JP2000262135A - 脱穀部構造 - Google Patents

脱穀部構造

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JP2000262135A
JP2000262135A JP11073749A JP7374999A JP2000262135A JP 2000262135 A JP2000262135 A JP 2000262135A JP 11073749 A JP11073749 A JP 11073749A JP 7374999 A JP7374999 A JP 7374999A JP 2000262135 A JP2000262135 A JP 2000262135A
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lower cover
plate
posture
cover unit
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JP11073749A
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Masami Nakaya
正美 仲谷
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部カバー体の閉止揺動操作により、上部カ
バー体の下端縁と閉止姿勢にある下部カバー体の上端縁
との間の隙間を確実に塞ぐことができる脱穀部構造を提
供する。 【解決手段】 伝動機構20を覆うカバー21の下部カ
バー体23を、閉止姿勢と横外方に向かって傾倒する開
放姿勢とに姿勢変更自在に構成する。下部カバー体23
の上端側に、下部カバー体23の閉止揺動で横側壁部1
0側に突入可能な引退姿勢と、上部カバー体22の下端
縁よりも上方に突出する突出姿勢とに切換自在なプレー
ト30を装着し、このプレート30を引退姿勢に弾性付
勢する。下部カバー体23の閉止揺動に連れてプレート
30を突出姿勢に姿勢変更させながら、下部カバー体2
3の閉止姿勢で、プレート30の先端側を上部カバー体
22の内面側に入り込ませる姿勢変更手段31を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀装置の横側壁
部の外面側に配設された伝動機構を、それの上方から横
外側方に亘って覆うカバーを、フィードチェンよりも下
方位置で上下に分割された上下一対のカバー体から構成
し、この下部カバー体を、それの下部前後軸芯周りでの
揺動により、前記伝動機構を覆う閉止姿勢と横外方に向
かって傾倒する開放姿勢とに姿勢変更自在に構成してあ
る脱穀部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱穀部構造としては、脱
穀装置におけるフィードチェーンの下方の横側壁部の外
面側に、唐箕や一番回収装置及び二番回収装置等へ伝動
するための伝動機構が配設してあり、フィードチェンか
ら落下する藁屑やゴミが、伝動機構に落下することをカ
バーにより防止するとともに、下部カバー体を開放姿勢
にして取り外すことにより、伝動機構の点検、整備、清
掃等を手軽に行なうことができるようにしたものがあ
り、図7に示すように、下部カバー体23を閉止姿勢に
した状態では、上部カバー体22の下端縁22aと下部
カバー体23の上端縁23bとの間に幾分隙間が生じる
ため、この隙間Sを通してフィードチェーン11から落
下する藁屑やゴミが、伝動機構20が配設された脱穀装
置8の横側壁部10とカバー21との間に侵入しないよ
うに、上部カバー体22の下端縁外面側から下部カバー
体23の上端縁外面側に亘って、隙間Sを横外側から塞
ぐシート状のハンプ50を垂下状態で設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の脱穀部構造では、下部カバー体23を開放姿勢から
閉止揺動するときに、この下部カバー体23の上端縁2
3aが、ハンプ50のうちの上部カバー体から垂れ下が
る部位に接当して、この部位を脱穀装置8の横側壁部1
0側に押し付けることとなり、このまま、下部カバー体
23を閉止姿勢にすると、図7に破線で示すように、ハ
ンプ50が前記隙間Sに入り込んで、例えば伝動機構2
0との干渉により破損しまう虞があるため、下部カバー
体23を閉止姿勢で固定した後、ハンプ50のうちの隙
間Sに入り込んだ部位を手で横外方に引き出したり、或
いは、ハンプ50を手で上方に持上げた状態で、下部カ
