JP2000303825A - 希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置

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JP2000303825A
JP2000303825A JP11117292A JP11729299A JP2000303825A JP 2000303825 A JP2000303825 A JP 2000303825A JP 11117292 A JP11117292 A JP 11117292A JP 11729299 A JP11729299 A JP 11729299A JP 2000303825 A JP2000303825 A JP 2000303825A
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catalyst
nox
internal combustion
combustion engine
exhaust gas
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Toshisuke Toshioka
俊祐 利岡
Shinya Hirota
信也 広田
Takamitsu Asanuma
孝充 浅沼
Toshiaki Tanaka
俊明 田中
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOx 被毒再生制御の回数をできるだけ減ら
す。 【解決手段】希薄燃焼可能な内燃機関の排気通路に設け
られた低温低負荷運転時用の第1の吸蔵還元型NOx 触
媒8aと、この第1の吸蔵還元型NOx 触媒の下流側に
設けられた高温高負荷時用の第2の吸蔵還元型NOx 触
媒8bとを備えた装置において、第1の吸蔵還元型NO
x 触媒をバイパス通路6aで第2の吸蔵還元型NOx 触
媒へと迂回せしめ、バイパス通路と第1の吸蔵還元型N
Ox 触媒への排気管路を切り換える切換弁25を備え、
低負荷運転時に第2の吸蔵還元型NOx 触媒がSOx 被
毒していると判定されても、SOx 被毒再生処理を行わ
ず、高負荷運転時に第2の吸蔵還元型NOx 触媒がSO
x 被毒していると判定されたときのみ、SOx 被毒再生
処理を行うことで、SOx 被毒再生制御回数を減らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は希薄燃焼式内燃機関
の排気浄化装置に係り、特に、排気浄化のために必要な
吸蔵還元型NOx 触媒のSOx 被毒からの再生に関す
る。
【0002】
【従来の技術】希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置に関
連して、特許第2605580号が知られている。
【0003】この装置は、NOx 吸収材を機関排気通路
内に配置するとともに、SOx 吸収材をNOx 吸収材の
上流側排気通路に配置し、SOx 吸収材とNOx 吸収材
との間の排気通路からNOx 吸収材をバイパスするバイ
パス通路を分岐し、バイパス通路の分岐部にNOx 吸収
材とバイパス通路のいずれか一方に排気ガスを流入させ
る切換弁を配置し、NOx 吸収材からNOx を放出すべ
きときは、排気ガスがNOx 吸収材に流入する位置に切
換弁を保持するとともにSOx 吸収材に流入する排気ガ
ス中の酸素濃度を低下させ、SOx 吸収材からSOx を
放出すべきときには排気ガスがバイパス通路に流入する
位置に切り換えるとともに、SOx 吸収材に流入する排
気ガスの空燃比をリッチにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような装置で、さ
らに内燃機関の運転状況に応じて、NOx 吸収材を使い
分けるため、さらにNOx 吸収材を追加して、一方を低
負荷(低温)時に用いられるNOx 吸収材とし、他方を
高負荷(高温)時に用いられるNOx 吸収材とすること
が考えられる。
【0005】その場合、2つのNOx 吸収材がSOx 被
毒したとき、運転状況に関係なくSOx 被毒再生処理を
行うと、SOx 被毒再生処理が頻繁に行われることとな
り、燃費が低下する。
【0006】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置において、複数
のNOx 吸収材を用いた場合、SOx 被毒再生処理を少
なくすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採った。本発明では、希薄燃
焼可能な内燃機関の排気通路に設けられた第1の吸蔵還
元型NOx 触媒と、この第1の吸蔵還元型NOx 触媒の
下流側に設けられた第2の吸蔵還元型NOx 触媒と、第
1の吸蔵還元型NOx 触媒を迂回して、その上流側の排
気ガスを第2の吸蔵還元型NOx 触媒へと案内するバイ
パス通路と、バイパス通路と第1の吸蔵還元型NOx 触
媒への排気管路を切り換えて第1の吸蔵還元型NOx 触
媒と第2の吸蔵還元型NOx 触媒とを選択する切換手段
とを備えている。
【0008】本発明では、第1の吸蔵還元型NOx 触媒
とその下流側に設けられた第2の吸蔵還元型NOx 触媒
とを備えている。第1の吸蔵還元型NOx 触媒は内燃機
関に近く、第2の吸蔵還元型NOx 触媒は内燃機関から
遠いので、排気温度としては例えば100℃程の差がで
る。
【0009】内燃機関が低負荷運転時には、第1の吸蔵
