JP2001260744A - 車両用灯具および車両用灯具システム - Google Patents

車両用灯具および車両用灯具システム

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JP2001260744A JP2000082952A JP2000082952A JP2001260744A JP 2001260744 A JP2001260744 A JP 2001260744A JP 2000082952 A JP2000082952 A JP 2000082952A JP 2000082952 A JP2000082952 A JP 2000082952A JP 2001260744 A JP2001260744 A JP 2001260744A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/32Optical layout thereof
    • F21S41/33Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
    • F21S41/334Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors

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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向車ドライバに大きなグレアを与えてしま
うことなく、雨天走行時等における車両前方路面の視認
性向上を図ることができる車両用灯具を提供する。 【解決手段】 車両用灯具として、車両前方路面におけ
る正面近距離領域Nの左右両側に外れた領域に1対のレ
ーンマーク照射配光パターンP(LM1)、P(LM
2)を形成するレーンマーク照射灯10を設ける。両レ
ーンマーク照射配光パターンP(LM1)、P(LM
2)は、H−V点から左下および右下へ向けて放射状
(ハ字状)に延びるように形成する。これにより正反射
光により対向車ドライバに大きなグレアを与えてしまう
おそれのある正面近距離領域Nを照射することなく、自
車走行レーンのレーンマークLMs1、LMcを明るく
照射する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所定の配光パタ
ーンで前方へビーム照射を行うように構成された車両用
灯具および車両用灯具システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両用前照灯は、車両走行状況に
応じて異なる配光パターンで前方へビーム照射を行い得
るように構成されている。具体的には、ロービーム配光
パターンとハイビーム配光パターンとのビーム切換えが
可能な前照灯が従来より知られている。
【0003】ところで、雨天走行時等のように路面が濡
れている場合には、前照灯からの前方照射光の大半が路
面で正反射してしまい、自車ドライバへの再帰反射光が
少なくなるので、車両前方路面の視認性が悪くなり車両
運転がしづらいものとなる。
【0004】ただし、一般に舗装道路にはレーンマーク
(すなわち車両走行レーンを仕切るための白線等)が形
成されており、このレーンマークは路面が濡れている場
合においても比較的視認性が良好である。したがって、
前照灯からの前方照射光量を増大させるようにすれば、
レーンマークに対する視認性を高めることができ、その
分だけ車両運転もしやすくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに前照灯からの前方照射光量を単に増大させただけで
は、車両前方路面での正反射光も増大して対向車ドライ
バに大きなグレアを与えてしまうこととなるので、対向
車ドライバは車両運転がしづらいものとなってしまう、
という問題がある。
【0006】なお、特開平5−338487号公報に
は、車両前方路面を撮影して画像処理を行うことにより
レーンマークの位置検出を行い、その検出結果に基づい
てレーンマークのある方向へ前照灯の光軸を向ける制御
を行うように構成された車両照明装置が開示されてい
る。このような装置を採用すれば、レーンマークに対す
る視認性を高めることは可能であるが、対向車ドライバ
に与えるグレアの低減効果は得ることができず、しかも
装置構成が非常に複雑なものとなってしまう。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、対向車ドライバに大きなグレアを与
えてしまうことなく、雨天走行時等における車両前方路
面の視認性向上を図ることができる車両用灯具および車
両用灯具システムを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、レーンマー
ク照射に適した配光パターンで前方へビーム照射を行う
車両用灯具を採用することにより、上記目的達成を図る
ようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
所定の配光パターンで前方へビーム照射を行うように構
成された車両用灯具において、上記配光パターンの、灯
具中心を通る前後方向軸線に対して所定角度下向きの第
1角度位置における左右方向の光度分布が、該前後方向
軸線の左右両側に1対のピークを有する光度分布に設定
されている、ことを特徴とするものである。
【0010】上記「車両用灯具」は、実際の車両におい
ては、通常の前照灯(すなわちロービームとハイビーム
とのビーム切換えが可能な前照灯)等と併用されること
となるが、その使用の態様としては、前照灯と同時に点
灯させて使用するようにしてもよいし、該車両用灯具の
みを点灯させて使用するようにしてもよい。
【0011】上記「前後方向軸線の左右両側に1対のピ
ークを有する光度分布」を実現するための具体的な灯具
構成は特に限定されるものではなく、例えば、リフレク
タによる光源からの光の反射偏向制御で行う構成、前面
レンズによるリフレクタからの反射光の透過偏向制御で
行う構成、シェードによる光源からリフレクタへの入射
光の部分的な遮蔽制御で行う構成、あるいはこれらを組
み合わせて行う構成等が採用可能である。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る車両用灯具は、所定の配光パターンで前方へビーム
照射を行うように構成されているが、上記配光パターン
の、灯具中心を通る前後方向軸線に対して所定角度下向
きの第1角度位置における左右方向の光度分布が、該前
後方向軸線の左右両側に1対のピークを有する光度分布
に設定されているので、上記第1角度位置に対応する車
