JP2000252217A - 化合物半導体の製造方法 - Google Patents

化合物半導体の製造方法

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JP2000252217A
JP2000252217A JP5265699A JP5265699A JP2000252217A JP 2000252217 A JP2000252217 A JP 2000252217A JP 5265699 A JP5265699 A JP 5265699A JP 5265699 A JP5265699 A JP 5265699A JP 2000252217 A JP2000252217 A JP 2000252217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GaN単結晶基板上に良好な窒化物系化合物
半導体層を形成することが可能な化合物半導体の製造方
法を提供する。 【解決手段】 GaN単結晶基板1上に形成された窒化
物系化合物半導体層2を備える化合物半導体の製造方法
において、GaN単結晶基板1をアンモニアガスを含む
混合ガス雰囲気中で加熱した後、窒化物系化合物半導体
層2の原材料をGaN単結晶基板1上に供給して窒化物
系化合物半導体層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaN系化合物半導体層を用いた発光デ
バイスは、短波長の光を出射するものとして、近年注目
を集めている。GaN系化合物半導体層、すなわち好適
にはGaNエピタキシャル層を形成するための基板とし
ては、これと格子定数の一致するGaN基板を用いるこ
とが好ましい。しかしながら、従来、GaN基板は、そ
の製造が困難であると考えられていた。
【0003】したがって、通常は、これに格子定数の近
似し、化学的にも安定なサファイア基板が代用されてい
る。サファイア基板上にGaNエピタキシャル層を成長
させる方法としては、常圧MOCVD法が一般的に良く
用いられる。
【0004】この成長方法においては、水素ガスフロー
中で、サファイア基板を1050℃程度に保持すること
によってサーマルクリーニングした後、450℃から6
00℃程度の温度で、GaNの低温バッファー層を基板
上に成長させ、その後、1000℃以上の高温でGaN
エピタキシャル層を成長させる。基板材料としては、S
iCのような劈開性のある基板の利用も考えられるが、
SiC基板は高価であるので、コスト高を招く。
【0005】サファイア基板の利用には以下の問題があ
る。まず、サファイア基板はGaNと格子定数が近似す
るものの、一致してはいないため、格子不整合によって
転位等の欠陥が導入される。この欠陥は半導体レーザの
寿命及び電気特性を劣化させる。
【0006】このような欠陥の影響を抑制するための研
究も行われている。サファイア基板とGaNエピタキシ
ャル層との間にバッファ層を介在させると、デバイスの
電気特性が改善し、鏡面状の表面を有するGaNエピタ
キシャル層を成長させることができる。
【0007】しかしながら、転位等の欠陥についてはバ
ッファ層の介在によっても大きくは改善されない。現在
市販中のデバイスにおいても、GaNエピタキシャル層
中には、109/cm2程度の転位が存在する。したがっ
て、デバイスの寿命は劣化したままである。
【0008】最近、欠陥低減のための新たな手法が報告
されている。この手法は、サファイア基板上にストライ
プ状のマスクを施し、その上にGaNエピタキシャル層
を厚膜成長させるものである。マスクの存在によって、
GaNエピタキシャル層は横方向に成長する(ラテラル
成長)。同手法の報告によれば、GaNエピタキシャル
層中の欠陥密度は大きく低減されるとされている。
【0009】しかしながら、サファイア基板は、GaN
エピタキシャル層と熱膨張が大きく異なるので、熱処理
工程において基板にソリが発生する。また、サファイア
基板は、非常に硬い材料であって劈開性がないため、そ
のダイシングにはコストがかかる。更に、サファイア基
板は劈開面を形成することができないため、これを反射
面とする半導体レーザの作製は困難である。