還元型NOx 触媒の温度がNOx 浄化に適切であるなら
ば、第2の吸蔵還元型NOx 触媒の温度はNOx 浄化に
は低すぎる結果となる。一方、内燃機関が高負荷運転と
なると、第1の吸蔵還元型NOx 触媒に排気ガスを導入
すると触媒温度が高くなりすぎる。その場合は、第1の
吸蔵還元型NOx 触媒を迂回してバイパス通路から排気
ガスを第2の吸蔵還元型NOx 触媒に導入する。する
と、内燃機関からの距離から第2の吸蔵還元型NOx 触
媒の温度はNOx 浄化に最適な温度となる。
【0010】このようにして、2つの吸蔵還元型NOx
触媒を内燃機関の運転状況に応じて使い分けることがで
きるが、このために、本発明では、前記内燃機関の運転
状態が高温高負荷運転状態にあるか否かを判定する運転
状態判定手段を備え、内燃機関の運転状態が高温高負荷
運転状態にあると判定したとき、前記切換手段によりバ
イパス通路を開いて第2の吸蔵還元型NOx 触媒で排気
浄化を行うようにすることができる。
【0011】このような排気浄化装置において、本発明
では、前記切換手段によりバイパス通路が開かれている
ことを条件に作動して、第2の吸蔵還元型NOx 触媒へ
の排気ガスの空燃比をストイキあるいはリッチ状態とす
ることで第2の吸蔵還元型触媒のSOx 被毒を再生する
SOx 被毒再生制御手段を備える。
【0012】このために、第2の吸蔵還元型NOx 触媒
がSOx により被毒されているか否かを判定するSOx
被毒判定手段を備えるとよい。低負荷運転時に第2の吸
蔵還元型触媒がSOx 被毒していると判定したときで
も、低負荷運転時には、第2の吸蔵還元型触媒を使用し
ないので、このときはSOx 被毒再生制御を行わない。
従って、SOx 被毒再生制御の回数が減る。
【0013】SOx 被毒判定手段は、吸蔵還元型NOx
触媒がSOx で被毒されているか否かを判定する。吸蔵
還元型NOx 触媒がSOx 被毒しているか否かは、次の
ような方法により検出することができる。まず、吸蔵還
元型NOx 触媒への入りガスの空燃比をストイキあるい
はリッチにすると、吸蔵還元型NOx 触媒に吸収されて
いたNOx が放出・還元されるので、吸蔵還元型NOx
触媒からの出ガスの空燃比はリーンとなる。もし、SO
x 被毒している場合、NOx の放出・還元が行われない
ので、出ガスの空燃比がリーンとなる程度あるいは時間
が少なくなる。よって、吸蔵還元型NOx 触媒からの出
ガスの空燃比を検出することで、吸蔵還元型NOx 触媒
がSOx 被毒していると判定することが可能となる。な
お判定時までにおける走行状態や燃料使用量などからS
Ox 被毒していると推定するようにしてもよい。
【0014】高負荷運転時は切換手段によりバイパス通
路が開かれて第2の吸蔵還元型触媒が使用される状況と
なるが、このことを条件に、前記SOx 被毒再生制御手
段は、このSOx 被毒判定手段により前記第2の吸蔵還
元型NOx 触媒がSOx 被毒されていると判定されたと
き、排気ガスの空燃比をストイキあるいはリッチに制御
する。
【0015】なお、本発明では、内燃機関近傍の排気管
に排気浄化のためのSトラップ材を備えるようにしても
よい。Sトラップ材は、前記吸蔵還元型NOx 触媒の上
流側に配置されるため、内燃機関から排出されるSOx
を捕捉して、下流側の触媒がSOx 被毒するのを可能な
かぎり防止する。Sトラップ材を備える場合、Sトラッ
プ材のSOx 被毒再生制御を行う場合があるが、その場
合、前記切換手段によりバイパス通路を開くとともに第
1の吸蔵還元型NOx 触媒への排気通路を閉じ、第2の
吸蔵還元型NOx 触媒のみへと排気ガスを案内する。こ
のようにすると、Sトラップ材から放出されるSOx は
第2の吸蔵還元触媒でのみ補足される。このため、第1
の吸蔵還元型NOx 触媒はSOx で被毒されにくくなる
一方、SOx 被毒再生処理を第2の吸蔵還元型NOx 触
媒について行えばよいこととなる。
【0016】さらに、前記内燃機関は、多気筒式の内燃
機関であるとき、前記SOx 被毒再生制御手段は、前記
内燃機関の各気筒の内、一部気筒につきストイキあるい
はリッチ制御し、他の気筒についてはリーン制御するよ
うにしてもよい。
【0017】これにより、SOx 被毒再生制御を行う場
合、内燃機関の一部の気筒に関しては空燃比が理論空燃
比であるストイキあるいはリッチ燃焼運転が行われる一
方、残余の気筒については、リーン燃焼運転が行われ
る。このときストイキ・リッチ燃焼運転の気筒から排出
される残存酸素を含む空気と、リーン燃焼運転の気筒か
ら排出される未燃炭化水素を含む燃料とが略同時に吸蔵
還元型NOx 触媒に供給され、この未燃炭化水素を含む
燃料が残存酸素存在の下に触媒の余熱により燃焼する。
この燃焼により発生する熱で触媒が加熱され、付着した
SOx 等の浄化能力低下物質が燃焼除去される。
【0018】なお、本発明を、希薄燃焼式内燃機関とし
て、成層燃焼と均質リーン燃焼とを行うことのできる筒
内噴射式内燃機関に適用し、SOx 被毒の再生制御を行
う場合、以下のような手段でSOx 被毒再生を行っても
よい。
【0019】すなわち、機関運転用の主たる燃料噴射と
は別に、追加燃料の副噴射を行うことで、未燃焼燃料を
NOx 触媒に供給制御する副噴射燃料制御手段と、この
ときの主噴射を均質リーンに制御する手段と、を備え、
主噴射と副噴射を行ったときの排気ガスのトータルの空
燃比を下げるようにする。
【0020】成層燃焼時に、SOx 被毒再生制御を行う
ため排気ガスの空燃比を例えば理論空燃比である14.
5以下にする場合、成層燃焼の運転状態で主噴射の量を
多くするとスモークが発生する。そこで、主噴射の量は
そのままで副噴射の量を増やすと未燃燃料が多くなりす
ぎて過度な昇温となる。
【0021】そこで、主噴射を均質リーンにしてスモー
クの発生なくして排気ガスの空燃比を下げる一方、それ
だけでは不十分なため、副噴射も行うようにする。副噴
射を行う側からみれば、副噴射だけで空燃比を下げるの
ではないから未燃燃料がNOx 触媒が過度に供給されて
NOx 触媒が高温になりすぎない。
【0022】より具体的には、前記したSOx 被毒判定
手段により前記吸蔵還元型NOx 触媒がSOx 被毒され
ていると判定されたとき、副噴射燃料制御手段は、機関
運転用の主たる燃料噴射とは別に、追加燃料の副噴射を
機関の膨張行程もしくは排気行程で行い、未燃焼燃料を
吸蔵還元型NOx 触媒に供給制御する。このとき、主噴
射を均質リーンに制御し、主噴射と副噴射を行ったとき
の排気ガスのトータルの空燃比をストイキまたはリッチ
に制御する。
【0023】このことにより、吸蔵還元型NOx 触媒の
温度を所定の温度まで昇温させることが可能となり、吸
蔵還元型NOx 触媒に吸着されたSOx を燃やして浄化
することができる。
【0024】換言すれば、主噴射を均質リーンとするこ
とで、主噴射での空燃比のリッチ度合いを成層燃焼に比
べて大きくすることができる。このため、主噴射と副噴
射の関係で決まるトータル空燃比をストイキ又はリッチ
とするための副噴射燃料量を大きくする必要がなく、吸
蔵還元型NOx 触媒の温度が高くなりすぎない。
【0025】なお、前記吸蔵還元型NOx 触媒の温度が
所定値を越えるまで主噴射と副噴射のトータルの排気ガ
ス中の空燃比をリーンに制御するようにすると、確実な
昇温を確保できる。
【0026】吸蔵還元型NOx 触媒は、例えばアルミナ
を担体とし、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウ
ムNa、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ
金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ
土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類か
ら選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属
とが担持されている。機関吸気通路及びNOx 触媒上流
での排気通路内に供給された空気及び燃料(炭化水素)
の比をNOx 触媒への流入排気ガスの空燃比と称すると
き、このNOx 触媒は、流入排気ガスの空燃比がリーン
のときはNOxを吸収し、流入排気ガス中の酸素濃度が
低下すると吸収したNOx を放出する。
【0027】なお、主燃料噴射は吸気行程あるいは圧縮
行程に行われる。一方、副噴射は、膨張行程から排気行
程で行われる。以上説明した本発明の各構成は、可能な
限り互いに組み合わせることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0029】図1に示した例は、希薄燃焼式の内燃機関
であり、ピストン1を有するシリンダ2のヘッドに燃料
噴射弁3、吸気バルブ4、排気バルブ5を備えている。
そして、排気ポートから排気ガスを排出する排気管6
に、三元触媒7と第1の吸蔵還元型NOx 触媒8a、第
2の吸蔵還元型NOx 触媒8bを配置している。また、
第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aの上流側排気管6から
分岐して、第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aを迂回して
排気ガスを第2の吸蔵還元型NOx 触媒8bへと案内す
るバイパス通路6aが設けられている。
【0030】第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aの上流側
排気管6のバイパス通路6aへの分岐点には、第1の吸
蔵還元型NOx 触媒8aへの排気流路と、バイパス通路
6aを介して第2の吸蔵還元型NOx 触媒8aへと排気
ガスを案内する排気流路とを選択する切換手段としての
切換弁25が設けられている。
【0031】なお、排気管6の途中から排気ガスの一部
を吸気管9へと戻すEGR管10が設けられている。ま
た、11は電子制御スロットル、12は燃料ポンプ、1
3はエンジン制御用コンピュータからなる制御装置(E
CUと呼ぶ)である。また、14、15、26は酸素セ
ンサであり、排気ガスの空燃比を測定する空燃比センサ
として機能する。酸素センサ15は第1の吸蔵還元型N
Ox 触媒8aからの出ガスの空燃比を測定するため、バ
イパス通路6aと排気管6との合流点よりも上流に配置
される。16はクランク角センサでありエンジン回転数
を検出する。また、図示しないが吸気管内を流れる吸気
量を検出するエアフローメータが設けられている。
【0032】三元触媒7は、流入する排気ガスの空燃比
がリーンのときにSOx を吸収し、酸素濃度が低くなっ
たときに吸収したSOx を放出するSトラップ材として
働く。 このSトラップ材7は、図2に示したように内
燃機関の近傍である排気マニホールドに設けられてい
る。Sトラップ材として働く三元触媒に代えて、吸蔵還
元型NOx 触媒の中でも、SOx 吸収能の高いNOx 触
媒や、ゼオライトに白金Ptを担持させたものを用いる
ことができる。
【0033】図示した内燃機関は、直列の4気筒であ
り、第1と第4の気筒#1,#4が組となり、第2と第
3の気筒#2、#3が組となって、交互に駆動する。排
気管はデュアル式であり、第1と第4の気筒#1,#4
に接続したマニホールドが第1の排気管に接続し、第2
と第3の気筒#2、#3に接続したマニホールドが第2
の排気管に接続している。そして、第1と第4の気筒#
1,#4に接続したマニホールドと第1の排気管との間
に第1のSトラップ材が介装され、第2と第3の気筒#
2、#3に接続したマニホールドと第2の排気管との間
に第2のSトラップ材が介装されている。
【0034】また、前記第1及び第2の吸蔵還元型NO
x 触媒8a,8bは、例えばアルミナを担体とし、この
担体上に例えばカリウムK、ナトリウムNa、リチウム
Li、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムB
a、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンL
a、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なく
