JP2000316369A - 伸縮式穀粒排出装置 - Google Patents

伸縮式穀粒排出装置

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JP2000316369A
JP2000316369A JP11131610A JP13161099A JP2000316369A JP 2000316369 A JP2000316369 A JP 2000316369A JP 11131610 A JP11131610 A JP 11131610A JP 13161099 A JP13161099 A JP 13161099A JP 2000316369 A JP2000316369 A JP 2000316369A
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grain
telescopic
discharging device
sensor
cylinder
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JP11131610A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Doi
義典 土居
Kenji Kono
健治 河野
Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
Masanori Inoue
正典 井上
Hidenori Okazaki
秀範 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から接触・摺動式の通電装置は、伸縮移
動搬送筒が固定搬送筒に対して摺動しながら伸縮してい
るときにはノイズが発生して、検出情報を正確に通電す
ることが困難となり、制御手段から制御信号を受けるア
クチュエ−タや籾詰り警報器が誤作動する課題があっ
た。 【解決手段】 本発明は、その課題を解決するため、つ
ぎの解決手段を講じた。コンバイン1のグレンタンク2
に貯留した穀粒を機外に排出する伸縮式穀粒排出装置3
において、該伸縮式穀粒排出装置3は、先端に開口した
穀粒排出口4の近傍に穀粒の詰りを検出するセンサ5を
設ける。該センサ5は、検出情報を接触・摺動式の通電
装置6を介してコンバイン1側の制御手段7に接続して
設ける。前記センサ5は、伸縮式穀粒排出装置3の伸縮
作動中には検出作用を休止する構成とした伸縮式穀粒排
出装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮式穀粒排出装
置に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、刈取穀稈を脱穀
する脱穀装置と、脱穀後の穀粒を収納貯溜するためのグ
レンタンクとを併設して刈取脱穀作業を連続的に行うこ
とができる構成としている。そして、グレンタンクは、
作業の進行にともなって順次貯溜される穀粒が満杯に達
すると、内装している排出螺旋から、揚穀装置、穀粒排
出装置を利用して、貯溜穀粒を待機中のトラックのタン
クに搬出する構成としている。
【0003】そして、前記穀粒排出装置は、基部側の固
定搬送筒に、穀粒排出口を有する先端側の伸縮移動搬送
筒を伸縮自由に挿入嵌合して設け、搬送端部の穀粒排出
口を遠近方向に伸縮移動できる構成にしている。そし
て、穀粒排出装置は、先端側の穀粒排出口の近傍位置に
穀粒の詰りを検出するセンサを設け、排出作業中の穀粒
の詰りを検出して安全に作業を行なう構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来型の伸縮
式穀粒排出装置は、伸縮移動搬送筒の先端部に開口した
穀粒排出口をトラックのタンクに合わせて搬出場所を決
めるために、伸縮可能に構成されている。そして、穀粒
排出口又はその近傍位置には、穀粒の詰りを検出するセ
ンサを設け、そのセンサを、接触・摺動式の通電装置を
介してコンバイン側の制御手段に接続して検出情報を入
力する構成となっている。
【0005】このような従来の構成における接触・摺動
式の通電装置は、伸縮移動搬送筒が固定搬送筒に対して
摺動しながら伸縮しているときにはノイズが発生して、
