JP2000319252A - マレイミド誘導体の製造方法 - Google Patents
マレイミド誘導体の製造方法Info
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Abstract
提供すること。 【解決手段】 マレイミドカルボン酸エステルと、一般
式 R2−(OH)mで表われるポリオールとから、エス
テル交換反応により、一般式 【化1】 (m;1〜6の整数、n;1〜10の整数、R2 ;直鎖
/分枝アルキレン基、シクロアルキレン基、アリール基
又はアリールアルキレン基が、エーテル/ウレタン結合
で結ばれた平均分子量44〜100,000の(ポリ)
エーテル/(ポリ)ウレタン連結鎖。)で表われるマレ
イミド誘導体を製造する方法。
Description
硬化型の各種コーティング剤、表面処理剤、成形材料、
積層板、接着剤、粘着剤、バインダー等に有用な活性エ
ネルギー線硬化性化合物の製造方法に関し、さらに詳し
くは、光重合開始剤の不存在下で実用的な照射量の紫外
線によって硬化するマレイミド誘導体の製造方法に関す
る。
線により重合する活性エネルギー線硬化性組成物は、硬
化が速いという利点を有し、塗料、印刷インキ、接着
剤、コーティング剤等に広く利用されている。しかしな
がら、従来の活性エネルギー線硬化性組成物は、それら
単独では重合が開始しないため、光重合開始剤を併用す
る必要がある。
めに、一般的に芳香環を有する化合物が用いられてお
り、配合物又は熱により、硬化物が黄変しやすい、とい
う問題点を有している。また、光重合開始剤は、各種の
活性エネルギー線硬化性モノマー及び/又はオリゴマー
に溶解させて、重合反応を効率的に開始させる必要性か
ら、通常、低分子量化合物が使用されている。低分子量
の光重合開始剤は、蒸気圧が高く、常温〜150℃の状
態で、悪臭を発生するものが多い。活性エネルギー線の
光源の一つである紫外線ランプからは、紫外線以外に赤
外線も発生するため、多数の紫外線ランプを連続的に並
べて光照射すると、活性エネルギー線硬化性組成物が、
かなり加温される結果、光重合開始剤による悪臭が発生
し、作業環境が悪くなる欠点があった。また、光重合開
始剤を含有する活性エネルギー線硬化性組成物からなる
硬化物中には、未反応の光重合開始剤、あるいは光重合
開始剤の分解物が残存するので、硬化物を水中等に放置
した場合、未反応の光重合開始剤、あるいは光重合開始
剤の分解物が水中等へ溶出移行するため食品包装用材料
としての使用は不適当であった。
482号公報には、硬化時の悪臭、硬化塗膜の黄変、硬
化塗膜からの溶出物の原因となる光重合開始剤を使用せ
ず、かつ実用的な光強度、光照射量で硬化する常温で液
体の活性エネルギー線硬化性マレイミド誘導体の組成物
並びにその組成物の活性エネルギー線による硬化方法が
開示されている。
示されているマレイミド誘導体の一つとして、マレイミ
ドカルボン酸類とポリオール類との脱水縮合によるマレ
イミドカルボン酸ポリオールエステル誘導体がある。一
般に、エステル化合物はカルボン酸類とポリオール類と
を脱水縮合させることにより得られるが、反応基質の種
類によっては高収率でエステル化合物を得ることが困難
なこともあり、当該欧州公開特許第878482号公報
に記載の合成例においても、分子内にエーテル連結鎖を
有するポリオール類と、マレイミドカプロン酸及びマレ
イミド酢酸等のマレイミドカルボン酸との酸触媒による
脱水エステル化反応の際、水酸基に対するカルボン酸の
過剰率が1.1倍程度の場合には、マレイミド誘導体の
収率が50%前後の例も多い。この脱水エステル化反応
において、水酸基に対するカルボン酸の過剰率を高くし
収率を向上させることは可能であるが、そのような場
合、過剰のカルボン酸化合物を回収再利用しなければ工
業的に経済的な方法とはならない。
する課題は、上記したように、マレイミド誘導体の一つ
であるマレイミドカルボン酸ポリオールエステル誘導体
をマレイミドカルボン酸類とポリオール類との脱水縮合
により製造した場合、収率よくマレイミド誘導体を得ら
れないという問題点、さらに収率を上げるためにエステ
ル化反応においてポリオールの水酸基に対するマレイミ
ドカルボン酸の過剰率を高くした場合、過剰のマレイミ
ドカルボン酸が浪費されたり、反応後回収しなければ経
済性の点で工業的に応用が困難であるという問題点を解
決し、マレイミド誘導体を高収率で製造する方法を提供
することにある。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、マレイミドカルボ