とも一つと、白金Ptのような貴金属とが担持されてい
る。機関吸気通路および吸蔵還元型NOx 触媒8a,8
b上流での排気通路内に供給された空気および燃料(炭
化水素)の比を吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bへの流
入排気ガスの空燃比と称するとき、この吸蔵還元型NO
x 触媒8a,8bは、流入排気ガスの空燃比がリーンの
ときはNOx を吸収し、流入排気ガス中の酸素濃度が低
下すると吸収したNOx を放出する。
【0035】なお、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8b上
流の排気通路内に燃料(炭化水素)あるいは空気が供給
されない場合、流入排気ガスの空燃比は燃焼室内に供給
される混合気の空燃比に一致し、従って、この場合に
は、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bは燃焼室内に供給
される混合気の空燃比がリーンのときには、NOx を吸
収し、燃焼室内に供給される混合気中の酸素濃度が低下
すると吸収したNOx を放出・還元する。
【0036】吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bでのNO
x 吸収・還元は、図3に示したようなメカニズムで行わ
れると考えられている。このメカニズムは、担体上に白
金PtおよびバリウムBaを担持させた場合であるが、
他の貴金属,アルカリ金属,アルカリ土類,希土類を用
いても同様のメカニズムとなる。
【0037】まず、排気ガスがかなりリーンになると排
気ガス中の酸素濃度が大巾に増大するため、図3(A)
に示すように酸素O2 がO2 -またはO2-の形で白金Pt
の表面に付着する。次に、排気ガスに含まれるNOは、
白金Ptの表面上でO2 -またはO2-と反応し、NO2
なる(2NO+O2 →2NO2 )。
【0038】その後、生成されたNO2 は、吸蔵還元型
NOx 触媒8a,8bのNOx 吸収能力が飽和しない限
り、白金Pt上で酸化されながら触媒内に吸収されて酸
化バリウムBaOと結合し、図3(A)に示されるよう
に硝酸イオンNO3 -の形で吸蔵還元型NOx 触媒8a,
8b内に拡散する。このようにしてNOx が吸蔵還元型
NOx 触媒8a,8b内に吸収される。
【0039】これに対し、排気ガス中の酸素濃度が低下
した場合は、NO2の生成量が低下し、前記反応とは逆
の反応によって、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8b内の
硝酸イオンNO3 -は、NO2 またはNOの形で吸蔵還元
型NOx 触媒8a,8bから放出される。
【0040】つまり、NOx は、排気ガス中の酸素濃度
が低下すると、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bから放
出されることになる。図4に示されたように、流入排気
ガスのリーン度合いが低くなれば、流入排気ガス中の酸
素濃度が低下し、従って、流入排気ガスのリーン度合い
を低くすれば、たとえ流入排気ガスの空燃比がリーンで
あっても吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bからNOx が
放出されることとなる。
【0041】一方、このとき、燃焼室内に供給する混合
気がストイキあるいはリッチにされて、排気ガスの空燃
比がストイキあるいはリッチになると、図4に示すよう
に多量の未燃HC,COがエンジンから排出される。こ
れら未燃HC,COは、白金Pt上の酸素O2 -またはO
2-とすぐに反応して酸化される。
【0042】また、流入排気ガスの空燃比がストイキあ
るいはリッチになると、排気ガス中の酸素濃度は極度に
低下するため、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bは、N
2またはNOを放出する。このNO2 またはNOは、
図3(B)に示すように、未燃HC、COと反応して還
元される。このようにして白金Pt上のNO2 またはN
Oが存在しなくなると、触媒から次から次へとNO2
たはNOが放出される。従って、流入排気ガスの空燃比
をリッチにすると短時間の内に吸蔵還元型NOx 触媒8
a,8bからNOx が放出される。白金Pt上のO2 -
たはO2-を消費しても未燃HC,COが残っていれば、
吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bから放出されたNOx
も、エンジンから排出されたNOx も、この未燃HC,
COによって還元される。
【0043】従って、流入排気ガスの空燃比をリッチに
すれば短時間の内に吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bに
吸収されているNOx が放出され、しかも、この放出さ
れたNOx が還元されるために大気中にNOx が排出さ
れるのを阻止することができる。
【0044】また、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bは
還元触媒の機能を有しているので、流入排気ガスの空燃
比を理論空燃比にしても吸蔵還元型NOx 触媒8a,8
bから放出されたNOx が還元される。しかし、流入排
気ガスの空燃比を理論空燃比にした場合、吸蔵還元型N
Ox 触媒8a,8bからはNOx が徐々にしか放出され
ないため、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bに吸収され
ている全NOx を放出するには長い時間を要する。
【0045】流入排気ガスの空燃比をリーンの度合いを
低くすればたとえ流入排気ガスの空燃比がリーンであっ
たとしても、吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bからNO
x が放出される。従って、吸蔵還元型NOx 触媒8a,
8bからNOx を放出させるには、流入排気ガス中の酸
素濃度を低下させればよいこととなる。
【0046】また、排気管6には、第1の吸蔵還元型N
Ox 触媒8aの上流側に触媒入ガス温度センサ17aが
設けられるとともに、第2の吸蔵還元型NOx 触媒8b
の上流側に触媒入ガス温度センサ17bが設けられ、第
2の吸蔵還元型NOx 触媒8bの下流側に触媒出ガス温
度センサ18が設けられ、これらもまたそれぞれコンピ
ュータからなる制御装置(ECU)13に電気的に接続
されている。
【0047】これらセンサや酸素センサ、クランク角セ