正確な通電が困難となり、制御手段から制御信号を受け
るアクチュエ−タや籾詰り警報器が誤作動する課題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、コンバイン1のグレンタンク2に貯留し
た穀粒を機外に排出する伸縮式穀粒排出装置3におい
て、該伸縮式穀粒排出装置3は、先端に開口した穀粒排
出口4の近傍に穀粒の詰りを検出するセンサ5を設け、
該センサ5は、検出情報を接触・摺動式の通電装置6を
介してコンバイン1側の制御手段7に入力するように接
続して設け、前記センサ5は、伸縮式穀粒排出装置3の
伸縮作動中には検出作用を休止する構成とした伸縮式穀
粒排出装置としたものである。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
制御手段から制御信号を受けるアクチュエ−タや籾詰り
警報器が誤作動することがなく、安心して作業を継続で
きる特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、コンバイン1は、図1に示すように、ゴム
を素材として成型したクロ−ラ9を設けた走行車体10
上に、脱穀装置11を搭載し、その前側に刈取前処理装
置12を設けて刈取脱穀作業ができる構成している。
【0009】そして、グレンタンク2は、図1および図
2に示すように、上記脱穀装置11の側部に併設して前
述した走行車体10上に搭載し、その脱穀装置11から
一番揚穀装置13を介して搬送されてきた脱穀・選別後
の穀粒を貯溜できる構成としている。そして、排出螺旋
14は、図2に示すように、グレンタンク2の底部に軸
装して設け、始端側を機外の伝動軸15にクラッチ装置
16を介して連結し、終端側を揚穀筒17の下部まで延
長して、内装している揚穀螺旋18の下端部に接続して
構成している。
【0010】そして、伸縮式穀粒排出装置3は、図2で
解るように、前記揚穀筒17の上部に上下方向へ回動自
由に接続する固定搬送筒19と、これに接続する伸縮移
動搬送筒20とから構成しているが、以下、その構成を
具体的に説明する。まず、固定搬送筒19は、図2およ
び図4に示すように、基部を前記揚穀筒17の上部に連
結し、先端部を外方に延長して設け、その筒内には、始
端部を前記揚穀螺旋18に接続した搬送螺旋21を内装
して、揚穀筒17から受け継いだ穀粒を搬送する構成と
している。
【0011】そして、伸縮移動搬送筒20は、図1およ
び図2に示すように、先端部に穀粒排出口4を開口して
設け、基部側を、前記固定搬送筒19の先端側から摺動
自由に挿入嵌合して連結している。そして、センサ5
は、図2に示すように、穀粒排出口4の内側に装備し、
排出穀粒の詰りを検出する構成とし、外側に設けて伸縮
移動搬送筒20の基部側に配線したハ−ネス22に接続
して検出情報を送る構成としている。
【0012】つぎに、伸縮螺旋23は、図4に示すよう
に、伸縮移動搬送筒20内において、先端部を穀粒排出
口4の上方位置に軸受して後部を固定搬送筒19側に延
長して前記搬送螺旋21の軸内に摺動自由に挿入した六
角の駆動軸24を軸架して設け、この駆動軸24に多数
の螺旋単体23a、23b、23c……を摺動自由に嵌
合して構成している。そして、伸縮螺旋23は、各螺旋
単体23a、23b、23cが前記駆動軸24に対し
て、軸方向には摺動自由で重合状態(図4参照)になっ
たり、伸びて連結状態になって伸縮可能であるが、回転
方向には六角軸(駆動軸24)に係合されて回転駆動さ
れながら穀粒の搬送を行う構成としている。
【0013】この場合、一番上手側の螺旋単体23a
と、一番下手側の螺旋単体23cは、軸方向にも移動で
きないように、駆動軸24に軸着して構成している。つ
ぎに、伸縮駆動装置25は、図2および図4に示すよう
に、揚穀筒17の上部位置に装備した伸縮制御モ−タ2
6に減速装置を介して螺旋軸27の基端部を連結して強
制駆動する構成としている。そして、移動装置28は、
上記螺旋軸27の螺旋溝に係合して強制的に軸方向に移
動するように設け、前記伸縮移動搬送筒20の基部側に
一体的に連結して構成している。
【0014】そして、伸縮駆動装置25は、図2に示す
ように、縮小側と伸長側とにそれぞれリミットセンサS
1、S2を設けて前記移動装置28が到達して接触する
