JP2000322912A - 単一光源と固定レンズを有する自動車用二機能ヘッドライト - Google Patents

単一光源と固定レンズを有する自動車用二機能ヘッドライト

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JP2000322912A JP2000130245A JP2000130245A JP2000322912A JP 2000322912 A JP2000322912 A JP 2000322912A JP 2000130245 A JP2000130245 A JP 2000130245A JP 2000130245 A JP2000130245 A JP 2000130245A JP 2000322912 A JP2000322912 A JP 2000322912A
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動形の光構成部品をまったく備える必要も
なく、カーブを通り抜けるための短区間点灯機能と、フ
ォグライト機能といった2つの代替機能を提供する。 【解決手段】 この自動車のヘッドライトは、概ね幅方
向に広がるビームを発生させる光学手段と協働する光源
を備えている。本発明により、リフレクタなどの光学手
段は、光の強さが最大の2つの異なるゾーン(TC3、
TC4)を、ビーム内に発生させるようになっている。
本発明は、自動車の右側に1つと、左側に1つ設けた改
造された1対の自動車ライトを対象としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に言うと、
自動車のライトに関し、特に、ヘッドライトの通行ビー
ム、すなわちロービームの側方強化のために、しばしば
備えられる付加的なヘッドライトまたは駆動ライトに関
するものである。これらの付加的な駆動ライトは、旋回
ライトとも呼ばれ、霧透過機能またはフォグライト機能
を、同時に提供する場合がある。
【0002】
【従来の技術】リフレクタに装着された光源を備えるヘ
ッドライトを、第1の位置と第2の位置の間で選択的に
傾けるようにするための提案が以前からあった。第1の
位置において、ライトは、専用ロービーム・ヘッドライ
トで平行に発生した通行ビームすなわちロービームを側
方に広げるビームを発生させ、第2の位置において、こ
のヘッドライトは、霧用に適切に変更されるビームを発
生させる。
【0003】しかし、様々な理由で、特に販売費用と信
頼性のために、リフレクタが定位置を占めているヘッド
ライトを提供する(もちろん、自動車の姿勢変動を補償
するために、装着中または運転中、ヘッドライトの水平
位置と方位角位置を調整する設備とは別に)ことが一般
に好ましい。とはいえ、このような固定リフレクタに頼
ることは、旋回ビームの機能とフォグライトの機能を組
合わせるための公知の提案と両立できないということで
ある。
【0004】さらに、共通カバーレンズを有する、傾斜
リフレクタ付きの上述のヘッドライトでは、充分な旋回
ビームも、霧用の充分なビームも発生させるように、リ
フレクタを設計することは、やや困難なことであると言
える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第1
に、所与のビームを効果的に強化できるようにし、例え
ば、所与の側方方向において、ロービームを側方に広げ
られるようにし、また、第2に、ヘッドライト内に可動
形の光構成部品(一般にリフレクタ)をまったく備える
必要もなく、ただ1つの光源(一般に、フィラメントま
たは放電ランプ)だけを備えて、いくつかの規則に適合
した別のタイプのビーム(例えば、フォグライトのビー
ム)を供給できる、道路の左カーブにも右カーブにも沿
って走行するためのヘッドライトを提供することにあ
る。
【0006】本発明の第1の局面によれば、概ね幅方向
に広がるビームを発生させる光学手段と協働する光源を
備える自動車用のヘッドライトであって、光学手段が、
そのビームの範囲内に、光の強さが最大の2つの異なる
ゾーンを発生させるようにすることをその特徴としてい
る。
【0007】本発明の第1の局面の様々な好ましい特
徴、ただし、任意で、かつ非限定的なものは、次の通り
である。 ・光の強さが最大であるゾーンが、道路のほぼ中心線上
にあるようにしている。 ・光の強さが最大である2つのゾーンが、互いに約30
°〜40°程度の角度だけずらされている。 ・ビームが、そのビームの上端の概ね平行なカットオフ
線により画成されている。 ・このカットオフ線が、事実上、ビーム縦断面図のうち
道路から異なる高さにある2つの平坦部で画成され、さ
らに、これらの平坦部の1つが、ほぼ道路の中心線にあ
って、かつ他方の前記平坦部よりも低いレベルにある。 ・前記光学手段が、光源から直接にビームを発生させる
リフレクタから成っている。 ・リフレクタの左手部分と右手部分が、ビームの範囲内
のそれぞれ右側と左側に、光の強さが最大のゾーンを発
生させるようになっている。
【0008】本発明の第2の局面によれば、本発明は、
左ライトと右ライトから成る自動車用の1対のヘッドラ
イトであって、第1の前記ライトが、概ね幅方向に広が
る第1のビームを発生させ、そのとき、光の強さが最大
の第1のゾーンが、道路の中心線に対して第1の側方方
向にずらされ、また光の強さが最大の第2のゾーンが、
道路の中心線の近くにあることと、他の前記ライトが、
概ね幅方向に広がる第2のビームを発生させ、そのと
き、光の強さが最大の第1のゾーンが、道路の中心線に
対して第1の側方方向とは逆の第2の側方方向にずらさ
れ、また光の強さが最大の第2のゾーンが、道路の中心
線の近くにあることを特徴とするヘッドライトが提供さ
れる。
【0009】本発明の第2の局面による1対のヘッドラ
イトの様々な好ましい特徴、ただし、任意で、かつ非限
定的なものは、次の通りである。 ・自動車が通り抜ける道路カーブに応じて、それぞれの
前記ヘッドライトが、個別に点灯されるようにし、ま
た、これら2つのヘッドライトが、協働して、共通の霧
透過ビームを発生させるように、同時に点灯されるよう
にする。 ・それぞれの前記ヘッドライトには、直接にそのビーム
を形成するようにしたリフレクタが備えられ、またこれ
ら2つのヘッドライトには、対向する2つの方向におい
て、側方に傾かれた同一のリフレクタが備えられてい
る。 ・2つの前記リフレクタが、それぞれ、垂直軸の平面に
対して対称的な反射面を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のさらなる特徴、
目的、利点は、非限定的な例としてのみあげる、本発明
のいくつかの好適な実施例の下記の詳細な説明を、添付
図面を参照して読めば、さらに明らかになると思う。
【0011】まず最初に、図1には、2つの短区間(ロ
ービーム)のヘッドライト(すなわち、左ヘッドライト
PCGと右ヘッドライトPCD)を備える自動車のフロ
ント部分が略示されている。これらのヘッドライトは、
それぞれ、V字形のカットオフを有する非対称欧州標準
化タイプの旋回ビーム(すなわち、ロービーム)を放射
するようになっている。これら2つのヘッドライトで放
出される光ビームは、本質的には、無限遠において互い
に重なるようになっている。
【0012】この自動車はまた、2つの二機能ヘッドラ
イト、すなわち左側二機能ライトPVAGと、右側二機
能ライトPVADをも備えている。これらの2つの機能
は、道路の端を照らすロービームの機能と、フォグライ
トの機能である。これらの二機能ヘッドライトについて
は、後でさらに詳しく説明する。
【0013】例えば、1対の特定のヘッドライトまたは
駆動ライト(図には示されていない)を用いるか、ある
いは、巡行ヘッドライト(それゆえ、例えば、H4標準
化タイプの2フィラメントランプ、もしくは、それに類
するものを装備している)に組込むというやり方で、道
路照光機能をも備えている。
【0014】後で詳細がわかる二機能ヘッドライトPV
AGとPVADは、固定リフレクタを持っているが、左
カーブ用のロービーム機能、右カーブ用のロービーム機
能、フォグライト機能を果たすようになっている。
【0015】より詳しく言えば、本発明の特徴により、
自動車が左カーブを曲るときには、ヘッドライトPVA
