JP2000294045A - フラットリボンケーブル - Google Patents
フラットリボンケーブルInfo
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- JP2000294045A JP2000294045A JP11099890A JP9989099A JP2000294045A JP 2000294045 A JP2000294045 A JP 2000294045A JP 11099890 A JP11099890 A JP 11099890A JP 9989099 A JP9989099 A JP 9989099A JP 2000294045 A JP2000294045 A JP 2000294045A
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Abstract
ける断線を防止する。 【解決手段】 複数の被覆線11を、その一端を揃えて
平板状に配列して一端から予め定められた長さまでの区
間で、隣接する被覆線同志を互いに融着させて形成す
る。複数の被覆線11に対する融着部分12の長さ寸法
は、これら複数の被覆線11の配列方向に対し、配列中
心部分から配列最外縁部分にかけて順次徐々に長くなる
ようにし、配列最外縁部分で最大となるようにする。こ
のフラットリボンケーブル10は、通常、融着部分12
にコネクタ20を接続し、このコネクタ20から予め定
められた距離の、非融着部分13でテープ30等で束線
し、使用される。
Description
ブルに関し、特に複数の被覆線が平板状に配列されて、
その予め定められた長さ寸法の区間で隣接する被覆線同
志を互いに融着させるようにしたフラットリボンケーブ
ルに属する。
予め定められた長さ寸法の区間だけを隣接する被覆線同
志で互いに融着させるようにしたフラットリボンケーブ
ルは、通常、融着部分でコネクタに接続し、非融着部分
をスリーブやテープ等で束ねて使用する。
の第1の例、及びその使用状態を図3(a)〜(c)に
示す。この第1の例のフラットリボンケーブル10x
は、同一長さ寸法の複数の被覆線11を、その一端を揃
えて平板状に配列し、その一端から予め定められた長さ
寸法までの区間で、隣接する被覆線同志が互いに融着す
る(融着部分12x)ようにして形成される。
の融着部分12xの複数の被覆線11の一端部分をコネ
クタ20に接続する一方、非融着部分13xのコネクタ
20から予め定められた長さ寸法だけ離れた部位でテー
プ30等により複数の被覆線11が束ねられて使用され
る。
融着部分12xの長さが全被覆線11に対して一定であ
り、融着部分12xと非融着部分13xとの境界線は直
線となっていて、融着部分12xは曲がりにくい。
同一であるのに対し、その配列の中心部分と最外縁部分
とで、融着部分12x・非融着部分13x境界線(以
下、融着・非融着境界線という)からテープ30で束線
されるまでの間の直線距離が異なるので、最外縁部分で
は被覆線11のたるみは殆どなく、中心部分では被覆線
11のたるみが最大となる。
加わって、最外縁部分では融着・非融着境界線の部分
(A)で被覆線11が急激に曲がり、また、中心部分で
は、たるみを逃がすために、やはり融着・非融着境界線
の部分(B)で被覆線11が配列面に対し垂直方向に急
激に曲がって、この部分の断線が発生しやすくなる。
に、非融着部分13yの複数の被覆線11の長さを、中
心部分より最外縁部分の方が長くなるように順次変え
て、最外縁部分の被覆線11に余裕を持たせて、その融
着・非融着境界線部分(A)での曲がりを緩やかにし、
かつ、中心部分での被覆線11のたるみをなくしてその
曲がり(Bの部分)を緩やかにするようにした例(第2
の例)がある(例えば特開昭61−230208号公報
参照)。なお、この第2の例の融着部分12yの長さ
は、第1の例と同様に各被覆線11に対し同一寸法であ
る。
トリボンケーブルは、第1の例では、複数の被覆線11
の長さが同一寸法であり、かつこれら被覆線11に対す
る融着部分12xの長さが同一寸法であるので、融着部
分12xにコネクタ20を取付け、非融着部分13x
の、コネクタ20からの予め定められた部位でこれら被
覆線11を束ねて使用する場合に、配列最外縁部分の被
覆線11のたるみは殆どなくて融着・非融着境界線部分
で急激に曲がり、また配列中心部分の被覆線11はたる
みが多くなって、融着・非融着境界線部分で配列面に対
し垂直方向に急激に曲がって、これらの部分で被覆線1
1の断線が発生しやすいという問題点があり、第2の例
では、配列中心部分より配列最外縁部分の方の被覆線1
1の長さ寸法を大きくして、中心部分ではたるみが少な
く、最外縁部分では余裕を持たせることにより、それぞ
れの被覆線11の融着・非融着境界線部分における曲が