ン酸エステル類とポリオール類とのエステル交換反応に
より、マレイミドカルボン酸ポリオールエステル誘導体
を収率よく製造し得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。
めに、一般式(1)
1 は炭素原子数1〜10のアルキル基または炭素原子数
3〜10のシクロアルキル基を表わす。)で表われるマ
レイミドカルボン酸エステルと、一般式(2) R2−(OH)m (2) (式中、mは1〜6の整数を表わす。R2 は、直鎖アル
キレン基、分枝アルキレン基、シクロアルキレン基、ア
リール基及びアリールアルキレン基からなる群より選ば
れる1つの有機基が、エーテル結合またはウレタン結合
から選ばれる少なくとも1つの結合で結ばれた平均分子
量44〜100,000の(ポリ)エーテル連結鎖又は
(ポリ)ウレタン連結鎖を表わす。)で表われるポリオ
ールとから、エステル交換反応により、一般式(3)
1〜10の整数を表わす。R2 は、直鎖アルキレン基、
分枝アルキレン基、シクロアルキレン基、アリール基及
びアリールアルキレン基からなる群より選ばれる1つの
有機基が、エーテル結合またはウレタン結合から選ばれ
る少なくとも1つの結合で結ばれた平均分子量44〜1
00,000の(ポリ)エーテル連結鎖又は(ポリ)ウ
レタン連結鎖を表わす。)で表われるマレイミド誘導体
を製造する方法を提供する。
われるマレイミド誘導体、すなわちマレイミドカルボン
酸ポリオールエステル誘導体の製造方法に関するもので
ある。
ルボン酸エステルは、特に限定されないが、上記一般式
(1)(式中、nは1〜10の整数を、R1 は炭素原子
数1〜10のアルキル基または炭素原子数3〜10のシ
クロアルキル基を表わす。)で表われる化合物が好まし
く、R1 が炭素原子数が小さいマレイミドカルボン酸エ
ステルが特に好ましい。これはエステル交換反応時に反
応で生成するアルコールを系外に効率的に除去するため
であり、生成するアルコールの沸点が低いことが好適で
ある。
ボン酸エステルとしては、例えば、マレイミド酢酸メチ
ル、マレイミド酢酸エチル、マレイミド酢酸プロピル、
マレイミド酢酸イソプロピル、マレイミド酢酸n−ブチ
ル、マレイミド酢酸イソブチル、マレイミド酢酸n−ペ
ンチル、マレイミド酢酸イソアミル、マレイミド酢酸n
−ヘキシル、マレイミド酢酸2−エチルブチル、マレイ
ミド酢酸n−ヘプチル、マレイミド酢酸イソヘプチル、
マレイミド酢酸n−オクチル、マレイミド酢酸2−エチ
ルヘキシル、マレイミド酢酸n−デシル、
ドプロピオン酸エチル、マレイミドプロピオン酸プロピ
ル、マレイミドプロピオン酸イソプロピル、マレイミド
プロピオン酸n−ブチル、マレイミドプロピオン酸イソ
ブチル、マレイミドプロピオン酸n−ペンチル、マレイ
ミドプロピオン酸イソアミル、マレイミドプロピオン酸
n−ヘキシル、マレイミドプロピオン酸2−エチルブチ
ル、マレイミドプロピオン酸n−ヘプチル、マレイミド
プロピオン酸イソヘプチル、マレイミドプロピオン酸オ
クチル、マレイミドプロピオン酸2−エチルヘキシル、
マレイミドプロピオン酸n−デシル、
チル、マレイミド酪酸プロピル、マレイミド酪酸イソプ
ロピル、マレイミド酪酸n−ブチル、マレイミド酪酸イ
ソブチル、マレイミド酪酸n−ペンチル、マレイミド酪
酸イソアミル、マレイミド酪酸n−ヘキシル、マレイミ
ド酪酸2−エチルブチル、マレイミド酪酸n−ヘプチ
ル、マレイミド酪酸イソヘプチル、マレイミド酪酸n−
オクチル、マレイミド酪酸2−エチルヘキシル、マレイ
ミド酪酸n−デシル、
カプロン酸エチル、マレイミドカプロン酸プロピル、マ
レイミドカプロン酸イソプロピル、マレイミドカプロン
酸n−ブチル、マレイミドカプロン酸イソブチル、マレ
イミドカプロン酸n−ペンチル、マレイミドカプロン酸
イソアミル、マレイミドカプロン酸n−ヘキシル、マレ
イミドカプロン酸2−エチルブチル、マレイミドカプロ
ン酸n−ヘプチル、マレイミドカプロン酸イソヘプチ
ル、マレイミドカプロン酸n−オクチル、マレイミドカ
プロン酸2−エチルヘキシル、マレイミドカプロン酸n
−デシル、
ドウンデカン酸エチル、マレイミドウンデカン酸プロピ
ル、マレイミドウンデカン酸イソプロピル、マレイミド
ウンデカン酸n−ブチル、マレイミドウンデカン酸イソ
ブチル、マレイミドウンデカン酸n−ペンチル、マレイ
ミドウンデカン酸イソアミル、マレイミドウンデカン酸
n−ヘキシル、マレイミドウンデカン酸2−エチルブチ
ル、マレイミドウンデカン酸n−ヘプチル、マレイミド
ウンデカン酸イソヘプチルブチル、マレイミドウンデカ
