JP2001302799A - 樹脂組成物ペレットおよび用途 - Google Patents

樹脂組成物ペレットおよび用途

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JP2001302799A
JP2001302799A JP2000119101A JP2000119101A JP2001302799A JP 2001302799 A JP2001302799 A JP 2001302799A JP 2000119101 A JP2000119101 A JP 2000119101A JP 2000119101 A JP2000119101 A JP 2000119101A JP 2001302799 A JP2001302799 A JP 2001302799A
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JP
Japan
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resin composition
evoh
pellets
composition pellets
acid
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JP2000119101A
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English (en)
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Masahiko Toyozumi
政彦 豊住
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 着色が抑制され、かつ表面の平滑性に優れ、
更には多層容器等の成形物に有用な樹脂組成物ペレット
およびその用途を提供すること。 【解決手段】 含水率が0.5〜60重量%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物と融点が160℃未満の
ポリアミド系樹脂を溶融混練してなる樹脂組成物ペレッ
トおよび該ペレットを用いた積層体。該樹脂組成物の含
水率は0.5重量%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)と
ポリアミド系樹脂からなる樹脂組成物ペレットおよびそ
の用途に関し、更に詳しくは、着色が抑制され、かつ表
面の平滑性に優れ、更には多層容器等の成形物に有用な
樹脂組成物ペレットおよびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、EVOHは、そのガスバリア
性や透明性を生かして、食品をはじめとする各種の包装
用フィルムとして多用されている。しかし、かかるEV
OHは、親水性であるため、水分の透過性が大きく耐熱
水性に欠け、また硬直で耐衝撃性にも欠ける等の欠点も
有しており、これらの欠点を改善すると同時にEVOH
の成型性の向上を目的として、EVOHにポリアミド系
樹脂を配合することが、従来より数多く試みられている
(特公昭44−24277号公報、特公昭48−228
33号公報、特開昭50−121347号公報、特公昭
60−24813号公報、特公昭60−24814号公
報、特開昭64−9238号公報、特開平4−7603
9号公報、特公平5−1819号公報、他)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EVO
Hとポリアミド系樹脂を溶融混合するにあたって、単に
溶融混合するだけでは、溶融状態で両者が反応して、樹
脂組成物の急激な粘度上昇や着色、更にはゲルの発生等
が生じることがあり、かかる樹脂組成物をペレット化し
て、各種成形物に用いても良好な(外観性、ガスバリア
性、延伸性等に優れた)成形物が得られないことは推察
できるところであり、樹脂組成物のペレット化について
も十分な検討が望まれるところである。そこで、本発明
者が、樹脂組成物ペレットと成形物の関係について各種
検討を行った結果、着色がなく、かつ表面平滑性に優れ
た樹脂組成物ペレットが良好な成形物を得る上で重要で
あることが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者が樹脂
組成物ペレットについて鋭意研究を重ねた結果、含水率
が0.5〜60重量%のEVOHとポリアミド系樹脂を
溶融混練してなる樹脂組成物ペレットが、着色がなく、
かつ表面平滑性に優れ、更にはかかるペレットを用いた
成形物が、外観性、ガスバリア性、延伸性等に優れるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明に用いられるEVOHとしては、含水率
が0.5〜60重量%のものであれば特に限定されない
が、エチレン含量10〜70モル%(更には20〜60
モル%、特には25〜50モル%)で、酢酸ビニル成分
のケン化度が90モル%以上(更には95モル%以上、
特には99モル%以上)のものが好適に用いられ、該エ
チレン含有量が10モル%未満では高湿時のガスバリア
性や溶融成形性が低下し、逆に70モル%を越えると充
分なガスバリア性が得られず、またケン化度が90モル
%未満ではガスバリア性、熱安定性、耐湿性等が低下し
て好ましくない。
【0006】また、EVOHのメルトフローレート(M
FR)は、0.5〜50g/10分(210℃、216
0g荷重)が好ましく、更には1〜35g/10分(同
左)が好ましい。かかるMFRが0.5g/10分(同
左)未満では、粘度が高くなり過ぎて溶融押出しが困難
となることがあり、逆に50g/10分(同左)を越え
ると、製膜性が不安定となることがあり好ましくない。
【0007】該EVOHは、エチレン−酢酸ビニル共重
合体をケン化することによって得られ、該エチレン−酢
酸ビニル共重合体は、公知の任意の重合法、例えば、溶
液重合、懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造さ
れ、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方
法で行い得る。
【0008】また、本発明では、本発明の効果を阻害し
ない範囲で共重合可能なエチレン性不飽和単量体を共重
合していてもよく、かかる単量体としては、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン類、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、
(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸
類あるいはその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたは
ジアルキルエステル類、アクリルアミド、炭素数1〜1
8のN−アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸
あるいはその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミ
ンあるいはその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルア
ミド類、メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アル
キルメタクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルア
ミド、2−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるい
はその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあ
るいはその酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミ
ド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類、
アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビ
ニル類、炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒ
ドロキシアルキルビニルエーテル、アルコキシアルキル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化
ビニル等のハロゲン化ビニル類、トリメトキシビニルシ
