JP2000266691A - 外観検査装置 - Google Patents

外観検査装置

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JP2000266691A
JP2000266691A JP11070096A JP7009699A JP2000266691A JP 2000266691 A JP2000266691 A JP 2000266691A JP 11070096 A JP11070096 A JP 11070096A JP 7009699 A JP7009699 A JP 7009699A JP 2000266691 A JP2000266691 A JP 2000266691A
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JP11070096A
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Yasuhisa Nishiyama
泰央 西山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、被検物に対する焦点合わせに要する
時間が外観検査の時間に影響を与えない。 【解決手段】基板パレット9上に載置された複数のプリ
ント基板8を外観検査する前の基板搬送部1で搬送中
に、プリント基板8におけるサンプリングポイントAで
の高さ方向の変位情報を保存し、各プリント基板8を検
査位置に持ち込まれるまでの間に予め保存した各プリン
ト基板8におけるサンプリングポイントAでの高さ方向
の変位情報に基づいて撮像光学系14をZ軸方向に制御
して焦点位置を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高密度プリ
ント基板等の被検物に対して撮像光学系の焦点合わせを
自動的に行い、撮像光学系の撮像により得られる画像を
処理して被検体の外観検査を行う外観検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような自動焦点合わせ機能を備えた
外観検査装置では、被検物の画像を得る撮像光学系の光
路内或いはその近傍に配置された焦点方向のセンサによ
って被検物の焦点方向の位置を検出し、このセンサの出
力に応じて撮像光学系と被検物とを焦点方向に相対的に
移動させて焦点合わせ(合焦動作)を行っている。例え
ば特開平5−28247号公報の自動焦点拡大装置に
は、撮像光学系内に配置された自動焦点部において焦点
方向の位置を検出し、被検物の載置されたテーブルを焦
点方向に移動することによって合焦動作を行うことが記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、被検物が検査部に到着し、被検物を撮像する直
前になってセンサによって被検物の焦点方向の位置を検
出し、このセンサの出力に応じて撮像光学系と被検物と
を焦点方向に相対的に移動させて焦点合わせを行ってか
ら外観検査を行うので、焦点合わせに要する時間が検査
時間に影響する。特に被検物が例えばパレット上に多数
配列されたプリント基板であれば、これらプリント基板
を外観検査するためにプリント基板の1枚ずつに対して
それぞれ焦点合わせを行わなければならず、これらの焦
点合わせに要する時間が全体の外観検査の時間を延ばす
ことになる。
【0004】そこで本発明は、被検物に対する焦点合わ
せに要する時間が外観検査の時間に影響を与えることが
ない外観検査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
検査部に搬送された被検体と撮像光学系を焦点方向に相
対的に移動させて焦点合わせを行い、撮像光学系を用い
て被検体の外観検査を行う外観検査装置において、被検
体を検査部に搬送するまでに、被検体上の基準面の変位
量を検出する高さ検出手段と、被検体の外観検査を行う
に際し、高さ検出手段により検出された高さ変位情報に
基づいて撮像光学系と被検体とを焦点方向に相対的に移
動させて焦点合わせを行う焦点合わせ手段と、を備えた
外観検査装置である。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の外
観検査装置において、高さ検出手段は、被検体を検査部
に搬送させる搬送部に配置され、被検体の高さ方向の変
位量を検出する高さセンサである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の外
観検査装置において、撮像光学系は、焦点深度の深い撮
像光学系の後に焦点深度の浅い撮像光学系が配置され、
前段の撮像光学系に高さ検出手段を組み付けたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。
【0009】図1はプリント基板に適用した外観検査装
置の構成図である。
