JP2007179890A - ワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者の意図に従って容易に屈曲させることができ、かつ、電線を挟み込みや擦れ等から確実に保護することが可能なワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】両端のコネクタ3に接続された複数の電線2よりなるワイヤハーネス1において、複数の電線2を被覆し長さを調整可能な保護部材4を備え、保護部材4は複数に分割され、かつ、互いに離間されている。
【選択図】図1
【解決手段】両端のコネクタ3に接続された複数の電線2よりなるワイヤハーネス1において、複数の電線2を被覆し長さを調整可能な保護部材4を備え、保護部材4は複数に分割され、かつ、互いに離間されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤハーネスに関する。
今日、各種ハーネスは、コネクタをコンピュータ等のポートに挿入することで簡単に配線を行うことができる部材として電子機器を含む非常に広範囲の産業分野で用いられている。特に、ワイヤハーネスは、電子機器内部の制御回路と他の部材とを接続する配線等として多く使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−161545号公報
ワイヤハーネスは、従来、多数の電線がいわばばらばらでまとまりのない状態で用いられることが多かった。そのため、ワイヤハーネスを用いて、例えば、図4(A)に示すように上側基板102と下側基板103との間で配線接続を行う場合、図4(B)に矢印Aで指摘される部分のようにワイヤハーネス100の電線101が基板102と基板固定金具104との間に挟み込まれたり、矢印Bで指摘される部分のように電線101が実装部材105と擦れたりする。
このように挟み込みや擦れが生じると電線101は破損し易くなり、短絡や漏電、断線等の故障が発生し易くなる。
一方、前記特許文献1に記載のワイヤハーネスのように、ワイヤハーネスを構成する複数の電線をよじって電線束を形成したり、電線の熱溶融性絶縁被覆材を溶融させて電線を互いに溶着させたりすると、ワイヤハーネスを屈曲させ難くなる。
このようなワイヤハーネスを図4(B)に示したように屈曲させると、電線101からコネクタ106に対してねじれや抜け等の大きな力がかかる。そのため、断線や短絡等が発生する可能性が高くなる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、作業者の意図に従って容易に屈曲させることができ、かつ、電線を挟み込みや擦れ等から確実に保護することが可能なワイヤハーネスを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、請求項1のワイヤハーネスは、
両端のコネクタに接続された複数の電線よりなるワイヤハーネスであって、
前記複数の電線を被覆し長さを調整可能な保護部材を備え、
前記保護部材は複数に分割され、かつ、互いに離間されていることを特徴とする。
両端のコネクタに接続された複数の電線よりなるワイヤハーネスであって、
前記複数の電線を被覆し長さを調整可能な保護部材を備え、
前記保護部材は複数に分割され、かつ、互いに離間されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記複数の電線は、前記保護部材で被覆されていない部分であらゆる方向に屈曲可能とされていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスにおいて、前記保護部材は、可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤハーネスを作業者の意図に従って容易に屈曲させることが可能となり、かつ、ワイヤハーネスを構成する電線を挟み込みや擦れ等から確実に保護することが可能となる。
以下、本発明に係るワイヤハーネスの実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るワイヤハーネス1には、図1に示すように、絶縁被覆材で被覆された電線2が所定本数並列に配置されており、電線2は電線束21を形成している。また、電線2の両端にはそれぞれコネクタ3が接続されている。
2つのコネクタ3の間には、複数の保護部材4が電線束21を被覆するように設けられている。また、保護部材4は、容易に切断できる等の特性を有する材料で構成されており、その長さを調整可能とされている。本実施形態では、保護部材4は熱収縮チューブが用いられている。
なお、保護部材4は、この他にも、ビニルテープ等の保護テープを電線束21に巻きつけるなどして形成することも可能であり、保護部材4は可撓性を有する材料で形成されていることが好ましい。
保護部材4は、複数に分割されており、それぞれの保護部材4は互いに離間するように形成されている。なお、保護部材4の数や各保護部材4の長さ、保護部材4同士の間隔等は、そのワイヤハーネス1が用いられる空間の構成やワイヤハーネス1の曲げ角度、電線2の太さや柔軟性、電線束21の太さ等に基づいて適宜決定される。
次に、本実施形態に係るワイヤハーネス1の作用について説明する。
ワイヤハーネス1は、図2に示すように、電線2の保護部材4で被覆されていない部分5すなわち非被覆部分5であらゆる方向に屈曲させることができる。ワイヤハーネス1の電線束21は、非被覆部分5で屈曲させると、保護部材4の内部で電線2が保護部材4に沿う方向に相対的に動くことで互いの位置関係を調整する。そのため、非被覆部分5で容易に屈曲させることができると同時に、屈曲の方向性については何ら制限がないためあらゆる方向に屈曲できる。
また、ワイヤハーネス1は、保護部材4が熱収縮チューブや保護テープのように可撓性を有する材料で形成されていれば、電線2が保護部材4で被覆されている部分6すなわち被覆部分6でワイヤハーネス1を曲げることができる。図2では、保護部材4aの被覆部分6でワイヤハーネス1が曲げられていることが示されている。
