JP2000268866A - 固体電解質およびそれを用いた電池 - Google Patents

固体電解質およびそれを用いた電池

Info

Publication number
JP2000268866A
JP2000268866A JP11073730A JP7373099A JP2000268866A JP 2000268866 A JP2000268866 A JP 2000268866A JP 11073730 A JP11073730 A JP 11073730A JP 7373099 A JP7373099 A JP 7373099A JP 2000268866 A JP2000268866 A JP 2000268866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolyte
integer
group
skeleton
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11073730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4416200B2 (ja
Inventor
Fumio Takei
文雄 武井
Hiroaki Yoshida
宏章 吉田
Takeshi Ogino
健 荻野
Toru Ito
徹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP07373099A priority Critical patent/JP4416200B2/ja
Priority to CA002280999A priority patent/CA2280999A1/en
Publication of JP2000268866A publication Critical patent/JP2000268866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4416200B2 publication Critical patent/JP4416200B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度に優れ、かつ、イオン導電性の高
い固体電解質およびそれを用いた固体電解質電池を提供
する。 【解決手段】 ゲル化された、マトリクスポリマー、反
応性モノマー、有機溶媒成分およびアルカリ金属塩電解
質の混合物を含む固体電解質であって、マトリクスポリ
マーが多糖類の誘導体であり、反応性モノマーが2種以
上の多官能性モノマーの混合物である固体電解質および
それを含む固体電解質電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質および
それを用いた固体電解質電池に関する。近年、マイクロ
エレクトロニクス、とりわけ半導体素子製造技術の顕著
な進歩により、高度に集積化された高機能素子が実現さ
れている。これらの素子を種々の制御系に採用すること
により、電子機器は小型化され、情報端末や家電製品の
小型化、多機能化も大幅に進展している。
【0002】これらの電子機器の多くは、自立した電源
装置を有し、商用電源に頼ることなく動作可能である。
電源装置としては、一般に、電池(一次電池あるいは二
次電池)が用いられている。特に、充電することで繰り
返し使うことができ、ランニングコストが安いためトー
タルコストの低減を図ることができる二次電池は、携帯
電話やノートPC、ハンドヘルドコンピュータ等の携帯
機器用電源として有用である。これらの携帯機器の小型
化や長時間駆動のために、小型、大容量の高性能二次電
池の開発が望まれている。
【0003】
【従来の技術】電子機器全体の小型軽量化に適したもの
として、リチウムイオンの酸化・還元反応を利用する、
いわゆるリチウム二次電池系が注目されている。特に、
近年、電池における重要な構成要素である「電解質」と
して、固体電解質を用いた電池が注目されている。それ
は、固体電解質は電池特有の問題である漏液の危険が無
く、また従来の液体系の電池に比べて発熱等に対する引
火性が低くなるため安全性が向上すること、および高分
子固体電解質の優れた成形性により、電池自身の加工性
が向上し、薄型で自由な形状の電池を実現することが可
能である等の多くの特長を有するためである。
【0004】従来のリチウムイオン電池の固体電解質と
しては、例えば、比較的誘電率の高い高分子マトリクス
に、有機溶媒とリチウム塩を含有させた固体電解質が用
いられている。高分子マトリクスとしては、例えば、ポ
リエチレンオキサイド、ポリアクリロニトリル、ポリビ
ニルピリジン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコー
ル、またはこれらの高分子マトリクス材料にアクリル
基、ビニル基、エポキシ基等の反応性官能基を導入した
誘導体等が用いられる。有機溶媒としては、例えば、プ
ロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチ
ルカーボネート、ジメトキシエタン、ジエトキシエタ
ン、γ−ブチロラクトン等が用いられる。また、リチウ
ム塩としては、例えば、過塩素酸リチウム、テトラフル
オロホウ酸リチウム、ヘキサフルオロリン酸リチウム、
テトラフルオロスルホン酸リチウム等が用いられる。
【0005】上記の構成を有する固体電解質電池では、
従来の液体系の電池において液体電解質を保持するため
に必要であった電池缶が不要となり、薄いシート状に成
形することが可能であるとともに、形状の自由度が高い
という利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記の構成を
有する、いわゆるゲル状固体電解質は、機械的強度が低
く、大きな変形に対して破壊を生じる場合がある。この
場合、電池の正極と負極が内部で短絡し、電池容量の著
しい低下を招くばかりか、最悪の場合は流れた電流によ
り異常に発熱し、事故に発展する可能性もある。機械的
強度を強くするために固体電解質中の高分子マトリクス
の濃度(比率)を高くすると、イオン導電性の向上に貢
献する溶媒成分の比率が下がり、イオン移動度の低下に
伴い、電解質のイオン導電率が低下し、電池の内部抵抗
が増加してしまう。
【0007】一方、電解質中のイオン導電率を向上させ
るために高分子マトリクスの濃度を低下させると、架橋
反応による硬化処理を施してもゲル化しない場合があ
る。また、主鎖が軟弱であったり、または溶媒成分との
親和性が低い材料を使用した場合には、架橋しても全体
が流動化し、ゲル化することができない場合もある。そ
こで、本発明の目的は、機械的強度に優れ、かつ、イオ
ン導電性の高い固体電解質およびそれを用いた固体電解
質電池を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ゲル化された、ホストスポリマー、反応性
モノマー、有機溶媒成分およびアルカリ金属塩電解質の
混合物を含む固体電解質であって、ホストスポリマーが
多糖類の誘導体であり、反応性モノマーが2種以上の多
官能性モノマーの混合物である固体電解質を提供する。
【0009】本発明は、また、正極活物質、負極活物質
およびこれらの両者に接触している上記固体電解質を含
む固体電解質電池を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に有用な多糖類の誘導体