両前方路面の灯具正面領域への照射光量を抑えた上で、
その左右領域への照射光量を増大させることができる。
【0013】このため、雨天走行時等のように路面が濡
れている場合において、車両前方路面における灯具正面
領域での正反射光により対向車ドライバに大きなグレア
を与えてしまうのを防止した上で、その左右領域に存在
するレーンマークを明るく照射することができる。
【0014】このように本願発明によれば、対向車ドラ
イバに大きなグレアを与えてしまうことなく、雨天走行
時等における車両前方路面の視認性向上を図ることがで
きる。
【0015】上記「第1角度位置」の上記前後方向軸線
に対する下向き角度は特に限定されるものではないが、
これを例えば下向き4°の位置に設定した場合、この位
置は、灯具中心の地上高が仮に0.7mであるとする
と、車両前方路面においては灯具から前方約10mの位
置に相当する。この前方約10mという近距離領域に照
射されるビームは、灯具正面領域で正反射すると対向車
ドライバに大きなグレアを与えてしまう反面、その左右
領域に存在するレーンマークの照射には適したものとな
る。したがって、上記第1角度位置を下向き4°の位置
に設定することが上記作用効果を得る上で特に効果的で
ある。
【0016】上記構成において、上記配光パターンの第
1角度位置よりも所定角度下向きの第2角度位置におけ
る左右方向の光度分布を、上記前後方向軸線の左右両側
に1対のピークを有する光度分布に設定するとともに、
これら1対のピークの位置を、第1角度位置における1
対のピークよりも上記前後方向軸線から離れた位置に設
定すれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0017】すなわち、上記車両用灯具から車両前方路
面を見た状態において、レーンマークは上記前後方向軸
線から左下および右下へ向けて放射状(ハ字状)に延び
るものとなる。したがって、第2角度位置における各ピ
ークの位置を第1角度位置における各ピークよりも前後
方向軸線から離れた位置に設定すれば、上記前後方向軸
線から左下および右下へ向けて放射状に延びる配光パタ
ーンを得ることができ、これにより車両前方路面をレー
ンマークに沿って明るく照射することができる。
【0018】例えば、上記第2角度位置を上記前後方向
軸線に対して下向き8°の位置に設定した場合、この位
置は、灯具中心の地上高が仮に0.7mであるとする
と、車両前方路面においては灯具から前方約5mの位置
に相当するので、レーンマークを灯具前方約5mという
極近距離領域まで確実に照射することができる。
【0019】また上記第1角度における各ピークの光度
を上記第2角度の位置における各ピークよりも高い値に
設定すれば、レーンマークをその長手方向に沿って比較
的均一な照度で照射することができる。
【0020】ところで、車両前方へビーム照射を行う灯
具においては、その前後方向軸線に沿って延びる線分光
源が用いられることが多い。このような灯具において
は、これを後方から見た状態において、該灯具における
灯具中心の右上および左下に位置する領域からのビーム
により前方へ照射される配光パターンは、右上から左下
へ斜めに延びる像を基本としたものとなり、また、該灯
具における灯具中心の左上および右下に位置する領域か
らのビームにより前方へ照射される配光パターンは、左
上から右下へ斜めに延びる像を基本としたものとなる。
【0021】そこで、上記灯具を後方から見た状態にお
いて、該灯具における灯具中心の右上および/または左
下に位置する領域からのビームを左方向へ照射するとと
もに、該灯具における灯具中心の左上および/または右
下に位置する領域からのビームを右方向へ照射するよう
に構成すれば、車両前方路面を左右両側のレーンマーク
に沿って効率よく照射することができる。
【0022】4輪車両等においては、車両の左右前端部
に1対の灯具が設けられるのが普通であるので、上述し
たように1つの車両用灯具で左右両側のレーンマーク照
射を行う代わりに、左右1対の灯具を車両用灯具システ
ムとして捉え、両灯具を機能分離してレーンマーク照射
を行うようにすることも可能である。
【0023】すなわち、左側の灯具により形成される配
光パターンの、該灯具における灯具中心を通る前後方向
軸線に対して所定角度下向きの第1角度位置における左
右方向の光度分布を、該前後方向軸線の左側にピークを
有する光度分布に設定するとともに、右側の灯具により
形成される配光パターンの、上記第1角度位置における
左右方向の光度分布を、該灯具における灯具中心を通る
前後方向軸線の右側にピークを有する光度分布に設定す
れば、左側の灯具からの照射ビームにより左側のレーン
マーク照射を行うとともに右側の灯具からの照射ビーム
により右側のレーンマーク照射を行うことができるの
で、各灯具から前方へ照射されるビームを左右方向に大
きく偏向させることなく左右両側のレーンマーク照射を
行うことができ、これにより効率よくかつより正確にレ
ーンマーク照射を行うことができる。
【0024】この場合においても、上記第1角度位置を
上記各前後方向軸線に対して下向き4°の位置に設定す
ることが、対向車ドライバに大きなグレアを与えてしま
うことなくレーンマークをより明るく照射する観点から
好ましい。
【0025】また、このような車両用灯具システムを採
用した場合においても、左側の灯具により形成される配
光パターンの、第1角度位置よりも所定角度下向きの第
2角度位置における左右方向の光度分布を、該灯具にお
ける灯具中心を通る前後方向軸線の左側にピークを有す
る光度分布に設定するとともに、このピークの位置を第
1角度位置におけるピークよりも左側に設定し、一方、
右側の灯具により形成される配光パターンの、第2角度
位置における左右方向の光度分布を、該灯具における灯
具中心を通る前後方向軸線の右側にピークを有する光度
分布に設定するとともに、このピークの位置を第1角度
位置におけるピークよりも右側に設定すれば、車両前方
路面をレーンマークに沿って明るく照射することができ
る。
【0026】この場合においても、上記第2角度位置を
上記前後方向軸線に対して下向き8°の位置に設定すれ
ば、レーンマークを極近距離領域まで確実に照射するこ
とができる。
【0027】また、上記第1角度位置における各ピーク
の光度を上記第2角度位置における各ピークよりも高い
値に設定すれば、レーンマークをその長手方向に沿って
比較的均一な照度で照射することができる。
【0028】さらに、左側の灯具を、これを後方から見
た状態において、該灯具における灯具中心の右上および
/または左下に位置する領域からのビームを左方向へ照
射するように構成するとともに、右側の灯具を、これを
後方から見た状態において、該灯具における灯具中心の
左上および/または右下に位置する領域からのビームを
右方向へ照射するように構成すれば、車両前方路面をレ
ーンマークに沿って効率よく照射することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0030】まず、本願発明の第1実施形態について説
明する。
【0031】図1は、本実施形態に係る車両用灯具10
が組み込まれたコンビネーションヘッドランプ50を示
す正面図である。
【0032】本実施形態に係る車両用灯具10は、後述
するようなレーンマーク照射灯であって、図示のよう
に、前照灯30と共にコンビネーションヘッドランプ5
0を構成している。
【0033】このコンビネーションヘッドランプ50
は、車両右前端部に設けられる灯具であって、ランプボ
ディ52の前端開口部に素通しの透明カバー54が取り
付けられてなり、その灯室には、レーンマーク照射灯1
0用のリフレクタユニット12と前照灯30用のリフレ
クタユニット32とが並列に配置されている。
【0034】上記前照灯30用のリフレクタユニット3
2は、光源バルブ34と、この光源バルブ34を支持す
るリフレクタ36と、光源バルブ34から前方へ照射さ
れる直射光を遮蔽するシェード38とを備えてなってい
る。
【0035】上記光源バルブ34は、その灯具中心を通
る前後方向軸線Axbに沿って延びるロービーム用フィ
ラメントおよびハイビーム用フィラメントを有するH4
タイプのハロゲンバルブである。また、上記リフレクタ
36は、複数の反射素子36sからなる反射面36aを
有しており、該反射面36aにより上記光源バルブ34
からの光を前方へ拡散偏向反射させることにより、所定
の配光パターンで車両前方へビーム照射を行うようにな
っている。
【0036】すなわち、上記光源バルブ34のロービー
ム用フィラメントを点灯することにより、図2(a)に
示すようなカットオフライン(明暗境界線)CLを有す
るロービーム配光パターンP(L)でビーム照射を行
い、また、ハイビーム用フィラメントへの点灯切換えを
行うことにより、同図(b)に示すようなハイビーム配
光パターンP(H)でビーム照射を行うようになってい
る。
【0037】一方、上記レーンマーク照射灯10用のリ
フレクタユニット12は、光源バルブ14と、この光源
バルブ14を支持するリフレクタ16とを備えてなって
いる。
【0038】上記光源バルブ14は、その灯具中心を通
る前後方向軸線Axaに沿って延びるシングルフィラメ
ントを有するH7タイプのハロゲンバルブである。ま
た、上記リフレクタ16は、複数の反射素子16sから
なる反射面16aを有しており、該反射面16aにより
光源バルブ14からの光を前方へ拡散偏向反射させるこ
とにより、図2(a)および(b)に示すような左右1
対のレーンマーク照射配光パターンP(LM1)、P
(LM2)で車両前方へビーム照射を行うようになって
いる。
【0039】上記コンビネーションヘッドランプ50に
おいては、前照灯30の点灯および消灯とレーンマーク
照射灯10の点灯および消灯とが独立して行い得るよう
に構成されている。
【0040】すなわち、上述したように、前照灯30は
ロービームとハイビームとのビーム切換えが可能な構成
となっているので、レーンマーク照射灯10を前照灯3
0と同時点灯させることにより、図2(a)または
(b)に示すように、ロービーム配光パターンP(L)
またはハイビーム配光パターンP(H)に、左右1対の
レーンマーク照射配光パターンP(LM1)、P(LM
2)を重畳させた配光パターンを得ることができるが、
レーンマーク照射灯10のみを点灯させて両レーンマー
ク照射配光パターンP(LM1)、P(LM2)のみを
形成することも可能である。
【0041】ところで、図2は、車両が片側1車線(両
側2車線)の直線舗装道路を走行している場合におい
て、車両右側に配置されたコンビネーションヘッドラン
プ50の位置(正確にはレーンマーク照射灯10の灯具
中心)から車両前方路面を透視的に見て示す図に、該コ
ンビネーションヘッドランプ50によって形成される配
光パターンを重ねて示す図である。
【0042】同図において透視図の消点であるH−V点
(H−H線とV−V線との交点)は、レーンマーク照射
灯10の灯具中心を通る前後方向軸線Axaおよび前照
灯30の灯具中心を通る前後方向軸線Axbの前方延長
点と一致するものとなる。
【0043】同図に示すように、車両前方路面には、そ
の中央に位置するセンタラインLMcと、その両側に位
置する1対のサイドラインLMs1、LMs2とが、車
両走行レーンを仕切るレーンマークとして形成されてい
る。センタラインLMcは、間欠的なレーンマークとし
て形成されており、各サイドラインLMs1、LMs2
は、連続的なレーンマークとして形成されている。
【0044】晴天の夜間走行時やトンネル内走行時等の
ように路面が乾いている場合には、前照灯30のみを点
灯すれば十分であり、その際、走行状況(対向車の有無
等)に応じて適宜ビーム切換えを行い、ロービーム配光
パターンP(L)とハイビーム配光パターンP(H)と
のいずれかでビーム照射を行うようにすればよい。
【0045】一方、雨天の夜間走行時等のように路面が
濡れている場合には、前照灯30からの前方照射光はそ
の大半が路面で正反射してしまい、自車ドライバへの再
帰反射光が少なくなるので、車両前方路面の視認性が悪
くなり車両運転がしづらいものとなる。ただし、自車線
レーンを仕切る1対のレーンマーク(すなわち左側のサ
イドラインLMs1およびセンタラインLMc)は、路
面が濡れている場合においても比較的視認性が良好であ
るので、仮に前照灯30からの前方照射光量を増大させ
るようにすれば、両レーンマークLMs1、LMcに対
する視認性を高めることができ、その分だけ車両運転も
しやすくなる。しかしながら、このようにした場合に
は、車両前方路面での正反射光も増大して対向車ドライ
バに大きなグレアを与えてしまうこととなるので、対向
車ドライバは車両運転がしづらいものとなってしまう。
【0046】この場合において、対向車ドライバに対し
て大きなグレアとなる正反射光は、図2(a)および
(b)に破線で示すように、車両前方路面におけるV−
V線近傍の正面近距離領域Nにおいて正反射した光であ
る。
【0047】すなわち、この正面近距離領域Nで正反射
した光は、対向車ドライバの目への到達光量が多く、し
かもその正反射の方向が対向車ドライバの視線方向(通
常は車両前方を注視している)に近いため、対向車ドラ
イバに大きなグレアを与えてしまうこととなる。これに
対し、上記正面近距離領域Nの左右両側に外れた領域で
正反射した光は、対向車ドライバの目に到達しないかあ
るいはその正反射の方向が対向車ドライバの視線方向か