ンサ等からの情報により、各触媒の状態ひいては内燃機
関の運転状態が検出される。そして、これらセンサ等か
ら入力されるデータから内燃機関の運転状態を判定する
運転状態判定手段21が前記制御装置(ECU)13の
コンピュータ上に実現されている。さらに、触媒入ガス
温度センサ17a、17bと触媒出ガス温度センサ18
とで検出した触媒温度状況によって触媒の温度状態を検
出する。
【0048】さらに、酸素センサ14,15、26から
の情報を基に第1及び第2の吸蔵還元型NOx 触媒8
a,8bがSOx 被毒しているか否かの判定を行うSO
x 被毒判定手段22や、排気ガスの空燃比をストイキあ
るいはリッチ状態とすることで吸蔵還元型NOx 触媒8
a、8bのSOx 被毒を再生するSOx 再生制御手段2
3もまた制御装置(ECU)13上に実現されている。
【0049】SOx 被毒判定手段22では、酸素センサ
14で検出した吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bへの入
りガスの空燃比がストイキあるいはリッチになった後、
酸素センサ15、26で検出した吸蔵還元型NOx 触媒
8a,8bの出ガスの空燃比が通常よりも短時間の間だ
けリーンとなるか全くリーンとならない場合は、NOx
の放出・還元が行われていないか十分でないことを意味
するのでSOx 被毒状態にあると判定する。なお、判定
時までにおける走行状態や燃料使用量などからSOx 被
毒していると推定するようにしてもよい。以下、本排気
浄化装置による排気浄化制御例を説明する。
【0050】<排気浄化処理>まず、制御装置(EC
U)13に入力されるクランク角センサからの信号によ
りエンジン回転数を検出するとともに、エアフローメー
タからの吸入空気量やアクセル開度などから運転状態判
定手段21により前記内燃機関の運転状態が高温高負荷
運転状態にあるか否かを判定する。エンジン回転数が高
く、吸入空気量が多いときは高温高負荷運転と判定す
る。あるいは、図5のステップ10に示したように、単
に触媒への入りガス温度が所定の閾値より低いか否かに
より低温低負荷運転であるか否かを判定するようにして
もよい。
【0051】高温高負荷運転状態でない場合、すなわ
ち、低温低負荷運転の場合、切換弁によりバイパス通路
6aを閉じ、第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aへの排気
管路を選択して排気ガスを第1の吸蔵還元型NOx 触媒
8aへと導く。この結果、排気ガスは第1の吸蔵還元型
NOx 触媒8aで浄化され、さらに、第2の吸蔵還元型
NOx 触媒8bを通過して、図示しないマフラーを経由
して大気へと排出される。
【0052】一方、運転状態判定手段21により内燃機
関の運転状態が高温高負荷運転状態にあると判定したと
き、前記切換弁25により第1の吸蔵還元型NOx 触媒
8aへの排気管路を閉じ、バイパス通路6aを開いて、
第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aを経ずに、排気ガスを
第2の吸蔵還元型NOx 触媒8bへと案内する。
【0053】第2の吸蔵還元型NOx 触媒8bは、第1
の吸蔵還元型NOx 触媒8aの下流側にあり、その分、
内燃機関から離れた位置にあるため、第2の吸蔵還元型
NOx 触媒への入り口温度に比べて、第2の吸蔵還元型
NOx 触媒への入り口温度は低くなる。従って、高温高
負荷運転状態にあるときは、第2の吸蔵還元型NOx触
媒が最適な活性化温度となる。
【0054】内燃機関の始動時には、第1及び第2の吸
蔵還元型NOx 触媒8a,8bは未だ十分昇温されない
一方、内燃機関に近いSトラップ材7がまず昇温される
ので、この間はSトラップ材によりSOx 及びNOx を
吸収する。暖気が終了するとSトラップ材7は高温にな
るのでNOx は吸収せず、そのまま通過させるので、上
記のような運転状態に応じて第1及び第2の吸蔵還元型
NOx 触媒8a、8bにより排気浄化を行う。また、S
トラップ材は機関始動時等に発生するSOx を捕捉す
る。
【0055】<SOx 被毒再生処理>内燃機関の運転を
継続していると、SOx が第1及び第2の吸蔵還元型N
Ox触媒8a、8bに付着して、第1及び第2の吸蔵還
元型NOx 触媒8a、8bのNOx 浄化機能が落ちる。
【0056】そこで、排気ガスの空燃比をストイキある
いはリッチにして第1及び第2の吸蔵還元型NOx 触媒
8a、8bの温度を高温にして、SOx を焼失せしめ
る。このために、以下の制御を行う。
【0057】第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aがSOx
被毒判定手段22によりSOx 被毒していると判定され
た場合、切換弁25により第1の吸蔵還元型NOx 触媒
8aへの排気通路が選択されてSOx 被毒再生制御が行
われる。
【0058】ついで、第2の吸蔵還元型NOx 触媒8b
がSOx 被毒しているとSOx 被毒判定手段22により
判定された場合、そのときに切換弁25により第1の吸
蔵還元型NOx 触媒8aへの排気通路が選択されて、第
1の吸蔵還元型NOx 触媒8aが使用されているときに
は、SOx 被毒再生制御は行わない。
【0059】第2の吸蔵還元型NOx 触媒8bのSOx
被毒再生制御は、図5に示した以下のルーチンに従って
行う。まず、第1の吸蔵還元型NOx 触媒8aへの入り
ガス温度が所定の閾値より低いか否かが判定される(ス
テップ10)。入りガス温度が所定の閾値より低い場合
は、低温低負荷運転であり、切換弁25で、第1の吸蔵
還元型NOx 触媒8aへの排気通路が選択されて排気浄
化されることは先に述べた通りである。
【0060】一方、入りガス温度が所定の閾値より高い
場合は、高温高負荷運転であり、切換弁25で、バイパ
ス通路6aが選択され、排気ガスは第1の吸蔵還元型N
Ox触媒8aへは流れず、第2の吸蔵還元型NOx 触媒
8bへと案内される(ステップ11)。
【0061】次いで、第2の吸蔵還元型NOx 触媒8b
がSOx 被毒しているか否かを判定する。ここでは、そ
れまでの走行状態や燃料使用量からSOx 被毒量を推定
し、その推定値が所定の閾値より大きいか否かでSOx
被毒の有無を判定する(ステップ12)。SOx 被毒し
ていると判定された場合はSOx 被毒再生制御を行い
(ステップ13)、SOx 被毒していないと判定された
場合はSOx 被毒再生制御を行わない。いずれの場合も
その後にリーン制御を行う(ステップ14)。リーン制
御を行ったら、次いで、第2の吸蔵還元型NOx 触媒8
bへの入りガス温度が閾値より小さいか否かを判定し
(ステップ15)、第2の吸蔵還元型NOx触媒8bへ