ラン等のビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル、ア
リルアルコール、ジメチルアリルアルコール、トリメチ
ル−(3−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−
アンモニウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸等が挙げられる。又、本発明の趣旨を
損なわない範囲で、ウレタン化、アセタール化、シアノ
エチル化、チオール化等、後変性されても差し支えな
い。
【0009】本発明で用いられるEVOHは、上記の如
く含水率が0.5〜60重量%(更には1〜50重量
%、特には2〜40重量%)であることが必要で、かか
る含水率が0.5重量%未満では、本発明の作用効果を
十分に得ることができず、逆に60重量%を越えると溶
融混練中に樹脂と水の一部分離が起こって押出し不安定
となり、また得られる樹脂組成物ペレットの揮発分が高
くなって該ペレットを用いた成形品は発泡が発生するこ
ととなり本発明の目的を達成することが困難となる。
【0010】かかる含水率が調整されたEVOHの形状
は特に限定されないが、特にペレット状のものが取り扱
いの容易な点で好ましい。かかるEVOHペレットを得
るに当たっては、特に限定されず、通常EVOHの溶液
を凝固液中にストランド状に押し出して凝固させ、その
後に切断してペレット状にしてから、水洗浄処理するこ
とが行われており、かかる諸工程中においてEVOHペ
レットの含水率を0.5〜60重量%に調整すればよ
い。
【0011】尚、ここで言うEVOH(ペレット)の含
水率については、以下の方法により測定・算出されるも
のである。 [含水率の測定方法](含水)EVOHを電子天秤にて
秤量(W1:単位mg)後、150℃に維持された熱風
オーブン型乾燥器に入れ、5時間乾燥させてから、さら
にデシケーター中で30分間放冷させた後の重量を同様
に秤量(W2:単位mg)して、以下の(1)式から算
出する。 含水率(%)={(W1−W2)/W1}×100 ・・・(1)
【0012】以下、含水率が0.5〜60重量%のEV
OHペレット(以下、含水EVOHペレットと称するこ
とがある)を得る方法について詳細に説明する。本発明
に用いるEVOHは前述の通りエチレン−酢酸ビニル共
重合体をケン化して得られるものであるが、かかるケン
化反応は、アルカリ触媒の共存下に実施され、該アルカ
リ触媒としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のアルカリ触媒によるケン化反応に使用され
る従来公知の触媒をそのまま使用できる。具体的には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムな
どのアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメチラート、t
−ブトキシカリウムなどのアルカリ金属アルコラート、
1,8−ジアザビシクロ[5,4,10]ウンデセン−
7(DBU)で代表される共塩基性アミン、更には炭酸
アルカリ金属塩、炭酸水素アルカリ金属塩などが挙げら
れるが、取り扱いの容易さ、触媒コスト等から水酸化ナ
トリウムの使用が好ましい。触媒の使用量は必要ケン化
度、反応温度等により異なるが、エチレン−酢酸ビニル
共重合体中の残存酢酸基に対して0.05当量以下が用
いられ、好ましくは0.03当量以下である。又アルカ
リ触媒の替わりに、塩酸、硫酸等の酸触媒を用いること
も可能である。
【0013】ケン化に当たっては、上記エチレン−酢酸
ビニル共重合体を、アルコール又はアルコール含有媒体
中に通常20〜60重量%程度の濃度になる如く溶解
し、アルカリ触媒、あるいは酸触媒を添加して40〜1
40℃の温度で反応せしめる。該溶液温度において反応
後のEVOHが析出しない様に配慮すれば、該EVOH
の濃度に特に制限はないが、通常はその濃度が10〜5
5重量%、好ましくは15〜50重量%となるようにす
れば良い。次いで、上記で得られたEVOHのアルコー
ル溶液はそのままでもよいが、好ましくは、直接水を加
えるか、該EVOH溶液を適宜濃縮あるいは希釈してか
ら水を加えてストランド製造用の溶液に調整される。該
水溶液の場合には水/アルコールの混合重量比が80/
20〜5/95の範囲で、溶液中に含有されるEVOH
の量としては、20〜55重量%(更には25〜50重
量%)が後続の凝固作業の安定性の点で好ましい。
【0014】次に、上記で得られたEVOH溶液をスト
ランド状に押し出してペレット化するのであるが、この
時点で、飽和脂肪族アミド(例えばステアリン酸アミド
等)、不飽和脂肪酸アミド(例えばオレイン酸アミド
等)、ビス脂肪酸アミド(例えばエチレンビスステアリン
酸アミド等)、脂肪酸金属塩(例えばステアリン酸カルシ
ウム等)、低分子量ポリオレフィン(例えば分子量500
〜10,000程度の低分子量ポリエチレン又は低分子
量ポリプロピレン等)などの滑剤、無機酸(例えばリン
酸、ホウ酸等)、有機酸(酢酸、ステアリン酸等)、無
機塩(例えばリン酸のアルカリ金属・アルカリ土類金属
塩、ハイドロタルサイト等)、有機酸(例えば酢酸のア
ルカリ金属・アルカリ土類金属塩等)、可塑剤(例えば
エチレングリコール、グリセリン、ヘキサンジオール等
の脂肪族多価アルコールなど)、酸化防止剤(例えばチ
バスペシャルティケミカルズ社製『IRGANOX10
98』など)、紫外線吸収剤、着色剤、抗菌剤、アンチ
ブロッキング剤(例えばタルク微粒子など)、スリップ
剤(例えば無定形シリカ微粒子など)等を配合しても良
い。
【0015】析出させる凝固液としては水又は水/アル
コール混合溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジプロピルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸メチル等の有機酸エステル等が用いられるが、
取り扱いの容易な点で水又は水/アルコール混合溶媒が
好ましい。該アルコールとしては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール等のアルコールが用いられるが、工
業上好ましくはメタノールが用いられる。凝固液中の凝
固液とEVOHのストランドとの重量比(凝固液/EV
OHのストランド)としては、50〜10000である
ことが好ましく、更には100〜1000である。該範
囲の重量比にすることにより、寸法分布が均一なEVO
Hペレットを得ることが可能となる。
【0016】更に該凝固液中に、カルボン酸を1〜10
000ppmおよび/またはカルボン酸金属塩を1〜1
5000ppmおよび/またはカルボン酸エステルを1
〜50000ppm含有させることも好ましく、更には
カルボン酸を50〜5000ppmおよび/またはカル
ボン酸金属塩を10〜5000ppmおよび/またはカ
ルボン酸エステルを10〜10000ppm含有させる
のが好ましい。該範囲のカルボン酸類を凝固浴中に含有
させることにより、寸法分布が均一なEVOHペレット
を更に好適に得ることが可能となる。かかるカルボン酸
としては特に制限されないが、ギ酸、酢酸、プロピオン
酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸等が挙げ
られるが、好ましくは酢酸が用いられる。
【0017】かかるカルボン酸金属塩としては特に制限
されないが、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸マグ
ネシウム、ギ酸カルシウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、酢酸マグネシウム等が用いられるが、好ましくは
酢酸ナトリウムが用いられる。かかるカルボン酸エステ
ルとしては特に制限されないが、ギ酸メチル、ギ酸エチ
ル、ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、アセ
ト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等が用いられるが、好
ましくは酢酸メチルが用いられる。EVOH溶液を凝固
液と接触させる温度は、析出性の点で−10〜40℃が
好ましく、更には0〜20℃で、特には0〜10℃であ
る。
【0018】EVOH溶液は任意の形状を有するノズル
により、上記の如き凝固液中にストランド状に押出され
るのであるが、かかるノズルの形状としては、特に限定
されないが、円筒形状が工業的に好ましく、その長さは
1〜100cmが好ましく、更には3〜30cmで、内
径は0.1〜10cmが好ましく、更には0.2〜5.
