JP2000261119A - プリント配線基板へのリード線付き部品の実装構造 - Google Patents

プリント配線基板へのリード線付き部品の実装構造

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JP2000261119A
JP2000261119A JP11065958A JP6595899A JP2000261119A JP 2000261119 A JP2000261119 A JP 2000261119A JP 11065958 A JP11065958 A JP 11065958A JP 6595899 A JP6595899 A JP 6595899A JP 2000261119 A JP2000261119 A JP 2000261119A
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JP11065958A
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Kiyoshi Sekiguchi
潔 関口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード線付き部品をプリント配線基板にはん
だ付けに依らないで、しかもはんだブリッジといった接
続不良を生じることなく、また実装工程を短くして部品
を実装できるとともに、リサイクルに際しプリント配線
基板と部品の分離を容易に行うことができるためのプリ
ント配線基板の部品実装構造を提供する。 【解決手段】 プリント配線基板301に設けた部品実
装用穴にリード線付き部品のリード線が挿通された部品
実装構造において、部品実装用穴をスルーホール5と
し、該スルーホール5の内径をリード線付き部品1のリ
ード線201の直径以下に形成し、スルーホー5ルにリ
ード線付き部品1のリード線201を圧入することによ
り、はんだレスで電気的接続および機械的固定を行うこ
とを特徴とするリード線付き部品のプリント配線基板へ
の実装構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード線付き部品
のプリント配線基板への実装構造に関し、特にリード線
付き部品をはんだレスでプリント配線基板へ実装する構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DIPタイプのICやリード線のついた
抵抗、コンデンサ等のリード線付き部品をプリント基板
へ実装するには、図7に示したような方法が知られてい
た。すなわち、図7に示したように、リード線付き部品
1を、リード線付き部品1のリード線201の直径より
大きな直径のプリント配線基板303上の部品実装用穴
に挿入し、前記リード線付き部品1と前記プリント配線
基板303に設けられたランド4とをはんだ7にてはん
だ付けすることにより、電気的に接続するとともにプリ
ント配線基板303とリード線付き部品1を固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリント配線基板へのリード線付き部品の実装
方法においては、はんだ付けが必須である。しかしなが
ら、はんだ付けによる接続は、手間がかかるとともに、
いわゆるはんだブリッジといった接続不良を生じ易いと
いう問題がある。また、はんだ付けした部品は取り外し
が難しく、はんだ付け工程において部品が高熱にさらさ
れるという問題がある。さらに、環境衛生上の観点から
将来、はんだの主原料である鉛の使用が規制される恐れ
があり、更にリサイクルの観点からプリント配線基板か
ら部品を分離するための技術の確立が望まれているた
め、はんだ付けに依らないで部品を実装する方策が強く
要望されている。
【0004】本発明は、上述した従来技術が有するこの
ような問題を解消すべくなされたもので、本発明が解決
しようとする課題は、当該リード線付き部品をプリント
配線基板にはんだ付けに依らないで、しかもはんだブリ
ッジといった接続不良を生じることなく、また実装工程
を短くして部品を実装できるとともに、リサイクルに際
しプリント配線基板と部品の分離を容易に行うことがで
きるためのプリント配線基板の部品実装構造を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明においては、プリント配線基板に設けた部品
実装用穴にリード線付き部品のリード線が挿通された部
品実装構造において、部品実装用穴をスルーホールと
し、該スルーホールの内径をリード線付き部品のリード
線の直径より小さく形成し、スルーホールにリード線付
き部品のリード線を圧入することにより、はんだレスで
電気的接続および機械的固定を行うことを特徴とするも
のである。
【0006】また、本発明は、前記スルーホールは、テ
ーパ状に形成され、スルーホールの部品実装面の内径が
リード線付き部品のリード線の直径より大きく形成さ
れ、部品非実装面の内径がリード線付き部品のリード線
の直径より小さく形成されていることを特徴とするもの
である。
【0007】また、前記リード線付き部品のリード線
は、凹凸形状を施されたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記リード線付き部品のリード線
は、係止突起を有することを特徴とするものである。
【0009】また、前記リード線付き部品のリード線
は、バネ性を有することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】前述した構成のプリント配線基板の部品実装構
造においては、リード線付き部品をプリント配線基板の
部品実装用穴に釘の要領で挿入することで実装すること
ができ、さらに、リード線付き部品のリード線は、先端
部ほど直径が小さくなっていることによって、プリント
配線基板への部品の挿入が容易になり、更に、ネジ状の
溝を刻むこと、係止突起、バネ性を有することでプリン
ト配線基板への部品の挿入後の接続不良、部品の脱落を
防止することができることから、はんだ付けに依らない
で、しかも接続不良を生じることなく、また実装工程を
短くして部品を実装できるとともに、プリント配線基板
と部品の分離を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0012】(実施形態1)図1は、リード線付き部品
をプリント配線基板に実装した状態を示す断面図であ
る。なお、図7の従来例と同一または相当する部分には
同一符号を付し、説明を省略する。
【0013】プリント配線基板301には、リード線付
き部品を実装するための部品実装用穴を設け、該部品実
装用穴をスルーホール5としている。例えば、リード線
付き部品1のリード線201の直径をφ0.5mmとし
たとき、プリント配線基板301の部品実装用穴の直径
もφ0.5mmとする。部品実装用穴は、その内壁にメ
ッキを施しスルーホールとすることにより、スルーホー
ルの内径はリード線の直径より小さくなる。従って、ス
ルーホール5にリード線201を圧入することにより、
スルーホール5の内径が小さいことからリード線付き部
品1のリード線201に圧力が生じ、スルーホール5と
リード線201が密着し、リード線付き部品を電気的に
接続でき、プリント配線基板301とリード線付き部品
1を固定することができる。
【0014】なお、本発明において、スルーホールを形
成するためのメッキ用金属は特に限定されないが、例え
ば銅、または銅メッキの上にメッキされた金またははん
だを挙げることができる。
【0015】本発明では、リード線をスルーホールに圧
入することにより、はんだレスで部品を実装できるの
で、はんだ付け工程が不要となり、そのため部品が高熱
にさらされることもなく、部品を電気的に接続でき、プ
リント配線基板301とリード線付き部品1を固定する
ことができる。また、はんだを用いることがないので、
はんだブリッジが形成されることがなく、接続不良を起
こすことがない。
【0016】さらに、はんだ付けに依らないので、プリ
ント配線基板301とリード線付き部品1の分離も容易
に行うことができ、リサイクルが容易になる。
【0017】なお、本発明におけるリード線付き部品と
は、リード線を有する電子部品であれば特に限定されな
いが、例えばDIPタイプのICやリード線のついた抵
抗、コンデンサ等を挙げることができる。
【0018】(実施形態2)図2は、部品実装用のスル
ーホールをテーパ状に形成したプリント配線基板への部
品実装構造の実施形態を示した断面図である。
【0019】例えば、プリント配線基板302の部品実
装用穴は、部品実装面側の内径をφ0.6mmとし、そ
の基板の対面側の部品非実装面側の内径をφ0.5mm
のテーパ状とする。さらに、テーパ状に形成した部品実
装用穴の内壁にメッキを施し、スルーホールとすること
により、基板の部品非実装面側のスルーホールの内径は
φ0.5mmより小さくなる。従って、直径φ0.5m
mのリード線302を有するリード線付き部品1を実装
する場合、部品実装面側の穴径がリード線付き部品1の
リード線201の直径よりも大きいことから部品の挿入
が容易となり、なおかつスルーホール5の部品非実装面
側の内径がリード線201の直径より小さいため、スル
ーホール5の部品非実装面側においてリード線201に
圧力が生じ、リード線付き部品1を電気的に接続でき、
プリント配線基板302とリード線付き部品1を固定す
ることができる。
【0020】(実施形態3)図3は、リード線付き部品
のリード線が先端部ほど直径が小さくなっているものの
実施形態を示した図である。
【0021】リード線付き部品1のリード線202を図
3に示す様に、リード線を先端部ほど直径が小さくなる
ように加工することで、プリント配線基板に実装する際
に、スルーホールへの挿入が容易となるため、更に効果
的である。なお、リード線はその根本部分において、そ
の直径をスルーホールの内径より大きくすることによ
り、リード線の根本部分においてリード線202に圧力
が生じ、リード線とスルーホールが密着し、リード線付
き部品1を電気的に接続でき、プリント配線基板とリー
ド線付き部品1を固定することができる。
【0022】また、リード線付き部品1実装後は、配線
基板裏面よりはみ出したリード線202を所定の長さで
カットしてもよい。
【0023】(実施形態4)図4は、リード線付き部品
のリード線203に凹凸形状を施したものの一実施形態
を示す図である。
【0024】凹凸形状としては、凸状の微小突起や、ネ
ジ状の溝、縦溝、横溝等が挙げられるが、図4にはリー
ド線203にネジ状の溝を刻んだ形態を示す。
【0025】図4に示すように、リード線203にネジ
状の溝が刻まれているため、プリント配線基板に設けた
スルーホールにリード線203を圧入することにより、
密着度がより高まり、リード線付き部品の脱落に対する
耐性が強化され、耐振動性が向上する。
【0026】(実施形態5)図5は、リード線付き部品
のリード線204に係止突起6を付けたものの一例を示
す図である。
【0027】図5に示したよう先端部ほど直径が小さく
なっているリード線204に、係止突起6を設けること
により、プリント配線基板に設けたスルーホールへの挿
入は容易であるが、係止突起6によりリード線付き部品
の脱落に対する耐性が強化され、耐振動性が向上する。
【0028】(実施形態6)図6は、リード線付き部品
のリード線205にバネ性を持たせたものの一例を示す
図である。
【0029】リード線205にバネ性を持たせる手段は
特に限定されないが、図6に示したように、リード線2
05の先端部を先割れとすることにより、リード線20
5にバネ性を付与することができる。
【0030】先割れ状態に形成したリード線205は、
部品挿入時には図3に示すような形状となるため挿入が
容易であり、挿入後はバネ性を持っていることからリー
ド線が自らプリント配線基板に密着するような働きをす
ることで、電気的接続の信頼性を向上させることができ
る。
【0031】また、リード線付き部品を実装した際に、
従来のように部品のリード線をクリンチすることでも耐
振動性が向上し、同様の効果が得られる。
【0032】このように本発明は、前記実施形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
変更もしくは組み合わせて実施することができるのは明
らかである。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果がある。
【0034】請求項1に記載した本発明は、リード線付
き部品をプリント配線基板の部品実装用穴に釘の要領で
挿入することで実装することができるため、はんだ付け
に依らないので、はんだ付け工程が削除でき、そのため
部品が高熱にさらされることもなく、接続不良を起こす
ことなく、部品を電気的に接続でき、プリント配線基板
とリード線付き部品を固定することができる。
【0035】さらに、はんだ付けに依らないので、プリ
ント配線基板とリード線付き部品の分離も容易に行うこ
とができる。
【0036】請求項2に記載した本発明は、上記効果に
加え、リード線付き部品のプリント配線基板への実装が
容易となる効果を有している。
【0037】請求項3ないし6に記載した本発明は、上
記効果に加え、リード線付き部品の脱落に対する耐性が
強化され、耐振動性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】リード線付き部品をプリント配線基板に実装し
た状態を示す断面図。
【図2】スルーホールをテーパ状に形成したものの一実
施形態を示す断面図。
【図3】リード線付き部品のリード線が先端部ほど直径
が小さくなっているものの一実施形を示した図。
【図4】リード線付き部品のリード線にネジ状の溝が刻
まれているものの一実施形態を示す図。
【図5】リード線付き部品のリード線に係止突起を付け
たものの一実施形態を示す図。
【図6】リード線付き部品のリード線にバネ性を持たせ
たものの一実施形態を示す図。
【図7】従来のプリント配線基板の部品実装方法の一例
を示す断面図。
【符号の説明】
1 リード線付き部品 201,202,203,204,205 リード線 301,302,303 プリント配線基板 4 ランド 5 スルーホール 6 係止突起 7 はんだ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板に設けた部品実装用穴
    にリード線付き部品のリード線が挿通された部品実装構
    造において、部品実装用穴をスルーホールとし、該スル
    ーホールの内径をリード線付き部品のリード線の直径よ
    り小さく形成し、スルーホールにリード線付き部品のリ
    ード線を圧入することにより、はんだレスで電気的接続
    および機械的固定を行うことを特徴とするリード線付き
    部品のプリント配線基板への実装構造。
  2. 【請求項2】 前記スルーホールは、テーパ状に形成さ
    れ、スルーホールの部品実装面の内径がリード線付き部
    品のリード線の直径より大きく形成され、部品非実装面
    の内径がリード線付き部品のリード線の直径より小さく
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント配線基板へのリード線付き部品の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記リード線付き部品のリード線は、先
    端部ほど直径が小さくなっていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のプリント配線基板へのリード線付
    き部品の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記リード線付き部品のリード線は、凹
    凸形状を施されたことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載のプリント配線基板へのリード線付
    き部品の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記リード線付き部品のリード線は、係
    止突起を有することを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載のプリント配線基板へのリード線付き
    部品の実装構造。
  6. 【請求項6】 前記リード線付き部品のリード線は、バ
    ネ性を有することを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載のプリント配線基板へのリード線付き部
    品の実装構造。
JP11065958A 1999-03-12 1999-03-12 プリント配線基板へのリード線付き部品の実装構造 Pending JP2000261119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015201530A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 三菱電機株式会社 プリント基板および電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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