JP4257450B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの伸縮オ−ガ装置の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からコンバインは、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、脱穀後の穀粒を収納貯溜するためのグレンタンクとを併設して刈取脱穀作業を連続的に行うことができる構成としている。そして、グレンタンクは、作業の進行にともなって順次貯溜される穀粒が満杯に達すると、内装している排出螺旋から、揚穀装置、排出オ−ガ装置を利用して、貯溜穀粒を待機中のトラックのタンクに搬出する構成としている。
【0003】
そして、前記排出オ−ガ装置は、基部側の固定搬送筒に、穀粒排出口を有する先端側の伸縮移動搬送筒を伸縮自由に挿入嵌合して設け、搬送端部の穀粒排出口を遠近方向に伸縮移動できる構成にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来から伸縮オ−ガ装置は、伸縮移動搬送筒の先端部に開口した穀粒排出口をトラックのタンクに合わせて搬出場所を決めるために、伸縮可能に構成されている。そして、伸縮オ−ガ装置は、穀粒の搬出作業が完了して機体側に収納する工程を制御手段で行なう場合、まず、伸縮移動搬送筒を最短位置まで縮小した後、収納工程に移る構成としている。
【0005】
そこで、従来装置において制御を行なう場合、伸縮オ−ガ装置は、搬出作業後においても伸縮移動搬送筒の内部には多少の残留穀粒があって、縮小過程の伸縮螺旋の間に挟まれて伸縮移動搬送筒が最短位置まで縮小できない場合が発生する。そのとき、従来の制御手段は、伸縮移動搬送筒が最短位置まで完全に縮小しない限り、次工程の制御段階に移ることができない課題があった。
【0006】
そこで、従来の装置は、作業を中断して伸縮移動搬送筒の内部を清掃して残留穀粒を取り除いた後、最短位置まで縮小しなければ後続する作業を再開できないものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、グレンタンク(2)に貯留した穀粒を機外に搬出する旋回自在の伸縮オーガ装置(3)を、グレンタンク(2)に貯留した穀粒を揚穀する揚穀筒(17)の上部に接続して上下方向へ回動する固定搬送筒(19)と、該固定搬送筒(19)に接続する伸縮移動搬送筒(4)とから構成し、伸縮移動搬送筒(4)は先端部に形成する穀粒排出口(21)の位置が揚穀筒(17)に対して遠近調節するよう固定搬送筒(19)に沿って伸縮する構成とし、固定搬送筒(19)内には搬送螺旋(20)を設け、伸縮移動搬送筒(4)内には伸縮移動搬送筒(4)の伸縮動作に伴い伸縮する伸縮螺旋(22)を設け、伸縮螺旋(22)は搬送螺旋(20)の軸内に摺動自由に挿入した駆動軸(23)に多数の螺旋単体(22a,22b,22c)を摺動自由に嵌合して構成し、各螺旋単体(22a、22b、22c)が駆動軸(23)に対して、軸方向に摺動することで伸縮螺旋(22)が伸縮する構成とし、伸縮移動搬送筒(4)の伸長限界を検出する伸長側リミットスイッチ(S1)と縮小限界を検出する縮小側リミットスイッチ(S2)とを設け、伸縮オ−ガ装置(3)を収納位置から排出位置に移動制御する張出スイッチ(36)と排出位置にある伸縮オーガ装置(3)を収納位置に移動制御する収納スイッチ(37)とを設け、収納スイッチ(37)をON操作した後に伸縮移動搬送筒(4)が縮小動作を開始し、設定時間内に縮小側リミットスイッチ(S2)が伸縮移動搬送筒(4)の縮小限界を検出しなくても伸縮オ−ガ装置(3)を収納位置に移動制御する構成とし、収納スイッチ(37)をON操作して伸縮移動搬送筒(4)が縮小動作行ない、設定時間内に前記縮小側リミットスイッチ(S2)が伸縮移動搬送筒(4)の縮小限界を検出しない場合に伸縮移動搬送筒(4)を一旦短時間伸長させて、再度縮小させる制御を行なうことを特徴とするコンバインとする。
【0008】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したから、伸縮移動搬送筒(4)内の伸縮螺旋(22)が残留穀粒を挟んで多少の残留穀粒の詰まりが生じても、作業を中断することなく継続することが可能となった。そして、残留穀粒の取り除きなどの清掃は、他のメンテナンスと共に、作業完了後にまとめて行なえばよく、作業の効率を一段と高めることができる特徴を有する。
また、伸縮移動搬送筒4が、筒内の伸縮螺旋22が残留穀粒を挟んで縮まなくなっていると判断された場合には、逆方向の伸長方向に移動させてやると、詰まりが解消されることがあり、改めて縮小作動させれば確実に最短位置まで縮小できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。まず、コンバイン1は、図3および図4に示すように、ゴムを素材として成型したクロ−ラ9を設けた走行車体10上に、脱穀装置11を搭載し、その前側に刈取前処理装置12を設けて刈取脱穀作業ができる構成している。
【0010】
そして、グレンタンク2は、図3および図4に示すように、上記脱穀装置11の側部に併設して前述した走行車体10上に搭載し、その脱穀装置11から一番揚穀装置13を介して搬送されてきた脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる構成としている。そして、排出螺旋14は、図2に示すように、グレンタンク2の底部に軸装して設け、始端側を機外の伝動軸15にクラッチ装置16を介して連結し、終端側を揚穀筒17の下部まで延長して、内装している揚穀螺旋18の下端部に接続して構成している。
【0011】
そして、伸縮オ−ガ装置3は、図2で解るように、前記揚穀筒17の上部に上下方向へ回動自由に接続する固定搬送筒19と、これに接続する伸縮移動搬送筒4とから構成しているが、以下、その構成を具体的に説明する。まず、固定搬送筒19は、図2及び図3に示すように、基部を前記揚穀筒17上部に連結し、先端部を外方に延長して設け、その筒内には、始端部を前記揚穀螺旋18に接続した搬送螺旋20を内装して、揚穀筒17から受け継いだ穀粒を搬送する構成としている。
【0012】
そして、伸縮移動搬送筒4は、図2および図3に示すように、先端部に穀粒排出口21を開口して設け、基部側を、前記固定搬送筒19の先端側から摺動自由に挿入嵌合して連結している。つぎに、伸縮螺旋22は、図2および図5(縮小状態)と図6(伸長状態)に示すように、伸縮移動搬送筒4内において、先端部を穀粒排出口21の上方位置に軸受して後部を固定搬送筒19側に延長して前記搬送螺旋20の軸内に摺動自由に挿入した六角の駆動軸23を軸架して設け、この駆動軸23に多数の螺旋単体22a、22b、22c……を摺動自由に嵌合して構成している。そして、伸縮螺旋22は、各螺旋単体22a、22b、22cが前記駆動軸23に対して、軸方向には摺動自由で重合状態(図5参照)になったり、伸びて連結状態(図6参照)になって伸縮可能であるが、回転方向には六角形状に係合されて回転駆動されながら穀粒の搬送を行う構成としている。
【0013】
つぎに、伸縮駆動装置24は、図2に示すように、揚穀筒17の上部位置に装備した伸縮制御モ−タ25に減速装置を介して螺旋軸26の基端部を連結して強制駆動する構成としている。そして、移動装置27は、上記螺旋軸26の螺旋溝に係合して強制的に軸方向に移動するように設け、前記伸縮移動搬送筒4の基部側に一体的に連結して構成している。
【0014】
そして、伸縮駆動装置24は、図2に示すように、縮小側と伸長側とにそれぞれリミットセンサS1、S2を設けて前記移動装置27が到達して接触すると、後述するコントロ−ラC(制御手段Cに相当する)に検出信号を入力する構成としている。なお、伸縮制御モ−タ25は、具体的に図示はしていないが、操縦席の操作パネル上に設けた伸長スイッチ28と縮小スイッチ29のON操作に基づいて、コントロ−ラCを介して螺旋軸26を正転又は逆転方向に回転駆動する構成としている。そして、伸縮移動搬送筒4は、螺旋軸26が正転すれば係合している移動装置27を介して伸長し、逆転すれば縮小方向に強制的に移動する構成としている。
