JP2000263138A - ワーク位置決め自動設定機構及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

ワーク位置決め自動設定機構及び方法並びに記憶媒体

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JP2000263138A
JP2000263138A JP11073663A JP7366399A JP2000263138A JP 2000263138 A JP2000263138 A JP 2000263138A JP 11073663 A JP11073663 A JP 11073663A JP 7366399 A JP7366399 A JP 7366399A JP 2000263138 A JP2000263138 A JP 2000263138A
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JP
Japan
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work
die
punch
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automatic setting
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JP11073663A
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Inventor
Makoto Aoki
誠 青木
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークはワーク受け台上に載置されるのみ
で、自重により滑走してバックゲージB/G突き当てに
当接位置決めされ、位置ずれを生ずることなく曲げ加工
が実施可能で、正確なフランジ寸法(L寸法)の製品が
でき、他の突き当て装置を必要とせず、且つ作業者の安
全を確保することが出来るワーク位置決め自動設定機構
及び方法並びに記憶媒体の提供。 【解決手段】 NC装置32を有するプレスブレーキP
/B等の板材加工機において、ワーク受け台1をダイ3
の前後に該ダイ3を挟んで設け、作業者がワークWをパ
ンチ2、ダイ3間の所定位置に載置した後、NC装置3
2からの指令に基づいて、パンチ2、ダイ3を搭載する
上部、下部テーブル2a、3a及びワーク受け台1を水
平位置を基準として所望の傾斜角度に回動傾斜可能な回
動傾斜装置KRを備え、設定された傾斜面をワークWが
自重により滑走し突き当て位置決め自在に構成して成る
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NC装置を有す
るプレスブレーキ等の板材加工機において、ワーク位置
決め自動設定機構及び方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC装置を有するプレスブレーキ
等の板材加工機における曲げ加工では、先ず加工前のワ
ークの設定段階において、作業者は被加工ワークの一端
を手作業により把持し、ワーク他端を所定位置に位置決
めされたバックゲージ(B/G)突き当てに対してワー
クがずれないように押し当てて当接載置し、ワークの位
置ずれを防いで保持し、ラム及び上部テーブルを介して
パンチを下降させ、ダイと共に作用させて所定の曲げ加
工を実施するのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の従来
例では、手作業によりワークを把持しているため不安定
であり、ワークに位置ずれが生じた場合、曲げ線の誤差
によりL寸法(フランジ寸法:図5参照)の精度が低下
する等の問題がある。
【0004】また、通常安全対策として光線式安全装置
等が用いられ、パンチとダイの両者の刃の間隙(図4の
g)が、例えば、手指が入り込まないとされる6mm等
の一定の間隔寸法までは、ワークに接近して光線を遮る
ものがあればラムは動作を停止するが、一定の間隔寸法
以下になると、安全装置としての機能は働かず無防備と
なる等の課題がある。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みて成された
もので、ワークはワーク受け台上に載置されるのみで、
自重により滑走してバックゲージB/G突き当てに当接
位置決めされ、位置ずれを生ずることなく曲げ加工が実
施可能で、正確なフランジ寸法(L寸法)の製品がで
き、他の突き当て装置を必要とせず、且つ作業者の安全
を確保することが出来るワーク位置決め自動設定機構及
び方法並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0007】(1)NC装置を有するプレスブレーキ等
の板材加工機において、ワーク受け台をダイの前後に該
ダイを挟んで設け、作業者がワークをパンチ、ダイ間の
所定位置に載置した後、NC装置からの指令に基づい
て、パンチ、ダイを搭載する上部、下部テーブル及びワ
ーク受け台を水平位置を基準として所望の傾斜角度に回