【0010】基板搬送部1及び基板検査部2が配置され
ており、これらの間にはそれぞれ各搬送モータ3、4の
駆動によって各搬送ベルト5、6が搬送動作するように
なっている。これら搬送モータ3、4は、それぞれ搬送
制御部7からの駆動制御信号を受けてそれぞれ個別に駆
動、停止及び各搬送ベルト5、6の搬送速度等が制御さ
れるものとなっている。
【0011】これら搬送ベルト5、6上には、複数のプ
リント基板8、例えば図2に示すように3列×6行の格
子状に配列した基板パレット9が載置されて、基板搬送
部1から基板検査部2へ向かって搬送されるようになっ
ている。
【0012】基板搬送部1には、次の基板検査部2にプ
リント基板8を搬送するまでに、各プリント基板8上の
所定の基準面に対する高さ方向の変位を検出する高さセ
ンサ10が搬送ベルト5の上方に配置されている。
【0013】この高さセンサ10は、プリント基板8の
高さ方向の変位すなわちプリント基板8上で比較的反射
率が高いアライメントマーク等の基準部の高さ方向の変
位を検出するものである。すなわち、プリント基板8
は、基板パレット9の歪みやプリント基板8を載置する
窪みの高さの違い、さらにはプリント基板8自体の高さ
の違い、プリント基板8の基板パレット9への入れ方の
違いによって各プリント基板8の表面の高さに若干の上
下が生じる。従って、高さセンサ10は、かかる各プリ
ント基板8上の基準部の高さの変位を検出するため、例
えば投光部11と受光部12とを備えた三角測量方式の
変位計を用いている。なお、この高さセンサ10は、図
3に示すように基板パレット9上の3列のプリント基板
8に対応させて3つのセンサ10a〜10cを設けたも
のとなっている。これらセンサ10a〜10cの出力
は、コンピュータ13に送られるようになっている。
【0014】又、基板検査部2には、搬送ベルト6の上
方に撮像光学系14が配置されている。この撮像光学系
14は、基板パレット9の上方でXYZ軸方向に移動し
て基板パレット9上の各プリント基板8を撮像してその
画像信号を出力するもので、レンズ、ラインセンサカメ
ラ、照明装置などを有するものとなっている。この場
合、撮像光学系14は、XY軸方向に移動することで基
板パレット9上に配置された各プリント基板8の被検査
領域の画像を取得し、Z軸方向に移動することにより各
プリント基板8に対する焦点合わせを行うものとなって
いる。
【0015】上記コンピュータ13は、高さセンサ10
における各センサ10a〜10cからの各高さ検出信号
を取り込み、基板パレット9上の全てのプリント基板8
の高さ変位情報、すなわち図4に示すようにセンサ出力
から例えば各プリント基板8におけるサンプリングポイ
ントA(基準部)での高さ方向の変位量を保存し、かつ
撮像光学系14でプリント基板8を撮像する前までに予
め保存した検査対象となるプリント基板8の高さ変位情
報に基づいて撮像光学系14をZ軸方向に制御して対物
レンズに応じた基準焦点位置まで移動させる。これによ
り、各検査対象となるプリント基板8上の検査領域に対
して撮像開始前に焦点合わせを行うことが可能となる。
【0016】又、コンピュータ13は、撮像光学系14
により撮像された画像を処理して基板パレット9上の各
プリント基板8の外観検査を行う機能を有している。
【0017】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0018】複数のプリント基板8が載置された基板パ
レット9が基板搬送部1により搬送されて高さセンサ1
0の下方に到達すると、各センサ10a〜10cは、搬
送中に各列のプリント基板8上の基準部の高さ変位を検
出して図4に示すような高さ検出信号を出力する。
【0019】コンピュータ13は、高さセンサ10にお
ける各センサ10a〜10cからの各高さ検出信号を取
り込み、搬送中に全てのプリント基板8上の基準部の高
さ方向の変位、すなわち図4に示すようにセンサ出力か
ら例えば各プリント基板8におけるサンプリングポイン
トAでの高さ方向の高さ情報を保存する。なお、同図か
ら各プリント基板8ごとに基準部の高さ方向の変位が異
なることが分かる。
【0020】この後、基板パレット9が搬送されて基板
搬送部1から基板検査部2に到達すると、基板検査部2
における搬送動作が停止され、撮像光学系14は、基板
パレット9の上方でXYZ軸方向に移動し、基板パレッ
ト9上の各プリント基板8の1枚ずつに対する画像の取
得を行う。
【0021】このときコンピュータ13は、検査対象と
なるプリント基板8上の検査領域中心に撮像光学系の光
軸が持ち込まれるまでの間に、予め保存した各プリント
基板8におけるサンプリングポイントAでの高さ方向の
変位に基づいて撮像光学系14をZ軸方向に制御して合
焦動作を終了する。
【0022】そして、この撮像光学系14は、基板パレ
ット9の上方でXYZ軸方向に移動して基板パレット9
上の各プリント基板8を撮像してその画像信号を出力す
る。コンピュータ13は、撮像光学系14により撮像さ
れた画像を取り込み、この画像を処理して基板パレット
9上の各プリント基板8の外観検査を行う。
【0023】このように上記第1の実施の形態において
は、基板パレット9上に載置された複数のプリント基板
8を外観検査する前の基板搬送部1で搬送中に、プリン
ト基板8におけるサンプリングポイントAでの高さ方向
の変位を保存し、撮像光学系14でプリント基板8を撮
像する前までに予め保存した各プリント基板8における
サンプリングポイントAでの高さ方向の変位情報に基づ
いて撮像光学系14をZ軸方向に制御して合焦動作を終
了するようにしたので、撮像光学系14の走査動作中の
検査に関係ない時間を有効に活用して全体の検査時間を
短縮することができる。
【0024】以上述べたように、基板パレット9上に複
数のプリント基板8を3列×6行に配列するような被検
査領域が断続的に存在する場合に特に有効であるが、プ
リント基板を1枚づつ撮像光学系14に搬送する場合に
も搬送中にプリント基板8におけるサンプリングポイン
トAでの変位を検出し、この変位情報に基づいてプリン
ト基板が検査位置に持ち込まれるまでに撮像光学系14
をZ軸方向に制御して合焦動作を終了することで、焦点
合わせが外観検査の時間に全く影響することなく行うこ
とができる。この撮像光学系14の焦点ずれ補正は、プ
リント基板8の基準面から検査対象物までの高さは設計
上で決まっていることから、基準面の変位情報から検査
対象物の高さ位置と焦点位置のずれ量を求めることがで
き、この焦点ずれ量に応じた分だけ撮像光学系14をZ
軸方向に移動させることにより焦点ずれの補正を行うこ
とができる。
【0025】(2) 次に、本発明の第2の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0026】図5はプリント基板に適用した外観検査装
置の構成図である。
【0027】基板搬送部20、広視野検査部21及び高
分解能検査部22が配置されており、これらの間にはそ
れぞれ各搬送モータ23、24、25の駆動によって各
搬送ベルト26、27、28が搬送動作するようになっ
ている。これら搬送モータ23、24、25は、それぞ
れ搬送制御部29からの駆動制御信号を受けてそれぞれ
個別に駆動、停止及び各搬送ベルト26、27、28の
搬送速度等が制御されるものとなっている。
【0028】これら搬送ベルト26、27、28上に
は、例えば上記図2に示すように3列×6行のプリント
基板8を配列した基板パレット9が載置されて、基板搬
送部20から広視野検査部21、高分解能検査部22へ
向かって搬送されるようになっている。
【0029】広視野検査部21には、広視野撮像光学系
30が配置されている。この広視野撮像光学系30は、
プリント基板8の全体を広視野観察することで大きな欠
陥を検出するためのもので、基板パレット9の上方でX
Y軸方向に移動して基板パレット9上の各プリント基板
8を広視野で撮像してその画像信号を出力するものとな
っている。なお、この広視野撮像光学系30は、レン
ズ、ラインセンサカメラ、照明装置などを有するものと
なっている。
【0030】又、この広視野検査部21には、プリント
基板8を高分解能検査部22で高分解能検査する前の広
視野撮像光学系30によるプリント基板8の広視野観察
中に、プリント基板8上の所定の基準面に対する高さ変
位の検出するものとしての高さセンサ31が組み付けら
れている。この高さセンサ31は、プリント基板8上の
基準面の高さ変位を検出するために、投光部31aと受
光部31bとを備えた三角測量方式の変位計を用いてい
る。この高さセンサ31の出力は、コンピュータ32に
送られるようになっている。
【0031】一方、高分解能検査部22には、高分解能
撮像光学系33が配置されている。この高分解能撮像光
学系33は、プリント基板8を局所的に観察して小さな
欠陥を検出するためのものである。この高分解能検査部
22は、例えば基板パレット9の上方でXY軸方向に移
動することで基板パレット9上に配置された各プリント
基板8の被検査領域の画像を取得し、Z軸方向に移動す
ることにより各プリント基板8に対する焦点合わせを行
うもので、レンズ、ラインセンサカメラ、照明装置など
を有するものとなっている。
【0032】上記コンピュータ32は、高さセンサ31
からの高さ検出信号を取り込み、基板パレット9上の全
てのプリント基板8の高さ方向の変位、例えば図6に示
すように各プリント基板8におけるサンプリングポイン
トAでの高さ方向の変位を保存し、かつ高分解能撮像光
学系33でプリント基板8を撮像するときに予め保存し
た各プリント基板8におけるサンプリングポイントAで
の高さ方向の変位に基づいて高分解能撮像光学系33を
Z軸方向に制御して焦点位置を保つ機能を有している。
【0033】又、コンピュータ32は、広視野撮像光学
系30から出力された画像信号を取り込み、この画像信
号を画像処理してプリント基板8の全体を広視野観察し
て大きな欠陥を検出し、かつ高分解能撮像光学系33か
ら出力された画像信号を取り込み、この画像信号を画像
処理してプリント基板8を局所的に観察して小さな欠陥
を検出する機能を有している。
【0034】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0035】複数のプリント基板8が載置された基板パ
レット9が基板搬送部20の搬送ベルト26により搬送
されて広視野検査部21の搬送ベルト27に渡され、こ
の広視野検査部21での検査位置に到達すると、この広
視野検査部21における搬送モータ24が停止し、これ
により基板パレット9は、広視野検査部21の搬送ベル
ト27上で停止する。
【0036】この広視野検査部21において広視野撮像
光学系30は、XY軸方向に移動して基板パレット9上
の各プリント基板8の被検査領域を撮像してその画像信
号を出力する。例えば、広視野撮像光学系30は、図6
に示すように1列の各プリント基板8上を移動してこれ
らプリント基板8の被検査領域を撮像し、次に隣の列の
各プリント基板8上を移動してこれらプリント基板8の
被検査領域を撮像し、さらに隣の列の各プリント基板8
上を移動してこれらプリント基板8の被検査領域を撮像
してその画像信号を出力する。この画像信号はコンピュ
ータ32に送られ、各プリント基板8の被検査領域の画
像が取得される。
【0037】この広視野撮像光学系30で観察中に高さ
センサ31は、投光部31aから光をプリント基板8に
照射し、このプリント基板8からの反射光を受光部31
bで受光し、三角測量方式を用いて各列のプリント基板
8の表面の凹凸を検出してその高さ検出信号を出力す
る。
【0038】コンピュータ32は、高さセンサ31から
の高さ検出信号を取り込み、基板パレット9上の全ての
プリント基板8の高さ方向の変位、例えば図6に示すよ
うにセンサ出力から各プリント基板8におけるサンプリ
ングポイントAでの高さ方向の変位情報を保存する。
【0039】又、コンピュータ32は、広視野撮像光学
系30から出力された画像信号を取り込み、この画像信
号を画像処理してプリント基板8の全体を広視野観察し
て大きな欠陥を検出する。
【0040】広視野検査部21で検査が終了すると、再
び搬送モータ24が駆動することにより、基板パレット
9は高分解能検査部22に搬送される。そして、この高
分解能検査部22の検査位置に到達すると、搬送モータ
25が停止し、これにより基板パレット9は、高分解能
検査部22の搬送ベルト28上で停止する。
【0041】この高分解能撮像光学系33は、例えば基
板パレット9の上方でXY軸方向に移動することで基板
パレット9上に配置された各プリント基板8の局所的な
被検査領域を撮像してその画像信号を出力する。
【0042】このときコンピュータ32は、予め広視野
検査部21において検出して保存した各プリント基板8
ごとの各サンプリングポイントAでの高さ方向の変位に
基づいて高分解能撮像光学系33をZ軸方向に制御して
焦点位置を保つ。
【0043】コンピュータ32は、高分解能撮像光学系
33から出力された画像信号を取り込み、この画像信号
を画像処理してプリント基板8を局所的に観察して小さ
な欠陥を検出する。
【0044】このように上記第2の実施の形態において
は、高分解能検査する前に配置された広視野検査部21
に、各プリント基板8に対する高さ変位の検出を行うた
めの高さセンサ31を組み付け、この高さセンサ31で
検出された高さ変位情報に基づいて高分解能撮像光学系
33をZ軸方向に制御して基準焦点位置を保つようにし
たので、上記第1の実施の形態と同様に、各プリント基
板8高分解能撮像中に一々プリント基板8に対する合焦
動作が不要となり、高分解能検査部22の検査位置に次
のプリント基板8が持ち込まれるまでの間に焦点合わせ
が終了しているので、外観検査の時間に全く影響を及ぼ
すことがない。
【0045】特に広視野撮像光学系30と高分解能撮像
光学系33とを配置した場合、一般に広視野撮像光学系
30の焦点深度は深くプリント基板8の上下に左右され
ることなくプリント基板8の表面画像を得られるので焦
点合わせは不要であるが、高分解能撮像光学系33の焦
点深度は浅くプリント基板8上の検査対象部分の焦点合
わせが必要である。従って、広視野撮像光学系30や高
分解能撮像光学系33などの複数の撮像光学系を配置し
た場合には、広視野検査部21などに高さセンサ31を
組み付けることが有効である。又、広視野検査部21と
高分解能検査部22との2つの検査部に分担させたこと
により検査効率を向上させることができる。
【0046】又、基板パレット9上に複数のプリント基
板8を3列×6行に配列するような被検査領域が断続的
に存在する場合には、各プリント基板8を撮像するため
に高分解能撮像光学系33をXY軸方向に移動中に、予
め保存した各プリント基板8におけるサンプリングポイ
ントAでの高さ方向の位置に基づいて高分解能撮像光学
系33をZ軸方向に制御完了して焦点位置を保つことが
でき、焦点合わせが外観検査の時間に全く影響すること
なく行うことができる。
【0047】さらに、上記第1の実施の形態と比較し
て、1つの高さセンサ31で基板パレット9内の全ての
プリント基板8の高さ位置を検出することができ、基板
パレット9内のプリント基板8の配列数に応じて高さセ
ンサ31を増やす必要はないという利点がある。
【0048】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。
【0049】例えば、上記第1及び第2の実施の形態で
は、図4に示すようにプリント基板8におけるサンプリ
ングポイントAでの高さ方向の変位を検出したが、これ
に限らずサンプリングポイントBでの高さ方向の変位を
検出してもよい。又、プリント基板8におけるサンプリ
ングポイントAでの高さ方向の変位を検出し、この高さ
変位から設計値を用いてサンプリングポイントBでの高
さ方向の変位を算出するようにしてもよい。
【0050】又、第1及び第2の実施の形態に示すよう
に複数の検査部を配置したラインにおいて、各検査部毎
に合焦動作を行う必要がある場合には、一番前の検査部
にプリント基板が搬送されるまで搬送部に高さ検出手段
を設けることもできる。又、基板パレット9上のプリン
ト基板8の外観検査に限らず、各種被検物の外観検査に
適用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、被
検物に対する焦点合わせに要する時間が外観検査の時間
に影響を与えることがない外観検査装置を提供できる。
【0052】又、本発明によれば、複数の撮像光学系を
配置して検査効率を向上させるとともに、高さセンサを
増やさずに1つの高さセンサで被検物の高さ変位を検出
できる外観検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる外観検査装置の第1の実施の形
態を示す構成図。
【図2】プリント基板を配列したパレットを示す図。
【図3】高さセンサの構成図。
【図4】高さセンサの出力信号の模式図。
【図5】本発明に係わる外観検査装置の第1の実施の形
態を示す構成図。
【図6】プリント基板上の高さ位置のサンプリングポイ
ントを示す図。
【符号の説明】
1:基板搬送部、 2:基板検査部、 3,4:搬送モータ、 5,6:搬送ベルト、 7:搬送制御部、 8:プリント基板、 9:基板パレット、 10:高さセンサ、 13:コンピュータ、 14:撮像光学系、 20:基板搬送部、 21:広視野検査部、 22:高分解能検査部、 23〜25:搬送モータ、 26〜28:搬送ベルト、 29:搬送制御部、 30:広視野撮像光学系、 31:高さセンサ、 31a:投光部、 31b:受光部、 32:コンピュータ、 33:高分解能撮像光学系。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA24 AA25 AA49 BB02 CC01 DD06 DD10 FF04 FF09 JJ02 JJ05 JJ07 JJ25 PP04 PP15 PP22 QQ24 UU07 2G051 AA65 AB02 AB20 AC02 BA01 BA20 CA03 CA04 CA07 CB01 CD04 DA06 EA14 EB01 EB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査部に搬送された被検体と撮像光学系
    を焦点方向に相対的に移動させて焦点合わせを行い、前
    記撮像光学系を用いて前記被検体の外観検査を行う外観
    検査装置において、 前記被検体を前記検査部に搬送するまでに、前記被検体
    上の基準面の変位量を検出する高さ検出手段と、 前記被検体の外観検査を行うに際し、前記高さ検出手段
    により検出された前記高さ変位情報に基づいて前記撮像
    光学系と前記被検体とを焦点方向に相対的に移動させて
    焦点合わせを行う焦点合わせ手段と、を具備したことを
    特徴とする外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記高さ検出手段は、前記被検体を検査
    部に搬送させる搬送部に配置され、前記被検体の高さ方
    向の変位量を検出する高さセンサであることを特徴とす
    る請求項1記載の外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像光学系は、焦点深度の深い撮像
    光学系の後に焦点深度の浅い撮像光学系が配置され、前
    段の撮像光学系に前記高さ検出手段を組み付けたことを
    特徴とする請求項1記載の外観検査装置。
JP11070096A 1999-03-16 1999-03-16 外観検査装置 Withdrawn JP2000266691A (ja)

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