バー体23を開放姿勢から閉止揺動しなければならず、
下部カバー体23の閉止作業に多大な手間を要する問題
があった。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであって、その主たる課題は、下部カバー体の閉止揺
動操作により、上部カバー体の下端縁と閉止姿勢にある
下部カバー体の上端縁との間の隙間を確実に塞ぐことが
できる脱穀部構造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
脱穀部構造の特徴構成は、脱穀装置の横側壁部の外面側
に配設された伝動機構を、それの上方から横外側方に亘
って覆うカバーを、フィードチェンよりも下方位置で上
下に分割された上下一対のカバー体から構成し、この下
部カバー体を、それの下部前後軸芯周りでの揺動によ
り、前記伝動機構を覆う閉止姿勢と横外方に向かって傾
倒する開放姿勢とに姿勢変更自在に構成してある脱穀部
構造であって、前記下部カバー体の上端側に、該下部カ
バー体の閉止揺動で前記上部カバー体よりも前記横側壁
部側に突入可能な引退姿勢と、前記上部カバー体の下端
縁よりも上方に突出する突出姿勢とに切換自在で、か
つ、上部カバー体の下端縁と下部カバー体の上端縁との
間の隙間の長手方向ほぼ全長に亘る長さのプレートを装
着し、更に、前記プレートを引退姿勢に弾性付勢すると
ともに、前記下部カバー体の閉止揺動に連れて、前記横
側壁部側に突入した前記プレートを弾性付勢力に抗して
前記突出姿勢に姿勢変更させながら、前記下部カバー体
の閉止姿勢で、前記プレートの先端側を前記上部カバー
体の内面側に入り込ませる姿勢変更手段を設けてある点
にある。
【0006】(作用) 上記特徴構成によれば、下部カ
バー体を下部前後軸芯周りで開放姿勢から閉止姿勢に閉
止揺動操作すると、その閉止揺動に連れて、下部カバー
部の上端側に装着されたプレートが引退姿勢のまま上部
カバー部よりも脱穀装置の横側壁部側に突入し、更に、
このプレートが姿勢変更手段により弾性付勢力に抗して
自動的に上部カバー体の下端縁よりも上方に突出して、
下部カバー体が閉止姿勢となった状態では、プレートの
先端側が上部カバー体の内面側に入り込み、上部カバー
体の下端縁と下部カバー体の上端縁との間の隙間がカバ
ー内面側からプレートにて塞がれることとなる。つま
り、下部カバー体の閉止揺動操作を行なうにあたって、
プレートに対する特別な操作を行なう不要がない。 (効果) それ故に、下部カバー体を閉止揺動操作によ
り、上部カバー体の下端縁と閉止姿勢にある下部カバー
体の上端縁との間の隙間をプレートで確実に塞ぐことが
できるから、下部カバー体の閉止作業を迅速、容易に行
なうことができる。
【0007】本発明の請求項2による脱穀部構造の特徴
構成は、前記プレートが、前記下部カバー体の上端側
に、前記下部前後軸芯とほぼ平行な軸芯周りで前記引退
姿勢と前記突出姿勢とに揺動切換自在に装着されている
とともに、前記姿勢変更手段が、前記横側壁部側に突入
した前記プレートに接当して、前記下部カバー体の更な
る閉止揺動に連れて前記プレートを弾性付勢力に抗して
突出姿勢側に揺動させる接当部から構成されている点に
ある。
【0008】(作用) 上記特徴構成によれば、下部カ
バー体の閉止揺動に連れて、プレートが接当部に接当す
ると、このプレートは接当部に押圧されながら弾性付勢
力に抗して突出姿勢側に揺動され、下部カバー体が閉止
姿勢となった状態では、プレートの先端側が上部カバー
体の内面側に入り込み、上部カバー体の下端縁と下部カ
バー体の上端縁との間の隙間がカバー内面側からプレー
トにて塞がれることとなる。 (効果) それ故に、プレートと接当部との接当によ
り、このプレートを直接突出姿勢に姿勢変更させるか
ら、例えば、カム機構やリンク機構を介してプレートを
突出姿勢に姿勢変更させる場合に比して、構造の簡素化
を図ることができる。
【0009】本発明の請求項3による脱穀部構造の特徴
構成は、前記プレートが前記下部カバー体の内面側に装
着され、前記下部カバー体の上端縁がこの装着部よりも
プレート先端側に延出されているとともに、前記下部カ
バー体が閉止姿勢となったとき、前記延出部分が前記装
着部を上方から覆う状態で前記プレートに接当するよう
に構成されている点にある。
【0010】(作用) 上記特徴構成によれば、下部カ
バー体が閉止姿勢となったとき、延出部分が装着部を上
方から覆う状態でプレートに接当するから、フィードチ
ェンから落下する藁屑やゴミが装着部に付着することが
殆どない。 (効果) それ故に、フィードチェンから落下する藁屑