の入りガス温度が閾値より小さくないときはステップ1
2に戻り、ステップ12からステップ14までの処理を
繰り返す。一方、第2の吸蔵還元型NOx 触媒8bへの
入りガス温度が閾値より小さい場合は、切換弁25でバ
イパス通路6aを閉じて、処理を終了する。なお、この
処理は所定時間毎に繰返して行われる。
【0062】<SOx 被毒再生制御の他の例>図1に示
した内燃機関は、直列の4気筒であり、第1と第4の気
筒#1,#4が組となり、第2と第3の気筒#2、#3
が組となって、交互に駆動し、第1と第4の気筒#1,
#4に接続したマニホールドに第1のSトラップ材が設
けられ、第2と第3の気筒#2、#3に接続したマニホ
ールドに第2のSトラップ材が設けられていることは先
に説明した通りである。
【0063】この構成の内燃機関で、前記SOx 被毒再
生制御手段22は、前記内燃機関の各気筒の内、第1と
第4の気筒#1,#4につきストイキあるいはリッチ制
御するときは、第2と第3の気筒#2、#3についてリ
ーン制御し、第2と第3の気筒#2,#3につきストイ
キあるいはリッチ制御するときは、第1と第4の気筒#
1、#4についてリーン制御するようにしてもよい。
【0064】これにより、SOx 被毒再生制御を行う場
合、ストイキ・リッチ燃焼運転の気筒から排出される残
存酸素を含む空気と、リーン燃焼運転の気筒から排出さ
れる未燃炭化水素を含む燃料とが略同時に吸蔵還元型N
Ox 触媒8a、8bに供給され、この未燃炭化水素を含
む燃料が残存酸素存在の下に触媒の余熱により燃焼す
る。この燃焼により発生する熱で触媒が加熱され、付着
したSOx 等の浄化能力低下物質が燃焼除去される。
【0065】<SOx 被毒再生のための昇温制御例>次
いで、SOx 被毒再生のための触媒の昇温制御例を説明
する。この例は、筒内噴射型内燃機関での制御例であ
り、筒内噴射型内燃機関では、図6に示したように、例
えば、層状燃焼(成層燃焼)時の空燃比が25〜50、
弱成層燃焼時の空燃比が20〜30、均質リーン燃焼時
の空燃比が15〜23、均質燃焼時の空燃比が12〜1
5と設定される。
【0066】筒内噴射型内燃機関では、図示しないが、
機関運転用の主たる燃料噴射とは別に、追加燃料の副噴
射を行うことで、未燃焼燃料をNOx 触媒に供給制御す
る副噴射燃料制御手段と、このときの主噴射を均質リー
ンに制御する手段と、を備えている。そして、SOx 被
毒判定手段22により前記吸蔵還元型NOx 触媒8a,
8bがSOx 被毒されていると判定されたとき、副噴射
燃料制御手段は、機関運転用の主たる燃料噴射とは別
に、追加燃料の副噴射を機関の膨張行程もしくは排気行
程で行い、未燃焼燃料を吸蔵還元型NOx 触媒に供給制
御する。このとき、主噴射を均質リーンに制御し、主噴
射と副噴射を行ったときの排気ガスのトータルの空燃比
をストイキまたはリッチに制御する。
【0067】<第1の昇温制御例>まず、制御装置13
に、機関の運転状態を示す各種パラーメータが入力され
る。すなわち、エンジン回転数や触媒入りガス温度、触
媒出ガス温度等が入力されている。
【0068】図6に示したように、低負荷運転時、スパ
ークプラグ近傍にのみ可燃混合気を形成し、シリンダー
内全体では超希薄な空燃比(例えば50:1)の成層燃
焼を実現する。成層燃焼を実現するため、圧縮行程で燃
料噴射弁から直接筒内へと噴射し、スパークプラグ周り
に混合気を形成する。
【0069】一方、加速時や登坂時などのような高負荷
運転時には、吸気行程で燃料を噴射し、均質な混合気を
生成し、高出力を実現する。成層燃焼と均質燃焼と間に
は、弱成層燃焼、均質リーン燃焼の領域を実現し、成層
燃焼と均質燃焼との間のトルクのつながりをスムーズに
する。弱成層燃焼は吸気行程と圧縮行程の2回に分けて
燃料を噴射し、空燃比20〜30の弱成層燃焼状態を生
成する。均質リーンは、圧縮行程において、均質燃焼時
より少ない量の燃料を噴射して空燃比を15から23と
する。
【0070】機関の運転により発生するNOx は吸蔵還
元型NOx 触媒8a,8bに吸収され、前記した原理に
より放出・還元される。空燃比をリッチ側にして触媒を
活性化するため、副噴射による追加燃料の噴射を行う。
この追加燃料の噴射により、触媒を活性化して吸収して
いたNOx を放出・還元する。
【0071】なお、本例ではガソリンエンジンの例であ
るが、ディーゼルエンジンの場合は、燃焼室での燃焼が
ストイキよりもはるかにリーン域で行われるので、通常
の機関運転状態では吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bに
流入する排気ガスの空燃比は非常にリーンであり、NO
x の吸収は行われるものの、NOx の放出が行われるこ
とは殆どない。従って、このような追加燃料の噴射はデ
ィーゼルエンジンにおいても重要な技術である。
【0072】また、SOx 被毒判定手段22で、吸蔵還
元型NOx 触媒8a,8bがSOxにより被毒されてい
ると判定したとき、吸蔵還元型NOx 触媒の温度を上げ
て、空燃比をストイキあるいはリッチにすることでSO
x 被毒再生処理を行う。
【0073】ところで、成層燃焼状態にあるとき、その
燃焼形態で空燃比をリッチ側にすると、点火プラグ周り
の燃料が濃くなりすぎてスモークが発生し十分な燃焼が
できなくなる。そこで、成層燃焼のまま空燃比をストイ
キあるいはリッチにするには主噴射はそのままにして副
噴射による追加燃料を増やすことで対処しなければなら
ない。すると、副噴射での燃料量が多くなりすぎで、触
媒温度が高くなりすぎる。
【0074】そこで、主噴射の空燃比を均質リーンにし
て、副噴射をすることで、トータルの空燃比をストイキ
またはリッチにすることで、触媒温度を600℃以上と
し、SOx 被毒した吸蔵還元型NOx 触媒8a,8bを
再生する。
【0075】この手順を図7のフローチャートで説明す
る。まず、機関の運転状態を読み込み(ステップ10
1)、得られた情報から吸蔵還元型NOx 触媒がSOx
被毒しているか否かの判定を行う(ステップ102)、
SOx 被毒していなければ、そのままルーチンを終了
し、SOx 被毒していれば、今度は吸蔵還元型NOx 触
媒が所定の再生温度(600℃)に達しているか否かを
判定する(ステップ103)。所定の再生温度にすでに
達している場合、空燃比をストイキあるいはリッチにし
てSOx 被毒の再生制御を行う(ステップ104)。こ
こでのストイキあるいはリッチ化は主噴射のみで均質燃
焼状態にして行う。
【0076】一方、所定の温度に達していない場合、主
噴射での燃料噴射状態を成層燃焼状態(空燃比30)か
ら、均質リーン状態(空燃比18)にし、また、副噴射
を同時に行い、トータルの空燃比をストイキ(14.
5)にする。これにより、触媒温度が600℃に達し、
吸蔵還元型NOx 触媒に吸着していたSOx を燃やし、
除去する。
【0077】この制御例における主噴射と副噴射との関
係、及び、それらによるトータル空燃比、触媒温度の上
昇を図8に示す。このように、主噴射による空燃比を均
質リーンである18にして副噴射で追加燃料を補い、ト
ータル空燃比を14.5のストイキにすることで、触媒
温度を触媒再生温度である600℃に制御することがで
きる。なお、副噴射は2回以上の数回に分けて行っても
よい。
【0078】<第2の昇温制御例>次に、第2の昇温制
御例を説明する。この例では、触媒温度が所定の再生温
度になるまで、主噴射と副噴射のトータルの空燃比を均
質リーンにして、触媒を600℃以上に昇温する。そし
て、触媒温度が所定の再生温度になった後に、主噴射と
副噴射のトータルの空燃比をストイキまたはリッチにす
ることで、SOx 被毒した吸蔵還元型NOx 触媒を再生
する。
【0079】この手順を図9のフローチャートで説明す
る。まず、機関の運転状態を読み込み(ステップ20
1)、得られた情報から吸蔵還元型NOx 触媒がSOx
被毒しているか否かの判定を行う(ステップ202)、
SOx 被毒していなければ、そのままルーチンを終了
し、SOx 被毒していれば、今度は吸蔵還元型NOx 触
媒が所定の再生温度(600℃)に達しているか否かを
判定する(ステップ203)。
【0080】所定の温度に達していない場合、主噴射で
の燃料噴射状態を成層燃焼状態(空燃比30)から、均
質リーン状態(空燃比18)にし、また、副噴射を同時
に行い、トータルの空燃比を均質リーン(空燃比16)
として、触媒温度を昇温する(ステップ204)。
【0081】これにより、触媒温度が600℃に達した
ら、ステップ203で肯定判定されるので、主噴射を均
質リーン(空燃比18)とするさらに副噴射量を増や
し、トータルでの空燃比をストイキあるいはリッチにし
てSOx 被毒の再生制御を行う(ステップ205)。こ
の経緯を図10に示す。
【0082】図10で特徴的な点は、触媒温度が600
℃に達する前に、副噴射を少量行い、600℃に達した
時点でさらに副噴射の量を多くしている点である。この
ように、予め昇温してから、ストイキあるいはリッチに
制御するので、SOx 被毒したNOx 触媒の再生処理が
よりスムーズに行われる。
【0083】<Sトラップ材の再生>本例では、内燃機
関近傍の排気管に排気浄化のためのSトラップ材7を備
えるており、このSトラップ材もSOx 被毒再生制御を
行う場合があるが、その場合、前記切換弁25によりバ
イパス通路6aを開くとともに第1の吸蔵還元型NOx
触媒8aへの排気通路を閉じ、第2の吸蔵還元型NOx
触媒8bのみへと排気ガスを案内する。このようにする
と、Sトラップ材から放出されるSOx は第2の吸蔵還
元型NOx 触媒8bでのみ補足される。このため、第1
の吸蔵還元型NOx 触媒8aはSOx で被毒されにくく
なる一方、SOx 被毒再生処理を第2の吸蔵還元型NO
x 触媒8bについて行えばよいこととなる。
【0084】
【発明の効果】本発明の内燃機関の排気浄化装置によれ
ば、第1の吸蔵還元型NOx 触媒の下流側に設けられた
第2の吸蔵還元型NOx 触媒のSOx 被毒再生制御は、
第1の吸蔵還元型NOx 触媒が排気浄化のために使用さ
れているときは、たとえその間に第2の吸蔵還元型NO
x 触媒がSOx 被毒していると判定されても、行われ
ず、バイパス通路が切換手段により選択され第2の吸蔵
還元型NOx 触媒へ排気ガスが流入するときのみに再生
処理されるので、SOx 被毒再生制御回数を減らすこと
ができる。このため、燃費を良好にすることができる。
【0085】前記内燃機関近傍の排気管に排気浄化のた
めのSトラップ材を備えると、内燃機関の始動時におけ
るNOx を吸収することができるが、このSトラップ材
のSOx 被毒再生制御を行う際、前記切換手段により前
記バイパス通路を開くとともに第1の吸蔵還元型NOx
触媒8aへの排気通路を閉じ、第2の吸蔵還元型NOx
触媒のみへと排気ガスを案内するようにすれば、SOx
を第2の吸蔵還元型NOx 触媒で捕捉でき、第2の吸蔵
還元型NOx 触媒のSOx 被毒再生制御の際、一括して
SOx 浄化を行うことができる。
【0086】多気筒式の内燃機関の場合で、前記SOx
被毒再生制御手段が、前記内燃機関の各気筒の内、一部
気筒につきストイキあるいはリッチ制御し、他の気筒に
ついてはリーン制御するようにすると、ストイキ・リッ
チ燃焼運転の気筒から排出される残存酸素を含む空気
と、リーン燃焼運転の気筒から排出される未燃炭化水素
を含む燃料とが略同時に吸蔵還元型NOx 触媒に供給さ
れるため、この未燃炭化水素を含む燃料が残存酸素存在
の下に触媒の余熱により効果的に燃焼する。
【0087】そして、第2の吸蔵還元型NOx 触媒のS
Ox 被毒再生にこの手法を使用すれば、第1の吸蔵還元
型NOx 触媒をバイパスして、第2の吸蔵還元型NOx
触媒の上流側に燃料と空気の反応体である触媒がないの
で、下流側にある第2の吸蔵還元型NOx 触媒の十分な
昇温制御が可能となって、付着したSOx 等の浄化能力
低下物質が良好に除去される。
【0088】そして、本発明では、前記内燃機関の運転
状態が高温高負荷運転状態にあるか否かを判定する運転
状態判定手段により、内燃機関の運転状態が高温高負荷
運転状態にあると判定したとき、前記切換手段によりバ
イパス通路を開いて第2の吸蔵還元型NOx 触媒で排気
浄化を行うのであり、運転状態に応じた適切な排気浄化
を行える。
【0089】そして、機関運転用の主たる燃料噴射とは
別に、追加燃料の副噴射を行うことで、未燃焼燃料を前
記吸蔵還元型NOx 触媒に供給制御する副噴射燃料制御
手段と、このときの主噴射を均質リーンに制御する手段
と、を備え、前記SOx 被毒判定手段により前記第2の
吸蔵還元型NOx 触媒がSOx 被毒されていると判定さ
れたとき、前記副噴射燃料制御手段が、機関運転用の主
たる燃料噴射とは別に、追加燃料の副噴射を機関の膨張
行程もしくは排気行程で行い、未燃焼燃料を第2の吸蔵
還元型NOx 触媒に供給制御し、主噴射と副噴射を行っ
たときの排気ガスのトータルの空燃比をストイキまたは
リッチに制御するが、成層燃焼中において、主噴射を均
質リーンに制御しつつ、副噴射で追加燃料を補充するこ
とで、容易に排気浄化用の吸蔵還元型NOx 触媒の昇温
を行い、SOx 被毒再生制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の実施
形態の概略構成図である。
【図2】 本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の特徴
部分を示した概略構成図である。
【図3】 吸蔵還元型NOx 触媒のNOx 吸放出作用を
説明するための図である。
【図4】 機関から排出される排気ガス中の未燃HC,
COおよび酸素の濃度を概略的に示す線図である。
【図5】 SOx 被毒再生制御の一例を示したフローチ
ャート図である。
【図6】 筒内噴射式内燃機関の燃焼状態領域を示すグ
ラフ図である。
【図7】 SOx 被毒再生のための第1の昇温制御例を
示したフローチャート図である。
【図8】 第1の昇温制御例における空燃比の推移と触
媒温度との関係を示す図である。
【図9】 SOx 被毒再生のための第2の昇温制御例を
示したフローチャート図である。
【図10】 第2の昇温制御例における空燃比の推移と
触媒温度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 シリンダ 3 燃料噴射弁 4 吸気バルブ 5 排気バルブ 6 排気管 6a バイパス通路 7 Sトラップ材(三元触媒) 8a 第1の吸蔵還元型NOx 触媒 8b 第2の吸蔵還元型NOx 触媒 9 吸気管 10 EGR管 11 電子制御スロットル 12 燃料ポンプ 13 制御装置(ECU) 14,15、26 酸素センサ 17a、17b 触媒入ガス温度センサ 18 触媒出ガス温度センサ 21 運転状態判定手段 22 SOx 被毒判定手段 22 SOx 被毒再生制御手段 25 切換弁(切換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/08 F01N 3/08 B 3/24 3/24 E S 3/28 301 3/28 301C F02D 41/04 301 F02D 41/04 301F 301H 305 305A 305D 41/22 305 41/22 305Z 41/34 41/34 H 45/00 314 45/00 314Z (72)発明者 浅沼 孝充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田中 俊明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA04 BA09 BA13 BA15 CA03 CA04 CA09 DA10 DA25 DA27 EA11 EC02 EC03 FA00 FA10 FA27 FA29 FA33 FA38 3G091 AA11 AA12 AA13 AA17 AA18 AA24 AA28 AB03 AB06 BA11 BA14 BA33 CA12 CA13 CA18 CB02 CB03 CB06 CB08 DA01 DA02 DA03 DA05 DB10 EA01 EA05 EA08 EA17 EA31 EA34 EA38 FA02 FA04 FA12 FA13 FA14 FA17 FB02 FB03 FB10 FB11 FB12 FC04 FC07 FC08 GB01X GB02W GB03W GB04W GB05W GB06W GB10X GB16X HA08 HA11 HA12 HA36 HA37 HA42 HB02 HB03 HB05 3G301 HA02 HA04 HA13 HA16 HA18 JA24 JA33 JB09 KA08 KA09 KA25 KB07 LB04 MA01 MA19 MA23 MA26 NA08 NE13 NE14 NE15 PA01Z PB00Z PD03A PD12Z PE01Z PE03Z PF03Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希薄燃焼可能な内燃機関の排気通路に設
    けられた第1の吸蔵還元型NOx 触媒と、この第1の吸
    蔵還元型NOx 触媒の下流側に設けられた第2の吸蔵還
    元型NOx 触媒と、第1の吸蔵還元型NOx 触媒を迂回
    して、その上流側の排気ガスを第2の吸蔵還元型NOx
    触媒へと案内するバイパス通路と、バイパス通路と第1
    の吸蔵還元型NOx 触媒への排気管路を切り換えて第1
    の吸蔵還元型NOx 触媒と第2の吸蔵還元型NOx 触媒
    とを選択する切換手段と、 を備えた希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置において、 前記切換手段によりバイパス通路が開かれていることを
    条件に作動して、第2の吸蔵還元型NOx 触媒への排気
    ガスの空燃比をストイキあるいはリッチ状態とすること
    で第2の吸蔵還元型NOx 触媒のSOx 被毒を再生する
    SOx 被毒再生制御手段を備えたことを特徴とする希薄
    燃焼式内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 第2の吸蔵還元型NOx 触媒がSOx に
    より被毒されているか否かを判定するSOx 被毒判定手
    段を備え、 前記SOx 被毒再生制御手段は、このSOx 被毒判定手
    段により前記第2の吸蔵還元型NOx 触媒がSOx 被毒
    されていると判定されたとき、排気ガスの空燃比をスト
    イキあるいはリッチに制御することを特徴とする請求項
    1記載の希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記内燃機関近傍の排気管に排気浄化の
    ためのSトラップ材を備えたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記内燃機関は、多気筒式の内燃機関で
    あり、前記SOx 被毒再生制御手段は、前記内燃機関の
    各気筒の内、一部気筒につきストイキあるいはリッチ制
    御し、他の気筒についてはリーン制御することを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の希薄燃焼式内燃
    機関の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記内燃機関の運転状態が高温高負荷運
    転状態にあるか否かを判定する運転状態判定手段を備
    え、内燃機関の運転状態が高温高負荷運転状態にあると
    判定したとき、前記切換手段によりバイパス通路を開い
    て第2の吸蔵還元型NOx 触媒で排気浄化を行うことを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の希薄燃焼
    式内燃機関の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】 機関運転用の主たる燃料噴射とは別に、
    追加燃料の副噴射を行うことで、未燃焼燃料を前記吸蔵
    還元型NOx 触媒に供給制御する副噴射燃料制御手段
    と、このときの主噴射を均質リーンに制御する手段と、
    を備え、 前記SOx 被毒判定手段により前記第2の吸蔵還元型N
    Ox 触媒がSOx 被毒されていると判定されたとき、前
    記副噴射燃料制御手段は、機関運転用の主たる燃料噴射
    とは別に、追加燃料の副噴射を機関の膨張行程もしくは
    排気行程で行い、未燃焼燃料を第2の吸蔵還元型NOx
    触媒に供給制御し、主噴射と副噴射を行ったときの排気
    ガスのトータルの空燃比をストイキまたはリッチに制御
    することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の希薄燃焼式内燃機関の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】 前記Sトラップ材のSOx 被毒再生制御
    を行う際、前記切換手段により前記バイパス通路を開く
    とともに第1の吸蔵還元型NOx 触媒への排気通路を閉
    じ、第2の吸蔵還元型NOx 触媒のみへと排気ガスを案
    内することを特徴とする請求項3記載の希薄燃焼式内燃
    機関の排気浄化装置。
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