JP2000355261A - 頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ

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JP2000355261A
JP2000355261A JP11165678A JP16567899A JP2000355261A JP 2000355261 A JP2000355261 A JP 2000355261A JP 11165678 A JP11165678 A JP 11165678A JP 16567899 A JP16567899 A JP 16567899A JP 2000355261 A JP2000355261 A JP 2000355261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】膨張時、エアバッグの下縁側に特に張力を発揮
させることができる頭部保護エアバッグ装置のエアバッ
グを提供すること。 【解決手段】エアバッグ20は、車内側の開口周縁の上
縁側に折り畳まれて収納され、展開膨張時に、車内側の
開口を塞ぐように膨張して、下縁側に張力が加えられ
る。エアバッグ20は、エアバッグ本体21とベルト部
35と、を備える。エアバッグ本体21は、前端側に、
膨張用ガスを流入させる張力発揮用膨張部27と、張力
発揮用膨張部の周囲に配置される非膨張部30と、を備
える。ベルト部35は、エアバッグ本体の展開膨張時に
張力を発生可能な長さとして、元部36側を、張力発揮
用膨張部の上縁側30bに固着させ、先端部38側を、
張力発揮用膨張部の外周面に沿って下方へ延ばして、張
力発揮用膨張部の下縁側30dを挿通させ、さらに、エ
アバッグ本体から前方に離れた開口周縁に固着させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に装着され
る頭部保護エアバッグ装置のエアバッグに関し、詳しく
は、車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれて収納さ
れ、膨張用ガスの流入時、開口を覆うように膨張する頭
部保護エアバッグ装置のエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、この種の頭部保護エア
バッグ装置のエアバッグでは、国際公開特許W096/
26087や英国特許出願公開第2314300号等に
記載されているように、車内側の開口を覆うように膨張
する袋状の膨張部を備えて構成されていた。この膨張部
は、膨張時、前後方向の張力を発揮するように、上下方
向の非膨張部を水平方向に複数個並設し、上下方向に延
びる膨張室を水平方向に並設する構成としていた。
【0003】このような構成では、膨張時、各膨張室が
膨張すれば、非膨張部間の距離が狭まって、膨張部に前
後方向の張力が作用され、乗員拘束時、膨張部の車外側
への移動を抑えることができた。
【0004】しかし、従来のエアバッグでは、下縁側に
生ずる張力を強くする点に、改善の余地があった。
【0005】本発明は、エアバッグの膨張時、エアバッ
グの下縁側に特に張力を発揮させることができる頭部保
護エアバッグ装置のエアバッグを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1番目の
エアバッグは、車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
護エアバッグ装置のエアバッグであって、可撓性を有す
るエアバッグ本体とベルト部とを備えて構成され、前記
エアバッグ本体が、前後方向の端部側に、膨張用ガスを
流入させる張力発揮用膨張部と、該張力発揮用膨張部の
周囲に配置される非膨張部と、を備えて構成され、前記
ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張力を
発生可能な長さとして、元部側を、前記張力発揮用膨張
部の上縁側の前記非膨張部に固着させ、先端部側を、前
記張力発揮用膨張部の外周面に沿って下方へ延ばして、
前記張力発揮用膨張部の下縁側の前記非膨張部を挿通さ
せ、さらに、前記エアバッグ本体から前後方向に離れた
前記開口周縁に固着させていることを特徴とする。
【0007】本発明に係る第2番目のエアバッグは、車
内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれて収納され、展開
膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐように膨張して、下
縁側に張力が加えられる構成の頭部保護エアバッグ装置
のエアバッグであって、膨張用ガスを流入可能に前後方
向に離れて配置される前膨張部と後膨張部とを備えて構
成され、前記前膨張部と前記後膨張部との間の下部側
に、前記前膨張部と前記後膨張部とを前後方向に連通し
て、膨張時に前記前・後膨張部の対向する下縁相互を接
近させるように引張可能な複数の連通膨張部が、上下方
向に並設されていることを特徴とする。
【0008】本発明に係る第3番目のエアバッグは、車
内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれて収納され、展開
膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐように膨張して、下
縁側に張力が加えられる構成の頭部保護エアバッグ装置
のエアバッグであって、可撓性を有したエアバッグ本体
とベルト部とを備えて構成され、前記エアバッグ本体
が、前記エアバッグ本体の前後方向の端部における上部
側に、展開膨張時に前記エアバッグ本体から遠ざかる前
後方向に突出するように膨張可能として、折り畳まれた
突出膨張部を備え、前記ベルト部が、前記エアバッグ本
体の展開膨張時に張力を発生可能な長さとして、前記突
出膨張部の突出端側と前記突出膨張部の元部側における
前記エアバッグ本体の下縁側とに固着されていることを
特徴とする。
【0009】本発明に係る第4番目のエアバッグは、車
内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれて収納され、展開
膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐように膨張して、下
縁側に張力が加えられる構成の頭部保護エアバッグ装置
のエアバッグであって、可撓性を有したエアバッグ本体
とベルト部とを備えて構成され、前記エアバッグ本体
が、前記エアバッグ本体の前後方向の端部における上部
側に前後方向に配置されて、展開膨張時に先細り状に膨
張するテーパ膨張部を備え、前記ベルト部が、前記エア
バッグ本体の展開膨張時に張力を発生可能な長さとし
て、前記テーパ膨張部における先端側の外径に対応した
内径を有したリング部を先端側に備え、該リング部を前
記テーパ膨張部に外装させて、元部側を、前記テーパ膨
張部の元部側における前記エアバッグ本体の下縁側に、
固着させていることを特徴とする。
【0010】本発明に係る第5番目のエアバッグは、車
内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれて収納され、展開
膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐように膨張して、下
縁側に張力が加えられる構成の頭部保護エアバッグ装置
のエアバッグであって、可撓性を有したエアバッグ本体
とベルト部とを備えて構成され、前記エアバッグ本体
が、前記エアバッグ本体の前後方向の端部における上部
側に前後方向に配置されて、展開膨張時に折りを解消し
て下方へ膨らむように膨張する棒状膨張部を備え、前記
ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張力を
発生可能な長さとして、元部側を前記棒状膨張部の元部
側における前記エアバッグ本体の下縁側に固着させると
ともに、先端部に設けたスリットに前記ベルト部の中間
部位を挿通させてなるループ部に、折り畳んだ前記棒状
膨張部をくるませていることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る第1番目の頭部保護エアバ
ッグ装置のエアバッグでは、展開膨張時、エアバッグ本
体の張力発揮用膨張部が膨張すれば、張力発揮用膨張部
の外周面に沿って配置されたベルト部の元部側が、張力
発揮用膨張部の膨張にともなって、張力発揮用膨張部の
下縁側を挿通しているベルト部の先端部側を引き込む。
そのため、ベルト部に張力が発揮され、ベルト部が、挿
通している張力発揮用膨張部の下縁側を、開口周縁に固
着させた先端部側に、引っ張ることとなって、エアバッ
グ本体の下縁側に張力が発揮される。
【0012】したがって、本発明に係る第1番目の頭部
保護エアバッグ装置のエアバッグでは、エアバッグ本体