0cmである。かくしてノズルよりEVOH(溶液)が
ストランド状に押し出されるのであるが、ストランドは
必ずしも一本である必要はなく、数本〜数百本の間の任
意の数で押し出し可能である。
【0019】次いで、ストランド状に押し出されたEV
OHは凝固が充分進んでから切断され、ペレット化され
その後水洗される。かかるペレットの形状は、円柱状の
場合は径が1〜10mm、長さ1〜10mmのもの(更
にはそれぞれ2〜6mmのもの)が、又球状の場合は径
が1〜10mmのもの(更には2〜6mmのもの)が溶
融混練の安定性の点で好ましい。
【0020】また、水洗条件としては、該ペレットを温
度10〜40℃(更には20〜40℃)の水槽中で水洗
する。かかる水洗処理により、EVOH中のオリゴマー
や不純物、溶剤等が除去される。さらに該水洗処理に続
いて、または該水洗処理の代わりに、種々の酸や金属塩
を含む水溶液中で処理して、EVOH中に酸や金属塩を
含有させることも、乾燥後のEVOHの色調、熱安定
性、ロングラン成形性、積層体としたときの接着性樹脂
との層間接着性、加熱延伸成形性等が改善される点で好
ましく、かかる酸成分としては酢酸、プロピオン酸、酪
酸、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン
酸等の有機酸や硫酸、亜硫酸、炭酸、ホウ酸、リン酸等
の無機酸が挙げられ、金属塩としては上記酸のアルカリ
金属、アルカリ土類金属、遷移金属等の金属塩が挙げら
れ、特に酢酸、リン酸、ホウ酸やそのアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩がその効果に優れる点で好ましく用
いられる。
【0021】酢酸の含有量としては、乾燥後のEVOH
に対して5〜1000ppm(更には10〜500pp
m、特には20〜300ppm)とすることが好まし
く、かかる酢酸の含有量が5ppm未満ではその含有効
果が充分得られないことがあり、逆に1000ppmを
超えるとロングラン成形性が低下することがあり好まし
くない。リン酸の含有量としては、乾燥後のEVOHに
対してリン酸根換算で5〜1000ppm(更には10
〜500ppm、特には20〜300ppm)とするこ
とが好ましく、かかるリン酸の含有量が5ppm未満で
はその含有効果が充分得られないことがあり、逆に10
00ppmを超えると得られる成形物の外観が悪化して
好ましくない。
【0022】ホウ酸の含有量としては、乾燥後のEVO
Hに対してホウ素換算で10〜10000ppm(更に
は20〜2000ppm、特には100〜1000pp
m)とすることが好ましく、かかるホウ素の含有量が1
0ppm未満ではその含有効果が充分得られないことが
あり、逆に10000ppmを超えると得られる成形物
の外観が悪化して好ましくない。また、該金属塩の含有
量としては、乾燥後のEVOHに対して金属換算で5〜
1000ppm(更には10〜500ppm、特には2
0〜300ppm)とすることが好ましく、かかる含有
量が5ppm未満ではその含有効果が充分得られないこ
とがあり、逆に1000ppmを超えると得られる成形
物の外観が悪化して好ましくない。尚、EVOH中に2
種以上のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属の塩
が含有される場合は、その総計が上記の含有量の範囲に
あることが好ましい。
【0023】尚、上記の乾燥にあたっては、種々の乾燥
方法を採用することが可能であり、例えば流動乾燥や静
置乾燥等の乾燥方法を挙げることができ、これらを組み
合わせることも可能で、流動乾燥処理後に静置乾燥処理
を行う方法又は静置乾燥処理後に流動乾燥処理を行う方
法等を採用することもできる。かかる流動乾燥とは、実
質的にEVOH(ペレット)が機械的にもしくは熱風に
より撹拌分散されながら行われる乾燥を意味し、該乾燥
を行うための乾燥器としては、円筒・溝型撹拌乾燥器、
円筒乾燥器、回転乾燥器、流動層乾燥器、振動流動層乾
燥器、円錐回転型乾燥器等が挙げられ、また、静置乾燥
とは、実質的にEVOH(ペレット)が撹拌、分散など
の動的な作用を与えられずに行われる乾燥を意味し、該
乾燥を行うための乾燥器として、材料静置型としては回
分式箱型乾燥器が、材料移送型としてはバンド乾燥器、
トンネル乾燥器、竪型サイロ乾燥器等を挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。
【0024】かくしてEVOHペレットが得られるので
あるが、該ペレットの含水率を調整するにあたっては、
特に限定されないが、上記の製造工程中のEVOHペ
レット(水/アルコール含有)と水を混合攪拌した後、
乾燥等により含水率を調整する方法、製造されたEV
OHペレットと水蒸気や水と接触させる方法、製造さ
れたEVOHペレットを一定湿度内に放置して吸水させ
る方法、製造されたEVOHペレットを溶融してスト
ランド状に押出し、そのストランドを水中に浸せきさせ
た後に切断してペレットとする方法等を挙げることがで
きるが、工業的には、の方法が好ましい。
【0025】本発明に用いられるポリアミド系樹脂とし
ては、特に限定されず、種々のものを使用することがで
きる。具体的にかかるポリアミド系樹脂としては、ポリ
カプラミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン
酸(ナイロン7)、ポリ−ω−アミノノナン酸(ナイロ
ン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリ
ラウリルラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジア
ミンアジパミド(ナイロン26)、ポリテトラメチレン
アジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンアジ
パミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミ
ド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカミド
(ナイロン612)、ポリオクタメチレンアジパミド
(ナイロン86)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイ
ロン108)、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重
合体(ナイロン6/12)、カプロラクタム/ω−アミ
ノノナン酸共重合体(ナイロン6/9)、カプロラクタ
ム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体
(ナイロン6/66)、ラウリルラクタム/ヘキサメチ
レンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン12
/66)、エチレンジアミンアジパミド/ヘキサメチレ
ンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン26/
66)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウ
ムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケー
ト共重合体(ナイロン66/610)、エチレンアンモ
ニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジ
ペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重
合体(ナイロン6/66/610)、ポリヘキサメチレ
ンイソフタルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルア
ミド、ヘキサメチレンイソフタルアミド/テレフタルア
ミド共重合体あるいはこれらのポリアミド系樹脂をメチ
レンベンジルアミン、メタキシレンジアミン等の芳香族
アミンで変性したものやメタキシリレンジアンモニウム
アジペート等が挙げられ、これらの1種または2種以上
のブレンド物が用いられ、更にはこれらの中でも、融点
が160℃以下(更に80〜160℃、特に80〜15
0℃、殊に80〜140℃)のポリアミド系樹脂が好ま
しい。
【0026】ここで融点は、示差走査熱量計(DSC)
を用いて昇温速度10℃/minで測定される融解ピー
ク温度(℃)を表す。
【0027】ポリアミド系樹脂の融点を160℃以下と
するための手法は特に限定されないが、工業的には上記
のポリアミド系樹脂のうち、特定比率の共重合体を使用
することが好ましく、該共重合体ナイロンとして具体的
には、ナイロン6/12、ナイロン6/69、ナイロン
6/66/610、ナイロン6/66/610/12、
ナイロン6/66/610/11等やその芳香族アミン
変性物が挙げられ、市販されている具体的な商品名とし
ては、『アミランCM4000』,『アミランCM80
00』,『アミランCM6541X3』,『アミランC
M831』,『アミランCM833』(以上、東レ社
製)、『エルバミド8061』,『エルバミド8062
S』,『エルバミド8066』(以上、デュポンジャパ
ン社製)、『グリロンCF6S』,『グリロンCF62
BS』,『グリロンCA6E』,『グリロンXE338
1』(以上、エムスジャパン社製)などが挙げられる。
【0028】また、該ポリアミド系樹脂の示差走査熱量
計を用いて測定(昇温速度10℃/min)される融解
熱量ΔHは、80J/g以下(更には5〜70J/g、
特には10〜60J/g)が好ましく、該融解熱量ΔH
が80J/gを越える場合には、低温加熱延伸成形性が
低下する傾向にあり好ましくない。更に、該ポリアミド
系樹脂のメルトフローレート(MFR)(210℃、荷
重2160gg)は、1〜100g/10分(更には5
〜80g/10分、特には10〜50g/10分)が好
ましく、該メルトフローレートが該範囲から外れる場合
には、低温加熱延伸成形性が低下する傾向にあり好まし
くない。本発明においてポリアミド系樹脂としては、構
造、組成、分子量(MFR)、分子量分布などの異なる
ポリアミド系樹脂を併せて2種類以上用いることもでき
る。
【0029】また、これらのポリアミド系樹脂は、分子
末端のカルボキシル基および/またはアミノ基が、アル
キルモノカルボン酸、アルキルジカルボン酸、アルキル
モノアミン、アルキルジアミン等で調整(変性)された
ものであってもよい。本発明においては、EVOHとポ
リアミド系樹脂を含有してなる樹脂組成物ペレットにお
いて、上記の如き含水EVOH(ペレット)とポリアミ
ド系樹脂を溶融混練してなることを最大の特徴とするも
ので、含水EVOHとポリアミド系樹脂を溶融混練(混
合)してペレット化すれば良く、かかる方法について、
具体的に説明する。
【0030】含水EVOHとポリアミド系樹脂を溶融混
練するにあたっては、特に限定されずに公知の溶融混練
装置を用いることができ、具体的には、単軸又は二軸押
出機、ニーダールーダー、ミキシングロール、バンバリ
ーミキサー、プラストミル等を挙げることができ、工業
生産性を考慮すれば、単軸又は二軸押出機を用いること
が好ましい。
【0031】また、溶融混練装置に供給する含水EVO
H及びポリアミド系樹脂の供給方法についても特に制限
はないが、装置の簡便さ、ブレンド物のコスト等を考慮
すれば、含水EVOHとポリアミド系樹脂をドライブレ
ンドした後に一括で押出機に供給することが好ましい。
押出機の設定温度については、含水EVOHやポリアミ
ド系樹脂の融点との兼ね合いもあり一概に断言できない
が、通常は0〜350℃(更に50〜300℃、特に1
00〜280℃)の範囲から選択することが好ましく、
かかる温度が0℃未満では得られるペレットの含水率が
高くなりすぎて、成形時に発泡が起こることがあり、逆
に350℃を越えると樹脂(ポリアミド系樹脂やEVO
Hを単に樹脂と称することがある)が劣化する恐れがあ
り好ましくない。また、溶融混練の時間についても含水
EVOHとポリアミド系樹脂の配合比率やEVOHの含
水率や溶融温度等により一概に断言できないが、通常は
10秒〜30分(更に20秒〜10分、特に30秒〜5
分)の範囲から選択することが好ましく、かかる時間が
10秒未満では得られるペレットの含水率が高くなりす
ぎて、成形時に発泡が起こることがあり、逆に30分を
越えると樹脂が劣化する恐れがあり好ましくない。
【0032】かくして、含水EVOHとポリアミド系樹
脂が溶融混練されて樹脂組成物が得られるのであるが、
溶融混練後の樹脂組成物の含水率は、0.5重量%以下
(更には0.3重量%以下)とすることが好ましく、か
かる含水率が0.5重量%を越える時は成形時に発泡が
起こったりすることがあり好ましくない。かかる含水率
を調整するには、上記の溶融混練装置、溶融時の設定温
度、溶融混練時間等を調節することにより行うことがで
きる。
【0033】ペレット状の樹脂組成物を得るには、上記
の溶融混練装置に樹脂組成物をストランド状に押し出す
ことのできるダイ(ストランドダイ)等を設けて、樹脂
組成物をストランド状に押し出した後にカッティングし
てペレット状とすることができる。該ダイから押し出さ
れたストランド状の樹脂組成物は、直ぐにカッティング
しても良いが、通常は、ベルト上や水中に押し出されて
十分に冷却された後にカッティングされることが多い。
【0034】得られる樹脂組成物ペレットの形状として
は、後の成形性を考慮すれば円筒形が好ましく、径が1
〜10mm(更には2〜6mm、特には2〜4mm)、
長さが1〜10mm(更には2〜6mm、特には2〜4
mm)のものが好ましい。また、本発明で得られる樹脂
組成物ペレット中のEVOH及びポリアミド系樹脂の配
合割合は特に限定されないが、EVOH/ポリアミド系
樹脂の配合重量比が、50/50〜99/1(更には6
0/40〜97/3、特には70/30〜95/5)と
なるように混合することが好ましく、かかる配合重量比
が50/50未満では該ペレットから得られる成形物の
ガスバリア性が不十分となることがあり、逆に99/1
を越えると耐衝撃性や加熱延伸性が十分に発揮されない
ことがあり好ましくない。
【0035】更に、本発明の樹脂組成物ペレット中に
は、酸化防止剤、滑剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着色
剤、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、フィラー等を添
加することも可能で、これらを添加するにあたっては、
上記の含水EVOHとポリアミド系樹脂の混合(溶融混
練)時に添加すれば良い。
【0036】本発明は、含水EVOHを用いるものであ
るが、ポリアミド系樹脂についても予め含水させておく
ことも本発明の作用効果を顕著に得られる点で好まし
い。この時のポリアミド系樹脂の含水率としては、0.
