタノール( 40ml)溶液中に1Mナトリウムメトキシド(1.9ml)溶液をアルゴン下 で添加する。20℃で1時間30分反応後、H+樹脂(amberlite IRC 50 S)を 添加して反応媒体のpHを7に調整する。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で 濃縮すると5が2.27g得られる(97%)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:2/1;Rf=0.36 [α]20 D=−26(c=1;CHCl3) MS:m/z 304(M+H)+321(M+NH4+ m.p.=70−72℃ C122534SiM=303ステップ4 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−4,6− O−エチリデン−β−D−アラビノヘキソピラノシド (6) アセトアルデヒドジエチルアセタール0.94ml(6.6mmol)および 次いでパラ−トルエンスルホン酸15mg(0.08mmol)を、ステップ3 で得られた5(0.20g;0.6mmol)のアセトニトリル(5ml)溶液 中に添加する。この反応媒体を室温で1時間撹拌し、次いで酢酸エチル(20m l)で希釈し、炭酸水素ナトリウム溶液(pH=9)(20ml)に続いて水( 20ml)で洗浄する。有機相をMgSO4上で乾燥し、次いで減圧下で濃縮す るど粗生成物0.25gが得られる。シリカゲル精製(シクロヘキサン/ AcOEt:95/5)により純粋な6の0.19g(86%)が単離される。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:7/3;Rf=0.89 [α]20 D=−19(c1.1,CHCl3) MS:m/z 347(M+NH4+ 142734SiM=329 C H N 計算値 51.04 8.26 12.75 測定値 51.64 8.43 12.51ステップ5 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アミノ−2,3−ジデオキシ−4,6− O−エチリデン−β−D−アラビノヘキソピラノシド (7) ステップ4で得られた6(2g;6mmol)の酢酸エチル(30ml)溶液 中にトリエチルアミン50μlおよび次いで10%パラジウム(カーボン上)0 .5gを添加する。この反応媒体を水素雰囲気(大気圧)下に置く。室温で6時 間撹拌後、触媒を濾別し、有機相を減圧下で濃縮すると純粋な7の1.82g( 98%)を与える。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:1/1;Rf=0.23 [α]20 D=−28°(c1.3,CHCl3) MS:m/z 304(M+H)+ 1429NO4SiM=303ステップ6 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アミノベンジルオキシカルボニル−2, 3−ジデオキシ−4,6−O−エチリデン−β−D−アラビノヘキソピラノシド (8) ステップ5で得たアセタール7(1.82g;6mmol)の無水ジクロロメ タン(30ml)および無水トリメチルアミン(1.27ml;9.1mmol )混合液(予め0℃に冷却)中にベンジルオキシカルボニルクロライド (1.12ml;7.88mmol)をアルゴン下で添加する。8時間撹拌後、 この反応媒体を水100ml中に注ぎ、水相をCH2Cl2(100ml)で抽出 し、有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマ トグラフイー(シクロヘキサン/AcOEt:6/1および4/1)で精製する と8の1.9gが単離する(72%)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:1/1;Rf=0.64 [α]20 D=−27° (c1.14,CHCl3) MS:m/z 438(M+H)+ m.p.=102℃ C2235NO6SiM=437 C H N 計算値 60.38 8.06 3.20 測定値 60.27 8.10 3.29ステップ7 4’−ベンジルオキシカルボニルエピポドフィロトキシン 3−アミノベンジル オキシカルボニル−2,3−ジデオキシ−4,6−O−エチリデン−β−D−ア ラビノヘキソピラノシド (9) ステップ6で得られる糖 8(2.0g;4.57mmol)の無水ジクロロ メタン(100ml)溶液中にテトラブチルアンモニウムフルオライド(1.1 M THF溶液;5.5mmol)の5.06mlを添加する。TLC(2時間 撹拌)により8の完全消失が観測されたら、この反応媒体を−20℃に冷却する 。DMEPT4’−OZ(2.57g;4.8mmol)および次いでBF3・ Et2Oの8.44ml(68.6mmol)を順次添加する。−20℃で1時 間撹拌後、この反応媒体を飽和NaHCO3溶液200ml(NaHCO3塩の添 加)(pH=9)中に注ぐ。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮し、 次いで粗残渣(6.2g)をシリカゲル(CH2Cl2/アセトン:98/2、次 いで97/3)上のクロマトグラフイーに付すと、9(2.1g;54%)を与 える。 特性: TLC:CH2Cl2/アセトン:92/8;Rf=0.61 [α]20 D=−74°(c=1.1;CHCl3) MS:m/z 857(M+NH4+ m.p.=175℃ C4545NO15SiM=839 C H N 計算値 64.36 5.40 1.67 測定値 64.21 5.30 1.58ステップ8 トリエチルアミン30μlおよび10%パラジウム(カーボン上)150mg を9(0.28g;0.33mmol)の酢酸エチル(20ml)溶液中に添加 する。この反応媒体を水素雰囲気(大気圧)下に置く。室温で1時間30分撹拌 後、触媒を濾別し、有機相を減圧下で濃縮し、シリカゲル(CH2Cl2/MeO H:97/3および次いで95/5)上でのクロマトグラフイーを行なうと純粋 化合物10の172mg(90%)が得られる。(CH2Cl2/ペンタンから再 結晶)。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.31 [α]20 D=−120° (c=1.05;CHCl3) MS:m/z 594(M+Na)+610(M+K)+ m.p.=219℃ C2933NO11M=571 C H N 計算値 60.94 5.82 2.45 測定値 60.45 5.78 2.581 H NMR300MHz CDCl3δ1.36(3H,d,J=5Hz,CH3 −CH);1.51(1H,m,H2"a);2.05(1H,m,H2"e);2 .88(1H,m,H3);3.02(2H,m,H3"およびH4");3.28 (1H,m,J2-1=5.2Hz,H2);3.30(1H,m,H5");3.5 7(1H,t,J=10Hz,H6"a);3.75(6H,s,OCH3);4. 