Gが、完全オン/オフに基づいて、または漸進的に点灯
され、自動車が右カーブを曲るときには、ヘッドライト
PVADが、完全オン/オフに基づいて、または漸進的
に点灯され、さらに、フォグライト機能が求められると
きには、ヘッドライトPVAGも、ヘッドライトPVA
Dも同時に点灯されるようになっている。
【0016】このような手法により、自動車の照明系統
の全電気消費量が減らされる。このことは、通常運転の
際、すなわちフォグライト機能が使用されてないときに
は、2つのライトだけが、常時、点灯されるが、一方、
自動車が円形カーブを進んでいるときには、点灯してい
る付加的なライトは、1つだけであるからである。また
ランプの有効寿命も長くなる。これは、2つの短区間の
ロービームヘッドライトと、可動形リフレクタ付きの2
つの旋回ビームヘッドライト、でなければ合計4つのラ
イトが、常時、点灯される従来技術の状況とは対照的で
ある。
【0017】そのため、上記の2つのヘッドライトで発
生するビームは、固定されており(図に示されている通
り)、それらのヘッドライトが個々に点灯されるときに
は、巡行ビーム、すなわち、いわゆる主ビームを、その
ビームのどちらかの側に効果的に強化できなければなら
ず、さらに、それらのヘッドライトがともに点灯される
ときには、規則への適合に関しても、運転者の快適さに
関しても、霧透過ビームの要件を満たすこともできなけ
ればならないということである。
【0018】この目的のために、2つのライトPVAG
とPVADは、それぞれ、固定ビームを発生させるよう
に設計されている。ただし、このビームは、第1に、概
ね水平な上端カットオフで画定され、また第2に、光の
強さが最大の2つのゾーンを持ち、かつそれらのゾーン
が互いに側方にずらされている。
【0019】例えば、ライトPVAGで放射されるビー
ムは、道路の中心線への第1の集光ゾーン、すなわち側
方の角度のずれがゼロのものと、例えば、左側に約35
°〜40°だけずらされた第2の集光ゾーンを有する場
合がある。対称的に、ライトPVADで放射されるビー
ムは、道路の中心線への第1の集光ゾーンと、右側に約
35°〜40°だけずらされた第2の集光ゾーンを有す
る。
【0020】したがって、それぞれのビームは、その第
2の集光ゾーンに基づいて、充分なロービーム機能を果
たすことができる。にもかかわらず、双方のヘッドライ
トが点灯するときには、2つのビームが互いに重ね合わ
されることから、合計ビームが発生する。ただし、この
ビームは、水平カットオフを持ち、また道路の中心線
に、効力のある耐霧ビームとなるくらいの光の強さを持
ち、同時に、カットオフ線の下に、かなりの幅を有して
いる。
【0021】上述のビームは、反射鏡と、ヘッドライト
の閉止レンズ上に設けられた光偏向要素との慎重な組合
せによるか、あるいは本質的に、リフレクタの実際の具
体的設計により、発生する。後者の場合には、ヴァレオ
ビジョン(Valeo Vision)社の名においてフランス国
特許公開第2760067号と同第2760068号公
報に記述されている構成を利用すると有利である。詳細
な説明を欲するときは、これを参照されたい。
【0022】しかし、これらの文書は、異なるゾーンに
基づく反射面を述べていることである。ただし、これら
のゾーンは、ビームのうち、それぞれのカットオフ線で
画定された部分を個々に発生でき、また、それらのゾー
ンにおいて、幅方向の配光を非常に柔軟なやり方で変え
ることができる。
【0023】ロービーム機能に当てられた集光ゾーン
が、リフレクタの光軸に対して、大幅にずらされるとい
う事実を考慮に入れて、この光軸に対して一方の側にず
らされた第1の集光ゾーンと、またこの光軸の対向する
側にずらされた第2の集光ゾーンを発生させるように、
リフレクタを設計すると有利である。
【0024】次に参照する図2は、直接光を阻止するた
めのマスク、すなわち隠蔽フード12が完備されたフィ
ラメント11付きランプ10と協働するリフレクタ20
を示しており、そのリフレクタの反射面は、その左手部
分が、右に約10°の所に集光ゾーンを発生させるよう
に、また右手部分が、左に約25°〜30°の所に集光
