JP2000265025A - 水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法 - Google Patents
水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法Info
- Publication number
- JP2000265025A JP2000265025A JP11069674A JP6967499A JP2000265025A JP 2000265025 A JP2000265025 A JP 2000265025A JP 11069674 A JP11069674 A JP 11069674A JP 6967499 A JP6967499 A JP 6967499A JP 2000265025 A JP2000265025 A JP 2000265025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evoh
- oxide
- higher fatty
- fatty acid
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/12—Making granules characterised by structure or composition
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
- B29B9/00—Making granules
- B29B9/02—Making granules by dividing preformed material
- B29B9/06—Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
生防止性、成形物の外観性等の改良に有用な水酸基含有
熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)、酸化物(B)および高級脂肪酸類(C)を含有
し、かつ(B)及び(C)をそれぞれ0.001〜10
重量%含有してなる。
Description
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)等
の水酸基含有熱可塑性樹脂の改質に用いる樹脂組成物お
よびその使用法に関する。
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂は溶
融成形されて、各種の用途に用いられており、特に、E
VOHはその透明性、ガスバリヤー性、保香性、耐溶剤
性、耐油性などに優れており、かかる特性を生かして、
食品包装材料、医薬品包装材料、工業薬品包装材料、農
薬包装材料等のフィルムやシート、或いはボトル等の容
器等に成形されて利用されている。かかる成形にあたっ
ては、通常溶融成形によりフィルム状やシート状等に成
形されるのであるが、このときには該EVOHに対し
て、滑り性が求められる。すなわち、成形用機械(溶
融押出機)内での装置壁面と溶融状態のEVOHとの滑
り性、かかる成形時のロールや案内板等の装置とEV
OH成形物との滑り性、更には、得られたフィルム状
やシート状等の成形物をロール巻にして保存した場合に
も成形物同士の滑り性(耐ブロッキング性)が挙げら
れ、かかるの対策として、本出願人はEVOH溶液に
滑剤を添加した後ペレット化することを提案した(特開
昭62−10694号公報)。また、やの対策とし
ては、EVOHに無機物微粒子等のアンチブロッキング
剤を溶融混合した後に溶融成形することが一般的に行わ
れている。
Hに滑剤や無機物粒子を添加すると、上記の滑り性につ
いては改善効果は見られるものの、溶融成形時に添加さ
れた滑剤や無機物粒子の成形機内での凝集が進行して、
やがて異物(目ヤニ)としてダイリップに集積し成形物
に付着して排出されてくるため、生産性の低下や得られ
る成形物の商品価値の低下(ゲルやダイラインの発生)
を招くことが判明した。また長時間連続成形を行った場
合、得られるフィルムやシート等の成形物に流れ方向の
大きなスジ(ダイライン)が発生することも判明した。
この現象は、EVOHを用いて積層体を溶融成形する時
に起こりやすく、特に該EVOHが直接ダイ壁面と接触
するような層構成、すなわち該EVOHの層を最内層や
最外層とする積層体において顕著であることも分かっ
た。近年では、EVOHの表面光沢性、耐摩耗性、非帯
電性、香気成分の非吸着性、耐薬品性等の特性を生かす
ために、積層体の最内層や最外層にEVOH層を配する
ことも多くなり、成形時の目ヤニ発生防止も重要な課題
となってきた。
かる現況に鑑みて、EVOHの改善に当たり、EVOH
(A)、酸化物(B)および高級脂肪酸類(C)を含有
し、かつ(B)及び(C)をそれぞれ0.001〜10
重量%含有してなる水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹
脂組成物が有用であり、特に該熱可塑性樹脂がEVOH
であるとき本発明の作用効果を顕著に得ることができる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。尚、本発明
においては、該熱可塑性樹脂(被改質樹脂)としてEV
OHについて説明を行うが、これに限定されることな
く、ポリ酢酸ビニル系樹脂のケン化物、澱粉やアセチル
セルロース等の多糖類、一酸化炭素−エチレン系共重合
体の還元物、更には一般の熱可塑性樹脂の水酸基導入体
等の水酸基含有熱可塑性樹脂の改質に用いることも可能
である。
本発明の改質用の樹脂組成物に用いられるEVOH
(A)としては、特に限定されないが、エチレン含有量
が20〜80モル%(更には30〜60モル%)、ケン
化度が80モル%以上(更には90モル%以上)のもの
が用いられ、該エチレン含有量やケン化度が上記の範囲
外にあるときは、被改質樹脂のEVOHとの相溶性が不
良となったり、改質用の樹脂組成物自体の熱安定性が低
下して、本発明の効果が得られないことがあり好ましく
ない。また、EVOH(A)は、メルトインデックス
(MI)(210℃、荷重2160g)が1〜100g
/10分(更には3〜50g/10分)のものが好まし
く、該メルトインデックスが該範囲外にあるときは、被
改質樹脂のEVOHとの相溶性が不良となり、本発明の
効果が得られないことがあり好ましくない。
ル共重合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、公知の任意の重合法、例えば、溶液