ン酸n−オクチル、マレイミドウンデカン酸2−エチル
ヘキシル、マレイミドウンデカン酸n−デシル、などが
挙げられる。
カルボン酸エステルは、例えば、「ジャーナル オブ
メディシナル ケミストリー(J. Med. Chem. )」第1
8巻第10号第1004〜1010頁(1975年)に
記載の方法に従って、無水マレイン酸と種々のアミノ酸
エチルエステルとを無水酢酸中で還流することにより、
それぞれマレイミド酢酸エチル、マレイミドプロピオン
酸エチル、マレイミド酪酸エチル、マレイミドカプロン
酸エチル及びマレイミドウンデカン酸エチルを製造する
ことができる。
ストリー アンド フィジックス(Macromol. Chem. Ph
ys. )」第198巻第2475〜2487頁(1997
年)に記載の方法に従って、マレイミド酢酸とアルコー
ル性化合物とをパラトルエンスルホン酸の存在下でエス
テル化することによりマレイミド酢酸エステルを製造す
ることができる。
m. Ber.)」第100巻第421〜424頁(1967
年)記載の方法に従って、マレイルグリシン(マレアミ
ド酢酸)とクロロアセトニトリルをトリエチルアミンの
存在下に加熱することによりマレイミド酢酸シアノメチ
ルエステルを得る方法、またさらに、「ジャーナル オ
ブ アメリカン ケミカル ソサイアティー(J. Am. C
hem. Soc. )」第69巻第1681〜1684頁(19
47年)記載の方法に従って、無水マレイン酸とグリシ
ン等のアミノカルボン酸とから得たマレアミドカルボン
酸を、塩酸ガス等酸触媒を用いてアルコールでジエステ
ル化した後、特開昭53−84964号公報、特開昭6
2−215563号公報、特開平3−173866号公
報ならびに特開平2−200670号公報等に開示され
た方法により閉環イミド化を行う方法等により、マレイ
ミドカルボン酸エステルを得ることができる。
ル化合物を得る方法は、種々公知の方法を使用でき、上
記例示の方法に限定されるものではない。
(2)で表われるポリオール類における、R2 は、直鎖
アルキレン基、分枝アルキレン基、シクロアルキレン
基、アリール基及びアリールアルキレン基からなる群よ
り選ばれる少なくとも1つの有機基が (a)エーテル結合
及び (b)ウレタン結合からなる群より選ばれる少なくと
も1つの結合で結ばれた平均分子量44〜100,00
0の (A)(ポリ)エーテル連結鎖又は (B)(ポリ)ウレ
タン連結鎖を表わす。R2 は、これらの連結鎖が繰り返
しの一単位となって繰り返されたオリゴマーあるいはポ
リマーで構成される連結鎖であっても良い。
は、具体的には、例えば、(a)炭素原子数1〜24の
直鎖アルキレン基、炭素原子数2〜24の分枝アルキレ
ン基、シクロアルキレン基及びアリール基からなる群よ
り選ばれる少なくとも1つの炭化水素基が、エーテル結
合で結合された一つあるいはそれらの繰り返し単位を有
する平均分子量44〜100,000の(ポリ)エーテ
ル(ポリ)オール残基から構成される連結鎖、あるいは
ン基、炭素原子数2〜24の分枝アルキレン基、シクロ
アルキレン基及びアリール基からなる群より選ばれる少
なくとも1つの炭化水素基が、ウレタン結合で結合され
た一つあるいはそれらの繰り返し単位を有する平均分子
量230〜100,000の(ポリ)ウレタン(ポリ)
オール残基から構成される連結鎖である。
テル(ポリ)オールとしては、例えば、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールの如きポリア
ルキレングリコール類、またエチレングリコール、プロ
パンジオール、プロピレングリコール、テトラメチレン
グリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリ
ン、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトー
ルの如きアルキレングリコール類の、エチレンオキシド
変性物、プロピレンオキシド変性物、ブチレンオキシド
変性物、テトラヒドロフラン変性物、などが挙げられ、
これらの中でも、アルキレングリコール類の各種変性物
が好ましい。
リ)エーテル(ポリ)オールとしては、例えば、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体、プロピレ
ングリコールとテトラヒドロフランの共重合体、エチレ
ングリコールとテトラヒドロフランの共重合体、ポリイ
ソプレングリコール、水添ポリイソプレングリコール、
ポリブタジエングリコール、水添ポリブタジエングリコ
ールの如き炭化水素系ポリオール類、ポリテトラメチレ
ンヘキサグリセリルエーテル(ヘキサグリセリンのテト
ラヒドロフラン変性物)の如き多価水酸基化合物、など
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
タン(ポリ)オールとしては、例えば、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールの如きポリア
ルキレングリコール類;エチレングリコール、プロパン
ジオール、プロピレングリコール、テトラメチレングリ
コール、ペンタメチレングリコール、ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、
ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトールの
如きアルキレングリコール類の、エチレンオキシド変性
物、プロピレンオキシド変性物、ブチレンオキシド変性
物、テトラヒドロフラン変性物の如き多価水酸基化合物
と、以下に挙げるイソシアネート化合物とを水酸基過剰
の条件で付加重合させて得られるもの、などが挙げられ
る。
ェニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシア
ネート、p−キシレンジイソシアネート、m−キシレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル
ジフェニル−4,4’−ジイソシアネート、3,3’−
ジエチルジフェニル−4,4’−ジイソシアネート、ナ
フタレンジイソシアネートの如き芳香族ジイソシアネー
ト類;イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、ノル
ボルネンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの
如き脂肪族又は脂環構造のジイソシアネート類;イソシ
アネートモノマーの一種類以上のビュレット体又は、上
記ジイソシアネート化合物を3量化したイソシアヌレー
ト体の如きポリイソシアネートなどが挙げられる。
(ポリ)ウレタン(ポリ)オールは、特にこれらに限定
されるものではない。
媒としては、一般に公知のエステル交換反応に使用され
る触媒のうち、金属アルコキシドの如きアルカリ性触媒
を除く、酸性触媒及び重金属触媒が有効である。金属ア
ルコキシドの如きアルカリ性触媒を用いた場合、マレイ
ミドカルボン酸エステルの反応や分解が起こり、目的の
マレイミド誘導体を純度高く得ることが困難となる。
れる酸性触媒としては、例えば、硫酸、燐酸の如き無機
酸;メタンスルホン酸、ベンゼンスホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸の如き有機スルホン酸、などが挙げられ
る。
金属触媒としては、例えば、チタンテトラブトキシド、
チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラエトキシ
ド、チタンテトラフェノキシド、アルミニウムトリイソ
プロポキシド、シリコンテトライソプロポキシド、ジル
コニウムテトライソプロポキシドの如き金属アルコキシ
ド;ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化チタン、ハロ
ゲン化マグネシウム、ハロゲン化マンガン、ハロゲン化
スズ、ハロゲン化鉄、ハロゲン化鉛、ハロゲン化亜鉛、
ハロゲン化ジルコニウム、ハロゲン化バナジウムの如き
金属ハロゲン化物;亜鉛、鉛、スズ、ジルコニウム、
銅、アンチモン、チタン、マグネシウム、マンガン、コ
バルト、ゲルマニウムの酸化物、などが挙げられる。
ミニウム、チタン、ジルコニウムの如き金属アルコキシ
ド;ジメチル酸化スズ(II)、ジブチル酸化スズ(I
I)、ジヘキシル酸化スズ(II)、ジオクチル酸化スズ
(II)の如きジアルキル酸化スズ(II)は、エステル交
換反応の反応速度が速いので、好ましい。また、アルミ
ニウム、チタン、ジルコニウムの如き金属アルコキシド
は、触媒の使用量が多いのに対し、ジメチル酸化スズ
(II)、ジブチル酸化スズ(II)、ジヘキシル酸化スズ
(II)、ジオクチル酸化スズ(II)の如きジアルキル酸
化スズ(II)は、少量の触媒使用量でエステル交換反応
速度が速く、コスト面、また製品への着色の少なさの点
から、特に好ましい。
ミドカルボン酸エステルに対して、0.1〜50モル%
の範囲が好ましく、1〜20モル%の範囲が特に好まし