【0015】
このようにして、伸縮移動搬送筒4は、固定搬送筒19に嵌合した状態で筒に沿って伸び縮みして、先端部の穀粒排出口21の位置を、基部の揚穀筒17に対して、遠ざけたり、近ずけたり調節して穀粒の落下位置を選択できる構成としている。そして、伸縮オ−ガ装置3は、機体への収納時には脱穀装置11上の支持装置30に受け止められて収納される構成としている。
【0016】
そして、伸縮オ−ガ装置3は、図2に示すように、旋回制御モ−タ31と昇降制御シリンダ32とが設けられ、前者によって揚穀筒17を中心にして上空で旋回制御され、後者によって揚穀筒17の上部(枢着部)を支点に先端側が上下に昇降制御される構成としている。このような構成によって、伸縮オ−ガ装置3は、コントロ−ラCから出力される制御信号に基づいて、張出し、収納の自動制御が行われる。
【0017】
以上説明した排出螺旋14、揚穀螺旋18、搬送螺旋20、伸縮螺旋22は、グレンタンク2の内部から連続して穀粒を受け継ぎながら搬送できる構成であるが、図2に示す実施例の場合、先端部に位置する伸縮螺旋22を樹脂を素材として成型加工し、他を鉄製にしている。また、場合によっては、搬送螺旋20と伸縮螺旋22とを樹脂素材にして他を鉄製に構成してもよい。
【0018】
いずれにしても、伸縮螺旋22は、伸縮移動搬送筒4と共に伸長して機体から長く側方に延長されてオ−バ−ハングの状態になることががあるから、極力、軽く作ることが必要である。この構成によって、伸縮オ−ガ装置3は、伸縮制御モ−タ25、旋回制御モ−タ31、昇降制御シリンダ32にかける重量を軽減することができる。
【0019】
つぎに、マイクロコンピュ−タを利用したコントロ−ラ−Cを説明する。まず、コントロ−ラCは、図1に示すように、入力側にコントロ−ラCを作動状態に立ち上げる自動切換スイッチ35と、前記伸長スイッチ28と、前記縮小スイッチ29と、前記伸長側リミットスイッチS1と、前記縮小側リミットスイッチS2と、張出スイッチ36と収納スイッチ37とをそれぞれ接続している。そして、コントロ−ラCは、出力側に伸縮制御モ−タ25と、旋回制御モ−タ31と昇降制御シリンダ32とを接続して構成している。
【0020】
この場合、張出スイッチ36は、ON操作するとコントロ−ラCから出力される制御信号に基づいて旋回制御モ−タ31と昇降制御シリンダ32とが作動して伸縮オ−ガ装置3を排出位置に移動させる制御が行われる構成としている。また、収納スイッチ37は、ON操作するとコントロ−ラCから出力される制御信号に基づいて旋回制御モ−タ31と昇降制御シリンダ32とが作動して伸縮オ−ガ装置3を収納位置に移動させる制御が行われる構成としている。
【0021】
そして、コントロ−ラCは、予め設定した制御モ−ド及びテ−ブルデ−タ−を入力して記憶させており、これらの予め設定している基準情報と上記した各スイッチから入力される信号に基づいて比較演算しながら出力される制御信号によって制御を行なう構成としている。なお、実施例では、張出制御や収納制御に関係する旋回制御モ−タ31の旋回位置検出センサや昇降制御シリンダ32の伸長位置検出センサの説明は、省略している。
【0022】
そして、本発明のコントロ−ラCは、穀粒の排出作業が完了して収納スイッチ37をON操作した後に、縮小スイッチ29をON操作した場合、予め設定している時間が経過すると、縮小側リミットスイッチS2から検出信号が入力しなくても、次工程の収納制御信号を出力する構成としている。以上のように構成された実施例において、グレンタンク1は、脱穀作業が進んで穀粒が順次貯溜され、一定量に達すると、タンク内部に装備されている満杯センサの検出によって警報が発せられる。すると、オペレ−タ−は、走行車体10を畦際まで移動して農道に待機しているトラックに近ずける。
【0023】
そして、コントロ−ラCは、まず、自動切換スイッチ35をON操作してマイクロコンピュ−タを立ち上げ、作動状態にした後、張出スイッチ36をON操作する。すると、コントロ−ラCは、昇降制御シリンダ32と旋回制御モ−タ31とにそれぞれ制御信号を出力しながら伸縮オ−ガ装置3を上下方向と水平方向とに制御作動して排出位置に近づけることになる。