15(1H,dd,J=5Hz,J=10Hz,H6"e); 4.41(1H,dd,J=9Hz,H11a);4.21(1H,t,J=9H z,H11b);4.59(1H,d,J=5.2Hz,H1);4.75(1H, q,J=5Hz,H7");4.85(1H,dd,J=9Hz,J=2Hz,H1" );4.94(1H,d,J=3.3Hz,H4);5.98(1H,d,O CHAO);6.00(1H,d,OCHBO);6.24(2H,s,H2およ びH6');6.55(1H,s,H8);6.75(1H,s,H5)。塩酸塩の調製 このアミン10(61mg;0.10mmol)の無水ジクロロメタン(6m l)溶液中に0.098M HCl性メタノール溶液(1.09ml; 0.106mmol)を添加する。この反応媒体を10分間撹拌する。エーテル (20ml)を添加すると所望する生成物が沈殿する。10の塩酸塩56mg( 86%)が回収される。 特性: m.p.=230℃ C2932NO11ClM=606 溶解性テスト:水0.3ml中2.56mg C=0.014M実施例2 一般式I(NR12=βNMe2;XY=OCH(CH3)OCH2) 4’−デメチル−4−O(3−ジメチルアミノ−2,3−ジデオキシ−4,6− エチリデン−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化 合物11) 10(0.19g;0.33mmol)の無水ジクロロメタン(15ml)溶 液中にホルムアルデヒド(13.5μl)およびナトリウムシアノボロヒドライ ド(85mg)を順次添加する。室温で45分間撹拌後、これらの同一試薬を加 えて反応を45分間継続する。反応媒体をCH2Cl2(30ml)で希釈し、 水(40ml)で洗浄する。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮する 。残渣をシリカゲル(CH2Cl2/MeOH:97/3)上でのクロマトグラフ イーに付すると11が101mg(51%)得られる。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.4 [α]20 D=−121°(c=1;CHCl3) MS:m/z 600(M+H)+ m.p.=270℃ C3137NO11M=5991 HNMR300MHz CDCl3δ1.38(3H,d,J=5Hz,CH3 −CH);1.55(1H,m,H2"a);1.96(1H,m,H2"a);1. 96(1H,m,H2"e);2.33(3H,s,CH3−N);2.91−2. 82(1H,m,H3);2.91−2.82(1H,m,H3");3.35− 3.25(1H,m,H5");3.38(1H,t,J4"-5"=9Hz,J4"-3" =9Hz,H4");3.58(1H,t,J6"a-5"=10Hz,J6"a-6"e=1 0Hz,H6"a);3.75(3H,s,CH3O):4.16(1H,dd,J6"e-5" =5Hz,J6"e-6"a=10Hz,H6"e);4.21(1H,t,J9b-9 a =9Hz,J9b-3=8Hz,H9b);4.42(1H,dd,J9a-9b=9Hz ,J9a-3=10.5Hz,H9a);4.59(1H,d,J1-2=5.2Hz, H1);4.74(1H,q,J=5Hz,CH−CH3;4.82(1H,dd ,J1"-2"a=9.5Hz,J1"-2"e=2Hz,H1");4.95(1H,d,J4-3 =3.2Hz,H4);5.97(1H,d,OCHAO);6.00(1H ,d,OCHBO);6.25(2H,s,H2およびH6');6.55(1H, s,H8);6.76(1H,s,H5)。塩酸塩の調製 アミン11(101mg;0.17mmol)の無水ジクロロメタン(7ml )溶液中に0.098M塩化水素性メタノール(1.72ml;0.17 mmol)溶液を添加する。この反応媒体を10分間撹拌する。エーテル(20 ml)を添加すると所望生成物が沈殿し、11の塩酸塩86mg(81%)が回 収される。 特性: m.p.=199℃ C3133NO11ClM=635 溶解性テスト:水0.1ml中2.5mg C=0.038M実施例3 −般式I:NR12=α−NH2;XY=OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O−(3−アミノ−2,3−ジデオキシ−4,6−エチリ デン−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物19)ステップ1 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−β−D− リボヘキソピラノシド(化合物12) 化合物4を使用する以外は実施例1のステップ3と同様の方法で化合物12が 得られ、このものは直接ステップ2に使用する。ステップ2 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−4,6− O−エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシド (13) アセトアルデヒドジエチルアセタール1.1ml(8mmol)および次いで カンフアースルホン酸52mg(0.24mmol)を、ステップ1で得られた 12(0.25g;0.8mmol)のアセトニトリル10ml溶液中に添加す る。反応媒体を室温で9時間撹拌し、次いで酢酸エチル(30ml)で希釈後、 炭酸水素ナトリウム(pH=9)および次いで水(30ml)で洗浄する。有機 相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮すると、粗生成物0.3gを与える。 シリカゲル(シクロヘキサン/AcOEt:15/1)上で精製すると、純粋な 13の0.15gが単離する(55%)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:4/1;Rf=0.77 [α]20 D=−35°(c=1.1;CHCl3) C142734SiM=329ステップ3 4’−ベンジルオキシカルボニルエピポドフイロトキシン 3−アジド−2,3 −ジデオキシ−4,6−O−エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシド(化合 物14) 第1合成ルート: DMEPT4’−OZ(438mg;0.82mmol)、ステップ2で得た 13(270mg;0.82mmol)、およびモレキュラーシーブ4A(1. 5g)の−40℃に冷却した無水ジクロメタン(30ml)中の混合物中にトリ メチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(TMSOTf)(446μl; 2.46mmol)を添加した。−40℃で1時間15分反応後、トリエチルア ミン(342μl)で反応媒体を中和し、濾過し飽和NaCl(20ml)溶液 で洗浄する。