重合、懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造さ
れ、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方
法で行い得る。
ない範囲で共重合可能なエチレン性不飽和単量体を共重
合していてもよく、かかる単量体としては、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン類、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、
(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸
類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたは
ジアルキルエステル類、アクリルアミド、N−アルキル
(炭素数1〜18)アクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸
あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミ
ンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルア
ミド類、メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アル
キルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルア
ミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるい
はその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあ
るいはその酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミ
ド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類、
アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビ
ニル類、炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒ
ドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化
ビニル等のハロゲン化ビニル類、トリメトキシビニルシ
ラン等のビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル、ア
リルアルコール、ジメチルアリルアルコール、トリメチ
ル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−
アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸等が挙げられる。
酸化物(B)としては、特に限定されないが、例えば酸
化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化
マグネシウム、酸化セリウム、酸化タングステン、酸化
モリブデンおよびこれらの複合体等を挙げることがで
き、これらの中から少なくとも1種以上を選ぶことがで
きる。また、これら酸化物の粒子径は0.1〜10μm
が好ましく、更には0.5〜5μmが好ましく、かかる
粒子径が0.1μm未満では滑り性の改善効果に乏し
く、逆に10μmを越えると成形物中にゲルやフィッシ
ュアイ等が発生して外観不良となって好ましくない。ま
た、上記の酸化物の中では、酸化ケイ素(ケイ酸)や酸
化ケイ素−酸化マグネシウム(ケイ酸マグネシウム)を
用いることがEVOHとの相溶性の点で好ましい。
られる高級脂肪酸類(C)としては、高級脂肪酸、高級
脂肪酸金属塩、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド
から選ばれる少なくとも1種を挙げることができ、より
具体的には高級脂肪酸としては、炭素数8以上の脂肪酸
で、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタ
デシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン
酸、ノナデカン酸、オレイン酸、カプリン酸、ベヘニン
酸、リノール酸等が挙げられ、高級脂肪酸金属塩として
は、上記高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩等のア
ルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウ
ム塩等のアルカリ土類金属塩の他、亜鉛金属塩等を挙げ
ることができ、高級脂肪酸エステルとしては、上記高級
脂肪酸のメチルエステル、イソプロピルエステル、ブチ
ルエステル、オクチルエステル等を挙げることができ、
高級脂肪酸アミドとしては、ステアリン酸アミド、ヘベ
ニン酸アミド等の飽和脂肪酸アミド、オレイン酸アミ
ド、エルカ酸アミド等の不飽和脂肪酸アミド、エチレン
ビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミ
ド、エチレンビスエルカ酸アミド、エチレンビスラウリ
ル酸アミド等のビス脂肪酸アミド等を挙げることができ
る。これらの中でも、ステアリン酸のアルカリ、アルカ
リ土類・亜鉛金属塩およびオレイン酸アミド、エチレン
ビスステアリン酸アミド等が好適に用いられる。
(C)成分の含有量は、それぞれ0.001〜10重量
%(更には0.01〜5重量%、特に0.05〜1重量
%)で有ることが必要で、かかる含有量が0.001重
量%未満では、改質効果が得られず、逆に10重量%を
超えると、得られる成形物の外観が悪化し、また改質用
の樹脂組成物自体の熱安定性が大きく低下し、本発明の
目的を達成できない。
用の樹脂組成物を得るに当たっては、特に限定されず、
(A)の水/アルコール(メタノール、エタノール、
プロパノール、フェノール等)混合溶液に(B)および
(C)を直接或いはその水分散液(0.1〜10重量%
程度)を加えて混合した後、(B)および(C)を含有
した(A)を凝固浴(水、水/アルコール混合溶媒、ベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、ジプロピルエーテル等のエーテル
類、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等の