【0024】
そのとき、伸縮駆動装置24は、操縦席からの伸長スイッチ28の操作によりコントロ−ラCから出力される制御信号によって伸縮制御モ−タ25が制御され、螺旋軸26を正転させながら、螺合している移動装置27を強制的に前方(先端側)に移動する。すると、移動装置27は、一体的に連結している伸縮移動搬送筒4を固定搬送筒19に対して前方に伸長させながら、先端部分の穀粒排出口21をトラックのタンク位置に合わせることになる。
【0025】
このとき、伸縮制御モ−タ25は、移動装置27が伸長側の限界位置に達してリミットスイッチS1を押圧すると自動停止する。このようにして、伸縮オ−ガ装置3は、伸縮移動搬送筒4の先端部の穀粒排出口21をトラックのタンクに合わせると、図外の排出クラッチレバ−を入りに操作する。すると、回転動力は、クラッチ装置16、伝動軸15を経てグレンタンク1の底部にある排出螺旋14に達し、更に、揚穀筒17内の揚穀螺旋18、固定搬送筒19内の搬送螺旋20、そして、伸縮移動搬送筒4内の伸縮螺旋22に伝動される。
【0026】
このようにして、グレンタンク1内の穀粒は、揚穀筒17から固定搬送筒19に送られ、更に、伸縮移動搬送筒4に受け継がれて穀粒排出口21から機外に放出され、トラックのタンクに順次搬出される。以上のようにしてグレンタンク2の穀粒搬送作業が完了すると、オペレ−タは、まず、収納スイッチ37をON操作した後、縮小スイッチ29をON操作する。すると、コントロ−ラCは、伸縮制御モ−タ25に制御信号を出力して逆転駆動し、螺旋軸26を伝動して移動装置27を介して伸長状態にある伸縮移動搬送筒4を縮小方向に移動する。そして、伸縮移動搬送筒4は、図6の状態から図5に示すように、内部の伸縮螺旋22と共に、固定搬送筒19側に縮み最短位置に達すると、移動装置27が縮小側リミットスイッチS2に接触して縮小工程が終了となって、次工程に移る。
【0027】
このとき、コントロ−ラCは、伸縮螺旋22を構成している螺旋単体22a、22b、22cの間に残留穀粒が挟まれて縮み作動が阻害され、最後まで縮まず縮小側リミットスイッチS2からの検出信号が入力しない場合が発生することがある。このような場合でも、本発明のコントロ−ラCは、縮小スイッチ29をON操作してから、設定時間が経過すると、自動的につぎの制御信号を昇降制御シリンダ32と旋回制御モ−タ31とにそれぞれ出力しながら伸縮オ−ガ装置3を上下方向と水平方向とに制御して収納位置に近づけることになる。
【0028】
そして、伸縮オ−ガ装置3は、自動的に収納位置に達して支持装置30に支持されて制御作動が完了する。
別実施例1
つぎに、別実施例1のコントロ−ラCは、前述した図1に示す本発明のコントロ−ラCに若干の改良を加えたものである。すなわち、コントロ−ラCは、伸縮移動搬送筒4の縮小工程において、予め設定した時間内に最短位置まで復帰しないときには、筒内の残留穀粒の詰まりが発生したと判断して、伸縮制御モ−タ25に短時間の逆転の制御信号を入力するように構成したものである。このようにして、伸縮移動搬送筒4は、筒内の伸縮螺旋22が穀粒を挟んで縮まなくなっている場合には、逆方向に移動させてやると、詰まりが解消されることがあり、改めて縮小作動させれば確実に最短位置まで縮小できることが多い。
【0029】
別実施例2
つぎに、別実施例2を図7および図8に基づいて説明する。別実施例2は、防塵装置に関し、図7の実施例がベアリング40の開放側にオイルシ−ル41を嵌合した構成であって、図8の実施例は、伸縮螺旋22の六角駆動軸43にオイルシ−ル41を設けた構成にしている。
【0030】
まず、ベアリング40は、図7に示すように、固定搬送筒19に内装している搬送螺旋20と、伸縮移動搬送筒4側の伸縮螺旋22とを軸受支持している。そして、オイルシ−ル41は、伸縮移動搬送筒4側のベアリング40の開放側から嵌合して塵埃の侵入を防止できる構成としている。つぎに、六角の駆動軸43は、図9に示すように、伸縮螺旋22を軸方向には摺動し、回転方向には拘束して伝動可能に軸架したもので、伸縮作動に伴って搬送螺旋20側に挿入される構成になっているが、その外周面にオイルシ−ル41を押し当てた状態に設けている。したがって、六角の駆動軸43は、摺動時にオイルシ−ル41によって外表面がこすられて塵埃が拭き取られることになる。