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮し、次いでこの粗残 渣をシリカゲル(シクロヘキサン/AcOEt:65/35)上でのクロマトグ ラフイーにより14(260mg;45%)が得られる。 第2合成ルート: DMEPT4’OZ(1.85g;3.46mmol)と、−15℃に冷却し た無水ジクロロメタン(100ml)中の、ステップ2で得られた13(1.2 0g;3.64mmol)との混合物中にボロントリフルオライドエーテレート (BF3・Et2O)(425μl;3.46mmol)を添加する。−15℃で 2時間反応後、反応媒体をCH2Cl2(100ml)で希釈し、次いで飽和Na HCO3(200ml)中に注ぐ。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮 し、次いでこの粗残渣(2.9g)をシリカゲル(シクロヘキサン/AcOEt :65/35)上のクロマトグラフイーにより14(1.19g;47%)が得 られる。(Et2O/ヘキサンから再結晶)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:6/4;Rf=0.41 シクロヘキサン/AcOEt:65/3;Rf=0.27 [α]20 D=−105°(c=105;CHCl3) MS:m/z 749(M+NH4+ m.p.=139℃ C3737313M=731ステップ4 エピポドフイロトキシン 3−アミノ−2,3−ジデオキシ−4,6−O−エチ リデン−β−D−リボヘキソピラノシド 15 エタノール(10ml)および酢酸エチル(5ml)混合物中の、ステップ3 で得られる14(110mg;0.15mmol)溶液中にトリエチルアミン( 20μl)および次いで10%パラジウム20mg(カーボン上)を添加する。 反応媒体を水素雰囲気(大気圧)中に置く。室温で2時間撹拌後、触媒を濾過し て除き、有機相を減圧下で濃縮し、次いでシリカゲル(CH2Cl2/MeOH: 97/3)上のクロマトグラフイーに付すと純粋な15の63mg(72%)得 られる。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.39 [α]20 D=−100°(c=1.05;CHCl3) MS:m/z 572(M+1)589(M+NH4+ m.p.=217℃ C2933NO11M=5711 HNMR300MHz CDCl3δ:1.35(3H,d,J=5Hz,CH3 −CH);1.73(1H,m,H2"a);1.90(1H,m,H2"e);2 .83(1H,m,H3);3.22(1H,dd,J2-1=5.2Hz,J2-3 =14Hz,H2);3.42(1H,dd,J4"-3"=9.5Hz,J4"-5"= 3.5Hz,H4"),3.74(6H,s,OCH3);3.49−3.60( 2H,m,H3"およびH6");3.94−4.02(1H,m,H5");=4. 10−4.20(2H,m,H6"およびH11b);4.42(1H,dd,−J1 1a-3 =9Hz,L11a-11b=9.5Hz,H11a),4.57(1H,d,J1-2 =5.2Hz,H1);4.78(1H,q,J=5Hz,H7");4.91( 1H,d,J4-3=3.4Hz,H4);5.38(1H,dd,J1"-2"e=2H z,J1"-2"a=9Hz,H1");5.93(1H,s,OCHAO);5.97 (1H,s,OCHBO);6.25(2H,s,H2'およびH6');6.51 (1H,s,H8);6.86(1H,s,H5)。塩酸塩の調製 ステップ4で得られるアミン15(50mg;0.087mmol)中に0. 098M HCl性メタノール溶液(0.087mmol)890μlを添加す る。10分間撹拌後、エーテル(10ml)を添加し濾過すると、結晶すなわち 塩酸塩(52mg、98%)が得られる。 特性: m.p.=175℃ C2934NO11ClM=607 溶解性のテスト;水0.2ml中2.2mg C=0.02M実施例4 一般式I:NR12=α−NMe2;XY=OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O(3−N,N−ジメチルアミノ−2,3−ジデオキシ− 4,6−O−エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキ シン 20 実施例3のステップ4で得られる15(29mg;0.05mmol)のアセ トニトリル(1ml)溶液中に、ホルムアルデヒド(10.3μl)およびナト リウムシアノボロヒドライド(12mg)を添加する。室温で2時間撹拌後、反 応媒体をCH2Cl2(20ml)で希釈し、水(20ml)で洗浄する。有機相 をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮する。この残渣を再度同一条件下で反応 物(the reaction)に添加し、シリカゲル(CH2Cl2/MeOH:97/3) 上で同様にクロマトグラフイーで同じ処理すると20の29mg(95%)が得 られる。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.5 [α]20 D=−85°(c=1.06;CHCl3) MS:m/z 600(M+H)+ m.p.=140℃ C3137NO11M=5991 H NMR300MHzCDCl3δ:1.35(3H,d,J=5Hz);1 .55(1H,m,H2"a);2.20(1H,m,H2"e);2.36(3H, s,CH3N);2.62(1H,m,2.62,H3");2.85(1H,m ,H3);3.23(1H,dd,J2-1=5.2Hz,J2-3=14Hz,H2) ;3.52(1H,dd,J4"-3=3Hz,J4"-3"=9Hz,H4");3.6 1(1H,t,J6"a-6"e:10Hz,J6"a-5"=10Hz,H6"a);3.75 (3H,s,CH3O);4.22−4.02(1H,m, H5");4.22−4.02(1H,m,H6"e);4.22−4.02(1H ,m,H9b);4.43(1H,dd,J9a-9b=9Hz,J9b-3=10.5H z,H9b);4.62−4.57(1H,m,J1-2=5.2Hz,H1);4. 62−4.57(3H,m,J=5Hz,CH−CH3);4.88(1H,d ,J4-3=3.4Hz,H4);5.96(1H,d,OCHAO);5.98( 1H,d,OCHBO);6.25(2H,s,H2およびH6');6.52(1H ,s,H8);6.80(1H,s,H5)。塩酸塩の調製 アミン20(59mg;0.1mmol)の無水メタノール(2ml)(1m l;0.1mmol)溶液中に0.098M HCl性メタノール溶液を添加す る。反応媒体を10分間撹拌する。エーテル(20ml)を添加して所望生成物 を沈殿させると結晶として33mg(53%)が回収される。 特性: m.p.=150℃ C3138NO11ClM=635 溶解性のテスト:水0.1ml中2.6mg C=0.04M実施例5 一般式I=NR12=α−NHCH2CN;XY=OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O−(3−シアノメチルアミノ−2,3−ジデオキシ−4 ,6−エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン( 化合物16) 実施例3のステップ4で得られる15(120mg;0.21mmol)のジ エチルホルムアミド(4ml)溶液中にトリエチルアミン200μl(1.47 mmol)および次いでヨードアセトニトリル100μl(1.47mmol) を添加する。反応媒体を室温で20時間撹拌し、次いで酢酸エチル(30ml) で希釈後、水(4×30ml)で洗浄する。有機相をMgSO4上で乾燥し、減 圧下で濃縮し、シリカゲル(CH2Cl2/アセトン:92/8)上のクロマトグ ラフイーにより純粋な16の71mgを与える(55%)。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.25 [α]20 D=−86°(c=0.80;CHCl3) MS:m/z 611(M+H)+628(M+NH4+ 3134211M=6101 H NMR300MHzCDCl3δ:1.35(3H,d,J=5Hz,CH3 CH);1.69(1H,m,J2"a-1=9.5Hz,J2"-a-2"e=13Hz, J2"a-3=3Hz,H2"a);1.93(1H,m,H2"e);2.86(1H, m,H3);3.25(1H,dd,J2-1=5.2Hz,J2-3=14Hz,H2 );3.51−3.56(2H,m,H4"およびH6"a);3.56(2H,m ,CH2CN);3.76(6H,s,OCH3);3.88(1H,m,H5") ;4.17(2H,t,J11a-3=8Hz,J11a-11b=10Hz,H3"およびH11b );4.14(1H,dd,J6a"-6"b=10Hz,J6"b-5"=5Hz,H6" b );4.41(1H,dd,J11a-3=9Hz,J11a-11b=10Hz,H11a) ;4.60(1H,d,J1-2=5.3Hz,H1);4.75(1H,q,J= 5Hz,H7");4.90(1H,d,J4-3=3.3Hz,H4);5.17( 1H,dd,J1"-2"c=2Hz,J1"-2"a=9.5Hz,H1");5.99(1 H,s,OCHAO);6.00(1H,s,OCHBO);6.25(2H,s ,H2およびH6');6.54(1H,s,H8);6.79(1H,s,H5) 。実施例6 一般式I=NR12=α−モルホリノ;XY=OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O−(3−N−モルホリノ−2,3−ジデオキシ−4,6 −エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合 物17) 実施例3のステップ4で得られる15(60mg;0.10mmol)のジメ チルホルムアミド(2ml)溶液中にトリエチルアミン58μl(0.42mm ol)および次いでジヨードエチルエーテル512mg(1.57mmol)を 添加する。この反応媒体を96時間室温暗所で撹拌し、次いで酢酸エチル30m lで希釈し、水洗(4×30ml)する。有機相をMgSO4上で乾燥し、シリ カゲル(CH2Cl2/アセトン:92/8)上でのクロマトグラフイーにより純 粋な17の46mg(68%)を与える。 特性: TLC:CH2Cl2/アセトン:92/8;Rf=0.31 [α]20 D=−98°(c=1.04;CHCl3) C3339NO12M=6411 H NMR300MHzCDCl3δ:1.33(3H,d,J=5Hz,CH3 CH);1.55(1H,m,J2"a-1"=9.5Hz,J2"a-2"e=13Hz, J2"a-3"=3Hz,H2"a);2.15(1H,m,H2"e);2.84−2.9 0(5H,m,CH2NおよびH3);2.80(1H,dd,J3"-4"=3Hz ,J3"-2"a=3Hz,J3"-2"e=3Hz,H3");3.23(1H,dd,J2- 1 =5.2Hz,J2-3=14Hz,H2);3.48(1H,t,J6"a-6"b=1 2Hz,J6"a-5"=12Hz,H6"a):3.57(1H,dd,J3"-4"=3H z,J4"-5"=9Hz,H4");3.66−3.76(10H,m,OCH3およ びOCH2);4.08−4.16(2H,m,H5"およびH6"b);4.20( 1H,t,J11a-3=8Hz,J11a-11b=9Hz,H11a);4.43(1H, dd,J11b-3=9Hz,J11b-11a=9Hz,H11b);4.57−4.62( 2H,m,H1およびH7");4.89(1H,d,J4-3=3.4Hz,H4) ;5.20(1H,dd,J1"-2"e =2Hz,J1"-2"a=9.5Hz,H1");5.97(1H,s,OCHAO) ;6.00(1H,s,OCHBO);6.25(2H,s,H2およびH6'); 6.54(1H,s,H8);6.73(1H,s,H5)。実施例7 一般式I=NR12=α−NH2(CH22NH2;XY= OCH(CH3)OCH2 4’−デメチル−4−O(3−(2−アミノエチルアミノ)−2,3−ジデオキ シ−4,6−エチリデン−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキ シン 18 実施例3のステップ4で得られる15(173mg;0.30mmol)のジ メチルホルムアミド(10ml)溶液中にトリエチルアミン(127μl;0. 91mmol)およびN−ベンジルオキシカルボニル−2−ヨードエチルアミン (0.28g;0.91mmol)を添加する。この反応媒体を室温で5日間撹 拌し、次いで水(30ml)で希釈する。酢酸エチル(30ml)で抽出後、水 (5×20ml)で洗浄し,有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮し、 次いでシリカゲル(CH2Cl2/MeOH:97/3)上でのクロマトグラフイ ーにより純粋な18の155mgを与える(68%)。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:95/5;Rf=0.70 [α]20 D=−74°(c=1.17;CHCl3) MS:m/z 749(M+H)+ 3944213M=748 これを次の脱ベンジル化ステップに使用する: 18(0.15g;0.20mmol)の酢酸エチルおよびエタノール(10 ml、1/1)混合物溶液中にトリエチルアミン(30μl)および10%パラ ジウム((カーボン)上)0.1gを添加する。この反応媒体を水素雰囲気(大 気圧)下に置く。 大気圧、水素存在下、室温で1時間30分撹拌後、濾過により触媒を除去し、 有機相を減圧下で濃縮、シリカゲル(CH2Cl2/MeOH(NH3):97/ 3)上でのクロマトグラフイーにより19が107mg(84%)得られる。