有機酸エステル等)中で析出させて、得られた析出物を
乾燥して得る方法、(A)の溶液に(B)を直接或い
はその水分散液を加えて混合してから凝固浴中で析出さ
せて、得られた析出物を必要に応じて乾燥後、(C)を
加えて押出機等で溶融混練する方法、(A)の溶液に
(C)を直接或いはその水分散液を加えて混合してから
凝固浴中で析出させて、得られた析出物を必要に応じて
乾燥後(B)を加えて押出機等で溶融混練する方法、
(A)〜(C)を一括して混合してから押出機等で溶融
混練する方法、(A)と(B)の混合物および(A)
と(C)の混合物を任意の方法により作製した後、その
両者を押出機等で溶融混練する方法等を挙げることがで
きる。本発明の効果をより顕著に得るためにはの方法
が好ましい。
られるのであるが、かかる樹脂組成物には、更に、必要
に応じて、可塑剤、滑剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、着色剤、帯電防止剤、界面活性
剤、抗菌剤、乾燥剤、無機フィラー((B)を除く)な
どの添加剤を配合したり、ポリオレフィン類、ポリアミ
ド類などの他樹脂をブレンドすることも可能である。特
にゲル発生防止剤として、ハイドロタルサイト系化合
物、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系熱安
定剤を添加することもできる。
以上のEVOHを用いることも可能で、このときは、エ
チレン含有量が4モル%以上異なり、及び/又はケン化
度が1モル%以上異なるEVOHのブレンド物を用いる
ことにより、ガスバリヤー性を保持したまま、更に高延
伸時の延伸性、真空圧空成形や深絞り成形などの2次加
工性が向上するので有用である。また、酸成分(酢酸、
リン酸、ホウ酸等)を添加することも目ヤニの発生抑制
効果が更に増す点で好ましい。
用法について説明する。かかる樹脂組成物を用いて改良
する水酸基含有熱可塑性樹脂としては、上記の如くEV
OHが有用で、かかるEVOHとしては、特に限定され
ないが、エチレン含有量が20〜60モル%(更には2
5〜55モル%)、ケン化度が90モル%以上(更には
95モル%以上)のものが好ましく、該エチレン含有量
が20モル%未満では高湿時のガスバリヤー性、溶融成
形性が低下し、逆に60モル%を越えると充分なガスバ
リヤー性が得られず、更にケン化度が90モル%未満で
はガスバリヤー性、熱安定性、耐湿性等が低下して好ま
しくない。
0℃、荷重2160g)が0.5〜100g/10分
(更には1〜50g/10分)のものが好ましく、該メ
ルトインデックスが該範囲よりも小さい場合には、成形
時に押出機内が高トルク状態となって押出加工が困難と
なり、また該範囲よりも大きい場合には、成形物の機械
的強度が不足して好ましくない。さらに該EVOHは、
改質用の樹脂組成物に用いられるEVOH(A)と同じ
でも良く、また異なるEVOHでも良い。前者の場合に
は両者の相溶性が良好であるため、極めて優れた本発明
の改質効果が得られ、後者の場合は本発明の改質効果に
加えて、熱延伸成形性の向上という効果が期待でき、特
に後者の場合においては、安定した熱延伸成形が可能と
なり、得られる熱延伸成形物の膜厚が均一になる点で好
ましく、かかる場合は、被改質樹脂のEVOHに比べて
改質用の樹脂組成物に用いられるEVOH(A)のエチ
レン含有量は4モル%以上(更には6〜20モル%、特
に6〜15モル%)大きくすることが好ましく、かかる
差が4モル%未満では、延伸性の改善効果が小さくなっ
て好ましくない。被改質用のEVOHが2種類以上のブ
レンド物の場合は、その中でエチレン含有量が最小のも
のとEVOH(A)との差が上記の条件を満足すればよ
い。また、ケン化度も同様に1モル%以上(更には1.
5〜10モル%、特に2〜5モル%)小さくすることが
好ましく、かかる差が1モル%未満では、同様に延伸性
の改善効果が小さくなって好ましくない。被改質用のE
VOHが2種類以上のブレンド物の場合は、上記と同様
にその中でケン化度が最大のものとEVOH(A)との
差が上記の条件を満足すればよい。
のEVOHに配合する方法としては、特に限定されず、
それぞれをドライブレンドした後に一括して溶融混合す
る方法、それぞれを溶融状態で溶融混合する方法、どち
らか一方を溶融状態にしておいて固体状のもう一方を供
給して溶融混合する方法等を挙げることができ、生産上
好適には、それぞれをドライブレンドした後に一括して
溶融混合する方法が用いられる。かかる溶融混練手段に
ついても特に限定はなく、該改質用の樹脂組成物とEV
OHが十分に溶融混練されればよく、例えば、ニーダー
ルーダー、押出機、ミキシングロール、バンバリーミキ
サー、プラストミル等の公知の混練装置を用いることが
でき、通常は120〜300℃(更には150〜280
℃)で、2分〜1時間程度溶融混練することが好まし
く、工業的には単軸押出機、二軸押出機等の押出機を用
いることが有利であり、揮発成分の脱揮のためにベント
付き押出機を用いることも好ましい。
脂組成物の配合量は、該樹脂組成物中の(B)や(C)
成分の種類や含有量および改質目的によって異なるため
一概に言えないが、被改質樹脂のEVOH100重量部
に対して0.5〜100重量部(更には1〜75重量
部、特には3〜50重量部)が好ましい。
EVOH組成物は、成形物の用途に多用され、溶融成形
等によりペレット、フィルム、シート、ボトル、容器、
繊維、棒、管、各種成形品等に成形され、又、これらの
粉砕品(回収品を再使用する時など)やペレットを用い
て再び溶融成形に供することもでき、かかる溶融成形方
法としては、押出成形法(T−ダイ押出、インフレーシ
ョン押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押出等)、射出
成形法が主として採用される。溶融成形温度は、150
〜300℃の範囲から選ぶことが多い。
されたEVOH組成物は、単層として用いることもでき
るし、該EVOH組成物からなる層の少なくとも片面に
熱可塑性樹脂層等を積層して積層体として用いることも
有用である。特に前述の通り、該EVOH組成物からな
る層を最内層や最外層とする積層体を成形する場合、本
発明の効果がより認められるので好ましい。該EVOH
組成物層を最内層とした場合は、内容物の香気成分の非
吸着性や耐薬品性、耐溶剤性に優れ、該EVOH組成物
層を最外層とした場合は、包装袋や包装容器としたとき
の表面光沢性、耐摩耗性、非帯電性に優れるので特に有
用である。
OH組成物の層の片面又は両面に他の基材を積層するの
であるが、積層方法としては、例えば該EVOH組成物
のフィルムやシートに熱可塑性樹脂を溶融押出する方