【0010】そこで、原則的に最も好適であると考えら
れるGaN基板の利用が注目されている。GaN基板を
用いれば、サファイア基板の形成時に用いた低温バッフ
ァ層を省略する事も可能となり、プロセス時間の短縮も
期待できる。
【0011】ところが、上述のように、その単結晶成長
は、従来、困難であると考えられてきた。GaN単結晶
基板の気相合成及び平衡状態における超高圧下の合成は
可能であると言われてきたが、基板として使用できる程
度の大きさのものを得ることはできなかった。
【0012】そこで、本願発明者は、窓付のマスク層を
通してGaNをラテラル成長させる方法を提案してきた
(特願平9−298300号、特願平10−9008
号)。具体的には、GaAs基板上に、ストライプや円
形の形状をしたマスクを形成し、その上にGaNをラテ
ラル成長させた後、GaAs基板を除去することによ
り、GaN基板を得る方法である。これらのGaN基板
上に、更にGaNを成長させてインゴットを作製し、こ
のインゴットからGaN基板を切り出すことにより、G
aN基板を量産する方法についても既に提案した(特願
平10−102546号)。これらの新しい製法によ
り、GaN単結晶基板の商業ベースでの実現が、初めて
達成されることとなった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作製し
たGaN単結晶基板は表面研磨を行うことによって、基
板表面に平坦性を付与する必要がある。基板表面に平坦
性を付与するため、機械研磨を行うと、基板表面にダメ
ージが導入され、研磨された表面上には多くの欠陥が存
在することとなる。この表面上に、直接、高温でGaN
層をエピタキシャル成長させた場合、上記欠陥を含む加
工変質層がエピタキシャル層である窒化物系化合物半導
体層に影響を与え、その表面状態等が劣化する。本発明
は、このような課題に鑑みてなされたものであり、Ga
N単結晶基板上に良好な窒化物系化合物半導体層を形成
することが可能な化合物半導体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、GaN単結晶
基板上に形成された窒化物系化合物半導体層を備える化
合物半導体の製造方法において、GaN単結晶基板を水
素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガス雰囲気中で加
熱した後、窒化物系化合物半導体層の原材料をGaN単
結晶基板上に供給して窒化物系化合物半導体層を形成す
ることを特徴とする。本方法によれば、GaN基板上に
良好な窒化物系化合物半導体層を形成することが可能と
なる。
【0015】窒化物系化合物半導体層は、GaN、Al
GaN又はInGaNであることが好ましい。
【0016】また、加熱は900℃以上の基板温度で行
われることが好ましい。加熱は15秒以上行われること
が好ましい。この加熱は5分以上行われることがより好
ましい。この加熱は15分以上行われることが更に好ま
しい。この加熱は1000℃以上の基板温度で行われる
ことが更に好ましい。
【0017】混合ガスは、水素ガス及び窒素ガスの少な
くともいずれか一方を更に含むことが好ましい。この場
合、アンモニアの含有率は5%以上であることが好まし
く、40%以上であることが更に好ましい。
【0018】加熱時において、混合ガスは流速1cm/
秒以上でGaN単結晶基板の表面上を流れていることが
好ましい。
【0019】窒化物系化合物半導体層はMOCVD法又
はHVPE法によって形成されることが好ましい。
【0020】また、加熱前に、GaN単結晶基板の表面
を研磨する工程を更に備えることが好ましい。研磨の前
に前記GaN単結晶基板をGaNインゴットから切り出
す工程と、GaNインゴットをGaN種結晶から生成す
る工程と、種結晶をGaN単結晶の表面を研磨して形成
する工程と、GaN単結晶を製造する工程とを備え、G
aN単結晶を製造する工程は、GaAs基板上に窓を有
するマスク層を形成する工程と、マスク層上に気相成長
法によってGaNをエピタキシャル成長させた後、Ga
As基板を除去する工程とを備えることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
化合物半導体の製造方法ついて添付の図面に基づき説明
する。
【0022】図1は実施の形態に係る化合物半導体の断
面図である。この化合物半導体は、GaN単結晶基板1
上に形成された窒化物系化合物半導体層2を備えてい
る。この化合物半導体は、発光ダイオード又は半導体レ
ーザ等の発光デバイスの製造中間体であり、この上に適
当なpn接合、好ましくはヘテロ接合を形成し、それぞ
れに電流を供給するための電極を取り付けることによ
り、発光デバイスが完成する。
【0023】窒化物系化合物半導体層2の構成材料とし
ては、AlN、InN、AlxGa1 -xN、InxGa1-x
N、AlxIn1-xN、AlxInyGa1-x-yN(x+y
<1、x>0、y>0)等があり得るが、GaN、Al
GaN又はInGaNが好適なものとして列挙される。
窒化物系化合物半導体層2の構成材料としては、GaN
が最も好ましく、基板1に対してホモエピタキシャル成
長となる。
【0024】この化合物半導体は以下のようにして製造
される。
【0025】(A)まず、GaN単結晶基板1を製造
し、製造されたGaN単結晶基板1を研磨材を用いて表
面研磨し、純水等を用いて液体洗浄する(基板製造工
程)。
【0026】(B)次に、GaN単結晶基板1を所定の
混合ガスG1の雰囲気内に配置し、基板温度T1で時間
t1の間、加熱する(前処理工程)。
【0027】(C)しかる後、基板温度T2の加熱状態
で、窒化物系化合物半導体層2の原材料G2を当該表面
に供給し、GaN単結晶基板1上に窒化物系化合物半導
体層2をエピタキシャル成長させる(エピタキシャル成
長工程)。
【0028】以下、詳説する。
【0029】(A)基板製造工程については、本願発明
者は従来から提案しているが、ここでも簡単に説明す
る。
【0030】GaN単結晶基板1は、これをGaNイン
ゴットから切り出すことによって製造される。GaNイ
ンゴットは、GaNを種結晶とし、種結晶を加熱しなが
らGa及びNを含む原料ガスを種結晶に供給し、この上
にエピタキシャル成長を行わせることによって製造され
る。この種結晶はGaN単結晶の表面を研磨して形成さ
れる。GaN単結晶は、GaAs基板上に窓を有するマ
スク層を形成する工程と、このマスク層上に気相成長法
によってGaNをエピタキシャル成長させた後、GaA
s基板を除去することによって製造される。なお、製造
されたGaN単結晶基板1は、研磨材を用いて表面研磨
され、純水等を用いて液体洗浄される。また、液体洗浄
においては、適当な有機溶剤を用いてもよい。
【0031】(B)前処理工程について詳説する。
【0032】前処理工程に用いる混合ガスG1として
は、(1)アンモニアガス(NH3)、窒素ガス
(N2)、水素ガス(H2)、(2)アンモニアガス、窒
素ガス、(3)アンモニアガス、水素ガスの3つの組み
合わせが列挙される。窒素ガス及び水素ガスはキャリア
ガスである。ヘリウム(He)やアルゴン(Ar)など
の不活性ガスをキャリアガスとして使用することもでき
る。
【0033】基板温度T1は900℃以上が好ましい。
基板温度T1が1000℃以上の場合は窒化物系化合物
半導体層2の結晶状態に顕著な効果が認められる。これ
らの場合の、加熱時間t1は15秒以上であることが好
ましい。また、上記結晶状態の観点から、加熱時間t1
は5分以上であることがより好ましく、15分以上行わ
れることが更に好ましい。但し、加熱時間t1が1時間
以上の場合、表面形態の劣化が見られるので、必ずしも
好ましくない。最も効果が認められるのは、アンモニア
ガスを40%以上含有した水素ガス中において、100
0℃、5分間の加熱を行った場合である。
【0034】前処理工程においては、混合ガスG1中の
アンモニアの含有率(モル濃度、モル分圧)は、5%以
上であることが好ましく、40%以上であることが更に
好ましい。すなわち、混合ガスG1中のアンモニアガス
の含有量が5%以上ある場合には、表面結晶性の改質効
果が認められる。これは窒化反応を進行させるために、
最低限必要なアンモニアガスの含有量である。アンモニ
アガスの含有量が40%以上ある場合には、更に顕著な