やゴミが、プレートのスムースな姿勢変更に悪影響を与
えることを回避することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1はコンバイ
ンを示し、このコンバインは、麦とか稲の植立穀稈を引
起し装置1によって引起し処理しながらバリカン型刈取
り装置2によって刈取り、刈取り穀稈を搬送装置3によ
って後方に搬送する刈取り部4を、左右一対のクローラ
走行装置5,5によって自走するとともに運転座席6な
どが存在する搭乗型運転部を有する走行機体の機体フレ
ーム7の前部に昇降操作自在に連結し、更に、刈取り部
4からの刈取り穀稈の脱穀処理などを行う脱穀装置8、
この脱穀装置8からの脱穀粒を貯留する穀粒タンク9を
機体フレーム7に搭載して構成してある。
【0012】前記刈取り部4にて刈り取られ、搬送装置
3によって後方に搬送された刈取り穀稈は、脱穀装置8
の外殻ケースを構成する横側壁部10のうち、左側壁部
10aの外方に配備されたフィードチェーン11に供給
され、穀稈の穂先側を脱穀装置8内に投入した状態で、
このフィードチェーン11により機体後方に搬送され
る。そして、フィードチェーン11により機体後方に搬
送される穀稈の穂先側は、その搬送に連れて扱室12内
に供給され、扱室12内で駆動回転する扱胴13によっ
て脱穀処理されるとともに、扱室12を通過した脱穀処
理後の排ワラは、フィードチェーン11によって更に走
行機体の後部に搬送されるように構成してある。
【0013】図2に示すように、前記脱穀装置8内に
は、扱胴13にて脱穀処理された脱穀処理物を選別装置
14へ漏下処理する受網15を配設してあるとともに、
この受網15の下方から脱穀装置8の後部に亘って、受
網15からの漏下処理物及び受網15の後端の送塵口1
6より排出された処理物を受け止めて後方に搬送しなが
ら選別処理を行う揺動選別装置14を配設してある。更
に、揺動選別装置14の前端部下方には、この揺動選別
装置14に選別風を供給する唐箕17を配設してある。
また、唐箕17の後方で、かつ、揺動選別装置14の下
方には、揺動選別装置14にて精選別された処理物を回
収する一番物回収用スクリューコンベア18と粗選別さ
れた処理物を回収する二番物回収用スクリューコンベア
19とをそれぞれ配設してある。
【0014】図1と図3とに示すように、前記脱穀装置
8の外殻ケースを構成する横側壁部10のうち、左側壁
部10aの外面側で、かつ、フィードチェーン11の下
方には、唐箕17、一番物回収用スクリューコンベア1
8、二番物回収用スクリューコンベア19等を連動駆動
させる伝動機構20としてのベルト式伝動機構を配設し
てあるとともに、この伝動機構20を、それの上方から
横外側方に亘って覆うカバー21を、左側壁部10aと
フィードチェーン11との間から機体フレーム7の近傍
に亘って設けてある。
【0015】前記カバー21は、フィードチェーン11
よりも下方位置で上下に分割された上下一対のカバー体
22,23から構成してあり、このカバー21を構成す
る上部カバー体22は、伝動機構20の上方並びに横外
側方上半部分を覆う状態で、脱穀装置8の左側壁部10
aの外面に固着してある。
【0016】図3に示すように、前記カバー21を構成
する下部カバー体23の内面側下部には、脱穀装置8の
左側壁部10aに設けられた断面円形状の下部係合金具
24に対して上方から係脱自在に係合する固定フック2
5を設けてあるとともに、下部カバー体23の上部に
は、脱穀装置8の左側壁部10aに設けられた断面円形
状の上部係合金具26に対して係脱自在な可動フック2
7を備えた係止手段28を設けてある。そして、下部カ
バー体23は、固定フック25を下部係合金具24に係
合し、かつ、係止手段28の可動フック27を上部係合
金具26に係合することにより、上部カバー体22の下
方に固定配設されるように構成してある。
【0017】更に、係止手段28の可動フック27は上
部係合金具26に対して弾性的に係合付勢されていて、
可動フック27に一体的に連結された操作部材29を下
部カバー体23の外面側から係合解除操作すると、可動
フック27と上部係合金具26との係合が解除され、固
定フック25が係合する下部係合金具24の前後軸芯X
周りで、下部カバー体23が横外方に向かって傾倒する
ように構成してある。つまり、下部係合金具24の前後
軸芯Xが下部カバー体23の下部前後軸芯に構成され、
下部カバー体23は、それの下部前後軸芯X周りでの揺
動により、図3に実線で示すような前記伝動機構20を