法、逆に熱可塑性樹脂等の基材に該EVOH組成物を溶
融押出する方法、該EVOH組成物と他の熱可塑性樹脂
とを共押出する方法等が挙げられ、必要に応じて層間に
は変性ポリオレフィン系樹脂等の接着性樹脂が介され
る。更には該EVOH組成物のフィルムやシートと他の
基材のフィルム、シートとを有機チタン化合物、イソシ
アネート化合物、ポリエステル系化合物、ポリウレタン
化合物等の公知の接着剤を用いてドライラミネートする
方法等が挙げられる。
低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20
のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテ
ン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらの
オレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又は
そのエステルでグラフト変性したものなどの広義のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、共重合
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系樹脂、ポリスチレン、ビニルエステル系樹脂、
ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマ
ー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、芳香
族および脂肪族ポリケトン、ポリアルコール等が挙げら
れる。EVOHも共押出可能である。上記のなかでも、
共押出製膜の容易さ、フィルム物性(特に強度)の実用
性の点から、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、P
ET、PENが好ましく用いられる。
されたEVOH組成物から一旦フィルムやシート等の成
形物を得、これに他の基材を押出コートしたり、他の基
材のフィルム、シート等を接着剤を用いてラミネートす
る場合、前記の熱可塑性樹脂以外に任意の基材(紙、金
属箔、一軸又は二軸延伸プラスチックフィルム又はシー
トおよびその金属蒸着物、織布、不織布、金属綿状、木
質等)が使用可能である。
組成物が配合されたEVOH組成物の層をa(a1、
a2、・・・)、他の基材、例えば熱可塑性樹脂層をb
(b1、b2、・・・)とするとき、フィルム、シート、
ボトル状であれば、a/bの二層構造のみならず、b/
a/b、a/b/a、a1/a2/b、a/b1/b2、b
2/b1/a/b1/b2等任意の組み合わせが可能であ
り、フィラメント状ではa、bがバイメタル型、芯
(a)−鞘(b)型、芯(b)−鞘(a)型、偏心芯鞘
型、貼合わせ型、多層貼合わせ型、分割型等公知の複合
形態からなる任意の組み合わせが可能である。
特に限定されないが、EVOH(組成物)の表面光沢
性、耐摩耗性、非帯電性、香気成分の非吸着性、耐薬品
性等の特性を生かして、積層体の最内層や最外層に本発
明の樹脂組成物層を配することも好ましく、具体的には
熱可塑性樹脂層(最外層)/接着性樹脂層/樹脂組成物
(最内層)、熱可塑性樹脂層(最外層)/接着性樹脂層
/樹脂組成物層/接着性樹脂層/樹脂組成物層(最内
層)、樹脂組成物層(最外層)/接着性樹脂層/熱可塑
性樹脂層(最内層)、樹脂組成物層(最外層)/接着性
樹脂層/樹脂組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層
(最内層)、樹脂組成物層(最外層)/接着性樹脂層/
熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/樹脂組成物層(最内
層)等が好ましい層構成として挙げられる。
用されるが、更に該積層体の物性を改善するためには延
伸処理を施すことも好ましく、かかる延伸については、
一軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよく、できるだ
け高倍率の延伸を行ったほうが物性的に良好で、延伸時
にピンホールやクラック、延伸ムラ、デラミ等の生じな
い延伸フィルムや延伸シート、延伸ボトル、延伸容器等
が得られる。
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法、真空成
形、圧空成形、真空圧空成形等の絞り成形法等のうち延
伸倍率の高いものも採用できる。二軸延伸の場合は同時
二軸延伸方式、逐次二軸延伸方式のいずれの方式も採用
できる。延伸温度は60〜170℃、好ましくは80〜
160℃程度の範囲から選ばれる。
とも好ましい。熱固定は周知の手段で実施可能であり、
上記延伸フィルムを緊張状態を保ちながら80〜170
℃、好ましくは100〜160℃で2〜600秒間程度
熱処理を行う。また、生肉、加工肉、チーズ等の熱収縮
包装用途に用いる場合には、延伸後の熱固定は行わずに
製品フィルムとし、上記の生肉、加工肉、チーズ等を該
フィルムに収納した後、50〜130℃、好ましくは7
0〜120℃で、2〜300秒程度の熱処理を行って、
該フィルムを熱収縮させて密着包装をする。
意のものであってよく、フィルム、シート、テープ、ボ
トル、チューブ、カップ、パイプ、フィラメント、異型
断面押出物等が例示される。又、得られる積層体は必要
に応じ、熱処理、冷却処理、圧延処理、印刷処理、ドラ
イラミネート処理、溶液又は溶融コート処理、製袋加
工、深絞り加工、箱加工、チューブ加工、スプリット加
工等を行うことができる。上記の如く得られたフィル
ム、シート或いはチューブ、袋、ボトル、容器等は食
品、飲料、医薬品、工業薬品、農薬、化粧品、洗剤類等
各種の包装材料として有用である。
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。
5モル%、MI8g/10分(210℃、荷重2160
g)]の水/メタノール(水/メタノール=40/60
混合重量比)混合溶液(EVOH濃度45%)100部
に、無定形シリカ(富士シリシア化学社製『サイリシア
310』、二酸化ケイ素主成分、平均粒子径1.4μ
m)が3%及びエチレンビスステアリン酸アミド(日本
油脂社製『アルフローH−50T』)が4.5%分散し
た分散液10部を加えて40℃で30分間混合撹拌し
て、無定形シリカ及びエチレンビスステアリン酸アミド
を含有のEVOH溶液(EVOH100部に対して無定
形シリカ0.67部、及びエチレンビスステアリン酸ア
ミド1.0部含有)を得た。
(水/メタノール=95/5(重量比)の混合液)槽に