ワイヤハーネス1を形成する場合は、予めコネクタ3との接続部分以外の電線束21の全長を熱収縮チューブで被覆したワイヤハーネスを用意し、図3に示したようなそのワイヤハーネスが使用される空間でワイヤハーネスをどのように配置するかを決める。
続いて、ワイヤハーネスの大きく屈曲させたい部分の熱収縮チューブを切断して除去して、保護部材4が複数に分割され、かつ互いに離間されている本発明のワイヤハーネス1を形成する。
そして、工業用ドライヤ等で熱収縮チューブを加熱して収縮させワイヤハーネス1の電線束21を束縛させ、さらに必要があれば熱収縮チューブ自体を曲げて、図3(A)、(B)に示すようにワイヤハーネス1を空間内に配置し、コネクタ3を所定のポートに差し込む。
また、ワイヤハーネス1の保護部材4を保護テープで形成する場合は、電線2が保護部材4で被覆されていないワイヤハーネスを用意し、ワイヤハーネスの配置を決め、ワイヤハーネスの大きく屈曲させたい部分以外の部分の電線束21に保護テープを巻きつけて被覆する。このようにして保護部材4が複数に分割され、かつ互いに離間されている本発明のワイヤハーネス1を形成する。
そして、必要があれば保護テープ自体を曲げて、図3(A)、(B)に示すようにワイヤハーネス1を空間内に配置し、コネクタ3を所定のポートに差し込む。
以上のように、本実施形態に係るワイヤハーネス1によれば、ワイヤハーネス1の電線2を保護部材4で被覆する。そのため、電線2が散けることを有効に防止することができる。また、被覆部分6については、電線2が保護部材4に被覆されて確実に保護されるから、従来のように電線が取り付け空間中の実装部材と擦れて破損して短絡や漏電、断線等の故障が発生することを防止することができる。
また、電線2を被覆する保護部材4を複数に分割し、保護部材4が互いに離間されるように構成したため、コネクタ3との接続部分以外の電線束21の全長を1つの保護部材4で被覆したワイヤハーネスや前記特許文献1に記載のワイヤハーネスと異なり、図2に示したように、ワイヤハーネス1の非被覆部分5であらゆる方向に屈曲させることができ、作業者の意図に従って容易に屈曲させることが可能となる。
さらに、保護部材4が熱収縮チューブや保護テープのように可撓性を有する材料で形成されていれば、ワイヤハーネス1は被覆部分6で曲げることができる。そのため、作業者の意図により忠実にワイヤハーネス1を屈曲させることが可能となる。
また、熱収縮チューブのように切断したり保護テープのように巻きつけ長さを変えることで保護部材4の長さを調整することができるから、ワイヤハーネス1をどこで大きく屈曲させるか等を自由に決めることができ、ワイヤハーネス1の形状を作業者の意図に忠実に形成することが可能となる。
また、上記のようにワイヤハーネス1を自由に屈曲させ、形状を決定できることから、非被覆部分5の位置が例えば基板と基板固定金具等の電線2の挟み込みが生じ易い箇所から離間した位置になるようにワイヤハーネス1の形状を決めることで、従来のように電線が挟み込まれて破損して短絡や漏電、断線等の故障が発生することを防止することができる。
1 ワイヤハーネス
2 電線
3 コネクタ
4 保護部材
5 非被覆部分
2 電線
3 コネクタ
4 保護部材
5 非被覆部分
Claims (3)
- 両端のコネクタに接続された複数の電線よりなるワイヤハーネスであって、
前記複数の電線を被覆し長さを調整可能な保護部材を備え、
前記保護部材は複数に分割され、かつ、互いに離間されていることを特徴とするワイヤハーネス。 - 前記複数の電線は、前記保護部材で被覆されていない部分であらゆる方向に屈曲可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
- 前記保護部材は、可撓性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005377529A JP2007179890A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005377529A JP2007179890A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | ワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007179890A true JP2007179890A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38304861
Family Applications (1)
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JP2005377529A Pending JP2007179890A (ja) | 2005-12-28 | 2005-12-28 | ワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007179890A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010073636A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Hitachi Cable Fine Tech Ltd | ケーブルハーネス |
JP2010161055A (ja) * | 2008-12-12 | 2010-07-22 | Yazaki Corp | オス端子への電線接続構造 |
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2005
- 2005-12-28 JP JP2005377529A patent/JP2007179890A/ja active Pending
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