JP2009211964A - 車両用ランプシステム - Google Patents

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Kiyotaka Mochizuki
清隆 望月
Shinji Kagiyama
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Abstract

【課題】 通常走行時ないし高速走行時に他車の眩惑を防止しかつ遠前方の視認性を高めることが可能な車両用ランプシステムを提供する。
【解決手段】 水平線Hよりも上方角度位置の第1折点P1を起点として水平一方向に延びる第1のカットオフラインCL1と、第1折点P1から水平方向に離間し水平線Hよりも第1所定角度だけ下方の第2折点P2を起点として水平反対方向に延びる第2のカットオフラインCL2と、第1折点P1と第2折点P2の間にあって第1所定角度よりも小さい第2所定角度だけ水平線Hよりも下方に設定された第3折点P3を通して第1折点P1と第2折点P2とを結ぶ第3及び第4のカットオフラインCL3,CL4とで構成される車両用ランプを偏向制御手段によって水平方向に偏向制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明はヘッドランプ等の車両の前方を照明するランプに関し、特に高速走行時に他車を眩惑することなく遠前方領域の視認性を向上した自車の前方の視認性を高めた車両用ランプシステムに関するものである。
自動車のヘッドランプは対向車を眩惑することがないようにロービームの配光時にランプ内に設けたシェードによりランプから出射する光の一部を遮光している。従来のシェードは、図3(c)に示すように自車の直進方向Axに対して自車線側の水平カットオフラインCL11をほぼ水平線Hの高さにし、対向車線側の水平カットオフラインCL12を水平線Hよりも低くし、両者間を自車の直進方向Axを含んで遮光した斜めカットオフラインCL10で接続した形状とされている。しかし、このような配光パターンでは、自車の直進方向Axについては遮光しているため高速走行時に自車の遠前方の照明が不十分になり、高速走行時の前方視認性が低下するという問題がある。このような問題に対し、特許文献1ではランプの光軸を上下方向に制御するレベリング手段を設け、ハイビーム配光での高速走行時にレベリング手段によってランプ光軸を下方に向けることで自車の直進方向への配光を確保し、自車の遠前方の視認性を高めている。
特開2007−216881号公報
特許文献1の技術では、レベリング手段によりランプ光軸を下方に向けているが、ハイビーム配光が単に下方に向けられた配光であるため、自車の直進方向を含む比較的に広い領域において水平線に近い高さまで照明されることになり先行車を眩惑してしまう場合がある。また、同時に対向車線側についても水平線ないし水平片の上方にまで照明されるため、遠前方に存在する対向車や接近してくる対向車をも眩惑する場合もある。この場合、ランプ光軸を下方に向ける角度を大きくすれば他車に対する眩惑は防止できるが、これでは自車の遠前方領域の照明が不十分になってしまい目的の一つである遠前方の視認性を高めることができなくなる。また、一方で高速走行時に図3(c)に示したロービームの配光パターンにおいて、自車線側の水平カットオフラインCL11を水平線Hよりも高くなるようにランプ光軸を上方に向けることが考えられるが、この場合には自車の直進方向Axにおいて自車線ないし対向車線を照明してしまうことになり遠前方の先行車や対向車を眩惑してしまうことになる。
本発明の目的は、通常走行時ないし高速走行時に他車の眩惑を防止しかつ遠前方の視認性を高めることが可能な車両用ランプシステムを提供するものである。
本発明は光源から出射される光の配光パターンとして、水平線よりも上方角度位置に設定された第1折点を起点として水平一方向に延びる第1のカットオフラインと、第1折点から水平方向に離間し水平線よりも第1所定角度だけ下方に設定された第2折点を起点として水平反対方向に延びる第2のカットオフラインと、第1折点と第2折点の水平方向の間にあって第1所定角度よりも小さい第2所定角度だけ水平線よりも下方に設定された第3折点が定義され、この第3折点を通して第1折点と第2折点とを結ぶ第3及び第4のカットオフラインとを備える車両用ランプと、この車両用ランプを左右方向に偏向制御する偏向制御手段を備えており、この偏向制御手段は通常時には第3折点を車両の直進方向よりも自車線側に偏位させた位置に制御し、高速走行時には第3折点を車両の直進方向に偏向制御することを特徴とする。
また、本発明の車両用ランプシステムにおいては、第3折点において第1折点に向かう第3のカットオフラインと第2折点に向かう第4のカットオフラインとは屈曲されており、第3のカットオフラインは第4のカットオフラインよりも水平方向に対する角度が急峻であることが好ましい。
本発明の車両用ランプシステムによれば、車両用ランプは、第3のカットオフラインと第4のカットオフラインは第3折点において屈曲された形状とされ、自車線側では直進方向に近い領域では第4のカットオフラインの傾斜が緩やかであり、直進方向から離れた領域では第3のカットオフラインの傾斜が急峻であるので、自車線の直進方向の近傍領域の照明を抑制して先行車や対向車に対する眩惑を防止する一方で、当該直進方向の近傍領域に隣接する自車線側の照明範囲を広くして視認性を高めることができる。そして、この車両用ランプを偏向制御手段によって高速走行時に第3折点を直進方向に向けて第4のカットオフラインを対向車線側に偏向させることで、第3のカットオフラインによって自車線側の直進方向に近い領域まで照明して遠前方領域の視認性を格段に高める一方で、第4のカットオフラインによって直進方向近傍領域の照明を抑制し、これにより先行車や対向車に対する眩惑を極力防止することが可能になる。
次に、本発明の実施例1を説明する。図1は本発明を適用した自動車のヘッドランプHLのランプ光軸Lxに沿った縦断面図であり、鎖線で簡略図示するランプボディLBと前面カバーFCとで構成されるランプハウジングLH内にランプユニットLUを内装支持している。このランプユニットLUはほぼコ字型をしたブラケット2を前記ランプハウジング内には内装しており、このブラケットに垂直方向に向けられたスイブル軸3によってプロジェクタ型ランプ1を水平方向に所要角度範囲で傾動可能に支持するとともに、当該スイブル軸3の下端部をスイブル機構4に連結している。スイブル機構4は図には表れないスイブル制御部によって制御され、後述するようにランプの配光パターンの切り換えに伴ってプロジェクタ型ランプ1のランプ光軸Lxを左右方向に偏向させることが可能にされている。また、前記スイブル機構4の下側には前記プロジェクタ型ランプ1を点灯させるための電源としての点灯回路ユニット5が配設されている。
前記プロジェクタ型ランプ1は、回転半楕円型をしたリフレクタ11と、このリフレクタ11の前縁部に連結された円筒型のリテーナ12と、このリテーナ12の前縁部に支持された集光レンズ13とを備えている。前記リフレクタ11内には当該リフレクタ11の第1焦点F1の近傍位置に光源点を配置した放電バルブ14が取着され、前記点灯回路ユニット5から供給される電力によって放電発光される。ここでは前記放電バルブ14はリフレクタ11の一側面からリフレクタ11内に内挿されており、これによりプロジェクタ型ランプ1の前後方向の寸法を短縮している。また、前記リテーナ12内には前記リフレクタ11の第2焦点F2の近傍位置にメインシェード15が設けられ、前記放電バルブ14から出射された光の一部を遮光して所望の配光パターンに設定できるようにしている。このメインシェード15には当該配光パターンを切り換えるためシェードアクチュエータ17が設けられている。また、前記リテーナ12内にはリフレクタ11で反射された迷光を遮光するためのサブシェード16も設けられている。
図2は前記メインシェード15及びシェードアクチュエータ17の概念構成を示す斜視図である。メインシェード15はランプ光軸Lxに対して水平方向に直交する方向に向けられ、図1に示したリテーナ12に両端支持された回動軸152を有するとともに、この回動軸152を中心に上下方向に所要角度で往復回動可能な円柱状をした回動シェード体151を有している。この回動シェード体151は円柱状部分の円周方向の一部aの径寸法が小さくされてハイビーム配光に対応したシェード形状とされ、円周方向の他の一部bはロービーム配光に対応したシェード形状とされている。以下、この回動シェード体151の円周方向の一部aをハイビームシェード部と称し、他の一部bをロービームシェード部と称する。前記シェードアクチュエータ17は前記リテーナ12の下部に設けられて通電制御によって回動されるモータ171で構成されており、このモータの回転軸に取着したウォーム歯車172を前記回転軸152に取着したウォーム歯車153に噛合させ、モータ171の回動によって回動シェード体151が回動軸を中心に回動され、その回動位置が変化されるようになっている。すなわち、シェードアクチュエータ17への通電制御の切り換えにより、ハイビーム配光時には回動シェード体151のハイビームシェード部aを上方に回動位置させ、ロービーム配光時にはロービームシェード部bを上方に回動位置させるようになっている。
前記回動シェード体151のハイビームシェード部aの形状は従来と同じであり、図示は省略するが自車線及び対向車線にわたって自車の前方の広い範囲を照明する。前記ロービームシェード部の形状は、図2(b)にランプ正面側から見た形状を示すように、第1折点SP1と第2折点SP2と第3折点SP3を屈曲した傾斜直線で連結した異形状に構成されており、これによりいわゆる斜めカットオフラインを有する配光パターンが得られる形状となっている。これら第1ないし第3の折点SP1,SP2,SP2は後述する配光パターンにおける第1ないし第3の折点P1,P2,P3に対応する部位である。
すなわち、図3(a)はロービームシェード部bにより得られる配光パターンを示しており、自動車の直進方向Axをそれぞれ通る水平線Hと垂直線Vに対するこの配光パターンとして示している。ここでは、ランプ光軸Lxは直進方向Axに一致されており、当該配光パターンは水平線Hよりも上方の所定角度θV3に設定された第1折点P1を起点として自車線側に延びる第1の水平カットオフラインCL1と、前記第1折点P1から水平方向の対向車線側に離間し水平線Hよりも第1所定角度θV1だけ下方に設定される第2折点P2を起点として対向車線側に延びる第2の水平カットオフラインCL2を有している。また、これら第1折点P1と第2折点P2の間にあって前記第1所定角度θV1よりも小さい第2所定角度θ2だけ水平線Hよりも下方に設定される第3折点P3が定義されており、前記第1折点P1と第2折点P2との間を前記第3折点P3を通して順次結ぶ斜め方向に延びる第3のカットオフラインCL3及び第4のカットオフラインCL4とで構成されている。ここで、前記第3のカットオフラインCL3と第4のカットオフラインCL4は前記第3折点P3において下方に凸になるように屈曲されており、第3のカットオフラインCL3が水平方向に対してなす角度θV4は第4のカットオフラインCL4が水平方向に対してなす角度θV5よりも大きくなっている。
具体的には、次の順序で各折点P1,P2,P3を設定することになる。先ず、第2折点P2はランプ光軸Lxに対して下方にθV1(=0.57°)の垂直線V上に設定する。そして、この第2折点P2から水平方向に対して左上方向にθV5(=15°)の角度で斜めラインを引き、この斜めラインが水平線Hよりも下方のθV2(=0.23°)の水平ラインと交わる点が第3折点P3となる。この第3折点P3から水平線に対して左上方にθV4(=30〜45°)の角度で斜めラインを引き、この斜めラインが水平線Hよりも上方のθV3(=0.6°)の水平ラインと交わる点が第1折点P1となる。
このようにロービームシェード部bにより得られるロービーム配光パターンによれば、直進方向Axの近傍の第2折点P2から第3折点P3に至る自車線側の照明領域では第4のカットオフラインCL4が緩やかな角度の斜めカットオフラインとなっているので対向車を眩惑することがないとともに先行車を眩惑することもない。その一方で、第3折点P3から第1折点P1に至るまでの直進方向Axを外れた自車線の左側領域は第3のカットオフラインCL3が急峻な斜めカットオフラインとなっているので、この領域については傾斜が緩やかなカットオフラインに比較して直進方向Axに向けて遠前方まで照明することになり、自車の左側遠前方の視認性を向上することになる。また、自車線側では第1のカットオフラインCL1と第3のカットオフラインCL3によって水平線Hの上方領域まで照明されているので、自車線の左側領域の視認性を向上することができる。
そして、自動車が高速走行の状態になったときには、運転者が高速走行用の配光、いわゆる「モータウェイビーム」と称する配光、ただしここでは「ミドルビーム」と称する配光に切り換える。この切り換えによりスイブル機構4が動作されてプロジェクタ型ランプ1を対向車側、ここでは右側に回動動作させ、図3(b)に示すように、第3折点P3が垂直線Vに一致するまでランプ光軸Lxを対向車線側、すなわち右方向に偏向させる。このように設定されたミドルビーム配光では、直進方向Axの近傍の第2折点P2から第3折点P3に至るまでの緩やかな角度の第4のカットオフラインCL4の領域が対向車線側に偏位されるので、対向車線の遠前方までの領域を照明して視認性を向上する。しかし、この領域は水平線Hよりも下方であるので対向車を眩惑することはない。その一方で、直進方向Axの近傍の自車線側は第3折点P3から第1折点P1に至るまでの傾斜角度の大きな第3のカットオフラインCL3となっているので、この領域については遠前方まで照明することになり、自車の直進方向Axの近傍を遠前方まで照明して視認性を向上することになる。ただし、この場合でも自車線の直進方向Axは照明されないので遠前方の先行車を眩惑することもない。
因みに、図3(a)に示した中低速走行時の配光パターンを図3(c)に示した従来のロービーム配光のように斜めカットオフラインCL10が1本の直線で構成されている配光パターンと比較すると、自車線側の直進方向Axの左画領域の照明が増加されることになり、この領域の視認性が高められる。また、図3(b)に示した高速走行時の配光パターンを、仮に図3(c)の従来のロービーム配光パターンを右方向に偏向した場合の配光パターンと比較すると、対向車に対する眩惑を防止する一方で自車線側の直進方向Axの近傍領域の照明を増加し、対向車や先行車に対する眩惑を防止しながらも自車の遠前方の視認性を格段に高めることができ、自動車の高速走行の安全性が高められる。実施例1は自車の直前方向の広い範囲を照明するので、通行量が少ない高速走行時に有効である。
図4(a)は実施例2における回動シェード体によって形成される配光パターンのカットオフラインを説明するための図である。実施例2では第2折点P2と第3折点P3は実施例1と同じ位置であるが、第1折点P1の位置を変更するとともに第4折点P4と第5折点P5を加えている。すなわち、第3折点P3と第1折点P1の間の水平線H上に第4折点P4と第5折点P5を設定し、第3折点P3を第4折点P4と結んで第5カットオフラインCL5を形成し、第4折点P4を第5折点P5と結んで第6のカットオフラインCL6を形成し、第5折点P5を第1折点P1と結んで第7のカットオフラインCL7を構成している。ここでは、第4折点P4は第3折点P3から水平方向に対して左上方にθV6(=45°)で斜めラインを引き、これが水平線Hと交差する点を第4折点P4とする。また、水平線H上で直進方向Axから左にθH1(=2.1°)の角度位置を第5折点P5としている。そして、この第5折点P5から水平線に対して左上方にθV7(=15°)のラインを引き、これが水平方向より上方にθV3(=0.6°)の水平ラインと交わる点を第1折点P1としている。
実施例2の回動シェード体によるロービーム配光では、中低速走行時の配光パターンは図4(a)に示した通りである。この配光パターンを図3(c)に示した従来のロービームの配光パターンに比較すると、第5のカットオフラインCL5の角度が大きいので遠前方の先行車に対する眩惑を防止しながらも自車線の直進方向Axに近い領域の照明を増加して遠前方の視認性を向上することができる。また、第7のカットオフラインCL7及び第1のカットオフラインCL1が水平線Hよりも上方であるので、直進方向Axを外れた左側領域の照明を増加して視認性を向上することができる。
また、自動車が高速走行の状態になったときには、実施例1と同様にスイブル機構4によってプロジェクタ型ランプ1を対向車側に回動動作させ、図4(b)に示すように、第3折点P3が垂直線Vに一致するまでランプ光軸Lxを右方向に偏向させる。この実施例2のミドルビーム配光では、直進方向Axの近傍の第2折点P2から第3折点P3に至るまでの緩やかな角度の第4のカットオフラインCL4の照明領域が対向車線側に偏位され、対向車線の比較的に遠前方までを照明して視認性を向上するがこの領域は水平線Hよりも下方であるので対向車を眩惑することがないことは実施例1と同じである。また、直進方向Axの近傍の自車線側は第3折点P3から第4折点P4までは実施例1と同じあるいはそれ以上の角度の急峻な第5のカットオフラインCL5となっているので、この領域については遠前方まで照明することになり、自車の直進方向Axに沿った領域を遠前方まで照明し、その視認性を向上することになる。この場合でも自車線の直進方向Axの領域は照明されないので遠前方の先行車を眩惑することもない。その一方で、第4折点P4よりも左側領域は水平な第6のカットオフラインCL6となり、実施例1よりも照明範囲が抑制されているので、追い越そうとする先行車に対する眩惑、特に運転者側のサイドミラーに対する眩惑を防止する。さらにこれよりも左側の領域は、第7のカットオフラインCL7と第1のカットオフラインCL1によって水平線Hの上方領域まで照明されているので、自車線の左側領域の視認性を向上することができる。この実施例2は自車線の直進方向の照明を抑制しているので、比較的に交通量が多い高速走行時に有効である。
ここで、実施例1で説明した第1ないし第3の折点の設定位置、及び実施例2で説明した第1ないし第5の折点の設定位置は各実施例において説明した具体的な角度位置に限定されるものではなく、例えばミドルビームを設定しようとする際の車両の走行速度の違い等によって適宜の変更は可能である。また、実施例1,2では左側通行の場合を例にしたが右側通行の場合には配光パターンの左右が反対になることは言うまでもない。
ここで実施例1と実施例2は異なるランプに適用された個別のシェードとして説明したが、実施例1の回動シェード体を3以上の円周位置に選択して回動設定できるように構成し、その一つの回動位置のシェード部として実施例1のシェード形状を適用し、他の一つの回動位置のシェード部として実施例2のシェード形状を適用し、必要に応じてこれらのシェード部を切り換えることにより実施例1,2の配光を選択して実現することが可能なランプとして構成してもよい。
また、実施例1,2ではランプを左右にスイブルしてロービーム配光とミドルビーム配光を切り換えているが、リフレクタのみあるいはシェードのみを左右方向に移動させることによってランプから出射される光束を実質的に偏向制御するようなランプについても本発明のランプ及びランプシステムを適用することが可能である。
実施例1のヘッドランプの要部の縦断面図である。 メインシェードとシェードアクチュエータの概念構成図である。 実施例1の配光パターン図である。 実施例2の配光パターン図である。
符号の説明
1 プロジェクタ型ランプ
4 スイブル機構(偏向制御手段)
5 点灯回路ユニット
11 リフレクタ
13 集光レンズ
14 放電バルブ
15 メインシェード
17 シェードアクチュエータ
171 回動シェード体
HL ヘッドランプ
LU ランプユニット
P1〜P5 折点
Lx ランプ光軸
Ax 直進方向
V 水平線
H 垂直線
CL1〜CL7 カットオフライン

Claims (2)

  1. 光源から出射される光の配光パターンとして、水平線よりも上方角度位置に設定された第1折点を起点として水平一方向に延びる第1のカットオフラインと、前記第1折点から水平方向に離間し前記水平線よりも第1所定角度だけ下方に設定された第2折点を起点として水平反対方向に延びる第2のカットオフラインと、前記第1折点と第2折点の水平方向の間にあって前記第1所定角度よりも小さい第2所定角度だけ水平線よりも下方に設定された第3折点が定義され、この第3折点を通して前記第1折点と第2折点とを結ぶ第3及び第4のカットオフラインとを備える車両用ランプと、車両用ランプを左右方向に偏向制御する偏向制御手段を備え、前記偏向制御手段は通常時には前記第3折点を車両の直進方向よりも自車線側に偏位させた位置に制御し、高速走行時には前記第3折点を車両の直進方向に偏向制御することを特徴とする車両用ランプシステム。
  2. 前記第3折点において前記第1折点に向かう第3のカットオフラインと前記第2折点に向かう第4のカットオフラインとは屈曲されており、第3のカットオフラインは第4のカットオフラインよりも水平方向に対する角度が急峻であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプシステム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011243362A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Koito Mfg Co Ltd ロービーム用灯具ユニット

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