の下縁側に特に張力を発揮させることができて、乗員拘
束時、エアバッグの車外側への移動を抑えることができ
る。
【0013】本発明に係る第2番目の頭部保護エアバッ
グ装置のエアバッグでは、展開膨張時、前膨張部と後膨
張部とが展開膨張して、複数の連通膨張部も膨張する
と、連通膨張部の配置部位では、上下方向と前後方向と
でそれぞれの長さを短くするように、張力が生ずる。そ
して、複数の連通膨張部は、エアバッグの下部側に配置
されているため、前膨張部と後膨張部との下縁相互を接
近させるように、引っ張り、その結果、エアバッグの下
縁側に張力が発揮される。
【0014】したがって、本発明に係る第2番目の頭部
保護エアバッグ装置のエアバッグでも、エアバッグの下
縁側に特に張力を発揮させることができて、乗員拘束
時、エアバッグの車外側への移動を抑えることができ
る。
【0015】本発明に係る第3番目の頭部保護エアバッ
グ装置のエアバッグでは、展開膨張時、エアバッグ本体
の突出膨張部が、折り畳まれた状態から、エアバッグ本
体から遠ざかる前後方向に突出するように、膨張する。
そのため、突出膨張部の突出端側に固着されたベルト部
が、その元部側を固着させている突出膨張部の元部側に
おけるエアバッグ本体の下縁を引っ張ることとなり、そ
の結果、エアバッグ本体の下縁側に張力が発揮される。
【0016】したがって、本発明に係る第3番目の頭部
保護エアバッグ装置のエアバッグでも、エアバッグ本体
の下縁側に特に張力を発揮させることができて、乗員拘
束時、エアバッグの車外側への移動を抑えることができ
る。
【0017】本発明に係る第4番目の頭部保護エアバッ
グ装置のエアバッグでは、展開膨張時、テーパ膨張部が
膨張すれば、そのテーパ膨張部に外装されているベルト
部のリング部が、その内径に対応する外径のテーパ膨張
部の先端側に移動する。そのため、リンブ部が、ベルト
部の元部側を連結させているテーパ膨張部の元部側にお
けるエアバッグ本体の下縁を引っ張ることとなり、その
結果、エアバッグ本体の下縁側に張力が発揮される。
【0018】したがって、本発明に係る第4番目の頭部
保護エアバッグ装置のエアバッグでも、エアバッグ本体
の下縁側に特に張力を発揮させることができて、乗員拘
束時、エアバッグの車外側への移動を抑えることができ
る。
【0019】本発明に係る第5番目の頭部保護エアバッ
グ装置のエアバッグでは、展開膨張時、折り畳まれた棒
状膨張部が下方へ膨らむように膨張すれば、ベルト部の
ループ部が、折り畳んだ棒状膨張部をくるんでおり、ル
ープ部が拡径するように、ベルト部の元部側を棒状膨張
部側に引き込む。そのため、ループ部が、ベルト部の元
部側を連結させている棒状膨張部の元部側におけるエア
バッグ本体の下縁を引っ張ることとなり、その結果、エ
アバッグ本体の下縁側に張力が発揮される。
【0020】したがって、本発明に係る第5番目の頭部
保護エアバッグ装置のエアバッグでも、エアバッグ本体
の下縁側に特に張力を発揮させることができて、乗員拘
束時、エアバッグの車外側への移動を抑えることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明すると、図1〜4に示す第1実施形態のエ
アバッグ20は、車内側のドアや窓部の開口Wの上縁に
おけるフロントピラー部PFから、センターピラー部P
Cの上部のルーフサイドレール部Rを経て、リヤピラー
部PRまで延びるように配設される頭部保護エアバッグ
装置M1に、使用されるものである。
【0022】頭部保護エアバッグ装置M1は、エアバッ
グ20と、インフレーター16と、取付ブラケット17
と、エアバッグカバー11と、を備えて構成されてい
る。
【0023】インフレーター16は、折り畳まれたエア
バッグ20に膨張用ガスを供給するシリンダタイプとし
ており、エアバッグ20の後述するガス流入部23が外
装されることとなる。
【0024】取付ブラケット17は、板金製として、エ
アバッグ20のガス流入部23を外装させたインフレー
ター16を、ガス流入部23ごと外周側から挟持し、2
本の取付ボルト18を利用して、リヤピラー部PRのボ
ディ1側の本体9に取り付けることとなる。
【0025】エアバッグカバー11は、フロントピラー
部PFに配置されるフロントピラーガーニッシュ12
と、ルーフサイドレール部Rに配置されるルーフ内装材
13と、リヤピラー部PRに配置されるリヤピラーガー
ニッシュ14の後パネル14bと、から構成されてい
る。フロントピラーガーニッシュ12は、合成樹脂製と
して、図1・2に示すように、図示しない取付手段によ
って、フロントピラー本体4のインナパネル7に取付固
定され、エアバッグ20の膨張時に、エアバッグ20を
突出可能にドア部12aが押されて開くように構成され
ている。ルーフ内装材13も、合成樹脂製として、図1
・3に示すように、図示しない取付手段によって、板金
製のルーフサイドレール本体8に取付固定されている。
そして、このルーフ内装材13も、エアバッグ20の膨
張時に、エアバッグ20を突出可能にドア部13aが押
されて開くように構成されている。さらに、リヤピラー
ガーニッシュ14は、図1・4に示すように、合成樹脂
製の前・後パネル14a・14bから構成され、前・後
パネル14a・14bは、それぞれ、図示しない取付手
段によって、板金製のリヤーピラー本体9に取付固定さ
れている。なお、フロントピラー本体4は、それぞれ板
金製のリーンフォースパネル5、アウタパネル6、及
び、インナパネル7から構成され、ルーフサイドレール
本体8やリヤピラー本体9、あるいは、フロントピラー
部PFの下部のサイドパネル2とともに、ボディ1を構
成することとなる。
【0026】エアバッグ20は、図5〜8に示すよう
に、可撓性を有した袋状として、ポリアミド糸等を使用
した袋織りによって形成されるエアバッグ本体21と、
エアバッグ本体21の前端側に固着される可撓性を有し
たベルト部35と、を備えて構成されている。
【0027】エアバッグ本体21は、インフレーター1
6からの膨張用ガスを流入させて、折り畳み状態から展
開して、厚さを増すように膨張する膨張部22と、膨張
用ガスを流入させない非膨張部29と、を備えて構成さ
れている。なお、エアバッグ本体21では、袋織りして
各部22・29を形成した後、耐熱性とシール性とを高
めるために、表面側にシリコン等を塗布しても良い。
【0028】膨張部22は、ガス流入部23、後膨張部
24、連通部25、及び、前膨張部26から構成されて
いる。後・前膨張部24・26は、エアバッグ20の展
開膨張時、それぞれ、車両の後席と前席との側方付近の
開口Wを覆うように配設されている。
【0029】ガス流入部23は、後端を開口させた円筒
形状として、膨張部22の後端側に配置されている。ガ
ス流入部23は、インフレーター16を挿入させ、取付
ブラケット17によって、インフレーター16側に締め
付けられることにより、インフレーター16と連結され
ることとなる。なお、ガス流入部23の内周面側には、
耐熱性を確保するために、別途、エアバッグ本体21自
体と同じ材料等から形成したインナチューブを固着させ
ても良い。
【0030】後膨張部24は、ガス流入部23と上部で
連通されて、非膨張部29の後述する2個の後規制部3
1a・31aによって上下方向に三室に分割された分割
室24a・24b・24cから、構成されている。
【0031】前膨張部26は、後膨張部24の上部から
延びる連通部25と上部を連通させて、非膨張部29の
後述する2個の前規制部31b・31cによって上下方
向に三室に分割された分割室26a・26b・26cか
ら、構成されている。そして、実施形態の場合には、各
分割室26a・26b・26cの前端側が、張力発揮用
膨張部27を構成している。
【0032】非膨張部29は、エアバッグ本体21の外
周縁で気密性を確保できるように密に織成される周縁部
30と、後・前膨張部24・26の領域に侵入するよう
に配置される規制部31と、後・前膨張部24・26の
下部相互間を連結するように配設される板状部33と、
から構成されている。規制部31は、後・前膨張部24
・26の膨張時の厚さを略一定にするために配設される
ものであり、周縁部30の後縁30aから後膨張部24
内に延びる上下二段の後規制部31a・31aと、周縁
部30の上縁30bの中央付近から斜め前下方向で前膨
張部26内に延びる前規制部31bと、周縁部30から
離れて前規制部31bの下方で前規制部31bと平行に
延びる前規制部31cと、から構成されている。板状部
33は、エアバッグ本体21の膨張部22の容積を少な
くして、エアバッグ本体21の外形形状を確保するため
に配設されている。
【0033】そして、非膨張部29における張力発揮用
膨張部27の部位には、前規制部31b・31cの前端
と周縁部30の下縁30cにおける先端部30dとの部
位に、車内側と車外側とを連通させるように、ベルト部
35を挿通させる挿通孔32が形成されている。
【0034】また、周縁部30の上縁30b側には、複
数の取付部34が形成されている。各取付部34には、
それぞれ、中央に、取付ボルト41(図1〜3参照)を
挿通させる取付孔34aが袋織り後の孔明け加工により
形成されている。また、各取付部34には、図1〜3に
示すように、折り畳まれたエアバッグ20をボディ1の
インナパネル7やルーフサイドレール本体8に取り付け
るための板金製の取付ブラケット40が固定されること
となる。
【0035】各取付ブラケット40は、取付部34を間
にした車内側の内プレート40aと車外側の外プレート
40bとから構成され、内・外プレート40a・40b
の間に各取付部34を介在させて、内・外プレート40
a・40b相互を部分的にかしめて各取付部34に取り
付けている。内・外プレート40a・40bには、各取
付部34の取付孔34aに対応する取付孔40cが貫通
されている。そして、図2・3に示すように、取付ボル
ト41を、取付孔40c・34aに挿通させて、インナ
パネル7やルーフサイドレール本体8の取付孔7a・8
a周縁に固着されたナット7b・8bに螺合させること
により、折り畳まれたエアバッグ本体21がボディ1に
取り付けられることとなる。
【0036】ベルト部35は、可撓性を有したポリアミ
ド糸等の織布から形成された帯状として構成されてい
る。そして、図5・7に示すように、ベルト部35の元
部36が、張力発揮用膨張部27の上縁側における周縁
部上縁30bの車内側に縫合して固着され、元部36か
ら先端部38側に向う中間部37が、張力発揮用膨張部
27における分割室26aの車内側の面に沿って下方に
延びて、前規制部31bの挿通孔32を挿通し、つい
で、分割室26bの車外側の面に沿って下方に延びて、
前規制部31cの挿通孔32を挿通し、さらに、分割室
26cの車内側の面に沿って下方に延びて、周縁部下縁
30cにおける先端部30dの挿通孔32を挿通してい
る。そして、先端部38が、エアバッグ本体21から離
れた開口Wの周縁におけるフロントピラー本体4の下方
のサイドパネル2にボルト39止め(図1参照)されて
いる。先端部38には、取付ボルト39を挿通させる取
付孔38aが形成されている。ベルト部35の長さは、
エアバッグ本体21を単体で車両へ取り付けた際の展開
膨張状態での、上方側の元部36の固着部位から、前規
制部31bの挿通孔32・前規制部31cの挿通孔32
・周縁部下縁先端部30dの挿通孔32を経た分割室2
6aの車内側周面・分割室26bの車外側周面・分割室
26cの車内側周面の長さと、周縁部下縁先端部30d
の挿通孔32からベルト部先端部38の開口Wの周縁へ
の固着部位までの長さと、を合計した長さより、所定寸
法小さく設定されて、ベルト部35を連結したエアバッ
グ本体21の展開膨張時に、後述するように、ベルト部
35に張力が発生するように設定されている。
【0037】つぎに、第1実施形態のエアバッグ20を
車両に装着する作業について説明すると、まず、エアバ
ッグ20を折り畳む。エアバッグ20を折り畳む際に
は、図5に示す非膨張の展開状態から、エアバッグ本体
21の周縁部30の上縁30bに沿う前後方向の折目C
1を多数付けて、エアバッグ20の下縁21a側から上
縁30b側へ蛇腹折りする。この蛇腹折りの折目C1間
の折り幅B1は、平らに展開した状態での張力発揮用膨
張部27における各分割室26a・26b・26cの上
下方向の高さ寸法h1より小さい寸法で折り畳む。実施
形態では、折り幅B1は、高さ寸法h1の1/3程度で
ある。
【0038】そして、折り畳んだ後には、折り崩れしな
いように、所定間隔で破断可能なテープ材を巻き付けて
おく。
【0039】また、折り畳んだ後には、各取付部34に
取付ブラケット40を取り付けるとともに、ガス流入部
23にインフレーター16を挿入し、ガス流入部23の
外周に取付ブラケット17を取り付けて、エアバッグ組
立体を形成しておき、車両への取付待機状態としてお
く。なお、ベルト部35は、先端部38の車両への取り
付けを考慮して、引っ張り出しておく。その際、エアバ
ッグ本体21の蛇腹折りの折目C1間の折り幅B1が、
張力発揮用膨張部27の各分割室26a・26b・26
cの高さ寸法h1より小さく設定されており、ベルト部
35の中間部37を張力発揮用膨張部27の折り畳み形
状に沿わせて折り畳んだとしても、折り崩れを生じさせ
ることなく、挿通孔32・32・32間を最短距離で結
ぶように折目C1から離脱させて、ベルト部35の先端
部38側を引っ張り出すことができる。
【0040】その後、取付ブラケット17をリヤピラー
本体9の所定位置に配置させて、ボルト18止めし、各
取付ブラケット40をインナパネル7やルーフサイドレ
ール本体8の所定位置に配置させてボルト41止めし
て、さらに、ベルト部35の先端部38をボルト39止
めする。そして、フロントピラーガーニッシュ12・ル
ーフ内装材13・リヤピラーガーニッシュ14をボディ
1に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置M1を車両
に装着することができる。
【0041】ちなみに、ベルト部35の先端部38をサ
イドパネル2にボルト39止めする際、エアバッグ本体
21が周縁部30の上縁30b側に収縮するように蛇腹
折りされ、その折り幅B1もベルト部35の先端部38
側を繰り出させるように小さいことから、張力を生じさ
せずに、先端部38を円滑にサイドパネル2に取付固定
することができる。
【0042】そして、車両への装着後、インフレーター
16が作動されれば、インフレーター16からの膨張用
ガスGが、図6に示すように、ガス流入部23を経て後
膨張部24・連通部25・前膨張部26に流入すること
となる。その際、エアバッグ本体21は、巻き付けてい
た図示しないテープ材を破断させるとともに、フロント
ピラーガーニッシュ12・ルーフ内装材13・リヤピラ
ーガーニッシュ14の後パネル14bを押して、それぞ
れのドア部12a・13a・14cを開かせ、図1〜4
の二点鎖線で示すように、開口Wを覆うように、大きく
膨張することとなる。
【0043】第1実施形態のエアバッグ20では、この
膨張用ガスGの流入時、エアバッグ本体21の張力発揮
用膨張部27が膨張すれば、前規制部31b・31cや
周縁部下縁先端部30dの挿通孔32を経て張力発揮用
膨張部27の外周面に沿って配置されたベルト部元部3
6側の中間部37が、張力発揮用膨張部27の膨張にと
もなって、張力発揮用膨張部27の下縁先端部30d側
の挿通孔32Bを挿通しているベルト部35の先端部3
8側を引き込む。そのため、ベルト部35に張力が発生
することとなって、ベルト部35が、張力発揮用膨張部
27の下縁先端部30d側の挿通孔32B付近を、開口
Wの周縁に連結させた先端部38側に、引っ張り、エア
バッグ本体21の下縁21a側に前方側への引張力F0
が発揮される。
【0044】したがって、第1実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M1のエアバッグ20では、エアバッグ本体
21の下縁21a側に特に張力を発揮させることができ
て、乗員拘束時、エアバッグ20の車外側への移動を抑
えることができる。
【0045】なお、第1実施形態では、エアバッグ本体
21は、図1の二点鎖線で示すように、センターピラー
部PCの車内側に膨張することから、乗員を拘束して
も、センターピラー部PCに支持されて、一層、車外側
に移動する虞れは生じない。
【0046】また、第1実施形態では、ベルト部35が
引っ張るエアバッグ本体21の下縁先端部30dの上部
に、各分割室26a・26b・26cの前端で構成され
る上下方向に柱状に膨張する縦棒膨張部28が配置され
ている(図6参照)。そのため、エアバッグ本体21の
展開膨張時におけるベルト部35が張力を発揮した際に
は、縦棒膨張部28が、剛性を有した棒状の状態となっ
ており、その上端を中心として、縦棒膨張部28の下端
を前方に回転させるような回転トルクを発生させること
から、展開膨張時のエアバッグ本体21の上下方向の寸
法を縮めることなく、効果的に、エアバッグ本体21の
下縁21a側に張力を発揮させることができる。
【0047】さらに、第1実施形態のエアバッグ20で
は、張力発揮用膨張部27の外周面に沿わせるベルト部
35を、張力発揮用膨張部27における車内側の面若し
くは車外側の面での各分割室26a・26b・26cの
全てに沿わせて配置させた場合を示したが、元部36を
張力発揮用膨張部27の上縁30bに固着させ、中間部
37を張力発揮用膨張部27の下縁先端部30dの挿通
孔32Bに直接挿通させて、サイドパネル2に先端部3
8を固着させても良い。
【0048】さらにまた、第1実施形態では、エアバッ
グ本体21の膨張部22における後端側にガス流入部2
3を配置させて、膨張部22の前端側に張力発揮用膨張
部27を配設した場合を示したが、ガス流入部23をフ
ロントピラー部PFに配置させ、ベルト部35を対応さ
せて、張力発揮用膨張部27をエアバッグ本体21の後
端側に配置させても良い。
【0049】つぎに、第2実施形態のエアバッグ50に
ついて説明する。第2実施形態のエアバッグ50は、図
9に示すように、第1実施形態のエアバッグ20と同様
に、頭部保護エアバッグ装置M2に使用されるものであ
る。この頭部保護エアバッグ装置M2は、エアバッグ5
0がエアバッグ装置M1のエアバッグ20と異なる他、
他のエアバッグカバー11・インフレーター16・取付
ブラケット17・40等が同一であり、それらに同一符
号を付して説明を省略する。
【0050】そして、エアバッグ50は、図9〜12に
示すように、可撓性を有した袋状として、ポリアミド糸
等を使用した袋織りによって形成されている。エアバッ
グ50は、インフレーター16からの膨張用ガスを流入
させて、折り畳み状態から展開して、厚さを増すように
膨張する膨張部52と、膨張用ガスを流入させない非膨
張部59と、を備えて構成されている。なお、このエア
バッグ50でも、袋織りして各部52・59を形成した
後、耐熱性とシール性とを高めるために、表面側にシリ
コン等を塗布しても良い。
【0051】膨張部52は、ガス流入部53、後膨張部
54、連通部55、前膨張部56、及び、連通膨張部5
7から構成されている。後・前膨張部54・56は、相
互の前後方向に離れて配置されて、エアバッグ50の展
開膨張時、それぞれ、車両の後席と前席との側方付近の
開口Wを覆うように配設されている。
【0052】ガス流入部53は、後端を開口させた円筒
形状として、膨張部52の後端側に配置されている。ガ
ス流入部53は、インフレーター16を挿入させ、取付
ブラケット17によって、インフレーター16側に締め
付けられることにより、インフレーター16と連結され
ることとなる。なお、ガス流入部53の内周面側にも、
耐熱性を確保するために、別途、エアバッグ50自体と
同じ材料等から形成したインナチューブを固着させても
良い。
【0053】後膨張部54は、ガス流入部53と上部で
連通されて、非膨張部59の後述する2個の後規制部6
1a・61aによって上下方向に三室に分割された分割
室54a・54b・54cから、構成されている。
【0054】前膨張部56は、後膨張部54の上部から
延びる連通部55と上部を連通させて、非膨張部59の
後述する2個の前規制部61b・61cによって上下方
向に三室に分割された分割室56a・56b・56cか
ら、構成されている。
【0055】連通膨張部57は、前膨張部56と後膨張
部54との間の下部側で、前膨張部56と後膨張部54
とを前後方向に連通するように、上下方向に複数(実施
形態では5個)並設されている。各連通膨張部57の寸
法形状は、各連通膨張部57の展開膨張時、後・前膨張
部54・56の対向する下縁54d・56dを、相互に
接近可能な寸法に設定されている。ちなみに、この各連
通膨張部57の寸法形状の設定は、図10に示すよう
に、立体裁断することなく、エアバッグ50を非膨張の
平らに展開した状態で、各連通膨張部57を単に前後方
向に配設するように、設定すれば良い。実施形態の場合
には、エアバッグ50を袋織りで形成しており、第1実
施形態のエアバッグ20における板状部33の部位の相
当する部位の袋織り時、図12に示すように、車内側の
壁部50aと車外側の壁部50bとに単に分離させるよ
うに織成するだけで良い。
【0056】非膨張部59は、エアバッグ50の外周縁
で気密性を確保できるように密に織成される周縁部60
と、後・前膨張部54・56の領域に侵入するように配
置される規制部61と、から構成されている。規制部6
1は、周縁部60の後縁60aから後膨張部54内に延
びる上下二段の後規制部61a・61aと、周縁部60
の上縁60bの中央付近から斜め前下方向で前膨張部5
6内に延びる前規制部61bと、周縁部60から離れて
前規制部61bの下方で前規制部61bと平行に延びる
前規制部61cと、各連通膨張部57を区画する区画規
制部61dと、から構成されている。周縁部60の上縁
60b側には、取付ブラケット40を取り付けるための
取付孔64aを備えた複数の取付部64が形成されてい
る。
【0057】つぎに、第2実施形態のエアバッグ50を
車両に装着する作業について説明すると、第1実施形態
と同様に、まず、周縁部60の上縁60bに沿う前後方
向の折目を多数付けて、エアバッグ50の下縁60cか
ら上縁60b側へ蛇腹折りする。折り畳んだ後には、折
り崩れしないように、所定間隔で破断可能なテープ材を
巻き付けておく。
【0058】そして、折り畳んだ後には、各取付部64
に取付ブラケット40を取り付けるとともに、ガス流入
部53にインフレーター16を挿入し、ガス流入部53
の外周に取付ブラケット17を取り付けて、エアバッグ
組立体を形成しておき、車両への取付待機状態としてお
く。
【0059】その後、取付ブラケット17をリヤピラー
本体9の所定位置に配置させて、ボルト18止めし、各
取付ブラケット40をインナパネル7やルーフサイドレ
ール本体8の所定位置に配置させてボルト41止めす
る。そして、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ
内装材13・リヤピラーガーニッシュ14をボディ1に
取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置M2を車両に装
着することができる。
【0060】そして、車両への装着後、インフレーター
16が作動されれば、インフレーター16からの膨張用
ガスGが、図11に示すように、ガス流入部53を経て
後膨張部54・連通部55・前膨張部56・連通膨張部
57に流入することとなる。その際、エアバッグ50
は、巻き付けていた図示しないテープ材を破断させると
ともに、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ内装
材13・リヤピラーガーニッシュ14の後パネル14b
を押して、それぞれのドア部12a・13a・14cを
開かせ、図9の二点鎖線で示すように、開口Wを覆うよ
うに、大きく膨張することとなる。
【0061】第2実施形態のエアバッグ50では、この
膨張用ガスGの流入時、後膨張部54と前膨張部56と
が展開膨張して、複数の連通膨張部57も膨張すると、
連通膨張部57の配置部位では、上下方向と前後方向と
でそれぞれの長さを短くするように、張力FV・FHが
生ずる。そして、複数の連通膨張部57は、エアバッグ
50の下部側の配置されているため、張力FV・FHの
合力FDによって、後膨張部54と前膨張部56との対
向する下縁54d・56d相互を接近させるように、引
っ張り、その結果、エアバッグ50の下縁60c側に、
前後端を中央付近に引っ張る引張力F0が発揮される。
【0062】したがって、第2実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M2のエアバッグ50でも、エアバッグ50
の下縁60c側に特に張力を発揮させることができて、
乗員拘束時、エアバッグ50の車外側への移動を抑える
ことができる。
【0063】つぎに、第3実施形態のエアバッグ70に
ついて説明する。第3実施形態のエアバッグ70は、図
13に示すように、第1実施形態のエアバッグ20と同
様に、頭部保護エアバッグ装置M3に使用されるもので
ある。この頭部保護エアバッグ装置M3は、エアバッグ
70がエアバッグ装置M1のエアバッグ20と異なる
他、他のエアバッグカバー11・インフレーター16・
取付ブラケット17・40等が同一であり、それらに同
一符号を付して説明を省略する。
【0064】エアバッグ70は、図14・15・17に
示すように、第1実施形態のエアバッグ20と同様に、
可撓性を有した袋状として、ポリアミド糸等を使用した
袋織りによって形成されるエアバッグ本体71と、エア
バッグ本体71の前端側に固着される可撓性を有したベ
ルト部85と、を備えて構成されている。
【0065】エアバッグ本体71は、インフレーター1
6からの膨張用ガスを流入させて、折り畳み状態から展
開して、厚さを増すように膨張する膨張部72と、膨張
用ガスを流入させない非膨張部79と、を備えて構成さ
れている。なお、エアバッグ本体71でも、第1実施形
態のエアバッグ本体21と同様に、袋織りして各部72
・79を形成した後、耐熱性とシール性とを高めるため
に、表面側にシリコン等を塗布しても良い。
【0066】膨張部72は、ガス流入部73、後膨張部
74、連通部75、及び、前膨張部76から構成されて
いる。後・前膨張部74・76は、エアバッグ70の展
開膨張時、それぞれ、車両の後席と前席との側方付近の
開口Wを覆うように配設されている。
【0067】ガス流入部73は、後端を開口させた円筒
形状として、膨張部72の後端側に配置されている。ガ
ス流入部73は、インフレーター16を挿入させ、取付
ブラケット17によって、インフレーター16側に締め
付けられることにより、インフレーター16と連結され
ることとなる。なお、ガス流入部73の内周面側にも、
耐熱性を確保するために、別途、エアバッグ本体71自
体と同じ材料等から形成したインナチューブを固着させ
ても良い。
【0068】後膨張部74は、ガス流入部73と上部で
連通されて、非膨張部79の後述する2個の後規制部8
1a・81aによって上下方向に三室に分割された分割
室74a・74b・74cから、構成されている。
【0069】前膨張部76は、後膨張部74の上部から
延びる連通部75と上部を連通させて、非膨張部79の
後述する2個の前規制部81b・81cによって上下方
向に三室に分割された分割室76a・76b・76cか
ら、構成されている。そして、実施形態の場合、前膨張
部76の上部の分割室76aは、分割室76b・76c
より前方側へ突出させており、その前端側の前半分を、
突出膨張部77としている。
【0070】非膨張部79は、エアバッグ本体71の外
周縁で気密性を確保できるように密に織成される周縁部
80と、後・前膨張部74・76の領域に侵入するよう
に配置される規制部81と、後・前膨張部74・76の
下部相互間を連結するように配設される板状部83と、
から構成されている。規制部81は、周縁部80の後縁
80aから後膨張部74内に延びる上下二段の後規制部
81a・81aと、周縁部80の上縁80bの中央付近
から斜め前下方向で前膨張部76内に延びる前規制部8
1bと、周縁部80から離れて前規制部81bの下方で
前規制部81bと平行に延びる前規制部81cと、から
構成されている。また、周縁部80の上縁80b側に
は、取付ブラケット40を取り付けるための取付孔84
aを備えた複数の取付部84が形成されている。
【0071】ベルト部85は、第1実施形態のベルト部
35と同様に、可撓性を有したポリアミド糸等の織布か
ら形成された帯状として構成されている。そして、図1
4・15に示すように、ベルト部85の元部86が、突
出膨張部77の元部側におけるエアバッグ本体71の下
縁側、すなわち、周縁部下縁80cの先端部80dに固
着され、ベルト部85の先端部88が、突出膨張部77
の突出端側、すなわち、周縁部80の前縁先端部80e
に固着されている。
【0072】このベルト部85の長さは、エアバッグ体
体71を単体で車両へ取り付けた際の展開膨張時におけ
る突出膨張部77が突出した状態での、周縁部80にお
ける下縁先端部80dから前縁先端部80eまでの長さ
より、所定寸法小さく設定されて、ベルト部85を固着
させたエアバッグ本体71の展開膨張時において、後述
するように、ベルト部85に張力が発生するように設定
されている。
【0073】つぎに、第3実施形態のエアバッグ70を
車両に装着する作業について説明すると、まず、図15
に示すように、突出膨張部77を分割室76aの内部に
折り込むようにカクタス折りで折り畳む。なお、この
時、前縁先端部80eは、折り込まれた分割室76aの
前端側に配置させておく。ついで、第1実施形態と同様
に、周縁部80の上縁80bに沿う前後方向の折目を多
数付けて、エアバッグ70の下縁80cから上縁80b
側へ蛇腹折りする。折り畳んだ後には、折り崩れしない
ように、所定間隔で破断可能なテープ材を巻き付けてお
く。
【0074】そして、折り畳んだ後には、各取付部84
に取付ブラケット40を取り付けるとともに、ガス流入
部73にインフレーター16を挿入し、ガス流入部73
の外周に取付ブラケット17を取り付けて、エアバッグ
組立体を形成しておき、車両への取付待機状態としてお
く。
【0075】その後、取付ブラケット17をリヤピラー
本体9の所定位置に配置させて、ボルト18止めし、各
取付ブラケット40をインナパネル7やルーフサイドレ
ール本体8の所定位置に配置させてボルト41止めす
る。そして、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ
内装材13・リヤピラーガーニッシュ14をボディ1に
取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置M3を車両に装
着することができる。
【0076】そして、車両への装着後、インフレーター
16が作動されれば、インフレーター16からの膨張用
ガスGが、図17に示すように、ガス流入部73を経て
後膨張部74・連通部75・突出膨張部77を含めた前
膨張部76に流入することとなる。その際、エアバッグ
70は、巻き付けていた図示しないテープ材を破断させ
るとともに、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ
内装材13・リヤピラーガーニッシュ14の後パネル1
4bを押して、それぞれのドア部12a・13a・14
cを開かせ、図13の二点鎖線で示すように、開口Wを
覆うように、大きく膨張することとなる。
【0077】第3実施形態のエアバッグ70では、この
膨張用ガスGの流入時、エアバッグ本体71の突出膨張
部77が、折り畳まれた状態からエアバッグ本体71か
ら遠ざかる前方側に突出するように膨張する。そのた
め、突出膨張部77の突出端側である周縁部80の前縁
先端部80eに固着されたベルト部85が、その元部8
6側を固着させたエアバッグ本体71の下縁71a側の
周縁部下縁80cの先端部80dを前方に引っ張ること
となり、その結果、エアバッグ本体71の下縁71a側
に前方側への引張力F0が発揮される。
【0078】そのため、第3実施形態の頭部保護エアバ
ッグ装置M3のエアバッグ70でも、エアバッグ本体7
1の下縁71a側に特に張力を発揮させることができ
て、乗員拘束時、エアバッグ70の車外側への移動を抑
えることができる。
【0079】また、第3実施形態でも、ベルト部85が
引っ張るエアバッグ本体71の下縁先端部80dの上部
に、各分割室76a・76b・76cの前端で構成され
る上下方向に柱状に膨張する縦棒膨張部78が配置され
ている(図17参照)。そのため、エアバッグ本体71
の展開膨張時におけるベルト部85が張力を発揮した際
には、縦棒膨張部78が、剛性を有した棒状の状態とな
っており、その上端を中心として、縦棒膨張部78の下
端を前方に回転させるような回転トルクを発生させるこ
とから、展開膨張時のエアバッグ本体71の上下方向の
寸法をほとんど縮めることなく、効果的に、エアバッグ
本体71の下縁71a側に張力を発揮させることができ
る。
【0080】なお、実施形態では、突出膨張部77を折
り畳む際、カクタス折りした場合を示したが、展開膨張
時にエアバッグ本体71から遠ざかる前後方向に突出す
るように膨張可能として折り畳めれば、突出膨張部77
を後方側に蛇腹折りしたり、あるいは、図16に示すよ
うに、車内側の後方側へ折り返すだけでも良い。
【0081】また、第3実施形態では、エアバッグ本体
71の膨張部72における後端側にガス流入部73を配
置させて、膨張部72の前端上部に突出膨張部77を配
設した場合を示したが、ガス流入部73をフロントピラ
ー部PFに配置させ、ベルト部85を対応させて、突出
膨張部77をエアバッグ本体71の後端上部に配置させ
ても良い。
【0082】つぎに、第4実施形態のエアバッグ90に
ついて説明する。第4実施形態のエアバッグ90は、図
18に示すように、第1実施形態のエアバッグ20と同
様に、頭部保護エアバッグ装置M4に使用されるもので
ある。この頭部保護エアバッグ装置M4も、エアバッグ
90がエアバッグ装置M1のエアバッグ20と異なる
他、他のエアバッグカバー11・インフレーター16・
取付ブラケット17・40等が同一であり、それらに同
一符号を付して説明を省略する。
【0083】エアバッグ90は、図19〜22に示すよ
うに、第1実施形態のエアバッグ20と同様に、可撓性
を有した袋状として、ポリアミド糸等を使用した袋織り
によって形成されるエアバッグ本体91と、エアバッグ
本体91の前端側に連結される可撓性を有したベルト部
105と、を備えて構成されている。エアバッグ本体9
1は、インフレーター16からの膨張用ガスを流入させ
て、折り畳み状態から展開して、厚さを増すように膨張
する膨張部92と、膨張用ガスを流入させない非膨張部
99と、を備えて構成されている。なお、エアバッグ本
体91でも、第1実施形態のエアバッグ本体21と同様
に、袋織りして各部92・99を形成した後、耐熱性と
シール性とを高めるために、表面側にシリコン等を塗布
しても良い。
【0084】膨張部92は、ガス流入部93、後膨張部
94、連通部95、及び、前膨張部96から構成されて
いる。後・前膨張部94・96は、エアバッグ90の展
開膨張時、それぞれ、車両の後席と前席との側方付近の
開口Wを覆うように配設されている。
【0085】ガス流入部93は、後端を開口させた円筒
形状として、膨張部92の後端側に配置されている。ガ
ス流入部93は、インフレーター16を挿入させ、取付
ブラケット17によって、インフレーター16側に締め
付けられることにより、インフレーター16と連結され
ることとなる。なお、ガス流入部93の内周面側にも、
耐熱性を確保するために、別途、エアバッグ本体91自
体と同じ材料等から形成したインナチューブを固着させ
ても良い。
【0086】後膨張部94は、ガス流入部93と上部で
連通されて、非膨張部99の後述する2個の後規制部1
01a・101aによって上下方向に三室に分割された
分割室94a・94b・94cから、構成されている。
【0087】前膨張部96は、後膨張部94の上部から
延びる連通部95と上部を連通させて、非膨張部99の
後述する2個の前規制部101b・101cによって上
下方向に三室に分割された分割室96a・96b・96
cから、構成されている。そして、実施形態の場合、前
膨張部96の上部の分割室96aには、分割室96b・
96cより前方側へ突出する前端側に、展開膨張時に先
細り状に膨張するテーパ膨張部97を配設させている。
【0088】非膨張部99は、エアバッグ本体91の外
周縁で気密性を確保できるように密に織成される周縁部
100と、後・前膨張部94・96の領域に侵入するよ
うに配置される規制部101と、後・前膨張部94・9
6の下部相互間を連結するように配設される板状部10
3と、から構成されている。規制部101は、周縁部1
00の後縁100aから後膨張部94内に延びる上下二
段の後規制部101a・101aと、周縁部100の上
縁100bの中央付近から斜め前下方向で前膨張部96
内に延びる前規制部101bと、周縁部100から離れ
て前規制部101bの下方で前規制部101bと平行に
延びる前規制部101cと、から構成されている。ま
た、周縁部100の上縁100bには、取付ブラケット
40を取り付けるための取付孔104aを備えた複数の
取付部104が形成されている。なお、取付部104
は、テーパ膨張部97の先端部位にも配設されている。
【0089】ベルト部105は、可撓性を有したポリア
ミド糸等の織布から形成された帯状の先端部に、円環状
のリング部108を配設させて構成されている。そし
て、図19・20に示すように、ベルト部105の元部
106が、テーパ膨張部97の元部側におけるエアバッ
グ本体91の下縁側、すなわち、周縁部下縁100cの
先端部100dに固着され、ベルト部105のリング部
108がテーパ膨張部97に外装されている。
【0090】このベルト部105のリング部108の内
径寸法d0は、図21・22に示すように、展開膨張時
におけるテーパ膨張部97の中間部位より先端側部位9
7aの外径寸法D0より僅かに大きくなるように、設定
されている。
【0091】また、ベルト部105の元部106からリ
ング部108までの長さは、エアバッグ本体91を単体
で車両へ取り付けた際の展開膨張状態での、周縁部10
0における下縁先端部100dからテーパ膨張部97の
先端側部位97aまでの長さより、所定寸法小さく設定
されて、ベルト部105を固着させたエアバッグ本体9
1の展開膨張時において、後述するように、ベルト部1
05に張力が発生するように設定されている。
【0092】つぎに、第4実施形態のエアバッグ90を
車両に装着する作業について説明すると、まず、図19
・20に示すように、元部106をエアバッグ本体91
の下縁先端部100dに固着させたベルト部105のリ
ング部108をテーパ膨張部97の元部側部位97bに
外装させた状態で、第1実施形態と同様に、周縁部10
0の上縁100bに沿う前後方向の折目を多数付けて、
エアバッグ90の下縁100cから上縁100b側へ蛇
腹折りする。折り畳んだ後には、折り崩れしないよう
に、所定間隔で破断可能なテープ材を巻き付けておく。
【0093】そして、折り畳んだ後には、各取付部10
4に取付ブラケット40を取り付けるとともに、ガス流
入部93にインフレーター16を挿入し、ガス流入部9
3の外周に取付ブラケット17を取り付けて、エアバッ
グ組立体を形成しておき、車両への取付待機状態として
おく。
【0094】その後、取付ブラケット17をリヤピラー
本体9の所定位置に配置させて、ボルト18止めし、各
取付ブラケット40をインナパネル7やルーフサイドレ
ール本体8の所定位置に配置させてボルト41止めす
る。そして、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ
内装材13・リヤピラーガーニッシュ14をボディ1に
取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置M4を車両に装
着することができる。
【0095】そして、車両への装着後、インフレーター
16が作動されれば、インフレーター16からの膨張用
ガスGが、図22に示すように、ガス流入部93を経て
後膨張部94・連通部95・テーパ膨張部97を含めた
前膨張部96に流入することとなる。その際、エアバッ
グ90は、巻き付けていた図示しないテープ材を破断さ
せるとともに、フロントピラーガーニッシュ12・ルー
フ内装材13・リヤピラーガーニッシュ14の後パネル
14bを押して、それぞれのドア部12a・13a・1
4cを開かせ、図18の二点鎖線で示すように、開口W
を覆うように、大きく膨張することとなる。
【0096】第4実施形態のエアバッグ90では、この
膨張用ガスGの流入時、テーパ膨張部97が膨張すれ
ば、そのテーパ膨張部97に外装されているベルト部9
5のリング部108が、テーパ膨張部97における大径
寸法の元部側部位97bから、リング部108の内径寸
法d0に対応する外径寸法D0の先端側部位97aに、
テーパ膨張部97の外周面を滑るように前方側へ移動す
る。そのため、リング部108が、ベルト部105の元
部106側を固着させているテーパ膨張部97の元部側
におけるエアバッグ本体91の周縁部下縁先端部100
dを前方へ引っ張ることとなり、その結果、エアバッグ
本体91の下縁91a側に前方側への引張力F0が発揮
される。
【0097】したがって、第4実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M4のエアバッグ90でも、エアバッグ本体
91の下縁91a側に特に張力を発揮させることができ
て、乗員拘束時、エアバッグ90の車外側への移動を抑
えることができる。
【0098】また、第4実施形態でも、ベルト部105
が引っ張るエアバッグ本体91の下縁先端部100dの
上部に、各分割室96a・96b・96cの前端で構成
される上下方向に柱状に膨張する縦棒膨張部98が配置
されている(図22参照)。そのため、エアバッグ本体
91の展開膨張時におけるベルト部105が張力を発揮
した際には、縦棒膨張部98が、剛性を有した棒状の状
態となっており、その上端を中心として、縦棒膨張部9
8の下端を前方に回転させるような回転トルクを発生さ
せることから、展開膨張時のエアバッグ本体91の上下
方向の寸法を縮めることなく、効果的に、エアバッグ本
体91の下縁91a側に張力を発揮させることができ
る。
【0099】なお、実施形態では、エアバッグ本体91
の膨張部92における後端側にガス流入部93を配置さ
せて、膨張部92の前端上部にテーパ膨張部97を配設
した場合を示したが、ガス流入部93をフロントピラー
部PFに配置させ、ベルト部105を対応させて、テー
パ膨張部97をエアバッグ本体91の後端上部に配置さ
せても良い。
【0100】つぎに、第5実施形態のエアバッグ110
について説明する。第5実施形態のエアバッグ110
は、図23に示すように、第1実施形態のエアバッグ2
0と同様に、頭部保護エアバッグ装置M5に使用される
ものである。この頭部保護エアバッグ装置M5も、エア
バッグ110がエアバッグ装置M1のエアバッグ20と
異なる他、他のエアバッグカバー11・インフレーター
16・取付ブラケット17・40等が同一であり、それ
らに同一符号を付して説明を省略する。
【0101】エアバッグ110は、図24〜27に示す
ように、第1実施形態のエアバッグ20と同様に、可撓
性を有した袋状として、ポリアミド糸等を使用した袋織
りによって形成されるエアバッグ本体111と、エアバ
ッグ本体111の前端側に連結される可撓性を有したベ
ルト部125と、を備えて構成されている。
【0102】エアバッグ本体111は、インフレーター
16からの膨張用ガスを流入させて、折り畳み状態から
展開して、厚さを増すように膨張する膨張部112と、
膨張用ガスを流入させない非膨張部119と、を備えて
構成されている。なお、エアバッグ本体111でも、第
1実施形態のエアバッグ本体21と同様に、袋織りして
各部112・119を形成した後、耐熱性とシール性と
を高めるために、表面側にシリコン等を塗布しても良
い。
【0103】膨張部112は、ガス流入部113、後膨
張部114、連通部115、及び、前膨張部116から
構成されている。後・前膨張部114・116は、エア
バッグ110の展開膨張時、それぞれ、車両の後席と前
席との側方付近の開口Wを覆うように配設されている。
【0104】ガス流入部113は、後端を開口させた円
筒形状として、膨張部112の後端側に配置されてい
る。ガス流入部113は、インフレーター16を挿入さ
せ、取付ブラケット17によって、インフレーター16
側に締め付けられることにより、インフレーター16と
連結されることとなる。なお、ガス流入部113の内周
面側にも、耐熱性を確保するために、別途、エアバッグ
本体111自体と同じ材料等から形成したインナチュー
ブを固着させても良い。
【0105】後膨張部114は、ガス流入部113と上
部で連通されて、非膨張部119の後述する2個の後規
制部121a・121aによって上下方向に三室に分割
された分割室114a・114b・114cから、構成
されている。
【0106】前膨張部116は、後膨張部114の上部
から延びる連通部115と上部を連通させて、非膨張部
119の後述する2個の前規制部121b・121cに
よって上下方向に三室に分割された分割室116a・1
16b・116cから、構成されている。そして、実施
形態の場合、前膨張部116の上部の分割室116aに
は、分割室116b・116cより前方側へ突出する前
端側に、展開膨張時に折りを解消して下方へ膨らむよう
に膨張する棒状膨張部117を配設させている。
【0107】非膨張部119は、エアバッグ本体111
の外周縁で気密性を確保できるように密に織成される周
縁部120と、後・前膨張部114・116の領域に侵
入するように配置される規制部121と、後・前膨張部
114・116の下部相互間を連結するように配設され
る板状部123と、から構成されている。規制部121
は、周縁部120の後縁120aから後膨張部114内
に延びる上下二段の後規制部121a・121aと、周
縁部120の上縁120bの中央付近から斜め前下方向
で前膨張部116内に延びる前規制部121bと、周縁
部120から離れて前規制部121bの下方で前規制部
121bと平行に延びる前規制部121cと、から構成
されている。また、周縁部120の上縁120bには、
取付ブラケット40を取り付けるための取付孔124a
を備えた複数の取付部124が形成されている。なお、
取付部124は、棒状膨張部117の先端部位にも配設
されている。
【0108】ベルト部125は、可撓性を有したポリア
ミド糸等の織布から形成された帯状として、先端部12
8が、他の部位より幅広となって、スリット128aを
備えている。スリット128aには、先端部128から
元部126側へ延びる中間部位が挿通されて、ループ部
127が形成されている。そして、図24・25に示す
ように、ベルト部125の元部126が、棒状膨張部1
17の元部側におけるエアバッグ本体111の下縁側、
すなわち、周縁部下縁120cの先端部120dに固着
され、ループ部127が、折り畳まれた棒状膨張部11
7をくるむように、棒状膨張部117の中央部117a
に外装されている。
【0109】このベルト部125の元部126から先端
部128のスリット128aまでの長さは、エアバッグ
本体111を単体で車両へ取り付けた際の展開膨張状態
での、周縁部120における下縁先端部120dから棒
状膨張部117の中央部117a付近までの長さと中央
部117aの棒状膨張部117の外周面の長さとの合計
の長さより、所定寸法小さく設定されて、ベルト部12
5を固着させたエアバッグ本体111の展開膨張時にお
いて、後述するように、ベルト部125に張力が発生す
るように設定されている。
【0110】つぎに、第5実施形態のエアバッグ110
を車両に装着する作業について説明すると、まず、第1
実施形態と同様に、周縁部120の上縁120bに沿う
前後方向の折目C2(図24参照)を多数付けて、エア
バッグ110の下縁120cから上縁120b側へ蛇腹
折りする。なお、この折目C2間の折り幅B2は、平ら
に展開した状態での棒状膨張部117の上下方向の高さ
寸法h2より小さい寸法で折り畳む。実施形態の場合に
は、折り幅B2は、高さ寸法h2の1/3程度である。
ついで、図25に示すように、元部126をエアバッグ
本体111の下縁先端部120dに固着させたベルト部
125のループ部127を、棒状膨張部117の中央部
117a付近に外装させる。その後、折り崩れしないよ
うに、折り畳んだエアバッグ本体111に、所定間隔で
破断可能なテープ材を巻き付けておく。
【0111】そして、各取付部124に取付ブラケット
40を取り付けるとともに、ガス流入部113にインフ
レーター16を挿入し、ガス流入部113の外周に取付
ブラケット17を取り付けて、エアバッグ組立体を形成
しておき、車両への取付待機状態としておく。
【0112】その後、取付ブラケット17をリヤピラー
本体9の所定位置に配置させて、ボルト18止めし、各
取付ブラケット40をインナパネル7やルーフサイドレ
ール本体8の所定位置に配置させてボルト41止めす
る。そして、フロントピラーガーニッシュ12・ルーフ
内装材13・リヤピラーガーニッシュ14をボディ1に
取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置M5を車両に装
着することができる。
【0113】そして、車両への装着後、インフレーター
16が作動されれば、インフレーター16からの膨張用
ガスGが、図27に示すように、ガス流入部113を経
て後膨張部114・連通部115・棒状膨張部117を
含めた前膨張部116に流入することとなる。その際、
エアバッグ110は、巻き付けていた図示しないテープ
材を破断させるとともに、フロントピラーガーニッシュ
12・ルーフ内装材13・リヤピラーガーニッシュ14
の後パネル14bを押して、それぞれのドア部12a・
13a・14cを開かせ、図23の二点鎖線で示すよう
に、開口Wを覆うように、大きく膨張することとなる。
【0114】第5実施形態のエアバッグ110では、こ
の膨張用ガスGの流入時、棒状膨張部117が折りを解
消して下方へ膨らむように膨張すれば、ベルト部125
のループ部127が、棒状膨張部117をくるんでいる
ため、図26・27に示すように、ループ部127が拡
径するように、ベルト部125の元部126側を棒状膨
張部117の外周面側に引き込む。そのため、ループ部
127が、ベルト部125の元部126側を連結させて
いる棒状膨張部117の元部側におけるエアバッグ本体
111の周縁部下縁先端部120dを、前方へ引っ張る
こととなり、その結果、エアバッグ本体111の下縁1
11a側に前方側への引張力F0が発揮される。
【0115】したがって、第5実施形態の頭部保護エア
バッグ装置M5のエアバッグ110でも、エアバッグ本
体111の下縁111a側に特に張力を発揮させること
ができて、乗員拘束時、エアバッグ110の車外側への
移動を抑えることができることとなる。
【0116】また、第5実施形態でも、ベルト部125
が引っ張るエアバッグ本体111の下縁先端部120d
の上部に、各分割室116a・116b・116cの前
端で構成される上下方向に柱状に膨張する縦棒膨張部1
18が配置されている(図27参照)。そのため、エア
バッグ本体111の展開膨張時におけるベルト部125
が張力を発揮した際には、縦棒膨張部118が、剛性を
有した棒状の状態となっており、その上端を中心とし
て、縦棒膨張部118の下端を前方に回転させるような
回転トルクを発生させることから、展開膨張時のエアバ
ッグ本体111の上下方向の寸法をほとんど縮めること
なく、効果的に、エアバッグ本体111の下縁111a
側に張力を発揮させることができる。
【0117】なお、実施形態では、エアバッグ本体11
1の膨張部112における後端側にガス流入部113を
配置させて、膨張部112の前端上部に棒状膨張部11
7を配設した場合を示したが、ガス流入部113をフロ
ントピラー部PFに配置させ、ベルト部125を対応さ
せて、棒状膨張部117をエアバッグ本体111の後端
上部に配置させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のエアバッグが収納され
た状態を、車内側から見た正面図である。
【図2】図1のII−II部位の概略拡大断面図である。
【図3】図1の III− III部位の概略拡大断面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV部位の概略拡大断面図である。
【図5】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の展
開状態を示す正面図である。
【図6】同実施形態のエアバッグ単体の膨張時の状態を
示す正面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの非膨張時を示す縦断
面図であり、図5の VII− VII部位の概略拡大断面図で
ある。
【図8】同実施形態のエアバッグの展開膨張時を示す縦
断面図であり、図6のVIII−VIII部位の概略拡大断面図
である。
【図9】第2実施形態のエアバッグが収納された状態
を、車内側から見た正面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の
展開状態を示す正面図である。
【図11】同実施形態のエアバッグ単体の膨張時の状態
を示す正面図である。
【図12】同実施形態のエアバッグの展開膨張時を示す
縦断面図であり、図11の XII−XII部位の拡大断面図
である。
【図13】第3実施形態のエアバッグが収納された状態
を、車内側から見た正面図である。
【図14】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の
展開状態を示す正面図であり、突出膨張部を折り畳んだ
状態を示す。
【図15】同実施形態のエアバッグにおける突出膨張部
の折り畳み状態を示す横断面図であり、図14のXV−XV
部位の拡大断面図である。
【図16】同実施形態のエアバッグにおける突出膨張部
の折り畳み状態の変形例を示す横断面図である。
【図17】同実施形態のエアバッグ単体の膨張時の状態
を示す正面図である。
【図18】第4実施形態のエアバッグが収納された状態
を、車内側から見た正面図である。
【図19】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の
展開状態を示す正面図である。
【図20】同実施形態のエアバッグの非膨張時を示す縦
断面図であり、図19のXX−XX部位の拡大断面図であ
る。
【図21】同実施形態のエアバッグの展開膨張時を示す
縦断面図であり、図22のXXI −XXI 部位の拡大断面図
である。
【図22】同実施形態のエアバッグ単体の膨張時の状態
を示す正面図である。
【図23】第5実施形態のエアバッグが収納された状態
を、車内側から見た正面図である。
【図24】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の
展開状態を示す正面図である。
【図25】同実施形態のエアバッグを折り畳んで、ベル
ト部のループ部により棒状膨張部をくるんだ状態を示す
縦断面図である。
【図26】同実施形態のエアバッグの展開膨張時を示す
縦断面図であり、図27のXXVI−XXVI部位の拡大断面図
である。
【図27】同実施形態のエアバッグ単体の膨張時の状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
20・50・70・90・110…エアバッグ、 21・71・91・111…エアバッグ本体、 21a・71a・91a・111a…(エアバッグ本体
の)下縁、 22・52・72・92・112…膨張部、 27…張力発揮用膨張部、 29・59・79・99・119…非膨張部、 35・85・105・125…ベルト部、 36・86・106・126…(ベルト部の)元部、 38・88・128…(ベルト部の)先端部、 54…後膨張部、 56…前膨張部、 57…連通膨張部、 77…突出膨張部、 97…テーパ膨張部、 108…(ベルト部の)リング部、 117…棒状膨張部、 127…ループ部、 128a…スリット、 W…開口、 M1・M2・M3・M4・M5…頭部保護エアバッグ装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 光由 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 漆 規夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA07 AA18 AA20 CC04 CC11 CC27 CC29 CC45 DD14 FF20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
    うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
    護エアバッグ装置のエアバッグであって、 可撓性を有するエアバッグ本体とベルト部とを備えて構
    成され、 前記エアバッグ本体が、前後方向の端部側に、膨張用ガ
    スを流入させる張力発揮用膨張部と、該張力発揮用膨張
    部の周囲に配置される非膨張部と、を備えて構成され、 前記ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張
    力を発生可能な長さとして、元部側を、前記張力発揮用
    膨張部の上縁側の前記非膨張部に固着させ、先端部側
    を、前記張力発揮用膨張部の外周面に沿って下方へ延ば
    して、前記張力発揮用膨張部の下縁側の前記非膨張部を
    挿通させ、さらに、前記エアバッグ本体から前後方向に
    離れた前記開口周縁に固着させていることを特徴とする
    頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ。
  2. 【請求項2】 車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
    うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
    護エアバッグ装置のエアバッグであって、 膨張用ガスを流入可能に前後方向に離れて配置される前
    膨張部と後膨張部とを備えて構成され、 前記前膨張部と前記後膨張部との間の下部側に、前記前
    膨張部と前記後膨張部とを前後方向に連通して、膨張時
    に前記前・後膨張部の対向する下縁相互を接近させるよ
    うに引張可能な複数の連通膨張部が、上下方向に並設さ
    れていることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置のエ
    アバッグ。
  3. 【請求項3】 車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
    うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
    護エアバッグ装置のエアバッグであって、 可撓性を有したエアバッグ本体とベルト部とを備えて構
    成され、 前記エアバッグ本体が、前記エアバッグ本体の前後方向
    の端部における上部側に、展開膨張時に前記エアバッグ
    本体から遠ざかる前後方向に突出するように膨張可能と
    して、折り畳まれた突出膨張部を備え、 前記ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張
    力を発生可能な長さとして、前記突出膨張部の突出端側
    と前記突出膨張部の元部側における前記エアバッグ本体
    の下縁側とに固着されていることを特徴とする頭部保護
    エアバッグ装置のエアバッグ。
  4. 【請求項4】 車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
    うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
    護エアバッグ装置のエアバッグであって、 可撓性を有したエアバッグ本体とベルト部とを備えて構
    成され、 前記エアバッグ本体が、前記エアバッグ本体の前後方向
    の端部における上部側に前後方向に配置されて、展開膨
    張時に先細り状に膨張するテーパ膨張部を備え、 前記ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張
    力を発生可能な長さとして、前記テーパ膨張部における
    先端側の外径に対応した内径を有したリング部を先端側
    に備え、該リング部を前記テーパ膨張部に外装させて、
    元部側を、前記テーパ膨張部の元部側における前記エア
    バッグ本体の下縁側に、固着させていることを特徴とす
    る頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ。
  5. 【請求項5】 車内側の開口周縁の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、展開膨張時に、車内側の前記開口を塞ぐよ
    うに膨張して、下縁側に張力が加えられる構成の頭部保
    護エアバッグ装置のエアバッグであって、 可撓性を有したエアバッグ本体とベルト部とを備えて構
    成され、 前記エアバッグ本体が、前記エアバッグ本体の前後方向
    の端部における上部側に前後方向に配置されて、展開膨
    張時に折りを解消して下方へ膨らむように膨張する棒状
    膨張部を備え、 前記ベルト部が、前記エアバッグ本体の展開膨張時に張
    力を発生可能な長さとして、元部側を前記棒状膨張部の
    元部側における前記エアバッグ本体の下縁側に固着させ
    るとともに、先端部に設けたスリットに前記ベルト部の
    中間部位を挿通させてなるループ部に、折り畳んだ前記
    棒状膨張部をくるませていることを特徴とする頭部保護
    エアバッグ装置のエアバッグ。
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