と、後述するコントロ−ラ7(制御手段7に相当する)
に検出信号を入力する構成としている。なお、伸縮制御
モ−タ26は、具体的に図示はしていないが、操縦席の
操作パネル上に設けた伸長スイッチ29と縮小スイッチ
30のON操作に基づいて、コントロ−ラ7を介して螺
旋軸27を正転又は逆転方向に回転駆動する構成として
いる。そして、伸縮移動搬送筒20は、螺旋軸27が正
転すれば係合している移動装置28を介して伸長し、逆
転すれば縮小方向に強制的に移動する構成としている。
【0015】このようにして、伸縮移動搬送筒20は、
固定搬送筒19に嵌合した状態で筒に沿って伸び縮みし
て、先端部の穀粒排出口4の位置を、基部の揚穀筒17
に対して、遠ざけたり、近ずけたり調節して穀粒の落下
位置を選択できる構成としている。そして、伸縮式穀粒
排出装置3は、機体への収納時には脱穀装置11上の支
持装置31(図1参照)に受け止められて収納される構
成としている。
【0016】そして、伸縮式穀粒排出装置3は、図2に
示すように、旋回制御モ−タ32と昇降制御シリンダ3
3とが設けられ、前者によって揚穀筒17を中心にして
上空で旋回制御され、後者によって揚穀筒17の上部
(枢着部)を支点に先端側が上下に昇降制御される構成
としている。このような構成によって、伸縮式穀粒排出
装置3は、コントロ−ラ7から出力される制御信号に基
づいて、張出し、収納の自動制御が行われる。
【0017】つぎに、通電装置6は、図1に示すよう
に、伸縮駆動装置25を構成する螺旋軸27のカバ−3
4の横外側に長手方向に沿わせて通電線35を架設し、
この通電線35に下側から摺動ブラシ型の電極36を摺
動自在に接触して設けた構成としている。そして、通電
線35は、基部側をハ−ネス37によってコントロ−ラ
7に接続して構成している。一方、摺動ブラシ型の電極
36は、図1に示すように、前記センサ5に接続したハ
−ネス22を連結して設けている。
【0018】このようにして、通電装置6は、長手方向
に沿って架設した通電線35に、接触状態のまま摺動す
る摺動ブラシ型の電極36を設けて接触・摺動式とし、
センサ5の検出情報をコントロ−ラ7に入力する構成と
している。つぎに、マイクロコンピュ−タを利用したコ
ントロ−ラ−7を説明する。まず、コントロ−ラ7は、
図3に示すように、入力側にコントロ−ラ7を作動状態
に立ち上げる自動切換スイッチ38と、穀粒の詰りを検
出するセンサ5と、前記伸長スイッチ29と、前記縮小
スイッチ30と、前記伸長側リミットスイッチS1と、
前記縮小側リミットスイッチS2と、張出スイッチ39
と収納スイッチ40と、排出スイッチ41と、満杯セン
サ42をそれぞれ接続している。そして、コントロ−ラ
7は、出力側に伸縮制御モ−タ26と、旋回制御モ−タ
32と、昇降制御シリンダ33と、排出クラッチ43
(図2のクラッチ装置16と同一)と、警報器44を接
続して構成している。
【0019】この場合、張出スイッチ39は、ON操作
するとコントロ−ラ7から出力される制御信号に基づい
て旋回制御モ−タ32と昇降制御シリンダ33とが作動
して伸縮式穀粒排出装置3を排出位置に移動させる制御
が行われる構成としている。また、収納スイッチ40
は、ON操作するとコントロ−ラ7から出力される制御
信号に基づいて旋回制御モ−タ32と昇降制御シリンダ
33とが作動して伸縮式穀粒排出装置3を収納位置に移
動させる制御が行われる構成としている。
【0020】そして、警報器44は、センサ5が詰りを
検出したときおよび満杯センサ42が満杯を検出したと
きに制御信号に基づいてそれぞれの状態が認識できるよ
うに区別をした警報音を発する構成としている。そし
て、コントロ−ラ7は、センサ5から詰りの検出情報が
入力したときには、上記警報と共に排出クラッチ43に
切りの制御信号を出力する構成としている。
【0021】そして、コントロ−ラ7は、予め設定した
制御モ−ド及びテ−ブルデ−タ−を入力して記憶させて
おり、これらの予め設定している基準情報と上記した各
スイッチから入力される信号に基づいて比較演算しなが
ら出力される制御信号によって制御を行なう構成として
いる。なお、実施例では、張出制御や収納制御に関係す
る旋回制御モ−タ32の旋回位置検出センサや昇降制御
シリンダ33の伸長位置検出センサの説明は、省略して
いる。