ゾーンを発生させるように設計されている。
【0025】従って、リフレクタの設計の間に求められ
る側方の広がりは、妥当な範囲内にとどまり、特に、隠
蔽フード12自体、またはリフレクタを前方に突出す
る、ある領域(図には示されていない)のいずれかによ
る反射光の好ましくない遮断の発生が避けられる。ま
た、リフレクタの左手部分を使用して光の右偏移を与
え、またリフレクタの右手部分を使用して光の左偏移を
与えることからも、このような好ましくない遮断が避け
られる。さらに、このような特徴により、リフレクタの
左手部分と右手部分を、それぞれ左偏移と右偏移に当て
た場合よりも、光源を中心として、さらに閉じたリフレ
クタを作ることもでき、そのため、光源により放射され
た光束をより良く回復させることができる。
【0026】次に、図3に示す通り、ランプとリフレク
タから成る集成体を10°だけ左に転向して、集光ゾー
ンの所要の分離を得ることで充分であるとする。
【0027】もちろん、ヘッドライトPVADのランプ
とリフレクタから成る集成体は、対称的であるように設
計されているのが好ましい。
【0028】この実施例の別の変形例とし、ライトPV
AGか、ライトPVADのいずれかで随意に使用できる
単一のリフレクタを設計することができる。より正確に
言えば、次に参照する図4に示される種類の概ね対称的
なビームであって、左に約17.5°だけずらされた第
1の集光ゾーンTC1と、右に約17.5°だけずらさ
れた第2の集光ゾーンTC2を有するビームを発生させ
るリフレクタを、上述の原理に基づいて製作する場合、
この同一リフレクタを使用して、それを左手のライトで
は、左に約17.5°だけ傾け、また、それを右手のラ
イトでは、右に約17.5°だけ傾ければ、上述のそれ
ぞれの左ビームと右ビームを発生させることができる。
【0029】マスク12の周りを通る問題が高まり、そ
の結果、リフレクタの設計で求められる左偏移と右偏移
が増すとすると、この種の手法を使えば、この問題をよ
り良く克服できることができる。
【0030】図5には、本発明によるヘッドライトPV
AG用のさらなるリフレクタの設計が略示されている。
このリフレクタを用いれば、上に説明されるやり方で、
ロービーム機能にも、フォグライト機能にも、同時にふ
さわしいようにすることができ、また2つのカットオフ
部分C1とC2の高さを互いにずらせることにより、上
端が画定されるという優れた特徴を持つビームを発生さ
せることができる。
【0031】ここでもやはり、上述のフランス国特許公
開第2760067号と同第2760068号公報に開
示されている配置構成を、反射カットオフ線の高さが互
いに慎重にずらされている個々の反射ゾーンを利用すれ
ば、効果的に使用できる。しかし、その変形例は、まっ
たく限定的なものでない。
【0032】したがって、図5に示される例では、リフ
レクタの左手部分に、3つのゾーンG1、G2、G3を
設けることができ、これらのゾーンは、ビームのうち、
例えばこの水平線よりも2%低い所(現行規則に合致す
る)に置くことのできるカットオフ線C1で画定される
部分を生み出すが、一方、リフレクタの右手部分には、
4つのゾーンD1、D2、D3、D4があり、それらの
ゾーンは、ビームのうち、例えば他方のカットオフ線よ
りも1.5%高い所(すなわち、水平線よりも0.5%
低い所)にあるカットオフ線C2で画定される部分を生
み出す。
【0033】もちろん、別の変形例として、一方のゾー
ンから他方のゾーンへと、カットオフ線の高さを漸進的
に変化させるようにすることができる。図6は、このよ
うなリフレクタで発生したビームの断面形を示してい
る。
【0034】図7は、ヘッドライトPVAGと対称的に
設計されたヘッドライトPVADのリフレクタで発生し
たビームの断面形を示している。このようなビームのお
かげで、ロービーム機能の場合に、通行ロービームを側
方に広げる大きさの光が、通行ビームの高さに対して、
正確な高さに位置付けられる点で、このロービーム機能
を向上させることができる。また、フォグライト機能に
おいて、フォグライトビームの中心領域が、充分な霧透
過をもたらすくらいの大きさ(この例において、一般に
2%を検討中)だけ、水平線から上げられる。
【0035】図6と図7に示されるようなビームは、上
述のやり方で、2つの集光ゾーンを持つことも、持たな
いこともある。2つの集光ゾーンが提供される場合、2
つのビームの測光は、例えば、次に参照する図8と図9
に示される通りである。
【0036】これらの図で気づくことは、一方の側にず
らされ、またロービーム機能に寄与する集光ゾーンTC
3は、比較的に尖った形状のものであることと、事実
上、道路の中心線上にあって、フォグライト機能に寄与
する集光ゾーンTC4についても同じことが言えること
である。
【0037】図10には、本発明の特徴を織り込んだリ
フレクタの別の実施例が示されている。このリフレクタ
では、このリフレクタの半分(この例では、右半分とな
る側方の半分)は、左にずらされたビームの集光ゾーン
の形成において役割を果たすだけでなく、かなりの広が
りで、右に向けて光を強化することもできる。この目的
は、マスク12の周りを通る上述の問題をさらに減らす
ことである。
【0038】したがって、図10において、リフレクタ
のこの右半分20Dは、内部から外部に向けて進む場
合、光の広がりを、0°から右に41°まで与える第1
のゾーンすなわち基礎ゾーンD0、光の広がりを、左に
9°から右に30°まで与える第2のゾーンD1、光の
広がりを、左に25°から0°まで与える第3のゾーン
D2、比較的に集中した配光を22°から左に10°ま
で与える第4のゾーンD3、最後に、非常に集中した配
光を20°から左に70°まで与える第5のゾーンD4
を含んでいる。
【0039】最外端のゾーンD4は、左にずらされた集
光ゾーンを発生させるのにもっとも大きな役割を果たす
が、一方、ゾーンD3は、この集光ゾーンの基礎を、ビ
ームの残りの部分に充分に配置できるようにする。
【0040】もちろん、本発明は、上に説明し、かつ図
面に示した実施例にはまったく限定されず、この特定の
技術分野に精通した者であれば、本発明に対して、多数
の変形や変更を行うことができると思う。
【0041】例えば、上述した測光特性のすべてを、リ
フレクタだけで、あるいは、適切なレンズとリフレクタ
を組合わせて、保証することができる。
【0042】上記した様々な特徴は、自動車照明の分野
において公知となっているいわゆる楕円形のヘッドライ
トを用いても得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のフロントエンドの左側と右側のライト
群を示す略平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における、ヘッドライト
のランプとリフレクタを示す略横断面図である。
【図3】リフレクタとランプを一方の側に傾けた、図2
に類する図である。
【図4】図2と図3に示すタイプのリフレクタで発生し
たビームを示す1組の等照度曲線である。
【図5】本発明の第2の実施例における、ヘッドライト
のランプとリフレクタを示す略横断面図である。
【図6】互いに対称的の対として設計された2つのヘッ
ドライト(図5に示されるリフレクタを持つ)が発生す
る光ビームの断面形を示す。
【図7】互いに対称的の対として設計された2つのヘッ
ドライト(図5に示されるリフレクタを持つ)が発生す
る光ビームの断面形を示す。
【図8】それぞれ2組の等照度曲線から成り、図6と図
7に示されるものと同じ2つのビームの測光をさらに詳
しく示す図である。
【図9】それぞれ2組の等照度曲線から成り、図6と図
7に示されるものと同じ2つのビームの測光をさらに詳
しく示す図である。
【図10】図5に示される一般的な種類のリフレクタの
一例をさらに詳しく示す、ランプとリフレクタの略横断
面図である。
【符号の説明】
10 ランプ 11 フィラメント(光源) 12 隠蔽フード 20 光学手段(リフレクタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60Q 1/18 F21M 3/08 Z 1/20 F21V 7/00 // F21W 101:10 F21Y 101:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概ね幅方向に広がるビームを発生させる
    光学手段(20)と協働する光源(11)を備える自動
    車用のヘッドライト(PVAG、PVAD)であって、
    光学手段が、そのビームの範囲内に、光の強さが最大の
    2つの異なるゾーン(TC1、TC2; TC3、TC
    4)を発生させるようになっていることを特徴とするヘ
    ッドライト。
  2. 【請求項2】 光の強さが最大であるゾーンの1つ(T
    C4)が、道路のほぼ中心線上にあるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のヘッドライト。
  3. 【請求項3】 光の強さが最大である2つのゾーン(T
    C1、TC2; TC3、TC4)が、互いに約30°
    〜40°程度の角度だけずらされていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のヘッドライト。
  4. 【請求項4】 ビームが、そのビームの上端の概ね平行
    なカットオフ線により画成されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のヘッドライト。
  5. 【請求項5】 カットオフ線が、事実上、ビーム縦断面
    図のうち、道路から異なる高さにある2つの平坦部で画
    成され、これらの平坦部の1つ(C1)が、ほぼ道路の
    中心線にあり、かつ他方の前記平坦部よりも低いレベル
    にあることを特徴とする請求項4記載のヘッドライト。
  6. 【請求項6】 前記光学手段が、光源から直接にビーム
    を発生させるリフレクタ(20)から成っていることを
    特徴とする前請求項のいずれか1つに記載のヘッドライ
    ト。
  7. 【請求項7】 リフレクタ(20)の左手部分と右手部
    分が、ビームの範囲内のそれぞれ右側と左側に、光の強
    さが最大のゾーンを発生させるようになっていることを
    特徴とする請求項6記載のヘッドライト。
  8. 【請求項8】 左ライト(PVAG)と右ライト(PV
    AD)から成る自動車用の1対のヘッドライトであっ
    て、第1の前記ライト(PVAG)が、概ね幅方向に広
    がる第1のビームを発生させ、そのとき、光の強さが最
    大の第1のゾーン(TC3)が、道路の中心線に対して
    第1の側方方向にずらされ、また光の強さが最大の第2
    のゾーン(TC4)が、道路の中心線の近くにあること
    と、他の前記ライトが、概ね幅方向に広がる第2のビー
    ムを発生させ、そのとき、光の強さが最大の第1のゾー
    ン(TC3)が、道路の中心線に対して第1の側方方向
    とは逆の第2の側方方向にずらされ、また光の強さが最
    大の第2のゾーン(TC4)が、道路の中心線の近くに
    あることを特徴とする1対のヘッドライト。
  9. 【請求項9】 自動車が通り抜ける道路カーブに応じ
    て、それぞれの前記ヘッドライトが、個別に点灯される
    ようにし、また、これら2つのヘッドライトが、協働し
    て、共通の霧透過ビームを発生させるように、同時に点
    灯されるようにしたことを特徴とする請求項8記載の1
    対のヘッドライト。
  10. 【請求項10】 それぞれの前記ヘッドライトに、直接
    にそのビームを形成するようにしたリフレクタ(20)
    を設け、またこれら2つのヘッドライトに、対向する2
    つの方向において、側方に傾いた同一のリフレクタを設
    けたことを特徴とする請求項8または9記載の1対のヘ
    ッドライト。
  11. 【請求項11】 2つの前記リフレクタ(20)が、そ
    れぞれ、垂直軸の面に対して対称的な反射面を有するこ
    とを特徴とする請求項10記載の1対のヘッドライト。
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