効果を奏することができる。
【0035】なお、温度T1における加熱時において、
混合ガスG1は流速1cm/秒以上でGaN単結晶基板
1の表面上を流れていることが好ましい。混合ガスG1
は流速1cm/分以上でGaN単結晶基板1の表面上を
流れていてもよい。
【0036】(C)エピタキシャル成長工程について説
明する。
【0037】上記窒化物系化合物半導体層2のエピタキ
シャル成長においては、有機金属化学気相成長(MOC
VD)法、又はハイドライド気相エピタキシャル成長
(HVPE)法を用いることが可能である。これらの方
法においては、窒化物系化合物半導体層2の原材料を基
板1の表面に供給する。
【0038】窒化物系化合物半導体層2の材料として
は、好適にはGaNが挙げられる。MOCVD法にてG
aNを形成する場合においては、その原材料G2として
は、混合ガスとしてTMG(トリメチルガリウム)及び
アンモニアガスを用いる。この原材料G2は、キャリア
ガスとして水素ガス及び窒素ガスを含む。勿論、キャリ
アガスとして、ヘリウムやアルゴンなどの不活性ガスを
用いてもよい。MOCVD法にてGaNを形成する場合
においては、成長時の基板温度T2は1030℃程度
(±20℃)に設定される。HVPE法にてGaNを形
成する場合においては、金属Gaをつるぼ(ボード)内
で加熱して蒸発又は昇華させながら、原料ガスとしての
アンモニアを前記Gaと共に基板表面に原材料G2とし
て供給し、これらと共にキャリアガスとして水素ガス及
び塩素ガスを基板表面に供給する。HVPE法を用いる
場合には成長時の基板温度T2は1000℃程度(±2
0℃)に設定される。
【0039】窒化物系化合物半導体層2の材料として
は、InGaNであってもよい。MOCVD法にてIn
GaNを形成する場合においては、原材料G2として
は、混合ガスとしてTMI(トリメチルインジウム)及
びアンモニアガスを用いる。原材料G2は、キャリアガ
スとして水素ガス及び窒素ガスを含む。勿論、キャリア
ガスとしてヘリウムやアルゴンなどの不活性ガスを用い
てもよい。InGaNをMOCVD法にて形成する場合
においては、成長時の基板温度T2は800℃程度(±
20℃)に設定される。
【0040】なお、(B)前処理工程においては、当該
基板表面にアンモニアを含む混合ガスG1を流し続けな
がら、基板温度を室温(25℃)からT1まで上昇させ
て、温度T1にて前処理を行い、この後、基板温度をT
2に変更し、この温度T2で、(C)エピタキシャル成
長工程を行うことが好ましい。
【0041】GaN等の窒化物系化合物半導体層2を形
成可能な他の方法としては、有機金属塩化物気相成長法
及び分子線エピタキシー(MBE)法が列挙されるが、
これらの方法においても、窒化物系化合物半導体層2の
成長は窒化物系化合物半導体層2の原材料を基板1の表
面に供給することによって行われる。
【0042】上述の方法は、GaN単結晶基板1上に形
成された窒化物系化合物半導体層2を備える化合物半導
体の製造方法において、GaN単結晶基板1をアンモニ
アガスを含む混合ガスG1雰囲気中で加熱した後(B)
(前処理工程)、窒化物系化合物半導体層2の原材料G
2をGaN単結晶基板1上に供給して窒化物系化合物半
導体層2を形成する(C)(エピタキシャル成長工程)
ことを特徴とする。
【0043】本方法によれば、GaN単結晶基板1上に
良好な窒化物系化合物半導体層2を形成することが可能
となる。また、逆に(B)前処理工程を行わないで、直
接、基板表面上にエピタキシャル成長を行った場合に
は、良好な窒化物系化合物半導体層2を得ることができ
ない。この理由は、以下のように考えられる。
【0044】上記(A)基板製造工程において、完全な
表面を有するGaN単結晶基板1を研磨工程によって創
出することは大変難しい。なぜならば、研磨時に基板表
面にダメージが導入されるからである。このダメージを
含む加工変質層はデバイスの特性に悪影響を与える。勿
論、より細かい研磨粒を使用して研磨するなどの工夫を
行うことによって、導入されるダメージを最小限に抑え
ることも可能であるが、ダメージが導入されることには
かわりない。これらの加工変質層を除去するためには、
化学研磨や、メカノケミカル研磨を用いるが必要である
が、加工変質層を完全に除去することは難しい。特に、
研磨キズ部に入ったやや深い加工変質層は除去が難し
い。
【0045】この研磨表面の欠陥をなくすために、研磨
時間を大きく取り、研磨傷の低減を図っても、研磨によ
るピットが深くなることがある。すなわち、加工変質層
除去のために、長時間研磨した場合、研磨の時間経過と
共に表面にピットが出現してくる。このピットの発生原
因は、現在まだ明らかになっていないが、研磨条件もさ
ることながら、基板単結晶の何らかの欠陥に起因してい
る可能性もある。
【0046】これらの欠陥を有するGaN単結晶基板1
の表面上に、直接、すなわち、工程(B)を行わずに、
高温でのエピタキシャル成長を行った場合、たとえ窒化
物系化合物半導体層2がGaNであったとしても、この
場合にはホモエピタキシャル成長であるにも拘わらず、
これらの欠陥が増幅されることによって表面モフォロジ
ーが悪化し、窒化物系化合物半導体層2の結晶品質が低
下することが判明した。すなわち、基板表面上に、直
接、エピタキシャル成長を行った場合、研磨傷に沿った
凹凸部が出来る。研磨傷上へはGaNエピタキシャル層
が成長しにくい。加工変質層の集合部では斑模様が見ら
れる場合もある。この表面上にエピタキシャル成長をし
た場合、表面のピットは、依然としてピットのままであ
る。また、貫通転位が基板表面に露出している場合、当
該基板を用いて、その上にエピタキシャル成長をした場
合、エピタキシャル成長層の結晶内にも連続して転位が
続くものと考えられる。いずれにしても、GaN単結晶
基板1の表面上に、直接、高温でのエピタキシャル成長
を行った場合、形成されたデバイスの特性は劣化する。
【0047】本願発明者らは、上述の前処理工程が窒化
物系化合物半導体層2の成長に大きく影響することを発
見した。すなわち、窒化物系化合物半導体層2の結晶状
態は、GaN単結晶基板1表面の状態に影響され、Ga
N単結晶基板1表面の状態は、高温中で保持された場
合、その雰囲気ガスに影響される。したがって、雰囲気
ガスを調整することにより、良好な表面状態を得ること
ができれば、窒化物系化合物半導体層2の結晶状態を良
好に保持することができるはずである。そこで、以下の
実験を行った。
【0048】(実験1)まず、水素雰囲気中において、
GaN単結晶基板1を1000℃に保持し、その表面状
態を観察した。この場合、基板表面でGaNの還元反応
が生じ、表面にGaのドロップレットが発生した。
【0049】(実験2)次に、アンモニアガス及び水素
ガスのみを含む混合ガスG1雰囲気中で、GaN単結晶
基板1を1000℃に保持し、その表面状態を観察し
た。この場合、表面に数nmから数十nm程度の起伏が
発生し表面形態に若干の変動が生じたが、Gaのドロッ
プレットは観察されなかった。この表面上に、窒化物系
化合物半導体層2を形成した場合、上記実験1の場合よ
りも良好な結晶状態を得ることができた。
【0050】実験2の前処理工程で観察された現象は、
表面原子の再配列を示している。これは、GaNの水素
による還元反応とアンモニアによる窒化反応とが同時に
進行するために生じたものと考えられる。すなわち、エ
ピタキシャル成長工程の直前に、アンモニアガス及び水
素ガスを含む混合ガスG1中で、基板1を高温保持する
ことにより(B)(前処理工程)、表面原子の再配列が
生じ、GaN単結晶基板1表面の研磨時の加工変質層等
の結晶欠陥が低減されているものと考えられる。したが
って、実験2においては、この工程(B)の後に、エピ
タキシャル成長工程(C)を行うことにより、窒化物系
化合物半導体層2の結晶性が大きく改善されたものと考
えられる。
【0051】なお、(B)前処理工程において、水素ガ
ス以外のガスも使用可能であると考えられる。勿論、ア
ンモニアガスの他に水素ガスを用いた場合、GaN表面
の還元効果が大きいため、結晶性改善の効果が顕著であ
るが、アンモニアガスに加えて水素及び窒素の混合ガス
を使用することもできる。更に、還元効果の殆どない窒
素ガスを水素ガスの代わりに使用することも可能と考え
られる。これは、同時に流すアンモニアガスの分解生成
物である水素ガスが、還元効果を持つためである。ま
た、同じ意味から、コスト高となるものの、ヘリウムガ
スやアルゴンガスなどの不活性ガスを使用することも可
能である。
【0052】以上、説明したように、上記方法によれ
ば、GaN単結晶基板1上にエピタキシャル成長を行う
に当たり、GaN単結晶基板1表面に、研磨加工に基づ
く研磨キズのような機械的、形状的な欠陥、及び加工変
質層による結晶欠陥、結晶成長時の結晶欠陥に起因する
表面結晶欠陥等が存在する場合においても、非常に結晶
性、品質の優れた、GaNからなるホモエピタキシャル
層2、又は窒化物III−V族からなるエピタキシャル
層2を成長することが可能となる。これにより、従来サ
ファイア基板上のGaN成長時になされているバッファ
ー層の成長が不必要となるため、工程が簡略化され、エ
ピタキシャル成長のコスト低減もされる。
【0053】なお、前処理工程(B)後、エピタキシャ
ル成長工程(C)までの間は、アンモニアガスを流し続
けるか、窒素ガスのみを流すことにより、基板表面の還
元反応を防止する必要がある。
【0054】
【実施例】上記実施の形態に係る化合物半導体を製造し
た。以下の実施例においては、(A)基板製造工程は実
施の形態に記載の通りのものであり、GaAs基板上
に、窓を有したマスク層を形成し、当該マスク層の上に
気相成長法によりGaNをエピタキシャル成長した後、
GaAs基板を王水中でエッチング除去して得たGaN
単結晶の表面をさらに研磨加工する事により得られるG
aN単結晶基板を基板として使用する。GaN単結晶基
板1は、直径1インチ、厚さ0.3mmである。この基
板表面については、機械研磨、メカノケミカル研磨を施
したが、ノマルスキー型顕微鏡で観察したところ、高倍
率において基板表面に細かい研磨傷や欠陥が認められ
た。基板表面をCL(カソードルミネッセンス)により
評価したところ、バンド端発光である360nmの発光
波長で2次元マッピングすると、研磨傷の存在が黒い筋
となって判別できた。以下の各実施例においては、
(B)前処理工程及び(C)エピタキシャル成長工程の
みが異なる。
【0055】(実施例1)上記実施の形態に係る化合物
半導体をMOCVD法を用いて製造した。基板1の材料
は単結晶GaN、窒化物化合物半導体2の材料は単結晶
GaNである。
【0056】図2は実験に用いるMOCVD装置を示
す。この装置は、石英製のフローチャンネル10を有す
る横型MOCVD装置である。
【0057】まず、(B)前処理工程を行った。GaN
単結晶基板1をヒータ11が内蔵されたターンテーブル
12上にセットした。ターンテーブル12を回転させな
がら、ヒータ11を加熱して基板温度を室温RT(25
℃)から基板温度T1に昇温した。この時、チャネル1
0内には圧力P1で混合ガスG1を流した。実際の成長
においては、室温RTからの実施温度T1までの昇温中
においても混合ガスG1を流しており、昇温完了後、基
板温度T1で一定時間t1保持した。
【0058】この後、連続して(C)エピタキシャル工
程を行った。この場合、ターンテーブル12を回転させ
ながら、基板温度T2、圧力P2で混合ガスG2をチャ
ネル10内に流した(成長時間t2)。これにより、厚
さ2μmのn型GaNエピタキシャル層2を成長させ
た。実験においては、上記(B)前処理工程における混
合ガスG1中のアンモニア(NH3)含有率(モル分
圧)、キャリアガス比、保持時間t1を可変した。実験
条件は以下の通りである。
【0059】
【表1】
【0060】(評価及び結果)エピタキシャル層2成長
後の表面形態を観察して評価した。この評価としては、
サンプル表面を電子顕微鏡観察によって観察し、サンプ
ル表面の粗れが殆ど観察できないものを良好状態(ラン
クA)、デバイスの基板として使用不可能な程度に表面
の凹凸が著しいものを表面粗れ大の状態(ランクE)と
し、これらの間の状態を3ランクに分けて相対評価し、
表面粗れ中の状態を(ランクD)、表面粗れ小の状態を
(ランクC)、表面の粗れが僅かに観察できる状態を良
好状態(ランクB)として規定した。なお、各ランク間
の中間に位置する状態は、良い状態の場合には(+)
を、悪い状態の場合には(−)を付加することとした。
各サンプルにおけるアンモニア含有率、キャリアガス
比、1030℃(T1)における保持時間t1、評価結
果は以下の通りである。
【0061】
【表2】
【0062】サンプルBとDの比較により、アンモニア
含有率(モル分圧)は5%以上の場合、保持時間t1が
0.25分以上の方が良い評価結果が得られることが分
かる。サンプルE、Fの結果より、アンモニア含有率が
高く、保持時間t1も長い方が、良い表面形態を生む傾
向が分かる。アンモニア含有率は0.2以上、好ましく
は0.5以上が望ましい。保持時間t1も5分以上、好
ましくは15分以上が望ましい。しかしながら、保持時
間t1が60分以上となると、若干表面形態が劣化する
傾向が認められた。また、サンプルCの結果より、水素
ガスを含んだ方が良い評価結果が得られることが分か
る。
【0063】サンプルD、E、F、Gについて、X線回
折法による評価を行い、X線回折ピーク(GaN)の半
値幅について調査した。GaN単結晶基板1の半値幅は
3.0分であった。サンプルD、E、F、Gの半値幅
は、いずれも2.9〜3.1分の範囲であった。したが
って、窒化物系化合物半導体層2は、ほぼ基板の状態を
そのまま反映したエピタキシャル結晶となっていること
が判明した。
【0064】(実施例2)実施例2は実施例1と比較し
て、窒化物系化合物半導体層2の材料及び前処理の条件
のみが異なり、窒化物系化合物半導体層2は同様にMO
CVD法を用いて形成した。窒化物系化合物半導体層2
の材料はInGaNとした。上記(B)前処理工程にお
ける保持温度T1及び保持時間t1を可変した。実験条
件は以下の通りである。これにより、厚さ500nmの
n型InGaN(In0.05Ga0.95N)エピタキシャル
層2を成長させた。
【0065】
【表3】
【0066】(評価及び結果)エピタキシャル層2成長
後の表面形態を観察して評価した。評価結果は以下の通
りである。
【0067】
【表4】
【0068】これらの結果より、800℃の保持温度T
1は十分ではなく、900℃以上が好ましく、1000
℃以上が更に好ましいことがわかった。これは、還元反
応、窒化反応ともに、900℃以上から活発になり、表
面原子の再配列も活発化するためであると考えられる。
【0069】(実施例3)本実施例においては、窒化物
系化合物半導体層2をHVPE法を用いて製造した。基
板1の材料は単結晶GaN、窒化物系化合物半導体層2
の材料は単結晶GaNである。
【0070】図3は実験に用いるHVPE装置を示す。
この装置は、チャンバ20内に配置された金属原材料加
熱用のボード(るつぼ)21と、チャンバ20の外周に
設けられ、基板1を加熱するヒータ22と、基板1を配
置する試料台23とから構成されている。
【0071】まず、(B)前処理工程を行った。このH
VPE装置の試料台23にGaN単結晶基板1をセット
した。ヒータ22を加熱して基板温度を室温RT(25
℃)から基板温度T1に昇温した。この時、チャンバ2
0内の圧力がP1となるように混合ガスG1を供給し
た。実際の成長においては、室温RTからの実施温度T
1までの昇温中においても混合ガスG1を流しており、
昇温完了後、温度T1で一定時間t1保持した。
【0072】この後、連続して(C)エピタキシャル工
程を行った。この場合、Ga金属を入れたボート21は
常に850℃程度に保たれ、基板温度T2、圧力P2で
混合ガスG2を供給した(成長時間t2)。これによ
り、厚さ1μmのn型GaNエピタキシャル層2を成長
させた。上記(B)前処理工程における混合ガスG1中
のアンモニア(NH3)含有率(モル分圧)、保持時間
t1を可変した。実験条件は以下の通りである。
【0073】
【表5】
【0074】(評価及び結果)エピタキシャル層2成長
後の表面形態を観察して評価した。評価結果は以下の通
りである。
【0075】
【表6】
【0076】1000℃の保持温度T1においては、ア
ンモニア含有率が0.05を越えたところから表面形態
の改善が見られ、0.4を越えると表面形態は更に改善
された。保持時間t1は、条件によっては0.25分か
ら効果が見られるが、長い方が効果は大きい事が分か
る。本実験においては、アンモニアガスの含有率が0.
5、基板温度T1が1000℃、保持時間が15分の場
合、最も良好な表面が得られた。以上のようにHVPE
法においても、MOCVD法の結果とほぼ同じ結果が得
られた。
【0077】
【発明の効果】本発明の方法によれば、GaN単結晶基
板上に良好な窒化物系化合物半導体層を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】化合物半導体の断面図。
【図2】HVPE装置の構成図。
【図3】MOCVD装置の構成図。
【符号の説明】
1…GaN単結晶基板、2…窒化物系化合物半導体層。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 CA34 CA35 CA40 CA64 CA65 CA73 CA74 CA77 5F045 AA04 AA07 AB14 AB40 AC12 AC15 AC16 AC17 AD13 AD14 AF04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaN単結晶基板上に形成された窒化物
    系化合物半導体層を備える化合物半導体の製造方法にお
    いて、前記GaN単結晶基板をアンモニアガスを含む混
    合ガス雰囲気中で加熱した後、前記窒化物系化合物半導
    体層の原材料を前記GaN単結晶基板上に供給して前記
    窒化物系化合物半導体層を形成することを特徴とする化
    合物半導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記窒化物系化合物半導体層は、Ga
    N、AlGaN又はInGaNであることを特徴とする
    請求項1に記載の化合物半導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱は900℃以上の基板温度で行
    われることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加熱は15秒以上行われることを特
    徴とする請求項3に記載の化合物半導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱は5分以上行われることを特徴
    とする請求項3に記載の化合物半導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記加熱は15分以上行われることを特
    徴とする請求項3に記載の化合物半導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱は1000℃以上の基板温度で
    行われることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導
    体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記混合ガスは、水素ガス及び窒素ガス
    の少なくともいずれか一方を更に含むことを特徴とする
    請求項1に記載の化合物半導体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記アンモニアの含有率は5%以上であ
    ることを特徴とする請求項8に記載の化合物半導体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記アンモニアの含有率は40%以上
    であることを特徴とする請求項8に記載の化合物半導体
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記加熱時において、前記混合ガスは
    流速1cm/秒以上で前記GaN単結晶基板の表面上を
    流れていることを特徴とする請求項1に記載の化合物半
    導体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記窒化物系化合物半導体層はMOC
    VD法又はHVPE法によって形成されることを特徴と
    する請求項1に記載の化合物半導体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記加熱前に、前記GaN単結晶基板
    の表面を研磨する工程を更に備えることを特徴とする請
    求項1に記載の化合物半導体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記研磨の前に前記GaN単結晶基板
    をGaNインゴットから切り出す工程と、前記GaNイ
    ンゴットをGaN種結晶から生成する工程と、前記種結
    晶をGaN単結晶の表面を研磨して形成する工程と、前
    記GaN単結晶を製造する工程とを備え、前記GaN単
    結晶を製造する工程は、GaAs基板上に窓を有するマ
    スク層を形成する工程と、前記マスク層上に気相成長法
    によってGaNをエピタキシャル成長させた後、前記G
    aAs基板を除去する工程とを備えることを特徴とする
    請求項13に記載の化合物半導体の製造方法。
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