【0022】そして、穀粒の詰りを検出するセンサ5
は、伸縮式穀粒排出装置3の伸縮作動中、すなわち、前
記摺動ブラシ型の電極36が、通電線35に接触状態で
摺動している間は検出作用を休止する構成としてノイズ
の入った検出情報をコントロ−ラ7に入力しないように
している。以上のように構成された実施例において、自
動切換スイッチ38をON操作してコントロ−ラ7を立
ち上げて準備し、コンバイン1を走行して刈取脱穀作業
を開始する。
【0023】このようにしてコンバインによる作業を継
続すると、グレンタンク2は、脱穀された穀粒が一番揚
穀装置13を経て順次貯溜され、その量が一定に達する
と、タンク内部に装備されている満杯センサ42によっ
て検出される。そして、コントロ−ラ7は、上記満杯セ
ンサ42から入力される検出情報に基づいて制御信号が
出力し、警報器44から警報を発する。すると、オペレ
−タ−は、刈取脱穀作業を中断して、走行車体10を畦
際まで移動し農道に待機しているトラックに近づける。
【0024】そして、コントロ−ラ7は、張出スイッチ
39をON操作すると、昇降制御シリンダ33と旋回制
御モ−タ32とにそれぞれ制御信号を出力しながら伸縮
式穀粒排出装置3を上下方向と水平方向とに制御作動し
て排出位置に近づけることになる。そのとき、伸縮駆動
装置25は、操縦席からの伸長スイッチ29の操作によ
りコントロ−ラ7から出力される制御信号によって伸縮
制御モ−タ26が制御され、螺旋軸27を正転させなが
ら、螺合している移動装置28を強制的に前方(先端
側)に移動する。すると、移動装置28は、一体的に連
結している伸縮移動搬送筒20を固定搬送筒19に対し
て前方に伸長させながら、先端部分の穀粒排出口4をト
ラックのタンク位置に合わせることになる。
【0025】このとき、伸縮制御モ−タ26は、移動装
置28が伸長側の限界位置に達してリミットスイッチS
1を押圧すると自動停止する。このようにして、伸縮オ
−ガ装置3は、伸縮移動搬送筒20の先端部の穀粒排出
口4をトラックのタンクに合わせると、排出スイッチ4
1をON操作する。すると、コントロ−ラ7は、排出ク
ラッチ43(クラッチ装置16)を入りに制御して、伝
動軸15、クラッチ装置16から経てグレンタンク2の
底部にある排出螺旋14に回転動力が達する。そして、
回転動力は、更に、揚穀筒17内の揚穀螺旋18から固
定搬送筒19内の搬送螺旋21を経て伸縮移動搬送筒2
0内の伸縮螺旋23に伝動される。
【0026】このようにして、グレンタンク2内の穀粒
は、揚穀筒17から固定搬送筒19に送られ、更に、伸
縮移動搬送筒20に受け継がれて穀粒排出口4から機外
に放出され、トラックのタンクに順次搬出される。以上
のようにしてグレンタンク2内の穀粒は、排出作業中に
おいて、穀粒排出口4を移動して(一箇所に排出しない
ように)タンク内に満遍に排出するために伸縮移動搬送
筒20を伸縮移動することがある。そのとき、通電装置
6は、摺動ブラシ型の電極36が、通電線35に接触し
た状態を保ちながら摺動して移動するが、その移動中は
センサ5が休止することになる。したがって、排出クラ
ッチ43や警報装置44は、従来、しばしば発生したよ
うに、移動中の通電装置6を通じてノイズの混じった検
出情報がコントロ−ラ7に入力されて誤作動することが
なくなった。
【0027】このように、本発明の実施例は、前記セン
サ5は、伸縮式穀粒排出装置3の伸縮作動中には検出作
用を休止する構成としているから、ノイズによる誤作動
がなく安心して作業を続けることができる。 別実施例1 つぎに、別実施例1を図5乃至図8に基づいて説明す
る。
【0028】別実施例1は、伸縮可能なケ−ブルに関
し、本発明の伸縮式穀粒排出装置3に使用する送電用の
ケ−ブルである。まず、ケ−ブル50は、図5に示すよ
うに、中間部にコイル状に巻つけた伸縮部50aを形成
し、一方を伸縮移動搬送筒20の先端部に設けた操作ス
イッチ51(図6および図8参照)に接続し、他方をコ
ンバイン1に搭載した電源に接続して構成している。そ
して、ケ−ブル50は、伸縮式穀粒排出装置3の伸縮作
動に対応して、コイル状に巻つけた伸縮部50aが伸縮
できる構成としている。
【0029】なお、上記ケ−ブル50は、他の使用例と
して、一方を伸縮移動搬送筒20の先端部に設けた穀粒
の詰り検出センサに接続し、他方をコンバイン1に搭載