覆う閉止姿勢と、図3に二点鎖線で示すような横外方に
向かって傾倒する開放姿勢とに姿勢変更自在に構成して
ある。
【0018】そして、下部カバー体23を開放姿勢から
下部前後軸芯X周りで閉止揺動操作すると、その閉止揺
動に連れて、係止手段28の可動フック27の先端側上
面に形成されたカム部が上部係合金具26に接当して、
可動フック27は強制的に下方に弾性揺動され、このカ
ム部が上部係合金具26の下方を通過すると上方に弾性
復帰して、可動フック27の係合溝27aが上部係合金
具26に係合し、下部カバー体23の開放姿勢側への自
由な揺動が規制される。つまり、可動フック27と上部
係合金具26との係合は、下部カバー体23の閉止揺動
により自動的に行うことができ、可動フック27と上部
係合金具26との係合解除は、係止手段28の操作部材
29の人為操作により行なうことができる。
【0019】図4に示すように、前記下部カバー体23
の上端側には、下部カバー体23の閉止揺動で上部カバ
ー体22よりも前記左側壁部10a側に突入可能な引退
姿勢と、上部カバー体22の下端縁22aよりも上方に
突出する突出姿勢とに切換自在で、かつ、上部カバー体
22の下端縁22aと下部カバー体23の上端縁23a
との間に形成される隙間Sの長手方向(前後方向)ほぼ
全長に亘る長さのプレート30を装着してある。更に、
プレート30は引退姿勢に弾性付勢されているととも
に、下部カバー体23の閉止揺動に連れて、左側壁部1
0a側に突入したプレート30を弾性付勢力に抗して突
出姿勢に姿勢変更させながら、下部カバー体23の閉止
姿勢で、プレート30の先端側を上部カバー体22の内
面側に入り込ませる姿勢変更手段31を設けてある。
【0020】詳しくは、前記下部カバー体23の上端側
は、それの上部側ほど脱穀装置8の左側壁部10a側に
傾斜する傾斜部23Aに形成してあり、この傾斜部23
Aの内面に、プレート30を、前記下部前後軸芯Xとほ
ぼ平行な軸芯Y周りで引退姿勢と突出姿勢とに揺動切換
自在に枢着してあるとともに、プレート30を、つる巻
きバネ32の付勢力によって引退姿勢に弾性付勢してあ
る。また、姿勢変更手段31は、左側壁部10a側に突
入したプレート30のうち、プレート30と下部カバー
体23との装着部33よりも上部に左側壁部10a側か
ら接当して、下部カバー体23の更なる閉止揺動に連れ
てプレート30をつる巻きバネ32の弾性付勢力に抗し
て突出姿勢側に揺動させる接当部34から構成してあ
り、この接当部34を左側壁部10aに設けてある。
【0021】更に、前記プレート30は、該プレート3
0と下部カバー体23との装着部33よりも下方に延出
されているとともに、この延出部の下端縁30aは下部
カバー体23の内面側に向かって折り曲げ加工してあ
り、その先端がつる巻きバネ32の付勢力によって下部
カバー体23の傾斜部23Aの内面に接当することによ
り、プレート30の引退姿勢が、傾斜部23Aとほぼ平
行な姿勢となるように構成してあるとともに、プレート
30の先端縁30bは、横外方に向かって折り曲げ加工
してある。
【0022】また、前記下部カバー体23の上端縁23
aは、プレート30と下部カバー体23との装着部33
よりもプレート先端側に延出形成されているとともに、
下部カバー体23が閉止姿勢となったとき、この延出部
分の先端が、装着部33を上方から覆う状態でプレート
30の外面側に接当するように構成してある。
【0023】図3に示すように、前記フィードチェーン
11の横外側方から閉止姿勢にある下部カバー体23の
上部横外側方に亘っては、フィードチェーンカバー35
を配設してあり、左側面視において、フィードチェーン
カバー35の下端縁35aを、閉止姿勢にある下部カバ
ー体23の上端縁23aよりも下方に位置させてあると
ともに、下部カバー体23を開放姿勢にすると、下部カ
バー体23の上端縁23a、及び、引退姿勢にあるプレ
ート30の先端縁30bの下部前後軸芯X周りでの揺動
半径R1,R2を、フィードチェーンカバー35の下端
縁35aと干渉しない寸法に形成してある。
【0024】前記下部カバー体23が開放姿勢にある状
態では、その上端縁23aが、フィードチェーンカバー
35の下端縁35aよりも横外側方に突出し、フィード
チェーンカバー35の下端縁35aと開放姿勢にある下
部カバー体23の上端縁23aとの間をとおして、固定
フック25と下部係合金具24との係合部を目視するこ
とができる。そして、この状態で下部カバー体23を横
外側方上方に持上げることにより、固定フック25と下