内径0.4cm、長さ6.0cmの円筒形のノズルより
ストランド状に押し出して凝固させた後、カッターで切
断してEVOHペレット(ペレット形状は直径5mm、
長さ5mmで、含水率50%)を得た。得られたEVO
Hペレットを水で洗浄後、下記の方法により乾燥処理を
行った。
ペレットを回分式流動層乾燥器(塔型)を用いて、75
℃の窒素ガスを流動させながら、約3時間乾燥を行って
含水率20%のEVOHペレットを得た。尚、流動乾燥
前のEVOHペレットの含水率は、50%で、流動乾燥
前後のEVOHペレットの含水率差は30%であった。
のEVOHペレットを回分式箱型乾燥器(通気式)を用
いて、125℃の窒素ガスで、約18時間乾燥を行って
含水率0.3%の乾燥EVOHペレット(改質用の樹脂
組成物)[EVOH(A)100重量部に対して、無定
形シリカを0.67部、及びエチレンビスステアリン酸
アミド1.0部含有]を得た。
ット20部と、EVOH[エチレン含有量35モル%、
ケン化度99.5モル%、MI8g/10分(210
℃、荷重2160g)]ペレット80部をドライブレン
ドして均一に混合してから、上向き3種3層インフレー
ションフィルム押出成形装置に供給して、EVOH組成
物層(最外層)/接着性樹脂層(三菱化学社製『モディ
ックAP M523』)/直鎖状低密度ポリエチレン層
(日本ポリケム社製『ノバテックLL UF331』)
(最内層)(厚さが30μm/20μm/70μm)の
積層体を押出し、これを鉄板製の案内板から第1ピンチ
ロール、第2ピンチロールを経て巻取機にて巻取ってロ
ール状の積層体を得た。尚、(最外層)とは得られる円
筒状フィルムの外側(案内板やピンチロールと接触す
る)の層で、(最内側)とは円筒状フィルムの内側(案
内板やピンチロールと非接触)の層のことである。得ら
れた積層体の滑り性、外観性、目ヤニの発生状況、ダイ
ラインの発生状況を下記の要領で評価した。
と案内板との接触の様子及び得られた積層体の表面状態
を目視観察して以下の通り評価した。 ○ −−− 積層体と案内板との接触は抵抗なく滑り性
は良好で、得られた積層体に折りしわも認められなかっ
た △ −−− 積層体と案内板との接触には若干の抵抗は
認められ、得られた積層体にも若干の折りしわが認めら
れた × −−− 積層体と案内板との接触は抵抗が大きく滑
り性は不良で、得られた積層体には多数の折りしわが認
められた
の表面について、直径が0.2mm以上のフィッシュア
イの発生状況(発生個数)を目視観察して以下の通り評
価した。 ○ −−− 発生個数が0〜10個/100cm2 △ −−− 発生個数が11〜50個/100cm2 × −−− 発生個数が51個/100cm2以上
48時間連続して行った時の積層体のEVOH組成物層
側のインフレーションダイリップ部の目ヤニの発生状況
を目視観察して、以下のとおり評価した。 ○ −−− 目ヤニの発生は全く認められなかった △ −−− 目ヤニの発生が若干認められた × −−− 目ヤニの発生が著しくかった
製造を48時間連続して行った時の積層体の外観(ダイ
ラインの有無)を目視観察して、以下のとおり評価し
た。 ○ −−− ダイラインは全く認められなかった △ −−− ダイラインが1、2本認められた × −−− ダイラインが3本以上認められた
ル%、MI30g/10分(210℃、荷重2160
g)]の水/メタノール(水/メタノール=20/80
混合重量比)混合溶液(EVOH濃度45%)100部
にオレイン酸アミド(日本油脂社製「アルフローE−1
0」)が10%分散した分散液5部を加えて40℃で3
0分間混合した。さらに該溶液100部に無定形シリカ
(富士シリシア化学社製『サイリシア350』、二酸化
ケイ素主成分、平均粒子径1.8μm)の6%分散液4
部を加えて40℃で30分間混合撹拌して、オレイン酸
アミドと無定形シリカ含有のEVOH溶液(EVOH1
00部に対してオレイン酸アミドが1.1部、無定形シ
リカが0.53部)を得た。
ストランド状に押し出して凝固させた後、カッターで切
断してEVOHペレット(ペレット形状は直径4mm、
長さ4mmで、含水率50%)を得た。得られたEVO
Hペレットを水で洗浄後、下記の方法により乾燥処理を
行った。
ペレットを流動層乾燥器(連続横型多室式)を用いて、
75℃の窒素ガスを流動させながら、約3時間乾燥を行
って含水率20%のEVOHペレットを得た。尚、流動
乾燥前のEVOHペレットの含水率は、50%で、流動
乾燥前後のEVOHペレットの含水率差は30%であっ
た。
のEVOHペレットを回分式箱型乾燥器(通気式)を用
いて、120℃の窒素ガスで、約24時間乾燥を行って
含水率0.2%の乾燥EVOHペレット(改質用の樹脂
組成物)[EVOH100重量部に対して、無定形シリ
カを0.53部、及びオレイン酸アミドを1.1部含
有]を得た。得られた改質用の樹脂組成物ペレット25
部と、EVOH[エチレン含有量35モル%、ケン化度
99.5モル%、MI8g/10分(210℃、荷重2
160g)]ペレット75部をドライブレンドで均一に
混合したものについて、実施例1と同様に評価を行っ
た。
0モル%、MI15g/10分(210℃、荷重216
0g)]の水/メタノール(水/メタノール=20/8
0混合重量比)混合溶液(EVOH濃度45%)100
部に板状含水ケイ酸マグネシウム(林化成社製『ミセル
トン』、二酸化ケイ素−酸化マグネシウム主成分、平均
粒子径1.4μm)を5%及びステアリン酸亜鉛を5%
分散させた分散液10部を加えて60℃で40分間混合
撹拌して、板状含水ケイ酸マグネシウムおよびステアリ
ン酸亜鉛含有のEVOH溶液(EVOH100部に対し
て板状含水ケイ酸マグネシウムが1.1部及びステアリ
ン酸亜鉛が1.1部含有)を得た。次いで、該溶液を5
℃に維持された水槽にストランド状に押し出して凝固さ
せた後、カッターで切断してEVOHペレット(ペレッ
ト形状は直径4mm、長さ4mmで、含水率50%)を
得た。得られたEVOHペレットを水で洗浄後、下記の
方法により乾燥処理を行った。
トを回分式箱型乾燥器(通気式)を用いて、70℃の窒
素ガスで、約5時間乾燥を行って含水率30%のEVO
Hペレットを得た。尚、静置乾燥前のEVOHペレット
の含水率は、50%で、静置乾燥前後のEVOHペレッ
トの含水率差は20%であった。
のEVOHペレットを、回分式流動層乾燥器(塔型)を
用いて、120℃の窒素ガスを流動させながら、約18
時間乾燥を行って含水率0.2%の乾燥EVOHペレッ
ト(改質用の樹脂組成物)[EVOH100重量部に対
して、板状含水ケイ酸マグネシウムを1.1部、及びス
テアリン酸亜鉛を1.1部含有]を得た。得られた改質
