JP2000328758A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 複合タイル
【特許請求の範囲】
【請求項1】 強磁性体面に対して隙間無く複数個を磁気吸着にて貼着できる複合タイルであって、
タイルとその平面形状に略同一形状でなるシート状磁石とで構成されており、
上記シート状磁石は上記タイルの裏面に対して周縁部の一部が未接着状態となるように接着されていることを特徴とする複合タイル
【請求項2】 強磁性体面に対して隙間無く複数個を磁気吸着にて貼着できる複合タイルであって、
タイルとその裏面に接着されるシート状磁石とで構成され、
上記シート状磁石の形状は上記タイルの裏面に対して周縁の一部を除き略同一で、該周縁の一部は欠け部となっていることを特徴とする複合タイル
【請求項3】 タイルの形状は方形となっており、その裏面に接着されるシート状磁石にはタイル周囲の一辺と平行の偶数本の縞状磁極が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の複合タイル
【請求項4】 タイルの形状は正六角形となっており、その裏面に接着されるシート状磁石にはタイル周囲の一辺と平行の偶数本の縞状磁極が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の複合タイル
【請求項5】 請求項1〜5の複合タイルは、夫々、同一形状のタイルと、同一物性でかつ該タイルの裏面の全面に接着されたシート状磁石とで構成された複合タイルにも側面で磁気吸着し、並べて使用することが可能となっていることを特徴とする複合タイル
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はあらかじめ鉄製部材又は強磁性体面を有する被着面に貼着でき、建造物の壁面、床面等の内外装用の表装材又は多数のタイルにより床面等に模様を描くモザイク用に特に適した複合タイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築用として頻繁に用いられる磁器タイル等の窯業系タイルは多くの場合、モルタルを接合材として左官作業により張り付け、個々のタイルとタイルとの間に目地を入れる作業が行われていた。また、タイル固定のための固定部材を付設した後、挿入部に対応した形状のタイルを挿入する方法も採られている。窯業系タイルの外、木製、合成樹脂製、金属製など種々のタイルがあり、貼着方法もモルタルに限らず、接着剤など他の貼着手段により壁面や床に貼着する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、タイルを貼着しセメント等で目地作業を行うことは時間を要し、良質の仕上げには熟練した職人を必要とし、種々の材料から成るタイルを接着剤で固定する場合でも、一定の目地幅に仕上げ、あるいは多様な色や形のタイルを組み合わせて所定の図柄に仕上げることは熟練者による手間のかかる作業が必要であった。更に、一度貼着したタイルは剥がすことが困難で、簡単にデザインを変更することができなかった。
【0004】
本発明は上記のような従来の欠点を解消し、建造物の鉄製部材の表面又はあらかじめ強磁性体面を形成した被着体に容易に貼り付け又は取り外しができ、熟練工を必要とせず、未経験者が複雑なモザイクも模様替えできる複合タイルを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、強磁性体面に対して隙間無く複数個を磁気吸着にて貼着できる複合タイルであって、タイルとその平面形状に略同一形状でなるシート状磁石とで構成されており、シート状磁石はタイルの裏面に対して周縁部の一部が未接着状態となるように接着されている構成の複合タイルとすることができる。
このような構成にすることにより、タイルは引っ張るだけで簡単に浮き上げるので、タイル施工後の剥離作業を簡単に行うことができる。
【0006】
また、強磁性体面に対して隙間無く複数個を磁気吸着にて貼着できる複合タイルであって、タイルとその裏面に接着されるシート状磁石とで構成され、このシート状磁石の形状はタイルの裏面に対して周縁の一部を除き略同一で、この周縁の一部は欠け部となっている構成の複合タイルとしてもよい。
この構成においては、施工後に欠け部と対応するタイル表面の端部を力点とし、欠け部の磁石切断面の縁部を支点とすることができるので、欠け部と対応するタイル端部の押圧により複合タイルを簡単に剥がすことができる。
【0007】