3重量%以上(更には0.5〜20重量%、特には1〜
15重量%)が好ましく、かかる含水率が0.3重量%
未満では作用効果が顕著に得られず、含水率の上限は2
0重量%を越えても良いが、後述の含水EVOHと含水
させたポリアミド系樹脂の全体の含水率を考慮して決め
ることが好ましい。ポリアミド系樹脂を含水させる方法
としては、特に限定されないが、例えば、1)水蒸気或
いは水と接触させる方法、2)一定湿度内に放置して吸
水させる方法、3)溶融押出ししてストランド状物を
得、そのストランドを水中に浸せきさせた後に切断して
ペレットとする方法等を挙げることができるが、工業的
には、1)の方法が好ましい。
【0037】尚、ポリアミド系樹脂の含水率は、上記の
[含水率の測定方法]において、乾燥時間を1時間とし
て測定・算出されるものである。また、溶融混練に供さ
れる時の含水EVOHと含水させたポリアミド系樹脂の
全体の含水率を0.3〜55重量%(更には0.5〜4
5重量%、特には1〜40重量%)となるように考慮す
ることが好ましい。
【0038】かくして得られた本発明の樹脂組成物ペレ
ットは、成形物の用途に多用され、溶融成形等によりフ
ィルム、シート、容器、繊維、棒、管、各種成形品等に
成形され、又、これらの粉砕品(回収品を再使用する時
など)を用いて再び溶融成形に供することもでき、かか
る溶融成形方法としては、押出成形法(T−ダイ押出、
インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押
出等)、射出成形法が主として採用される。溶融成形温
度は、150〜300℃の範囲から選ぶことが多い。
【0039】また、本発明の樹脂組成物ペレットは、単
体の成形物として用いることができるが、特に積層体の
成形物に供した時に本発明の作用効果を十分に発揮する
ことができ、具体的には該樹脂組成物からなる層の少な
くとも片面に熱可塑性樹脂層等を積層して多層積層体な
る成形物として用いることが有用である。
【0040】該積層体を製造するに当たっては、該樹脂
組成物からなる層の片面又は両面に他の基材を積層する
のであるが、積層方法としては、例えば該樹脂組成物か
らなるフィルムやシートに熱可塑性樹脂を溶融押出する
方法、逆に熱可塑性樹脂等の基材に該樹脂組成物を溶融
押出する方法、該樹脂組成物と他の熱可塑性樹脂とを共
押出する方法、更には本発明の樹脂組成物からなるフィ
ルムやシートと他の基材のフィルム、シートとを有機チ
タン化合物、イソシアネート化合物、ポリエステル系化
合物、ポリウレタン化合物等の公知の接着剤を用いてド
ライラミネートする方法等が挙げられる。本発明の樹脂
組成物ペレットは、前述のようにロングラン成形性に優
れているので、特に共押出成形に供した時に本発明の作
用効果を十分に発揮することができる。
【0041】共押出の場合の相手側樹脂としてはポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、共重合ポリアミド、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン、アクリル系樹脂、
ビニルエステル系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポ
リウレタンエラストマー、塩素化ポリエチレン、塩素化
ポリプロピレン、芳香族および脂肪族ポリケトン、脂肪
族ポリアルコール等が挙げられ、好適にはポリオレフィ
ン系樹脂が用いられる。
【0042】かかるポリオレフィン系樹脂としては、具
体的に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密
度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン
(VLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高
密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレン−プロピ
レン(ブロック又はランダム)共重合体、エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレン、プロピ
レン−α−オレフィン(炭素数4〜20のα−オレフィ
ン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテン、ポリメチル
ペンテン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこ
れらのオレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン
酸又はそのエステルでグラフト変性したものやこれらの
ブレンド物などの広義のポリオレフィン系樹脂を挙げる
ことができ、なかでも、直鎖状低密度ポリエチレン(L
LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密
度ポリエチレン(VLDPE)、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)、アイオノマーが、得られる積層包
装材の耐屈曲疲労性、耐振動疲労性等に優れる点で好ま
しい。
【0043】特に、密度0.86〜0.95g/cm3
のエチレン−α−オレフィン共重合体からなる直鎖状低
密度ポリエチレンが好ましく用いられ、密度が上記範囲
より小さいときは、積層包装材の機械的諸物性が不足し
たり、ブロッキングが発生したりする。逆に、大きいと
きは、耐屈曲疲労性や耐振動疲労性等が不充分となるこ
とがあり好ましくない。尚、ここで言う密度とは、20
℃においてJIS K6760によって測定される値で
あり、エチレン−α−オレフィンとは、エチレンとブテ
ン−1,ペンテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘキ
セン−1,オクテン−1等の炭素数18以下の共重合物
である。これらの中でも炭素数が4〜8のオレフィンを
用いたエチレン−α−オレフィン共重合体が好適に用い
られる。
【0044】上記の直鎖状低密度ポリエチレンにおいて
は、更に、シングルサイト触媒の存在下に製造されたエ
チレン−α−オレフィン共重合体であることが、本発明
の効果をより発現できうる点で好ましい。シングルサイ
ト触媒とは、現行のチーグラー触媒やフィリップス触媒
が活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているの
に対し、活性点が均一(シングルサイト)である特徴を
有する触媒のことであり、代表的なものとしてメタロセ
ン系触媒等が挙げられる。具体的な商品名としては、
『カーネル』(日本ポリケム社製)、『エボリュー』
(三井化学社製)、『エグザクト』(エクソンケミカル
社製)、『アフィニティー』(ダウケミカル社製)など
が挙げられる。
【0045】更に、本発明の樹脂組成物ペレットから一
旦フィルムやシート等の成形物を得、これに他の基材を
押出コートしたり、他の基材のフィルム、シート等を接
着剤を用いてラミネートする場合、前記の熱可塑性樹脂
以外に任意の基材(紙、金属箔、無延伸、一軸又は二軸
延伸プラスチックフィルム又はシート及びその無機物蒸
着体、織布、不織布、金属綿状、木質等)が使用可能で
ある。
【0046】積層体の層構成は、本発明の樹脂組成物
(ペレット)からなる層をa(a1、a2、・・・)、他
の基材、例えば熱可塑性樹脂層をb(b1、b2、・・
・)とするとき、フィルム、シート、ボトル状であれ
ば、a/bの二層構造のみならず、b/a/b、a/b
/a、a1/a2/b、a/b1/b2、b2/b1/a/b
1/b2、b1/b2/a/b3/b4、a1/b1/a2/b2
等任意の組み合わせが可能であり、フィラメント状では
a、bがバイメタル型、芯(a)−鞘(b)型、芯
(b)−鞘(a)型、或いは偏心芯鞘型等任意の組み合
わせが可能である。
【0047】尚、上記の層構成において、それぞれの層
間には、必要に応じて接着性樹脂層を設けることがで
き、かかる接着性樹脂としては、種々のものを使用する
ことができ、bの樹脂の種類によって異なり一概に言え
ないが、不飽和カルボン酸又はその無水物をオレフィン
系重合体(上述の広義のポリオレフィン系樹脂)に付加
反応やグラフト反応等により化学的に結合させて得られ
るカルボキシル基を含有する変性オレフィン系重合体を
挙げることができ、具体的には、無水マレイン酸グラフ
ト変性ポリエチレン、無水マレイン酸グラフト変性ポリ
プロピレン、無水マレイン酸グラフト変性エチレン−プ
ロピレン(ブロック又はランダム)共重合体、無水マレ
イン酸グラフト変性エチレン−エチルアクリレート共重
合体、無水マレイン酸グラフト変性エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等から選ばれた1種または2種以上の混合物
が好適なものとして挙げられる。このときの、オレフィ
ン系重合体に含有される不飽和カルボン酸又はその無水
物の量は、0.001〜3重量%が好ましく、更に好ま
しくは0.01〜1重量%、特に好ましくは0.03〜
0.5重量%である。該変性物中の変性量が少ないと、
接着性が不充分となることがあり、逆に多いと架橋反応
を起こし、成形性が悪くなることがあり好ましくない。
またこれらの接着性樹脂には、本発明の樹脂組成物や他
のEVOH、ポリイソブチレン、エチレン−プロピレン
ゴム等のゴム・エラストマー成分、更にはb層の樹脂等
をブレンドすることも可能である。特に、接着性樹脂の
母体のポリオレフィン系樹脂と異なるポリオレフィン系
樹脂をブレンドすることにより、接着性が向上すること
があり有用である。
【0048】積層体の各層の厚みは、層構成、bの種
類、用途や容器形態、要求される物性などにより一概に
言えないが、通常は、a層は5〜500μm(更には1
0〜200μm)、b層は5〜5000μm(更には3
0〜1000μm)、接着性樹脂層は5〜400μm
(更には10〜150μm)程度の範囲から選択され
る。a層が5μm未満ではガスバリア性が不足し、また
その厚み制御が不安定となり、逆に500μmを越える
と耐屈曲疲労性が劣り、かつ経済的でなく好ましくな
く、またb層が5μm未満では剛性が不足し、逆に50
00μmを越えると耐屈曲疲労性が劣り、かつ重量が大
きくなり好ましくなく、接着性樹脂層が5μm未満では
層間接着性が不足し、またその厚み制御が不安定とな
り、逆に400μmを越えると重量が大きくなり、かつ
経済的でなく好ましくない。また、本発明の積層包装材
の各層には、成形加工性や諸物性の向上のために、前述
の各種添加剤や改質剤、充填材、他樹脂等を本発明の効
果を阻害しない範囲で添加することもできる。
【0049】該積層体は、そのまま各種形状のものに使
用されるが、更に該積層体の物性を改善するためには延
伸処理を施すことも好ましく、かかる延伸については、
一軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよく、できるだ
け高倍率の延伸を行ったほうが物性的に良好で、延伸時
にピンホールやクラック、延伸ムラ、デラミ等の生じな
い延伸フィルムや延伸シート、延伸容器、延伸ボトル等
の成形物が得られる。
【0050】延伸方法としては、ロール延伸法、テンタ
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、
深絞成形、真空圧空成形等のうち延伸倍率の高いものも
採用できる。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次
二軸延伸方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は
60〜170℃、好ましくは80〜160℃程度の範囲
から選ばれる。
【0051】延伸が終了した後、次いで熱固定を行うこ
とも好ましい。。熱固定は周知の手段で実施可能であ
り、上記延伸フィルムを緊張状態を保ちながら80〜1
70℃、好ましくは100〜160℃で2〜600秒間
程度熱処理を行う。例えば、多層シートや多層フィルム
からカップやトレイ状の多層容器を得る場合は、絞り成
形法が採用され、具体的には真空成形法、圧空成形法、
真空圧空成形法、プラグアシスト式真空圧空成形法等が
挙げられる。
【0052】更に多層パリソン(ブロー前の中空管状の
予備成形物)からチューブやボトル状の多層容器を得る
場合はブロー成形法が採用され、具体的には押出ブロー
成形法(双頭式、金型移動式、パリソンシフト式、ロー
タリー式、アキュムレーター式、水平パリソン式等)、
コールドパリソン式ブロー成形法、射出ブロー成形法、
二軸延伸ブロー成形法(押出式コールドパリソン二軸延
伸ブロー成形法、射出式コールドパリソン二軸延伸ブロ
ー成形法、射出成形インライン式二軸延伸ブロー成形法
等)などが挙げられる。
【0053】また、生肉、加工肉、チーズ等の熱収縮包
装用途に用いる場合には、延伸後の熱固定は行わずに製
品フィルムとし、上記の生肉、加工肉、チーズ等を該フ
ィルムに収納した後、50〜130℃、好ましくは70
〜120℃で、2〜300秒程度の熱処理を行って、該
フィルムを熱収縮させて密着包装をする。
【0054】かくして得られた積層体の形状としては任
意のものであってよく、フィルム、シート、テープ、ボ
トル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等が例示
される。又、得られる積層体は必要に応じ、熱処理、冷
却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネート処理、
溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深絞り加工、箱加
工、チューブ加工、スプリット加工等を行うことができ
る。
【0055】上記の如く得られたカップ、トレイ、チュ
ーブ、ボトル等からなる容器や延伸フィルムからなる袋
や蓋材は一般的な食品の他、マヨネーズ、ドレッシング
等の調味料、味噌等の発酵食品、サラダ油等の油脂食
品、飲料、化粧品、医薬品、洗剤、香粧品、工業薬品、
農薬、燃料等各種の容器として有用であるが、本発明の
積層体は、特に、ゼリー、プリン、ヨーグルト、マヨネ
ーズ、味噌等の半固形状食品・調味料用のカップ状容器
や、生肉、畜肉加工品(ハム、ベーコン、ウインナー
等)用のトレー状容器等の加熱延伸成形容器用途に有用
である。
【0056】最も好ましい容器構成としては、両外層に
(接着性樹脂層を介して)ポリスチレン系樹脂を配した
ポリスチレン系樹脂層/接着性樹脂層/本発明の樹脂組
成物ペレットの層/接着性樹脂層/ポリスチレン系樹脂
層や、最内層にヒートシール性に優れたポリエチレン系
樹脂層を配したポリスチレン系樹脂層/接着性樹脂層/
本発明の樹脂組成物ペレットの層/接着性樹脂層/ポリ
エチレン系樹脂層、ポリエチレン系樹脂層/接着性樹脂
層/本発明の樹脂組成物ペレットの層/接着性樹脂層/
ポリプロピレン系樹脂層、ポリエチレン系樹脂層/接着
性樹脂層/本発明の樹脂組成物ペレットの層/接着性樹
脂層/ポリエチレン系樹脂層が挙げられる。
【0057】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。
【0058】実施例1 EVOH[エチレン含有量32モル%、ケン化度99.