用の樹脂組成物ペレット10部と、EVOH[エチレン
含有量30モル%、ケン化度99.2モル%、MI6g
/10分(210℃、荷重2160g)]ペレット90
部をドライブレンドして均一に混合したものについて、
実施例1と同様に評価を行った。
エチレン層(最外層)/接着性樹脂層/EVOH組成物
層(最内層)(厚さが60μm/20μm/40μm)
に変更した以外は同様に行って積層体を得て、同様に評
価を行った。但し、EVOH組成物層表面と押出成形装
置の案内板とは接触しないため、滑り性の評価は以下の
要領で行った。
両端を切断して、2枚のフィルムに分離して、以下のと
おり評価した。 ○ −−− 殆ど抵抗なく分離出来て、ブロッキングが
全く認められない △ −−− 若干の抵抗があり、ブロッキングも若干認
められる × −−− 抵抗が大きく、ブロッキングが著しい
化成社製『ASP600』、二酸化ケイ素−酸化アルミ
ニウム主成分、平均粒子径0.6μm)の2%及びエチ
レンビスステアリン酸アミドの4.5%分散液8部を用
いた以外は同様に行って、得られたEVOHペレット
(改質用の樹脂組成物)[EVOH100重量部に対し
て、無定形含水ケイ酸アルミニウムを0.36部、及び
エチレンビスステアリン酸アミドを0.8部含有]につ
いて、実施例1と同様に評価を行った。
き単層インフレーションフィルム押出成形装置に供給し
て、厚さが40μmの単層フィルムを作成した以外は同
様に行って、同様に評価を行った。
含有させずに凝固液中にEVOHを押し出した以外は同
様に行って、樹脂組成物を得て、同様に評価を行った。
中にEVOHを押し出した以外は同様に行って、得られ
た樹脂組成物について、同様に評価を行った。実施例及
び比較例の評価結果を表1にまとめて示す。
の樹脂組成物は、特にEVOHの改質に有用で、溶融成
形時の成形装置との滑り性や成形物同士の滑り性(耐ブ
ロッキング性)に優れ、また、溶融成形時に目ヤニが発
生することなく、更にはダイラインのない外観性に優れ
た成形物を得ることができ、食品、飲料や医薬品、農薬
品、工業薬品、化粧品、洗剤類包装用のフィルム、シー
ト、チューブ、袋、ボトル、容器等の用途に非常に有用
である。
9)
48時間連続して行った時の積層体の樹脂組成物層側の
インフレーションダイリップ部の目ヤニの発生状況を目
視観察して、以下のとおり評価した。 ○−−− 目ヤニの発生は全く認められなかった △−−− 目ヤニの発生が若干認められた ×−−− 目ヤニの発生が著しかった
Claims (4)
- 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)、酸化物(B)および高級脂肪酸類(C)を含有
し、かつ(B)及び(C)をそれぞれ0.001〜10
重量%含有してなることを特徴とする水酸基含有熱可塑
性樹脂改質用の樹脂組成物。 - 【請求項2】 酸化物(B)が、酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化
セリウム、酸化タングステン、酸化モリブデンおよびこ
れら複合体の群から選ばれる少なくとも1種以上である
ことを特徴とする請求項1記載の水酸基含有熱可塑性樹
脂改質用の樹脂組成物。 - 【請求項3】 高級脂肪酸類(C)が高級脂肪酸、高級
脂肪酸金属塩、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド
から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請
求項1または2記載の水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の
樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の水酸基含有
熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物に配合して用いることを特徴とする
水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物の使用法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06967499A JP4707783B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06967499A JP4707783B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265025A true JP2000265025A (ja) | 2000-09-26 |
JP4707783B2 JP4707783B2 (ja) | 2011-06-22 |
Family
ID=13409647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06967499A Expired - Fee Related JP4707783B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4707783B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000351883A (ja) * | 1999-06-14 | 2000-12-19 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂組成物 |
JP2006097033A (ja) * | 2001-01-22 | 2006-04-13 | Kuraray Co Ltd | エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法 |
WO2015053176A1 (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物組成物及び当該組成物を用いた多層構造体 |
JP2015083665A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-04-30 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレンービニルアルコール共重合体組成物、並びにこれを用いた積層体及びその二次成形品 |
JP2016175412A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 日本合成化学工業株式会社 | 多層構造体 |