い。また、アルミニウム、チタン、ジルコニウムの如き
金属アルコキシドを用いる場合の触媒の使用量は、マレ
イミドカルボン酸エステルに対して、1〜15モル%の
範囲が好ましく、3〜10モル%の範囲が特に好まし
い。ジメチル酸化スズ(II)、ジブチル酸化スズ(I
I)、ジヘキシル酸化スズ(II)、ジオクチル酸化スズ
(II)の如きジアルキル酸化スズ(II)を用いる場合の
触媒の使用量は、全仕込量に対して、0.01〜10モ
ル%の範囲が好ましく、0.1〜5モル%の範囲が特に
好ましい。触媒の使用量が少なすぎると実用上反応が進
まないし、多すぎても反応速度は変わらず、経済的に不
利である。さらにアルミニウム、チタン、ジルコニウム
の如き金属アルコキシドの場合は、触媒の使用量が多い
と、製品が着色したりすることもあり有利ではない。
減圧下で、室温〜150℃の温度範囲で、反応で生成す
るアルコールを除去しながら行なうことが好ましい。ま
た、反応溶媒は特に必要としないが、必要に応じて、例
えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、ジイソプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンの如き反応に不活性な溶媒を使用してもよ
い。また、エステル交換反応で生成するアルコールが高
沸点成分である場合、生成アルコールと共沸する反応溶
媒を添加し、反応溶媒と共沸させて該アルコールを除去
する方法を採用することもできる。例えば、生成するア
ルコールが、n−ブタノール、イソブタノールあるいは
イソアミルアルコールである場合は、共沸する反応溶媒
としてシクロヘキサン、トルエン等を用いることができ
る。
は、マレイミド基のラジカル重合を抑制する目的で、ラ
ジカル重合禁止剤を使用することが望ましい。ラジカル
重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノン、tert−
ブチルハイドロキノン、メトキノン、2,4−ジメチル
−6−tert−ブチルフェノール、カテコール、tert−ブ
チルカテコールの如きフェノール系化合物;フェノチア
ジン、p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミンの如
きアミン類;ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジエチル
ジチオカルバミン酸銅、ジブチルジチオカルバミン酸銅
の如き銅錯体、などが挙げられる。これらの重合禁止剤
は、単独で用いることも、2種以上の併用して用いるこ
ともできる。重合禁止剤の添加量は、全仕込量に対して
10〜10,000ppmの範囲が好ましい。
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
成 撹拌機、温度計及び冷却管を備えた容量2リットルのセ
パラブル4つ口フラスコに、トルエン750g、ジメチ
ルホルムアミド250g及びパラトルエンスルホン酸一
水和物5.7gを順次仕込み、撹拌しながら無水マレイ
ン酸98gを加えた後、30℃まで昇温させながら溶解
させた。さらに6−アミノカプロン酸131gを加えた
後、撹拌しながら、70℃で5時間反応させた。反応溶
液を室温まで冷却した後、沈澱物を濾別し、乾燥させて
6−マレアミドカプロン酸220gを得た。
パラブル4つ口フラスコに、トルエン600g、ジメチ
ルホルムアミド200g及びパラトルエンスルホン酸一
水和物5.7gを順次仕込み、撹拌しながら無水マレイ
ン酸98gを加えた後、30℃まで昇温させながら溶解
させた。さらにグリシン75gを加えた後、撹拌しなが
ら、70℃で5時間反応させた。反応溶液を室温まで冷
却した後、沈澱物を濾別し、乾燥させてマレアミド酢酸
166gを得た。
ブチルエステルの合成 撹拌機、温度計、滴下ロート及びディーンスターク分留
器を備えた容量2リットルの4つ口フラスコに、トルエ
ン225g、n−ブタノール370g、ジメチルスルホ
キシド23.4g、合成例1で得たマレアミドカプロン
酸115g、ヒドロキノン30mg及び濃硫酸15.5
gを順次仕込み、50℃に加熱し、減圧下で、トルエン
及びn−ブタノールからなる混合液を留去した。これと
同時にn−ブタノールを滴下した。7時間後、マレアミ
ドカプロン酸がジブチルエステル化されたことを高速液
体クロマトグラフィーで確認した後、n−ブタノールの
滴下を止め、減圧下80℃で残存するトルエン、n−ブ
タノール、続いて生成するn−ブタノールを留去しなが
ら7時間閉環イミド化反応を行った。反応後、反応液に
トルエン100gを加えて溶解し、5%重曹水50mlで
2回、飽和食塩水50mlで2回洗浄し、有機層を分離、
濃縮して粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルを
充填したカラムクロマトグラフィーを用いて精製して、
76gの淡黄色のマレイミドカプロン酸n−ブチルエス
テルを得た。
ルエステルの合成 撹拌機、温度計、滴下ロート及びディーンスターク型分
留器を備えた容量2リットルの4つ口フラスコに、トル
エン225g、イソプロピルアルコール300g、ジメ
チルスルホキシド23.4g、合成例2で得たマレアミ
ド酢酸86.5g、ヒドロキノン30mg及び濃硫酸1
5.5gを順次仕込み、60℃に加熱し、減圧下で、ト
ルエン及びイソプロピルアルコールからなる混合液を留
去した。これと同時にイソプロピルアルコールを滴下し
た。7時間後、マレアミド酢酸がジイソプロピルエステ
ル化されたことを高速液体クロマトグラフィーで確認し
た後、イソプロピルアルコールの滴下を止め、減圧下、
80℃で残存するトルエン、イソプロピルアルコール、
続いて生成するイソプロピルアルコールを留去しながら
7時間閉環イミド化反応を行った。反応後、反応液にト
ルエン100gを加えて溶解し、5%重曹水50mlで2
回、飽和食塩水50mlで2回洗浄し、有機層を分離、濃
縮して、粗生成物を得た。この粗生成物をシクロヘキサ
ン/トルエンの混合溶媒から再結晶させて、55gの白
色のマレイミド酢酸イソプロピルエステルを得た。
オールの合成 撹拌機、温度計、滴下ロート及び冷却管を備えた容量1
00mlの4つ口フラスコに、ポリエチレングリコール2
00(関東化学製、数平均分子量200)40g、ジブ
チルスズジラウレート10mgを仕込んだ後、加熱して
液温を70℃に保ちながら、イソホロンジイソシアネー
ト(関東化学製)22.2gを40分かけて滴下した。
滴下終了後、さらに70℃で5時間反応を続けた。反応
混合物を冷却した後、赤外線吸収スペクトル(IRスペ
クトル)にて遊離イソシアネートの吸収の消失を確認し
て、数平均分子量622のポリエーテルウレタンジオー
ル62.2gを得た。
成 滴下ロート、冷却管及び撹拌機を備えた容量1Lの3つ
口フラスコに、6−アミノカプロン酸65.5g及び酢
酸400mlを仕込み、室温にて撹拌しながら、無水マレ
イン酸49.0g及び酢酸300mlからなる溶液を滴下
ロートから2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に1
時間撹拌を続けた後、反応を終了させた。生じた沈殿を
濾取し、濾別した反応生成物をメタノールから再結晶さ
せてマレアミドカプロン酸111gを得た。
機を備えた容量1Lの3つ口フラスコに、マレアミドカ
プロン酸45.8g、トリエチルアミン40.4g及び
トルエン500mlを仕込み、生成する水を除去しながら
1時間、還流温度で反応を続けた。反応混合物からトル
エンを留去して得た残留物に、0.1N塩酸を加えてp
H2に調整した後、酢酸エチル100mlで3回抽出し
た。有機層を分離し、硫酸マグネシウムを加えて乾燥さ
せた後、酢酸エチルを減圧留去して得た粗生成物を水か
ら再結晶させてマレイミドカプロン酸の淡黄色結晶19
gを得た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、数平均分子量250のポリテトラメチレングリコ
ール(ビー・エー・エス・エフ・ジャパン社製の「ポリ
(Poly)THF250」)25.0g、合成例3で得た
マレイミドカプロン酸n−ブチルエステル53.4g、
ジブチル酸化スズ(II)0.6g及びヒドロキノン40
mgを仕込み、110℃で10時間、50mmHgの減圧下
で反応させた。ガスクロマトグラフィーを用いてマレイ
ミドカプロン酸n−ブチルエステルがほぼ消失したこと
を確認した。この反応液にトルエン80gを加え、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液20mlで3回、飽和食塩水4
0mlで1回洗浄した後、有機層を濃縮して、収率93%
でマレイミドカプロン酸ポリテトラメチレングリコール
エステルを得た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、数平均分子量250のポリテトラメチレングリコ
ール(ビー・エー・エス・エフ・ジャパン社製の「ポリ
(Poly)THF250」)5g、合成例6で得たマレイ
ミドカプロン酸9.8g、p−トルエンスルホン酸1.
2g、2,6−tert−ブチル−p−クレゾール0.06
g及びトルエン15mlを仕込み、240mmHg減圧下で、
80℃の条件で生成する水を除去しながら4時間撹拌し
ながら反応させた。反応混合物にトルエン20mlを加
え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlで3回、飽和
食塩水10mlで1回洗浄した後、有機層を濃縮して、収
率47%でマレイミドカプロン酸ポリテトラメチレング
リコールエステルを得た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、数平均分子量250のポリテトラメチレングリコ
ール(ビー・エー・エス・エフ・ジャパン社製の「ポリ
(Poly)THF250」)25.0g、合成例3で得た
マレイミドカプロン酸n−ブチルエステル53.4g、
ジブチル酸化スズ(II)0.6g及びヒドロキノン40
mgを仕込み、110℃で10時間、50mmHgの減圧下
で反応させ、マレイミドカプロン酸n−ブチルエステル
がほぼ消失したことをガスクロマトグラフィーで確認し
た後、反応を終了させた。この反応液にトルエン80g
を加え、有機層を5%希硫酸20mlで2回洗浄し、さら
に飽和食塩水40mlで2回洗浄した後、有機層を濃縮し
て、収率94%でマレイミドカプロン酸ポリテトラメチ
レングリコールエステルを得た。
スターク型分留器を備えた100mlの4つ口フラスコ
に、トリエチレングリコール(関東化学社製)7.5
g、合成例3で得たマレイミドカプロン酸n−ブチルエ
ステル26.7g、ジブチル酸化スズ(II)0.3g及
びヒドロキノン30mgを仕込み、110℃で10時
間、50mmHgの減圧下で反応させ、マレイミドカプロン
酸n−ブチルエステルがほぼ消失したことをガスクロマ
トグラフィーで確認した後、反応を終了させた。この反
応液にトルエン30gを加え、有機層を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液15mlで3回、さらに飽和食塩水15ml
で1回洗浄した後、有機層を濃縮して、収率92%でマ
レイミドカプロン酸トリエチレングリコールエステルを
得た。
スターク型分留器を備えた100mlの4つ口フラスコ
に、トリエチレングリコール(関東化学製)3g、合成
例6で得たマレイミドカプロン酸9.8g、p−トルエ
ンスルホン酸1.2g、2,6−tert−ブチル−p−ク
レゾール0.06g及びトルエン15mlを仕込み、24
0mmHg減圧下で生成する水を除去しながら80℃で4時
間反応させた。反応混合物にトルエン20mlを加え、有
機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlで3回、さ
らに飽和食塩水10mlで1回洗浄した後、有機層を濃縮
して、収率56%でマレイミドカプロン酸トリエチレン
グリコールエステルを得た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、トリメチロールプロパンのトリエチレンオキシド
変性物13.3g、合成例4で得たマレイミド酢酸イソ
プロピルエステル29.6g、ジブチル酸化スズ(II)
0.4g及びヒドロキノン50mgを仕込み、110℃
で11時間、50mmHgの減圧下で反応させ、ガスクロマ
トグラフィーでマレイミド酢酸イソプロピルエステルが
ほぼ消失したことを確認した後、反応を終了させた。こ
の反応液にトルエン30gを加え、有機層を5%希硫酸
15mlで2回、さらに飽和食塩水15mlで2回洗浄した
後、有機層を濃縮して、収率93%でトリメチロールプ
ロパントリエチレンオキシド変性物のマレイミド酢酸エ
ステルを得た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、合成例5で得た数平均分子量622のポリエーテ
ルウレタンジオール31.1g、合成例4で得たマレイ
ミド酢酸イソプロピルエステル19.7g、ジブチル酸
化スズ(II)0.5g及びヒドロキノン50mgを仕込
み、110℃で12時間、50mmHgの減圧下に反応さ
せ、ガスクロマトグラフィーでマレイミド酢酸イソプロ
ピルエステルがほぼ消失したことを確認した後、反応を
終了させた。この反応液にトルエン30gを加え、有機
層を5%希硫酸15mlで2回、さらに飽和食塩水15ml
で2回洗浄した後、有機層を濃縮して、収率90%でポ
リエーテルウレタンのマレイミド酢酸エステルを得た。
スターク型分留器を備えた300mlの4つ口フラスコ
に、数平均分子量1000のポリテトラメチレングリコ
ール(保土谷化学(株)製の「PTGL1000」100
g、合成例4で得たマレイミド酢酸イソプロピルエステ
ル39.4g、チタンテトライソプロポキシド6.5g
及びヒドロキノン60mgを仕込み、110℃で11時
間、50mmHgの減圧下に反応させ、ガスクロマトグラフ
ィーでマレイミド酢酸イソプロピルエステルがほぼ消失
したことを確認した後、反応を終了させた。この反応液
にトルエン200gを加え、有機層を5%希硫酸120
mlで2回、さらに飽和食塩水120mlで2回洗浄した
後、有機層を濃縮して、収率89%でマレイミド酢酸ポ
リテトラメチレングリコールエステルを得た。
スターク型分留器を備えた300mlの4つ口フラスコ
に、数平均分子量1000のポリプロピレングリコール
(アルドリッチ社製)100g、合成例4で得たマレイ
ミド酢酸イソプロピルエステル39.4g、ジブチル酸
化スズ(II)0.5g及びヒドロキノン60mgを仕込
み、110℃で9時間、50mmHgの減圧下に反応させ、
ガスクロマトグラフィーでマレイミド酢酸イソプロピル
エステルがほぼ消失したことを確認した後、反応を終了
させた。この反応液にトルエン200gを加え、有機層
を5%希硫酸120mlで2回、さらに飽和食塩水120
mlで2回洗浄した後、有機層を濃縮して、収率91%で
マレイミド酢酸ポリプロピレングリコールエステルを得
た。
スターク型分留器を備えた容量200mlの4つ口フラス
コに、数平均分子量650のポリテトラメチレングリコ
ール(保土谷化学(株)社製の「PTG650SN」65
g、合成例4で得たマレイミド酢酸イソプロピルエステ
ル39.4g、p−トルエンスルホン酸1.0g及びヒ
ドロキノン60mgを仕込み、100℃で35時間、5
0mmHgの減圧下に反応させ、ガスクロマトグラフィーで
マレイミド酢酸イソプロピルエステルがほぼ消失したこ
とを確認した後、反応を終了させた。この反応液にトル
エン100gを加え、有機層を5%炭酸水素ナトリウム
水溶液60mlで2回、さらに飽和食塩水60mlで2回洗
浄した後、有機層を濃縮して、収率88%でマレイミド
酢酸ポリテトラメチレングリコールエステルを得た。
カルボン酸エステルとポリオールのエステル交換反応に
より、マレイミド誘導体を高収率で製造することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、nは1〜10の整数を表わし、R1 は炭素原子
数1〜10のアルキル基または炭素原子数3〜10のシ
クロアルキル基を表わす。)で表われるマレイミドカル
ボン酸エステルと、一般式(2) R2−(OH)m (2) (式中、mは1〜6の整数を表わす。R2 は、直鎖アル
キレン基、分枝アルキレン基、シクロアルキレン基、ア
リール基及びアリールアルキレン基からなる群より選ば
れる1つの有機基が、エーテル結合またはウレタン結合
から選ばれる少なくとも1つの結合で結ばれた平均分子
量44〜100,000の(ポリ)エーテル連結鎖又は
(ポリ)ウレタン連結鎖を表わす。)で表われるポリオ
ールとから、エステル交換反応により、一般式(3) 【化2】 (式中、mは1〜6の整数を表わし、nは1〜10の整
数を表わす。R2 は、直鎖アルキレン基、分枝アルキレ
ン基、シクロアルキレン基、アリール基及びアリールア
ルキレン基からなる群より選ばれる1つの有機基が、エ
ーテル結合またはウレタン結合から選ばれる少なくとも
1つの結合で結ばれた平均分子量44〜100,000
の(ポリ)エーテル連結鎖又は(ポリ)ウレタン連結鎖
を表わす。)で表われるマレイミド誘導体を製造する方
法。 - 【請求項2】 エステル交換反応触媒にジアルキル酸化
スズ(II)を用いることを特徴とする請求項1記載のマ
レイミド誘導体の製造方法。 - 【請求項3】 ジアルキル酸化スズ(II)がジブチル酸
化スズ(II)であることを特徴とする請求項2記載のマ
レイミド誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128387A JP2000319252A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | マレイミド誘導体の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11128387A JP2000319252A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | マレイミド誘導体の製造方法 |
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---|---|
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7432330B2 (en) | 2002-12-31 | 2008-10-07 | Nektar Therapeutics Al, Corporation | Hydrolytically stable maleimide-terminated polymers |
US7432331B2 (en) | 2002-12-31 | 2008-10-07 | Nektar Therapeutics Al, Corporation | Hydrolytically stable maleimide-terminated polymers |
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