動傾斜可能な回動傾斜装置を備え、設定された傾斜面を
ワークが自重により滑走し突き当て位置決め自在に構成
して成ることを特徴とするワーク位置決め自動設定機
構。
【0008】(2)NC装置を有するプレスブレーキ等
の板材加工機において、ワーク受け台をダイの前後に該
ダイを挟んで設け、作業者がワークをパンチ、ダイ間の
所定位置に載置した後、NC装置からの指令に基づい
て、パンチ、ダイを搭載する上部、下部テーブル及びワ
ーク受け台を一定の傾斜角度を基準として所望の傾斜角
度に回動傾斜可能な回動傾斜装置を備え、設定された傾
斜面をワークが自重により滑走し突き当て位置決め自在
な構成と成し、該パンチ、ダイを搭載する上部、下部テ
ーブル及びワーク受け台を、予め後方に一定の傾斜角度
を持たせたことを特徴とするワーク位置決め自動設定機
構。
【0009】(3)NC装置に、材質別にワークの固有
滑り角をデータベースとして記憶格納せしめ、作業者の
設定入力手段に応じた所望の傾斜角度位置決め自在とし
たことを特徴とする前項(1)または(2)記載のワー
ク位置決め自動設定機構。
【0010】(4)ワークの材質別摩擦係数を入力する
ステップと、滑り傾斜角算出式によりワークの材質別滑
り傾斜角を演算決定するステップと、決定した滑り傾斜
角の値を、回動傾斜装置に伝送し、パンチ、ダイを搭載
する上部、下部テーブル及びワーク受け台を所望の傾斜
角度に位置決め設定可能とすることを特徴とするワーク
位置決め自動設定方法。
【0011】(5)前項(4)記載のワーク位置決め自
動設定方法を実現するためのプログラムを格納したこと
を特徴とする記憶媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
説明する。
【0013】図1は、この発明に係るワーク位置決め自
動設定機構の要部構成を示す側面模式図、図2はこの発
明に係るワーク位置決め自動設定機構を組み込んだ加工
機の一実施例を示す斜視図、図3はワーク位置決め自動
設定方法の一例を示すブロック図、図4はパンチ、ダイ
の刃の間隙を示す説明図、図5はワークフランジのL寸
法を示す説明図、図6は従来の一般的な操作状況を示す
側面説明用模式図である。
【0014】以下に図面を参照して実施の一形態を説明
する。
【0015】NC装置32を有するプレスブレーキP/
B等の板材加工機において、ワーク受け台1をダイ3の
前後に該ダイ3を挟んで設け、作業者がワークWをパン
チ2、ダイ3間の所定位置に載置した後、NC装置32
からの指令に基づいて、パンチ2、ダイ3を搭載する上
部、下部テーブル2a、3a及びワーク受け台1を水平
位置を基準として所望の傾斜角度に回動傾斜可能な、ま
たは、前記パンチ2、ダイ3を搭載する上部、下部テー
ブル2a、3a及びワーク受け台1を一定の傾斜角度
(例えば、図1のθ)を基準として所望の傾斜角度に回
動傾斜可能な回動傾斜装置KRを備え、設定された傾斜
面をワークWが自重により滑走し突き当て位置決め自在
に構成してある。
【0016】なお、図2に示すように、パンチ2、ダイ
3を搭載する上部、下部テーブル2a、3a及びワーク
受け台1は、サイドフレームを介して一体構造となって
おり、駆動部となるモーター33を配して、これらを前
後に回動傾斜して任意の姿勢を保持可能である。
【0017】上述の構成及び図3のブロック図に基づい
て作用を説明する。
【0018】図1に示すように、ワーク供給装置の把持
具により、ワークWが把持された状態でプレスブレーキ
P/B等の板材加工機のダイ3の前後に該ダイ3を挟ん
で平面状に配設されたワーク受け台1上に載置される
と、作業者のワーク押し込み突き当て作業を要さず、ワ
ークWは、傾斜角度θのワーク受け台1上を、自重によ
り滑走して、プレスブレーキP/Bの内側奥に配設され
たB/G(バックゲージ)突き当てに当接して前後の位
置決め操作が実施される。
【0019】図3のブロック図において、例えばキーボ
ード等の入力手段31により、SPCC、Al、SUS
等の夫々の材質に応じて、その時のワークWの摩擦係数
をNC装置に入力し、前記NC装置内では、予め記憶部
に格納された傾斜角度算出式32aを用いて傾斜角度演
算手段32bにて算出された傾斜角度を角度指令として
回動傾斜装置KRを構成するプレスブレーキP/Bの傾
斜駆動部であるモーター33を旋回または回動駆動して
前記プレスブレーキP/Bを所定の傾斜角度を保持した
姿勢を設定することが出来る。
【0020】また、他の方法として、予めNC装置内の
主記憶部に、SPCC、Al、SUS等の材質に応じた
夫々の傾斜角度値のデータベースとなる傾斜値テーブル
を格納しておき、必要の都度読み出して使用しても良
い。
【0021】なお、プレスブレーキP/Bの傾斜姿勢を
基準として予め設定する場合は、その傾斜角度θは、例
えば10°〜20°程度が良好である。
【0022】以上説明したように、ワークWはワーク受
け台1上に載置されるのみで、自重により滑走してバッ
クゲージB/G突き当てに当接位置決めされ、位置ずれ
を生ずることなく曲げ加工が実施できるため、正確なフ
ランジ寸法(L寸法)の製品ができ、他の突き当て装置