WO2018124295A1 (ja) | 2016-12-29 | 2018-07-05 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
JP2019044084A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
CN110603292A (zh) * | 2017-03-15 | 2019-12-20 | 株式会社可乐丽 | 树脂组合物、其制造方法和使用了其的成形体 |
US10589493B2 (en) | 2015-03-18 | 2020-03-17 | Mitsubishi Chemical Corporation | Multilayer structure, and packaging material formed from the multilayer structure |
JP2022191991A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
JP2022191994A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
JP2022191995A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
WO2023058761A1 (ja) * | 2021-10-08 | 2023-04-13 | 株式会社クラレ | エチレン-ビニルアルコール共重合体を含有するペレット及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP06967499A patent/JP4707783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000351883A (ja) * | 1999-06-14 | 2000-12-19 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂組成物 |
JP2006097033A (ja) * | 2001-01-22 | 2006-04-13 | Kuraray Co Ltd | エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法 |
JP2015083665A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-04-30 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレンービニルアルコール共重合体組成物、並びにこれを用いた積層体及びその二次成形品 |
EP3048136A1 (en) * | 2013-09-20 | 2016-07-27 | The Nippon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd. | Ethylene-vinyl alcohol copolymer composition and laminate and secondary molded article thereof using same |
EP3048136A4 (en) * | 2013-09-20 | 2017-05-03 | The Nippon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd. | Ethylene-vinyl alcohol copolymer composition and laminate and secondary molded article thereof using same |
US10358550B2 (en) | 2013-09-20 | 2019-07-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | Ethylene-vinyl alcohol copolymer composition, multilayered sheet and secondary molded article thereof using same |
WO2015053176A1 (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物組成物及び当該組成物を用いた多層構造体 |
JP2015110734A (ja) * | 2013-10-09 | 2015-06-18 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレンービニルエステル共重合体ケン化物組成物及び当該組成物を用いた多層構造体 |
US10336885B2 (en) | 2013-10-09 | 2019-07-02 | Mitsubishi Chemical Corporation | Saponified ethylene-vinyl ester copolymer composition and multilayered structure using said composition |
JP2016175412A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 日本合成化学工業株式会社 | 多層構造体 |
US11020945B2 (en) | 2015-03-18 | 2021-06-01 | Mitsubishi Chemical Corporation | Multilayer structure, and packaging material formed from the multilayer structure |
US10589493B2 (en) | 2015-03-18 | 2020-03-17 | Mitsubishi Chemical Corporation | Multilayer structure, and packaging material formed from the multilayer structure |
JPWO2018124295A1 (ja) * | 2016-12-29 | 2019-11-07 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
WO2018124295A1 (ja) | 2016-12-29 | 2018-07-05 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