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH(NH3):95/5;Rf= 0.22 [α]20 D=−77°(c=1;CHCl3) m.p.=130℃ C3138NO11M=6141 H NMR300MHzCDCl3δ:1.33(3H,d,J=5Hz,); 1.55(1H,m,H2"a);2.15(1H,m,H2"e);2.33(3H ,m,NH2およびNH、交換可能);2.84−2.90(5H,m,CH2− NおよびH3);3.20(1H,dd,J3"-4"=3Hz,J3"-2"a=3Hz, J3"-2"e=3Hz,H3");3.23(1H,dd,H2);3.48(1H, t,J6"a-6"b=12Hz,J6"a-5"=12Hz,H6"a);3.57(1H,d d,J4"-3"=3Hz,J4"-5"=9Hz,H4");3.75(6H,s,OCH3 );4.08−4.16(2H,m,H5"およびH6"b);4.20(1H,t ,J11b-3:8,J11b-11a:9Hz,H11b);4.43(1H,dd,J11a-3 =9Hz,J11a-11b=9Hz,H11a);4.57−4.62(2H,m,H1 およびH7");4.89(1H,d,J4-3=3.4Hz,H4);5.20(1 H,dd,J1"-2"e=2Hz,J1"-2"a=9.5Hz,H1");5.97および 6.00(2H,d,OCH2O);6.25(2H,s,H2およびH6');6 .54(1H,s,H8);6.73(1H,s,H5)。塩酸塩の調製 このジアミン19(64mg;0.10mmol)の無水メタノール(3ml )溶液中に0.098M 塩化水素性メタノール溶液(2.13ml;0.21 mmol)を添加する。この反応媒体を10分間撹拌する。エーテル(20ml )添加により所望生成物を沈殿させると、50mg(73%)の塩酸塩が回収さ れる。 特性: m.p.=170℃ C3139211Cl2M=649 溶解性のテスト:水0.05ml中2.0mg C=0.06M実施例8 一般式I=NR12=α−NH2;X=OH;Y=CH3 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−2,3,6−トリデオキシ−β−D−リ ボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物26)ステップ1 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−6−O− トシル−β−D−リボヘキソピラノシド 21 実施例3のステップ1で得られるジオール12(2.06g;6.79 mmol)の溶液(予め0℃に冷却)中にトシルクロライド(1.55g;8. 15mmol)ピリジン(10ml)溶液を滴下する。同温で1時間、20℃で 18時間撹拌後、反応媒体をジクロロメタン(100ml)で希釈し、有機相を 水洗(2×100ml)し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮する。残渣を シリカゲル(シクロヘキサン/EtOAc:8/2)上で精製する。21の2. 02g(65%)を与える。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:2/1;Rf=0.46 MS:m/z 475(M+H)+ 193136SSiM=457ステップ2 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−6−ヨード−2,3−6−トリ デオキシ−β−D−リボヘキソピラノシド22 ステップ1で得られる化合物21(2.02g;4.42mmol)のアセト ン(120ml)溶液を還流下、ヨウ化ナトリウム(2.65g;17.68m mol)の存在下、72時間加熱する。冷却後、この反応媒体を減圧下で濃縮し (30ml)、次いでジクロロメタン(100ml)で希釈する。チオ硫酸ナト リウム10%水溶液で洗浄後、MgSO4上で乾燥、減圧下で蒸発し、残渣をシ リカ(シロヘキサン/EtOAc:8/2)で精製すると22が1.5g(82 %)得られる。 特性: [α]20 D=−30°(c=1.06;CHCl3) MS:m/z 431(M+NH4+ 122433ISiM=413 C H N 計算値 34.87 5.81 10.17 測定値 35.07 5.76 10.25ステップ3 tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−6−ヨード−4−O−クロロア セチル−2,3,6−トリデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシド(化合物2 3) 先行ステップで得られる22(1.03g;2.5mmol)のジクロロメタ ン(20ml)およびピリジン(404μl;5mmol)混合物溶液中にクロ ロアセチルクロライド(396ml;5mmol)を添加する。−10℃で1時 間撹拌後、反応媒体をCH2Cl2(30ml)で希釈し、水洗(3×20ml) する。常法処理に続いてシリカ(シクロヘキサン/EtOAc:10/1)上の クロマトグラフイーにより化合物23が1.1g(90%)得られる。 特性: [α]20 D=−14°(c=1.03;CHCl3) MS:m/z 507(M+NH4+ 142534ClISiM=489 C H N 計算値 34.35 5.11 8.59 測定値 34.69 5.16 8.22ステップ4 4’−デメチル−4−O(3−アジド−6−ヨード−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物24) 先行ステップから得られる23(1g;2.04mmol)とDMEPT4’ −OZ(1g;1.85mmol)との混合物の無水ジクロロメタン(100m l)(予め−15℃に冷却)液中にボロントリフルオライドエーテレート(BF3 ・Et2O)(455μL;3.7mmol)を添加する。5時間(−15℃→ 0℃)反応後、反応媒体をCH2Cl2(100ml)で希釈し、次いで飽和Na HCO3溶液(200ml)中に注ぐ。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下で 濃縮する。粗残渣をシリカゲル(シクロヘキサン/Ac0Et:7/3)上のク ロマトグラフイーにより、24(0.8g;48%)を与える。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:1/1;Rf=0.58 [α]20 D=−85°(c=1.26;CHCl3) MS:m/z909(M+NH4+ m.p.=143℃ C3735313ClIM=891ステップ5 4’−デメチル−4−O(3−アジド−6−ヨード−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)4’−ベンジルオキシカルボニルエピポドフ イロトキシン(化合物25) このアジドグリコシド24(257mg;0.29mmo1)のCH2Cl2/ MeOH混合物(15ml)2/1)溶液中にOH−樹脂(Amberlite IRA 410 )を添加する。20℃で3時間反応後、この反応媒体を濾過し、減圧下で濃縮す ると純粋な25が0.22g得られる(94%)。 特性: TLC:シクロヘキサンAcOEt:1/1;Rf=0.46 [α]20 D=−57°(c=1.02;CHCl3) MS:m/z 833(M+NH4+ m.p.=115℃ C3534312lM=815ステップ6 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−2,3,6−トリデオキシ−β−D−リ ボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物26) 先行ステップからの25(0.20g;0.25mmol)の酢酸エチル(1 0ml)溶液中にトリエチルアミン(100μl)および次いで10%パラジウ ム(カーボン上)0.2gを添加する。水素(大気圧)の存在下、室温で30時 間撹拌後、触媒を濾別後、有機相を減圧下で濃縮し、次いでシリカゲル( CH2Cl2/MeOH:92/8)上でのクロマトグラフイーにより26が50 mg(38%)得られる。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH:90/10;Rf=0.33 [α]20 D=−90°(c=0.5;CHCl3) MS:m/z 530(M+H)+ m.p.=140℃ C2731NO10M=529塩酸塩の調製 先行アミン26(70mg;0.14mmol)の無水メタノール(6ml) 溶液中に0.098M HCl性メタノール溶液(1.44ml;0.14mm ol)を添加する。この反応媒体を10分撹拌する。エーテル(20ml)の添 加により抽出物を沈殿させる。結晶塩酸塩が40mg(53%)回収される。 特性: m.p.=164℃ C2732NO10ClM=565 溶解性テスト:水0.2ml中2.6mg C=0.02M実施例9 −般式I=NR12=α−NH2;X=OH;Y=CH2NH2 4’−デメチル−4−O−(3,6−ジアミノ−2,3,6−トリデオキシ−β −D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物29)ステップ1 4’−デメチル−4’−ベンジルオキシカルボニル−4−O−(3,6−ジアジ ド−4−アジドアセチル−2,3,6−トリデオキシ−β−D−リボヘキソピラ ノシル)エピポドフィロトキン(化合物27) 実施例8のステップ4で得られる24(0.45g;0.51mmol)のジ メチルホルムアミド(10ml)溶液中にアジ化ナトリウム(0.1g; 1.5mmol)を添加する。この反応媒体を室温で64時間撹拌し、水(30 ml)および酢酸エチル(30ml)で希釈する。有機相を水で洗浄(4×20 ml)し、MgSO4上で乾燥、減圧下で濃縮し、シリカゲル(シクロヘキサン /AcOEt:7/3)上でのクロマトグラフイーにより27が0.36g得ら れる(90%)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:6/4;Rf=0.44 [α]20 D=−64°(c=1;CHCl3) MS:m/z 831(M+NH4+ m.p.=120℃ C3735913M=813ステップ2 4’−デメチル−4’−ベンジルオキシカルボニル−4−O(3,6−ジアジド −2,3,6−トリデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフィロ トキン(化合物28) このアジドグリコシド27(70mg;0.08mmol)のCH2Cl2/M eOH混合物(2/1、v/v)溶液中にOH−樹脂(Amberlite IRA 410)を添 加する。20℃で5時間反応後、反応媒体を濾過し、次いで減圧で濃縮すると純 粋な28が59mg(94%)得られる。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:6/4;Rf=0.25 [α]20 D=−53°(c=1.04;CHCl3) m.p.=125℃ C3534612IM=730ステップ3 4’−デメチル−4−O(3,6−ジアミノ−2,3,6−トリデオキシ−β− D−リボヘキソピラノシル)エピドフイロトキシン(化合物29) 先行ステップから得られる28(0.11g;0.15mmol)の酢酸エチ ル/エタノール(10ml、1/1)混合物溶液中にトリエチルアミン(20μ l)および次いで10%パラジウム(カーボン上)70mgを添加する。大気圧 、水素の存在下、室温で16時間撹拌後、触媒を濾別し、有機相を減圧下で濃縮 す ると29の78mg(95%)を与える。 特性: TLC:CH2Cl2/MeOH(NH3):90/10; Rf=0.06 C2732210M=544二塩酸塩の調製 先行ジアミン29(78mg;0.14mmol)の無水メタノール(2ml )溶液中に0.098M HCl性メタノール溶液(2.92ml;0.28m mol)を添加する。この反応媒体を10分間撹拌する。エーテル(20ml) を添加すると期待生成物が沈殿する。結晶化二塩酸塩が70mg(79%)回収 される。 特性: m.p.=95℃ C2734210Cl2M=616 溶解性テスト:水0.05ml中2.1mg C=0.07M 生物学的実験 上記の分子を生物学的実験によりテストしたところ、in vivoでのマウ スの白血病P388のテストにおいて、これらの抗がん剤としての有用性が判った。 このテストは抗がん物質の研究分野で通常使用される(R.Geran,N.H.Greenberg ,M.M.MacDonald,A.M.SchumacherおよびB.J.Abbott,Cancer Chemoterap y reports 1972,3,No.2)(Protocools for screening chemical agents and natural products against animal tumors and other biological sysyems)。 しかし、この実験モデルは極端に化学的敏感性であり、大多数の化合物が良好 な活性を示すので、このテストによる選別が困難である。 本発明者らはこのテスト方法を一層選択性にするように修飾した。腫瘍細胞は 腹腔内ルートではなしに静脈内ルートにより投与される。このようにするとそれ らは全身の循環により急速に分散される。次いでテスト用生成物(product)を 腹腔内ルートで投与する。この化合物の活性を実証する目的で2種のパラメータ ーを定義する: ・ 未処置対照動物との比較で動物の有意生存率を得る目的で、投与されるべき 化合物の最少1回服用量を示す有効投与中間値量(ED50)の決定 ・ 1回注射により投与される服用量には無関係に、動物の最大生存時間の決定 。大用量の化合物の投与が可能で、かつ高生存率の観測が可能なので、達成可能 な、生成物の最大治療効果の測定が可能になる。 腫瘍の起源 DBA/2マウス中に3−メチルコラントレンを用いて1955に化学的に白 血病P388を誘発させた(Am.J.Pathol.33,603,1957)。 薬理学的手法 毎週、腫瘍はDBA/2マウス(原のライン)の腹腔内に腹水形態に継代接種 させて維持させ、実験は20±2gのCDF1ハイブリッドメスマウス(bal b/c メスXDBA/2オス)について行った(Cancer chemother.Rep.3,9,1972)。腫 瘍細胞は静脈ルートで0日目に移植する(マウス当り106細胞)。動物を無作 為に選び、各シリーズに対し2グループに配分した。白血病細胞の接種後1日で 、腹腔内ルート(ip)で抗腫瘍物質を投与した(急性処置)。マウスkg当り 10ml量の溶液を注射する。抗腫瘍活性評価の判断基準は処置動物の生存の延 長である。腫瘍移植後7日目に86%のマウスが死亡する。8日を超える生存が 誘導されれば、その物質は活性であると考慮される。 次表は、本発明の生成物の水溶解度をmg/mlで表示可能にしたもので、こ れら化合物のED50表示の活性、日数またはT/C%表示の生存率を示し、これ は対照動物グループの平均生存に対する処理動物グループの平均生存の比を示す 。 本発明の化合物はEtoposide等の参照化合物の活性水準を維持し、そ の上、処方および投与に際して有利な水溶解性を示す利点を有することが判る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年9月8日(1997.9.8) 【補正内容】 誘導体 4: 0.1(6H,s,Si(CH32);0.88( 9H,s,tBu);1.64(1H,ddd, J2a-2e=14Hz,J2a-1=8.5Hz,J2a-3= 3.5Hz,H2a);2.03(1H,ddd, J2e-2a=14Hz,J2e-1=2Hz,J2e-3=4Hz ,H2e);2.05(3H,s,COCH3); 2.13(3H,s,COCH3);4.05− 4.12(1H,m,H5);4.17−4.22( 3H,m,H3,H6およびH6');4.89(1H, dd,J4-5=9.5Hz,J4-3=3.5Hz,H4) ;5.02(1H,dd,J1-2a=8.5Hz, J1-2e=2Hz,H1)。ステップ3 Tert−ブチルジメチルシリル−3−アジド−2,3−ジデオキシ−β−D− アラビノヘキソピラノシド 5 ステップ2で得られる誘導体3(3g;7.7mmol)の無水メタノール( 40ml)溶液中に1Mナトリウムメトキシド(1.9ml)溶液をアルゴン下 で添加する。20℃で1時間30分反応後、H+樹脂(AmberliteTM IRC 50 S) を添加して反応媒体のpHを7に調整する。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下 で濃縮すると5が2.27g(97%)得られる。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:2/1;Rf=0.36 [α]20 D=−26°(c=1;CHCl3) MS:m/z 304(M+H)+321(M+NH4+ m.p.=70−72℃ C122534SiM=303 特性: [α]20 D=−14°(c=1.03;CHCl3) MS:m/z 507(M+NH4+ 142534ClISiM=489 C H N 計算値 34.35 5.11 8.59 測定値 34.69 5.16 8.22ステップ4 4’−デメチル−4−O(3−アジド−6−ヨード−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン(化合物24) 先行ステップから得られる23(1g;2.04mmol)とDMEPT4’ −OZ(1g;1.85mmol)との混合物の無水ジクロロメタン(100m l)(−15℃に冷却された)液中にボロントリフルオライドエーテレート(B F3・Et2O)(455μl;3.7mmol)を添加する。5時間(−15℃ →0℃)反応後、反応媒体をCH2Cl2(100ml)で希釈し、次いで飽和N aHCO3溶液(200ml)中に注ぐ。有機相をMgSO4上で乾燥し、減圧下 で濃縮する。粗残渣をシリカゲル(シクロヘキサン/AcOEt:7/3)上で クロマトグラフイーを行なうと、24(0.8g;48%)を与える。 特性: TLC:シクロヘキサンAcOEt:1/1;Rf=0.58 [α]20 D=−85°(c=1.26;CHCl3) MS:m/z 909(M+NH4+ m.p.=143℃ C3735313ClIM=891ステップ5 4’−デメチル−4−O(3−アジド−6−ヨード−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)4’−ベンジルオキシカルボニルエピポドフ イロトキシン(化合物25) このアジドグリコシド24(257mg;0.29mmol)のCH2Cl2/ MeOH混合物(15ml)2/1)の溶液中にOH-樹脂(AmberliteTM IRA 4 10)を添加する。20℃で3時間反応後、この反応媒体を濾過し、減圧下で濃縮 すると純粋な25(94%)が0.22g得られる。 特性: TLC:シクロヘキサンAcOEt:1/1;Rf=0.46 [α]20 D=−57°(c=1.02;CHCl3) MS:m/z 833(M+NH4+ m.p.=115℃ C3534312IM=815ステップ1 4’−デメチル−4’−ベンジルオキシカルボニル−4−O(3,6−ジアジド −4−アジドアセチル−2,3,6−トリデオキシ−β−D−リボヘキソピラノ シル)エピポドフィロトキシン(化合物27) 実施例8のステップ4で得られる24(0.45g;0.51mmol)のジ メチルホルムアミド(10ml)溶液中にアジ化ナトリウム(0.1g;1.5 mmol)を添加する。この反応媒体を室温で64時間撹拌し、水(30ml) および酢酸エチル(30m1)で希釈する。有機相を水で洗浄(4×20ml) し、MgSO4上で乾燥、減圧下で濃縮し、シリカゲル(シクロヘキサン/Ac OEt:7/3)上でのクロマトグラフイーに付すると27が0.36g得られ る(90%)。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:6/4;Rf=0.44 [α]20 D=−64°(c=1;CHCl3) MS:m/z 831(M+NH4+ m.p.=120℃ C3735913M=813ステップ2 4’−デメチル−4’−ベンジルオキシカルボニル−4−O(3,6−ジアジド −2,3,6−トリデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフィロ トキシン(化合物28) このアジドグリコシド27(70mg;0.08mmol)のCH2Cl2/M eOH混合物3ml(2/1、v/v)溶液中にOH-樹脂(AmberliteTM IRA 41 0)を添加する。20℃で5時間反応後、反応媒体を濾過し、次いで減圧下で濃 縮すると純粋な28が59mg(94%)得られる。 特性: TLC:シクロヘキサン/AcOEt:6/4;Rf=0.25 [α]20 D=−53°(c=1.04;CHCl3) m.p.=125℃ C3534612IM=730 8. ジアセトキシアジドグリコシドVI をイミダゾールの存在下でtert−ブチルジメチルシリルクロライドと反応さ せ、この反応で得られた生成物を分離し、これら生成物のそれぞれを脱アセチル 化し、酸性媒体触媒中でアセトアルデヒドのアセタールを用いて4,6−エチリ デンに環化させるこにより式IVの化合物を調製する; ことを特徴とする、請求項7に記載の式Iにて表される化合物の調製方法。 9. 薬剤としての、請求項1から6のいずれか1項に記載の式Iにて表され る化合物。 10. 請求項1から6のいずれか1項に記載の式Iにて表される少なくとも 1つの化合物および適当な賦形剤を含むことを特徴とする医薬組成物。 11. がん治療用および、特に例えば小細胞肺がん、畢丸がん、胎児腫瘍、 神経芽細胞腫、腎臓がん、胎盤じゅう毛膜がん、乳腺がん、結腸直腸がん、色素 細胞腫、Hodgkin’sおよび非Hodgkin’sリンパ腫、および急性 白血病等の形態のがんの治療用の薬剤の調製のための、請求項1から4のいずれ か1項に記載の、式Iにて表される化合物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンベール,ティエリ フランス国ビビエ−レ−モンターニュ、ル ート、ド、ザイ、16 (72)発明者 ヒル,ブリジェ フランス国カストル、リュ、マルベック、 10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一般式 I: [式中、3”N(R12)の基は、環に関してβ−位(2−デオキシDアラビノ 系列)またはα−位(2−デオキシDリボ系列)にあり、R1およびR2は同種も しくは異種であって、かつ水素原子;酸素もしくは窒素等のヘテロ原子を含み得 る環の形成が可能なC1からC6までのアルキル基;C1からC6までのアミノアル キル基;またはシアノメチル基;を示し、 XおよびYは同種もしくは異種であって、かつOH、CH3、CH2−NH2を示 し、XおよびYは連結して例えば2−メチル−1,3−ジオキサン等の環を構成 して4,6−エチリデン−3−アミノ−2,3−ジデオキシグリコシド型の二環 式グリコシド骨格を形成していてもよい] にて表される化合物、および薬剤的に許容される無機酸または有機酸とのその付 加塩。 2. 基NR12がNH3またはN(CH32基である、請求項1記載の一般 式Iにて表される化合物。 3. 基NR12が、メチル、CH2CNまたはCH2−CH2−NH2に より1回もしくは2回置換されたアミノ基であることを特徴とする、請求項1記 載の一般式Iにて表される化合物。 4. XおよびYが結合OCH(CH3)OCH2を有する環を形成することを 特徴とする、請求項1から3のいずれか1項記載の一般式Iにて表される化合物 。 5. 次の化合物: ・ 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−4,6−エチリデン−2,3−ジ デオキシ−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−アミノ−4,6−エチリデン−2,3−ジ デオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−ジメチルアミノ−4,6−エチリデン−2 ,3−ジデオキシ−β−D−アラビノヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−ジメチルアミノ−4,6−エチリデン−2 ,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−シアノメチルアミノ−4,6−エチリデン −2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3−(N−モルホリノ)−4,6−エチリデン −2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)エピポドフイロトキシ ン、 ・ 4’−デメチル−4−O[3(2−アミノエチルアミノ)−4,6−エチ リデン−2,3−ジデオキシ−β−D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイ ロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O[3−アミノ−2,3,6−トリデオキシ−β− D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイロトキシン、 ・ 4’−デメチル−4−O(3,6−ジアミノ−2,3,6−トリデオキシ −β−D−リボヘキソピラノシル)]エピポドフイロトキシン; から選択される、請求項1から4のいずれか1項記載の一般式Iにて表される化 合物。 6. 塩酸塩の形で提供されることを特徴とする、請求項4記載の化合物。 7. 式IIIまたはIVまたはVにて表される次の化合物を低温の不活性溶剤中でBF3エーテレートまたはトリメチルシリルトリフルオ ロメタンスルホレートを用いて4’−デメチル−4’−ベンジルオキシカルボニ ルエピポドフィロトキシンと反応させることを特徴とし; 式IIIおよびIVの場合、3−位の置換基はαもしくはβであって、N R12は基Zにより保護されていてもよく、 式Vの場合、Pはアルコール−保護基を示し、かつこの縮合生成物は脱保 護基され、さらに水素化されて式Iにて表される化合物を与え、 グリコシルの3−位の第1級アミンはホルマリンおよびナトリウムシアノ ボロヒドライドを用いてメチル化される、 請求項1から4のいずれか1項記載の一般式Iにて表される化合物の調製方法。 8.ジアセトキシアジドグリコシドVI とtert−ブチルジメチルシリルクロライドとの混合物をイミダゾールの存在 下で反応させ、反応生成物を分離し、これら生成物のそれぞれを脱アセチル化し 、酸性媒体触媒中でアセトアルデヒドのアセタールを用いて4,6−エチリデン に環化させる、 ことを特徴とする、式IVにて表される化合物の調製方法。 9. 薬剤としての、請求項1から6のいずれか1項記載の式Iにて表される 化合物。 10. 請求項1から6のいずれか1つに記載の式Iにて表される少なくとも 1つの化合物および適当な賦形剤を含むことを特徴とする医薬組成物。 11. 抗がん治療用および、特に例えば小細胞肺がん、睾丸がん、胎児腫瘍 、神経芽細胞腫、腎臓がん、胎盤じゅう毛膜がん、乳腺がん、結腸直腸がん、色 素細胞腫、Hodgkin’sおよび非Hodgkin’sリンパ腫、および急 性白血病等の形態のがんの治療用薬剤調製のための、請求項1から4の何れか1 つに記載の、式Iにて表される化合物の使用。
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