なお、タイルの形状が方形となっており、その裏面に接着されるシート状磁石にはタイル周囲の一辺と平行の偶数本の縞状磁極が設けられているようにすると、タイルの周囲の一辺とその他端とは必然的に異極が形成されることになるので、同一仕様の別の複合タイルを簡単に磁気吸着させることができ、好適なものとなる。
また、タイルの形状が正六角形の場合でも、その裏面に接着されるシート状磁石にはタイル周囲の一辺と平行の偶数本の縞状磁極が設けられていると、同様に、同一仕様の別の複合タイルを簡単に磁気吸着させることができ、好適なものとなる。
【0008】
また、これらの複合タイルは、夫々、同一形状のタイルと、同一物性でかつタイルの裏面の全面に接着されたシート状磁石とで構成された複合タイルにも側面で磁気吸着し、並べて使用することができる。
このような構成としても、強磁性体面に貼着する全複合タイルの剥離機能が損なわれることは無く、しかも、本発明によらない通常の仕様の複合タイルを多数使用する施工が可能となるという利点が生じる。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。1はタイルで、施工場所や用途に適した材質が選択され、陶磁器、硝子、セメント等の窯業系タイル、金属製、木製、合成樹脂製等、任意の素材のものが用いられる。2はタイル1の裏面全面に接着剤によって貼着したシート状磁石で、タイル1の側縁と平行な複数の磁極が縞状に並列している。従って、施工時は磁石の異極同士が隣接するようにタイルの方向を調整すれば、強磁性体壁面に対して次々とタイルを並列するだけで施工を迅速に完成することができる。
【0010】
シート状磁石2としては例えば、バリウムフェライト系、ストロンチウム系、希土類系等の焼結磁石、あるいはバリウムフェライト系ゴム磁石、ストロンチウム系ゴム磁石、ストロンチウム系プラスチック磁石等のボンド磁石がシート状磁石2として用いられるが、強磁性体の壁面に吸着固定できる磁力があれば、材質は問わない。
【0011】
図1の実施例ではシート状磁石2をタイル1の裏面全面に貼着したが、タイルの材質、用途、施工場所等施工条件によっては磁石をタイル裏面の一部にのみ設けるだけでも良い。例えば、シート状磁石をタイル周縁部に額縁状に形成すると、強磁性体壁面に吸着したときタイル中央部が吸着していなくても周縁部が固定されることによって十分に固定することができる。
【0012】
図2は図1の他実施例を示したもので、正六角形の複合タイルの背面図であり、正六角形の一辺を基準線とし、磁極と辺とが平行になるようにシート状磁石を貼着したものである。
なお、図に示されるように、この実施例でも磁極は偶数本で配置され、基準線側の辺と他端の辺とは、必然的に異極が形成されることになる。
【0013】
図3はタイルと可撓性シート状磁石とを対角線状の2ヶ所の角部のみ接着した複合タイルの施行例を示した斜視図で、タイルを外すためにタイル面に対して垂直方向に引っ張り剥がれる直前を示している。
【0014】
3はタイル1とシート状磁石2との接着部で、この接着部3以外はタイル1と磁石2とは未接着部4で、互いに離れている。この複合タイルをスチール製の壁面5に貼着すると、タイル1と磁石2とを全面接着した複合タイルと変わりなく吸着固定することができる。
【0015】
施行後のタイルを外すときは、タイル1の未接着部4と対応する部分を表面側に引っ張って浮かせると、接着部3のタイルも引っ張られて磁石2と共に剥がれ、未接着部4の磁石のみが壁面5に吸着し図3の状態になる。更にタイル1を引くと接着部3の磁石2に引っ張られて磁石を剥がす方向に力が作用し、複合タイルを壁面5から完全に剥がすことができる。またタイル1を施工する壁面側に若干凹凸のある場合、タイル1から自由な可撓性磁石周縁は強磁性体面に密着することができ、確実にタイル1を固定することができる。
【0016】
図4は対角線状の2ヶ所の角部のみ未接着部とした複合タイルの施工例で、剥がれる直前の斜視図である。
【0017】
図3と同様に壁面5に吸着固定することができ、剥がす場合はタイル1と磁石2との接着部3の面積が広いため、図3の場合よりも大きな力を要するが、タイル1の未接着部4と対応する部分を表面側に引っ張ることにより、タイル1と一体の接着部3の磁石が剥がれると、未接着部4のシート状磁石は瞬時に剥がれる。
【0018】
図5はタイル裏面に接着したシート状磁石の一部に欠け部を有する複合タイルを示したもので、(A)は背面側斜視図、(B)は使用状態の端面図である。
【0019】
6はタイル1裏面に接着したシート状磁石2の周縁の一部を切断して成る欠け部である。複合タイルを壁又は床などのスチール面7に施工したとき、欠け部6とシート状磁石2との段差を利用し、図5(B)に示すようにスチール面7と接触している磁石切断面の縁部を支点とし、欠け部6と対応するタイル1表面の端部を力点として剥がすことができる。
【0020】
即ち、スチール面7に吸着固定した複合タイルの貼り替えは欠け部6と相応するタイル1の表面端部を押圧すると、図5(B)の2点鎖線で示したようにシート状磁石2の切断面の縁部を支点とし、磁石2の吸着力に抗して複合タイルを浮き上がらせることができる。
【0021】
本来、スチール面に吸着した磁石は吸着面に対して垂直方向から、吸着力に抗し外すことは大きな力を要し困難である。また、多数のタイルを隙間なく施工した場合は外すためにタイル側面に手や工具を入れることができないので、最初の1枚を外すことが困難である。しかし、本実施例による複合タイルはタイルの端部を押圧するだけで剥がすことができるので、多数の複合タイルを敷き詰めた中に、本実施例による複合タイルを少なくとも1ヶ所施工しておけば簡単に剥がすことができ、1ヶ所を剥がせば隣接する他の複合タイルは欠け部のないタイルであっても次々に剥がすことができ、極めて便利である。
【0022】
図6(A)(B)(C)は1枚の正方形のタイルの2辺にそれぞれ二等辺三角形を隣接して成る、3枚1グループで1模様を形成するタイルの施工例を示したもので、(A)は平面側説明図、(B)は背面図で、偶数本の磁極が個々のタイルの一辺と平行するようにシート状磁石を貼着している。(C)は他実施例の背面図で、タイル表面は(A)と同一であるが、背面側が1グループのタイルのうち三角形の底辺を基準線として偶数本の磁極が並列するように磁石を貼着している。
【0023】
図6の四角形のタイルのように模様の方向性がきまっていると(B)のような磁極配列の場合タイルを上下逆にして貼着できないので、模様の方向性に合わせた磁極配列の磁石を貼着しなければならない。また、(C)の場合、個々の二等辺三角形の磁極は奇数本であるが1グループとしての磁極は偶数本であるため同一模様を縦列又は並列しても磁石端部は異極同士対向することができ、多数連続することができる。
【0024】
上記のようにタイルの模様に決まった方向性があるときはタイル施工時に方向性を誤ると、隣接する磁石と反発して貼着することができず、むしろ貼りまちがえるおそれがなく、簡単かつ確実に施工することができる
【0025】
【発明の効果】
本発明によるタイルは裏面に偶数本の磁極を有する磁石を、タイルの基準線と磁極とが平行になるように貼ったので、タイル周縁で異極同士を隣接して次々に並列するだけでタイルを貼着でき、初心者でも磁石のN極S極の吸引力を利用して位置ずれのない安定した施工を行うことができる。また、貼着後にデザインを変更したければ磁石端縁部から剥がして貼り替えることができ、特に可撓性磁石の場合、貼り替えが容易である。
【0026】
更にタイルとシート状磁石との間に未接着部を設け又は磁石の欠け部を設けた場合は、施工後の複合タイルを容易に剥がすことができ、未経験者でも施工面や複合タイルを損傷することなく、適確な施工、貼り替えを行うことができる。
【0027】
本発明による複合タイルは施工及び取り外しが容易であるため、複雑な模様や連続模様も未経験者が良い出来栄えで貼り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるタイルの一実施例を示した裏面側斜視図である。
【図2】
他実施例を示し、六角形のタイルの一辺を基準線としたものの裏面図である。
【図3】
タイルと可撓性シート状磁石とを2ヶ所の角部でのみ接着した複合タイルの施工例を示した斜視図で、剥がれる直前を示している。
【図4】
対角線状の2ヶ所の角部のみ未接着部とした複合タイルの施工例で、剥がれる直前の斜視図である。
【図5】
タイル裏面に接着したシート状磁石の一部に欠け部を有する複合タイルを示したもので、(A)は背面側斜視図、(B)は使用状態の端面図である。
【図6】
(A)(B)(C)は3枚1グループで1模様を構成するタイルを連続して施工する例を示した図で、(A)は平面側説明図、(B)は背面図で、個々のタイルの辺を基準線として磁石を貼着した例である。(C)は他実施例の背面図で、二等辺三角形の底面を基準線とし1グループに偶数本の磁極を有する磁石を貼着した例である。
【符号の説明】
1 タイル
2 シート状磁石
3 接着部
4 未接着部
6 欠け部
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