【0031】
別実施例3
つぎに、別実施例3を図9に基づいて説明する。別実施例3は、伸縮移動搬送筒4に内装している伸縮螺旋22の改良に関するものである。通常、伸縮螺旋22は、穀粒の搬送時には伸縮移動搬送筒4が機外に伸長してオ−バ−ハング状に支持されるため、極力軽量であることが必要で、樹脂素材を成型加工して製造されている。したがって、従来の伸縮螺旋22は、強度面では若干問題があり、穀粒の搬送時に搬送負荷に耐えられなくて、摩耗や破損が発生する部分がある。
【0032】
そこで、別実施例3の伸縮螺旋22は、樹脂素材の成型加工によって製造されている螺旋単体22a、22b、22cのうち、搬送負荷に耐えられる強度を持たせるために、図9に示すように、基部側の螺旋単体22aと先端側の螺旋単体22cとを金属製で構成したものである。以上のように構成した伸縮螺旋22は、固定搬送筒19の搬送螺旋20から穀粒を受け継ぐ場合の搬送負荷に充分耐えることができる。更に、伸縮移動搬送筒4は、内部に穀粒が詰まるときには、搬送下手側の穀粒排出口21側から順次詰まってくるが、そのときに先端側の螺旋単体22cを金属製で構成したから充分耐えることが可能となった。
【0033】
別実施例4
つぎに、別実施例4を図10乃至図13に基づいて説明する。別実施例4は、樹脂を素材にした伸縮螺旋22に関するものであって、螺旋単体22aの軸受ボス50に金属製の六角軸受51を挿入して取り付けたものである。
【0034】
まず、螺旋単体22aは、図10に示すように、中心部の軸受ボス50に半円状の取付け部材52によって螺旋53を固着して構成し、螺旋53の両端に係止具54と連結具55とを設けて構成している。そして、軸受ボス50は、その内側に金属製の六角軸受51を填め込んで固定し、六角の駆動軸23(図6参照)に摺動自由に挿入して伝動される構成としている。なお、六角軸受51は、図11に示すように、外周面に多数の突起56を設けて抜け止めを構成している。
【0035】
つぎに、図12と図13とは、螺旋57の断面を基部hより先端Hの肉厚を厚くした構成にしている。一般的に、搬送螺旋は、基部よりも先端部分で穀粒を搬送することが多く、搬送による負荷も先端部分にかかるものである。したがって、図12と図13に示す螺旋57は、樹脂素材の螺旋では最も合理的な肉厚配分に加工しており、耐久性が高く、適確な搬送ができるものである。
【0036】
別実施例5
つぎに、別実施例5を図14および図15に基づいて説明する。別実施例5は、操縦座席60の周辺に集中して配置した操作装置61に関するものである。まず、図14は、図面の上側が車体の前方にあたり、図15は、図面の上側が後方になる。そして、両方の図面は、一連の状態に連続して構成であるが、説明の都合上、分割したものである。そして、操作装置61は、操縦座席60の左側に配置した構成であって、図14はオペレ−タが前向きで操作するレバ−類で、図15は後向きで操作するレバ−類である。
【0037】
そして、図14の主変速レバ−62は、図示しない油圧変速装置に接続したもので、前方に押すと「前進」、後方に引くと「後進」に切換操作され、速度が無段階に変速できる構成である。63は副変速レバ−を示す。そして、脱穀・刈取クラッチレバ−64は、後半部が脱穀操作部でレバ−を「脱穀・入」にすると脱穀が回り、そのまま前半部の刈取操作部に移して、「刈取・入」にし、主変速レバ−62を前方に押すと刈取部も回る構成としている。
【0038】
65は刈取変速レバ−である。つぎに、図15について説明する。まず、作業機切換レバ−66は、最後部位置(図の位置)がカッタ−作業位置で、前方に引くと、ノッタ−又はドロッパ−作業位置となる。通常、コンバインは、排藁を処理するための付属の作業機としてカッタ−、ノッタ−、ドロッパ−の3種を装着し、選択的に使用する構成としている。
【0039】