り方を緩やかにし、断線の発生を防止するようにしてい
るものの、複数の被覆線11の長さ寸法が異なるため、
その抵抗値やインダクタンス値が被覆線ごとに異なり、
回路特性に悪影響を及ぼすという問題点がある。
鑑みて、第1に、複数の被覆線に対する融着・非融着境
界線部分での断線の発生を防止するフラットリボンケー
ブルを提供することにあり、第2に、断線の発生を防止
すると同時に、回路特性への悪影響をなくすることがで
きるフラットリボンケーブルを提供することにある。
に、本発明のフラットリボンケーブルは次のような手段
構成を有する。即ち、本発明のフラットリボンケーブル
は、複数の被覆線が、その一端を揃えて平板状に配列さ
れて前記一端から予め定められた長さまでの区間で隣接
する被覆線同志を互いに融着させて形成されたフラット
リボンケーブルであって、前記複数の被覆線に対する融
着部分の長さ寸法が、これら複数の被覆線の配列方向に
対し、配列中心部分と配列最外縁部分とで異なり、か
つ、これら配列中心部分と配列最外縁部分との間で順次
徐々に変化することを特徴とする。
の長さ寸法が、配列中心部分に比べ配列最外縁部分側が
大であり、更に、前記複数の被覆線に対する融着部分の
長さ寸法の、配列中心部分と配列最外縁部分との間での
隣接被覆線間変化量が、配列中心部分で最小で、かつ配
列最外縁部分で最大となるようにし、また、前記隣接被
覆線間変化量が、円弧状又は放物線状の曲線に沿うよう
な変化量である構成を有している。
の長さ寸法が、配列中心部分に比べ配列最外縁部分側が
小であり、更に、前記複数の被覆線に対する融着部分の
長さ寸法の、配列中心部分と配列最外縁部分との間での
隣接被覆線間変化量が、配列中心部分で最大で、かつ配
列最外縁部分で最小となるようにし、また、前記隣接被
覆線間変化量が、配列中心部分と配列最外縁部分との間
で円弧状又は放物線状の曲線に沿う変化量である構成を
有している。また、前記複数の被覆線の長さが同一寸法
である構成を有している。
数の被覆線が、その一端を揃えて平板状に配列されて、
その一端から予め定められた長さまでの区間で隣接する
被覆線同志を互いに融着させて形成されたフラットリボ
ンケーブルであって、複数の被覆線に対する融着部分の
長さ寸法が、これら複数の被覆線の配列方向に対し、配
列中心部分から順次徐々に長くなって、配列最外縁部分
で最大となるようにして構成される。
融着部分にコネクタを接続し、非融着部分で束線した場
合に、配列最外縁付近における融着部分の被覆線の数が
徐々に少なくなっているので、配列最外縁の被覆線はも
ちろん、その付近の被覆線も融着部分から徐々に曲がる
ようになって曲がり方が緩やかになり、この部分の断線
発生を防止することができる。
融着境界線から束線部位までの間のたるみは、配列平面
に垂直な方向に逃げるが、この間の距離は従来例より長
くなっているので、融着・非融着境界線部分での曲がり
方が緩やかになって、この部分の断線の発生も防止する
ことができる。
化量を、配列最外縁部分で最大になるようにすると、こ
の部分での曲がり方は更に緩やかになって、より確実に
断線の発生を防止することができるようになる。
線に対する融着部分の長さ寸法が、配列最外縁部分から
順次徐々に長くなって、配列中心部分で最大となるよう
にして構成される。
外縁部分では、融着・非融着境界線から束線部位までの
距離が従来例より長くなるので、その分、この部分にお
ける曲がり方が緩やかになって、断線の発生を防止する
ことができる。
のの、その付近における、融着する被覆線の数が順次少
なくなって融着部分から徐々に曲がるようになって、曲
がり方が緩やかになるので、この部分の断線の発生も防
止することができる。
化量を、配線中心部分で最大になるようにすると、この
部分での曲がり方が更に緩やかになって、より確実に断
線の発生を防止できることは、第1の実施の形態と同様
である。
1,第2の実施の形態における、複数の被覆線の長さを
同一寸法にしたものである。このような構成、構造とす
ることにより、上述の第1,第2の実施の形態の作用効
果を確保した上で、複数の被覆線の抵抗値、インダクタ
ンス値を等しくすることができて、回路特性に対する悪
影響をなくすことができるという作用効果を得ることが
できる。
て説明する。図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施
例を示すフラットリボンケーブルの平面図、並びにこの
フラットリボンケーブルの使用状態を示す平面図及び側
面図である。
は、複数の被覆線11が、その一端を揃えて平板状に配
列されて、その一端から予め定められた長さまでの区間
で隣接する被覆線(11)同志を互いに融着させて形成
され、複数の被覆線11に対する融着部分12の長さ寸
法が、これら複数の被覆線11の配列方向に対し、配列
中心部分から順次徐々に長くなって、配列最外縁部分で
最大となるようにし、かつ、融着部分の長さの隣接被覆
線間の変化量が、配列最外縁部分で最大となるようにし
た(融着・非融着境界線を円弧状にしてもよい)構成、
構造となっている。
ーブル10の融着部分12で複数の被覆線11の一端と
コネクタ20とを接続し、非融着部分13の、コネクタ
20から予め定められた距離だけ離れた部位で、テープ
30等により複数の被覆線11を束線した場合に、配列
最外縁付近では、束線部位に近いが、融着部分12の被
覆線11の本数が徐々に少なくなっているので、配列最
外縁の被覆線(11)はもちろん、その付近の被覆線
(11)も融着部分から徐々に曲がるようになって(図
1のAの部分)曲がり方が緩やかになり、この部分の断
線の発生を防止することができる。
融着部分13のたるみは被覆線配列平面に対し垂直方向
に逃げるようになるが、融着・非融着境界線から、テー
プ30による束線までの距離は従来例に比べて長くなる
ので、その分、融着・非融着境界線部分での曲がり方が
緩やかになり、この部分(図1のBの部分)における断
線の発生を防止することができる。
2の長さの隣接被覆線間の変化量が配列最外縁部分で最
大となるようにして(又は境界線が円弧状)いるが、変
化量を一定にしても、配列最外縁部分の融着・非融着境
界線部分では、融着部分から曲がりはじめるようになる
ので、その曲がり方が緩やかになり、断線の発生を防止
することができる。ただし、この実施例のように、配列
最外縁部分で変化量が最大になるようにすると、その曲
がり方はより一層緩やかになって、より確実に断線の発
生が防止できるようになる、という利点がある。
例を示すフラットリボンケーブルの平面図、並びにこの
フラットリボンケーブルの使用状態を示す平面図及び側
面図である。この第2の実施例のフラットリボンケーブ
ル10aは、複数の被覆線11に対する融着部分12a
の長さ寸法が、これら複数の被覆線11の配列方向に対
し、配列最外縁部分から順次徐々に長くなって、配列中
心部分で最大となるようにし、かつ、融着部分の長さの
隣接被覆線間の変化量が、配列中心部分で最大となるよ
うにした(融着・非融着境界線が、配列最外縁部分から
配列中心部分にかけて円弧状となるようにした)もので
ある。
融着部分12aにコネクタ20を接続し、非融着部分1
3aの、コネクタ20から予め定められた距離だけ離れ
た部位でテープ30等により束線した場合に、配列最外
縁部分の、融着・非融着境界線から、テープ30による
束線部位までの距離が、従来例より長くなるので、その
分、配列最外縁部分の曲がり方が緩やかになり、被覆線
11の断線が発生するのを防止することができる。
界線から束線部位までの距離は従来例より短くなるが、
たるみの、配列平面に対する垂直方向への逃げは、融着
部分の被覆線11の本数が徐々に少なくなって融着部分
から曲がりはじまるようになるので、この部分(図2の
B)での曲がり方が緩やかになって、被覆線11の断線
が発生するのを防止することができる。この第2の実施
例においても、融着部分の長さの隣接被覆線間の変化量
に関しては、第1の実施例と同様である。
において、複数の被覆線11に対する長さ寸法の説明は
無いが、従来の第2の例のように、意識的に変えない限
り、長さ寸法は同一であるのが一般的である。
と、これら被覆線11の抵抗値やインダクタンス値が同
一となり、これらによる回路特性への悪影響がなくな
る。一方、長さ寸法が同一であると、配列中心部分では
たるみが多く、配列最外縁部分ではたるみは殆ど無い状
態となるので、第1及び第2の実施例等に示された構
成、構造に対する作用効果等が明確に現れる。
の被覆線11に対する長さ寸法同一という条件を意識的
に付加することにより、断線の防止を確保しつつ、回路
特性に対する悪影響をなくすことができる、という作用
効果を得ることができる。
的に変えた場合でも、融着部分から束線部位に移行する
までの間で、たるみの多いものや殆どないものが生じる
のは極めて当然であり、この場合でも、第1及び第2の
実施例等の構成、構造が有効である。
融着は、被覆線の被覆を直接融着させればよいが、接着
剤による融着(接着)であってもよいし、また、融着部
分の形状に合わせた、フィルム状の絶縁シートを、融
着、接着して、間接的に融着(接着)させることもでき
る。
覆線に対する融着部分の長さ寸法が、これら複数の被覆
線の配列方向に対し、配列中心部分から配列最外縁部分
に向かって順次徐々に長くなるようにするか、順次徐々
に短くなるようにした構成、構造とすることにより、融
着部分にコネクタを接続し、非融着部分で束線したとき
に、融着・非融着境界線部分における被覆線の曲がり方
が、束線に近い部分では融着する被覆線の本数が順次少
なくなって融着部分から曲がりはじめるようになるので
緩やかに曲がるようになり、束線から遠い部分では、遠
い分だけ緩やかに曲がるようになるので、融着・非融着
境界線部分での被覆線の断線が発生するのを防止するこ
とができるという効果があり、また、上記の構成、構造
に加え、複数の被覆線の長さ寸法を同一にすることによ
り、断線の発生防止と同時に、回路特性への悪影響をな
くすことができるという効果がある。
ーブルの平面図、並びにこのフラットリボンケーブルの
使用状態を示す平面図及び側面図である。
ーブルの平面図、並びにこのフラットリボンケーブルの
使用状態を示す平面図及び側面図である。
す平面図、並びにこのフラットリボンケーブルの使用状
態を示す平面図及び側面図である。
す平面図、並びにこのフラットリボンケーブルの使用状
態を示す平面図及び側面図である。
ル 11 被覆線 12,12a,12x,12y 融着部分 13,13a,13x,13y 非融着部分 20 コネクタ 30 テープ
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の被覆線が、その一端を揃えて平板
状に配列されて前記一端から予め定められた長さまでの
区間で隣接する被覆線同志を互いに融着させて形成され
たフラットリボンケーブルであって、前記複数の被覆線
に対する融着部分の長さ寸法が、これら複数の被覆線の
配列方向に対し、配列中心部分と配列最外縁部分とで異
なり、かつ、これら配列中心部分と配列最外縁部分との
間で順次徐々に変化することを特徴とするフラットリボ
ンケーブル。 - 【請求項2】 前記複数の被覆線に対する融着部分の長
さ寸法が、配列中心部分に比べ配列最外縁部分側が大で
ある請求項1記載のフラットリボンケーブル。 - 【請求項3】 前記複数の被覆線に対する融着部分の長
さ寸法の、配列中心部分と配列最外縁部分との間での隣
接被覆線間変化量が、配列中心部分で最小で、かつ配列
最外縁部分で最大となるようにした請求項2記載のフラ
ットリボンケーブル。 - 【請求項4】 前記隣接被覆線間変化量が、円弧状又は
放物線状の曲線に沿うような変化量である請求項3記載
のフラットリボンケーブル。 - 【請求項5】 前記複数の被覆線に対する融着部分の長
さ寸法が、配列中心部分に比べ配列最外縁部分側が小で
ある請求項1記載のフラットリボンケーブル。 - 【請求項6】 前記複数の被覆線に対する融着部分の長
さ寸法の、配列中心部分と配列最外縁部分との間での隣
接被覆線間変化量が、配列中心部分で最大で、かつ配列
最外縁部分で最小となるようにした請求項5記載のフラ
ットリボンケーブル。 - 【請求項7】 前記隣接被覆線間変化量が、配列中心部
分と配列最外縁部分との間で円弧状又は放物線状の曲線
に沿う変化量である請求項6記載のフラットリボンケー
ブル。 - 【請求項8】 前記複数の被覆線の長さが同一寸法であ
る請求項1記載のフラットリボンケーブル。
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JP09989099A JP3950256B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | フラットリボンケーブル |
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JP09989099A JP3950256B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | フラットリボンケーブル |
Publications (2)
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JP2000294045A true JP2000294045A (ja) | 2000-10-20 |
JP3950256B2 JP3950256B2 (ja) | 2007-07-25 |
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ID=14259382
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP09989099A Expired - Fee Related JP3950256B2 (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | フラットリボンケーブル |
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-
1999
- 1999-04-07 JP JP09989099A patent/JP3950256B2/ja not_active Expired - Fee Related
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