ら外れるので、対向車ドライバに大きなグレアを与えて
しまうことはない。
【0048】そこで本実施形態においては、レーンマー
ク照射灯10により、上記正面近距離領域Nの左右両側
に外れた領域に上記1対のレーンマーク照射配光パター
ンP(LM1)、P(LM2)を形成することにより、
対向車ドライバに大きなグレアを与えてしまうことな
く、車両前方路面の視認性向上を図るようにしている。
【0049】その際、車両前方路面において、自車走行
レーンを仕切るレーンマークLMs1、LMcは、H−
V点から左下および右下へ向けて放射状(ハ字状)に延
びるものとなるので、両レーンマーク照射配光パターン
P(LM1)、P(LM2)の形状も、左側のサイドラ
インLMs1およびセンタラインLMcに沿ってH−V
点から左下および右下へ向けて延びる形状に設定されて
いる。
【0050】図3は、上記レーンマーク照射灯10によ
る上記両レーンマーク照射配光パターンP(LM1)、
P(LM2)の形成方法を説明するための図であって、
車両前方路面と共に該レーンマーク照射灯10のリフレ
クタユニット12を、その後方斜め上方から透視的に示
す図である。
【0051】同図に示すように、リフレクタユニット1
2のリフレクタ16の反射面16aにおける灯具中心の
右上領域A1a、A1b、右側方領域A1c、A1dお
よび左下領域A1e、A1fは、光源14a(光源バル
ブ14のフィラメント)からの光を適宜偏向拡散反射さ
せて、その反射光を前後方向軸線Axaに対して左方向
へ照射し、各々配光パターン要素p1a〜p1fを形成
するようになっている。そして、これら配光パターン要
素p1a〜p1fの合成として左側のレーンマーク照射
配光パターンP(LM1)を形成するようになってい
る。
【0052】具体的には、配光パターン要素p1a、p
1eは、左下方へ延びる比較的小さい配光パターン要素
であって、レーンマーク照射配光パターンP(LM1)
の右上部分を構成している。また、配光パターン要素p
1b、p1fは、左下方へ延びる比較的大きい配光パタ
ーン要素であって、レーンマーク照射配光パターンP
(LM1)の左下部分を構成している。さらに、配光パ
ターン要素p1c、p1dは、水平方向に延びる配光パ
ターン要素であって、比較的小さい配光パターン要素p
1cがレーンマーク照射配光パターンP(LM1)の右
上端部を構成し、比較的大きい配光パターン要素p1d
がレーンマーク照射配光パターンP(LM1)の中央や
や右上寄り部分を構成している。
【0053】図4は、上記リフレクタ16の反射面16
aが、その前後方向軸線Axaを中心軸としかつ光源1
4aの後方近傍に焦点を有する回転放物面であると仮定
した場合において、反射面16aの各点からの反射光に
より灯具前方のスクリーンに形成される光源14aの像
を示す図である。
【0054】図示のように、光源14aは前後方向軸線
Axaに沿って延びる線分光源であり、かつ上記焦点よ
りも前方に配置されているので、反射面16aの右上領
域A1a、A1bの中心点a、bからの反射光により形
成される光源14aの像Ia、Ibは、H−V点の左下
領域において左下方へ延びる反転像となる。その際、反
射面16aにおいて前後方向軸線Axaから離れた右上
領域A1aの中心点aからの反射光により形成される像
Iaは、前後方向軸線Axaに近い右上領域A1bの中
心点bからの反射光により形成される像Ibよりも小さ
くかつH−V点に近い位置に形成される。
【0055】同様に、反射面16aの右側方領域A1
c、A1dの中心点c、dからの反射光により形成され
る光源14aの像Ic、Idは、H−V点の左側方領域
において左方へ延びる反転像となる。その際、反射面1
6aにおいて前後方向軸線Axaから離れた右側方領域
A1cの中心点cからの反射光により形成される像Ic
は、前後方向軸線Axaに近い右側方領域A1dの中心
点dからの反射光により形成される像Idよりも小さく
かつH−V点に近い位置に形成される。
【0056】さらに、反射面16aの左下領域A1e、
A1fの中心点e、fからの反射光により形成される光
源14aの像Ie、Ifは、H−V点の右上領域におい
て右上方へ延びる反転像となる。その際、反射面16a
において前後方向軸線Axaから離れた左下領域A1e
の中心点eからの反射光により形成される像Ieは、前
後方向軸線Axaに近い左下領域A1fの中心点fから
の反射光により形成される像Ifよりも小さくかつH−
V点に近い位置に形成される。
【0057】そして、これら各像Ia〜Ifを、各領域
A1a〜A1fに形成された反射素子16sにより偏向
拡散させて、図3に示すような各配光パターン要素p1
a〜p1fを形成するようになっている。このように各
配光パターン要素p1a〜p1fの形成に際して、その
各々の形状に近い像Ia〜Ifを利用することにより、
反射素子16sに大きな負担をかけることなく、各配光
パターン要素p1a〜p1fを容易に形成可能としてい
る。その際、H−V点に近い位置に小さい像Ia、I
c、Ieを基に形成される配光パターン要素p1a、p
1c、p1eを、レーンマーク照射配光パターンP(L
M1)においてH−V点寄りの位置に配置することによ
り、レーンマーク照射配光パターンP(LM1)内にお
いてH−V点寄りの部分の光度がH−V点から離れた部
分よりも相対的に高くなるようにしている。
【0058】一方、図3において、リフレクタユニット
12のリフレクタ16の反射面16aにおける灯具中心
の左上領域A2a、A2b、左側方領域A2c、A2d
および右下領域A2e、A2fは、光源14aからの光
を偏向拡散反射させて、その反射光を前後方向軸線Ax
aに対して右方向へ照射し、各々配光パターン要素p2
a〜p2fを形成するようになっている。そして、これ
ら配光パターン要素p2a〜p2fの合成として右側の
レーンマーク照射配光パターンP(LM2)を形成する
ようになっている。このレーンマーク照射配光パターン
P(LM2)は、左側のレーンマーク照射配光パターン
P(LM1)と前後方向軸線Axaに関して左右対称に
配置されている。
【0059】上記各配光パターン要素p2a〜p2fを
形成するにあたり、各領域A2a〜A2fに形成された
反射素子16sに付与される偏向拡散機能は、上記左側
のレーンマーク照射配光パターンP(LM1)を構成す
る各配光パターン要素p1a〜p1fを形成する場合と
全く同様である。
【0060】図3に示すように、上記両レーンマーク照
射配光パターンP(LM1)、P(LM2)は、H−V
点から左下および右下へ向けて挟角約120°、H−H
線に対して下向き約2°の位置から約10°の位置まで
延びている。
【0061】図5は、上記レーンマーク照射灯10によ
って照射される左右1対のレーンマーク照射配光パター
ンP(LM1)、P(LM2)の左右方向の光度分布を
示す図であって、同図(a)がH−V点から下向き4°
の位置の光度分布I(4)を示し、同図(b)がH−V
点から下向き8°の位置の光度分布I(8)を示してい
る。なお、これら各光度分布は、縦軸に光度、横軸にH
−H線方向の位置をとって示している。
【0062】図示のように、左右1対のレーンマーク照
射配光パターンP(LM1)、P(LM2)は、これら
を合成した状態において、下向き4°および下向き8°
の位置における左右方向の光度分布I(4)、I(8)
が、いずれもV−V線(前後方向軸線Axa)の左右両
側に1対のピークM(4)、M(8)を有する光度分布
に設定されている。そして、車両前方路面の正面近距離
領域Nは、下向き4°の位置においては1対のピークM
(4)の間の光度が低い部分に位置しており、下向き8
°の位置においては1対のピークM(8)の間の光度が
低い部分に位置している。
【0063】図示のように、下向き4°の位置の光度分
布I(4)における両ピークM(4)の位置は、下向き
8°の位置の光度分布I(8)における両ピークM
(8)よりもV−V線に近い位置に設定されている。す
なわち、V−V線から両ピークM(4)までの間隔D
(4)とV−V線から両ピークM(8)までの間隔D
(8)とは、D(4)<D(8)の関係になっている。
【0064】また、下向き4°の位置における各ピーク
M(4)の光度I(4)max は、下向き8°の位置にお
ける各ピークM(8)の光度I(8)max よりも高い値
に設定されている、上記レーンマーク照射灯10の灯具
中心の地上高が0.7mであるとすると、車両前方路面
において、下向き2°、4°、8°、10°は、各々灯
具前方約20m、約10m、約5m、約4mの位置に相
当する。したがって、上記レーンマーク照射灯10を点
灯させて、左右1対のレーンマーク照射配光パターンP
(LM1)、P(LM2)を形成することにより、車両
両側のレーンマークLMs1、LMcを車両前方約4m
(極近距離)から約20m(中距離)までの範囲にわた
って照射することができる。しかも、その際、各レーン
マーク照射配光パターンP(LM1)、P(LM2)
は、H−V点寄りの部分の光度がH−V点から離れた部
分の光度よりも相対的に高くなるように設定されている
ので、レーンマークLMs1、LMcを極近距離領域か
ら中距離領域まで比較的均一な照度で照射することがで
きる。
【0065】図3においては、上記各領域A1a〜A1
f、A2a〜A2fを楕円で囲んだ領域として図示した
が、実際のリフレクタ16においては、その反射面16
aを構成する各反射素子16sと上記各領域A1a〜A
1f、A2a〜A2fとの具体的な対応関係は図6に示
すようになっている。なお、同図は、上記リフレクタ1
6を単品で後方側から見て示す図である。
【0066】以上詳述したように、本実施形態に係るレ
ーンマーク照射灯10は、車両前方路面における正面近
距離領域Nへの照射光量を抑えた上で、その左右領域へ
の照射光量を増大させることができるので、雨天走行時
等のように車両前方路面が濡れている場合において、正
面近距離領域Nでの正反射光により対向車ドライバに大
きなグレアを与えてしまうのを防止した上で、その左右
領域に存在するレーンマークLMs1、LMcを明るく
照射することができる。
【0067】このように本実施形態によれば、対向車ド
ライバに大きなグレアを与えてしまうことなく、雨天走
行時等における車両前方路面の視認性向上を図ることが
できる。
【0068】しかも本実施形態に係るレーンマーク照射
灯10は、該灯具を後方から見た状態において、そのリ
フレクタ16の反射面16aにおける右上領域A1a、
A1bおよび左下領域A1e、A1fからのビームを左
方向へ照射するとともに左上領域A2a、A2bおよび
右下領域A2e、A2fからのビームを右方向へ照射す
るように構成されているので、左右両側のレーンマーク
LMs1、LMcに沿ったレーンマーク照射配光パター
ンP(LM1)、P(LM2)を容易に形成することが
できる。
【0069】さらに本実施形態においては、上記反射面
16aの右側方領域A1c、A1dおよび左側方領域A
2c、A2dからのビームを、各レーンマーク照射配光
パターンP(LM1)、P(LM2)におけるH−V点
寄りの部分に照射するようになっているので、各レーン
マーク照射配光パターンP(LM1)、P(LM2)
を、H−V点寄りの部分の光度がH−V点から離れた部
分の光度よりも相対的に高くなるように設定することが
容易となる。
【0070】ところで本実施形態においては、上記リフ
レクタ16が、複数の反射素子16sからなる反射面1
6aを有するいわゆるステップリフレクタである場合に
ついて説明したが、このように複数の反射素子16sに
区切られていない自由曲面からなる反射面を有するリフ
レクタを採用することも可能である。この場合には、そ
の反射面における上記各領域A1a〜A1f、A2a〜
A2fに対応する反射領域からの反射光によって、本実
施形態と同様の配光パターン形成を行うようにすればよ
い。
【0071】なお本実施形態においては、レーンマーク
照射灯10が、車両右側のコンビネーションヘッドラン
プ50に組み込まれている場合について説明したが、車
両左側のコンビネーションヘッドランプに組み込まれる
場合においても、本実施形態と同様の構成を採用するこ
とにより本実施形態と同様のレーンマーク照射配光パタ
ーンを得ることができる。その際、車両左側のコンビネ
ーションヘッドランプの位置から透視的に見た車両前方
路面は、左右のコンビネーションヘッドランプ相互間の
間隔の分だけ左右にずれたものとなるが、車両前方路面
を左右両側のレーンマークLMs1、LMcに沿って効
率よく照射することができる点に関しては、上記レーン
マーク照射灯10と同様である。
【0072】次に、本願発明の第2実施形態について説
明する。
【0073】図7は、本実施形態に係る車両用灯具シス
テム100を示す図であって、車両の左右中心位置から
車両前方路面を、該車両用灯具システム100により形
成されるレーンマーク照射配光パターンと共に透視的に
見て示す図である。
【0074】この車両用灯具システム100は、車両の
左右前端部に設けられた1対の灯具10L、10Rを備
えてなっている。これら各灯具10L、10Rは、第1
実施形態のレーンマーク照射灯10と同様の基本構成を
有するレーンマーク照射灯であって、各々前照灯(図示
せず)と共にコンビネーションヘッドランプ(図示せ
ず)を構成している。
【0075】図示のように、左側のレーンマーク照射灯
10Lは、車両前方路面を左側のレーンマークLMs1
に沿って照射するようになっており、右側のレーンマー
ク照射灯10Rは、車両前方路面を右側のレーンマーク
LMcに沿って照射するようになっている。
【0076】左側のレーンマーク照射灯10Lは、その
リフレクタユニット12のリフレクタ16の反射面16
aにおける灯具中心の右上領域B1a、B1b、右側方
領域B1c、B1dおよび左下領域B1e、B1fが、
光源14aからの光を適宜偏向拡散反射させて、その前
後方向軸線Axaに対して左方向へ照射し、各々配光パ
ターン要素p1a〜p1fを形成するようになってい
る。そして、これら配光パターン要素p1a〜p1fの
合成として左側のレーンマーク照射配光パターンP(L
M−L)を形成するようになっている。
【0077】このレーンマーク照射配光パターンP(L
M−L)は、上記第1実施形態のレーンマーク照射配光
パターンP(LM1)と同様であり、これを構成する各
配光パターン要素p1a〜p1fおよびその形成方法も
上記第1実施形態の場合と同様である。
【0078】一方、右側のレーンマーク照射灯10R
は、そのリフレクタユニット12のリフレクタ16の反
射面16aにおける灯具中心の左上領域B2a、B2
b、左側方領域B2c、B2dおよび右下領域B2e、
B2fが、光源14aからの光を偏向拡散反射させて、
その前後方向軸線Axaに対して右方向へ照射し、各々
配光パターン要素p2a〜p2fを形成するようになっ
ている。そして、これら配光パターン要素p2a〜p2
fの合成として右側のレーンマーク照射配光パターンP
(LM−R)を形成するようになっている。
【0079】このレーンマーク照射配光パターンP(L
M−R)は、上記第1実施形態のレーンマーク照射配光
パターンP(LM2)と同様であり、これを構成する各
配光パターン要素p2a〜p2fおよびその形成方法も
上記第1実施形態の場合と同様である。
【0080】図8は、上記各レーンマーク照射灯10に
よって照射される左右1対のレーンマーク照射配光パタ
ーンP(LM−L)、P(LM−R)の左右方向の光度
分布を示す図であって、同図(a)がH−V点から下向
き4°の位置の光度分布I(L4)、I(R4)を示
し、同図(b)がH−V点から下向き8°の位置の光度
分布I(L8)、I(R8)を示している。なお、これ
ら各光度分布は、縦軸に光度、横軸にH−H線方向の位
置をとって示している。
【0081】図示のように、左側のマーク照射配光パタ
ーンP(LM−L)は、下向き4°および下向き8°の
位置における左右方向の光度分布I(L4)、I(L
8)が、いずれもV−V線の左側にピークM(L4)、
M(L8)を有する光度分布に設定されている。そし
て、下向き4°の位置の光度分布I(L4)におけるピ
ークM(L4)の位置は、下向き8°の位置の光度分布
I(L8)におけるピークM(L8)よりもV−V線に
近い位置に設定されている。すなわち、V−V線からピ
ークM(L4)までの間隔D(L4)とV−V線からピ
ークM(L8)までの間隔D(L8)とは、D(L4)
<D(L8)の関係になっている。さらに、下向き4°
の位置における各ピークM(L4)の光度I(L4)ma
x は、ピークM(L8)の光度I(L8)max よりも高
い値に設定されている。
【0082】一方、右側のマーク照射配光パターンP
(LM−R)は、下向き4°および下向き8°の位置に
おける左右方向の光度分布I(R4)、I(R8)が、
いずれもV−V線の左側にピークM(R4)、M(R
8)を有する光度分布に設定されている。そして、下向
き4°の位置の光度分布I(R4)におけるピークM
(R4)の位置は、下向き8°の位置の光度分布I(R
8)におけるピークM(R8)よりもV−V線に近い位
置に設定されている。すなわち、V−V線からピークM
(R4)までの間隔D(R4)とV−V線からピークM
(R8)までの間隔D(R8)とは、D(R4)<D
(R8)の関係になっている。さらに、下向き4°の位
置における各ピークM(R4)の光度I(R4)max
は、ピークM(R8)の光度I(R8)max よりも高い
値に設定されている。
【0083】そして、車両前方路面の正面近距離領域N
は、下向き4°の位置においてはピークM(L4)とピ
ークM(R4)との間の光度が低い部分に位置してお
り、下向き8°の位置においては1対のピークM(L
8)とピークM(R8)との間の光度が低い部分に位置
している。
【0084】このように本実施形態においても、左右1
対のレーンマーク照射配光パターンP(LM−L)、P
(LM−R)により、車両両側のレーンマークLMs
1、LMcを車両前方約4m(極近距離)から約20m
(中距離)までの範囲にわたって照射することができ
る。しかも、その際、各レーンマーク照射配光パターン
P(LM−L)、P(LM−R)は、H−V点寄りの部
分の光度がH−V点から離れた部分の光度よりも相対的
に高くなるように設定されているので、レーンマークL
Ms1、LMcを極近距離領域から中距離領域まで比較
的均一な照度で照射することができる。
【0085】図9に示すように、本実施形態において
は、さらに、両レーンマーク照射灯10L、10Rにお
いて上記レーンマーク照射配光パターンP(LM−
L)、P(LM−R)の形成に使用しなかった反射領域
を利用して、該レーンマーク照射配光パターンP(LM
−L)、P(LM−R)の周辺をより広くカバーする配
光パターンを形成するようになっている。
【0086】すなわち、左側のレーンマーク照射灯10
Lにおいては、そのリフレクタユニット12のリフレク
タ16の反射面16aにおける灯具中心の左上領域B2
a´、B2b´、左側方領域B2c´、B2d´および
右下領域B2e´、B2f´が、光源14aからの光を
偏向拡散反射させて、配光パターンP(L1)、P(L
2)、P(L3)を付加的に形成するようになってい
る。
【0087】上記配光パターンP(L1)は、レーンマ
ーク照射配光パターンP(LM−L)の近距離部分にお
いて左方向へ広がるかなり大きな配光パターンであっ
て、左上領域B2a´、B2b´および左側方領域B2
e´、B2f´からの反射光により形成されるようにな
っている。また、上記配光パターンP(L2)は、レー
ンマーク照射配光パターンP(LM−L)の中距離部分
においてやや右方向へ広がる比較的小さい配光パターン
であって、左側方領域B2d´からの反射光により形成
されるようになっている。そして、上記配光パターンP
(L3)は、レーンマーク照射配光パターンP(LM−
L)の遠距離部分において右方向へV−V線を越える位
置まで広がる小さい配光パターンであって、左側方領域
B2c´からの反射光により形成されるようになってい
る。
【0088】一方、右側のレーンマーク照射灯10Rに
おいては、そのリフレクタユニット12のリフレクタ1
6の反射面16aにおける灯具中心の右上領域B1a
´、B1b´、右側方領域B1c´、B1d´および左
下領域B1e´、B1f´が、光源14aからの光を偏
向拡散反射させて、配光パターンP(R1)、P(R
2)、P(R3)を形成するようになっている。
【0089】これら配光パターンP(R1)、P(R
2)、P(R3)は、上記配光パターンP(L1)、P
(L2)、P(L3)とV−V線に関して左右対称に配
置されており、その形成方法も左側のレーンマーク照射
灯10Lの場合と同様である。
【0090】ところで本実施形態においては、車両前方
路面における正面近距離領域Nの左右両側のみならず、
その遠方領域にも配光パターンP(L3)、P(R3)
が付加的に形成されている。しかしながら上記正面近距
離領域Nよりもさらに遠方の領域で正反射した光は、対
向車ドライバの目に到達することがあっても、光源14
aからの距離が十分離れているので、その到達光量はあ
まり多くない。したがって上記配光パターンP(L)、
P(R3)を形成したことにより、対向車ドライバに大
きなグレアを与えてしまうことはない。
【0091】本実施形態のように、左右1対のレーンマ
ーク照射配光パターンP(LM−L)、P(LM−R)
に対して、配光パターンP(L1)、P(L2)、P
(L3)およびP(R1)、P(R2)、P(R3)を
付加的に形成することにより、車両前方路面の正面近距
離領域Nへのビーム照射を回避しつつ、レーンマーク照
射配光パターンP(LM−L)、P(LM−R)を左右
に広げることができ、これにより直線路を走行する場合
のみならず曲線路を走行する場合においても、車両両側
のレーンマークLMs1、LMcを確実に照射すること
が可能となり、より車両運転がしやすくなる。
【0092】上記各実施形態においては、そのレーンマ
ーク照射灯10、10L,10Rが、前照灯と共にコン
ビネーションヘッドランプに組み込まれた構成となって
いるが、これらレーンマーク照射灯10、10L,10
Rを前照灯とは別体で構成するようにしてもよく、この
ようにした場合においても上記各実施形態と同様の作用
効果を得ることができる。
【0093】また、上記各実施形態においては、そのレ
ーンマーク照射灯10、10L,10Rが、ロービーム
とハイビームとのビーム切換えが可能な前照灯と組み合
わされた構成について説明したが、レーンマーク照射灯
10、10L,10Rをロービームおよびハイビーム以
外のビームが照射可能な前照灯と組み合わせるようにす
ることももちろん可能である。
【0094】さらに、上記各実施形態においては、その
レーンマーク照射灯10、10L,10Rおよび前照灯
30の光源バルブとしてハロゲンバルブが用いられてい
るが、光源バルブとして放電バルブ等を用いた場合にお
いても上記各実施形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態に係る車両用灯具(レ
ーンマーク照射灯)が組み込まれたコンビネーションヘ
ッドランプを示す正面図
【図2】車両右側のコンビネーションヘッドランプの位
置から車両前方路面をその配光パターンと共に透視的に
見て示す図
【図3】上記レーンマーク照射灯により形成されるレー
ンマーク照射配光パターンを、そのリフレクタユニット
の後方斜め上方から透視的に示す図
【図4】上記レーンマーク照射配光パターンの形成方法
を説明するための図であって、灯具前方のスクリーンに
形成される光源の像を示す図
【図5】上記レーンマーク照射配光パターンの左右方向
の光度分布を示す図
【図6】上記レーンマーク照射灯のリフレクタを単品で
示す背面図
【図7】本願発明の第2実施形態に係る車両用灯具シス
テムにおいて、車両の左右中心位置から車両前方路面
を、該システムにより形成されるレーンマーク照射配光
パターンと共に透視的に見て示す図
【図8】上記車両用灯具システムによって形成されるレ
ーンマーク照射配光パターンの左右方向の光度分布を示
す図
【図9】上記車両用灯具システムによって付加的に形成
される配光パターンを示す、図7と同様の図
【符号の説明】
10 車両用灯具(レーンマーク照射灯) 12 リフレクタユニット 14 光源バルブ 14a 光源(フィラメント) 16 リフレクタ 16a 反射面 16s 反射素子 30 前照灯 50 コンビネーションヘッドランプ Axa 前後方向軸線 A1a、A1b、B1a、B1b、B1a´、B1b´
右上領域 A1c、A1d、B1c、B1d、B1c´、B1d´
右側方領域 A1e、A1f、B1e、B1f、B1e´、B1f´
左下領域 A2a、A2b、B2a、B2b、B2a´、B2b´
左上領域 A2c、A2d、B2c、B2d、B2c´、B2d´
左側方領域 A2e、A2f、B2e、B2f、B2e´、B2f´
右下領域 I(4)、I(8) 光度分布 I(4)max 、I(8)max ピークの光度 Ia、Ib、Ic、Id、Ie、If 光源の像 LMc センタライン(レーンマーク) LMs1、LMs2 サイドライン(レーンマーク) M(4)、M(8) ピーク N 正面近距離領域 P(L) ロービーム配光パターン P(H) ハイビーム配光パターン P(LM1)、P(LM2) レーンマーク照射配光パ
ターン a、b、c、d、e、f 中心点 p1a、p1b、p1c、p1d、p1e、p1f 配
光パターン要素 100 車両用灯具システム 10L 左側の灯具(レーンマーク照射灯) 10R 右側の灯具(レーンマーク照射灯) I(L4)、I(L8)、I(R4)、I(R8) 光
度分布 I(L4)max 、I(L8)max 、I(R4)max 、I
(R8)max ピークの光度 P(LM−L)、P(LM−R) レーンマーク照射配
光パターン P(L1)、P(L2)、P(L3)、P(R1)、P
(R2)、P(R3)付加的な配光パターン M(L4)、M(L8)、M(R4)、M(R8) ピ
ーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月27日(2001.3.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】図示のように、左側のマーク照射配光パタ
ーンP(LM−L)は、下向き4°および下向き8°の
位置における左右方向の光度分布I(L4)、I(L
8)が、いずれもV−V線の左側にピークM(L4)、
M(L8)を有する光度分布に設定されている。そし
て、下向き4°の位置の光度分布I(L4)におけるピ
ークM(L4)の位置は、下向き8°の位置の光度分布
I(L8)におけるピークM(L8)よりもV−V線に
近い位置に設定されている。すなわち、V−V線からピ
ークM(L4)までの間隔D(L4)とV−V線からピ
ークM(L8)までの間隔D(L8)とは、D(L4)
<D(L8)の関係になっている。さらに、下向き4°
の位置におけるピークM(L4)の光度I(L4)max
は、ピークM(L8)の光度I(L8)max よりも高い
値に設定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】一方、右側のマーク照射配光パターンP
(LM−R)は、下向き4°および下向き8°の位置に
おける左右方向の光度分布I(R4)、I(R8)が、
いずれもV−V線の右側にピークM(R4)、M(R
8)を有する光度分布に設定されている。そして、下向
き4°の位置の光度分布I(R4)におけるピークM
(R4)の位置は、下向き8°の位置の光度分布I(R
8)におけるピークM(R8)よりもV−V線に近い位
置に設定されている。すなわち、V−V線からピークM
(R4)までの間隔D(R4)とV−V線からピークM
(R8)までの間隔D(R8)とは、D(R4)<D
(R8)の関係になっている。さらに、下向き4°の位
置におけるピークM(R4)の光度I(R4)max は、
ピークM(R8)の光度I(R8)max よりも高い値に
設定されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 裕之 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 3K039 AA01 AA08 CC01 HA01 HA02 3K042 AA08 AA11 BE09 CB26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の配光パターンで前方へビーム照射
    を行うように構成された車両用灯具において、 上記配光パターンの、灯具中心を通る前後方向軸線に対
    して所定角度下向きの第1角度位置における左右方向の
    光度分布が、該前後方向軸線の左右両側に1対のピーク
    を有する光度分布に設定されている、ことを特徴とする
    車両用灯具。
  2. 【請求項2】 上記第1角度位置が、上記前後方向軸線
    に対して下向き4°の位置である、ことを特徴とする請
    求項1記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 上記配光パターンの、上記第1角度位置
    よりも所定角度下向きの第2角度位置における左右方向
    の光度分布が、上記前後方向軸線の左右両側に1対のピ
    ークを有する光度分布に設定されており、 これら1対のピークの位置が、上記第1角度位置におけ
    る上記1対のピークよりも上記前後方向軸線から離れた
    位置に設定されている、ことを特徴とする請求項1また
    は2記載の車両用灯具。
  4. 【請求項4】 上記第2角度位置が、上記前後方向軸線
    に対して下向き8°の位置である、ことを特徴とする請
    求項3記載の車両用灯具。
  5. 【請求項5】 上記第1角度位置における上記各ピーク
    の光度が、上記第2角度位置における上記各ピークより
    も高い値に設定されている、ことを特徴とする請求項3
    または4記載の車両用灯具。
  6. 【請求項6】 上記灯具を後方から見た状態において、
    該灯具における灯具中心の右上および/または左下に位
    置する領域からのビームを左方向へ照射するとともに、
    該灯具における灯具中心の左上および/または右下に位
    置する領域からのビームを右方向へ照射するように構成
    されている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記
    載の車両用灯具。
  7. 【請求項7】 車両の左右前端部に設けられ、所定の配
    光パターンで前方へビーム照射を行うように構成された
    1対の灯具を備えてなる車両用灯具システムにおいて、 上記左側の灯具により形成される配光パターンの、該灯
    具における灯具中心を通る前後方向軸線に対して所定角
    度下向きの第1角度位置における左右方向の光度分布
    が、該前後方向軸線の左側にピークを有する光度分布に
    設定されるとともに、 上記右側の灯具により形成される配光パターンの、上記
    第1角度位置における左右方向の光度分布が、該灯具に
    おける灯具中心を通る前後方向軸線の右側にピークを有
    する光度分布に設定されている、ことを特徴とする車両
    用灯具システム。
  8. 【請求項8】 上記第1角度位置が、上記各前後方向軸
    線に対して下向き4°の位置である、ことを特徴とする
    請求項7記載の車両用灯具システム。
  9. 【請求項9】 上記左側の灯具により形成される配光パ
    ターンの、上記第1角度位置よりも所定角度下向きの第
    2角度位置における左右方向の光度分布が、該灯具にお
    ける灯具中心を通る前後方向軸線の左側にピークを有す
    る光度分布に設定されるとともに、このピークの位置
    が、上記第1角度位置におけるピークよりも左側に設定
    されており、 上記右側の灯具により形成される配光パターンの、上記
    第2角度位置における左右方向の光度分布が、該灯具に
    おける灯具中心を通る前後方向軸線の右側にピークを有
    する光度分布に設定されるとともに、このピークの位置
    が、上記第1角度位置におけるピークよりも右側に設定
    されている、ことを特徴とする請求項7または8記載の
    車両用灯具システム。
  10. 【請求項10】 上記第2角度位置が、上記各前後方向
    軸線に対して下向き8°の位置である、ことを特徴とす
    る請求項9記載の車両用灯具システム。
  11. 【請求項11】 上記第1角度位置における上記各ピー
    クの光度が、上記第2角度位置の位置における上記各ピ
    ークよりも高い値に設定されている、ことを特徴とする
    請求項9または10記載の車両用灯具システム。
  12. 【請求項12】 上記左側の灯具が、該灯具を後方から
    見た状態において、該灯具における灯具中心の右上およ
    び/または左下に位置する領域からのビームを左方向へ
    照射するように構成されており、 上記右側の灯具が、該灯具を後方から見た状態におい
    て、該灯具における灯具中心の左上および/または右下
    に位置する領域からのビームを右方向へ照射するように
    構成されている、ことを特徴とする請求項7〜11いず
    れか記載の車両用灯具システム。
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