そして、オ−ガレバ−67は、穀粒排出オ−ガ装置を「上げ」(後操作)、「下げ」(前操作)、「左旋回」(左操作)、「右旋回」(右操作)するレバ−である。68は籾排出レバ−であって、穀粒排出オ−ガ装置のクラッチ(図2の16)を断続操作するように接続している。そして、伸縮スイッチ69は、図15において、右に押せば伸長側となり、左に押せば縮小側となる構成にしている。この場合、伸縮スイッチ69は、本発明の項で説明した伸縮制御モ−タ25を操作するように接続している。
【0040】
70はオ−ガ自動張出・収納スイッチ、71はオ−ガ停止スイッチを示す。そして、シ−ブ調節レバ−72は、脱穀装置の選別室に設けられているグレンシ−ブを構成するシ−ブフィンの選別間隔を調節する構成としている。そして、風力調節レバ−73は、選別室の唐箕の風力を調節する構成としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であって、制御機構のブロック図である。
【図2】 本発明の実施例であって、一部破断した側面図である。
【図3】 本発明の実施例であって、側面図である。
【図4】 本発明の実施例であって、平面図である。
【図5】 本発明の実施例であって、縮小状態の内部側面図である。
【図6】 本発明の実施例であって、伸長状態の内部側面図である。
【図7】 本発明の別実施例2であって、切断側面図である。
【図8】 本発明の別実施例2であって、切断側面図である。
【図9】 本発明の別実施例3であって、内部側面図である。
【図10】 本発明の別実施例4であって、斜面図である。
【図11】 本発明の別実施例4であって、斜面図である。
【図12】 本発明の別実施例4であって、側面図である。
【図13】 図12のS1−S1線における断面図である。
【図14】 本発明の別実施例5であって、平面図である。
【図15】 本発明の別実施例5であって、斜面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン
2 グレンタンク
3 伸縮オ−ガ装置
4 伸縮移動搬送筒
C 制御手段。

Claims (1)

  1. グレンタンク(2)に貯留した穀粒を機外に搬出する旋回自在の伸縮オーガ装置(3)を、グレンタンク(2)に貯留した穀粒を揚穀する揚穀筒(17)の上部に接続して上下方向へ回動する固定搬送筒(19)と、該固定搬送筒(19)に接続する伸縮移動搬送筒(4)とから構成し、
    伸縮移動搬送筒(4)は先端部に形成する穀粒排出口(21)の位置が揚穀筒(17)に対して遠近調節するよう固定搬送筒(19)に沿って伸縮する構成とし、
    固定搬送筒(19)内には搬送螺旋(20)を設け、伸縮移動搬送筒(4)内には伸縮移動搬送筒(4)の伸縮動作に伴い伸縮する伸縮螺旋(22)を設け、
    伸縮螺旋(22)は搬送螺旋(20)の軸内に摺動自由に挿入した駆動軸(23)に多数の螺旋単体(22a,22b,22c)を摺動自由に嵌合して構成し、各螺旋単体(22a、22b、22c)が駆動軸(23)に対して、軸方向に摺動することで伸縮螺旋(22)が伸縮する構成とし、
    伸縮移動搬送筒(4)の伸長限界を検出する伸長側リミットスイッチ(S1)と縮小限界を検出する縮小側リミットスイッチ(S2)とを設け、
    伸縮オ−ガ装置(3)を収納位置から排出位置に移動制御する張出スイッチ(36)と排出位置にある伸縮オーガ装置(3)を収納位置に移動制御する収納スイッチ(37)とを設け、
    収納スイッチ(37)をON操作した後に伸縮移動搬送筒(4)が縮小動作を開始し、設定時間内に縮小側リミットスイッチ(S2)が伸縮移動搬送筒(4)の縮小限界を検出しなくても伸縮オ−ガ装置(3)を収納位置に移動制御する構成とし、
    収納スイッチ(37)をON操作して伸縮移動搬送筒(4)が縮小動作行ない、設定時間内に前記縮小側リミットスイッチ(S2)が伸縮移動搬送筒(4)の縮小限界を検出しない場合に伸縮移動搬送筒(4)を一旦短時間伸長させて、再度縮小させる制御を行なうことを特徴とするコンバイン。
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