したコントロ−ラに接続する場合もある。つぎに、ケ−
ブル50の保護装置について述べる。まず、第1例は、
図6に示す構成例のように、コイル状に巻つけた伸縮部
50aをカバ−52内に収納して構成している。そし
て、第2例は、図7に示す構成例のように、コイル状に
巻つけた伸縮部50aを、伸縮可能に形成した二重筒5
3内に収納して構成している。そして、第3例は、図8
に示す構成例のように、コイル状に巻つけた伸縮部50
aを、伸縮駆動装置25を構成する螺旋軸27のカバ−
34の内部に収納して構成している。
【0030】以上述べたように、別実施例1は、各保護
装置によってケ−ブル50を保護する構成にしているか
ら、作業中にケ−ブル50を障害物にひっかけて断線す
ることがなく、また、コンバイン1の収納(格納)時に
はねずみ等の被害から守ることができる利点がある。 別実施例2 つぎに、別実施例2を、図2を参照にしながら図9およ
び図10に基づいて説明する。別実施例2は、図2に示
すように、グレンタンク2内部の排出螺旋14に関し、
搬送始端部螺旋14aを他の部分より大径に構成したも
のである。図9および図10において、60は螺旋カバ
−を示す。
【0031】別実施例2は、以上述べたように、排出螺
旋14を構成している搬送始端部螺旋14aを、他の螺
旋14より大径に形成したから、詰り易い始端部分の穀
粒を確実に送り出すことができる。特に、大径に形した
搬送始端部螺旋14aは、グレンタンク2内部の貯留穀
粒が湿っているときに掻き取り効果が大きく、詰らすこ
となく送り出すことができる。
【0032】別実施例3 つぎに、別実施例3を、図2を参照にしながら図11乃
至図13に基づいて説明する。別実施例3は、排出螺旋
14の螺旋カバ−60に関する。螺旋カバ−60は、従
来から知られているように、排出螺旋14の上側に軸方
向に沿わせて設け、グレンタンク2内部の貯留穀粒が一
度に排出螺旋14にかからないように構成(穀粒重量が
一度にかかると、始動時の負荷が極端に大となる。)し
ている。
【0033】そして、別実施例3の螺旋カバ−60は、
図11および図12に示すように、部分的な切込部61
を複数箇所形成して、上側の穀粒が排出螺旋14側に流
入できる構成としている。このように構成すると、螺旋
カバ−60は、穀粒の排出作業中に、グレンタンク2の
穀粒が切込部61から排出螺旋14に達して搬送され、
湿った穀粒でも詰まることなく排出することができる。
【0034】別実施例4 つぎに、別実施例4を、図4を参照しながら図14およ
び図15に基づいて説明する。別実施例4は、図4に示
す固定搬送筒19と、その外側に摺動自由に嵌合してい
る伸縮移動搬送筒20との摺動部65に関するものであ
る。23は伸縮螺旋である。
【0035】まず、シ−ル66は、図14に示すよう
に、固定搬送筒19の端部に連結した軸受部材67(内
装する搬送螺旋21を軸受している。)の外周に沿って
形成した凹型取付溝68に嵌合して装着している。そし
て、シ−ル66は、図15に示すように、下側の半分を
欠除して伸縮移動搬送筒20から固定搬送筒19の外側
に重合した伸縮移動搬送筒20側に隙間69によって連
通した構成としている。
【0036】別実施例4は、以上のように構成されてい
るから、伸縮移動搬送筒20内において、伸縮螺旋23
の下方にある塵埃が、シ−ル66の下方に形成した隙間
69を通過して固定搬送筒19の外側に重合した伸縮移
動搬送筒20側に移動して端部から筒外に排出すること
ができる利点がある。 別実施例5 つぎに、別実施例5を、図4を参照しながら図16およ
び図17に基づいて説明する。別実施例5は、図4に示
す固定搬送筒19と、その外側に摺動自由に嵌合してい
る伸縮移動搬送筒20との摺動部65にシ−ル70と摺
動部材71とを設けて、耐久性を向上させながら伸縮摺
動を円滑に行なう構成を作り出さんとするものである。
【0037】上記シ−ル70と摺動部材71とは、図1
6および図17に示すように、軸受部材67の外周に若
干の間隔を隔てて併設している。そして、シ−ル70
は、不織布を素材とし、摺動部材71は、樹脂を素材と
してそれぞれ構成し、前記のとおり軸受部材67の外周
に嵌め込み式に嵌合して装着している。23は伸縮螺旋
である。
【0038】別実施例5は、以上のように構成している
