JP3319526B2 - 体感装置 - Google Patents

体感装置

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F2300/00Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game
    • A63F2300/30Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game characterized by output arrangements for receiving control signals generated by the game device
    • A63F2300/302Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game characterized by output arrangements for receiving control signals generated by the game device specially adapted for receiving control signals not targeted to a display device or game input means, e.g. vibrating driver's seat, scent dispenser

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像、音声および動き
の少なくとも1つをユーザに体感させる体感装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特願平4−27800号には、映像、音
声および動きをユーザに体感させるアミューズメント装
置が開示されている。このようなアミューズメント装置
においては、例えば、スクリーンに表示された映像に合
わせて匂いを発生させ、ユーザに臨場感を与えることが
好ましいと考えられる。
【0003】他方、従来、発生された匂いを消去する方
法として、空調設備による換気によって匂い物質を室外
へ排出させるという方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、匂い物
質が衣服や室内の壁や天井に付着してしまうと、空調設
備からの送風のみによって匂いを消去することは不可能
である。
【0005】また、空調設備による換気は時間がかかる
ため、匂いの消去を敏速に行うことが困難である。
【0006】そのため、従来技術を使用したのでは、場
面が変っても前の場面に対応する匂いが室内に残存して
いたり、次の場面に対応する新たな別の匂い物質が放出
されたときに、前の匂い物質と混ざり合ったり、化学反
応が起こって、悪臭が発生し、観客に不快感を与えるこ
とがある。特に、放出された匂い物質が悪臭の場合に
は、瞬時のうちに匂いを消去することが必要である。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、匂い物質が容易に消去され得るような体感装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の体感装置は、映
像、音声および動きの少なくとも1つをユーザに体感さ
せる体感装置であって、紫外線分解性の化合物からなる
匂い物質を放出する匂い発生手段を備えることを特徴と
する。
【0009】上記匂い物質は、アジド基(−N≡N
−)、ジアゾ基(−N=N−)またはハロゲン基を有す
る化合物であることが好ましい。
【0010】匂いのあるアジド基を有する化合物として
は、これに限定されないが、ジメチルアジド(CH3−
N≡N−CH3)を挙げることができる。アジド基は反
応性が高いので、この基を有する化合物は、自然光や人
工光の中の紫外線成分でも容易に分解して、無臭の化合
物、または弱い匂の化合物、または他の匂いを有する化
合物となる。
【0011】匂いのあるジアゾ基を有する化合物の例と
しては、これに限定されないが、ジメチルジアゾ(CH
3−N=N−CH3)を挙げることができる。
【0012】また匂いのあるハロゲン基を有する化合物
の例としては、これに限定されないが、クロロホルムを
挙げることができる。尚、ハロゲン基は、フッ素、塩
素、臭素、ヨー素のいずれであってもよい。
【0013】上記のジアゾ基またはハロゲン基を有する
化合物は、紫外線ランプから放射される紫外線により分
解されて、無臭の化合物となるか、または匂いが弱い化
合物や他の匂いを有する化合物となり、匂いが消去され
る。
【0014】また、本発明の第2の体感装置は、匂い発
生手段の匂い物質送出経路の近傍に紫外線発生手段を備
えており、この紫外線発生手段から紫外線が発生するよ
う制御して、発生した匂いを消去する。
【0015】上記紫外線発生手段としては、紫外線ラン
プを挙げることができる。
【0016】上記紫外線発生手段は、匂い物質放出ノズ
ル内部に設けられていれば、紫外線分解性化合物と紫外
線が直接に接触し得るので好ましい。ここで匂い物質放
出ノズルの「内部」には、ノズルの内部及び出口が含ま
れる。
【0017】しかしながら、紫外光ランプのような紫外
線発生手段がノズル内に設けられていると、装置のメン
テナンスに手間がかかるという不都合もある。
【0018】従って、匂い物質放出ノズルの外部に紫外
線発生手段を設けて、匂い物質放出ノズルを紫外線透過
性物質を材料として製造すると、紫外線発生手段がノズ
ルの内部に設けられている場合と同様の効果が得られ、
しかもメンテナンスが容易であるので好ましい。このよ
うな紫外線透過性物質しては、これに限定されないが、
例えば石英を挙げることができる。
【0019】本発明の匂い消去方法は、従来の匂い消去
方法である空調装置による換気と併用することもでき
る。
【0020】
【作用】本発明の体感装置においては、匂い物質が紫外
線分解性の化合物であるため、上記化合物は自然光や一
般の人工光中の紫外線により分解されて、無臭の化合物
または他の匂いや弱い匂いを有する化合物となるので、
体感装置であるアミューズメントルーム内の匂いの除去
や切換えを容易に行うことができる。
【0021】さらに、紫外線を紫外線発生手段によって
付与する場合には、自然光や一般的な人工光の紫外線成
分を利用する場合よりも、さらに高効率で匂い化合物を
分解することができる。
【0022】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら、本発明の
実施例をより詳しく説明する。
【0023】図1は、本発明の体感装置の一例であるア
ミューズメントルームの一実施例の全体構成図である。
アミューズメントルームは、図のように、画像ソース2
0の情報に基づいて映像プロジェクター1からスクリー
ン2に映像が映し出されるように構成されている。観客
3は、客席4からスクリーン2に映し出される映像を見
る。客席4には匂い物質放出ノズル5が設けられてい
る。
【0024】このアミューズメントルームには、さら
に、紫外線分解性の化合物からなる異なる匂い物質をそ
れぞれ収納する複数個のタンク6が設置され、このタン
ク6と匂い物質放出ノズル5とが匂い送出管7により接
続されている。匂い送出管7には弁8が備えられてい
る。
【0025】さらに、本実施例では、制御装置30を備
えている。この制御装置30は、画像ソース20の情報
に基づいて、換言すればスクリーン2に映し出される映
像に応じてタンク6から所望の匂い物質を匂い物質放出
ノズル5に送出するための信号を弁8に出力する。これ
により観客3は、スクリーン2に映し出された映像に応
じて異なった匂いを嗅ぐことになる。
【0026】また、匂い物質放出ノズル5の近傍には紫
外線発生装置40が備えられており、この紫外線発生装
置から紫外線が発生するよう制御して、ノズル5から発
生した匂いを消去する。これは、本発明で用いる匂い物
質が紫外線分解性の化合物であるからできるものであ
る。以下個の紫外線分解性の化合物の実施例をいくつか
示す。
【0027】実施例1 悪臭を有する化合物であるジメチルアジドを空気中にお
いて分解させると、メチルアミンと次亜硝酸メチルにな
った。メチルアミンは多少匂いを有するが、ジメチルア
ジドよりは匂いが弱く、実質的な匂いの消去が達成され
た。
【0028】また、かすかに匂う程度の低濃度のジメチ
ルアジドを部屋内に放出させた後に、人工の蛍光灯下
で、ジメチルアミドを分解させると、瞬時に匂いの消去
が達成された。
【0029】実施例2 悪臭を有する化合物であるジメチルジアゾを空気中にお
いて分解するとメチルヒドロキシアミンと窒化メタンに
なった。この両化合物は多少匂いを有するが、ジメチル
ジアゾよりは匂いが弱く、実質的な匂い除去が達成され
た。
【0030】また、ジメチルジアゾの放出中に、ジメチ
ルジアゾに紫外線を照射したところ、上記の空気中での
分解の場合と比べて、匂いが格段に弱くなり、部屋内の
元来の匂いと全く区別がつかなくなった。
【0031】実施例3 少し甘い匂いを有する化合物であるクロロホルムを紫外
光下で分解させると、ギ酸と塩酸となった。ギ酸と塩酸
は酸っぱい匂いを有しており、匂いの切換えを達成する
ことができた。
【0032】実施例4 匂い物質放出ノズルからジメチルジアゾを放出した。そ
の後、ポンプを停止したが、しばらくの間はジメチルジ
アゾは放出され続けた。
【0033】そこで、匂い物質放出ノズルの内部に紫外
光ランプが設けられた装置を使用して、ポンプの停止と
同時にこのランプを点灯したところ、瞬時に無臭となっ
た。
【0034】実施例5 匂い物質放出ノズルを石英製とし、このノズルの回りに
紫外光ランプを設けた。この装置を使用して、実施例4
と同様に実験を行ったところ、同様の結果が得られた。
【0035】なお、図1の例は、映像に応じて匂い物質
を切り換ているが、観客に与える音声または動きに応じ
て匂い物質を切り換えてもよい。
【0036】
【本発明の効果】本発明の体感装置によれば、匂い物質
として紫外線分解性化合物が使用されており、匂い物質
が紫外線により、または自然光や一般的な人工光によっ
ても、容易に分解されることができるので、アミューズ
メントルーム内での迅速な匂い除去、匂いの切換えが可
能となる。
【0037】また、匂い除去を空調装置による換気によ
って行う場合のように、送風等によって観客に不快感を
与えることもない。
【0038】また、例えば匂い物質放出ノズルの内部ま
たは外部に紫外光ランプを設けるみとにより、匂い物質
を高効率で分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の体感装置すなわちアミューズメント装
置の一実施例の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 映像プロジェクター 2 スクリーン 3 観客 4 客席 5 匂い物質放出ノズル 6 タンク 7 匂い送出管 8 弁 20 画像ソース 30 制御装置 40 紫外線発生装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像、音声および動きの少なくとも1つ
    をユーザに体感させる体感装置であって、 紫外線分解性の化合物からなる匂い物質を放出する匂い
    発生手段を備えることを特徴とする体感装置。
  2. 【請求項2】 前記匂い物質が、アジド基を有する化合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の体感装置。
  3. 【請求項3】 前記匂い物質が、ジアゾ基を有する化合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の体感装置。
  4. 【請求項4】 前記匂い物質が、ハロゲン基を有する化
    合物であることを特徴とする請求項1に記載の体感装
    置。
  5. 【請求項5】 映像、音声および動きの少なくとも1つ
    をユーザに体感させる体感装置であって、 紫外線分解性の化合物からなる匂い物質を放出する匂い
    発生手段と、 前記匂い発生手段の匂い物質送出経路の近傍に設けられ
    た紫外線発生手段と、 を備えることを特徴とする体感装置。
  6. 【請求項6】 前記匂い発生手段が、匂い物質放出ノズ
    ルを有し、前記紫外線発生手段が、前記匂い物質放出ノ
    ズル内部に設けられていることを特徴とする請求項5に
    記載の体感装置。
  7. 【請求項7】 前記匂い発生手段が、匂い物質放出ノズ
    ルを有し、前記紫外光発生手段が前記匂い物質放出ノズ
    ルの外部に設けられていて、前記匂い物質放出ノズルが
    紫外線透過性の材料から製造されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の体感装置。
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