5モル%、MFR4g/10分(210℃,2160g
荷重)]の水/メタノール混合溶液[水/メタノール=
40/60(重量比)、EVOH濃度30%、液温50
℃]を孔径4mmのノズルより5℃に維持された凝固液
(水95%、メタノール5%よりなる)槽にストランド
状に押し出して、EVOHをストランド状に凝固させた
後、該ストランド状のEVOHを水槽の端部に付設され
た引き取りローラーに導き、カッターで切断し、直径4
mm、長さ4mmの白色の多孔性EVOHペレットを得
た。
【0059】更に、得られた白色の多孔性EVOHペレ
ットを、30℃の温水1000部に投入して、約240
分間撹拌洗浄して、含水EVOHペレット(含水率70
%)を得た後、塔式流動層乾燥機により窒素ガスを80
℃雰囲気中で40分接触させて(空塔速度1.6m/s
ec)、含水率25重量%の含水EVOHペレットを得
た。
【0060】次いで、得られた含水EVOHペレット8
8部とポリアミド系樹脂[エムスジャパン社製『グロリ
ンCF6S』、ナイロン6/12共重合体、密度1.0
5g/cm3、融点133℃、ΔH51J/g、MFR
18g/10分(210℃、2160g荷重)]12部
をストランドダイを備えた二軸押出機に供給して、以下
の条件にて溶融混練を行い、そのストランドを水槽中に
通して冷却後ペレタイザーで切断して、含水率が0.1
5%の樹脂組成物ペレットを得た。
【0061】尚、上記の押し出し時には、押出機のベン
トから水分を脱揮させて、押出機(ストランドダイ)を
出た直後の樹脂組成物ペレットの含水率が0.15%と
なるように調整した。得られた樹脂組成物ペレットを目
視観察したが、無色・透明で黄着色は全く認められなか
った。また、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察した
が、非常に平滑で良好な外観を示していた。更に、該ペ
レット化を連続して3日間行ったが、ストランド切れや
異物・目ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹脂
組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペレットと同様に、
無色・透明で黄着色は全く認められず、表面も非常に平
滑で良好な外観を示していた。
【0062】 [二軸押出機による溶融ペレット化条件] スクリュ内径 30mm(L/D=30) スクリュ形状 圧縮部に100mmのニーディングディスクを有する スクリーンメッシュ 90/90mesh スクリュ回転数 150rpm ベント孔 減圧吸引を実施 ホッパー内 窒素ガスを供給して置換 押出温度 C1:190℃ C2:200℃ C3:210℃ C4:220℃ C5:220℃ AD:210℃ D :210℃
【0063】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、以下の方法
で積層体の製造(加熱延伸成形)を行って、ガスバリア
性、低温加熱延伸成形性の評価を行った。
【0064】[積層体(カップ)の製造]上記で得られ
た3日後の樹脂組成物ペレットをフィードブロック3種
5層の多層Tダイを備えた多層押出装置に供給して、ポ
リスチレン(エーアンドエムスチレン社製『ダイアレッ
クス HT516』)層/接着性樹脂(三菱化学社製
『モディックAP F502』)層/樹脂組成物(ペレ
ット)層/接着性樹脂層(同左)/ポリスチレン層(同
左)の層構成(厚み480/60/120/60/48
0μm)の多層シートを得て、次にプラグアシスト型真
空圧空成形機(浅野研究所製)にて、ヒーター温度が5
00℃でシート表面温度が130℃の条件で、カップ
(上面65mmΦ、底面60mmΦ、深さ107mm)
の加熱延伸成形加工を行って積層体(カップ)を作製し
た。尚、シート表面温度はヒーターの加熱時間を調整す
ることにより行った。かかる積層体(カップ)につい
て、外観性、ガスバリア性を下記の如く評価した。これ
らの評価結果は、別途表1に示す。
【0065】(外観性) 上記で得られたカップを、目視で観察して下記の基準に
より評価した。 ◎ −−− クラックやピンホール、局部的な偏肉は全
く認められない ○ −−− カップの側面部に局部的な偏肉が若干認め
られる △ −−− カップの側面部に局部的な偏肉が著しく認
められる × −−− カップの側面部に局部的な偏肉が著しく認
められ、更に破断も数カ所に認められる
【0066】(ガスバリア性)上記で得られたカップの
上面をアルミ金属板で密封して酸素透過度を測定(モダ
ンコントロール社製「OXTRAN10/50」を用い
て、カップ内側:23℃,100%RH、カップ外側:
23℃,50%RHの条件下)した。
【0067】実施例2 実施例1において、ポリアミド系樹脂として、東レ社製
『アミランCM8000』[ナイロン6/66/610
/12の共重合体、密度1.12g/cm3、融点13
1℃、ΔH40J/g、MFR25g/10分(210
℃、荷重2160g)]を用いた以外は同様に樹脂組成
物ペレットを得て、得られた樹脂組成物ペレットを目視
観察したが、無色・透明で黄着色は全く認められなかっ
た。また、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察した
が、非常に平滑で良好な外観を示していた。更に、該ペ
レット化を連続して3日間行ったが、ストランド切れや
異物・目ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹脂
組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペレットと同様に、
無色・透明で黄着色は全く認められず、表面も非常に平
滑で良好な外観を示していた。
【0068】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0069】実施例3 実施例1において、ポリアミド系樹脂として、エムスジ
ャパン社製『グリロンCA6E』[ナイロン6/12共
重合体、密度1.06g/cm3、融点124℃、ΔH
39J/g、MFR26g/10分(210℃、荷重2
160g)]を用いた以外は同様に樹脂組成物ペレット
を得て、得られた樹脂組成物ペレットを目視観察した
が、無色・透明で黄着色は全く認められなかった。ま
た、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察したが、非常
に平滑で良好な外観を示していた。更に、該ペレット化
を連続して3日間行ったが、ストランド切れや異物・目
ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹脂組成物ペ
レットも初期の樹脂組成物ペレットと同様に、無色・透
明で黄着色は全く認められず、表面も非常に平滑で良好
な外観を示していた。
【0070】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0071】実施例4 実施例1において、ポリアミド系樹脂として、東レ社製
『アミランCM6541−X3』[ナイロン6/12の
共重合体、密度1.11g/cm3、融点135℃、Δ
H40J/g、MFR12g/10分(210℃、荷重
2160g)]を用いた以外は同様に樹脂組成物ペレッ
トを得て、得られた樹脂組成物ペレットを目視観察した
が、無色・透明で黄着色は全く認められなかった。ま
た、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察したが、非常
に平滑で良好な外観を示していた。更に、該ペレット化
を連続して3日間行ったが、ストランド切れや異物・目
ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹脂組成物ペ
レットも初期の樹脂組成物ペレットと同様に、無色・透
明で黄着色は全く認められず、表面も非常に平滑で良好
な外観を示していた。
【0072】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0073】実施例5 実施例1において、EVOHとして、エチレン含有量4
4モル%、ケン化度99.5モル%、MFR4g/10
分(210℃,2160g荷重)のものを用いた以外は
同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた樹脂組成物
ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄着色は全く
認められなかった。また、該ペレットの表面を電子顕微
鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を示してい
た。更に、該ペレット化を連続して3日間行ったが、ス
トランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認められ
ず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペ
レットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認められ
ず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0074】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0075】実施例6 実施例1において、EVOHとして、エチレン含有量3
8モル%、ケン化度99.5モル%、MFR15g/1
0分(210℃,2160g荷重)のものを用いた以外
は同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた樹脂組成
物ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄着色は全
く認められなかった。また、該ペレットの表面を電子顕
微鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を示してい
た。更に、該ペレット化を連続して3日間行ったが、ス
トランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認められ
ず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペ
レットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認められ
ず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0076】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0077】実施例7 実施例1に準じて、ポリアミド系樹脂と混合される時の
含水EVOHの含水率が15%とした以外は同様に樹脂
組成物ペレットを得て、得られた樹脂組成物ペレットを
目視観察したが、無色・透明で黄着色は全く認められな
かった。また、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察し
たが、非常に平滑で良好な外観を示していた。更に、該
ペレット化を連続して3日間行ったが、ストランド切れ
や異物・目ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹
脂組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペレットと同様
に、無色・透明で黄着色は全く認められず、表面も非常
に平滑で良好な外観を示していた。
【0078】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0079】実施例8 実施例1に準じて、ポリアミド系樹脂と混合される時の
含水EVOHの含水率が40%とした以外は同様に樹脂
組成物ペレットを得て、得られた樹脂組成物ペレットを
目視観察したが、無色・透明で黄着色は全く認められな
かった。また、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察し
たが、非常に平滑で良好な外観を示していた。更に、該
ペレット化を連続して3日間行ったが、ストランド切れ
や異物・目ヤニ等の発生は全く認められず、得られた樹
脂組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペレットと同様
に、無色・透明で黄着色は全く認められず、表面も非常
に平滑で良好な外観を示していた。
【0080】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0081】実施例9 実施例1において、二軸押出機に供給される含水EVO
Hとポリアミド系樹脂の量をそれぞれ80部と20部と
した以外は同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた
樹脂組成物ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄
着色は全く認められなかった。また、該ペレットの表面
を電子顕微鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を
示していた。更に、該ペレット化を連続して3日間行っ
たが、ストランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認
められず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組
成物ペレットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認め
られず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0082】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0083】実施例10 実施例1において、二軸押出機に供給される含水EVO
Hとポリアミド系樹脂の量をそれぞれ95部と5部とし
た以外は同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた樹
脂組成物ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄着
色は全く認められなかった。また、該ペレットの表面を
電子顕微鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を示
していた。更に、該ペレット化を連続して3日間行った
が、ストランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認め
られず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組成
物ペレットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認めら
れず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0084】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0085】実施例11 実施例1において、ポリアミド系樹脂に予め水を含有さ
せて、含水率10重量%として、二軸押出機に供給した
以外は同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた樹脂
組成物ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄着色
は全く認められなかった。また、該ペレットの表面を電
子顕微鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を示し
ていた。更に、該ペレット化を連続して3日間行った
が、ストランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認め
られず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組成
物ペレットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認めら
れず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0086】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0087】実施例12 実施例3において、ポリアミド系樹脂に予め水を含有さ
せて、含水率5重量%として、二軸押出機に供給した以
外は同様に樹脂組成物ペレットを得て、得られた樹脂組
成物ペレットを目視観察したが、無色・透明で黄着色は
全く認められなかった。また、該ペレットの表面を電子
顕微鏡で観察したが、非常に平滑で良好な外観を示して
いた。更に、該ペレット化を連続して3日間行ったが、
ストランド切れや異物・目ヤニ等の発生は全く認められ
ず、得られた樹脂組成物ペレットも初期の樹脂組成物ペ
レットと同様に、無色・透明で黄着色は全く認められ
ず、表面も非常に平滑で良好な外観を示していた。
【0088】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0089】実施例13 実施例5において、ポリアミド系樹脂に予め水を含有さ
せて、含水率5重量%として、二軸押出機に供給した以
外は同様に樹脂組成物ペレットを得て(但し、EVOH
とポリアミド系樹脂の重量配合比率を92/8とし
た)、得られた樹脂組成物ペレットを目視観察したが、
無色・透明で黄着色は全く認められなかった。また、該
ペレットの表面を電子顕微鏡で観察したが、非常に平滑
で良好な外観を示していた。更に、該ペレット化を連続
して3日間行ったが、ストランド切れや異物・目ヤニ等
の発生は全く認められず、得られた樹脂組成物ペレット
も初期の樹脂組成物ペレットと同様に、無色・透明で黄
着色は全く認められず、表面も非常に平滑で良好な外観
を示していた。
【0090】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等の
ない非常に良好な外観を示していた。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0091】比較例1 実施例1に準じて、ポリアミド系樹脂と混合される時の
含水EVOHの含水率を0.1%とした以外は同様に樹
脂組成物ペレットを得て、得られた樹脂組成物ペレット
を目視観察したが、無色透明で黄着色は全く認められな
かった。また、該ペレットの表面を電子顕微鏡で観察し
たが、非常に平滑で良好な外観を示していたが、該ペレ
ット化を連続して3日間行ったところ、ストランド切れ
や目ヤニ等が頻繁に発生し、生産性を著しく低下させ
た。得られた樹脂組成物ペレットも黄色に着色し、表面
には激しい表面荒れが発生した。
【0092】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、フィッシュアイやゲル等が
多数発生して外観性は不良であった。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0093】比較例2 実施例1において、EVOHペレットを塔式流動層乾燥
機での乾燥を行わずに、含水率を70%にしたままでポ
リアミド系樹脂と混合した以外は同様に樹脂組成物ペレ
ットを得て、二軸押出機に供給して溶融混練を行った
が、得られたストランドにはサージングやストランド切
れが激しく、生産性を著しく低下させた。得られた樹脂
組成物ペレットも形状が不揃いのものであった。
【0094】また、得られた(3日後の)樹脂組成物ペ
レットを用いて、単軸製膜装置に供給して、厚さ30μ
mのフィルムの製膜を行って、得られたフィルムの表面
状態を目視観察したところ、発泡による穴あきが多数見
られるフィルムしか得られなかった。更に、得られた
(3日後の)樹脂組成物ペレットを用いて、同様に積層
体の製造(加熱延伸成形)を行って、外観性、ガスバリ
ア性の評価を行った。これらの評価結果は、別途表1に
示す。
【0095】実施例及び比較例の外観性、ガスバリア性
の評価結果を表1にまとめて示す。
【0096】 *ガスバリア性の単位は、カップ1個当たりのcc/day・a
ir **カップに破断が認められ酸素透過度が大きくなりす
ぎることが明らかなため測定を行わなかった。
【0097】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物ペレットは、特定の
含水EVOHとポリアミド系樹脂を溶融混練しているた
め、着色が抑制され、かつ表面の平滑性に優れ、かかる
樹脂組成物ペレットを用いた積層体(容器等)は、外観
性、ガスバリア性、ロングラン溶融成形性等に優れ、か
かる積層体は、各種包装用途(食品、飲料、化粧品、医
薬品、工業薬品、農薬、溶剤、燃料等)に有用であり、
特に、ゼリー、プリン、ヨーグルト、マヨネーズ、味噌
等の半固形状食品・調味料用、およびサラダ油、みり
ん、清酒、ビール、ワイン、ジュース、紅茶、スポーツ
ドリンク、ミネラルウォーター、牛乳、飲むヨーグルト
等の液体状飲料・調味料用のカップ状容器の用途に有用
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 3/20 CFG C08L 23/26 C08L 23/26 31/04 S 31/04 77/00 77/00 B65D 1/00 B Fターム(参考) 3E033 AA08 BA21 BA30 BB01 BB08 CA16 FA03 FA04 3E064 BA36 BA60 BB01 BB03 BC08 BC20 EA05 FA03 4F070 AA13 AA26 AA28 AA54 AB01 AB11 AB12 AB23 DA11 DC11 4F100 AK12 AK46A AK69A AL05A BA01 BA03 BA15 CB00 DA01 DE05A EH17 EH20 GB16 GB17 GB23 JA04A JD02 JD15A JK15 JL01 YY00A 4J002 BB221 CL012 CL032 CL052 FD020 FD030 FD170 FD200 GF00 GG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水率が0.5〜60重量%のエチレン
    −酢酸ビニル共重合体ケン化物とポリアミド系樹脂を溶
    融混練してなることを特徴とする樹脂組成物ペレット。
  2. 【請求項2】 溶融混練後の樹脂組成物の含水率が0.
    5重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の樹
    脂組成物ペレット。
  3. 【請求項3】 ポリアミド系樹脂の融点が160℃未満
    であることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂組
    成物ペレットの製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の樹脂組成物
    ペレットを用いた層を少なくとも1層設けたことを特徴
    とする積層体。
  5. 【請求項5】 容器に成形されてなることを特徴とする
    請求項4記載の積層体。
  6. 【請求項6】 容器がカップ状または袋状であることを
    特徴とする請求項5記載の積層体。
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