から、伸縮移動搬送筒20を固定搬送筒19に対して伸
縮摺動するとき、摺動部材71が伸縮移動搬送筒20を
支持してシ−ル70を破損することなく、円滑に摺動す
ることができる。したがって、シ−ル70は、機械的強
度を必要とせず本来のシ−ル機能を充分に発揮して全体
として耐久性に富む装置を具現することができた。
【0039】別実施例6 つぎに、別実施例6を、図4を参照しながら図18およ
び図19に基づいて説明する。別実施例6は、前記説明
した別実施例5の改良に関するものである。すなわち、
軸受部材67は、図18および図19に示すように、シ
−ル70を伸縮螺旋23側に取り付け、摺動部材71
を、固定搬送筒19側に取り付けて構成している。した
がって、別実施例6は、伸縮移動搬送筒20内に発生し
ている塵埃を、摺動部材71に達する前に防止して摺動
部材71の耐久性を向上することができた。
【0040】別実施例7 つぎに、別実施例7を、図4を参照しながら図20およ
び図21に基づいて説明する。別実施例7は、軸受部材
67の中央位置にシ−ル70を嵌合し、その両側に隣接
して摺動部材71を嵌合して取り付けた構成とした。そ
して、摺動部材71は、樹脂を素材から構成しているか
ら強度的に強く、伸縮摺動する伸縮移動搬送筒20を支
持し、円滑な摺動を助けることができる。
【0041】別実施例7は、以上述べたように、シ−ル
70の前側と後側とにそれぞれ摺動部材71を配置して
伸縮移動搬送筒20を2か所で分配して支持するから、
耐久性に富む装置となった。 別実施例8 つぎに、別実施例8を、図4を参照しながら図22乃至
図25に基づいて説明する。別実施例8は、伸縮移動搬
送筒20の基部上側に軸架した案内ロ−ラ75と固定搬
送筒19の上部に固着したレ−ル76とに関するもので
ある。
【0042】従来から伸縮移動搬送筒20は、左右にふ
らつかず安定よく伸縮摺動できるように、固定搬送筒1
9の上面に設けたレ−ル76にロ−ラ75を係合して案
内されながら移動する構成としている。そして、従来の
構成は、図22に示すように、レ−ル76をロ−ラ75
の内側にして構成されていたから、回転(伸縮移動)中
に脱線して不安定となる課題があった。
【0043】それに対して、別実施例8は、図25に示
すような内側を小径の形状にした一対のロ−ラ75、7
5’を伸縮移動搬送筒20に軸架し、図23に示すよう
に、固定搬送筒19に固着したレ−ル76の内側に係合
して回転する構成としている。したがって、一対のロ−
ラ75、75’は、伸縮移動搬送筒20の伸縮移動中、
レ−ル76の外側に係合した状態で案内されて回転して
脱線することがない。
【0044】別実施例9 つぎに、別実施例9を、図26乃至図28に基づいて説
明する。別実施例9は、伸縮移動搬送筒20の基部下側
に軸架した支持ロ−ラ77に関し、従来の構成は、図2
6に示すように、下側に1個のロ−ラ77を軸架した構
成であった。それに対して、別実施例9は、図27およ
び図28に示すように、伸縮移動搬送筒20の基部真下
を避けて45度の角度に一対の支持ロ−ラ77を配置し
て軸架した。
【0045】別実施例9は、このように構成することに
よって、一対の支持ロ−ラ77が、伸縮移動搬送筒20
の終端部分から排出される塵埃の落下位置を避け、固定
搬送筒19に対して伸縮移動搬送筒20を2か所で安定
よく支えることができる特徴がある。 別実施例10 つぎに、別実施例10を、図29および図30に基づい
て説明する。別実施例10は、固定搬送筒19の軸受部
材67に嵌め込んで取り付けたシ−ル70に関する。
【0046】従来から伸縮移動搬送筒20は、溶接加工
によって円形状の穀粒搬送筒に形成されるために、内側
下面に沿って継ぎ目の溶接ビ−ト80が帯状に発生す
る。そして、シ−ル70は、図30に示すように、その
溶接ビ−ト80を避けるために、切欠部81を設けて構
成している。更に、図30に示す実施例においては、軸
受部材67にも切欠溝82を形成している。
【0047】別実施例10は、以上のように構成したか
ら、伸縮移動搬送筒20の伸縮移動に際し、シ−ル70
が切欠部81によって継ぎ目の溶接ビ−ト80を避けて
いるから、摺動抵抗が少なくなり円滑に移動できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、コンバインの側面図
である。
【図2】本発明の実施例であって、一部破断した側面図
である。
【図3】本発明の実施例であって、制御機構のブロック
図である。
【図4】本発明の実施例であって、切断側面図である。
【図5】本発明の別実施例1であって、ケ−ブルの側面
図である。
【図6】本発明の別実施例1であって、側面図である。
【図7】本発明の別実施例1であって、側面図である。
【図8】本発明の別実施例1であって、側面図である。
【図9】本発明の別実施例2であって、内部の側面図で
ある。
【図10】本発明の別実施例2であって、前図のS−S
線の断面図である。
【図11】本発明の別実施例3であって、螺旋カバ−の
斜面図である。
【図12】本発明の別実施例3であって、内部の側面図
である。
【図13】本発明の別実施例3であって、前図のS1
1線の断面図である。
【図14】本発明の別実施例4であって、側断面図であ
る。
【図15】本発明の別実施例4であって、正断面図であ
る。
【図16】本発明の別実施例5であって、側断面図であ
る。
【図17】本発明の別実施例5であって、側断面図であ
る。
【図18】本発明の別実施例6であって、側断面図であ
る。
【図19】本発明の別実施例6であって、側断面図であ
る。
【図20】本発明の別実施例7であって、側断面図であ
る。
【図21】本発明の別実施例7であって、側断面図であ
る。
【図22】本発明の別実施例8であって、説明用の従来
型正断面図である。
【図23】本発明の別実施例8であって、正断面図であ
る。
【図24】本発明の別実施例8であって、側面図であ
る。
【図25】本発明の別実施例8であって、正面図であ
る。
【図26】本発明の別実施例9であって、説明用の従来
型正断面図である。
【図27】本発明の別実施例9であって、正断面図であ
る。
【図28】本発明の別実施例9であって、側面図であ
る。
【図29】本発明の別実施例10であって、側断面図で
ある。
【図30】本発明の別実施例10であって、正断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 グレンタンク 3
伸縮式穀粒排出装置 4 穀粒排出口 5 センサ 6
通電装置 7 制御手段。
フロントページの続き (72)発明者 井上 正典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岡崎 秀範 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KA02 KA04 KC05 KE03 LA04 LA07 LE02 LE03 LE04 LE09 LE18 LP03 LP08 LP12 LP17 LR02 LR08 LR13 LR19 MA05 MA07 MC04 MC07 MC13 MJ14 PC05 PE06 QA02 QA25 QC01 QE02 QE25 QG05 RA10 RA22 RA25 RA28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバイン1のグレンタンク2に貯留し
    た穀粒を機外に排出する伸縮式穀粒排出装置3におい
    て、該伸縮式穀粒排出装置3は、先端に開口した穀粒排
    出口4の近傍に穀粒の詰りを検出するセンサ5を設け、
    該センサ5は、検出情報を接触・摺動式の通電装置6を
    介してコンバイン1側の制御手段7に入力するように接
    続して設け、前記センサ5は、伸縮式穀粒排出装置3の
    伸縮作動中には検出作用を休止する構成とした伸縮式穀
    粒排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011188746A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Kubota Corp 穀粒搬出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011188746A (ja) * 2010-03-11 2011-09-29 Kubota Corp 穀粒搬出装置

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