部係合金具24との係合を解除することができ、これに
より下部カバー体23を脱穀装置8から取り外して、伝
動機構20の点検、整備、清掃等を手軽に行なうことが
できる。また、下部カバー体23の取外し手順とは逆の
手順で、下部係合金具24に固定フック25を係合させ
ることにより下部カバー体23を脱穀装置8に組付ける
ことができる。つまり、下部カバー体23の開放姿勢に
おいて、下部カバー体23を脱穀装置8に対して脱着す
ることができるものである。
【0025】上述のように構成された前記カバー21に
よれば、下部カバー体23を脱穀装置8に組付け、下部
カバー体23を下部前後軸芯X周りで開放姿勢から閉止
姿勢に閉止揺動操作すると、その閉止揺動に連れて、プ
レート30が引退姿勢のまま上部カバー体22よりも脱
穀装置8の左側壁部10a側に突入して接当部34に接
当し、このプレート30は接当部34に押圧されながら
つる巻きバネ32の弾性付勢力に抗して突出姿勢側に揺
動されて、プレート30の延出部の下端縁30aが下部
カバー体23の内面から離間するとともに、プレート3
0の先端縁30bが上部カバー体22の内面側に向かっ
て移動する。そして、下部カバー体23が閉止姿勢とな
り、上部係合金具26に係止手段28の可動フック27
が係合した状態では、プレート30の先端側が上部カバ
ー体22の内面側に入り込み、上部カバー体22の下端
縁22aがプレート30の外面側に接当するとともに、
下部カバー体23の延出部分の先端が、下部カバー体2
3とプレート30との装着部33を上方から覆う状態で
プレート30の外面側に接当して、上部カバー体22の
下端縁22aと下部カバー体23の上端縁23aとの間
の隙間Sがカバー内面側からプレート30にて塞がれる
こととなる。つまり、下部カバー体23の閉止揺動操作
を行なうにあたって、プレートに対する特別な操作を行
なう不要がない。
【0026】従って、下部カバー体23が閉止姿勢にあ
る状態では、フィードチェーン11から落下する藁屑や
ゴミは、上部カバー体22と下部カバー体23とから構
成されたカバー21とフィードチェーンカバー35との
間を通して排出されることとなる。
【0027】〔第2実施形態〕図5と図6とは、前記プ
レート30の姿勢変更手段の別実施形態を示し、前記下
部カバー体23の傾斜部23Aの内面に固定ブラケット
36を設け、この固定ブラケット36に、上部側ほど傾
斜部23A側に位置する上下一対の傾斜長孔37を形成
し、更に、プレート30の基部に形成されたブラケット
38を両傾斜長孔37に対してピン39連結して、ピン
39が傾斜長孔37の下端側に位置する状態でのプレー
ト30の姿勢を、下部カバー体23の閉止揺動で上部カ
バー体22よりも左側壁部10a側に突入可能な引退姿
勢に構成してあるとともに、ピン39が傾斜長孔37の
上端側に位置する状態でのプレート30の姿勢を、上部
カバー体22の下端縁22aよりも上方に突出する突出
姿勢に構成してある。つまり、固定ブラケット36の傾
斜長孔37に沿うピン39の移動で、プレート30が、
下部カバー体23の上端側内面に引退姿勢と突出姿勢と
に移動切換自在に装着してある。更に、プレート30
は、コイルスプリング40の付勢力によって引退姿勢に
弾性付勢してある。また、姿勢変更手段31は、左側壁
部10a側に突入したプレート30に左側壁部10a側
から接当して、下部カバー体23の更なる閉止揺動に連
れてプレート30をコイルスプリング40の弾性付勢力
に抗して突出姿勢側に移動させる接当部34から構成し
てあり、この接当部34を左側壁部10aに設けてあ
る。
【0028】また、前記下部カバー体23の上端縁23
aは、プレート30と下部カバー体23との装着部3
3、詳しくは、固定ブラケット36とプレート30のブ
ラケット38との連結部33よりもプレート先端側に延
出されているとともに、下部カバー21が閉止姿勢とな
ったとき、この延出部分の先端が、連結部33を上方か
ら覆う状態でプレート30の外面側に接当するように構
成してある。
【0029】上述のように構成された前記カバー21に
よれば、下部カバー体23を脱穀装置8に組付け、下部
カバー体23を下部前後軸芯X周りで開放姿勢から閉止
姿勢に閉止揺動操作すると、その閉止揺動に連れて、プ
レート30が引退姿勢のまま上部カバー体22よりも脱
穀装置8の左側壁部10a側に突入して接当部34に接
当し、このプレート30は接当部34に押圧されながら
コイルスプリング40の弾性付勢力に抗して突出姿勢側
に移動されて、プレート30の先端縁30bが上部カバ
ー体22の内面側に向かって移動する。そして、下部カ
バー体23が閉止姿勢となり、上部係合金具26に係止
手段28の可動フック27が係合した状態では、プレー
ト30の先端側が上部カバー体22の内面側に入り込
み、下部カバー体23の延出部分の先端が、固定ブラケ
ット36とプレート30のブラケット38との連結部3
3を上方から覆う状態でプレート30の外面側に接当し
て、上部カバー体22の下端縁22aと下部カバー体2
3の上端縁23aとの間の隙間Sがカバー内面側からプ
レート30にて塞がれることとなる。つまり、下部カバ
ー体23の閉止揺動操作を行なうにあたって、プレート
に対する特別な操作を行なう不要がない。
【0030】その他の構成は前記第1実施形態と同一で
あり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は
同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれ
の説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側側面図
【図2】脱穀装置を示す縦断側面図
【図3】第1実施形態における脱穀装置の左側縦断正面
【図4】(イ)〜(ハ)は、プレートの姿勢変更状態を
順次示す要部の断面図
【図5】第2実施形態における脱穀装置の左側縦断正面
【図6】(イ),(ロ)は、プレートの姿勢変更状態を
順次示す要部の断面図
【図7】従来技術を示す脱穀装置の左側縦断正面図
【符号の説明】
8 脱穀装置 10 横側壁部 11 フィードチェーン 20 伝動機構 21 カバー 22 上部カバー体 22a 下端縁 23 下部カバー体 23a 上端縁 30 プレート 30a 下端縁 30b 先端縁 31 姿勢変更手段 33 装着部 34 接当部 X 下部前後軸芯 Y 軸芯 S 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置の横側壁部の外面側に配設され
    た伝動機構を、それの上方から横外側方に亘って覆うカ
    バーを、フィードチェンよりも下方位置で上下に分割さ
    れた上下一対のカバー体から構成し、この下部カバー体
    を、それの下部前後軸芯周りでの揺動により、前記伝動
    機構を覆う閉止姿勢と横外方に向かって傾倒する開放姿
    勢とに姿勢変更自在に構成してある脱穀部構造であっ
    て、 前記下部カバー体の上端側に、該下部カバー体の閉止揺
    動で前記上部カバー体よりも前記横側壁部側に突入可能
    な引退姿勢と、前記上部カバー体の下端縁よりも上方に
    突出する突出姿勢とに切換自在で、かつ、上部カバー体
    の下端縁と下部カバー体の上端縁との間の隙間の長手方
    向ほぼ全長に亘る長さのプレートを装着し、更に、前記
    プレートを引退姿勢に弾性付勢するとともに、前記下部
    カバー体の閉止揺動に連れて、前記横側壁部側に突入し
    た前記プレートを弾性付勢力に抗して前記突出姿勢に姿
    勢変更させながら、前記下部カバー体の閉止姿勢で、前
    記プレートの先端側を前記上部カバー体の内面側に入り
    込ませる姿勢変更手段を設けてある脱穀部構造。
  2. 【請求項2】 前記プレートが、前記下部カバー体の上
    端側に、前記下部前後軸芯とほぼ平行な軸芯周りで前記
    引退姿勢と前記突出姿勢とに揺動切換自在に装着されて
    いるとともに、前記姿勢変更手段が、前記横側壁部側に
    突入した前記プレートに接当して、前記下部カバー体の
    更なる閉止揺動に連れて前記プレートを弾性付勢力に抗
    して突出姿勢側に揺動させる接当部から構成されている
    請求項1記載の脱穀部構造。
  3. 【請求項3】 前記プレートが前記下部カバー体の内面
    側に装着され、前記下部カバー体の上端縁がこの装着部
    よりもプレート先端側に延出されているとともに、前記
    下部カバー体が閉止姿勢となったとき、前記延出部分が
    前記装着部を上方から覆う状態で前記プレートに接当す
    るように構成されている請求項1又は2記載の脱穀部構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083226A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Yanmar Co Ltd コンバイン

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