を必要とせず、且つ作業者の安全を確保することが出来
る。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、ワークはワーク受け
台上に載置されるのみで、自重により滑走してバックゲ
ージ突き当てに当接位置決めされ、位置ずれを生ずるこ
となく曲げ加工が実施可能で、正確なフランジ寸法の製
品ができ、他の突き当て装置を必要とせず、且つ作業者
の安全を確保することが出来るという効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るワーク位置決め自動設定機構
の要部構成を示す側面模式図
【図2】 この発明に係るワーク位置決め自動設定機構
を組み込んだ加工機の一実施例を示す斜視図
【図3】 ワーク位置決め自動設定方法の一例を示すブ
ロック図
【図4】 パンチ、ダイの刃の間隙を示す説明図
【図5】 ワークフランジのL寸法を示す説明図
【図6】 従来の一般的な操作状況を示す側面説明用模
式図
【符号の説明】
1 ワーク受け台 2 パンチ 2a 上部テーブル 3 ダイ 3a 下部テーブル 31 入力手段 32 NC装置 32a 傾斜角度算出式 32b 傾斜角度演算手段 33 P/B傾斜駆動部(モーター) KR 回動傾斜装置 θ 傾斜角度 g 刃の間隙 P/B プレスブレーキ W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC装置を有するプレスブレーキ等の板
    材加工機において、ワーク受け台をダイの前後に該ダイ
    を挟んで設け、作業者がワークをパンチ、ダイ間の所定
    位置に載置した後、NC装置からの指令に基づいて、パ
    ンチ、ダイを搭載する上部、下部テーブル及びワーク受
    け台を水平位置を基準として所望の傾斜角度に回動傾斜
    可能な回動傾斜装置を備え、設定された傾斜面をワーク
    が自重により滑走し突き当て位置決め自在に構成して成
    ることを特徴とするワーク位置決め自動設定機構。
  2. 【請求項2】 NC装置を有するプレスブレーキ等の板
    材加工機において、ワーク受け台をダイの前後に該ダイ
    を挟んで設け、作業者がワークをパンチ、ダイ間の所定
    位置に載置した後、NC装置からの指令に基づいて、パ
    ンチ、ダイを搭載する上部、下部テーブル及びワーク受
    け台を一定の傾斜角度を基準として所望の傾斜角度に回
    動傾斜可能な回動傾斜装置を備え、設定された傾斜面を
    ワークが自重により滑走し突き当て位置決め自在な構成
    と成し、該パンチ、ダイを搭載する上部、下部テーブル
    及びワーク受け台を、予め後方に一定の傾斜角度を持た
    せたことを特徴とするワーク位置決め自動設定機構。
  3. 【請求項3】 NC装置に、材質別にワークの固有滑り
    角をデータベースとして記憶格納せしめ、作業者の設定
    入力手段に応じた所望の傾斜角度位置決め自在としたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のワーク位置決め
    自動設定機構。
  4. 【請求項4】 ワークの材質別摩擦係数を入力するステ
    ップと、滑り傾斜角算出式によりワークの材質別滑り傾
    斜角を演算決定するステップと、決定した滑り傾斜角の
    値を、回動傾斜装置に伝送し、パンチ、ダイを搭載する
    上部、下部テーブル及びワーク受け台を所望の傾斜角度
    に位置決め設定可能とすることを特徴とするワーク位置
    決め自動設定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のワーク位置決め自動設定
    方法を実現するためのプログラムを格納したことを特徴
    とする記憶媒体。
JP11073663A 1999-03-18 1999-03-18 ワーク位置決め自動設定機構及び方法並びに記憶媒体 Withdrawn JP2000263138A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104209379A (zh) * 2014-09-19 2014-12-17 东莞市泽威五金制品有限公司 数控全伺服折弯机
CN104259263A (zh) * 2014-08-29 2015-01-07 浙江新跃电气有限公司 数控板材折弯机
CN109590398A (zh) * 2019-01-30 2019-04-09 福建渃博特自动化设备有限公司 一种板件调平方法及终端
JP7421965B2 (ja) 2020-03-13 2024-01-25 株式会社アマダ 端曲げ用ダイ金型及び端曲げ用金型セット

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CN109590398B (zh) * 2019-01-30 2020-04-28 福建渃博特自动化设备有限公司 一种板件调平方法及终端
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Effective date: 20060606