JP2000345724A - アミューズメント施設、アミューズメント施設用コンテナ及びアミューズメント設備の設置方法 - Google Patents

アミューズメント施設、アミューズメント施設用コンテナ及びアミューズメント設備の設置方法

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JP2000345724A
JP2000345724A JP11156360A JP15636099A JP2000345724A JP 2000345724 A JP2000345724 A JP 2000345724A JP 11156360 A JP11156360 A JP 11156360A JP 15636099 A JP15636099 A JP 15636099A JP 2000345724 A JP2000345724 A JP 2000345724A
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amusement facility
building
amusement
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雅史 宮本
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    • E04B1/348Structures composed of units comprising at least considerable parts of two sides of a room, e.g. box-like or cell-like units closed or in skeleton form
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    • E04BUILDING
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    • E04H3/00Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons
    • E04H3/10Buildings or groups of buildings for public or similar purposes; Institutions, e.g. infirmaries or prisons for meetings, entertainments, or sports

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物内に低コストで容易にアミューズメン
ト設備を設置することができるとともに、所要のアミュ
ーズメント設備を低コストで容易に一新することができ
るようにする。 【解決手段】 建築物1には、アミューズメント設備が
内部に設けられたコンテナ20が設置されてアミューズ
メント施設が設けられている。また、建築物1には、コ
ンテナ20が入出自在な開口部2が形成されるととも
に、その内部にコンテナ20を入出自在に支持するコン
テナ支持部3が設けられている。従って、開口部2から
コンテナ支持部3上にコンテナを搬入することで、建築
物内にアミューズメント設備を設置することができる。
また、建築物1内のコンテナを入れ替えることにより、
アミューズメント設備を交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内部に設け
られるアミューズメント施設に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テーマパーク、遊園地、映画
館、ゲームセンタ等のアミューズメント施設が知られて
いるが、近年、一つの建築物内に比較的規模が大きいア
ミューズメント施設が設けられている。上記アミューズ
メント施設は、一つの建築物内に設けられ、かつ、アー
ケードゲーム機を主に配置したゲームセンタと異なり、
テーマパークと同様に特殊なコンセプトに基づいたアミ
ューズメント設備を備えている。例えば、レール上や床
上等を走行する遊園地的な乗り物系のアミューズメント
設備を備えていたり、3D映像を映写するアミューズメ
ント設備を備えていたり、座席等を動かすことによりジ
ェットコースターや航空機等の乗り物の加速感や昇降感
を再現するシュミレータ設備を備えていたり、音響設
備、映写設備、内装等が充実した映画館を備えていたり
するものである。そして、通常、上記アミューズメント
施設は、上述したアミューズメント設備を複合して4〜
15程度まとめて備えている。
【0003】このようなアミューズメント設備は、大き
な建築物を設けることが可能であれば、市街地の繁華街
に設けることも可能であるとともに、都市の郊外のショ
ッピング施設等において、ショッピング施設と複合して
設けることも可能である。従って、立地条件によって
は、アミューズメント設備単独で集客を期待することが
できるとともに、ショッピング施設との間で集客の相乗
効果を期待することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大きな建築
物内に設けられる比較的規模の大きい上述のようなアミ
ューズメント施設においては、必ずしもテーマパークの
ように、遠距離から訪れる観光客が大きなウエイトを占
める可能性は低く、比較的近距離から訪れる利用客が中
心となる可能性が高い。従って、上述のようなアミュー
ズメント施設は、テーマパークのように、比較的広い範
囲に渡ってユニークな存在である必要はなく、各地に同
様のアミューズメント施設を設けても集客力に影響はほ
とんどない。したがって、大都市の郊外に複数の同様の
アミューズメント施設を設けたり、各都市やその近郊に
それぞれ同様のアミューズメント施設を設けたりするこ
とが可能である。
【0005】しかし、複数の同様のアミューズメント設
備を設けるものとしても、各アミューズメント施設を設
ける建築物を、ほぼ同様の形状とサイズを有するものと
することが困難であり、各アミューズメント施設は、そ
の施設が設けられる建築物に対応して個別に設計する必
要があった。従って、多店舗展開による設備コストの大
幅な低減を望むことは難しいという問題があった。ま
た、上記アミューズメント施設は、アーケードゲーム機
に比較して規模の大きなアミューズメント設備を必要と
するので、建築物の構造や、電源その他の諸設備が規模
の大きなアミューズメント設備に対応している必要があ
り、既存の建築物に設けることが困難であり、新たに建
築物を構築してアミューズメント設備を設置する必要が
あるためにコストが高くなる可能性があった。
【0006】また、上述のようなアミューズメント設備
においては、特に多店舗展開した場合に、比較的狭いエ
リア内の居住者を主な客とすることになるので、繰り返
し訪れるリピータを多く取り込む必要がある。しかし、
上述のようなアミューズメント施設においては、映画館
のように上映する映画を順次入れ替えることによりリピ
ータを期待できるものばかりではなく、一回もしくは数
回体験すれば、飽きられてしまうようなアミューズメン
ト設備も多く存在し、このようなアミューズメント設備
においては、設置してから期間が経つにつれて集客能力
が減少してしまうという問題があった。
【0007】さらに、アーケードゲーム機等に比較して
規模の大きなアミューズメント設備は、それを新たなア
ミューズメント設備に入れ替えようとした場合に、新た
なアミューズメント設備の企画、設計から設置までに、
多くのコストと期間を必要とする。加えて、実際の改装
工事にも長い期間と高いコストを必要とする。従って、
採算性等の問題から、集客能力が落ちたからといって、
アミューズメント設備を容易に入れ替えることが難しか
った。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、建築物に低コストで容易にアミューズメント施設
を設置することができるとともに、所要のアミューズメ
ント設備を低コストで容易に一新することができるアミ
ューズメント施設、アミューズメント施設用コンテナ及
びアミューズメント設備の設置方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、内部にアミューズメント設備を備えた1又は複数コ
ンテナが建築物内に設置されることにより設けられたア
ミューズメント施設であって、上記建築物には、上記コ
ンテナを入出する開口部が設けられるとともに、その内
部にコンテナを上記開口部から入出自在に支持するコン
テナ支持部が設けられていることを特徴とするアミュー
ズメント施設である。
【0010】上記構成によれば、建築物側に開口部とコ
ンテナ支持部を設けておき、コンテナ内に予めアミュー
ズメント設備を設置しておけば、建築物にコンテナを上
記開口部から搬入して、コンテナ支持部上に設置するこ
とにより、アミューズメント設備を設置して、アミュー
ズメント設備を備えたアミューズメント施設を容易に構
築することができる。
【0011】また、建築物側の開口部及びコンテナ支持
部と、コンテナとがそれぞれ予め規格化された形状を有
するものならば、どのような建築物でも、同様にアミュ
ーズメント設備を設置することができるので、建築物の
形状に対応して各アミューズメント設備の設計を変更し
なくとも良く、同様のアミューズメント設備を多店舗展
開するような場合に、コストの低減を図ることができ
る。言い換えれば、同様のアミューズメント設備を低コ
ストかつ容易に多店舗展開することができる。また、多
店舗展開により、同じアミューズメント設備を複数のア
ミューズメント施設に設置することができるので、アミ
ューズメント設備の企画、設計に係る費用を容易に回収
することができる。
【0012】また、上記建築物のコンテナ支持部は、ア
ミューズメント設備を内部に備えたコンテナを建築物に
対して上記開口部から入出自在に支持しているので、建
築物内に設置されたコンテナを他のコンテナと入れ替え
ることにより、アミューズメント設備を容易に入れ替え
ることができる。従って、集客能力が落ちたアミューズ
メント設備を他のアミューズメント設備に入れ替えるこ
とで、集客能力を容易に高めることができるとともに、
リピータの増加を促すことができる。
【0013】また、コンテナを入れ替えることにより、
簡単にアミューズメント設備を入れ替えられるので、ア
ミューズメント設備を入れ替えるための改装工事の期間
を極めて短くすることができ、改装工事中の休業による
減収を最小限度のものとすることができる。
【0014】なお、上記建築物は、鉄骨構造、鉄筋コン
クリート構造、鉄筋鉄骨コンクリート構造等の躯体材質
に関係なく、例えば、ラーメン構造部分を有するなどし
て、建築物の少なくとも一面に大開口部を設けられるも
のならば良い。また、上記建築物の開口部は、例えば、
シャッタ等の開閉部材を設けたり、着脱可能なカーテン
ウォールを配置したりして、開閉できるようになってい
ても良い。また、コンテナな後端面が建築物の外壁面を
兼ねるような構造となっていても良い。
【0015】上記コンテナ支持部は、コンテナを建築物
の開口部は、入出自在に支持できるものならば良いが、
コンテナを建築物に設置した際に、コンテナを着脱可能
に固定できるものであることが好ましい。コンテナ支持
部とコンテナの固定には、例えば、周知のボルトや各種
継手部材用いるものとしても良いし、また、コンテナを
固定する部材が可動部を有し、コンテナを設置した際に
自動的にコンテナを固定できる周知の連結部材であって
も良い。
【0016】また、コンテナ支持部は、コンテナを移動
自在に支持する際に、コンテナが載置する部分がコンテ
ナを摺動自在に支持するものであっても良いし、例え
ば、コンテナ側に車輪やローラ等を設け、これら車輪や
ローラを転動自在に支持するものであっても良いし、コ
ンテナ支持部が、ベルトコンベヤやローラコンベヤ等の
コンベヤ状の構造を有するものであっても良い。
【0017】上記コンテナは、その内部にアミューズメ
ント設備を十分に設置可能な強度を有するもので、か
つ、搬送が可能なものならば良く、建築物の躯体の一部
としての強度を有する必要はない。また、上記コンテナ
は、例えば、複数を隣接もしくは連接して、例えば、映
画館等の一つのアミューズメント設備を形成できるもの
であっても良く、このように複数のコンテナ内配置され
たアミューズメント設備から一つの機能を有するアミュ
ーズメント設備を構築するような場合や、建築物内のコ
ンテナが設置された以外の空間からの出入り等を考慮し
た場合に、容易に開口部が設けられる構造を有すること
が好ましく、例えば、フレーム状の構造を有するものが
好ましい。しかし、本発明のコンテナは、一般的なコン
テナのように、各外面を囲む面板を備えたものであって
も良く、上記面板部分に開口部を設けるものとしても良
い。
【0018】上記アミューズメント設備は、例えば、ス
クリーンと映写設備を有するもの(一般的な映画館のよ
うなものだけではなく、立体映像を映写可能なもの、ス
クリーンがほぼ半球状もの、マルチスクリーンのもの、
映像と音以外に、臭いや香り、温度等を体感できるもの
で、座席等が動くことにより加速感や昇降感を体感でき
るものなど特殊なものを含む)、スキー、スノーボー
ド、ローラスケート、スケートボードなどの例えば、道
具上に乗るスポーツを擬似的体感できるもの、その他
の、釣り、投球、バッティング等のスポーツを疑似的体
感できるもの、車、バイク、船舶、航空機、電車等の乗
り物に乗ったり操縦したりすることを擬似的に体感でき
るもの(航空機や電車等のシュミレータも含まれる)、
町並みを再現したものなどであるが、これらに、特に限
定されるものではなく、建築物内のでの使用が可能で、
かつ、娯楽となる設備ならば良い。
【0019】従って、映像や疑似体験を主にするような
ものだけではなく、室内で行なうことが可能で、かつ、
一つのコンテナ内もしくは複数のコンテナを組み合わせ
た内部に設置可能なものならば、例えば、ボーリング
場、スカッシュ場、体育館、トレーニングジム等の実際
にスポーツやトレーニングが行えるものであっても良い
し、一般的な建築物内での娯楽施設であっても良い。
【0020】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
アミューズメント施設において、上記コンテナ支持部
は、上記建築物内の上記開口部に臨む部分に形成され、
かつ、上記コンテナの入出方向に沿って上記コンテナの
入出移動を案内する案内部材を備えていることを特徴と
するアミューズメント施設である。
【0021】上記構成によれば、案内部材によりコンテ
ナの入出を案内させることで、確実かつ容易にコンテナ
を入出させることができる。なお、上記案内部材は、コ
ンテナの建築物への入出方向以外への移動を規制して、
コンテナの入出移動を案内するものならば良く、例え
ば、コンテナに対して入出方向に移動自在に係合するレ
ールが上げられる。なお、レールは、その上にコンテナ
を載置した状態で、移動自在に案内するものであっても
良いし、コンテナを吊った状態で、移動自在に案内する
ものであっても良い。また、コンテナが案内部材に上記
ボルト、継手部材、連結部材等により固定されて設置さ
れるものとしても良い。
【0022】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
アミューズメント施設において、上記建築物外から上記
コンテナを上記案内部材に沿って上記建築物内に引き込
むとともに、上記建築物内に配置された上記コンテナを
上記案内部材に沿って押し出すコンテナ入出駆動手段を
備えてなることを特徴とするアミューズメント施設であ
る。
【0023】上記構成によれば、例えば、クレーン等の
昇降手段により、建築物の開口部の前に配置されたコン
テナをコンテナ入出駆動手段により案内部材に案内され
た状態で引き込んで、建築物内部に容易に設置すること
ができる。また、建築物内部に配置されたコンテナを案
内部材に案内された状態で、建築物の外側に容易に押出
すことができる。なお、この際には、押出されたコンテ
ナが落ちないように、建築物の外側にコンテナを支持す
る手段を配置しておくか、予めクレーンの吊り具にコン
テナを繋いだ状態でクレーンと連携しながらコンテナを
押出す必要がある。
【0024】上記コンテナ入出駆動手段は、例えば、周
知の油圧シリンダ、ウインチとワイヤ(と滑車)、モー
タとチェーンとスプロケット、ラックとピニオン、ウォ
ームねじ等を用いることができる。
【0025】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載のアミューズメント施設において、
上記コンテナ支持部は、上記建築物の内部に収まった状
態と上記開口部を通って外部に延出した状態との間で移
動自在とされた延出コンテナ支持部材と、該延出コンテ
ナ支持部材を駆動するコンテナ支持部材駆動手段とを備
え、上記延出コンテナ支持部材がコンテナを載せた状態
で移動することにより、コンテナを上記開口部を通して
建築物内に入出させることを特徴とするアミューズメン
ト施設である。
【0026】上記構成によれば、例えば、昇降手段とし
てクレーンによりコンテナの昇降を行なう場合に、コン
テナを吊上げた状態で、コンテナを開口部から建築物内
に搬入するように平行移動することが建築物に邪魔され
て困難になるが、クレーンでコンテナを吊上げた後に、
建築物の開口部から外側に延出した状態の延出コンテナ
支持部材にコンテナを載せ、この状態で延出支持部材を
後退させれば、容易にコンテナを建築物内に搬入するこ
とができる。また、上記構成によれば、建築物内に設置
された状態のコンテナを延出コンテナ支持部材によって
建築物の外側に搬出することができ、この状態で容易に
コンテナをクレーンで吊って降ろすことができる。
【0027】なお、上記延出コンテナ支持部材は、例え
ば、建築物側に固定された部材に延出方向に沿って移動
自在に嵌合した板状もしくはフレーム状の部材であり、
延出した状態で、十分にコンテナを支持する強度を有す
るものである。また、コンテナ支持部材駆動手段は、例
えば、上記コンテナ入出駆動手段と同様のものである。
【0028】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載のアミューズメント施設において、
上記建築物が既設のものであって、既設の建築物に上記
開口部が形成されるとともに、上記コンテナ支持部材が
設けられていることを特徴とするアミューズメント施設
である。
【0029】上記構成によれば、アミューズメント施設
を設ける際に、既設の建築物内に設けられるので、新た
に、アミューズメント施設を備えた建築物を建築するよ
りもコストを低減することができる。なお、例えば、建
築物が鉄骨構造ならば、カーテンウォールを取外すこと
により、容易に大開口部を形成することができるので、
後は、床躯体状にコンテナ支持部を設けることで、既存
の建築物に、コンテナを搬入設置可能とすることができ
る。また、鉄骨構造以外の建築物であっても、耐力壁と
なっていない外壁部分を有すれば、該外壁部分に大開口
部を形成することができる。
【0030】請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載のアミューズメント施設において、
上記コンテナを昇降する昇降手段を備え、上記昇降手段
には、上記コンテナを建築物との間でスライド移動自在
に支持するスライド支持部が備えられていることを特徴
とするアミューズメント施設である。
【0031】上記構成によれば、上記昇降手段が例えば
クレーンであっても、スライド支持部を介してコンテナ
を吊上げるようにすれば、スライド支持部材にスライド
移動自在に支持されたコンテナを容易に建築物内の引き
込むことができる。特に、例えば、建築物側にスライド
支持部材に連結する連結部を設け、スライド支持部材を
建築物側に連結した状態でコンテナをスライド移動させ
るものとすれば、より容易にコンテナを建築物内に引き
込むことができる。また、スライド支持部材を建築物側
に連結できるものとすれば、空のスライド支持部材を建
築物側に連結した状態で、建築物からコンテナを押出し
てスライド支持部材に支持させるようにすることで、容
易にコンテナを搬出することができる。
【0032】なお、上記スライド支持部は、例えば、コ
ンテナに対してコンテナの建築物への入出方向に移動自
在に嵌合する案内部材を備えたもので、かつ、コンテナ
を載置させた状態で支持するか、コンテナを吊った状態
で支持するものである。また、昇降手段は、クレーン等
の吊上げ装置や、高所作業車である。なお、クレーン
は、通常の一つのアームの先端部からワイヤを繰出すも
のであっても良いし、コンテナ船のコンテナ用のクレー
ンと同様にコンテナを吊上げる構造のものであっても良
い。
【0033】請求項7の本発明は、請求項6記載のアミ
ューズメント施設において、上記昇降手段には、上記ス
ライド支持部に支持された上記コンテナを上記建築物内
に押出すとともに、上記建築物内のコンテナを上記スラ
イド支持部に引き込むコンテナ搬出搬入手段が備えられ
ていることを特徴とするアミューズメント施設である。
【0034】上記構成によれば、コンテナ搬出搬入手段
により、スライド支持部に支持されたコンテナを容易に
建築物内に押込んで搬入できるとともに、建築物内のコ
ンテナをスライド支持部側に引き込んで搬出することが
できる。なお、この場合に、スライド支持部は、上述の
ように建築物側に連結できる構造となっていて、コンテ
ナ移動時に建築物側から反力を取れるようになっている
ことが好ましい。また、上記コンテナ搬出搬入手段は、
例えば、コンテナ入出駆動手段と同様のものである。
【0035】請求項8記載の本発明は、請求項6または
7記載のアミューズメント施設において、上記昇降手段
は、道路上を移動自在であることを特徴とするアミュー
ズメント施設である。上記構成によれば、コンテナの搬
入搬出時にだけ、昇降手段を建築物の近傍に移動して用
いることができるので、昇降手段が一つの建築物専用と
なることがなく、コストの低減を図ることができる。
【0036】なお、上記昇降手段は、例えば、上記スラ
イド支持部材や、上記コンテナ搬出搬入手段は、本発明
のコンテナ専用となるが、その他の部分は、一般の自走
式のクレーンや、高所作業車を用いることができる。
【0037】請求項9記載の本発明は、請求項6または
7記載のアミューズメント施設において、上記昇降手段
は、建築物に備えられていることを特徴とするアミュー
ズメント施設である。上記構成によれば、昇降手段が建
築物に備えられているので、より容易にコンテナの搬入
搬出を行なうことができる。また、昇降手段を建築物に
備え付けのものとすれば、例えば、コンテナ専用のクレ
ーンに近い構造を有する昇降手段とすることも可能であ
り、さらに容易にコンテナの昇降を行なうことができ
る。
【0038】なお、昇降手段は、例えば、建築物の屋上
部分に設置されているものとしても良い。また、昇降手
段として、建築物の建築時に屋上に設置されて、建築資
材を吊上げるために用いられたクレーンを、そのまま撤
去せずに残すして用いるものとしても良い。
【0039】請求項10記載の本発明は、請求項1〜9
のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、上記建築物には、上記コンテナに接続される配線と
配管とのうちの少なくとも一方が配置されるとともに、
これら配線と配管とのうちの少なくとも一方を上記コン
テナ側に接続するための建築物側接続部が設けられ、上
記コンテナには、上記建築物に接続される配線と配管と
のうちの少なくとも一方が配置されるとともに、これら
配線と配管とのうちの少なくとも一方を上記建築物側に
接続するためのコンテナ側接続部が設けられ、これら建
築物側接続部とコンテナ側接続部とのうちの少なくとも
一方の接続部が他方の接続部に向かって移動自在とさ
れ、一方の接続部を他方の接続部に向かって移動するこ
とにより、これら接続部同士が着脱可能に接続されるよ
うになっていることを特徴とするアミューズメント施設
である。
【0040】上記構成によれば、建築物側接続部とコン
テナ側接続部とのうちの少なくとも一方の接続部を他方
の接続部に向かって移動させて、接続物同士を接続させ
ることにより、建築物側とコンテナ側で容易に配線及び
配管を接続することができる。なお、移動自在とされた
接続部は、例えば、駆動手段により移動させられるよう
になっていてもよく、このようにすればより容易に移動
することができる。また、この場合に、少なくとも一方
の接続部は、移動方向に対して直交する方向にわずかな
距離だけ移動自在となるように遊びを持った状態で取り
付けられていることが好ましい。また、この際に、一方
の接続部には、例えば、棒状の突出部が設けられ、他方
の接続部には、棒状の突出部が挿入される例えば円錐状
もしくはロート状の穴が設けられ、棒状の突出部が上記
穴に挿入されることで、接続部同士が正確に位置決めさ
れた状態で接続されるようになっていることが好まし
い。また、少なくとも一方の突出部が弾性部材を介して
取り付けられ、接続部同士を接続した際の衝撃を吸収で
きるようになっていても良い。なお、各配線及び配管の
接続部は、周知のものを用いることができる。
【0041】請求項11記載の本発明は、請求項10記
載のアミューズメント施設において、上記開口部から上
記コンテナが搬入移動される際の移動方向と、上記建築
物側接続部に向かって上記コンテナ側接続部が移動する
移動方向とが一致し、かつ、上記コンテナの搬入移動が
終了して上記コンテナが設置位置に配置された際に、上
記コンテナ側接続部と上記建築物側接続部とが接続され
た状態となるように、上記コンテナ側接続部と上記建築
物側接続部とが配置されていることを特徴とするアミュ
ーズメント施設である。
【0042】上記構成によれば、コンテナを搬入して設
置した際に、上記コンテナ側接続部と上記建築物側接続
部とが接続されることになり、コンテナを設置するだけ
で、配線と配管の配設が終了し、コンテナ内の各種設備
を使用可能な状態とすることができる。なお、少なくと
も一方の接続部は、上述のように遊びを持った状態とさ
れることが好ましい。また、接続部には上述のように位
置合わせできる構成となっていることが好ましい。ま
た、接続部は、上述のように弾性部材により接続のショ
ックを吸収できるようになっていることが好ましい。
【0043】請求項12記載の本発明は、請求項10ま
たは11記載のアミューズメント施設において、上記配
線が、上記コンテナに対して、電源の供給と、信号の送
受信とのうちの少なくとも一つを行なうためのものであ
り、上記配管が、上記コンテナに対して、空調、油圧の
供給、圧搾空気の供給、臭いの供給、熱風及び冷気の供
給、給排水、冷媒の供給、温水の供給のうちの少なくと
も一つを行なうためのものであることを特徴とするアミ
ューズメント施設である。
【0044】上記構成によれば、コンテナに対して容易
に電源の供給が行えるとともに、信号の送受信が行え
る。なお、この信号とは、例えば、複数のコンテナに渡
って一連のアミューズメント設備が配置されているよう
な場合、例えば、複数の対戦型のゲーム機が複数のコン
テナに渡って配置され、各ゲーム機において対戦が可能
な状態とするような場合に、各ゲーム機で対戦を行なう
ため信号であっても良い。また、コンテナ内部のアミュ
ーズメント設備を制御するための信号であっても良い。
また、コンテナ内部のアミューズメント設備を作動させ
るためのプログラム等をコンテナ外部から配信するため
の信号であっても良い。同様に、コンテナ内部のアミュ
ーズメント設備で用いられる映像や音のデータを外部か
ら配信するための信号であっても良い。また、コンテナ
内部に設置された各種センサから外部の制御室に出力さ
れる信号であっても良い。
【0045】請求項13記載の本発明は、請求項1〜1
2のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、内部にアミューズメント設備を備えた上記コンテナ
の他に、内部にユーティリティ設備を備えたコンテナ
が、アミューズメント設備を備えた上記コンテナと同様
に、上記建築物内に上記開口部を通って入出自在に上記
コンテナ支持部に支持されていることを特徴とするアミ
ューズメント施設である。
【0046】上記構成によれば、建築物側に、該建築物
内に設置されるコンテナ用のユーティリティ設備を設け
なくとも良いので、本発明のアミューズメント施設を備
えた建築物を新たに建築する際には、その設計と建築を
容易なものとすることができる。また、既存の建築物
に、本発明のアミューズメント施設を設置する際には、
既存の建築物側の改造を最低限度のものとすることがで
きる。なお、上記ユーティリティ設備とは、例えば、請
求項14に記載されたものであるが、その他に、洗面
室、売店等であっも良い。
【0047】請求項14記載の本発明は、請求項13記
載のアミューズメント施設において、内部にユーティリ
ティ設備を備えた上記コンテナにおけるユーティリティ
設備が、内部にアミューズメント設備を備えた上記コン
テナに対して、電源の配電、信号の送受信、空調、油圧
の供給、圧搾空気の供給、臭いの供給、熱風及び冷気の
供給、給排水、冷媒の供給、温水の供給のうちの少なく
とも一つを行なうためのものであることを特徴とするア
ミューズメント施設である。
【0048】上記構成によれば、例えば、建築物側にア
ミューズメント施設の電力を賄えるだけの電源設備がな
くとも、ユーティリティ設備を備えたコンテナに外部か
ら電線を接続して、各コンテナに電力を供給することが
できる。同様に、建築物側に各コンテナ用の信号の送受
信、空調、油圧の供給、圧搾空気の供給、臭いや香りの
供給、熱風及び冷気の供給、給排水、冷媒の供給、温水
の供給などの設備がなくとも、ユーティリティ設備を備
えたコンテナで賄うことができる。
【0049】すなわち、アミューズメント施設には、通
常の建築物には必要がない設備や、たくさんの人が集ま
ることにより、より能力の高い設備(例えば、空調な
ど)が必要となる可能性があるが、上記ユーティリティ
設備を備えたコンテナを設置することにより、これら設
備を建築物側に備えなくとも良いので、建築物の設計や
建築を容易なものとすることができるとともに、既存の
建築物にも容易に本発明のアミューズメント設備を設け
ることができる。
【0050】請求項15記載の本発明は、請求項1〜1
4のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、上記コンテナが一つの建築物内に複数配設され、こ
れらコンテナにより複数のアミューズメント設備を備え
たアミューズメント空間が形成されていることを特徴と
するアミューズメント施設である。上記構成によれば、
一つの建築物内に複数のコンテナを設置することによ
り、建築物内という空間の大きさの制限はあるものの、
テーマパーク、遊園地、シネマコンプレックス等と同様
に複数のアミューズメント設備を備えた空間を設けるこ
とができる。なお、一つのコンテナ内のアミューズメン
ト設備は、必ずしも一つの設備として機能する必要はな
く、複数のコンテナ内のアミューズメント設備が一つの
設備として機能しても良い。
【0051】請求項16記載の本発明は、請求項1〜1
5のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、上記建築物の上記開口部及びコンテナ支持部が、一
種もしくは複数種にサイズが規格化されたコンテナに対
応して設けられていることを特徴とするアミューズメン
ト施設である。
【0052】上記構成によれば、本発明のアミューズメ
ント施設の建築物側の設備、すなわち、開口部及びコン
テナ支持部が規格化されることになり、複数の建築物に
アミューズメント施設をそれぞれ設ける場合に、建築物
の建築や改造を容易なものとすることができる。なお、
コンテナの規格を一つせずに、複数種とすることによ
り、コスト等の面で不利になる可能性もあるが、建築物
の大きさやアミューズメント設備の大きさに容易に対応
することができ、コンテナ内や建築物内に無駄な空間が
できるのを防止することができる。
【0053】請求項17記載の本発明は、請求項1〜1
6のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、互いに隣接もしくは連接して上記建築物内に設置さ
れた複数の上記コンテナにおいて、各コンテナ同士が互
いに隣接する壁面に形成された開口部により連通される
とともに、各コンテナ内に備えられたアミューズメント
設備を組み合わせることにより、一体のものとして機能
するアミューズメント設備を形成することを特徴とする
アミューズメント施設である。
【0054】上記構成によれば、コンテナの大きさが、
コンテナを搬送する際の道路の状態等の環境により制限
されてしまっても、例えば、映画館のような比較的大き
なアミューズメント設備を複数のコンテナを組み合わせ
て形成することができ、コンテナ内にアミューズメント
設備を配置するものとしても、アミューズメント設備が
小規模のものに限定されるのを防止することができる。
なお、各コンテナ同士の組み合わせ方向は、左右や前後
に隣接するコンテナ同士や、複数に水平方向に隣接され
たコンテナ同士に限定されるものではなく、上下に隣接
して配置されたコンテナ同士であっても良い。また、建
築物によっては、上下の梁間の間隔がワンフロアではな
く、ツーフロアのものもあるので、この上下の梁間の間
隔に上下に複数のコンテナを配置し、これらコンテナ内
のアミューズメント設備を組み合わせるものとしても良
い。また、この際に、上下のコンテナ間に階段等の昇降
用施設を設けるものとしても良い。
【0055】請求項18記載の本発明は、請求項1〜1
7のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、上記組み合わせにより一体のものとして機能するア
ミューズメント設備は、アトラクション設備、映像の上
映設備、ビデオゲーム設備などの機能を有するものであ
ることを特徴とするアミューズメント施設である。
【0056】上記構成によれば、広い空間内に配置され
た方がより娯楽性を向上できるアトラクション設備、映
像の上映設備、ビデオゲーム設備等の機能を備えたアミ
ューズメント設備を複数個のコンテナを設置することに
より設けることができる。なお、アトラクション設備、
映像の上映設備、ビデオゲーム設備等は、狭い空間に設
けることも可能であるが、例えば、映像の上映設備とし
て映画館において、スクリーンが小さいと家庭でのビデ
オ鑑賞との差異がなく、アミューズメント施設としての
娯楽性が低下してしまう。すなわち、アミューズメント
施設において、設備の大きさ、空間の大きさ、収容可能
な人数等も娯楽性に大きな影響を与える要素であり、規
模を大きくすることで娯楽性を高められる場合もある。
そこで、複数のコンテナを組み合わせることにより大き
な空間を形成し、該空間内に上述のようなアミューズメ
ント設備を設けることで、本発明のコンテナを用いたア
ミューズメント設備の娯楽性を高めることができる。
【0057】請求項19記載の本発明は、請求項1〜1
8のいずれか一つに記載のアミューズメント施設におい
て、一つの上記コンテナ内もしくは複数の上記コンテナ
に配置されたアミューズメント設備は、上記アミューズ
メント設備が配置されたコンテナの外部から該コンテナ
に入力される信号により制御されることを特徴とするア
ミューズメント施設である。
【0058】上記構成によれば、コンテナ外部からの信
号により内部のアミューズメント設備を制御することが
できる。すなわち、各コンテナの設備制御を外部からコ
ントロールできる。例えば、コンテナ内には、アミュー
ズメント設備のうちの基本的な設備として、空調装置、
照明装置、音響装置が配置されるがこのような装置の制
御をコンテナの外部から行えるようにすることができ
る。従って、各コンテナに管理者が設定値の変更等を行
えるような設備を設ける必要がなく、コンテナ内の限ら
れた空間を有効に利用することができる。
【0059】また、コンテナ内の設備を外部から制御可
能とした際には、各コンテナの設備を集中管理する制御
端末があっても良い。また、上記制御端末は、請求項1
4記載のユーティリティ設備を備えたコンテナに、ユー
ティリティ設備として設置するものとしても良い。ま
た、上述のような空調装置、照明装置、音響装置等の基
本的な装置は、ほとんど全てのコンテナ内に設置される
とともに、基本的に汎用性があるので、各コンテナ内に
同様に制御可能な設備を設置することで、例えば、コン
テナを入れ替えることにより、アミューズメント設備を
一新するものとしても、上記制御端末により、上述のよ
うな基本的設備を制御することができる。
【0060】なお、外部からの信号によって制御するア
ミューズメント設備は、各コンテナにそれぞれ設けられ
る上述ような基本的設備に限られるものではなく、各コ
ンテナによって異なる設備、例えば、映写設備や、シュ
ミレータ等において、加速感や昇降感を出すための駆動
設備等を制御するものとしても良い。
【0061】請求項20に記載の本発明は、請求項1〜
19のいずれか一つに記載のアミューズメント施設にお
いて、一つの上記コンテナもしくは複数の上記コンテナ
内に配置されたアミューズメント設備におけるアミュー
ズメントの内容を、上記アミューズメント設備に設置さ
れた電子基板を交換することにより変更自在となってい
ることを特徴とするアミューズメント施設である。
【0062】上記構成によれば、電子基板を交換するこ
とにより、汎用性のあるアミューズメント設備、例え
ば、用いられる映像や駆動部分の動きを代えることによ
り、遊技内容を代えられるような設備において、駆動部
分の制御プログラムや、映像や音などのデータ等を外部
から配信されるデータ信号に基づいて書き換えること
で、容易に遊技内容を変更することができる。
【0063】例えば、レーシングカーの疑似体験用のア
ミューズメント設備などにおいて、コースを代えたり、
疑似体験用のレーシングカーの動きをオンロードの動き
からオフロードの動きに代えたりするようなことも可能
である。また、椅子の移動により加速感や昇降感を得ら
れる映画館において、映像に合わせた椅子の動きの制御
を電子基板を交換することにより容易に変更することが
できる。また、上記構成によれば、ソフトのバージョン
アップ的な変更だけではなく、ハードのバージョンアッ
プも可能となり、より進んだ内容のアミューズメントを
提供することができる。
【0064】請求項21記載の本発明は、請求項1〜2
0のいずれか一つに記載のアミューズメント施設で用い
られるアミューズメント施設用コンテナであって、上記
建築物内に設置される前に、内部にアミューズメント設
備が既に設置されていることを特徴とするアミューズメ
ント施設用コンテナである。上記構成によれば、コンテ
ナを建築物に設置した時点で、ほぼ、アミューズメント
施設を完成に近い状態とすることができるとともに、コ
ンテナを交換することにより、アミューズメント設備の
交換がほぼ行なわれた状態とすることができる。
【0065】請求項22記載の本発明は、請求項21記
載のアミューズメント施設用コンテナにおいて、外形が
ほぼ直方体状もしくは直方体状とされるとともに、サイ
ズが一種もしくは複数種に規格化されていることを特徴
とするアミューズメント施設用コンテナである。上記構
成によれば、コンテナのサイズを規格化することで、コ
ンテナの大量生産を容易なものとするとともに、建築物
側の設備の規格化、コンテナ内のアミューズメント設備
の規格化を図ることができる。これによって、本発明の
アミューズメント施設を多店舗展開した際に、コンテ
ナ、コンテナ内のアミューズメント設備、建築物側の設
備等のコストダウンを図ることができる。
【0066】請求項23記載の本発明は、請求項21ま
たは22記載のアミューズメント施設用コンテナにおい
て、天井部に配置される矩形枠状のフレームと、底部に
配置される矩形枠状のフレームと、これらフレームの四
隅同士を繋ぐように垂直配置される柱用フレームとから
フレーム状躯体部が形成され、該フレーム状躯体部に各
種設備が設けられていることを特徴とするアミューズメ
ント施設用コンテナである。
【0067】上記構成によれば、コンテナがフレーム構
造なので、複数のコンテナ内の設備を組み合わせて用い
る場合に、前後、左右、上下に隣接したコンテナを容易
に連通した状態とすることができ、コンテナ内の設備の
組み合わせを容易にすることができる。なお、必要に応
じて、コンテナに面材を取り付けて開口を塞ぐようにし
ても良い。また、フレーム部分に補強用や部材取付用に
棧材を取り付けても良い。
【0068】請求項24記載の本発明は、請求項21〜
23のいずれか一つに記載のアミューズメント施設用コ
ンテナにおいて、内部の底面より間隔を開けた位置に床
面が形成され、底面と床面との間に配線と配管とのうち
の少なくとも一方が配設され、かつ、これら配線と配管
とのうちの少なくとも一方を建築物側に接続するための
接続部が外面に露出するように設けられていることを特
徴とするアミューズメント施設用コンテナである。
【0069】上記構成によれば、コンテナの底面より上
に床面を設け、底面と床面との間に配線及び配管を施す
ことで、コンテナ内の空間を有効に利用できる。なお、
コンテナの底面上を全て覆うように床面を設ける必要は
なく、設備を設置する位置には、床面を設けずに、設備
をコンテナの底部等に支持させても良い。また、上下に
コンテナを隣接して配置する場合に、上側のコンテナに
床面を設けないものとしても良い。
【0070】請求項25記載の本発明は、請求項1〜2
0のいずれか一つに記載のアミューズメント施設にアミ
ューズメント設備を設置するアミューズメント設備の設
置方法であって、既にアミューズメント設備が内部に設
けられた上記コンテナを上記建築物に搬送し、次いで、
該建築物の上記開口部から上記コンテナを搬入して、上
記コンテナ支持部に支持させることにより、アミューズ
メント設備を建築物に設置することを特徴とするアミュ
ーズメント設備の設置方法である。上記構成によれば、
建築物にコンテナを搬入して設置することにより、容易
にアミューズメント施設を設けることができる。
【0071】請求項26記載の本発明は、請求項25に
記載のアミューズメント設備の設置方法において、複数
のアミューズメント施設にそれぞれ設置される上記コン
テナが、工場において製造されるとともに、工場におい
て上記コンテナ内部にアミューズメント設備もしくはア
ミューズメント設備を備えたコンテナに対するユーティ
リティ設備が設置されることを特徴とするアミューズメ
ント設備の設置方法である。
【0072】上記構成によれば、コンテナの大量生産化
と、各アミューズメント施設におけるコンテナ内のアミ
ューズメント設備の共通化により、コストダウンを図る
ことができる。なお、コンテナを生産する工場と、コン
テナ内のアミューズメント設備を生産する工場と、コン
テナ内にアミューズメント設備を取り付ける工場とは、
それぞれ別々であっても良いが、コンテナが大きい場合
に、コンテナを生産する工場と、コンテナ内にアミュー
ズメント設備を取り付ける工場とは、同じか近接してい
ることが好ましい。
【0073】請求項27記載の本発明は、請求項25ま
たは26記載のアミューズメント設備の設置方法におい
て、上記建築物内部に設置された上記コンテナを搬出し
た後に、別種の上記コンテナを上記建築物に搬入して設
置することにより、既設のアミューズメント設備に代え
て別のアミューズメント設備を上記建築物に設置するこ
とを特徴とするアミューズメント設備の設置方法であ
る。
【0074】上記構成によれば、集客能力の落ちたアミ
ューズメント設備をコンテナの交換により容易に取り替
えることができる。また、コンテナの交換によりアミュ
ーズメント設備を短期間で取り替えられるので、アミュ
ーズメント設備の入れ替えのために長い期間休業する必
要がない。これらのことから低コストでアミューズメン
ト設備を入れ替えることができ、比較的、頻繁にアミュ
ーズメント設備を入れ替えることにより、リピータの増
加を促すことができる。
【0075】請求項28記載の本発明は、請求項25〜
27のいずれか一つに記載のアミューズメント設備の設
置方法において、上記建築物内部に設置された上記コン
テナを搬出し、該コンテナを別の建築物内部に搬入して
設置することを特徴とするアミューズメント設備の設置
方法である。
【0076】上記構成によれば、コンテナを複数のアミ
ューズメント施設で使い回すことができるので、より低
いコストで、アミューズメント設備の入れ替えを行なう
ことができる。また、予め、用意されたアミューズメン
ト設備の多くを設置できないような建築物においても、
アミューズメント設備を他の同様の建築物との間で入れ
替えることにより、客がより多くのアミューズメント設
備を楽しめるようにすることができる。
【0077】なお、既に一度設置されたコンテナを他の
建築物に設置する場合には、その前に工場等に搬入して
メンテナンスを行なうものとしても良く、場合によって
は、コンテナ内のアミューズメント設備の一部や全部を
交換してから他の建築物に設置するようにしても良い。
【0078】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例のを図面を参照して説明する。図1は、本発明のアミ
ューズメント施設の概略を示すものである。図1に示す
ように、本発明のアミューズメント施設は、建築物1内
に設置され、かつ、内部にアミューズメント設備(図示
略)が取り付けられたコンテナ20を備えてなるもので
ある。
【0079】上記建築物1は、例えば、デパートや、ス
ーパーや、その他のショッピング施設等が設けられるも
のであり、その建築物の一部に上記コンテナ20…が設
置されている。また、上記コンテナ20…が設置される
のは、上記建築物の1フロア部分もしくは数フロア部分
であり、これらフロアが、建築物1内に設けられたアミ
ューズメント施設の空間となる。なお、建築物1は、上
述のものに限られるわけではなく、各種テナントビル、
オフィスビル等のように、その使用目的は、どのような
ものであっても良い。また、建築物1の階数も特に限定
されるものではなく、低層建築物、中層建築物、高層建
築物であっても良い。また、アミューズメント施設が、
建築物の大部分のフロアもしくは全てのフロアを占める
ものであっても良い。また、建築物1は、既設の建築物
であって、後から本発明のアミューズメント施設が設け
られるものであっても、本発明のアミューズメント施設
が建築物とともに構築されるものであっても良い。
【0080】そして、建築物1には、上記コンテナ20
を入出するための大きな開口部2が形成されている。従
って、建築物1は、壁面に大開口部を設けられる構造の
ものである必要があり、建築物1を囲む外壁面のうちの
少なくとも一つの外壁面が、耐力壁となっておらず、大
きな開口部を形成可能となっている必要がある。そし
て、上記開口部2は、コンテナ20が入出可能な大きさ
を有するものである。また、上記開口部2は、例えば、
着脱可能なカーテンウォール(図示略)により覆われる
ようになっている。
【0081】なお、上記開口部2は、一つのコンテナ2
0を入出可能な大きさを有するものであっても、複数の
コンテナ20を入出可能な大きさを有するものであって
も良い。また、開口部2の開閉においては、上記カーテ
ンウォールに代えて、扉や、引き戸や、各種シャッタ等
の開閉部材を用いるものとしても良い。そして、開口部
内の床面上には、コンテナ20を入出自在に支持するコ
ンテナ支持部3が設けられている。
【0082】そして、該コンテナ支持部3上にコンテナ
20が設置されている。すなわち、該コンテナ支持部3
に、コンテナ20が着脱可能に固定されている。なお、
コンテナ支持部3は、必ずしも、床面上に設けられる必
要はなく、例えば、コンテナ支持部3が設けられる部分
において、コンテナ支持部3を床に代えて配置し、コン
テナ支持部3が建築物側の躯体に接合されているものと
しても良い。また、コンテナ支持部3は、その上にコン
テナ20が載置される形状に限定されるものではなく、
例えば、コンテナ20を吊り下げた状態に支持するもの
や、コンテナ20の左右側部を支持するものであっても
良く、この場合もコンテナ支持部3は、床面上に配置さ
れないことになる。
【0083】そして、コンテナ支持部3は、例えば、図
2及び図3に示すように、レール4,4であっても良
い。上記レール4、4は、例えば、コンテナ20の幅よ
り僅かに狭い間隔をあけて、互いに平行に2本配置され
るとともに、その長さ方向が、コンテナの入出方向と一
致するようになっている。そして、レール4、4は、そ
の上面にコンテナ20の底部の左右側縁部が載置された
状態で摺動自在に支持するようになっているとともに、
レール4、4上に、コンテナ20の左右の移動を規制す
る規制部材4aを備えており、レール4,4がコンテナ
20の入出を案内するようになっている。そして、レー
ル4,4上に配置されたコンテナ20は、例えば、ボル
トにより、レール4,4に着脱可能に締結されるように
なっている。
【0084】なお、コンテナ支持部3は、レール4,4
に限定されるものではなく、例えば、平板状のものや、
多数のレールからなるものや、各種コンベア上のもので
あっても良い。また、コンテナ20をコンテナ支持部3
に着脱可能に締結する方法は、ボルトに限定されるもの
ではなく、各出継手部材や、連結部材を用いることがで
きる。また、連結部材の場合には、例えば、コンテナ2
0をコンテナ支持部3上で移動させて、設置位置に配置
する際に、コンテナ支持部3もしくはコンテナ20側に
設けられたクランプ(図示略)が、コンテナ20側もし
くはコンテナ支持部3側に設けられた被挟持部(図示
略)を自動的に掴んで、コンテナ20とコンテナ支持部
3とを連結するものとしても良い。
【0085】また、建築物1には、その開口部2に望む
部分に上げられたコンテナ20を建築物1内のコンテナ
支持部3上に引き込み、かつ、レール4,4上に配置さ
れたコンテナ20を押し出すコンテナ入出駆動手段とし
ての油圧シリンダ5,5を備えている。油圧シリンダ
5,5は、例えば、前後に位置をずらして二本配置さ
れ、二段階でコンテナ20を引き込んだり押し出したり
するようになっている。また、油圧シリンダ5,5のピ
ストンロッド5a、5aの先端部には、出没自在な係止
部5b、5bが設けられており、コンテナ20の底面側
に配置された係合用凸部20aに嵌合するようになって
いる。
【0086】なお、上記コンテナ入出駆動手段において
は、二本の油圧シリンダ5,5を同じ向きに向けたが、
二本の油圧シリンダ5,5を互いに逆方向に向けてもよ
く、このようにすることで、油圧シリンダ5,5がコン
テナ20の設置位置より開口部2の反対側に長く延出す
るのを防止することができる。また、油圧シリンダ5,
5のコンテナ20の設置位置よりも開口部2の反対側に
延出した部分の上には、床板を配置するものとしても良
い。
【0087】また、コンテナ入出駆動手段は、上記油圧
シリンダ5,5に限定されるものではなく、ウインチと
ワイヤと滑車とによりコンテナ20の入出方向に沿って
コンテナ20に係合する係合部材を移動するように駆動
する手段を用いたり、ラックアンドピニオンにより上記
係合部材を上述のように駆動する手段を用いたり、チェ
ーンとスプロケットとにより上記係合部材を上述のよう
に駆動する手段を用いたりすることができる。またウォ
ームねじに螺合して、ウォームねじにより上述のように
駆動される係合部材を用いても良い。さらに、その他の
方法により、コンテナ20の入出方向に沿って移動する
ように駆動される係合部材を用いても良い。
【0088】また、コンテナ支持部3は、図4に示すよ
うに、建築物1の開口部2から延出自在で、かつ、コン
テナ20が載置可能な延出コンテナ支持部材6を有する
ものであっても良い。上記延出コンテナ支持部材6は、
建築物1の開口部2に望む床面上に形成された二本のレ
ール6a、6aにスライド移動自在に嵌合されれてい
る。そして、上記レール6a、6aは、コンテナ20の
入出方向に沿って配置され、上記延出コンテナ支持部材
6をコンテナ20の入出方向に沿って移動自在に支持す
るとともに、延出コンテナ支持部材6がコンテナ20の
荷重により傾かないように移動自在に嵌合している。
【0089】また、延出コンテナ支持部材6は、矩形状
で、かつ、フレーム状の構造を有するものである。ま
た、延出コンテナ支持部材6の後端部側には、図4に示
すように延出コンテナ支持部材6の前部側にコンテナ2
0を載せた際に、バランスを取るための錘6bを配置す
るものとしても良い。また、延出コンテナ支持部材6
は、コンテナ支持部材駆動手段7により、コンテナ20
の入出方向に沿って前後に駆動されるようになってい
る。
【0090】上記コンテナ支持部材駆動手段7は、例え
ば、延出コンテナ支持部材6の底部の側縁部に沿って設
けられたラック(図示略)と、ピニオン7aとからなる
ものであり、図示しない電動モータによりピニオン7a
を回転させることで、延出コンテナ支持部材6を上述の
方向に沿って前後に移動できるようになっている。な
お、コンテナ支持部材駆動手段7は、ラックとピニオン
7aに限定されるものではなく、コンテナ入出駆動手段
と同様に、油圧シリンダ、ウインチとワイヤ等チェーン
とスプロケット等、ウォームねじ等を用いるものとして
も良い。また、コンテナ20内にアミューズメント設備
の一部として設置された油圧装置を作動させるために、
アミューズメント施設においては、油圧設備が必要とな
る場合があるので、コンテナ支持部材駆動手段、コンテ
ナ入出駆動手段において、油圧シリンダを用いる場合
に、アミューズメント設備用の油圧供給装置から油圧を
供給することが可能となり、必ずしも、コンテナ支持部
材駆動手段や、コンテナ入出駆動手段のためだけに、油
圧供給装置を設置する必要はない。
【0091】また、上記建築物1には、上記コンテナ2
0側の配線及び配管と接続される配線及び配管が配設さ
れているとともに、図2及び図3に示すように、上記配
線及び配管をコンテナ側に接続するための建築物側接続
部8が設けられている。なお、コンテナ20側には、建
築物側接続部8と接続されるとともに、コンテナ20の
配管及び配線が接続されたコンテナ側接続部21が設け
られている。
【0092】そして、建築物側接続部8は、例えば、床
等に固定的に支持されるとともに、配管、配線が内蔵さ
れた支持部材8aと、該支持部材8aのコンテナ20に
望む側面に設けられた接続部材8bと、該接続部材8b
から前方に突出して設けられた丸棒状の突出部8c…と
を備えたものである。そして、接続部材8bは、案内部
材もしくは長穴とボルトによる締結等により上記支持部
材8aに対して左右、上下に僅かにスライド移動自在と
されるとともに、弾性部材(図示略)を介して支持部材
8aに接続されている。また、接続部材8bの前面は、
コンテナ20の入出方向に対して直角な面となるように
なっている。また、接続部材8bの位置は、コンテナ支
持部3上に設置されたコンテナ20のコンテナ側接続部
21と接続する位置に配置されている。
【0093】そして、上記接続部材8bの前面部分に
は、電源配線用のコネクタ、信号配線用のコネクタ(図
示略)、各種配管用のコネクタ(図示略)が取り付けら
れるとともに、これらコネクタが建築物1側の配線、配
管に接続された状態となっている。なお、これら配線、
配管の上記コネクタと接続される部分は、上記接続部材
8bの上下左右への移動を妨げないようにフレキシブル
なものとされている。
【0094】一方、コンテナ側接続部21は、例えば、
コンテナ側に固定されるとともに、その前面が、コンテ
ナ20の入出方向と直角となるように配置されている。
また、コンテナ側接続部21には、建築物側接続部8の
突出部8c…と対応する位置に、ほぼロート状の穴21
a…が形成されている。そして、該穴21a…に突出部
8c…が挿入される際に、穴21a…の円錐状の部分
で、突出部8c…が案内されて、穴21aの奥の円柱状
の部分に突出部8cが挿入されることで、位置合わせが
行なわれるようになっている。
【0095】また、コンテナ側接続部21の前面部分に
は、建築物側接続部8に設けられた配線、配管のコネク
タに対応するコネクタ(図示略)が取り付けられ、これ
らコネクタにコンテナ20内に配置された配管及び配線
が接続されている。なお、コンテナ側接続部21と建築
物側接続部8との構成を互いに入れ替えるものとしても
良いし、コンテナ側接続部21も弾性部材を介して上下
左右にスライド移動自在にコンテナ20に接続されてい
るものとしても良い。
【0096】そして、上記建築物側接続部8と、コンテ
ナ側接続部21の接合とは、例えば、以下のようにして
行なわれることになる。すなわち、コンテナ20搬入時
にコンテナ20は、コンテナ設置位置まで、コンテナ支
持部3上をスライド移動させられることになるが、この
スライド移動時に、コンテナ側接続部21が、上記建築
物側接続部8に向かって移動し、コンテナ20が設置位
置に達した際に、上記建築物側接続部8と、コンテナ側
接続部21が接続されることになる。そして、この際に
は、上記突出部8cと穴21aとにより、コンテナ側接
続部21と建築物側接続部8との位置が正確に合わされ
て各接続部8,21にそれぞれ設けられたコネクタ同士
が接続されることになる。
【0097】また、接続部8,21同士の接続の際に
は、上記弾性部材が衝撃を吸収するとともに、互いに接
続された接続部8,21同士を弾性力により互いに押し
付けた状態に保持するようになっている。なお、建築物
側接続部8と、コンテナ側接続部21とは、上記構成の
ものに限られるものではなく、例えば、図4に示される
ように、建築物1のコンテナ20が設置される位置の床
面上もしくはコンテナ支持部3上に、建築物側接続部
9、9を設け、コンテナ20の底面に図示しないコンテ
ナ側接続部を設けるものとしても良い。また、建築物側
接続部9,9及びコンテナ側接続部を配線用と配管用と
の二つにわけるものとしても良い。
【0098】そして、上記建築物側接続部9、9には、
水平に配置された板状の接続部材9aが図示しないアク
チュエータにより昇降自在に配置されているとともに、
上述の突出部8cと同様の突出部9cが設けられてい
る。また、接続部材9aは、接続部材8bと同様に、前
後左右に僅かにスライド移動自在とされている。また、
図示しないコンテナ側接続部は、下方を向いた状態で水
平に配置される以外は、コンテナ側接続部21と同様に
形成されている。これら接続部9同士の接続は、接続動
作がコンテナの搬入移動ではなく、昇降手段による昇降
により行なわれることを除けば、接続部8,21の場合
と同様に行なわれる。なお、建築物側接続部9とこれに
対応するコンテナ側接続部の向きは、互いに対向してい
るとともに、どちらか一方が他方に向かって移動自在と
なってれいば、水平でなくとも良い。
【0099】そして、上記建築物1及びコンテナ20に
配置される配線は、電源用の配線と各種信号用の配線で
ある。そして、各種信号用の配線は、光ファイバであっ
ても良い。また、各種信号とは、例えば、各種センサか
らの検知信号、各コンテナ内のアミューズメント設備を
制御するための制御信号、また、各アミューズメント設
備におけるプログラムや、使用される画像、動画、音等
のデータ等を変更する際の、データ信号などである。
【0100】また、上記建築物1及びコンテナ20に配
置される配管は、例えば、空調用、給排水用、給湯用、
油圧用、圧搾空気用、冷媒用、臭い(香り)用、熱風及
び冷気用などである。なお、上記油圧用の配管は、例え
ば、シュミレータのように、操縦席を油圧で動かすよう
なアミューズメント設備用のものである。また、圧搾空
気は、油圧と同様に、コンテナ20内のアミューズメン
ト設備の可動部をエアシリンダで駆動させる際に用いら
れるものである。また、圧搾空気は、局部的な風を体感
させるために用いても良い。また、冷媒は、例えば、寒
さを体感させるためにアミューズメント設備内を冷やす
ために用いられるものである。また、臭いや香りは、例
えば、香料を含む気体や液体を送るためのものであり、
臭いを体感させるアミューズメント設備で用いられるも
のである。また、熱風及び冷気は、空調のためであって
も良いし、例えば、急激な温度変化や、熱もしくは冷気
を伴った風を体感させるためのものである。また、給排
水及び給湯は、通常の洗面室等の水廻りの設備に用いら
れるだけではなく、水を用いたアミューズメント設備、
例えば、船や滝等をモチーフにしたアミューズメント設
備用に用いられるものである。
【0101】次に、上記コンテナ20を昇降する昇降手
段について説明する。上述のようにコンテナ支持部3に
延出コンテナ支持部材6を用いた場合には、基本的に通
常のクレーン(図示略)を昇降手段として用いてコンテ
ナ20を吊上げ、建築物1の開口部2から延出した状態
の延出コンテナ支持部材6上のコンテナ20を載置する
ことにより、コンテナ20の搬入を行なうことが可能で
ある。また、延出コンテナ支持部材6にコンテナ20を
載せた状態で、クレーンのワイヤにコンテナ20をつな
ぎ、延出コンテナ支持部材6を上述のように延出させた
状態でクレーンによりコンテナ20を吊り降ろして、コ
ンテナ20を搬出することが可能である。また、上記ク
レーンは、自走式のクレーンを用いるものとしても良い
し、建築時に、建築資材を吊上げるために建築物1の屋
上に配置されたクレーンをそのまま残して、コンテナ2
0の昇降用に用いるものとしても良い。また、資材運搬
やコンテナ20の入れ替え用に屋上に常設されたクレー
ンを用いても良い。
【0102】また、コンテナ支持部3を延出コンテナ支
持部材6のように建築物1外に延出するものではないも
の、例えば、上記レール4,4のようなものを用いた場
合には、図5に示すように、吊り具として、スライド支
持部材10を有するものを用いても良い。スライド支持
部材10は、クレーン等のワイヤにより吊上げられると
ともに、その上にコンテナ20をコンテナ20の入出方
向に沿って移動自在とされたものである。スライド支持
部材10は、例えば、コンテナ支持部3のレール4,4
と同様のレールを有して、コンテナ20をコンテナの入
出方向に沿って移動自在に支持するものである。
【0103】そして、コンテナ20の搬入時には、例え
ば、図5に示すように、コンテナ20を載せた状態のス
ライド支持部材10をクレーン11で吊上げ、スライド
支持部材10が、建築物1内の開口部2に臨む部分に配
置されたコンテナ支持部3とほぼ連接された状態となる
ように、スライド支持部材10をコンテナ支持部3に近
接させる。次いで、例えば、建築物側からスライド支持
部材10上のコンテナ20を引き込んで、コンテナ支持
部3上にコンテナ20を搬入するようになっている。ま
た、図6に示すように、コンテナ20の搬出において
は、空のスライド支持部材10をクレーン11で吊上
げ、スライド支持部材10が、建築物1内の開口部2に
臨む部分に配置されたコンテナ支持部3とほぼ連接され
た状態となるように、スライド支持部材10をコンテナ
支持部3に近接させる。次いで、例えば、建築物側から
コンテナ支持部3上のコンテナ20を押し出して、スラ
イド支持部材10上にコンテナ20を搬出し、これを、
クレーン11で吊り降ろすことになる。
【0104】なお、コンテナ20の引き込み及び押し出
しに際しては、上述のコンテナ入出駆動手段を用いるこ
とができる。また、コンテナ入出駆動手段と同様の装置
をスライド支持部材10側にコンテナ搬出搬入手段とし
て設け、コンテナ支持部3とスライド支持部材10との
間で、コンテナ20の移動を行なうものとしても良い。
また、スライド支持部材10において、コンテナ20を
移動自在に支持するものとしては、コンテナ支持部3の
場合と同様にレール以外のものを用いても良い。また、
スライド支持部材10の建築物1側に向く先端部には、
例えば、連結部材が設けられ、建築物に着脱可能に連結
されるようになっていても良い。このようにすれば、コ
ンテナ20移動時にスライド支持部材10を安定させる
ことができる。
【0105】また、昇降手段として、クレーン11に代
えて、図7に示すような、コンテナ20専用のクレーン
12を屋上に設けるものとしても良い。また、該クレー
ン12は、例えば、屋上に敷設されたレールにより左右
に移動自在とされるとともに、ほぼ鉛直方向に配置され
た複数のワイヤによりスライド支持部材10をより安定
して支持するようになっている。なお、基本的なコンテ
ナ20の入出方法は、クレーン11を用いた場合と同様
である。
【0106】次に、上記コンテナについて説明する。上
記コンテナ20は、例えば、図8に示すように、天井部
に配置される矩形枠状の天井フレーム22と、底部に配
置される矩形枠状の底フレーム23と、これらフレーム
22,23の四隅同士を繋ぐように垂直に配置される柱
用フレーム24…とからフレーム状躯体部25が形成さ
れている。また、フレーム状躯体部24は、その外形が
ほぼ直方体状となっている。
【0107】また、コンテナ20のサイズは、コンテナ
20が後述するように道路を使って搬送されるものであ
ることから、交通法規により制限されるとともに、道路
のサイズ及び道路上の障害物等により制限されることに
なる。また、コンテナ20のサイズは、建築物1のサイ
ズによっても制限されることになるが、例えば、幅5
m、高さ5m、長さ12mで有っても良く、これより小
さくても大きくても良い。また、コンテナ20を搬送す
る際に、搬送しやすいようにコンテナ20が複数に分割
可能な構成であっても良い。
【0108】また、コンテナ20のサイズは、コンテナ
20の生産性、コンテナ20を設置する際の作業性、建
築物1側のコンテナ支持部3等の規格化等を考慮した場
合に、一種類に規格化されていることが好ましい。しか
し、コンテナ20により設置されるアミューズメント設
備の大きさや、建築物1の大きさは、それぞれ、アミュ
ーズメント設備や建築物1によって異なるので、コンテ
ナ20をそれらに対応させるために、コンテナ20のサ
イズを複数種に規格化させても良い。
【0109】また、コンテナ20の大きさが上述のよう
に制限されることから、コンテナ20内に一つのアミュ
ーズメント設備全体を設置する必要はなく、コンテナ2
0のサイズに対応して、分割された状態のアミューズメ
ント設備をそれぞれコンテナ20内に設置するものとし
ても良い。また、この場合に分割されたアミューズメン
ト設備を内蔵したコンテナ20の配置は、例えば、図9
に示す建築物1のようにコンテナ20が配置されていた
場合に、一列に配置されたコンテナ20…が複数のコン
テナ20から一つのアミューズメント設備を構成するよ
うになっていても良い。
【0110】例えば、a〜fのコンテナ20…と、g〜
iのコンテナ20…と、j〜lのコンテナ20…とがそ
れぞれ、一つずつのアミューズメント設備を構成するよ
うになっている。このように一列に配置されたコンテナ
20…を連接して一つのアミューズメント設備を構築す
るようにすれば、コンテナ20が上述のようなフレーム
構造を有することにより、コンテナ20の柱用フレーム
24が、複数のコンテナ20内部から形成される空間の
周縁部だけに配置され、上記空間の中央部に配置される
ことがなく、複数のコンテナ20…から形成される空間
を自由に使うことができる。なお、符号Eは、エレベー
タである。
【0111】なお、図10に示すように、複数列に配置
された複数のコンテナ20内を一つの空間として利用し
た場合や、例えば、図9に示されるa、b、gのコンテ
ナ20…内を一つの空間として利用した場合などには、
空間の周縁部以外、すなわち、複数のコンテナ20から
なる空間の中央部に柱用フレーム24が配置されてしま
うことにより、空間の使用が柱用フレーム24により制
限されてしまう。しかし、中央部に配置された柱用フレ
ーム24は、アミューズメント設備の設置等に有効に利
用できる可能性があり、必ずしも、不利な条件となるも
のではない。
【0112】なお、コンテナ20において、各フレーム
22〜24同士及び矩形枠状の天井フレーム22と底フ
レーム23を構成する部材同士は、例えば、ボルトや継
手金物等により、着脱自在に接合されているものとして
も良く、このようにすれば、複数のコンテナ20を接合
して一つのアミューズメント設備を構築する場合に、邪
魔になる可能性のある柱用フレーム24を取外すことが
できる。また、柱用フレーム24の一部を取外す場合に
は、隣接するコンテナ20において、天井フレーム22
同士と、底フレーム23同士とを接合するものとして互
いに支持するものとしても良い。また、一つのコンテナ
20において、柱用フレーム24…の一部もしくは全部
を取外す場合には、天井フレーム22や底フレーム23
を建築物1側に支持されるように建築物1側に接続する
ものとしても良い。このような構成とすれば、複数のコ
ンテナ20内部から構成される空間における柱用フレー
ム24の有無を容易に決めることができる。
【0113】また、図11に示すように、コンテナ20
…を建築物1内に配置する際に、一つの開口部から複数
のコンテナ20…を順次一列に連接するように搬入して
並べても良い。このようにすることで、複数のコンテナ
20…から一つのアミューズメント設備を設ける際に、
複数のコンテナ20…を容易に設置できる。なお、この
場合に、奥のコンテナ20…を一つだけ交換するような
ことが困難になるが、複数のコンテナ20…で一つのア
ミューズメント設備を構成する場合には、そのうちの一
つだけコンテナ20…を交換する可能性が低く、特に問
題が生じることがない。
【0114】また、図12に示すように、コンテナ20
を、上下に繋げて一つのアミューズメント設備用の空間
を形成するものとしても良く、この場合には、天井フレ
ーム22や底フレーム23の一部が邪魔になる可能性も
あり、天井フレーム22や底フレーム23を構成する部
材の一部を取外すものとしても良い。また、コンテナ2
0を上下に連接して用いる場合には、間に建築物1の床
スラブがあると連接が不可能なので、床スラブが無い構
造のものや床スラブが無い部分でコンテナ20を連接す
るものとして良い。また、上下に連接されたコンテナ2
0内に、階段30、エレベータ等の上下のコンテナ20
間での昇降移動手段を設けても良い。
【0115】また、隣接するコンテナ20を接続する際
には、予め、各接続部分に接続構造が設けられているこ
とが好ましい。例えば、隣接するコンテナ20同士で床
板を接続するような場合には、一方のコンテナ20から
他方のコンテナ20に回動移動やスライド移動により床
板を延出可能とし、他方のコンテナ20の床板の一方の
コンテナ20から床板が延出する部分に延出した床板が
はまり込むように切欠部を設けておくものとしても良
い。また、信号用の配線等は、接続部8,21(建築
物)を介して、隣接するコンテナ20同士で接続するも
のとしても良いし、上記接続部8,21とは別にコネク
タを設けて直接隣接するコンテナ20同士で接続しても
良い。
【0116】そして、上記コンテナ20内には、アミュ
ーズメント設備が設置されるが、アミューズメント設備
には、上述の配管、配線、床、天井、壁等の内装も含ま
れるものである。そして、例えば、図8に示すように、
コンテナ20の底面より上に間隔をあけて床板26を配
置し、コンテナ20の底フレーム23と床板26との間
に配線及び配管を配設するものとしても良いし、コンテ
ナ20の天井フレーム22と天井との間に間隔をあける
ものとし、この間隔の部分に、配線及び配管を配設する
ものとしても良い。また、コンテナには、間仕切り壁を
取り付けるものとしても良い。また、その他の部分に配
線や配管を配置するものとしても良い。
【0117】なお、コンテナ20には、その外面を構成
する部分で、開口である必要がない部分に面板を取り付
けるものとしても良いし、搬送時にカバーとして面板を
取り付け、設置時に面板を取り外すものとしても良い。
また、これら面板を補強のために用いても良いし、図8
に示されるフレームの他に補強用のフレームを取り付け
たり、各種部材を取り付けるためのフレームを取り付け
ても良い。また、補強用フレーム等を設置時に取外すも
のとしても良い。
【0118】そして、コンテナ20の取り付けられるア
ミューズメント設備の一つとしては、例えば、図13に
示すような、スクリーン31と映写設備(図示略、映写
室32内に配置される)を有する映画館39である。こ
の映画館39は、例えば、建築物内に複数配置されて、
シネマコンプレックスを形成するものであったり、立体
映像を映写可能なものであったり、スクリーンがほぼ半
球状ものであったり、マルチスクリーンのものであった
り、映像と音以外に、臭いや香り、温度等を体感できる
もの、座席等が動くことにより加速感や昇降感を体感で
きるものである。すなわち、アミューズメント設備とし
て、映像と音だけではなく、臭い、温度(温風、冷気等
も含む)、加速感、昇降感といった人間に備わった感
覚、いわゆる五感の多くを体感できるものであっても良
い。
【0119】例えば、図13に示される映画館39にお
いては、複数のコンテナ20…を連接することにより、
一つの映画館39用の空間が形成されている。そして、
映画館39においては、椅子33…が、複数の油圧シリ
ンダ装置34…により、前後左右別々に上下動可能とな
っている。これにより乗り物に乗った際の加速感、昇降
感、振動を体感できるようになっている。
【0120】なお、図13の映画館39において、油圧
シリンダ装置34…は、シリンダ支持部35…により支
持されるとともに、下部が覆われて隠された状態となっ
ている。また、油圧シリンダ装置34…の上端部が椅子
33…に揺動自在に接合され、その下端部がシリンダ支
持部35…に揺動自在に接合されている。また、油圧シ
リンダ装置34…に油圧をおくる配管(図示略)は、コ
ンテナ20内の床板26aの下に配置され、かつ、上述
のコンテナ側接続部21に接続されている。そして、上
述のように建築物側接続部8とコンテナ側接続部21と
を接続することにより、油圧をコンテナ20の外部から
供給できるようになっている。
【0121】また、油圧シリンダ装置34…(電磁弁)
及び映写設備の制御は、図示しない制御装置(図13に
示される複数のうちの一つのコンテナに配置されてい
る)により行なわれる。また、該制御装置を、さらに、
後述するユーティリティ設備を備えたコンテナ20に配
置された上述の集中管理用の制御端末から操作(制御)
できるようになっている。なお、上述の接続部8、21
により接続された信号用配線により制御信号や各種セン
サからの出力信号がコンテナ20…間で送受されること
により、上記制御端末からの制御が可能となっている。
【0122】また、上記椅子33には、椅子33…が油
圧シリンダ装置34…により稼働した場合に、観客が掴
むための手摺り36が配置されている。この手摺り36
は、上映時に、椅子33の上方もしくは下方から椅子3
3に座った観客の前に移動して配置されるものである
が、その観客に向いた部分に、送風口36aが形成され
ている。また、手摺り36の内部に、図示しない、臭い
用、冷気用、熱気用及び風用の配管が配置されており、
上記送風口36aから、香料により臭いが付けられた
風、室温の風、冷気、熱気が電磁弁と制御装置によりタ
イミングを制御された状態で吹き出すようになってい
る。これにより、観客は、映像と音とともに、臭い、
風、冷気、熱気を体感できるようになっている。なお、
客席に送風口36aを閉じた状態(臭い、風、冷気、熱
気がでない状態)とすることが可能なスイッチを設けて
も良い。
【0123】また、上述の臭い用、冷気用、熱気用及び
風用の配管も、接続部8.21を介して建築物1側に接
続されている。また、その他の、空調用の配管、電源用
の配線、各種信号用配線等も接続部8.21を介して建
築物1側に接続されており、映画館39の一部となる設
備をそれぞれ備えたコンテナ20…を建築物1に設置し
て、接続部8,21同士を接続することにより、コンテ
ナ20…内の設備が使用可能な状態となる。
【0124】また、コンテナ20内の設備からなる映画
館39には、スクリーン31の裏のセンタスピーカ37
を含む周知の立体音響設備(図示略)が備えられてい
る。また、コンテナ20内の設備からなる映画館39に
は、上記空調用配管に接続される空調設備、電源用配線
の接続される照明設備も備えられている。そして、これ
らの音響、空調、照明の各設備は、基本的に異なるアミ
ューズメント設備を備えた各コンテナ20にそれぞれ設
置されるとともに、接続部8、21を介して上記制御端
末に接続され、各コンテナ20が共通して該制御端末か
ら制御可能となっている。
【0125】従って、音響、空調、照明の各設備は、コ
ンテナ20の交換によりアミューズメント設備の入れ替
えを行なっても、上述の中央管理制御端末から制御可能
となっている。なお、映画の音と映像は、予め、コンテ
ナ20側に用意されているものとしても良いが、上述の
ように上記接続部8,21を接続することにより信号用
配線を接続して、コンテナ20外からコンテナ20内に
供給するものとしても良い。
【0126】また、連接された複数のコンテナ20…か
ら映画館39のような一つのアミューズメント設備を形
成する場合には、例えば、床板26a、天井板38、内
壁板(図示略)等の内装材のように、コンテナ20…間
に渡って存在する設備が必要となるが、これらの設備の
接合部分は、コンテナ20…を建築物1に設置した後に
現場で施工されることになる。なお、各コンテナ20間
の床、壁、天井等の内装の接続部分や、その他の設備の
接続部分は、予め、互いに接続されるコンテナのうちの
一方のコンテナから他方のコンテナに延出自在としてお
き、他方のコンテナ設備には、延出してきた一方のコン
テナの設備の接続部分に係合する係合部を設ける構成と
しても良い。
【0127】また、コンテナ20内に設置されたアミュ
ーズメント設備としては、図14に示すように、一つの
コンテナ20内に配置された航空機等の乗り物のシュミ
レータ装置40であっても良い。上記シュミレータ装置
40は、例えば、複数本の油圧シリンダ装置41…と、
該油圧シリンダ装置41により可動するように支持され
たコックピット部42と、コックピット部42内の配置
されたディスプレイ43と、操縦席等の椅子44、44
と、図示しない操縦装置とを有するものであり、周知の
航空機用シュミレータ装置と同様に動作するものであ
る。
【0128】そして、この一例のシュミレータ装置40
においては、さらに、椅子44,44の前に上述の映画
館39の手摺り36に設けられた送風口36aと同様に
機能する送風口45が形成されている。そして、この送
風口45部分には、上述の図示しない、臭い用、冷気
用、熱気用及び風用の配管が配置されており、上記送風
口45から、香料により臭いが付けられた風、室温の
風、冷気、熱気が電磁弁と制御装置によりタイミングを
制御された状態で吹き出すようになっている。
【0129】また、コンテナ20内には、シュミレータ
装置40を制御する制御装置46が設けられている。そ
して、制御装置46には、プログラムや各種データ(映
像や音を含む)が記憶された記憶用半導体デバイスや、
CPUや、その他の各種半導体デバイスが取り付けられ
た電子基板47…がスロット部48に着脱自在に取り付
けられている。
【0130】そして、上記電子基板47を交換すること
により、プログラムや各種データを変更することで、遊
技内容に関する各制御を簡単に変更できるようになって
いる。また、プログラムや各種データを記憶デバイス以
外のデバイスとともに交換可能なので、デバイスの処理
能力が異なるような遊技内容の変更も可能である。例え
ば、予め決められた航空機の飛行パターンの範囲内で、
空中戦を行なうような演算処理装置に対する負荷の少な
い遊技内容から、ランダムに決められた天候状況と、操
縦者の操作とに対応して航空機の飛行をリアルタイムで
シュミレートしながら空中戦を行なうような演算処理装
置に対する負荷の多い遊技内容に変更することも可能で
ある。
【0131】また、上述のような五感に訴えるようなア
ミューズメント施設としては、いわゆる体感ゲーム機の
ような施設であっても良く、さらに、多くの体感ゲーム
機を並べて対戦できるようにしたものでも良い。このよ
うな体感ゲーム機においても、接続部8,21を介し
て、体感ゲームを駆動するための油圧装置やエアー装置
を駆動するための油圧や圧搾空気をコンテナ20外から
コンテナ20内に送ることができるとともに、同様に、
風、冷気、熱風、臭いや香り等を体感できるようにする
ことができる。
【0132】言い換えれば、従来のゲームセンタの体感
ゲーム機が、電力により体感ゲーム機単体で、映像、音
響、動き等を賄っていたので、上述のような映像や音響
以外の効果を与えたり、加速感や昇降感を与えるほどの
動きをだすことが困難だったのに対して、上述のコンテ
ナ20内に配置されたアミューズメント設備において
は、コンテナ20外から、様々な効果を与えるための要
素を供給できるようになっており、よりリアルな体感ゲ
ーム機や、アミューズメント空間を容易に構築すること
ができる。
【0133】また、アミューズメント設備は、上述のも
のに限定されるものではなく、実際に乗り物が床面上や
レール上を動くものであっても良いし、この際に温度や
臭いや香りを体感できものでも良い。また、娯楽として
楽しめるものならばどのようなアミューズメント設備で
あっても良い。また、コンテナ20内に配置される設備
は、アミューズメント設備に限られるものではなく、他
のコンテナ20内のアミューズメント設備に、電力の供
給、各種信号の送受、空調、油圧の供給、圧搾空気の供
給、臭いや香りの供給、熱風及び冷気の供給、給排水、
冷媒の供給、温水の供給等を行なうためのユーティリテ
ィ設備であっても良い。
【0134】すなわち、ユーティリティ設備用のコンテ
ナ20には、建築物の電源設備を用いなくとも、他のコ
ンテナ内のアミューズメント設備に電力を供給できる配
電用の電源設備、制御信号や検知信号やデータ信号の送
受信を行なう制御装置、油圧を供給する油圧設備、圧搾
空気を供給するエアコンプレッサ、一般的な空調機、熱
風や冷気をおくるための空調機、給排水設備、冷媒を供
給するための冷凍機、温水を供給するためのボイラ、臭
いや香りを供給するための多数の香料を備えた臭い供給
装置などを備えることができる。また、このようにアミ
ューズメント設備用の他のコンテナ20に対する各種制
御等を行なうユーティリティ設備を一つのコンテナに集
約して設けても良い。
【0135】なお、臭い供給装置は、例えば、各種香料
が蓄えられた容器を有し、制御装置に指定された容器か
ら香料を吐出し、これを蒸発させて配管で空気とともに
圧送するものである。また、ユーティリティ設備用のコ
ンテナ20には、他のコンテナ内に設置された制御装置
や検知装置から出力される信号を監視、異常検知などの
集中管理が可能な制御端末を設けるものとしても良い。
【0136】そして、上述のようなアミューズメント施
設におけるアミューズメント設備の設置方法は、例え
ば、工場等において、コンテナ20のフレーム状躯体部
25を製造するとともに、コンテナ20のフレーム状躯
体部25に取り付けられるアミューズメント設備(内装
も含む)やユーティリティ設備を製造する。そして、工
場等において、フレーム状躯体部25に、アミューズメ
ント設備やユーティリティ設備を取り付ける。
【0137】なお、この際には、例えば、コンテナ20
のフレーム状躯体部25をライン上を移動させながら、
各設備を取り付けていくものとしても良い。また、この
際には、異なる設備が取り付けられるフレーム状躯体部
25を同一のライン内で移動させ、一つのラインで多品
種のコンテナ20を生産するようにしても良い。また、
この際に、生産が制御装置により制御され、例えば、各
コンテナ20に設けられた識別番号等の識別要素によ
り、それぞれのコンテナ20に取り付けられる設備を認
識できるように制御して、多品種のコンテナ20を同一
ラインで生産するようにしても良い。
【0138】一方、建築物1側においては、上記開口部
2を形成するとともに、上記コンテナ支持部3を設け
る。また、コンテナ20用の配管及び配線を設置すると
ともに、建築物側接続部8、9を設置する。なお、建築
物1は既存のものであっても、新たに建設されるもので
あっても良い。そして、製造されたコンテナ20を例え
ば、コンテナ用トレーラーで建築物1まで搬送し、次い
で、昇降手段、例えば、クレーンにより開口部まで吊上
げる。そして、上述のようにコンテナ20を建築物1の
開口部2から搬入するとともに、コンテナ支持部3上を
移動させて設置位置に移動させ、コンテナ支持部3を建
築物側に固定する。
【0139】この際に、上述の接続部8、21により、
建築物側の配線及び配管と、コンテナ側の配線及び配管
が接続されることになる。そして、全部のコンテナ20
を設置するとともに、隣接するコンテナ20内にそれぞ
れ配置されたアミューズメント設備同士(内装を含む)
の接続や、建築物側の設備(内装を含む)とコンテナ2
0内のアミューズメント設備の接続等を行なう。これに
よりアミューズメント設備が完成する。そして、完成し
たアミューズメント設備は、一つのコンテナ20内のア
ミューズメント設備もしくは複数のコンテナ20内のア
ミューズメント設備を組み合わせることにより形成され
たアミューズメント設備からなる複数のアミューズメン
ト設備を有するアミューズメント施設となる。
【0140】そして、このようなアミューズメント設備
は、各地の建築物内に設置可能であり、多店舗展開する
ことにより、アミューズメント設備の開発コストの低減
を図ることができる。また、コンテナ、アミューズメン
ト設備の大量生産化により設備コストの低減を図ること
ができる。
【0141】また、アミューズメント施設が完成した後
に、集客能力が減少したアミューズメント設備がある場
合には、上述のようにコンテナの搬出及び搬入を行なう
ことにより、集客能力が減少したアミューズメント設備
を、新たなアミューズメント設備に交換する。この際に
も、建築物1に対してコンテナの搬出と搬入とそれに付
帯する僅かな作業を行なうだけでアミューズメント設備
を交換することができる。
【0142】従って、従来のように建築物内の規模の大
きなアミューズメント設備をほぼ壊すような状態で撤去
し、さらに、アミューズメント設備を建築物内で構築し
なおすような作業に比べて、現場作業を大幅に低減でき
るとともに、現場の作業期間を大幅に短縮させることが
できる。これにより、コストの削減を図るとともに、長
期間の休業を避けることができる。
【0143】これらのことにより、アミューズメント設
備の交換を容易に行なうことができることから、飽きら
れることによる集客能力の減少を図ることができる。ま
た、アミューズメント施設の設備内容が比較的頻繁に変
化することから、リピータの増加を図り、長期間に渡っ
て比較的安いコストで集客能力を維持することができ
る。
【0144】また、アミューズメント設備の交換のため
に搬出されたコンテナ20は、例えば、メンテナンス等
を行なった後に、上記アミューズメント設備が設置され
ていなかった他のアミューズメント施設に流用したり、
工場等において、コンテナ20の少なくともフレーム上
躯体部を有効利用するように、アミューズメント設備の
一部もしくは全部をコンテナ20から撤去し、コンテナ
20に新たにアミューズメント設備を設置して、新たな
アミューズメント設備を有するコンテナ20として利用
することができる。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、建築物側に開口部とコ
ンテナ支持部を設けておき、コンテナ内に予めアミュー
ズメント設備を設置しておけば、建築物にコンテナを上
記開口部から搬入して、コンテナ支持部上に設置するこ
とにより、アミューズメント設備を設置して、アミュー
ズメント設備を備えたアミューズメント施設を容易に構
築することができる。
【0146】また、建築物側の開口部及びコンテナ支持
部と、コンテナとがそれぞれ予め規格化された形状を有
するものならば、どのような建築物でも、同様にアミュ
ーズメント設備を設置することができるので、建築物の
形状に対応して各アミューズメント設備の設計を変更し
なくもと良く、同様のアミューズメント設備を多店舗展
開するような場合に、コストの低減を図ることができ
る。言い換えれば、同様のアミューズメント設備を低コ
ストかつ容易に多店舗展開することができる。また、多
店舗展開により、同じアミューズメント設備を複数のア
ミューズメント施設に設置することができるので、アミ
ューズメント設備の企画、設計に係る費用を容易に回収
することができる。
【0147】また、上記建築物のコンテナ支持部は、ア
ミューズメント設備を内部に備えたコンテナを建築物に
対して上記開口部から入出自在に支持しているので、建
築物内に設置されたコンテナを他のコンテナと入れ替え
ることにより、アミューズメント設備を容易に入れ替え
ることができる。従って、集客能力が落ちたアミューズ
メント設備を他のアミューズメント設備に入れ替えるこ
とで、集客能力を容易に高めることができるとともに、
リピータの増加を促すことができる。
【0148】また、コンテナを入れ替えることにより、
簡単にアミューズメント設備を入れ替えられるので、ア
ミューズメント設備を入れ替えるための改装工事の期間
を極めて短くすることができ、改装工事中の休業による
減収を最小限度のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のアミューズメント
施設が設けられた建築物の概略構成を示す正面図であ
る。
【図2】上記例のアミューズメント施設におけるコンテ
ナ支持部、コンテナ入出駆動手段及び配線・配管用の接
続部を示す概略図である。
【図3】上記例のアミューズメント施設におけるコンテ
ナ支持部、コンテナ入出駆動手段及び配線・配管用の接
続部を示す概略図である。
【図4】上記例のアミューズメント施設におけるコンテ
ナ支持部の延出コンテナ支持部材及びコンテナ支持部材
駆動手段と、配線・配管用の接続部とを示す概略図であ
る。
【図5】上記例のアミューズメント施設における昇降手
段によるコンテナの昇降及び搬入を示す概略図である。
【図6】上記例のアミューズメント施設における昇降手
段によるコンテナの昇降及び搬出を示す概略図である。
【図7】上記例のアミューズメント施設における昇降手
段によるコンテナの昇降を示す概略図である。
【図8】上記例のアミューズメント施設用コンテナを示
す概略斜視図である。
【図9】上記例のアミューズメント施設における建築物
内のコンテナの配置を示す概略図である。
【図10】上記例のアミューズメント施設における建築
物内のコンテナの配置を示す概略図である。
【図11】上記例のアミューズメント施設における建築
物内のコンテナの配置を示す概略図である。
【図12】上記例のアミューズメント施設における建築
物内のコンテナの配置を示す概略図である。
【図13】上記例のアミューズメント施設の複数のコン
テナ内に配置された映画館を示す概略図である。
【図14】上記例のアミューズメント施設の一つのコン
テナ内に配置されたシュミレータを示す概略図である。
【符号の説明】
1 建築物 2 開口部 3 コンテナ支持部 4 レール(コンテナ支持部、案内部材) 4a 規制部材(案内部材) 5 油圧シリンダ装置(コンテナ入出駆動手段) 6 延出コンテナ支持部材 7 コンテナ支持部材駆動手段 8 建築物側接続部 10 スライド支持部材 11 クレーン(昇降手段) 12 クレーン(昇降手段) 20 コンテナ 21 コンテナ側接続部 22 天井フレーム 23 床フレーム 24 柱用フレーム 25 フレーム状躯体部 39 映画館(アミューズメント設備) 40 シュミレータ装置(アミューズメント設備)

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にアミューズメント設備を備えた1
    又は複数のコンテナが建築物内に設置されることにより
    設けられたアミューズメント施設であって、 上記建築物には、上記コンテナを入出する開口部が設け
    られるとともに、その内部にコンテナを上記開口部から
    入出自在に支持するコンテナ支持部が設けられているこ
    とを特徴とするアミューズメント施設。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアミューズメント施設に
    おいて、 上記コンテナ支持部は、上記建築物内の上記開口部に臨
    む部分に形成され、かつ、上記コンテナの入出方向に沿
    って上記コンテナの入出移動を案内する案内部材を備え
    ていることを特徴とするアミューズメント施設。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のアミューズメント施設に
    おいて、 上記建築物外から上記コンテナを上記案内部材に沿って
    上記建築物内に引き込むとともに、上記建築物内に配置
    された上記コンテナを上記案内部材に沿って押し出すコ
    ンテナ入出駆動手段を備えてなることを特徴とするアミ
    ューズメント施設。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のア
    ミューズメント施設において、 上記コンテナ支持部は、上記建築物の内部に収まった状
    態と上記開口部を通って外部に延出した状態との間で移
    動自在とされた延出コンテナ支持部材と、該延出コンテ
    ナ支持部材を駆動するコンテナ支持部材駆動手段とを備
    え、 上記延出コンテナ支持部材がコンテナを載せた状態で移
    動することにより、コンテナを上記開口部を通して上記
    建築物内に入出させることを特徴とするアミューズメン
    ト施設。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のア
    ミューズメント施設において、 上記建築物が既設のものであって、既設の建築物に上記
    開口部が形成されるととともに、上記コンテナ支持部材
    が設けられていることを特徴とするアミューズメント施
    設。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載のア
    ミューズメント施設において、 上記コンテナを昇降する昇降手段を備え、上記昇降手段
    には、上記コンテナを上記建築物との間でスライド移動
    自在に支持するスライド支持部が備えられていることを
    特徴とするアミューズメント施設。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアミューズメント施設に
    おいて、上記昇降手段には、上記スライド支持部に支持
    された上記コンテナを上記建築物内に押出すとともに、
    上記建築物内のコンテナを上記スライド支持部に引き込
    むコンテナ搬出搬入手段が備えられていることを特徴と
    するアミューズメント施設。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のアミューズメン
    ト施設において、 上記昇降手段は、道路上を移動自在であることを特徴と
    するアミューズメント施設。
  9. 【請求項9】 請求項6または7記載のアミューズメン
    ト施設において、 上記昇降手段は、上記建築物に備えられていることを特
    徴とするアミューズメント施設。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一つに記載の
    アミューズメント施設において、 上記建築物には、上記コンテナに接続される配線と配管
    とのうちの少なくとも一方が配置されるとともに、これ
    ら配線と配管とのうちの少なくとも一方を上記コンテナ
    側に接続するための建築物側接続部が設けられ、 上記コンテナには、上記建築物に接続される配線と配管
    とのうちの少なくとも一方が配置されるとともに、これ
    ら配線と配管とのうちの少なくとも一方を上記建築物側
    に接続するためのコンテナ側接続部が設けられ、 これら建築物側接続部とコンテナ側接続部とのうちの少
    なくとも一方の接続部が他方の接続部に向かって移動自
    在とされ、一方の接続部を他方の接続部に向かって移動
    することにより、これら接続部同士が着脱可能に接続さ
    れるようになっていることを特徴とするアミューズメン
    ト施設。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のアミューズメント施
    設において、 上記開口部から上記コンテナが搬入移動される際の移動
    方向と、上記建築物側接続部に向かって上記コンテナ側
    接続部が移動する移動方向とが一致し、かつ、上記コン
    テナの搬入移動が終了して上記コンテナが設置位置に配
    置された際に、上記コンテナ側接続部と上記建築物側接
    続部とが接続された状態となるように、上記コンテナ側
    接続部と上記建築物側接続部とが配置されていることを
    特徴とするアミューズメント施設。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載のアミュー
    ズメント施設において、 上記配線が、上記コンテナに対して、電源の供給と、信
    号の送受信とのうちの少なくとも一つを行なうためのも
    のであり、 上記配管が、上記コンテナに対して、空調、油圧の供
    給、圧搾空気の供給、臭いの供給、熱風及び冷気の供
    給、給排水、冷媒の供給、温水の供給のうちの少なくと
    も一つを行なうためのものであることを特徴とするアミ
    ューズメント施設。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 内部にアミューズメント設備を備えた上記コンテナの他
    に、内部にユーティリティ設備を備えたコンテナが、ア
    ミューズメント設備を備えた上記コンテナと同様に、上
    記建築物内に上記開口部を通って入出自在に上記コンテ
    ナ支持部に支持されていることを特徴とするアミューズ
    メント施設。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のアミューズメント施
    設において、 内部にユーティリティ設備を備えた上記コンテナにおけ
    るユーティリティ設備が、内部にアミューズメント設備
    を備えた上記コンテナに対して、電源の配電、信号の送
    受信、空調、油圧の供給、圧搾空気の供給、臭いの供
    給、熱風及び冷気の供給、給排水、冷媒の供給、温水の
    供給のうちの少なくとも一つを行なうためのものである
    ことを特徴とするアミューズメント施設。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 上記コンテナが一つの建築物内に複数配設され、これら
    コンテナにより複数のアミューズメント設備を備えたア
    ミューズメント空間が形成されていることを特徴とする
    アミューズメント施設。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 上記建築物の上記開口部及びコンテナ支持部が、一種も
    しくは複数種にサイズが規格化されたコンテナに対応し
    て設けられていることを特徴とするアミューズメント施
    設。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 互いに隣接もしくは連接して上記建築物内に設置された
    複数の上記コンテナにおいて、各コンテナ同士が互いに
    隣接する壁面に形成された開口部により連通されるとと
    もに、各コンテナ内に備えられたアミューズメント設備
    を組み合わせることにより、一体のものとして機能する
    アミューズメント設備を形成することを特徴とするアミ
    ューズメント施設。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のアミューズメント
    施設において、 上記組み合わせにより一体のものとして機能するアミュ
    ーズメント設備は、アトラクション設備、映像の上映設
    備、ビデオゲーム設備などの機能を有するものであるこ
    とを特徴とするアミューズメント施設。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 一つの上記コンテナ内もしくは複数の上記コンテナに配
    置されたアミューズメント設備は、上記アミューズメン
    ト設備が配置されたコンテナの外部から該コンテナに入
    力される信号により制御されることを特徴とするアミュ
    ーズメント施設。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設において、 一つの上記コンテナもしくは複数の上記コンテナ内に配
    置されたアミューズメント設備におけるアミューズメン
    トの内容を、上記アミューズメント設備に設置された電
    子基板を交換することにより変更自在となっていること
    を特徴とするアミューズメント施設。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設で用いられるアミューズメント
    施設用コンテナであって、 上記建築物内に設置される前に、内部にアミューズメン
    ト設備が既に設置されていることを特徴とするアミュー
    ズメント施設用コンテナ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のアミューズメント施
    設用コンテナにおいて、 外形が直方体状もしくはほぼ直方体状とされるととも
    に、サイズが一種もしくは複数種に規格化されているこ
    とを特徴とするアミューズメント施設用コンテナ。
  23. 【請求項23】 請求項21または22記載のアミュー
    ズメント施設用コンテナにおいて、 天井部に配置される矩形枠状のフレームと、底部に配置
    される矩形枠状のフレームと、これらフレームの四隅同
    士を繋ぐように垂直配置される柱用フレームとからフレ
    ーム状躯体部が形成され、該フレーム状躯体部に各種設
    備が設けられていることを特徴とするアミューズメント
    施設用コンテナ。
  24. 【請求項24】 請求項21〜23のいずれか一つに記
    載のアミューズメント施設用コンテナにおいて、 内部の底面より間隔を開けた位置に床面が形成され、底
    面と床面との間に配線と配管とのうちの少なくとも一方
    が配設され、かつ、これら配線と配管とのうちの少なく
    とも一方を建築物側に接続するための接続部が外面に露
    出するように設けられていることを特徴とするアミュー
    ズメント施設用コンテナ。
  25. 【請求項25】 請求項1〜20のいずれか一つに記載
    のアミューズメント施設にアミューズメント設備を設置
    するアミューズメント設備の設置方法であって、 既にアミューズメント設備が内部に設けられた上記コン
    テナを上記建築物に搬送し、 次いで、該建築物の上記開口部から上記コンテナを搬入
    して、上記コンテナ支持部に支持させることにより、ア
    ミューズメント設備を建築物に設置することを特徴とす
    るアミューズメント設備の設置方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のアミューズメント
    設備の設置方法において、 複数のアミューズメント施設にそれぞれ設置される上記
    コンテナが、工場において製造されるとともに、工場に
    おいて上記コンテナ内部にアミューズメント設備もしく
    はアミューズメント設備を備えたコンテナに対するユー
    ティリティ設備が設置されることを特徴とするアミュー
    ズメント設備の設置方法。
  27. 【請求項27】 請求項25または26記載のアミュー
    ズメント設備の設置方法において、 上記建築物内部に設置された上記コンテナを搬出した後
    に、別種の上記コンテナを上記建築物に搬入して設置す
    ることにより、既設のアミューズメント設備に代えて別
    のアミューズメント設備を上記建築物に設置することを
    特徴とするアミューズメント設備の設置方法。
  28. 【請求項28】 請求項25〜27のいずれか一つに記
    載のアミューズメント設備の設置方法において、 上記建築物内部に設置された上記コンテナを搬出し、該
    コンテナを別の建築物内部に搬入して設置することを特
    徴とするアミューズメント設備の設置方法。
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