は、基本骨格として、グルカン骨格、ガラクタン骨格、
アルギン酸骨格、フルクタン骨格、コンドロイチン硫酸
骨格、ヒアルロン酸骨格、マンナン骨格およびキチン骨
格からなる群から選ばれる少なくとも1種を有し、この
ような基本骨格に側鎖として、例えば、アクリロイル
基、アセチル基、ビニル基、シアノアルキル基、ニトロ
基およびカルボキシメチル基からなる群から選ばれる少
なくとも1種の官能基が導入されたものであるのが好ま
しい。かかる多糖類誘導体は、ポリビニル化合物等の直
鎖状高分子物質の主鎖に比べて剛直である。このため、
多官能性モノマーを反応させることによってかかるホス
トスポリマーの液体中での運動を制限することで、機械
的強度の優れたゲルを形成することが可能となる。ま
た、ホストスポリマー(すなわち高分子マトリックス)
の濃度を低くしても十分な機械的強度を得ることができ
るため、ゲル中でのイオン移動性を増大させることがで
き、内部抵抗の小さい電池を得ることが可能になる。側
鎖として導入すべき官能基としては、シアノ基、シアノ
アルキル基、特にシアノメチル基またはシアノエチル
基、ニトロ基などの、分極率が大きく、固体電解質電池
に一般的に用いられる有機溶媒と親和性の高いものが望
ましい。多糖類の誘導体としては、植物や微生物類から
容易に採取できるため資源的に豊富であり、処理が容易
であり、分子の剛直性が大きいなどの観点からプルラ
ン、セルロースまたはスターチの誘導体が特に好まし
く、分極率が大きくかつ高誘電率のポリマであるシアノ
エチル化プルラン、シアノエチル化セルロースおよびシ
アノエチル化スターチがもっとも好ましい。
【0011】本発明においては、反応性モノマーとし
て、2種以上の多官能性モノマーの混合物が用いられ
る。2種以上の多官能性モノマーを反応させることによ
り、生成するポリマー鎖間に架橋が生じ、得られるゲル
の機械的強度が増大されるのである。この多官能性モノ
マー混合物は、柔軟なセグメントのみからなる多官能性
モノマーと剛直なセグメントを有するかまたは架橋反応
により剛直なセグメントを形成可能な多官能性モノマー
との混合物であるのが好ましく、これによってさらに優
れた機械的強度を有する固体電解質ゲルの形成が可能と
なる。
【0012】柔軟なセグメントのみからなる多官能性モ
ノマーとしては、例えば、下記式1〜4
【0013】
【化13】
【0014】(上式中、nは1〜20の整数である)
【0015】
【化14】
【0016】(上式中、nは1〜20の整数である)
【0017】
【化15】
【0018】(上式中、nは1〜20の整数である)
【0019】
【化16】
【0020】(上式中、nは1〜20の整数である)で
示される化合物を挙げることができる。一方、剛直なセ
グメントを有する多官能性モノマーとしては、例えば、
下記式5〜12
【0021】
【化17】
【0022】(上式中、nは1〜10の整数である)
【0023】
【化18】
【0024】(上式中、nは1〜20の整数である)
【0025】
【化19】
【0026】(上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20
の整数である)
【0027】
【化20】
【0028】(上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20
の整数である)
【0029】
【化21】
【0030】(上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20
の整数である)
【0031】
【化22】
【0032】(上式中、mおよびnはそれぞれ0または
1〜10の整数である)
【0033】
【化23】
【0034】(上式中、l、mおよびnはそれぞれ1〜
20の整数である)
【0035】
【化24】
【0036】(上式中、l、mおよびnはそれぞれ1〜
20の整数である)で示される化合物を挙げることがで
きる。架橋反応を促進させるためには、例えば、紫外光
〜可視光を照射してラジカル発生を誘起し、モノマーの
重合を進めてもよいし、あるいは数十℃〜150℃程度
に加熱してラジカル重合反応を開始させてもよい。この
場合、与える反応開始刺激に対応して、適切な反応開始
剤および/または増感剤を使用することができる。
【0037】固体電解質中に取り込まれる有機溶媒とし
ては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカー
ボネート、ジエチルカーボネート、ジメトキシエタン、
ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン等を用いること
ができる。これらの有機溶媒のうちの2種以上を混合し
て用いてもよい。アルカリ金属塩電解質としては、例え
ば、リチウム、ナトリウムまたはカリウムの過塩素酸
塩、テトラフルオロホウ酸塩、テトラフルオロリン酸塩
およびテトラフルオロスルホン酸塩を挙げることができ
る。特に、リチウムは、還元力の大きいアルカリ金属中
で最も原子量が小さく、イオン半径も小さいために電解
質中で移動しやすいことから、過塩素酸リチウム、テト
ラフルオロホウ酸リチウム、テトラフルオロリン酸リチ
ウムおよびテトラフルオロスルホン酸リチウムがアルカ
リ金属塩電解質として好ましい。
【0038】本発明においては、また、上記固体電解質
を用いた固体電解質電池が提供される。図1は、本発明
に係る固体電解質を適用した固体電解質電池の一実施例
を示す模式断面図である。正極活物質1と負極活物質3
との間に固体電解質2が挟持されている。正極活物質1
および負極活物質3のそれぞれの外側の面には、それぞ
れ、正極集電体5および負極集電体6が接着されてい
る。正極集電体5から負極集電体6までの積層構造が、
ラミネート箔からなる絶縁性のケース4内に収められて
いる。正極集電体5および負極集電体6のそれぞれの一
部はケース4の外部に導出され、それぞれ電池の正極端
子および負極端子を構成している。
【0039】正極活物質1としては、例えば、コバルト
酸化物、バナジウム酸化物、マンガン酸化物、ニッケル
酸化物等のリチウム吸蔵能を有する金属酸化物またはこ
れらの金属酸化物の複合体が用いられる。また、これら
の金属酸化物を、結着能のある材料、例えば、ポリテト
ラフルオロエチレン、フッ素化エチレン−プロピレン共
重合体、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素化ポリマー、
ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
アクリロニトリル等の熱可塑性ポリマー等に混合した合
剤をシート状に加工したものを用いてもよい。
【0040】また、正極活物質1と正極集電体5との電
気的接触性を高めるために、この合剤にアセチレンブラ
ック、グラファイト等のカーボン系の導電化剤を混合し
てもよい。また、正極活物質1として、ポリアニリン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン等の導
電性高分子材料を用い、これらの酸化還元挙動に基づく
電気化学ポテンシャルを利用してもよい。または、上述
の金属酸化物系材料と導電性高分子材料を複合して用い
てもよい。
【0041】負極活物質3としては、例えば、還元性の
大きいアルカリ金属、望ましくはリチウムもしくはリチ
ウムアルミニウム合金、または非晶質カーボン、天然黒
鉛、人造黒鉛等のリチウム吸蔵能を有する炭素系材料が
用いられる。上記の如き構成を有する固体電解質電池の
ケース材料として、加工性の高いアルミニウムと樹脂を
張り合わせた、いわゆるラミネートフィルムを適用する
ことができる。この場合、ラミネートフィルムケース内
を真空ポンプやアスピレータなどの減圧手段によって、
大気圧以下の気圧に減圧することにより、電池素子の正
極と負極間に均等な圧力を印加することが可能となり、
電池の性能、特に放電性能を向上させることができる。
【0042】この減圧シールを行うためには、大気圧、
すなわち1kg/cm2 以上の圧力に耐える固体電解質
の強度が必要となる。この強度を達成するために、マト
リクスポリマー、多官能性モノマー、有機溶媒等の種類
および組成を最適化することが要求される。強度の目安
としては、図2に模式的に示したような降伏応力P、す
なわち、破壊的変形を起こす直前の最大応力が適用可能
である。
【0043】また、本発明の固体電解質は、電気二重層
コンデンサに用いることもできる。電気二重層コンデン
サは、電気容量が大きく、数万回以上の繰り返し充放電
寿命を有し、そのためコンピュータや携帯電話などの電
子回路におけるメモリーバックアップ、自動点滅式の標
識や表示器具、ハイブリッドカーや電気自動車などに適
用可能である。本発明の固体電解質は、例えば、コンピ
ュータや携帯電話などの電子回路におけるメモリーバッ
クアップでは、書き換え可能な記憶の保持のために、ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリー(SRA
M)近傍に配置し、電圧を主電源から充電しておき、装
置の停止または休止中に記憶を保持するための電圧をS
RAMに供給するために使用することが可能である。自
動点滅式の標識や表示器具では、例えば、日中に太陽光
を太陽電池により電気エネルギに変換し、電気二重層コ
ンデンサに充電し、これを夜間の標識や表示器具の発光
のために供する如き利用方法がある。また、ハイブリッ
ドカーでは、エンジンと発電機と電気二重層コンデンサ
とを組み合わせ、エンジン走行中の自動車から発電して
コンデンサに充電し、再始動するときにこの電気エネル
ギで走行するようにすることができる。さらに、電気自
動車では、主電源となる電池と並列的に組み合わせ、始
動時に電池から流れる電流をコンデンサが一部負担して
電池の負担を軽減し、電池寿命を延長する如き利用方法
がある。
【0044】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに説明す
る。 実施例1 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのテト
ラフルオロホウ酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
1に示すポリエチレングリコールジアクリレート〔9E
G−A(共栄社油脂化学工業製)、n=9〕0.5重量
部と、式7に示すビスフェノールAポリエチレングリコ
ールジメタクリレート〔BPE−500(新中村化学工
業製)、m=5、n=6〕0.5重量部を混合し、さら
に反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.1
重量部を加えた。この混合物を不織布〔KH3002K
(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板で挟んで1
00℃で10分間加熱して、ゲル化した固体電解質シー
トを得た。
【0045】降伏応力を、上記固体電解質の1mm厚試
料に毎秒10μmの圧縮歪みを与えながら、圧力ゲージ
により測定した。また、イオン導電性を、上記試料をリ
チウム箔で挟み、10kHzにおける交流インピーダン
スから算出した。 実施例2 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
2に示すポリプロピレングリコールジアクリレート〔A
PG−400(新中村化学工業製)、n=7〕0.5重
量部と、式5に示すポリエチレングリコールテトラアク
リレート〔ATM−4E(新中村化学工業製)、n=
1〕0.5重量部を混合し、さらに反応開始剤として
0.1重量部のリボフラビンと0.1重量部の過酸化ベ
ンゾイルを混合して、固体電解質を形成するための電解
質反応液を得る。この混合物を不織布〔KH3002K
(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板で挟んで超
高圧水銀ランプの紫外光(1mW/cm2 )を10分間
照射する。これによって重合反応が起こり、ゲル状の固
体電解質が形成される。
【0046】実施例3 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
3に示すポリエチレングリコールジメタクリレート〔9
EG(新中村化学工業製)、n=9〕0.5重量部と、
式8に示すビスフェノールAポリエチレングリコールジ
アクリレート〔A−BPE−4(新中村化学工業製)、
m=2、n=2〕0.5重量部を混合し、さらに反応開
始剤として0.1重量部のリボフラビンと0.1重量部
の過酸化ベンゾイルを混合して、固体電解質を形成する
ための電解質反応液を得る。この混合物を不織布〔KH
3002K(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板
で挟んで超高圧水銀ランプの紫外光(1mW/cm 2
を10分間照射する。これによって重合反応が起こり、
ゲル状の固体電解質が形成される。
【0047】実施例4 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
4に示すポリプロピレングリコールジメタクリレート
〔9PG(新中村化学工業製)、n=9〕0.5重量部
と、式6に示すポリエチレングリコールトリメタクリレ
ート〔AT−30E(新中村化学工業製)、n=10〕
0.5重量部を混合し、さらに反応開始剤としてアゾビ
スイソブチロニトリル0.1重量部を加えた。この混合
物を不織布〔KH3002K(日本バイリーン製)〕に
含浸し、ガラス板で挟んで100℃で10分間加熱し
て、ゲル化した固体電解質シートを得た。
【0048】実施例5 シアノエチル化セルロース1重量部を、1モル/lのヘ
キサフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネ
ート20重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、
式1に示すポリエチレングリコールジアクリレート〔9
EG−A(共栄社油脂化学工業製)、n=9〕0.5重
量部と、式8に示すビスフェノールAポリエチレングリ
コールジアクリレート〔A−BPE−10(新中村化学
工業製)、m=5、n=5〕0.5重量部を混合し、さ
らに反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.
1重量部を加えた。この混合物を不織布〔KH3002
K(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板で挟んで
100℃で10分間加熱して、ゲル化した固体電解質シ
ートを得た。
【0049】実施例6 シアノエチル化セルロース1重量部を、1モル/lのヘ
キサフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネ
ート20重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、
式2に示すポリプロピレングリコールジアクリレート
〔APG−400(新中村化学工業製)、n=7〕0.
5重量部と、式8に示すビスフェノールAポリエチレン
グリコールジアクリレート〔A−BPE−4(新中村化
学工業製)、m=2、n=2〕0.5重量部を混合し、
さらに反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
0.1重量部を加えた。この混合物を不織布〔KH30
02K(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板で挟
んで100℃で10分間加熱し、ゲル化した固体電解質
シートを得た。
【0050】実施例7 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト20重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
3に示すポリエチレングリコールジメタクリレート〔9
EG(新中村化学工業製)、n=9〕0.5重量部と、
式11に示すトリアクリレート〔A−TMPT−3EO
(新中村化学工業製)、l=1、m=2、n=3〕0.
5重量部を混合し、さらに反応開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル0.1重量部を加えた。この混合物を
不織布〔KH3002K(日本バイリーン製)〕に含浸
し、ガラス板で挟んで100℃で10分間加熱して、ゲ
ル化した固体電解質シートを得た。
【0051】実施例8 シアノエチル化セルロース1重量部を、1モル/lのヘ
キサフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネ
ート20重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、
式4に示すポリプロピレングリコールジメタクリレート
〔9PG(新中村化学工業製)、n=9〕0.5重量部
と、化12に示すトリアクリレート〔A−TMPT−3
PO(新中村化学工業製)、l=1、m=1、n=1〕
0.5重量部を混合し、さらに反応開始剤としてアゾビ
スイソブチロニトリル0.1重量部を加えた。この混合
物を不織布〔KH3002K(日本バイリーン製)〕に
含浸し、ガラス板で挟んで100℃で10分間加熱し
て、ゲル化した固体電解質シートを得た。
【0052】比較例1 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
3に示すポリエチレングリコールジアクリレート〔9E
G−A(共栄社油脂化学工業製)、n=9〕1重量部を
加え、さらに反応開始剤として0.1重量部のアゾビス
イソブチロニトリルを加え、実施例1と同様にして固体
電解質を形成した。
【0053】比較例2 シアノエチル化プルラン1重量部を、1モル/lのヘキ
サフルオロリン酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト15重量部に溶解し、多官能性モノマーとして、式8
に示すビスフェノールAポリエチレングリコールジアク
リレート〔A−BPE−10(新中村化学工業製)、m
=5、n=5〕1重量部を加え、さらに反応開始剤とし
て0.1重量部のアゾビスイソブチロニトリルを加え、
実施例1と同様にして固体電解質を形成した。
【0054】上記の実施例および比較例で得られた固体
電解質膜の特性を表1に記す。いずれも降伏応力が1k
g/cm2 以上であるとともに、室温における導電性は
1×10-3S/cm以上と、高い導電性を示す。一方、
比較例においては、柔軟なセグメントモノマーのみ(比
較例1)では導電性は良いものの、機械的強度に問題が
あり、剛直なセグメントモノマーのみ(比較例2)では
その逆の結果となる。これらのモノマーの組み合わせと
その比率は、所望の特性に合わせて任意に調整し得る。
【0055】
【表1】
【0056】実施例9 シアノエチル化スターチ1重量部を、1モル/lのテト
ラフルオロホウ酸リチウムを含むプロピレンカーボネー
ト12重量部に溶解する。多官能性モノマーとして、式
1に示すポリエチレングリコールジアクリレート〔9E
G−A(共栄社油脂化学工業製)、n=9〕0.5重量
部と、式7に示すビスフェノールAポリエチレングリコ
ールジメタクリレート〔BPE−500(新中村化学工
業製)、m=5、n=6〕0.5重量部を混合し、さら
に反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.1
重量部を加えた。この混合物を不織布〔KH3002K
(日本バイリーン製)〕に含浸し、ガラス板で挟んで1
00℃で10分間加熱して、ゲル化した固体電解質シー
トを得た。
【0057】比較例3 ポリアクリロニトリル(平均分子量10000)1重量
部を、1モル/lのテトラフルオロホウ酸リチウムを含
むプロピレンカーボネート15重量部に溶解する。多官
能性モノマーとして、式1に示すポリエチレングリコー
ルジアクリレート〔9EG−A(共栄社油脂化学工業
製)、n=9〕0.5重量部と、式7に示すビスフェノ
ールAポリエチレングリコールジメタクリレート〔BP
E−500(新中村化学工業製)、m=5、n=6〕
0.5重量部を混合し、さらに反応開始剤としてアゾビ
スイソブチロニトリル0.1重量部を加えた。この混合
物を不織布〔KH3002K(日本バイリーン製)〕に
含浸し、ガラス板で挟んで100℃で10分間加熱した
が、混合物はゲル化せず、固体電解質を得ることはでき
なかった。
【0058】また、反応開始剤として上記のアゾイソブ
チロニトリルに代えて0.1重量部のリボフラビンと
0.1重量部の過酸化ベンゾイルとの混合物を用い、こ
の混合物を上記と同じ構成の不織布に含浸し、ガラス板
で挟んで超高圧水銀ランプの紫外光(1mW/cm2
を10分間照射したが、同様に混合物はゲル化せず、固
体電解質を得ることはできなかった。
【0059】比較例4 ポリアクリロニトリル(平均分子量10000)1重量
部を、1モル/lのテトラフルオロホウ酸リチウムを含
むプロピレンカーボネート4重量部に溶解する。多官能
性モノマーとして、式1に示すポリエチレングリコール
ジアクリレート〔9EG−A(共栄社油脂化学工業
製)、n=9〕0.5重量部と、式7に示すビスフェノ
ールAポリエチレングリコールジメタクリレート〔BP
E−500(新中村化学工業製)、m=5、n=6〕
0.5重量部を混合し、さらに反応開始剤としてアゾビ
スイソブチロニトリル0.1重量部を加えた。この混合
物を不織布〔KH3002K(日本バイリーン製)〕に
含浸し、ガラス板で挟んで100℃で10分間加熱し
て、ゲル化した固体電解質シートを得た。
【0060】この固体電解質の室温におてる導電性は、
0.3×10-3S/cmと、電池に使用するには低す
ぎ、実用的な固体電解質を得るには至らなかった。 実施例10 正極箔の作製 コバルト酸リチウム97重量部にアセチレンブラック3
重量部を加え、乳鉢で混合したのち、結着剤であるポリ
フッ化ビニリデンの10%N−メチル−2−ピロリドン
(NMP)溶液30重量部を加えて均一に撹拌し、正極
合剤を得た。この合剤をドクターブレードを用いてアル
ミニウム集電体上に100μmの厚みで塗布し、120
℃で乾燥して正極箔を得た。
【0061】負極箔の作製 天然黒鉛粉末100重量部に、ポリフッ化ビニリデンの
10%NMP溶液35重量部を加えて均一に撹拌し、負
極合剤を得た。この負極合剤を銅箔集電体上にドクター
ブレードを用いて120μmの厚みで塗布し、120℃
で乾燥して負極箔を得た。
【0062】電解質の貼付 実施例1で得た固体電解質シートを、上記の負極箔およ
び正極箔で挟み、アルミニウムラミネート材からなるケ
ース内に固定し、三方を熱シールしたのち、残りの辺よ
り内部を減圧しながら熱シールした。これにより、実施
例10の固体電解質電池を得た。
【0063】比較例5 実施例1の固体電解質の代わりに比較例2の固体電解質
を用いた以外は実施例10の操作を繰り返して、比較例
5の固体電解質電池を得た。実施例10および比較例5
の固体電解質電池のそれぞれについて、電池の面積あた
りの放電電流密度を変えて放電容量を測定した。その結
果、図3に示す放電特性が得られた。いずれの電池にお
いても、放電電流密度の上昇に伴い、放電容量は低下す
る傾向にあるが、比較例5の電池に比べ実施例10の電
池ではその程度は小さく、理想的な特性となっている。
これは、本発明に係る固体電解質(実施例10)の導電
性の高さに起因するものと思われる。
【0064】以上においては、実施例にそって本発明を
説明したが、本発明はこれらに制限されるものではな
い。例えば、電極活物質材料をはじめとして、種々の変
更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明で
あろう。
【0065】
【発明の効果】プルランやセルロース、スターチの誘導
体等の主鎖は、ポリビニル化合物、ポリアミド化合物、
ポリエステル化合物等の直鎖状高分子物質の主鎖に比べ
て剛直である。このため、より機械的強度の大きい高分
子マトリクスを得ることができる。また、高分子固体電
解質中の高分子マトリクスの濃度(比率)を低くしても
十分な機械的強度を得ることができるため、有機溶媒お
よび電解質の濃度を高くすることが可能である。特に、
剛直なセグメントを有するモノマーと柔軟なセグメント
を有するモノマーを適切に選択することにより、固体電
解質の機械的強度を損ねずにイオン導電性を高めること
が可能となる。
【0066】さらに、有機溶媒および電解質の濃度を高
くすることによりイオン導電率が向上し、内部インピー
ダンスの低い電池を得ることができる。また、イオン移
動性が増大するため、高分子固体電解質中における分極
現象が低減され、固体電解質に起因する容量制限が緩和
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体電解質を適用した固体電解質
電池の一実施例を示す模式断面図である。
【図2】固体電解質の強度の代表的指標となる降伏応力
の説明図である。
【図3】実施例10および比較例5で得られた固体電解
質電池の放電特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…正極活物質 2…固体電解質 3…負極活物質 4…ケース 5…正極集電体 6…負極集電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 健 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 伊藤 徹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ06 AJ11 AK02 AK03 AK16 AK18 AL06 AL07 AL12 AM00 AM02 AM03 AM07 AM16 BJ04 EJ01 EJ11 HJ00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲル化された、ホストスポリマー、反応
    性モノマー、有機溶媒成分およびアルカリ金属塩電解質
    の混合物を含む固体電解質であって、マトリクスポリマ
    ーが多糖類の誘導体であり、反応性モノマーが2種以上
    の多官能性モノマーの混合物である固体電解質。
  2. 【請求項2】 多糖類の誘導体が基本骨格としてグルカ
    ン骨格、ガラクタン骨格、アルギン酸骨格、フルクタン
    骨格、コンドロイチン硫酸骨格、ヒアルロン酸骨格、マ
    ンナン骨格およびキチン骨格からなる群から選ばれる少
    なくとも1種を有する、請求項1記載の固体電解質。
  3. 【請求項3】 多糖類の誘導体が前記基本骨格に側鎖と
    して導入された、アクリロイル基、アセチル基、ビニル
    基、シアノアルキル基、ニトロ基およびカルボキシメチ
    ル基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を
    有する、請求項2記載の固体電解質。
  4. 【請求項4】 多糖類の誘導体がプルラン、セルロース
    またはスターチの誘導体である、請求項1記載の固体電
    解質。
  5. 【請求項5】 多糖類の誘導体がシアノエチル化プルラ
    ン、シアノエチル化セルロースまたはシアノエチル化ス
    ターチである、請求項4記載の固体電解質。
  6. 【請求項6】 多官能性モノマーの混合物が、柔軟なセ
    グメントのみからなる多官能性モノマーと剛直なセグメ
    ントを有するかまたは架橋により剛直なセグメントを形
    成可能な多官能性モノマーとの混合物である、請求項1
    記載の固体電解質。
  7. 【請求項7】 前記柔軟なセグメントのみからなる多官
    能性モノマーが、下記式1〜4 【化1】 (上式中、nは1〜20の整数である) 【化2】 (上式中、nは1〜20の整数である) 【化3】 (上式中、nは1〜20の整数である) 【化4】 (上式中、nは1〜20の整数である)で示される化合
    物から選ばれる、請求項8記載の固体電解質。
  8. 【請求項8】 前記剛直なセグメントを有する多官能性
    モノマーが、下記式5〜12 【化5】 (上式中、nは1〜10の整数である) 【化6】 (上式中、nは1〜20の整数である) 【化7】 (上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20の整数であ
    る) 【化8】 (上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20の整数であ
    る) 【化9】 (上式中、mおよびnはそれぞれ1〜20の整数であ
    る) 【化10】 (上式中、mおよびnはそれぞれ0または1〜10の整
    数である) 【化11】 (上式中、l、mおよびnはそれぞれ1〜20の整数で
    ある) 【化12】 (上式中、l、mおよびnはそれぞれ1〜20の整数で
    ある)で示される化合物から選ばれる、請求項8記載の
    固体電解質。
  9. 【請求項9】 アルカリ金属塩電解質がリチウム、ナト
    リウムまたはカリウムの過塩素酸塩、テトラフルオロホ
    ウ酸塩、テトラフルオロリン酸塩またはテトラフルオロ
    スルホン酸塩である、請求項1記載の固体電解質。
  10. 【請求項10】 前記マトリクスポリマー、反応性モノ
    マー、有機溶媒成分およびアルカリ金属塩電解質の混合
    物が加熱または光照射によりゲル化されている、請求項
    1記載の固体電解質。
  11. 【請求項11】 圧縮応力に対する降伏応力が1kg/
    cm2 以上である、請求項1記載の固体電解質。
  12. 【請求項12】 正極活物質、負極活物質および前記正
    極活物質と前記負極活物質とに接触している固体電解質
    を含み、前記固体物質が請求項1に記載した固体電解質
    からなる固体電解質電池。
  13. 【請求項13】 前記固体電解質が前記正極活物質と前
    記負極活物質との間に挟まれた構造の電池素子を形成し
    ており、前記電池素子がラミネート箔中に封入されてい
    る、請求項12記載の固体電解質電池。
  14. 【請求項14】 前記ラミネート箔で囲まれた、前記電
    池素子を内部に含む空間が減圧されている、請求項13
    記載の固体電解質電池。
JP07373099A 1998-08-31 1999-03-18 固体電解質およびそれを用いた電池 Expired - Fee Related JP4416200B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07373099A JP4416200B2 (ja) 1999-03-18 1999-03-18 固体電解質およびそれを用いた電池
CA002280999A CA2280999A1 (en) 1998-08-31 1999-08-30 Solid electrolyte, battery and production process for battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07373099A JP4416200B2 (ja) 1999-03-18 1999-03-18 固体電解質およびそれを用いた電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000268866A true JP2000268866A (ja) 2000-09-29
JP4416200B2 JP4416200B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=13526656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07373099A Expired - Fee Related JP4416200B2 (ja) 1998-08-31 1999-03-18 固体電解質およびそれを用いた電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4416200B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428977B1 (ko) * 2001-11-24 2004-04-29 삼성에스디아이 주식회사 과충전 안전성이 우수한 고분자 전해질 형성용 조성물 및이를 채용한 리튬 전지
CN100483798C (zh) * 2005-03-31 2009-04-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 负极、其制备方法和使用该负极的锂二次电池
WO2009147989A1 (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
JP2014532281A (ja) * 2011-10-13 2014-12-04 シオン・パワー・コーポレーション 電極構造およびその製造方法
US9548492B2 (en) 2011-06-17 2017-01-17 Sion Power Corporation Plating technique for electrode
CN107895812A (zh) * 2017-11-16 2018-04-10 浙江中科立德新材料有限公司 一种基于天然多糖高分子改性凝胶聚合物的固体电解质薄膜制备方法
US10312545B2 (en) 2008-08-05 2019-06-04 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
JP2020087596A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 日立化成株式会社 電解質スラリ組成物及びその製造方法、並びに電解質シート
JP2020198268A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
JP2020198269A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
CN113439353A (zh) * 2018-12-20 2021-09-24 Ppg工业俄亥俄公司 通过水性电沉积施加的电池电极涂层
CN113471526A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 郑州宇通集团有限公司 一种多层结构复合电解质、固态锂电池
CN114613615A (zh) * 2022-04-08 2022-06-10 浙江浙能技术研究院有限公司 一种超薄聚氧化乙烯基固态电解质薄膜及其制备方法
US11791511B2 (en) 2019-11-19 2023-10-17 Sion Power Corporation Thermally insulating compressible components for battery packs
US11824228B2 (en) 2019-11-19 2023-11-21 Sion Power Corporation Compression systems for batteries
US11923495B2 (en) 2020-03-13 2024-03-05 Sion Power Corporation Application of pressure to electrochemical devices including deformable solids, and related systems
US11978917B2 (en) 2019-11-19 2024-05-07 Sion Power Corporation Batteries with components including carbon fiber, and associated systems and methods
US11984575B2 (en) 2019-11-19 2024-05-14 Sion Power Corporation Battery alignment, and associated systems and methods

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220537A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Tokuyama Soda Co Ltd 多糖類組成物
JPH0272566A (ja) * 1988-09-07 1990-03-12 Ricoh Co Ltd 薄型電池の製造方法
JPH03177409A (ja) * 1989-12-06 1991-08-01 Nippon Oil Co Ltd 高分子固体電解質
JPH05109310A (ja) * 1990-04-06 1993-04-30 Ultracell Inc 放射線硬化固体電解質の製造方法およびそれを用いる電気化学的デバイス
JPH0950824A (ja) * 1995-08-03 1997-02-18 Nisshinbo Ind Inc イオン導電性高分子固体電解質電池
JPH09147912A (ja) * 1995-11-28 1997-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JPH09283177A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Japan Storage Battery Co Ltd 電 池
JPH103944A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポリマ電解質およびそれを用いたリチウム・ポリマ電池
JPH1040957A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 Fujitsu Ltd 固体電解質電池
JPH10144352A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Sony Corp 非水電解液電池

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220537A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Tokuyama Soda Co Ltd 多糖類組成物
JPH0272566A (ja) * 1988-09-07 1990-03-12 Ricoh Co Ltd 薄型電池の製造方法
JPH03177409A (ja) * 1989-12-06 1991-08-01 Nippon Oil Co Ltd 高分子固体電解質
JPH05109310A (ja) * 1990-04-06 1993-04-30 Ultracell Inc 放射線硬化固体電解質の製造方法およびそれを用いる電気化学的デバイス
JPH0950824A (ja) * 1995-08-03 1997-02-18 Nisshinbo Ind Inc イオン導電性高分子固体電解質電池
JPH09147912A (ja) * 1995-11-28 1997-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池
JPH09283177A (ja) * 1996-04-18 1997-10-31 Japan Storage Battery Co Ltd 電 池
JPH103944A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポリマ電解質およびそれを用いたリチウム・ポリマ電池
JPH1040957A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 Fujitsu Ltd 固体電解質電池
JPH10144352A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Sony Corp 非水電解液電池

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428977B1 (ko) * 2001-11-24 2004-04-29 삼성에스디아이 주식회사 과충전 안전성이 우수한 고분자 전해질 형성용 조성물 및이를 채용한 리튬 전지
US6849362B2 (en) * 2001-11-24 2005-02-01 Samsung Sdi Co., Ltd. Polymer electrolyte composition for improving overcharge safety and lithium battery using the same
US7160648B2 (en) 2001-11-24 2007-01-09 Samsung Sdi Co., Ltd. Polymer electrolyte composition for improving overcharge safety and lithium battery using the same
CN100483798C (zh) * 2005-03-31 2009-04-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 负极、其制备方法和使用该负极的锂二次电池
US9966596B2 (en) 2008-06-02 2018-05-08 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
WO2009147989A1 (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
JP5320394B2 (ja) * 2008-06-02 2013-10-23 大日精化工業株式会社 塗工液、電極板製造用塗工液、アンダーコート剤およびその使用
US9123940B2 (en) 2008-06-02 2015-09-01 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co, Ltd. Coating liquid, coating liquid for manufacturing electrode plate, undercoating agent, and use thereof
US11108076B2 (en) 2008-08-05 2021-08-31 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US10312545B2 (en) 2008-08-05 2019-06-04 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US10320027B2 (en) 2008-08-05 2019-06-11 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US11735761B2 (en) 2008-08-05 2023-08-22 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US11108077B2 (en) 2008-08-05 2021-08-31 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US11121397B2 (en) 2008-08-05 2021-09-14 Sion Power Corporation Application of force in electrochemical cells
US11456459B2 (en) 2011-06-17 2022-09-27 Sion Power Corporation Plating technique for electrode
US9548492B2 (en) 2011-06-17 2017-01-17 Sion Power Corporation Plating technique for electrode
KR101905233B1 (ko) * 2011-10-13 2018-10-05 시온 파워 코퍼레이션 전극 구조물 및 그의 제조 방법
JP2014532281A (ja) * 2011-10-13 2014-12-04 シオン・パワー・コーポレーション 電極構造およびその製造方法
CN107895812A (zh) * 2017-11-16 2018-04-10 浙江中科立德新材料有限公司 一种基于天然多糖高分子改性凝胶聚合物的固体电解质薄膜制备方法
JP2020087596A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 日立化成株式会社 電解質スラリ組成物及びその製造方法、並びに電解質シート
CN113439353A (zh) * 2018-12-20 2021-09-24 Ppg工业俄亥俄公司 通过水性电沉积施加的电池电极涂层
JP2020198269A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
JP7249884B2 (ja) 2019-06-05 2023-03-31 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
JP7249885B2 (ja) 2019-06-05 2023-03-31 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
JP2020198268A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 日産自動車株式会社 全固体リチウムイオン二次電池システム、並びに全固体リチウムイオン二次電池を充電するための装置および方法
US11791511B2 (en) 2019-11-19 2023-10-17 Sion Power Corporation Thermally insulating compressible components for battery packs
US11824228B2 (en) 2019-11-19 2023-11-21 Sion Power Corporation Compression systems for batteries
US11929523B2 (en) 2019-11-19 2024-03-12 Sion Power Corporation Batteries, and associated systems and methods
US11978917B2 (en) 2019-11-19 2024-05-07 Sion Power Corporation Batteries with components including carbon fiber, and associated systems and methods
US11984575B2 (en) 2019-11-19 2024-05-14 Sion Power Corporation Battery alignment, and associated systems and methods
US11923495B2 (en) 2020-03-13 2024-03-05 Sion Power Corporation Application of pressure to electrochemical devices including deformable solids, and related systems
CN113471526A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 郑州宇通集团有限公司 一种多层结构复合电解质、固态锂电池
CN113471526B (zh) * 2020-03-30 2022-12-23 郑州宇通集团有限公司 一种多层结构复合电解质、固态锂电池
CN114613615A (zh) * 2022-04-08 2022-06-10 浙江浙能技术研究院有限公司 一种超薄聚氧化乙烯基固态电解质薄膜及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4416200B2 (ja) 2010-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4416200B2 (ja) 固体電解質およびそれを用いた電池
US6096456A (en) Film for a separator of electrochemical apparatus, and production method and use thereof
JPWO2002087003A1 (ja) 高分子ゲル電解質用組成物および高分子ゲル電解質、ならびに該電解質を用いた二次電池および電気二重層キャパシタ
KR20050057462A (ko) 고분자 전해질용 조성물 및 고분자 전해질 및 전기 이중층캐패시터 및 비수전해질 2차전지
WO2002043178A1 (en) Polymer electrolyte battery and method of producing same
JP3632063B2 (ja) 固体電解質二次電池
JPWO2002093679A1 (ja) 非水電解質溶液、高分子ゲル電解質用組成物、および高分子ゲル電解質、ならびに二次電池および電気二重層キャパシタ
JP2000340265A (ja) 平板型積層二次電池
CN106207086A (zh) 高容量固态锂离子电池负极材料和电池负极及其制备方法
WO1999005191A1 (fr) Copolymere de fluorure de vinylidene permettant de former un electrolyte solide gelifie, electrolyte solide et pile
JP3500245B2 (ja) ゲル状固体電解質二次電池
JP4060899B2 (ja) 電気化学装置のセパレーター用フィルム、その製造方法及び用途
JP2002359006A (ja) 二次電池
JPH10289730A (ja) 二次電池
JP2000294284A (ja) 高分子ゲル電解質及びそれを用いたリチウム二次電池
JP2001110423A (ja) 二次電池及びその材料
JP3634075B2 (ja) 固体電解質電池
JP3423832B2 (ja) イオン伝導性高分子固体電解質および該固体電解質を使用した電気化学素子
JP4070359B2 (ja) 高分子固体電解質の製造法およびリチウム二次電池
JP4161437B2 (ja) リチウム電池
JP2000311715A (ja) リチウム二次電池
JPH11147989A (ja) 熱重合性組成物及びその用途
JP2003068364A (ja) 二次電池
CN113698718A (zh) 两性离子水凝胶、电解质、二次电池或超级电容器、及用电设备
JPH1036657A (ja) 重合性モノマー及びそれを用いた高分子固体電解質、及びその用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees