JP2000293303A - 座標入力装置、情報処理システムおよび媒体 - Google Patents

座標入力装置、情報処理システムおよび媒体

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JP2000293303A
JP2000293303A JP11368805A JP36880599A JP2000293303A JP 2000293303 A JP2000293303 A JP 2000293303A JP 11368805 A JP11368805 A JP 11368805A JP 36880599 A JP36880599 A JP 36880599A JP 2000293303 A JP2000293303 A JP 2000293303A
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俊之 古田
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智彦 別府
Hitoshi Hattori
仁 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブレットを使用せずに、媒体の加筆前情報
に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連付ける
ことができる技術を提供する。また、媒体上の座標を精
緻に検出できるようにする。 【解決手段】 ペン型の座標入力装置4は、媒体上で先
端部5の位置している位置を検出する。すなわち、画像
読取装置6は、媒体上に形成され当該媒体上の座標を示
すコードシンボルを光学的に読み取る。マイコン8は、
この読み取ったコードシンボルをデコードする。検出手
段8は、画像読取装置6が読み取った画像中におけるコ
ードシンボルの位置、向きおよび歪み量を検出する。そ
して、マイコン8によるデコード後の情報と、検出手段
8が検出するコードシンボルの位置、向きおよび歪み量
とにより、先端部5の媒体上での位置の座標を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座標入力装置、
その座標入力装置を備えた情報処理システムおよび媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子化された文書は、ディスプレイ上で
表示されるため、閲覧のし易さに問題がある。またディ
スプレイ上で表示するのでは可搬性にも問題がある。そ
こで、文書を印刷して、その印刷物を閲覧し、あるい
は、その印刷物を持ち運んで利用することが多い。一
方、こうした印刷物に加筆することも多々あるが、電子
的な元文書と加筆事項とは何らリンクされておらず、後
で元文書を電子的に編集しなおす必要がある。そこで、
印刷された文書に加筆すると電子的な元文書に自動的に
反映されるシステム、端的にいえば、紙ベースのタブレ
ットシステムを実現したい。このようなシステムのため
には、まず、紙面上での先端部の座標を取得する必要が
ある。
【0003】これに対して、特開平9−101864号
公報では、全体が紙状で各種情報を書き換え自在に表示
して維持する複数の情報表示媒体、複数の情報蓄積媒
体、1個の情報記録装置を設けて、情報記録装置に手書
き入力された情報は情報表示媒体の表示や情報蓄積媒体
の記憶に利用され、情報記録装置により情報蓄積媒体か
ら読み出された情報も情報表示媒体に表示される技術が
開示されている。情報表示媒体は、表示した情報を維持
し、その消去や修正も自在である。従って、紙を消費す
ることなく書類の作成や蓄積を実現することができる。
【0004】特開平61−296421号公報では、光
学的に読取可能なコードシンボルを座標板上にマトリッ
クス状に並べ、それを読むことによって座標情報を取得
する技術が開示されている。特開平7−141104号
公報にも、同様の技術内容が開示されている。
【0005】一方、紙面にファイル情報(ファイル名な
ど)をバーコードで印刷しておいて、タブレット上で加
筆する際に紙面上のバーコードを読み取って、文書の編
集を行う技術が、特開平7−244657号公報に開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−101
864号公報では、文字やイメージなどの各種情報を見
うる状態で保存する手段として、伝統的な紙に記録する
手段と、ディスプレイとメモリを有するコンピュータに
記録する手段との一長一短を考慮して、両者の利点を併
せた技術を提案している。つまり、媒体にはコンピュー
タで作成された、あるいは、手書き入力された情報が、
何度も書き換えが可能で(つまり、紙のように消費をし
ない)、その情報はメモリヘ蓄積されたり、外部へ出力
されたり、外部から入力されたり、コンピュータが処理
することが可能なデジタル情報として処理ができる装置
について開示している。
【0007】ところが、ユーザビリティの観点からみる
と、すでに情報が書き込まれ、または印字されている複
数枚の情報表示媒体をタブレットにのせて、その文書の
上に加筆入力するようなものでは、情報表示媒体を持ち
歩く場合でもタブレットを随時携帯する必要があり不便
になる。
【0008】また、個人のパーソナル的な使い方として
は、伝統的な紙に筆記具で書く場合と同等な利便性と機
能性の実現が必要となる。しかし、タブレットを用いる
筆記作業は、紙に筆記具で書く場合とは異なった感触と
なり、ユーザにとって違和感のあるものとなる。
【0009】これらの不具合は、前記特開昭61−29
6421号公報や、特開平7−141104号公報に開
示の技術についても同様である。
【0010】特開平7−244657号公報に開示の技
術では、タブレット上で加筆する際に紙面上のバーコー
ドを読み取って文書の編集を行うものであるが、編集の
際に、紙面上のバーコードをいちいち読み込んでから行
う必要があり面倒であるという不具合がある。
【0011】この発明の目的は、オフィスワークの中
で、会議や文書チェック、創造的活動等の、データが印
刷されている複数枚の媒体を使って作業または仕事をす
るような状況で、従来のようなタブレットを使用せず
に、媒体の加筆前情報に対して加筆記入した情報をリア
ルタイムに関連付けることができる技術を提供すること
である。
【0012】この発明の別の目的は、媒体上の座標を精
緻に検出できるようにすることである。
【0013】この発明の別の目的は、媒体の加筆前情報
を容易に特定して、当該加筆前情報に対して加筆記入し
た情報をリアルタイムに関連付けることができる技術を
提供することである。
【0014】この発明の別の目的は、媒体の加筆前情報
を特定して、当該加筆前情報に対して加筆記入した情報
をリアルタイムに関連付けることができる技術を提供す
ることである。
【0015】この発明の別の目的は、色別の筆記軌跡を
記録できるようにすることである。
【0016】この発明の別の目的は、紙資源を節約する
ことができるようにすることである。
【0017】この発明の別の目的は、媒体を見やすくす
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、人が手に持って筆記動作を行うことができる装置本
体と、この装置本体に設けられ、媒体上に形成されたコ
ードシンボルを光学的に読み取る画像読取装置と、この
読み取ったコードシンボルをデコードするデコード手段
と、前記画像読取装置が読み取った画像中における前記
コードシンボルの位置、向きおよび歪み量のうち少なく
ともひとつを算出する歪み量等算出手段と、前記デコー
ド後の情報に含まれている前記媒体上の座標を示す座標
情報および前記媒体の別を示す情報である文書情報との
うち少なくとも前者と、前記コードシンボルの位置、向
きおよび歪み量のうち少なくともひとつとに基づいて、
前記媒体上での所定の点の位置を検出する座標検出手段
と、を備えている座標入力装置である。
【0019】したがって、媒体上で筆記した軌跡の座標
を検出することができるので、媒体の加筆前情報に対し
て加筆記入した情報をリアルタイムに関連付けること
が、タブレットを使用せずに可能となる。また、媒体上
の座標を示すコードシンボルをデコードした情報に加え
て、コードシンボルの位置、向きおよび歪み量のうち少
なくともひとつを用いて媒体上の所定の点の位置を検出
するので、媒体上の座標を精緻に検出することができ
る。
【0020】請求項2に記載の発明は、人が手に持って
筆記動作を行うことができる装置本体と、この装置本体
に設けられ、媒体上に形成されたコードシンボルを光学
的に読み取る画像読取装置と、この読み取ったコードシ
ンボルをデコードするデコード手段と、前記画像読取装
置で読み取った画像中に存在する前記媒体上で前記コー
ドシンボルの周囲に配置された当該コードシンボルとは
別種である複数のシンボル図形の前記媒体上および前記
画像上の座標を算出するシンボル図形算出手段と、この
シンボル図形算出手段で算出したシンボル図形の座標と
前記デコード後の情報に含まれている前記媒体上の座標
を示す座標情報とに基づいて、前記媒体上での所定の点
の位置を検出する座標検出手段と、を備えている座標入
力装置である。
【0021】したがって、媒体上で筆記した軌跡の座標
を検出することができるので、媒体の加筆前情報に対し
て加筆記入した情報をリアルタイムに関連付けること
が、タブレットを使用せずに可能となる。また、媒体上
の座標を示すコードシンボルをデコードした情報に加え
て、コードシンボルの周囲に配置された当該コードシン
ボルとは別種である複数のシンボル図形の座標も用いて
媒体上の所定の点の位置を検出するので、媒体上の座標
を精緻に検出することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、人が手に持って
筆記動作を行うことができる装置本体と、この装置本体
に設けられ、媒体上に形成されたコードシンボルを光学
的に読み取る画像読取装置と、この読み取ったコードシ
ンボルをデコードするデコード手段と、前記画像読取装
置で読み取った画像中に含まれる複数の前記コードシン
ボルの当該画像中における座標を検出するコードシンボ
ル検出手段と、この複数のコードシンボルの画像中にお
ける座標および当該複数のコードシンボルについての前
記デコード後の情報に含まれている前記媒体上の座標を
示す座標情報とに基づいて、前記媒体上での所定の点の
位置を検出する座標検出手段と、を備えている座標入力
装置である。
【0023】したがって、媒体上で筆記した軌跡の座標
を検出することができるので、媒体の加筆前情報に対し
て加筆記入した情報をリアルタイムに関連付けること
が、タブレットを使用せずに可能となる。また、媒体上
の座標を示すコードシンボルをひとつだけデコードした
情報のみならず、複数のコードシンボルをデコードした
情報と、その複数のコードシンボルの画像中における座
標も用いて、媒体上の所定の点の位置を検出するので、
媒体上の座標を精緻に検出することができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の座標入力装置において、前記装置
本体の先端部に設けられて前記媒体上に加筆するための
筆記具と、この筆記具で加筆した内容の色に関する情報
である色情報と前記座標情報とを関連付けて処理するデ
ータ処理手段と、を備えている。
【0025】したがって、色別の筆記軌跡を記録するこ
とができる。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の座標入力装置において、前記媒体
上に予め印刷されている所定のデータを記憶する第1の
記憶手段と、特定の前記媒体に関して取得した前記座標
情報および前記色情報を前記第1の記憶手段に記憶され
ている前記所定のデータに付加する付加手段と、を備え
ている。
【0027】したがって、媒体の加筆前情報に対して加
筆記入した情報をリアルタイムに関連付けることがタブ
レットを使用せずに可能となる。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の座標入力装置において、プリンタ
と、このプリンタで前記媒体上に所定のデータの印刷を
行うときは、前記媒体から取得した前記文書情報と前記
所定データを識別する情報である識別情報とを関連付け
処理する関連付け処理手段と、前記所定のデータを記憶
する第1の記憶手段と、前記関連付け処理された情報を
記憶する第2の記憶手段と、を備えている。
【0029】したがって、媒体の加筆前情報を容易に特
定して、当該加筆前情報に対して加筆記入した情報をリ
アルタイムに関連付けることがタブレットを使用せずに
可能となる。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の座標入力装置において、特定の前記媒体に関して前記
文書情報、前記座標情報および前記色情報を取得したと
きは、その取得した文書情報と前記第2の記憶手段に記
憶されている情報とを照合することで前記第2の記憶手
段に記憶されている前記所定データを特定し、その特定
された前記所定データに前記取得がなされた座標情報お
よび色情報を付加する付加手段を備えている。
【0031】したがって、媒体の加筆前情報を特定し
て、当該加筆前情報に対して加筆記入した情報をリアル
タイムに関連付けることがタブレットを使用せずに自動
的に可能となる。
【0032】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれかの一に記載の座標入力装置と、その表面上にコ
ードシンボルが形成された媒体と、を備え、前記コード
シンボルは、前記媒体上での座標を示す座標情報および
前記媒体の別を示す文書情報のうち少なくとも前者をエ
ンコードしたものである情報処理システムである。
【0033】したがって、請求項1〜7のいずれかの一
に記載の発明と同様の作用を奏することができる。
【0034】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載
の座標入力装置と、その表面上にコードシンボルおよび
当該コードシンボルの周囲に配置された当該コードシン
ボルとは別種である複数のシンボル図形が形成された媒
体と、を備え、前記コードシンボルは、前記媒体上での
座標を示す座標情報および前記媒体の別を示す文書情報
のうち少なくとも前者をエンコードしたものである情報
処理システムである。
【0035】したがって、請求項2に記載の発明と同様
の作用を奏することができる。
【0036】請求項10に記載の発明は、請求項1〜7
のいずれかの一に記載の座標入力装置と、その表面上に
コードシンボルが形成された媒体と、を備え、前記コー
ドシンボルは、前記媒体上における文書の論理的な位置
情報である座標情報および前記媒体の別を示す文書情報
のうち少なくとも前者をエンコードしたものである情報
処理システムである。
【0037】したがって、文書の論理的な位置情報を検
出して、媒体の加筆前情報に対して加筆記入した情報を
リアルタイムに関連付けることがタブレットを使用せず
に可能となる。
【0038】請求項11に記載の発明は、請求項8〜1
0のいずれかの一に記載の情報処理システムにおいて、
前記媒体は、支持体上に、前記コードシンボルを形成し
たコードシンボル層と、書き換え可能に筆記することが
できる記録層とを形成している。
【0039】したがって、媒体は書き換え可能に筆記す
ることができるので、紙資源を節約することができる。
【0040】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の情報処理システムにおいて、
前記コードシンボルは不可視である。
【0041】したがって、コードシンボルは不可視であ
るので、媒体が見やすくなる。
【0042】請求項13に記載の発明は、その表面上に
コードシンボルおよび当該コードシンボルの周囲に配置
された当該コードシンボルとは別種である複数のシンボ
ル図形が形成されていて、前記コードシンボルは、前記
媒体上での座標を示す座標情報および前記媒体の別を示
す文書情報のうち少なくとも前者をエンコードしたもの
である媒体である。
【0043】したがって、請求項2に記載の座標入力装
置などを用いて、請求項2に記載の発明と同様の作用を
奏する。
【0044】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態である情報処理システムを発明の実施の
形態1として説明する。
【0045】図1は、この情報処理システムで用いる媒
体1の平面図である。媒体1には、人間が視覚的に読み
取り可能な状態で文書が記録されており、一般的には、
紙、布、プラスチック等で構成され、シート状である。
符号2は、人間が読み取り可能な文書そのものであり、
文字、図、表などである。符号3は、光学的に読み取り
可能なコードシンボル3であり、詳しくは後述するが、
一般にはバーコード、2次元コード等である。
【0046】文書2とコードシンボル3のインクの吸光
波長または発光波長を互いに重ならないようにして、文
書2を人間が視覚的に読み取り可能な波長域に、コード
シンボル3を人間にとっては読み取り不可能であるが、
光学的には読み取り可能な波長域で印刷した場合、文書
2とコードシンボル3を重ねて印刷し、かつ、独立して
読み取ることができる。人間に不可視のインクとして
は、例えば、目立マクセル社製のステルスインクがあ
り、これには熱転写プリンタ用のシートも用意されてい
る。これは人間にはほとんど見えず、赤外領域で光学的
に読み取り可能である。一方、逆に赤外領域では、透明
な黒色インクも市販されているので、これらのインクを
用いて市販の熱転写方式プリンタを用いれば、人間にと
って可視の文書2と不可視のコードシンボル3とをプリ
ンタで印刷することが容易に可能となる(不可視のイン
ク材料については詳細を後述する)。
【0047】図1の例では、コードシンボル3はマトリ
クス状に並べられている。コードシンボル3には、媒体
1のコードシンボル3が印刷されている面におけるコー
ドシンボル3の座標を意味するマークがエンコードされ
ている。例えば、図1の左上のコードシンボル3aは
「0101」がエンコードされ、コードシンボル3bは
「0102」、コードシンボル3cは「0103」、コ
ードシンボル3dは「0201」とエンコードされてい
る。あるいは他の例としてコードシンボル3aの部分が
「aa」、コードシンボル3bの部分が「ab」、コー
ドシンボル3cの部分が「ac」、コードシンボル3d
の部分が「ba」とエンコードされていてもよい。この
ように複数のコードシンボル3が各々一意的に識別でき
るならば何でもよく、また配置にも特に制約はないが、
図1のように、規則的にエンコードし、かつ、規則的に
コードシンボル3を配置するのが望ましい。
【0048】より具体的に例をあげると、紙面の左上を
原点とし、右および下方向にx軸およびy軸をとる。こ
こで、x軸、y軸の、(10mm,10mm)の位置に
「0101」のコードシンボル3の中心がくるように配
置し、(10mm,20mm)の位置には「0102」の
コードシンボル3、(20mm,10mm)の位置に「0
201」のコードシンボル3を配置する。
【0049】また、光学的に読み取り可能なコードシン
ボル3として、図1には、QRコードの例を示している
が、同様なコードシンボル3としては他にもいくつか周
知であるものがあり、例えば、CodeOne,Azt
ecCode,MaxiCode等を用いることができ
る。また1次元のバーコードや独自コードを用いてもよ
い。
【0050】さらに、コードシンボル3としてエンコー
ドされている情報は、媒体1上の物理的な位置を意味す
るものではなく、文書の論理的な位置を意味するもの、
例えば第1章第2節第5段落第6文字目といったことを
意味する「01020506」のようなものでも構わな
い。
【0051】コードシンボル3は媒体1のなるべく広い
範囲に記録することが望ましいが、必ずしも全面に記録
する必要はない。例えば、プリンタで印刷する場合、紙
面の周囲は印字できない範囲である場合が多い。このよ
うなとき、このような部分に必ずしも印刷する必要はな
い。
【0052】図1の例では、コードシンボル3には、媒
体1の表面上における位置を示す座標情報のみがエンコ
ードされているが、これに加えて、文書2を一意的に識
別するための情報である文書情報もエンコードして記録
するのが望ましい。文書を一意的に識別する文書情報と
しては、例えば、ファイル名の情報や、ドライブ名、デ
ィレクトリ名およびファイル名を合わせた情報や、UR
L等がある。どの範囲の情報をエンコードするかは、使
用目的に応じて定めればよい。この文書情報をエンコー
ドしたコードシンボル3は、座標情報を表すコードシン
ボル3とは別に媒体1に配置してもよいが、座標情報を
表すコードシンボル3に同時にエンコードすることもで
きる。
【0053】例えば、コードシンボル3aを「c:\MyFil
e\Patent.doc0101」をエンコードしたものとし、コード
シンボル3bを「c:\MyFi1e\Patent.docO102」をエンコ
ードしたものとするように、文書情報および座標情報を
1つのコードシンボル3にエンコードしてもよい。例え
ばQRCODEの場合、この程度の情報量は数ミリ角く
らいのサイズになるので、両者を併せても十分エンコー
ド可能である。
【0054】図2は、この情報処理システムで用いる座
標入力装置4の概略構成を示すブロック図である。図2
に示すように、この座標入力装置4は、人が手に持って
筆記動作を行うことができる筆記具状の装置本体7を備
えている。この装置本体7の先端部5には、必要であれ
ば、筆記具、すなわち、ボールペン、シャープペンシル
の先端部部分等を取り付けて、現実に筆記可能としても
よい。装置本体7の側部などに設けられた画像読取装置
6は、例えば、CCDなどの光電変換素子6aと、レン
ズなどからなる光学系6bとから構成されていて、媒体
1上の画像を読み取る装置である。なお、画像読取装置
6には、必要に応じて照明を設けることができる。
【0055】装置本体7には、マイコン8が搭載されて
いて、このマイコン8には、画像読取装置6が接続され
ている。画像読取装置6で読み取った媒体1上の画像に
基づいた各種処理がマイコン8でなされる。すなわち、
読み取ったコードシンボル3をデコードし、読み取った
画像上におけるコードシンボル3の位置、向き、歪み量
を検出する(詳細は後述する)。これにより、デコード
手段、歪み量等算出手段を実現している。また、マイコ
ン8は装置本体7の外部のPCなどの情報処理装置9と
接続可能であり、マイコン8内に蓄積したデータを情報
処理装置9に出力可能である。なお、マイコン8を装置
本体7に搭載するのに代えて、画像読取装置6を情報処
理装置9と接続し、マイコン8で行う前記処理を情報処
理装置9で実行するようにしてもよい。なお、図2で
は、画像読取装置6、マイコン8などに電力を供給する
電源や、マイコン8と情報処理装置9とのインターフェ
イスなどは図示を省略している。
【0056】装置本体7には、先端部5の部分が筆記面
に接触しているかどうかを検出する装置を設けるのが望
ましい。すなわち、先端部5部分をペン軸に沿った方向
に可動とし、先端部5が筆記面に接触することにより先
端部5部分が移動し、それを機械的にまたは導電性の変
化等により検出する技術は、既にタブレットのペン等に
適用されている技術としては周知である。
【0057】図3は、座標入力装置4で図1のような媒
体1を読み取った画像例である。座標入力装置4による
撮影範囲を、コードシンボル3の幅の少なくとも倍以上
にしておけば、少なくとも1つのコードシンボル3は画
像の読み取り範囲内に入る。ここで、例えば、図3の枠
11内のコードシンボル3を読み取り、それに含まれて
いる座標情報をマイコン8でデコードした結果が「01
02」と得られれば、座標入力装置4は、少なくとも図
3に示す四角の枠11の大きさの精度で媒体1上の座標
位置を検出することができる(なお、かかる技術につい
ては、特開昭61−296421号公報も参照)。
【0058】しかし、これでは解像度が数ミリ〜1cm
と非常に小さく、実用上は問題がある。あるいは解像度
を高くするためにコードシンボル3を小さくするために
は、コードシンボル3を印刷するプリンタや画像読取装
置6の精度を向上させる必要があり、かつ大量のコード
シンボル3を用いるためには印刷のコストがかかり、現
実的ではない。
【0059】そこで本発明の実施の形態では、図3に示
すような画像をマイコン8で処理して、この画像内のコ
ードシンボル3の位置、向き、歪み量を検出する。すな
わち、コードシンボル3内に座標情報のデータ領域のほ
か、位置、向き、歪み量を検出しやすいような特殊なパ
ターン領域を設ければよい。例えば、図4は、QRコー
ドであるが、3ヶ所ある特殊領域a,b,cをそれぞれ
探し出し、それぞれの位置や互いの位置関係、サイズ比
較等により、コードシンボル3全体の画像上における、
位置、向き、歪み量が検出できる。
【0060】ここで、説明の簡易化のため、画像上にお
ける中心点が先端部5の位置であり、かつ、紙面に対し
て垂直であると仮定して以下の説明を行う。図5に示す
画像が得られたとすると、この画像で2次元コードをデ
コードすると、図5のコードシンボル3がデコードさ
れ、例えば「0102」という座標情報が得られる。
【0061】一方、説明のため、画像とコードシンボル
3の位置関係を図示したものを図6に示す。この図6で
は、画像12の中心とコードシンボル3の中心が一致し
ている(すなわち両中心間のオフセットが0である)例
を示している。コードシンボル3の印刷位置は既知であ
るので、例えば座標情報が「0102」のコードシンボ
ル3の中心が紙面の左上から(10mm,20mm)と
得られる。一方、画像12の中心とコードシンボル3の
中心が一致しているので、先端部5は紙面座標における
(10mm,20mm)の位置にあると求めることがで
きる。
【0062】また、図7は、撮像された画像12の別の
例である(図5の別の例)。図8は、図6に相当する別
例である。この図7、図8に示す例では、コードシンボ
ル3の位置は、撮影画像の中心にはなく、コードシンボ
ル3の中心と撮影画像の中心とは、オフセット値d,e
を持っている。撮影画像上のオフセット量、例えば画素
数値は求めることができる。さらにコードシンボル3の
実寸が既知であるので、オフセット値d,eの実寸を求
めることができる。例えば、オフセット値が(2mm,
5mm)と求まれば、先端部5の座標は(12mm,1
5mm)と求めることができる。
【0063】図5、図7の例は、説明の簡易化のための
理想的な画像であったが、一般的には、画像読取装置6
で読み取られる画像は、コードシンボル3が傾いたり、
歪んだりした画像となる。コードシンボル3を外枠での
み図示した画像12が図9である。このとき、画像中に
おけるコードシンボル3の傾きαにより装置本体7の回
転量が求まる。また、コードシンボル3の歪fにより、
装置本体7の傾き量がわかる。さらに、先端部5の位置
は画像12の中心とは限らないが、画像12と先端部5
の位置関係は一定であるので、これも求めることができ
る。したがって、コードシンボル3をデコードしたデー
タと、コードシンボル3の位置、傾き、歪み量の各量の
計算値より、先端部5の位置をより正確に求めることが
でき、これにより座標検出手段を実現することができ
る。
【0064】このような座標入力装置4を用い、媒体1
上での先端部5の位置の検出を連続的に行えば、媒体1
上での先端部5の移動軌跡を求めることができる。ま
た、前記のような先端部5が筆記面に接触しているかど
うかを検出する装置を設ければ、装置本体7で媒体1上
に筆記を行ったときの筆記軌跡を求めることができる。
そのときの筆記軌跡のデータは、マイコン8の記憶装置
に記憶させる。また、前記のようにマイコン8を設けな
い場合は、情報処理装置9の記憶装置に記憶する。
【0065】さて、コードシンボル3は、前記のよう
に、文書2を一意的に識別できるデータである文書情報
をエンコードしていることが望ましい。そのときに、座
標情報を表すコードシンボル3とは別に、文書情報を表
すコードシンボル3を付加する場合、まず、座標入力装
置4の画像読取装置6を用いて、文書情報を読み取り、
その後、筆記動作を行う。すると、座標入力装置4に
は、例えば、「c:\MyDocument\Patent.doc」「1O,10」
「10,11」「10,12.5」「11,14」…のように、文書情報
と座標情報とが入力される。これは、筆記動作後に文書
情報を読み取っても同様である。
【0066】また、座標情報を表すコードシンボル3
に、文書情報を付加してある場合、座標入力装置4に
は、例えば、「c:\MyDocument\Patent.doc,1O,10」「c:
\MyDocument\Patent.doc,10,11」「c:\MyDocument\Pate
nt.doc,10,12.5」「c:\MyDocument\Patent.doc,11,14」
のように、座標情報と文書情報を合わせた情報が入力さ
れる。なお、先端部5が筆記面から離れたときには、所
定のセパレータデータを挿入するようにすればよい。
【0067】さらに、媒体1に対する筆記を開始する前
に、装置本体7で使用する筆記のインクの色情報を事前
に検出するようにしてもよい。この場合、筆記を開始す
ると、検出している文書情報や座標情報に、その前に検
出した色情報を添付することによって、実際に筆記した
文字や図形などの形だけではなく、筆記に用いた色まで
再現させることができる。
【0068】例えば、今使用するインクの色が赤である
とする。装置本体7で使用するインクカートリッジを赤
に替えたときに、赤インクであると座標入力装置4が検
出することができるようにする。例えば、インクカート
リッジには赤であるというマーク等が付けてあり、これ
を装置本体7に取り付けることで、装置本体7側に設け
てある図示しないセンサで検出するようにすることがで
きる。次に前記したように、座標入力装置4で、「c:\M
yDocument\Patent.doc」「10,10」「10,11」「10,12.
5」「11,14」…のように文書情報や座標情報が取得され
ると、座標入力装置4では、このデータに色情報を付加
したデータとする。これにより、データ処理手段を実現
している。これは、例えば、「red\c:\MyDocument\Pate
nt.doc,10,10」(または「c:\MyDocument\Patent.doc,re
d,10,10」)「red\c:\MyDocument\Patent.doc,10,11」
「red\c:\MyDocument\Patent.doc,10,12.5」「red\c:\M
yDocument\Patent.doc,11,14」となる。
【0069】以上のようにして得られた座標情報、文書
情報、色情報は、マイコン8の記憶装置に格納され、マ
イコン8から情報処理装置9に転送される。情報処理装
置9には媒体1の元文書である文書2の文書データが予
め情報処理装置9のハードディスクなどに記憶されてい
る。これにより第1の記憶手段を実現している。そし
て、装置本体7により媒体1上で筆記した内容を文書2
にあたかも加筆するかのように、文書2の文書データに
前記の座標情報、文書情報、色情報を付加するように文
書2の文書データを更新する。これにより、付加手段を
実現している。
【0070】いずれの場合でも、元文書を一意的に識別
できかつ筆記軌跡が求まるので、これらの情報を元文書
に自動的に付加するのは容易である。文書名等の文書情
報から電子的な元文書を読み出し、その文書に座標情報
による筆記軌跡、さらに色情報を付加すればよい。座標
入力装置4より前記の座標情報、文書情報、色情報を得
て、元文書に付加するような電子文書編集のシステムは
容易に構築することができるし、また周知のいわゆるワ
ードプロセッサソフトを用いても、そのマクロ機能を用
いれば容易に実現できる。
【0071】なお、元文書への筆記軌跡の加筆を行う前
記の処理は、必ずしもリアルタイムに行う必要はなく、
例えば、マイコン8内のメモリに一旦蓄え、後でマイコ
ン8と情報処理装置9を接続し、元文書へ加筆を実行す
るようにしてもよい。このとき、いきなり元文書への加
筆を行うのではなく、情報処理装置9の操作者に確認を
求めてから行うようにするのが望ましい。さらに、加筆
を行う元文書も情報処理装置9の操作者が情報処理装置
9の操作により選択可能とするのが望ましく、この場合
はコードシンボル3に元文書を識別する文書情報がない
場合でも、適切な元文書を選び出して加筆を行うことが
可能である。
【0072】次に、媒体1として、書換え可能な媒体1
を用いる場合について、図10を参照して説明する。こ
の媒体1は、支持体13を有しており、この支持体13
上に、コードシンボル3が埋め込まれているコードシン
ボル層14、記録層15、中間層16、保護層17が順
次積層されている。この支持体13は、熱伝導性が良好
な白色の樹脂からなり、中間層16、保護層17は、透
光性の良好な無色の樹脂からなる。
【0073】また、図11に示すように、与えた熱を有
効に利用するため、支持体13と記録層15との間に断
熱性の下引き層18を設けることができる。下引き層1
8は、有機または無機の微小中空体粒子を、バインダ樹
脂を用いて塗布することにより形成できる。筆記軌跡を
示す座標情報や、文書の所在、文書名、ぺ一ジなどを示
す文書情報を有するコードシンボル3層は、下引き層1
8中に設けている。さらに、支持体13と記録層15の
接着性の改善や、支持体13への記録層材料の浸透防止
を目的としたアンダーコート層を設けることもできる。
【0074】このコードシンボル3は前記したように不
可視インクで形成されている(不可視の材料については
詳細を後述)。ここで用いられているコードシンボル3
については、座標情報の他に、文書のID用として多種
多様にわたる文書を分類する必要がある場合は、前記し
たようなバーコードでは分類数が不足してしまうので、
2次元コードを使用する。2次元へ拡大することによ
り、20桁程度のコードを生成することができるので、
全世界で使用している媒体1の数に対して、絶対的な識
別番号(例えば通し番号)を文書情報として付けること
も可能となる。つまり一度作成した文書のIDが固定さ
れて、世界に1つしかないIDの付いた文書、つまり、
世界で1つしかない文書とすることができる。また、前
記したような可視光以外の光を反射して使用者が見えに
くくなる不可視材料を使用し、文書のIDが即座に判別
しないようにしてセキュリティを高めるようにすること
ができる。
【0075】この場合に、媒体1の作成時に絶対的な識
別番号を文書情報として付すので、実際に媒体1をプリ
ンタで印刷する場合に、印刷したい文書2の文書データ
を識別する情報である識別情報(例えば、「c:\MyDocum
ent\Patent.doc」)と、絶対的な識別番号である文書情
報の関連付けを行う必要がある。そうすれば、どの媒体
1に何の文書2を印刷したかがわかり、本情報処理シス
テムで編集した後、元文書に加筆することが可能とな
る。つまり、「123456」という文書情報がついた媒体1
に対して、情報処理装置9に接続されたプリンタ10
(図2参照)を用いて、「c:\MyDocument\Patent.doc」
という識別情報の文書2を印刷すれば、情報処理装置9
で自動的に、「123456」と「c:\MyDocument\Patent.do
c」の関連付けを行うことが可能になる。これにより関
連付け処理手段を実現している。この関連付けられたデ
ータと、媒体1に印刷された文書2の文書データとは、
情報処理装置9のハードディスクなどに記憶される。こ
れにより第1、第2の記憶手段を実現している。したが
って、印刷後の媒体1に座標入力装置4で筆記を行った
ときは、画像読取装置6で読み取った文書情報と情報処
理装置9に記憶されている前記の関連付けがなされた情
報とが照合されて、媒体1に印刷された文書2の文書デ
ータが呼び出され、その文書データに画像読取装置6で
読み取った座標情報や色情報が自動的に付加されるよう
に、文書データは更新される。これにより付加手段を実
現している。
【0076】次に、前記したように、座標入力装置4に
赤インクを用いて、媒体1の番号である文書情報と、座
標情報とが、「123456」「1O,10」「10,11」「10,12.
5」「11,14」…のように入力されると、座標入力装置4
では、次のようなデータが作成される。つまり、色情
報、文書情報、座標情報とからなる、「red\123456,10,
10」(または「123456,red,10,10」)「red\123456,10,1
1」「red\123456,10,12.5」「red\123456,11,14」…で
ある。これらが情報処理装置9に転送されると、前記の
ように関連付けられた情報「123456」と「c:\MyDocumen
t\Patent.doc」とにより元文書を指定して、元文書「c:
\MyDocument\Patent.doc」上に赤色で加筆情報を上書き
させることができる。以上説明した処理は、情報処理装
置9に接続されたプリンタ10自身で行ってもよいし、
情報処理装置9で行わせてもよい。
【0077】記録層15は、情報の可視的表示を可逆的
に行うことができる可逆性記録層であり、感熱方式、磁
気記録方式、フォトクロミック記録方式、エレクトロク
ロミック方式等が利用できる。特に、本発明の実施の形
態においては、感熱記録方式、すなわち、熱エネルギー
により可逆的に光学特性が変化し、可視情報の記録およ
び消去が可能である記録層15が望ましいものとして挙
げられる。熱エネルギーによる書込みは、例えば熱昇華
型のプリンタで印字することが容易である。
【0078】この熱エネルギーにより可逆記録が行える
材料としては、少なくとも、ロイコ染料と顕色剤を含む
記録層、有機低分子化合物の粒子を含有する樹脂層、さ
らに、低分子または高分子液晶化合物を含む記録層から
構成される可逆性記録層が望ましいものとして挙げられ
る。ロイコ染料と顕色剤を含む可逆性記録層は、例えば
樹脂バインダ中にロイコ染料および顕色剤を分散させる
ことにより形成することができる。ロイコ染料として
は、例えばフタリド系化合物、アサフタリド系化合物、
フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、ロイコ
オーラミン系化合物など公知の染料前駆体が挙げられ
る。具体的には、特開平5−124360号公報に記載
の公知のロイコ染料が使用できる。顕色剤は、分子内に
ロイコ染料を発色させる顕色能を有する構造、例えばフ
ェノール性水酸基、カルボン酸基、リン酸基等と、分子
間の凝集力を制御する構造、例えば長鎖炭化水素基が連
結した構造をもつ化合物である。連結部分にはヘテロ原
子を含む2価の基を介していてもよく、また、長鎖炭化
水素基中にもヘテロ原子を含む2価の基または芳香族炭
化水素基が含まれていてもよい。具体的には、特開平5
−124360号公報等に記載されている公知の顕色剤
が使用できる。
【0079】記録層15は、少なくともロイコ染料と顕
色剤を含む樹脂層からなり、記録層を形成する樹脂とし
ては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビ
ニル酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリ
ビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニ
レンオキシド、フッソ樹脂、ポリイミド、ポリアミド、
ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリスチ
レン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエス
テル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリアクリ
ル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、(メタ)アク
リル酸エステル系共重合体、マレイン酸系共重合体、エ
ポキシ樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリプロピレンオキサイド、メチルセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、デンプン、ゼラチン、カゼイン
類等を挙げることができる。
【0080】また記録層15の皮膜の強度を上げること
を目的に、各種硬化剤、架橋剤を添加することもでき
る。このような硬化剤、架橋剤の例としてイソシアネー
ト基をもつ化合物、ポリアミドエピクロロヒドリン樹
脂、エポキシ基をもつ化合物、グリオキザール、ジルコ
ニウム化合物等を挙げることができる。さらに電子線硬
化性あるいは紫外線硬化性バインダを用いて記録層を設
けることもできる。かかるバインダとしてはエチレン性
不飽和結合を有する化合物が挙げられる。
【0081】これらの具体例としては、 1.脂肪族、脂環族、芳香族の多価アルコールおよびポ
リアルキレングリコールのポリ(メタ)アクリレート 2.脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族の多価アルコ
ールにポリアルキレンオキサイドを付加させた多価アル
コールのポリ(メタ)アクリレート 3.ポリエステルポリ(メタ)アクリレート 4.ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート 5.エポキシポリ(メタ)アクリレート 6.ポリアミドポリ(メタ)アクリレート 7.ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸エス
テル 8.(メタ)アクリロイル基を側鎖、または末端に有する
ビニル系またはジエン系化合物 9.単官能(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン、
(メタ)アクリロイル化合物 10.エチレン性不飽和結合を有するシアノ化合物 11.エチレン性不飽和結合を有するモノあるいはポリ
カルボン酸およびそれらのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、アミン塩等 12.エチレン性不飽和(メタ)アクリルアミドまたはア
ルキル置換(メタ)アクリルアミドおよびその多量体 13.ビニルラクタムおよびポリビニルラクタム化合物 14.エチレン性不飽和結合を有するモノあるいはポリ
エーテルおよびそのエステル 15.エチレン性不飽和結合を有するアルコールのエス
テル 16.エチレン性不飽和結合を有するポリアルゴールお
よびそのエステル 17.スチレン、ジビニルベンゼン等、1個以上のエチ
レン性不飽和結合を有する芳香族化合物 18.(メタ)アクリロイルオキシ基を側鎖、または末端
に有するポリオルガノシロキサン系化合物 19.エチレン性不飽和結合を有するシリコーン化合物 20.前記1〜19記載の化合物の多量体あるいはオリ
ゴエステル(メタ)アクリレート変成物 等が挙げられる。
【0082】紫外線硬化性バインダを用いて記録層15
を形成する場合には、光重合開始剤を混合して用いる。
光重合開始剤としては、ジあるいはトリクロロアセトフ
ェノンのようなアセトフェノン類、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノン、ミヒラー
ケトン、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、テトラメチルチウラムモノサ
ルファイト、チオキサントン類、アゾ化合物、ジアリー
ルヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、ビス
(トリクロロメチル)トリアジン化合物等が挙げられる。
【0083】これらのロイコ染料および顕色剤を用いた
記録層15は、図12に示すプロセスで発色・消色す
る。初期の消色状態(A)を加熱すると、温度T1以上
でロイコ染料と顕色剤が溶融混合して発色し(B)、こ
の状態を急冷すると発色状態のまま固定される(C)。
発色状態(C)を加熱していくと、発色温度T1より低
い温度T2で消色し(D)、冷却すれば初期と同様の消
色状態となる。また、記録層15が有機低分子化合物の
粒子を含有する樹脂層は、温度に依存してその透明度が
可逆的に変化する記録層であり、この記録層15の光散
乱性が温度に依存して可逆的に変化する性質を利用し構
成される。
【0084】記録層15に用いられる樹脂は、有機低分
子物質を均一に分散保持した層を形成すると共に、最大
透明時の透明度に影響を与える材料である。このため樹
脂母材は透明性がよく、機械的に安定で、かつ、成膜性
のよい樹脂が望ましい。このような樹脂としては、ポリ
塩化ビニル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−
アクリレート共重合体等の重化ビニル系共重合体;ポリ
塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合
体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩
化ビニリデン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;
ポリアクリレートまたはポリメタクリレートあるいはア
クリレート−メタクリレート共重合体;シリコン樹脂等
が挙げられる。これらは単独で或いは2種以上混合して
使用される。
【0085】記録層15に用いられる有機低分子化合物
としては、一般に融点30〜200℃、好ましくは50
〜150℃程度のものが使用される。このような有機低
分子化合物としてはアルカノール;アルカンジオール;
ハロゲンアルカノールまたはハロゲンアルカンジオー
ル;アルキルアミン;アルカン;アルケン;アノレキ
ン;ハロゲンアルカン;ハロゲンアルケン;ハロゲンア
ルキン;シクロアルカン;シクロアルケン;シクロアル
キン;飽和または不飽和モノまたはジカルボン酸または
これらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;飽和ま
たは不飽和ハロゲン脂肪酸またはこれらのエステル、ア
ミド又はアンモニウム塩;アリルカルボン酸またはそれ
らのエステル、アミド又はアンモニウム塩;ハロゲンア
リルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド又はア
ンモニウム塩;チオアルコール;チオカルボン酸または
それらのエステル、アミンまたはアンモニウム塩;チオ
アルコールのカルボン酸エステル等が挙げられる。これ
らは単独で又は2種以上混合して使用される。これらの
化合物の炭素数は、10〜60、好ましくは10〜3
8、特に10〜30がよい。エステル中のアルコール基
部分は飽和していても飽和していなくてもよく、またハ
ロゲン置換されていてもよい。
【0086】いずれにしても、有機低分子化合物は分子
中に酸素、窒素、硫黄およびハロゲンの少なくとも1
種、例えば−OH、−COOH、―CONH、−COO
R、−NH−、−NH2、−S−、−S−S−、−O
−、ハロゲン等を含む化合物であることが望ましい。さ
らに、透明化できる温度の巾を広げるには、上記の有機
低分子化合物を適宜組合せるか、または、そうした有機
低分子化合物と融点の異なる他の材料とを組合せればよ
い。これらは、例えば、特開昭63−39378号、特
開昭63-130380号などの公報や、特願昭63−
14754号、特願平1−140109号などの明細書
で明らかにされているが、これらに限定されるものでは
ない。
【0087】これらの有機低分子と樹脂とからなる記録
層15は、図13に示すプロセスで透明・白濁する。熱
による透明度の変化を表わしている図13において、樹
脂およびこの樹脂中に分散された有機低分子化合物を主
成分とする可逆記録層は、例えばT0以下の常温では白
濁不透明状態にある。これを温度T2に加熱すると透明
になり、この状態で再びT0以下の常温に戻しても透明
のままである。更にT3以上の温度に加熱すると、最大
透明度と最大不透明度との中間の半透明状態になる。次
に、この温度を下げて行くと、再び透明状態をとること
なく最初の白濁不透明状態に戻る。なお、この不透明状
態のものをT1〜T2間の温度に加熱した後、常温即ち
T0以下の温度に冷却した場合には、透明と不透明との
中間の状態をとることができる。また、前記常温で透明
になったものも再びT3以上の温度に加熱した後常温に
戻せば、再び白濁不透明状態に戻る。
【0088】さらに、記録層15が低分子または高分子
液晶を含む記録層に用いられる、高分子液晶としては、
主鎖または側鎖にメソゲン(液晶性を示す分子)が結合
された主鎖型および側鎖型分子液晶等が用いられる。高
分子液晶は、通常、重合可能なメソゲン化合物(メソゲ
ンモノマーと呼ぶ)を重合するか、あるいは水素化ポリ
シリコーン等の反応性ポリマーに付加反応可能なメソゲ
ン化合物を付加させて製造することができる。このよう
な技術は、Makromo1.Chem.,179,p273(1978),Eur,Po1y.
J.,18,p651(1982)およびMol.Cryst.Liq.Cryst.,169,p16
7(1989)等に開示されている。本実施の形態に使用され
る高分子液晶も同様な方法で製造することができる。
【0089】メソゲンモノマーおよび付加反応可能なメ
ソゲン化合物としては、ビフェニル系、フェニルベンゾ
エート系、シクロヘキシルベンゼン系、アゾキシベンゼ
ン系、アゾベンゼン系、アゾメチン系、フェニルピリミ
ジン系、ジフェニルアセチレン系、ビフェニルベンゾエ
ート系、シクロヘキシルビフェニル系、ターフェニル系
等の剛直な分子(メソゲン)に、好ましくは所定の長さ
のアルキルスペーサを介して、アクリル酸エステル基、
メタクリル酸エステル基またはビニル基が結合した種々
の化合物等が代表的なものとしてあげられる。
【0090】最後に不可視の材料について記述してお
く。不可視の材料の中で光学的に検知できるものとして
は、光を吸収し、その反射強度の差により検知できる材
料、または、光の吸収により励起し、蛍光を発し、それ
を検知できる材料が用いられる。光を吸収しその反射強
度の差により検知できる材料は、可視域での吸収は低
く、それ以外の波長領域での吸収を有する材料を用いる
ことができる。前記の座標情報、文書情報は、これらの
材料で形成された吸収する部分と反射する部分から形成
され、これらの吸収/反射による可視域外での光学濃度
の差から情報を検知できる。また、これらは可視域の光
学濃度の差が極めて小さいため、肉眼ではほとんど視認
されない。照射光については、紫外光による媒体含有物
の劣化等の配光性を考慮し、赤外光の照射により、光学
的に認識できることが望ましい。
【0091】有機系の赤外吸収材料としては、シアニン
系色素、ナフトキノン系色素、フタロシアニン系色素、
アントラキノン系色素、ジオール系色素、トリフェニル
メタン系色素等が挙げられる。これらは可視域にも吸収
があるため、赤味がかったクリーム色を呈している。こ
れに対し、可視域では吸収を持たず、赤外域に吸収を有
する無機系の材料がより望ましい。例えば、少なくと
も、Nd,Yb,In,Sn,Znを含有した化合物を
用いることができる。特に、これら金属およびこれらの
酸化物、硫化物、ハロゲン化物などの化合物が望まし
く、これら化合物は白色、または淡い青色であり、情報
担体を不可視化するに適している。これら化合物の具体
的な例として、酸化イッテルビウム、酸化錫、酸化亜
鉛、硫化イッテルビウム、硫化亜鉛、塩化イッテルビウ
ム、塩化インジウム、重化錫、塩化亜鉛、臭化イッテル
ビウム、臭化インジウム、インジウム−錫混合酸化物、
またはインジウム−錫混合酸化物とアルミナ、硫酸バリ
ウム、二酸化珪素、炭酸カルシウムから選ばれる1種と
の混合物等が挙げられる。
【0092】また、Yb,In,Sn,Znを含み、こ
れらと酸との塩も有効な赤外吸収材料である。これらの
具体的な例として、硫酸イッテルビウム、硫酸亜鉛、硫
酸インジウム、硝酸イッテルビウム、硝酸錫、過塩素酸
イッテルビウム、炭酸イッテルビウム、炭酸亜鉛、炭酸
インジウム、酢酸イッテルビウム、酢酸亜鉛、酢酸錫、
ニコチン酸イッテルビウム、リン酸イッテルビウム、リ
ン酸亜鉛、リン酸錫、シュウ酸イッテルビウム、シュウ
酸亜鉛、シュウ酸錫等が挙げられる。
【0093】また、光の吸収により励起し、蛍光を発
し、それを検知できる材料は、発せられる蛍光波長、強
度差で検知できるものが用いられる。特に、紫外光によ
る媒体含有物の劣化等の耐光性を考慮し、赤外光により
励起し、蛍光を発する材料が好ましい。この赤外光を吸
収し、蛍光を発する材料としては、光学活性元素として
少なくともNdを含む有機金属化合物がある。これら有
機金属化合物中の有機化合物としては、カルボン酸類、
ケトン類、エーテル類、アミン類から選択される。これ
らの具体的な例としては、桂皮酸ネオジム、ナフトエ酸
ネオジム等が挙げられる。また、光学活性元素として、
NdおよびYbを含む有機金属化合物がより望ましく、
これらの具体的な例としては、桂皮酸ネオジム・イッテ
ルビウム複合塩、安息香酸ネオジム・イッテルビウム複
合塩、ナフトエ酸ネオジム・イッテルビウム複合塩等が
挙げられる。
【0094】また、Nd,Yb,Erの1種以上の元素
を含む含酸素酸塩化合物も赤外蛍光材料として使用でき
る。この含酸素酸塩化合物の具体的な例としては、リン
酸塩化合物、バナジン酸塩化合物、ホウ酸重化合物、モ
リブデン酸塩化合物等が挙げられる。さらに、光学活性
元素としてFeおよびErを含有し、他にSc,Ga,A
l,In,Y,Bi,Ce,Gd,Lu,Laから選択
された少なくとも1種以上の元素を含有した化合物も赤
外蛍光材料として使用できる。また、光学活性元素とし
てYbを含有し、この他,Sc,Ga,Al,In,
Y,Bi,Ce,Gd,Lu,Laから選択された少な
くとも1種以上の元素を含有した化合物も赤外蛍光材料
として用いることができる。さらに、赤外領域に吸収を
有する有機化合物を把持させた、Nb,Yb,Erから
選択された1種以上の希土類含有有機化合物も赤外蛍光
材料として用いることができる。これら赤外領域に吸収
を有する有機化合物としては、ポリメチン系色素、アン
トラキノン系色素、ジオール系色素、フタロシアニン系
色素、インドフェノール系色素、アゾ系色素等から選択
できる。
【0095】[発明の実施の形態2]この発明の別の実
施の形態である情報処理システムを発明の実施の形態2
として説明する。
【0096】図14は、この情報処理システムで用いる
媒体1の平面図である。媒体1には、人間が視覚的に読
み取り可能な状態で文書が記録されており、一般的に
は、紙、布、プラスチック等で構成され、シート状であ
る。符号2は、人間が読み取り可能な文書そのものであ
り、文字、図、表などである。符号3は、光学的に読み
取り可能なコードシンボル3であり、詳しくは後述する
が、一般にはバーコード、2次元コード等である。
【0097】文書2とコードシンボル3のインクの吸光
波長または発光波長を互いに重ならないようにして、文
書2を人間が視覚的に読み取り可能な波長域に、コード
シンボル3を人間にとっては読み取り不可能であるが、
光学的には読み取り可能な波長域で印刷した場合、文書
2とコードシンボル3を重ねて印刷し、かつ、独立して
読み取ることができる。人間に不可視のインクとして
は、例えば、目立マクセル社製のステルスインクがあ
り、これには熱転写プリンタ用のシートも用意されてい
る。これは人間にはほとんど見えず、赤外領域で光学的
に読み取り可能である。一方、逆に赤外領域では、透明
な黒色インクも市販されているので、これらのインクを
用いて市販の熱転写方式プリンタを用いれば、人間にと
って可視の文書2と不可視のコードシンボル3とをプリ
ンタで印刷することが容易に可能となる(不可視のイン
ク材料については、発明の実施の形態1で説明したとお
りである)。
【0098】図14の例では、コードシンボル3はマト
リクス状に並べられている。コードシンボル3には、媒
体1のコードシンボル3が印刷されている面におけるコ
ードシンボル3の座標を意味するマークがエンコードさ
れている。例えば、図14の左上のコードシンボル3a
は「0101」がエンコードされ、コードシンボル3b
は「0102」、コードシンボル3cは「0201」、
コードシンボル3dは「0202」とエンコードされて
いる。あるいは他の例として、コードシンボル3aの部
分が「aa」、コードシンボル3bの部分が「ab」、
コードシンボル3cの部分が「ba」、コードシンボル
3dの部分が「bb」とエンコードされていてもよい。
このように複数のコードシンボル3が各々一意的に識別
できるならば何でもよく、また配置にも特に制約はない
が、図14のように、規則的にエンコードし、かつ、規
則的にコードシンボル3を配置するのが望ましい。
【0099】より具体的に例をあげると、紙面の左上を
原点とし、右および下方向にx軸およびy軸をとる。こ
こで、x軸、y軸の、(10mm,10mm)の位置に
「0101」のコードシンボル3の中心がくるように配
置し、(10mm,20mm)の位置には「0102」の
コードシンボル3、(20mm,10mm)の位置に「0
201」のコードシンボル3を配置する。
【0100】また、光学的に読み取り可能なコードシン
ボル3として、図14には、DataMatrixコー
ドを示しているが、同様なコードシンボル3としては他
にもいくつか周知であるものがあり、例えば、Code
One,AztecCode,MaxiCode,QR
Code等を用いることができる。また1次元のバーコ
ードや独自コードを用いてもよい。
【0101】さらに、コードシンボル3としてエンコー
ドされている情報は、媒体1上の物理的な位置を意味す
るものではなく、文書の論理的な位置を意味するもの、
例えば第1章第2節第5段落第6文字目といったことを
意味する「01020506」のようなものでも構わな
い。
【0102】コードシンボル3は媒体1のなるべく広い
範囲に記録することが望ましいが、必ずしも全面に記録
する必要はない。例えば、プリンタで印刷する場合、紙
面の周囲は印字できない範囲である場合が多い。このよ
うなとき、このような部分に必ずしも印刷する必要はな
い。
【0103】図14の例では、コードシンボル3には、
媒体1の表面上における位置を示す座標情報のみがエン
コードされているが、これに加えて、文書2を一意的に
識別するための情報である文書情報もエンコードして記
録するのが望ましい。文書を一意的に識別する文書情報
としては、例えば、ファイル名の情報や、ドライブ名、
ディレクトリ名およびファイル名を合わせた情報や、U
RL等がある。どの範囲の情報をエンコードするかは、
使用目的に応じて定めればよい。この文書情報をエンコ
ードしたコードシンボル3は、座標情報を表すコードシ
ンボル3とは別に媒体1に配置してもよいが、座標情報
を表すコードシンボル3に同時にエンコードすることも
できる。
【0104】例えば、コードシンボル3aを「c:\MyFil
e\Patent.doc0101」をエンコードしたものとし、コード
シンボル3bを「c:\MyFi1e\Patent.docO102」をエンコ
ードしたものとするように、文書情報および座標情報を
1つのコードシンボル3にエンコードしてもよい。例え
ば2次元コードの場合、この程度の情報量は数ミリ角く
らいのサイズになるので、両者を併せても十分エンコー
ド可能である。
【0105】この発明の情報処理システムで用いる座標
入力装置4の電気的な接続状態は、図2を参照して前記
したものと同様である。すなわち、図2に示すように、
この座標入力装置4は、人が手に持って筆記動作を行う
ことができる筆記具状の装置本体7を備えている。この
装置本体7の先端部5には、必要であれば、筆記具、す
なわち、ボールペン、シャープペンシルの先端部部分等
を取り付けて、現実に筆記可能としてもよい。装置本体
7の側部などに設けられた画像読取装置6は、例えば、
CCDなどの光電変換素子6aと、レンズなどからなる
光学系6bとから構成されていて、媒体1上の画像を読
み取る装置である。なお、画像読取装置6には、必要に
応じて照明を設けることができる。装置本体7を手に持
って媒体1に筆記を行っている状態の斜視図を、図15
に示す。
【0106】装置本体7には、マイコン8が搭載されて
いて、このマイコン8には、画像読取装置6が接続され
ている。画像読取装置6で読み取った媒体1上の画像に
基づいた各種処理がマイコン8でなされる。すなわち、
読み取ったコードシンボル3をデコードし、読み取った
画像上におけるコードシンボル3の位置、向き、歪み量
を検出する。これにより、デコード手段、歪み量等算出
手段を実現している。また、マイコン8は装置本体7の
外部のPCなどの情報処理装置9と接続可能であり、マ
イコン8内に蓄積したデータを情報処理装置9に出力可
能である。なお、マイコン8を装置本体7に搭載するの
に代えて、画像読取装置6を情報処理装置9と接続し、
マイコン8で行う前記処理を情報処理装置9で実行する
ようにしてもよい。なお、図2では、画像読取装置6、
マイコン8などに電力を供給する電源や、マイコン8と
情報処理装置9とのインターフェイスなどは図示を省略
している。
【0107】装置本体7には、先端部5の部分が筆記面
に接触しているかどうかを検出する装置を設けるのが望
ましい。すなわち、先端部5部分をペン軸に沿った方向
に可動とし、先端部5が筆記面に接触することにより先
端部5部分が移動し、それを機械的にまたは導電性の変
化等により検出する技術は、既にタブレットのペン等に
適用されている技術としては周知である。
【0108】図16は、座標入力装置4で図14のよう
な媒体1を読み取った画像例である。座標入力装置4に
よる撮影範囲を、コードシンボル3の幅の少なくとも倍
以上にしておけば、少なくとも1つのコードシンボル3
は画像の読み取り範囲内に入る。実際には、隣接のコー
ドシンボル3も読み取り範囲内に入るが、図16では省
略している。図15に示すように、媒体1の表面と画像
読取装置6の撮像面は必ずしも正対していないので、図
16に示すように、読み取ったコードシンボル3の画像
は歪みをもっている。ここで、例えば、図16の枠11
内のコードシンボル3を読み取り、それに含まれている
座標情報をマイコン8でデコードした結果が「010
2」と得られれば、座標入力装置4は、少なくとも図1
6に示す四角の枠11の大きさの精度で媒体1上の座標
位置を検出することができる(なお、かかる技術につい
ては、特開昭61−296421号公報も参照)。
【0109】しかし、これでは解像度が数ミリ〜1cm
と非常に小さく、実用上は問題がある。あるいは解像度
を高くするためにコードシンボル3を小さくするために
は、コードシンボル3を印刷するプリンタや画像読取装
置6の精度を向上させる必要があり、かつ大量のコード
シンボル3を用いるためには印刷のコストがかかり、現
実的ではない。
【0110】そこで、本発明の実施の形態では、図16
に示すような、画像読取装置6で読み取った画像11を
マイコン8で処理して、この画像11内のコードシンボ
ル3の位置、向き、歪み量を検出する。その具体的な手
段については、発明の実施の形態1で説明したとおりで
ある。
【0111】図16に示すような画像で2次元コードを
デコードすると、例えば「0102」というデータが得
られる。コードシンボル3の印刷位置は既知であるの
で、例えば「0102」であるコードシンボル3の中心
が媒体1の紙面の左上から、xy座標で(10mm、2
0mm)であるとわかる。一方、コードシンボル3のサ
イズも既知であり、例えば縦横5mmであるとすると、
コードシンボル3の4角の座標位置も、それぞれ、
(7.5mm,17.5mm),(7.5mm,22.
5mm),(12.5mm,17.5mm),(12.
5mm、22.5mm)にあると求めることができる。
これらコードシンボル3の4角の座標位置の関係式は次
式で与えられることが知られている。
【0112】
【数1】
【0113】この式で、添え字rは媒体1の紙面上の座
標、添え字sは画像読取装置6で読み取った画像上の座
標である。この式には未知数が8個あるので、前述のよ
うにコードシンボル3の4角の座標位置がわかっていれ
ば、係数(射影変換係数)がすべて求まる。次に、この
係数と式を用いれば、画像上の任意の点に対する紙面上
の座標を求めることができる。したがって、先端部5の
位置に対応する媒体1の紙面上の座標を求めることがで
きる。なお、先端部5対応する画像上の点は、先端部5
と画像読取装置6の位置関係から求めることもできる
し、画像上に先端部5が写っている場合は実測してもよ
い。いずれの場合も先端部5と画像読取装置6の位置関
係は固定であるので、容易に求めることができる。この
ような座標入力装置4を用い、先端部5の位置の検出を
連続的に行えば、先端部5の移動軌跡を求めることがで
きる。前記のとおり、先端部5が筆記面に接触している
かどうかを検出する装置を設けるならば、筆記軌跡を求
めることができる。筆記軌跡データは装置本体7内のマ
イコン8の記憶装置に記憶させてもよいし、情報処理装
置9にリアルタイムに取り出してもよい。
【0114】コードシンボル3の読み取り画像をエンコ
ードしたデータが得られたときに、マイコン8が、その
データから先端部5の位置に対応する媒体1の紙面上の
座標を求める場合の処理手順について、前記の内容を整
理し、図17のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、マイコン8は、コードシンボル3のエンコード結果
から、コードシンボル3の中心における媒体1の紙面上
の座標を求める(ステップS1)。そして、このコード
シンボル3の中心における媒体1の紙面上の座標から、
コードシンボル3の4角における媒体1の紙面上の座標
を求める(ステップS2)。このコードシンボル3の4
角における紙面上の座標と、画像上の座標とから、前記
のように射影変換係数を求める(ステップS3)。そし
て、先端部5と画像読取装置6の位置関係と、射影変換
係数とから、先端部5における媒体1の紙面上の座標を
求めることができる(ステップS4)。
【0115】さて、コードシンボル3は、前記のよう
に、文書2を一意的に識別できるデータである文書情報
をエンコードしていることが望ましい。そのときに、座
標情報を表すコードシンボル3とは別に、文書情報を表
すコードシンボル3を付加する場合、まず、座標入力装
置4の画像読取装置6を用いて、文書情報を読み取り、
その後、筆記動作を行う。すると、座標入力装置4に
は、例えば、「c:\MyDocument\Patent.doc」「1O,10」
「10,11」「10,12.5」「11,14」…のように、文書情報
と座標情報とが入力される。これは、筆記動作後に文書
情報を読み取っても同様である。
【0116】また、座標情報を表すコードシンボル3
に、文書情報を付加してある場合、座標入力装置4に
は、例えば、「c:\MyDocument\Patent.doc,1O,10」「c:
\MyDocument\Patent.doc,10,11」「c:\MyDocument\Pate
nt.doc,10,12.5」「c:\MyDocument\Patent.doc,11,14」
のように、座標情報と文書情報を合わせた情報が入力さ
れる。なお、先端部5が筆記面から離れたときには、所
定のセパレータデータを挿入するようにすればよい。
【0117】いずれの場合でも、元文書を一意的に識別
できかつ筆記軌跡が求まるので、これらの情報を元文書
に自動的に付加するのは容易である。文書名等の文書情
報から電子的な元文書を読み出し、その文書に座標情報
による筆記軌跡を付加すればよい。座標入力装置4より
前記の座標情報、文書情報を得て、元文書に付加するよ
うな電子文書編集のシステムは容易に構築することがで
きるし、また周知のいわゆるワードプロセッサソフトを
用いても、そのマクロ機能を用いれば容易に実現でき
る。
【0118】なお、元文書への筆記軌跡の加筆を行う前
記の処理は、必ずしもリアルタイムに行う必要はなく、
例えば、マイコン8内のメモリに一旦蓄え、後でマイコ
ン8と情報処理装置9を接続し、元文書へ加筆を実行す
るようにしてもよい。このとき、いきなり元文書への加
筆を行うのではなく、情報処理装置9の操作者に確認を
求めてから行うようにするのが望ましい。さらに、加筆
を行う元文書も情報処理装置9の操作者が情報処理装置
9の操作により選択可能とするのが望ましく、この場合
はコードシンボル3に元文書を識別する文書情報がない
場合でも、適切な元文書を選び出して加筆を行うことが
可能である。
【0119】次に、先端部5の媒体1上での位置の検出
を行う手段について、別の例を説明する。図18は、こ
の別の例で用いる媒体1を画像読取装置6で読み取った
画像を示すものである。図18に示すように、この媒体
1では、図16に示すものと同様である座標情報および
文書情報がエンコードされた2次元コードであるコード
シンボル3の周囲の四角に、それぞれ、このコードシン
ボル3とは別の4つのシンボル図形21,21,…を配
置している。
【0120】発明の実施の形態1で説明したように、2
次元コードのコードシンボル3の画像だけを用いて、コ
ードシンボル3の歪量の計算を行う場合には、コードシ
ンボル3の角部分の画像を用いていたが、元来コードシ
ンボル3はこのような用途に用いられるものではないの
で、コードシンボル3の角部分にドットがない場合等、
十分な精度が得られない場合がある。
【0121】そこで、図18の例のように、コードシン
ボル3のほかに、このコードシンボル3のゆがみ量を検
出するためのシンボル図形21,21,…を配置する。
シンボル図形21,21,…は、エンコードしてデータ
を取り出す必要がないので、検出しやすい形状が望まし
く、図18の例では四角であるが円形などでもよい。そ
して、テンプレートマッチング手法を用いて、その画面
上におけるシンボル図形21,21,…の座標(以下特
徴点という)を検出することができる。
【0122】また、実際には画面上にはシンボル図形2
1,21,…のほかにも四角の図形が存在するので、抽
出されたシンボル図形21,21,…が必ずしも目標の
コードシンボル3の周囲に配置されているものであると
は限らず、もう1ブロック離れた位置のものが検出され
ることがあり、どの点が抽出されるかはその時々によっ
て異なる。しかし、画像読取装置6と媒体1の紙面との
距離がほぼ一定なので、4角のシンボル図形21,2
1,…の画像中における間隔もほぼ一定となる。したが
って、各特徴点やコードシンボル3がそれぞれどのブロ
ックにあるか判定することができる。コードシンボル3
や、シンボル図形21,21,…の配置はあらかじめ決
められているので、これに対する媒体1の紙面における
座標を求める手順は以下のようになる。
【0123】すなわち、図19は、媒体1の紙面上にお
ける先端部5の座標を求める処理を説明するフローチャ
ートである。図19に示すように、まず、マイコン8
は、コードシンボル3のエンコード結果から、コードシ
ンボル3の中心における媒体1の紙面上の座標を求める
(ステップS11)。そして、このコードシンボル3の
中心における画像上の座標および各特徴点の画像上の座
標を求め、ステップS1で求めたコードシンボル3の中
心における媒体1の紙面上の座標とから、各特徴点にお
ける媒体1の紙面上の座標を求める(ステップS1
2)。このステップS12によりシンボル図形算出手段
を実現している。そして、ステップS12で求めた各特
徴点の紙面上の座標と、画像上の座標とから、前記のよ
うにして射影変換係数を求める(ステップS13)。そ
して、先端部5と画像読取装置6の位置関係と、射影変
換係数とから、先端部5における媒体1の紙面上の座標
を求めることができる(ステップS14)。このステッ
プS14により、座標検出手段を実現している。
【0124】また、次のようにしてもよい。すなわち、
図20に示すように、座標情報、文書情報がエンコード
された2次元コードのコードシンボル3を複数個、少な
くとも4個読み取り、そのエンコード結果と各コードシ
ンボル3の中心における媒体1の紙面上の座標を取得す
る。
【0125】前記と同様、2次元コードであるコードシ
ンボル3の角の検出は、十分な精度が得られない場合が
あるので、この例では、4個のコードシンボル3の中心
座標を用いて射影変換係数を求める。すなわち、媒体1
の紙面における座標を求める手順は以下のようになる。
【0126】すなわち、図21は、媒体1の紙面上にお
ける先端部5の座標を求める処理を説明するフローチャ
ートである。図21に示すように、まず、マイコン8
は、4つのコードシンボル3のエンコード結果から、そ
の各コードシンボル3の中心における媒体1の紙面上の
座標を求める(ステップS21)。そして、4つのコー
ドシンボル3の中心における画像上の座標を求め、ステ
ップS21で求めたその各コードシンボル3の中心にお
ける媒体1の紙面上の座標とから、前記のようにして射
影変換係数が求まる(ステップS22)。このステップ
S22によりコードシンボル検出手段を実現している。
そして、先端部5と画像読取装置6の位置関係と、射影
変換係数とから、先端部5における媒体1の紙面上の座
標を求めることができる(ステップS23)。このステ
ップS23により座標検出手段を実現している。
【0127】図18,図19を参照して説明した例で
は、シンボル図形21,21,…の媒体1の紙面上にお
ける座標を求めるのに、それぞれの位置関係を判定する
必要があったが(ステップS12)、図20,図21を
参照して説明した例では、各コードシンボル3をエンコ
ードすることによって、その媒体1の紙面上における座
標が得られるので、ステップS12に対応する処理を省
略することができ、処理の高速化を図ることができる。
一方、図20,図21を参照して説明した例では、図1
8,図19を参照して説明した例より広範囲で2次元コ
ードのコードシンボル3をエンコードする必要があるた
め、画像読取装置6の光学系6bは広範囲に画像を読み
取れるものが必要となる。よって、図18,図19を参
照して説明した例の方が図20,図21を参照して説明
した例に比べて、画像読取装置6の製造コストを低減す
ることができる。
【0128】なお、図18,図19を参照して説明した
例では、シンボル図形21を4個用いている。この中で
1個をコードシンボル3の中心の座標で代用することも
できるし、逆に5個以上のシンボル図形21を用い、最
小二乗法を用いてより高い精度で変換係数を求め、先端
部5の媒体1上での座標の検出をより精緻に行うことも
できる。媒体1の構造やその材料などについては、発明
の実施の形態1で説明したとおりである。
【0129】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、媒体上で筆記
した軌跡の座標を検出することができるので、媒体の加
筆前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関
連付けることが、タブレットを使用せずに可能となる。
また、媒体上の座標を示すコードシンボルをデコードし
た情報に加えて、コードシンボルの位置、向きおよび歪
み量のうち少なくともひとつを用いて媒体上の所定の点
の位置を検出するので、媒体上の座標を精緻に検出する
ことができる。
【0130】請求項2に記載の発明は、媒体上で筆記し
た軌跡の座標を検出することができるので、媒体の加筆
前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連
付けることが、タブレットを使用せずに可能となる。ま
た、媒体上の座標を示すコードシンボルをデコードした
情報に加えて、コードシンボルの周囲に配置された当該
コードシンボルとは別種である複数のシンボル図形の座
標も用いて媒体上の所定の点の位置を検出するので、媒
体上の座標を精緻に検出することができる。
【0131】請求項3に記載の発明は、媒体上で筆記し
た軌跡の座標を検出することができるので、媒体の加筆
前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連
付けることが、タブレットを使用せずに可能となる。ま
た、媒体上の座標を示すコードシンボルをひとつだけデ
コードした情報のみならず、複数のコードシンボルをデ
コードした情報と、その複数のコードシンボルの画像中
における座標も用いて、媒体上の所定の点の位置を検出
するので、媒体上の座標を精緻に検出することができ
る。
【0132】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の発明の効果に加えて、色別の筆記
軌跡を記録することができる。
【0133】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明の効果に加えて、媒体の加筆
前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連
付けることがタブレットを使用せずに可能となる。
【0134】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明の効果に加えて、媒体の加筆
前情報を容易に特定して、当該加筆前情報に対して加筆
記入した情報をリアルタイムに関連付けることがタブレ
ットを使用せずに可能となる。
【0135】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明の効果に加えて、媒体の加筆前情報を特定して、
当該加筆前情報に対して加筆記入した情報をリアルタイ
ムに関連付けることがタブレットを使用せずに自動的に
可能となる。
【0136】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれかの一に記載の発明と同様の効果を奏することが
できる。
【0137】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載
の発明と同様の効果を奏することができる。
【0138】請求項10に記載の発明は、請求項1〜7
のいずれかの一に記載の発明と同様の効果に加えて、文
書の論理的な位置情報を検出して、媒体の加筆前情報に
対して加筆記入した情報をリアルタイムに関連付けるこ
とがタブレットを使用せずに可能となる。
【0139】請求項11に記載の発明は、請求項8〜1
0のいずれかの一に記載の発明の効果に加えて、媒体は
書き換え可能に筆記することができるので、紙資源を節
約することができる。
【0140】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の発明の効果に加えて、コード
シンボルは不可視であるので、媒体が見やすくなる。
【0141】請求項13に記載の発明は、請求項2に記
載の座標入力装置などを用いて、請求項2に記載の発明
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である情報処理システ
ムの媒体の平面図である。
【図2】前記情報処理システムのペン型の座標入力装置
のブロック図である。
【図3】前記座標入力装置で媒体を読み取ったときの画
像例を示す平面図である。
【図4】前記媒体上に形成されたコードシンボルの平面
図である。
【図5】前記座標入力装置で媒体を読み取ったときの画
像例を示す平面図である。
【図6】前記コードシンボルの位置の検出を説明する説
明図である。
【図7】前記座標入力装置で媒体を読み取ったときの画
像例を示す平面図である。
【図8】前記コードシンボルの位置の検出を説明する説
明図である。
【図9】前記コードシンボルの傾きや歪み量の検出を説
明する説明図である。
【図10】前記媒体の縦断面図である。
【図11】前記媒体の縦断面図である。
【図12】ロイコ染料および顕色剤を用いた可逆性記録
層が発色・消色するプロセスを説明するグラフである。
【図13】有機低分子と樹脂とからなる可逆性記録層が
透明・白濁するプロセスを説明するグラフである。
【図14】この発明の実施の形態2である情報処理シス
テムの媒体の平面図である。
【図15】前記情報処理システムの座標入力装置の装置
本体を手に持って媒体に筆記を行っている状態の斜視図
である。
【図16】前記座標入力装置で図14の媒体を読み取っ
た画像例を示す平面図である。
【図17】前記媒体上のコードシンボルの読み取り画像
をエンコードしたデータから前記装置本体の先端部の位
置に対応する媒体の紙面上の座標を求める場合の処理に
ついて説明するフローチャートである。
【図18】前記座標入力装置で媒体を読み取った画像例
を示す平面図である。
【図19】前記媒体上のコードシンボルの読み取り画像
をエンコードしたデータから前記装置本体の先端部の位
置に対応する媒体の紙面上の座標を求める場合の処理に
ついて説明するフローチャートである。
【図20】前記座標入力装置で媒体を読み取った画像例
を示す平面図である。
【図21】前記媒体上のコードシンボルの読み取り画像
をエンコードしたデータから前記装置本体の先端部の位
置に対応する媒体の紙面上の座標を求める場合の処理に
ついて説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 媒体 3 コードシンボル 4 座標入力装置 5 先端部 6 画像読取装置 7 装置本体 13 支持体 14 コードシンボル層 15 記録層 21 シンボル図形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 仁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B068 AA36 BD02 BD09 BD22 BE06 CC07 5B087 BC03 BC16 BC32 CC33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人が手に持って筆記動作を行うことがで
    きる装置本体と、 この装置本体に設けられ、媒体上に形成されたコードシ
    ンボルを光学的に読み取る画像読取装置と、 この読み取ったコードシンボルをデコードするデコード
    手段と、 前記画像読取装置が読み取った画像中における前記コー
    ドシンボルの位置、向きおよび歪み量のうち少なくとも
    ひとつを算出する歪み量等算出手段と、 前記デコード後の情報に含まれている前記媒体上の座標
    を示す座標情報および前記媒体の別を示す情報である文
    書情報とのうち少なくとも前者と、前記コードシンボル
    の位置、向きおよび歪み量のうち少なくともひとつとに
    基づいて、前記媒体上での所定の点の位置を検出する座
    標検出手段と、を備えている座標入力装置。
  2. 【請求項2】 人が手に持って筆記動作を行うことがで
    きる装置本体と、 この装置本体に設けられ、媒体上に形成されたコードシ
    ンボルを光学的に読み取る画像読取装置と、 この読み取ったコードシンボルをデコードするデコード
    手段と、 前記画像読取装置で読み取った画像中に存在する前記媒
    体上で前記コードシンボルの周囲に配置された当該コー
    ドシンボルとは別種である複数のシンボル図形の前記媒
    体上および前記画像上の座標を算出するシンボル図形算
    出手段と、 このシンボル図形算出手段で算出したシンボル図形の座
    標と前記デコード後の情報に含まれている前記媒体上の
    座標を示す座標情報とに基づいて、前記媒体上での所定
    の点の位置を検出する座標検出手段と、を備えている座
    標入力装置。
  3. 【請求項3】 人が手に持って筆記動作を行うことがで
    きる装置本体と、 この装置本体に設けられ、媒体上に形成されたコードシ
    ンボルを光学的に読み取る画像読取装置と、 この読み取ったコードシンボルをデコードするデコード
    手段と、 前記画像読取装置で読み取った画像中に含まれる複数の
    前記コードシンボルの当該画像中における座標を検出す
    るコードシンボル検出手段と、 この複数のコードシンボルの画像中における座標および
    当該複数のコードシンボルについての前記デコード後の
    情報に含まれている前記媒体上の座標を示す座標情報と
    に基づいて、前記媒体上での所定の点の位置を検出する
    座標検出手段と、を備えている座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体の先端部に設けられて前記
    媒体上に加筆するための筆記具と、 この筆記具で加筆した内容の色に関する情報である色情
    報と前記座標情報とを関連付けて処理するデータ処理手
    段と、を備えている請求項1〜3のいずれかの一に記載
    の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記媒体上に予め印刷されている所定の
    データを記憶する第1の記憶手段と、 特定の前記媒体に関して取得した前記座標情報および前
    記色情報を前記第1の記憶手段に記憶されている前記所
    定のデータに付加する付加手段と、を備えている請求項
    1〜4のいずれかの一に記載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 プリンタと、 このプリンタで前記媒体上に所定のデータの印刷を行う
    ときは、前記媒体から取得した前記文書情報と前記所定
    データを識別する情報である識別情報とを関連付け処理
    する関連付け処理手段と、 前記所定のデータを記憶する第1の記憶手段と、 前記関連付け処理された情報を記憶する第2の記憶手段
    と、を備えている請求項1〜4のいずれかの一に記載の
    座標入力装置。
  7. 【請求項7】 特定の前記媒体に関して前記文書情報、
    前記座標情報および前記色情報を取得したときは、その
    取得した文書情報と前記第2の記憶手段に記憶されてい
    る情報とを照合することで前記第2の記憶手段に記憶さ
    れている前記所定データを特定し、その特定された前記
    所定データに前記取得がなされた座標情報および色情報
    を付加する付加手段を備えている請求項6に記載の座標
    入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの一に記載の座
    標入力装置と、 その表面上にコードシンボルが形成された媒体と、を備
    え、 前記コードシンボルは、前記媒体上での座標を示す座標
    情報および前記媒体の別を示す文書情報のうち少なくと
    も前者をエンコードしたものである情報処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の座標入力装置と、 その表面上にコードシンボルおよび当該コードシンボル
    の周囲に配置された当該コードシンボルとは別種である
    複数のシンボル図形が形成された媒体と、を備え、 前記コードシンボルは、前記媒体上での座標を示す座標
    情報および前記媒体の別を示す文書情報のうち少なくと
    も前者をエンコードしたものである情報処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれかの一に記載の
    座標入力装置と、 その表面上にコードシンボルが形成された媒体と、を備
    え、 前記コードシンボルは、前記媒体上における文書の論理
    的な位置情報である座標情報および前記媒体の別を示す
    文書情報のうち少なくとも前者をエンコードしたもので
    ある情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記媒体は、支持体上に、前記コード
    シンボルを形成したコードシンボル層と、書き換え可能
    に筆記することができる記録層とを形成している請求項
    8〜10のいずれかの一に記載の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記コードシンボルは不可視である請
    求項8〜11のいずれかの一に記載の情報処理システ
    ム。
  13. 【請求項13】 その表面上にコードシンボルおよび当
    該コードシンボルの周囲に配置された当該コードシンボ
    ルとは別種である複数のシンボル図形が形成されてい
    て、 前記コードシンボルは、前記媒体上での座標を示す座標
    情報および前記媒体の別を示す文書情報のうち少なくと
    も前者をエンコードしたものである媒体。
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