US11352477B2 (en) | 2016-12-29 | 2022-06-07 | Kuraray Co., Ltd. | Resin composition and use of same |
CN110603292A (zh) * | 2017-03-15 | 2019-12-20 | 株式会社可乐丽 | 树脂组合物、其制造方法和使用了其的成形体 |
CN110603292B (zh) * | 2017-03-15 | 2022-04-19 | 株式会社可乐丽 | 树脂组合物、其制造方法和使用了其的成形体 |
JP2019044084A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
JP7033410B2 (ja) | 2017-09-01 | 2022-03-10 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物及びその用途 |
JP2022191991A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
JP2022191994A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
JP2022191995A (ja) * | 2021-06-16 | 2022-12-28 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物、それにより形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム及びそれを含む多層構造体 |
JP7285298B2 (ja) | 2021-06-16 | 2023-06-01 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物 |
JP7303276B2 (ja) | 2021-06-16 | 2023-07-04 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物 |
JP7342088B2 (ja) | 2021-06-16 | 2023-09-11 | 長春石油化學股▲分▼有限公司 | エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂組成物 |
WO2023058761A1 (ja) * | 2021-10-08 | 2023-04-13 | 株式会社クラレ | エチレン-ビニルアルコール共重合体を含有するペレット及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4707783B2 (ja) | 2011-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6498925B2 (ja) | Evoh樹脂を用いた溶融成形材料 | |
JP4707783B2 (ja) | 水酸基含有熱可塑性樹脂改質用の樹脂組成物およびその使用法 | |
JP5046430B2 (ja) | 樹脂組成物および積層体 | |
JP4722270B2 (ja) | 低臭性および層間接着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体 | |
JP4642195B2 (ja) | 樹脂組成物ペレットおよび成形物 | |
JP2001200123A (ja) | 樹脂組成物ペレットおよび成形物 | |
JP2000265024A (ja) | 樹脂組成物および積層体 | |
JP5660848B2 (ja) | エチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物ペレットおよびそれから得られる成形物およびその製造方法並びにエチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物ペレットの製造方法 | |
JP2002003609A (ja) | 樹脂組成物の製造法 | |
JP2000001591A (ja) | 樹脂組成物及びその用途 | |
JP5153029B2 (ja) | 樹脂組成物の製造法 | |
JP2002003611A (ja) | 樹脂組成物の製造法 | |
JP4017275B2 (ja) | 樹脂組成物およびその用途 | |
JP2000043038A (ja) | エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレットの製造法 | |
JP4822570B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2000351811A (ja) | エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物およびその積層体 | |
JP2002069259A (ja) | 樹脂組成物ペレットおよび成形物 | |
JP5110742B2 (ja) | 樹脂組成物の製造法 | |
JP2001288323A (ja) | 樹脂組成物ペレットおよびその用途 | |
JP4642169B2 (ja) | 樹脂組成物および積層体 | |
JP2002060497A (ja) | 樹脂組成物ペレットおよび成形物 | |
JP2005068324A (ja) | エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物組成物 | |
JP2000290457A (ja) | 樹脂組成物および積層体 | |
JP2001302799A (ja) | 樹脂組成物ペレットおよび用途 | |
JPWO2018164146A1 (ja) | 樹脂組成物およびそれからなる成形材料並びに多層構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080610 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080627 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080725 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20101206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110316 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |