JP2000250463A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

画像表示装置及びその制御方法

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JP2000250463A JP11052055A JP5205599A JP2000250463A JP 2000250463 A JP2000250463 A JP 2000250463A JP 11052055 A JP11052055 A JP 11052055A JP 5205599 A JP5205599 A JP 5205599A JP 2000250463 A JP2000250463 A JP 2000250463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動輝度制限回路による輝度の変化をなめらか
に行わせる。 【解決手段】平均輝度検出部33は、注目フレームの平
均輝度Ltを、そのフレームの単純な平均輝度Lと、そ
の直前のフレームの平均輝度L0との加重平均で算出す
る。その際の重みは、フレーム相関度検出部32により
検出されたフレーム間の相関度が含まれる。ABLゲイ
ン計算部34は、輝度制限のためのABLゲインを、前
のフレームの成分を含む平均輝度Ltを基に計算する。
これにより、計算されるゲインひいては表示輝度は、輝
度の変化がフレーム相関度に応じた速さとなるように設
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、特にABL(自動輝度制限回路)を有する画像表示
装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置の中にはその表示輝度を制
限するためのABL(自動輝度制限回路)を有するもの
がある。通常、ABLは消費電力抑制等の目的で、画面
の平均表示輝度が大きくなりすぎないように制御を行
う。この制御の応答速度は消費電力抑制等の観点からは
速いほうがよいが、あまり速くすると画面の表示輝度が
不安定になってしまう。よって一般的にはある程度の時
定数をもって応答を遅らせて表示輝度を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに応答を遅らせると、画像の輝度が変化してから遅れ
て制御が行われるために、画像の輝度が大きく変化した
瞬間は制御が行われず、それより遅れて徐々に画像の輝
度が変化する。このような輝度の変化は、画像の観察者
に対して視覚的な違和感を与える。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、映像信号の変化に応じて表示輝度を制御することに
より消費電力の増大や表示面の発熱を抑えることができ
るとともに、制御による視覚的な違和感を生じない画像
表示装置装置およびその制御方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下のような構成を備える。
【0006】画像信号を入力する手段と表示画像の平均
輝度を求める手段と画像信号のフレーム相関性を検出す
る手段と一平均輝度とフレーム相関度に応じて表示輝度
を制御する制御手段。
【0007】また、本発明の画像表示方法は以下のよう
な工程を備える画像信号を入力する工程と入力した画像
信号から画像の平均輝度を求める工程と画像信号のフレ
ーム相関性を検出する工程と画像の平均輝度とフレーム
相関度に応じて表示輝度を制御する制御工程。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例として画像
表示装置に使用する表示パネルは、基本的には薄型の真
空容器内に、基板上に多数の電子源例えば冷陰極素子を
配列してなるマルチ電子源と、電子の照射により画像を
形成する画像形成部材とを対向して備えている。冷陰極
素子は、例えばフォトリソグラフィー・エッチングのよ
うな製造技術を用いれば基板上に精密に位置決めして形
成できるため、微小な間隔で多数個を配列することが可
能である。しかも、従来からCRT等で用いられてきた
熱陰極と比較すると、陰極自身や周辺部が比較的低温な
状態で駆動できるため、より微細な配列ピッチのマルチ
電子源を容易に実現できる。
【0009】マトリクス画像表示パネルの構成と製造法
については後述する。
【0010】図1に第1の実施例の画像表示装置の構成
を示す。
【0011】表示パネル1は、電子放出素子が行方向配
線電極と列方向配線電極により単純マトリックス状に配
線されており、列/行電極バイアスにより選択された素
子から放出される電子を高圧電圧により加速し蛍光体に
衝突させることで発光を得ている。A/Dコンバータ3
は、不図示のRGBデコーダーによりデコードされて入
力された映像信号をデジタル信号に変換する。フレーム
メモリ4は、1フレーム分映像信号をの映像信号を記憶
する。信号処理部7は、映像信号に輝度、色度調整やガ
ンマ処理や輪郭強調処理などの処理を施す。PWMパル
ス制御部8は、映像信号を表示パネル1に適応した駆動
信号に変換する。Vf制御部10は、表示パネル1に配
置されている素子を駆動する電圧を制御する。列配線ス
イッチ部11は、トランジスタなどのスイッチ手段によ
り構成され、毎水平1周期(行選択期間)ごとにVf制
御部10からの駆動出力をPWMパルス制御部8から出
力されるPWMパルス期間だけパネル列電極に出力す
る。行選択制御部12は、表示パネル1上の素子を駆動
する行選択パルスを発生する。行配線スイッチ部13
は、トランジスタなどのスイッチ手段により構成され、
行選択制御部12から出力される行選択パルスに応じた
Vf制御部10からの駆動出力を表示パネル1に出力す
る。高電圧発生部14は、表示パネル1に配置されてい
る電子放出素子から放出された電子を蛍光体に衝突され
るために加速する加速電圧を発生する。タイミング制御
部18は各ブロックの動作のタイミングを制御する。シ
ステム制御部21は各ブロックの動作の制御を行う。輝
度・色差分離部31は映像信号の輝度成分と色差成分の
分離を行う。フレーム相関度検出部32は映像信号のフ
レーム毎の相関度を計算する。平均輝度検出部33はフ
レームの平均輝度S6を計算する。ABLゲイン計算部
34は、平均輝度S6とフレーム相関度S8をもとにA
BLのゲインS9を計算する。
【0012】信号S1は入力映像信号である。信号S2
はデジタイズされた映像信号である。信号S3はフレー
ムメモリに書き込む映像信号である。信号S4はフレー
ムメモリから読み出された映像信号である。信号S5は
輝度・色差分離部31によって映像信号より分離された
輝度信号である。信号S6は平均輝度検出部によって計
算されたフレームの平均輝度である。信号S7は輝度・
色差分離部31によって映像信号より分離された色差信
号である。信号S8はフレーム相関度検出部32によっ
て計算されたフレーム相関度である。信号S9はABL
ゲイン計算部34によって計算されたABLのゲインで
ある。信号S10は信号処理部によって加工された映像
信号である。
【0013】通常の画像表示動作時においては、入力さ
れた映像信号S1はA/D部3にて必要な階調数でデジ
タイズされてデジタル映像信号S2に変換され、いった
んフレームメモリ4に貯えられた後、信号処理部7に送
られる。信号処理部7で画像信号の輝度、色度調整やガ
ンマ処理や輪郭強調処理などが行われた信号S10は、
PWMパルス発生部8にて水平1周期(行選択期間)毎
にシリアル/パラレル変換され、各列毎にPWM変調さ
れる。PWM変調されたパルスは列駆動出力SW部11
に出力される。
【0014】表示パネル1の行選択は、行選択制御部1
2が、垂直有効表示期間の先頭に合せたスタートパルス
を行選択期間毎に順次シフトした信号をもとに行駆動出
力SW部13に選択パルスを出力することにより行われ
る。
【0015】図2は、ABL処理を行うときの、データ
の流れと対応する処理工程を示すデータフローである。
以下、図1と図2に沿って処理の説明を行う。
【0016】入力映像信号S1はA/D部3にてデジタ
イズされ、デジタル映像信号S2に変換される。
【0017】デジタル映像信号S2はフレームメモリ4
への書き込み(S3)が行われると同時に、輝度・色差
分離部31によって輝度信号S5と色差信号S7とに分
離される。
【0018】輝度信号S5から、平均輝度検出部33に
よってフレームの平均輝度S6が算出される。
【0019】前フレームと現フレームの色差信号S7の
差分から、フレーム相関度検出部32によって前フレー
ムと現フレームとの相関度S8が算出される。
【0020】フレームの平均輝度S6とフレーム相関度
S8から、ABLゲイン計算部34によって、表示パネ
ル1の発光輝度を映像の平均輝度に応じて調節するため
のABLゲインS9が計算される。このゲインは映像の
平均輝度が高ければ表示パネル1の発光輝度を落とすよ
うな関係を持つように計算される。
【0021】また映像輝度の急激な変化による視覚的な
影響を軽減するために、ゲインはある時定数を持って徐
々に変化させる。その時の時定数は、フレームの相関度
に応じて変化させられる。フレームの相関度が低い場合
には、輝度が大きく変化しても視覚的な影響は小さいの
で、時定数を小さくして輝度のゲインを速く変化させ
る。フレームの相関度が高い場合には、輝度が大きく変
化すると視覚的な影響が大きくなるので、時定数を大き
くして輝度のゲインをゆっくり変化させる。
【0022】ABLゲインS9はシステム制御部21に
送られ、信号処理部7の輝度ゲインとして設定される。
信号処理部7は輝度ゲインに従ってフレームメモリから
読み出された映像信号S4に演算処理を施し、表示信号
S10を生成する。
【0023】表示信号S10はPWMパルス制御部8に
よって表示パネル1を駆動する駆動信号へと変換され、
表示パネル1が駆動されて画像が表示される。
【0024】次に、フレーム相関度の検出アルゴリズム
の例を説明する。
【0025】表示領域全体をm×nのメッシュに分割
し、各領域での正規化した色差信号の平均値を算出し
て、第i行j列の領域の平均値をIij(i=0…n,j
=0…m)とする。また、前フレームでのその領域にお
ける同様の平均値をI’ijとする。このとき、各ブロッ
クにおいてフレーム間の色差信号の差の絶対値 |Iij−I’ij| は、そのブロックのフレーム間相関を表す。そしてその
値のフレーム全体にわたる合計 Σ(i=0-m)Σ(j=0-n)|Iij−I’ij| は表示領域全体のフレーム間相関を表す。なお、Σ(i=0
-m)Xiは、X0〜Xmの和を表す。
【0026】この値は相関が低いほど大きい値を取るの
で、逆数をとって相関が高いほど大きい値になるように
する。さらに相関が最大のときに1となるように正規化
すると、 A0=mn/(mn+Σ(i=0-m)Σ(j=0-n)|Iij−I’ij
|) となり、このA0をフレーム相関度とする。これは前後
のフレームのブロック毎の色差信号の差を合計して逆数
をとって正規化したもので、フレーム間の相関が最大、
すなわち前後のフレームが同じ場合に1になり、相関度
が低くなるにつれ小さい値を取る。ただし、この式では
前後のフレームで同じ位置の情報しか比較していない。
映像信号では、画面全体が動くといった状況も考えら
れ、その場合はフレームの相関度が高い場合でもA0の
大きさは小さくなってしまう。
【0027】そこで、前フレームを行および列方向にそ
れぞれu,vだけずらして比較するように拡張して Auv=(m-u)(n-v)/(mn+Σ(i=0-m)Σ(j=0-n)|Iij−I'
(i-u)(j-v)|) が動きに対応したフレーム相関度となる。
【0028】そして、u:0→m,v:0→nとしたと
きのAuvの最大値を、フレーム相関度Aとしてフレーム
相関度検出部の出力とする。
【0029】次に、表示パネル1の発光輝度のゲインを
決定する方法の例を説明する。
【0030】まず、時定数を持ったフレームの平均輝度
Ltを算出する。これは輝度の急激な変化に対して過敏
に反応しないように、変化に時定数Tを持たせた輝度で
ある。
【0031】Lt=(L+T・L0)/(1+T) ここで、Lは注目フレームの時定数を持たない単純な平
均輝度であり、L0は直前のフレームのLtである。すな
わち、平均輝度Ltは、注目フレームの単純平均輝度L
と直前のフレームの平均輝度L0に対してそれぞれ1/
(1+T),T/(1+T)で重み付けした平均値で与
えられる。T=0のときには、前フレームの影響を全く
受けず、平均輝度Ltは単純平均Lそのものとなり、そ
こからTを大きくしていくとLtは直前のフレームの平
均輝度L0に近づいていく。すなわち、Tの値が大きい
ほど、注目フレームの平均輝度Ltと直前のフレームの
平均輝度L0との差が小さくなり、フレーム間の平均輝
度の差は小さくなる。逆に、Tの値が小さいほど、フレ
ーム間の平均輝度の差は単純平均輝度L0の差に近づ
く。このため、例えば単純平均輝度がある値L1のフレ
ームが幾つか続き、フレームFで他の値L2に変化して
その単純平均輝度のフレームが幾つか続く場合を想定す
る。この場合、T=0であれば、各フレームの平均輝度
Ltは各フレームごとに独立して与えられるために、単
純平均輝度が変化したフレームFの時点でただちにL1
からL2に変化する。しかしTに0より大きな値を与え
ておけば、Tの値に応じて徐々にLtは増大してL2に収
束する。このように、時定数Tによって、平均輝度Lt
の変化の速さを制御することができる。
【0032】そしてこの式を、フレーム相関度に応じて
変化させるように拡張する。
【0033】 Lt=(L+T・A・L0)/(1+T・A) 時定数Tは所定値に固定されているために、こうするこ
とによってフレーム相関度Aが大きくなるほどL0の重
みが大きくなって平均輝度のフレーム間の変化がゆっく
りとなり、小さいほどLの重みが大きくなって変化が速
くなる。
【0034】そして、ゲインGは、 G=(1−Gm)(1−Lt)/Ls+Gm で与えられる。ただし、G>1となったらG=1とす
る。また、Gmは平均輝度が最大のときのゲイン(最小
ゲイン)、LsはABLがかかり始める平均輝度とす
る。
【0035】以上のようにしてゲインを求め、システム
制御部21によって表示輝度を設定することで、平均輝
度Ltが大きければゲインGは小さくなり、平均輝度Lt
が小さければゲインGは大きくなる。この結果、ABL
によって輝度は所定の値に抑制される。
【0036】また、注目フレームとその直前のフレーム
の相関度が高い場合には、フレーム間の平均輝度の変化
が小さくなるために、ゲインの変化も小さくなって、A
BLによる輝度の変化も小さく抑えられる。逆に、注目
フレームとその直前のフレームの相関度が低い場合に
は、フレーム間の平均輝度の変化量は各フレームの単純
な平均輝度の変化量に近づく。そのために、ABLのゲ
インも、各フレームの単純な平均輝度を制限するように
与えられ、フレーム間の輝度の変化を小さく抑えるとい
う機能は働かなくなる。
【0037】(表示パネルの構成と製造法)次に、本発
明を適用した画像表示装置の表示パネルの構成と製造法
について、具体的な例を示して説明する。
【0038】図6は、実施例に用いた表示パネルの斜視
図であり、内部構造を示すためにパネルの1部を切り欠
いて示している。
【0039】図中、1005はリアプレート、1006
は側壁、1007はフェースプレートであり、1005
〜1007により表示パネルの内部を真空に維持するた
めの気密容器を形成している。気密容器を組み立てるに
あたっては、各部材の接合部に十分な強度と気密性を保
持させるため封着する必要があるが、たとえばフリット
ガラスを接合部に塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中
で、摂氏400〜500度で10分以上焼成することに
より封着を達成した。気密容器内部を真空に排気する方
法については後述する。
【0040】リアプレート1005には、基板1001
が固定されているが、該基板上には冷陰極素子1002
がNxM個形成されている。(N,Mは2以上の正の整
数であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設定され
る。たとえば、高品位テレビジョンの表示を目的とした
表示装置においては、N=3000,M=1000以上
の数を設定することが望ましい。本実施例においては、
N=3072,M=1024とした。)前記NxM個の
冷陰極素子は、M本の行方向配線1003とN本の列方
向配線1004により単純マトリクス配線されている。
前記、1001〜1004によって構成される部分をマ
ルチ電子ビーム源と呼ぶ。なお、マルチ電子ビーム源の
製造方法や構造については、後で詳しく述べる。
【0041】本実施例においては、気密容器のリアプレ
ート1005にマルチ電子ビーム源の基板1001を固
定する構成としたが、マルチ電子ビーム源の基板100
1が十分な強度を有するものである場合には、気密容器
のリアプレートとしてマルチ電子ビーム源の基板100
1自体を用いてもよい。
【0042】また、フェースプレート1007の下面に
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施例はカラ
ー表示装置であるため、蛍光膜1008の部分にはCR
Tの分野で用いられる赤、緑、青、の3原色の蛍光体が
塗り分けられている。各色の蛍光体は、たとえば図7の
(A)に示すようにストライプ状に塗り分けられ、蛍光
体のストライプの間には黒色の導電体1010が設けて
ある。黒色の導電体1010を設ける目的は、電子ビー
ムの照射位置に多少のずれがあっても表示色にずれが生
じないようにする事や、外光の反射を防止して表示コン
トラストの低下を防ぐ事、電子ビームによる蛍光膜のチ
ャージアップを防止する事などである。黒色の導電体1
010には、黒鉛を主成分として用いたが、上記の目的
に適するものであればこれ以外の材料を用いても良い。
【0043】また、3原色の蛍光体の塗り分け方は前記
図7(A)に示したストライプ状の配列に限られるもの
ではなく、たとえば図7(B)に示すようなデルタ状配
列や、それ以外の配列であってもよい。
【0044】なお、モノクロームの表示パネルを作成す
る場合には、単色の蛍光体材料を蛍光膜1008に用い
ればよく、また黒色導電材料は必ずしも用いなくともよ
い。
【0045】また、蛍光膜1008のリアプレート側の
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。メタルバック1009を設けた目的は、
蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光利用
率を向上させる事や、負イオンの衝突から蛍光膜100
8を保護する事や、電子ビーム加速電圧を印加するため
の電極として作用させる事や、蛍光膜1008を励起し
た電子の導電路として作用させる事などである。メタル
バック1009は、蛍光膜1008をフェースプレート
基板1007上に形成した後、蛍光膜表面を平滑化処理
し、その上にAlを真空蒸着する方法により形成した。
なお、蛍光膜1008に低電圧用の蛍光体材料を用いた
場合には、メタルバック1009は用いない。
【0046】また、本実施例では用いなかったが、加速
電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的として、フェ
ースプレート基板1007と蛍光膜1008との間に、
たとえばITOを材料とする透明電極を設けてもよい。
【0047】また、Dx1〜DxmおよびDy1〜Dynおよび
Hvは、当該表示パネルと不図示の電気回路とを電気的
に接続するために設けた気密構造の電気接続用端子であ
る。Dx1〜Dxmはマルチ電子ビーム源の行方向配線10
03と、Dy1〜Dynはマルチ電子ビーム源の列方向配線
1004と、Hvはフェースプレートのメタルバック1
009と電気的に接続している。
【0048】また、気密容器内部を真空に排気するに
は、気密容器を組み立てた後、不図示の排気管と真空ポ
ンプとを接続し、気密容器内を10のマイナス7乗[T
orr]程度の真空度まで排気する。その後、排気管を
封止するが、気密容器内の真空度を維持するために、封
止の直前あるいは封止後に気密容器内の所定の位置にゲ
ッター膜(不図示)を形成する。ゲッター膜とは、たと
えばBaを主成分とするゲッター材料をヒーターもしく
は高周波加熱により加熱し蒸着して形成した膜であり、
該ゲッター膜の吸着作用により気密容器内は1x10マ
イナス5乗ないしは1x10マイナス7乗[Torr]
の真空度に維持される。
【0049】以上、本発明実施例の表示パネルの基本構
成と製法を説明した。
【0050】次に、前記実施例の表示パネルに用いたマ
ルチ電子ビーム源の製造方法について説明する。本発明
の画像表示装置に用いるマルチ電子ビーム源は、冷陰極
素子を単純マトリクス配線した電子源であれば、冷陰極
素子の材料や形状あるいは製法に制限はない。したがっ
て、たとえば表面伝導型放出素子やFE型、あるいはM
IM型などの冷陰極素子を用いることができる。
【0051】ただし、表示画面が大きくてしかも安価な
表示装置が求められる状況のもとでは、これらの冷陰極
素子の中でも、表面伝導型放出素子が特に好ましい。す
なわち、FE型ではエミッタコーンとゲート電極の相対
位置や形状が電子放出特性を大きく左右するため、極め
て高精度の製造技術を必要とするが、これは大面積化や
製造コストの低減を達成するには不利な要因となる。ま
た、MIM型では、絶縁層と上電極の膜厚を薄くてしか
も均一にする必要があるが、これも大面積化や製造コス
トの低減を達成するには不利な要因となる。その点、表
面伝導型放出素子は、比較的製造方法が単純なため、大
面積化や製造コストの低減が容易である。また、発明者
らは、表面伝導型放出素子の中でも、電子放出部もしく
はその周辺部を微粒子膜から形成したものがとりわけ電
子放出特性に優れ、しかも製造が容易に行えることを見
いだしている。したがって、高輝度で大画面の画像表示
装置のマルチ電子ビーム源に用いるには、最も好適であ
ると言える。そこで、上記実施例の表示パネルにおいて
は、電子放出部もしくはその周辺部を微粒子膜から形成
した表面伝導型放出素子を用いた。そこで、まず好適な
表面伝導型放出素子について基本的な構成と製法および
特性を説明し、その後で多数の素子を単純マトリクス配
線したマルチ電子ビーム源の構造について述べる。 (表面伝導型放出素子の好適な素子構成と製法)電子放
出部もしくはその周辺部を微粒子膜から形成する表面伝
導型放出素子の代表的な構成には、平面型と垂直型の2
種類があげられる。 (平面型の表面伝導型放出素子)まず最初に、平面型の
表面伝導型放出素子の素子構成と製法について説明す
る。図8に示すのは、平面型の表面伝導型放出素子の構
成を説明するための平面図(a)および断面図(b)で
ある。図中、1101は基板、1102と1103は素
子電極、1104は導電性薄膜、1105は通電フォー
ミング処理により形成した電子放出部、1113は通電
活性化処理により形成した薄膜である。
【0052】基板1101としては、たとえば、石英ガ
ラスや青板ガラスをはじめとする各種ガラス基板や、ア
ルミナをはじめとする各種セラミクス基板、あるいは上
述の各種基板上にたとえばSiO2 を材料とする絶縁層
を積層した基板、などを用いることができる。
【0053】また、基板1101上に基板面と平行に対
向して設けられた素子電極1102と1103は、導電
性を有する材料によって形成されている。たとえば、N
i,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,Cu,Pd,
Ag等をはじめとする金属、あるいはこれらの金属の合
金、あるいはIn2 O3 −SnO2 をはじめとする金属
酸化物、ポリシリコンなどの半導体、などの中から適宜
材料を選択して用いればよい。電極を形成するには、た
とえば真空蒸着などの製膜技術とフォトリソグラフィ
ー、エッチングなどのパターニング技術を組み合わせて
用いれば容易に形成できるが、それ以外の方法(たとえ
ば印刷技術)を用いて形成してもさしつかえない。
【0054】素子電極1102と1103の形状は、当
該電子放出素子の応用目的に合わせて適宜設計される。
一般的には、電極間隔Lは通常は数百オングストローム
から数百マイクロメーターの範囲から適当な数値を選ん
で設計されるが、なかでも表示装置に応用するために好
ましいのは数マイクロメーターより数十マイクロメータ
ーの範囲である。また、素子電極の厚さdについては、
通常は数百オングストロームから数マイクロメーターの
範囲から適当な数値が選ばれる。
【0055】また、導電性薄膜1104の部分には、微
粒子膜を用いる。ここで述べた微粒子膜とは、構成要素
として多数の微粒子を含んだ膜(島状の集合体も含む)
のことをさす。微粒子膜を微視的に調べれば、通常は、
個々の微粒子が離間して配置された構造か、あるいは微
粒子が互いに隣接した構造か、あるいは微粒子が互いに
重なり合った構造が観測される。
【0056】微粒子膜に用いた微粒子の粒径は、数オン
グストロームから数千オングストロームの範囲に含まれ
るものであるが、なかでも好ましいのは10オングスト
ロームから200オングストロームの範囲のものであ
る。また、微粒子膜の膜厚は、以下に述べるような諸条
件を考慮して適宜設定される。すなわち、素子電極11
02あるいは1103と電気的に良好に接続するのに必
要な条件、後述する通電フォーミングを良好に行うのに
必要な条件、微粒子膜自身の電気抵抗を後述する適宜の
値にするために必要な条件、などである。
【0057】具体的には、数オングストロームから数千
オングストロームの範囲のなかで設定するが、なかでも
好ましいのは10オングストロームから500オングス
トロームの間である。
【0058】また、微粒子膜を形成するのに用いられう
る材料としては、たとえば、Pd,Pt,Ru,Ag,
Au,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb,などをはじめとする金属や、PdO,S
nO2 ,In2 O3 ,PbO,Sb2 O3 ,などをはじ
めとする酸化物や、HfB2 ,ZrB2 ,LaB6 ,C
eB6 ,YB4 ,GdB4 ,などをはじめとする硼化物
や、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC,
などをはじめとする炭化物や、TiN,ZrN,Hf
N,などをはじめとする窒化物や、Si,Ge,などを
はじめとする半導体や、カーボン、などがあげられ、こ
れらの中から適宜選択される。
【0059】以上述べたように、導電性薄膜1104を
微粒子膜で形成したが、そのシート抵抗値については、
10の3乗から10の7乗[オーム/sq]の範囲に含
まれるよう設定した。
【0060】なお、導電性薄膜1104と素子電極11
02および1103とは、電気的に良好に接続されるの
が望ましいため、互いの一部が重なりあうような構造を
とっている。その重なり方は、図8の例においては、下
から、基板、素子電極、導電性薄膜の順序で積層した
が、場合によっては下から基板、導電性薄膜、素子電
極、の順序で積層してもさしつかえない。
【0061】また、電子放出部1105は、導電性薄膜
1104の一部に形成された亀裂状の部分であり、電気
的には周囲の導電性薄膜よりも高抵抗な性質を有してい
る。亀裂は、導電性薄膜1104に対して、後述する通
電フォーミングの処理を行うことにより形成する。亀裂
内には、数オングストロームから数百オングストローム
の粒径の微粒子を配置する場合がある。なお、実際の電
子放出部の位置や形状を精密かつ正確に図示するのは困
難なため、図8においては模式的に示した。
【0062】また、薄膜1113は、炭素もしくは炭素
化合物よりなる薄膜で、電子放出部1105およびその
近傍を被覆している。薄膜1113は、通電フォーミン
グ処理後に、後述する通電活性化の処理を行うことによ
り形成する。
【0063】薄膜1113は、単結晶グラファイト、多
結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれかか、も
しくはその混合物であり、膜厚は500[オングストロ
ーム]以下とするが、300[オングストローム]以下
とするのがさらに好ましい。
【0064】なお、実際の薄膜1113の位置や形状を
精密に図示するのは困難なため、図8においては模式的
に示した。また、平面図(a)においては、薄膜111
3の一部を除去した素子を図示した。
【0065】以上、好ましい素子の基本構成を述べた
が、実施例においては以下のような素子を用いた。
【0066】すなわち、基板1101には青板ガラスを
用い、素子電極1102と1103にはNi薄膜を用い
た。素子電極の厚さdは1000[オングストロー
ム]、電極間隔Lは2[マイクロメーター]とした。
【0067】微粒子膜の主要材料としてPdもしくはP
dOを用い、微粒子膜の厚さは約100[オングストロ
ーム]、幅Wは100[マイクロメータ]とした。
【0068】次に、好適な平面型の表面伝導型放出素子
の製造方法について説明する。図9の(a)〜(d)
は、表面伝導型放出素子の製造工程を説明するための断
面図で、各部材の表記は前記図8と同一である。
【0069】1)まず、図9(a)に示すように、基板
1101上に素子電極1102および1103を形成す
る。
【0070】形成するにあたっては、あらかじめ基板1
101を洗剤、純水、有機溶剤を用いて十分に洗浄後、
素子電極の材料を堆積させる。(堆積する方法として
は、たとえば、蒸着法やスパッタ法などの真空成膜技術
を用ればよい。)その後、堆積した電極材料を、フォト
リソグラフィー・エッチング技術を用いてパターニング
し、(a)に示した一対の素子電極(1102と110
3)を形成する。
【0071】2)次に、同図(b)に示すように、導電
性薄膜1104を形成する。
【0072】形成するにあたっては、まず前記(a)の
基板に有機金属溶液を塗布して乾燥し、加熱焼成処理し
て微粒子膜を成膜した後、フォトリソグラフィー・エッ
チングにより所定の形状にパターニングする。ここで、
有機金属溶液とは、導電性薄膜に用いる微粒子の材料を
主要元素とする有機金属化合物の溶液である。(具体的
には、本実施例では主要元素としてPdを用いた。ま
た、実施例では塗布方法として、ディッピング法を用い
たが、それ以外のたとえばスピンナー法やスプレー法を
用いてもよい。) また、微粒子膜で作られる導電性薄膜の成膜方法として
は、本実施例で用いた有機金属溶液の塗布による方法以
外の、たとえば真空蒸着法やスパッタ法、あるいは化学
的気相堆積法などを用いる場合もある。
【0073】3)次に、同図(c)に示すように、フォ
ーミング用電源1110から素子電極1102と110
3の間に適宜の電圧を印加し、通電フォーミング処理を
行って、電子放出部1105を形成する。
【0074】通電フォーミング処理とは、微粒子膜で作
られた導電性薄膜1104に通電を行って、その一部を
適宜に破壊、変形、もしくは変質せしめ、電子放出を行
うのに好適な構造に変化させる処理のことである。微粒
子膜で作られた導電性薄膜のうち電子放出を行うのに好
適な構造に変化した部分(すなわち電子放出部110
5)においては、薄膜に適当な亀裂が形成されている。
なお、電子放出部1105が形成される前と比較する
と、形成された後は素子電極1102と1103の間で
計測される電気抵抗は大幅に増加する。
【0075】通電方法をより詳しく説明するために、図
10に、フォーミング用電源1110から印加する適宜
の電圧波形の一例を示す。微粒子膜で作られた導電性薄
膜をフォーミングする場合には、パルス状の電圧が好ま
しく、本実施例の場合には同図に示したようにパルス幅
T1の三角波パルスをパルス間隔T2で連続的に印加し
た。その際には、三角波パルスの波高値Vpfを、順次
昇圧した。また、電子放出部1105の形成状況をモニ
ターするためのモニターパルスPmを適宜の間隔で三角
波パルスの間に挿入し、その際に流れる電流を電流計1
111で計測した。
【0076】実施例においては、たとえば10のマイナ
ス5乗[torr]程度の真空雰囲気下において、たと
えばパルス幅T1を1[ミリ秒]、パルス間隔T2を1
0[ミリ秒]とし、波高値Vpfを1パルスごとに0.
1[V]ずつ昇圧した。そして、三角波を5パルス印加
するたびに1回の割りで、モニターパルスPmを挿入し
た。フォーミング処理に悪影響を及ぼすことがないよう
に、モニターパルスの電圧Vpmは0.1[V]に設定
した。そして、素子電極1102と1103の間の電気
抵抗が1x10の6乗[オーム]になった段階、すなわ
ちモニターパルス印加時に電流計1111で計測される
電流が1x10のマイナス7乗[A]以下になった段階
で、フォーミング処理にかかわる通電を終了した。
【0077】なお、上記の方法は、本実施例の表面伝導
型放出素子に関する好ましい方法であり、たとえば微粒
子膜の材料や膜厚、あるいは素子電極間隔Lなど表面伝
導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて
通電の条件を適宜変更するのが望ましい。
【0078】4)次に、図9の(d)に示すように、活
性化用電源1112から素子電極1102と1103の
間に適宜の電圧を印加し、通電活性化処理を行って、電
子放出特性の改善を行う。
【0079】通電活性化処理とは、前記通電フォーミン
グ処理により形成された電子放出部1105に適宜の条
件で通電を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化合物
を堆積せしめる処理のことである。(図においては、炭
素もしくは炭素化合物よりなる堆積物を部材1113と
して模式的に示した。)なお、通電活性化処理を行うこ
とにより、行う前と比較して、同じ印加電圧における放
出電流を典型的には100倍以上に増加させることがで
きる。
【0080】具体的には、10のマイナス4乗ないし1
0のマイナス5乗[torr]の範囲内の真空雰囲気中
で、電圧パルスを定期的に印加することにより、真空雰
囲気中に存在する有機化合物を起源とする炭素もしくは
炭素化合物を堆積させる。堆積物1113は、単結晶グ
ラファイト、多結晶グラファイト、非晶質カーボン、の
いずれかか、もしくはその混合物であり、膜厚は500
[オングストローム]以下、より好ましくは300[オ
ングストローム]以下である。
【0081】通電方法をより詳しく説明するために、図
11の(a)に、活性化用電源1112から印加する適
宜の電圧波形の一例を示す。本実施例においては、一定
電圧の矩形波を定期的に印加して通電活性化処理を行っ
たが、具体的には,矩形波の電圧Vacは14[V],
パルス幅T3は1[ミリ秒],パルス間隔T4は10
[ミリ秒]とした。なお、上述の通電条件は、本実施例
の表面伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表
面伝導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応
じて条件を適宜変更するのが望ましい。
【0082】図8の(d)に示す1114は該表面伝導
型放出素子から放出される放出電流Ieを捕捉するため
のアノード電極で、直流高電圧電源1115および電流
計1116が接続されている。(なお、基板1101
を、表示パネルの中に組み込んでから活性化処理を行う
場合には、表示パネルの蛍光面をアノード電極1114
として用いる。)活性化用電源1112から電圧を印加
する間、電流計1116で放出電流Ieを計測して通電
活性化処理の進行状況をモニターし、活性化用電源11
12の動作を制御する。電流計1116で計測された放
出電流Ieの一例を図11(b)に示すが、活性化電源
1112からパルス電圧を印加しはじめると、時間の経
過とともに放出電流Ieは増加するが、やがて飽和して
ほとんど増加しなくなる。このように、放出電流Ieが
ほぼ飽和した時点で活性化用電源1112からの電圧印
加を停止し、通電活性化処理を終了する。
【0083】なお、上述の通電条件は、本実施例の表面
伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表面伝導
型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて条
件を適宜変更するのが望ましい。
【0084】以上のようにして、図9(e)に示す平面
型の表面伝導型放出素子を製造した。 (垂直型の表面伝導型放出素子)次に、電子放出部もし
くはその周辺を微粒子膜から形成した表面伝導型放出素
子のもうひとつの代表的な構成、すなわち垂直型の表面
伝導型放出素子の構成について説明する。
【0085】図12は、垂直型の基本構成を説明するた
めの模式的な断面図であり、図中の1201は基板、1
202と1203は素子電極、1206は段差形成部
材、1204は微粒子膜を用いた導電性薄膜、1205
は通電フォーミング処理により形成した電子放出部、1
213は通電活性化処理により形成した薄膜、である。
【0086】垂直型が先に説明した平面型と異なる点
は、素子電極のうちの片方(1202)が段差形成部材
1206上に設けられており、導電性薄膜1204が段
差形成部材1206の側面を被覆している点にある。し
たがって、前記図8の平面型における素子電極間隔L
は、垂直型においては段差形成部材1206の段差高L
sとして設定される。なお、基板1201、素子電極1
202および1203、微粒子膜を用いた導電性薄膜1
204、については、前記平面型の説明中に列挙した材
料を同様に用いることが可能である。また、段差形成部
材1206には、たとえばSiO2 のような電気的に絶
縁性の材料を用いる。
【0087】次に、垂直型の表面伝導型放出素子の製法
について説明する。図13の(a)〜(f)は、製造工
程を説明するための断面図で、各部材の表記は前記図1
2と同一である。
【0088】1)まず、図13(a)に示すように、基
板1201上に素子電極1203を形成する。
【0089】2)次に、同図(b)に示すように、段差
形成部材を形成するための絶縁層を積層する。絶縁層
は、たとえばSiO2 をスパッタ法で積層すればよい
が、たとえば真空蒸着法や印刷法などの他の成膜方法を
用いてもよい。
【0090】3)次に、同図(c)に示すように、絶縁
層の上に素子電極1202を形成する。
【0091】4)次に、同図(d)に示すように、絶縁
層の一部を、たとえばエッチング法を用いて除去し、素
子電極1203を露出させる。
【0092】5)次に、同図(e)に示すように、微粒
子膜を用いた導電性薄膜1204を形成する。形成する
には、前記平面型の場合と同じく、たとえば塗布法など
の成膜技術を用いればよい。
【0093】6)次に、前記平面型の場合と同じく、通
電フォーミング処理を行い、電子放出部を形成する。
(図9(c)を用いて説明した平面型の通電フォーミン
グ処理と同様の処理を行えばよい。) 7)次に、前記平面型の場合と同じく、通電活性化処理
を行い、電子放出部近傍に炭素もしくは炭素化合物を堆
積させる。(図9(d)を用いて説明した平面型の通電
活性化処理と同様の処理を行えばよい。) 以上のようにして、図13(f)に示す垂直型の表面伝
導型放出素子を製造した。 (表示装置に用いた表面伝導型放出素子の特性)以上、
平面型と垂直型の表面伝導型放出素子について素子構成
と製法を説明したが、次に表示装置に用いた素子の特性
について述べる。
【0094】図14に、表示装置に用いた素子の、(放
出電流Ie)対(素子印加電圧Vf)特性、および(素
子電流If)対(素子印加電圧Vf)特性の典型的な例
を示す。なお、放出電流Ieは素子電流Ifに比べて著
しく小さく、同一尺度で図示するのが困難であるうえ、
これらの特性は素子の大きさや形状等の設計パラメータ
を変更することにより変化するものであるため、2本の
グラフは各々任意単位で図示した。
【0095】表示装置に用いた素子は、放出電流Ieに
関して以下に述べる3つの特性を有している。
【0096】第一に、ある電圧(これを閾値電圧Vth
と呼ぶ)以上の大きさの電圧を素子に印加すると急激に
放出電流Ieが増加するが、一方、閾値電圧Vth未満
の電圧では放出電流Ieはほとんど検出されない。
【0097】すなわち、放出電流Ieに関して、明確な
閾値電圧Vthを持った非線形素子である。
【0098】第二に、放出電流Ieは素子に印加する電
圧Vfに依存して変化するため、電圧Vfで放出電流I
eの大きさを制御できる。
【0099】第三に、素子に印加する電圧Vfに対して
素子から放出される電流Ieの応答速度が速いため、電
圧Vfを印加する時間の長さによって素子から放出され
る電子の電荷量を制御できる。
【0100】以上のような特性を有するため、表面伝導
型放出素子を表示装置に好適に用いることができた。た
とえば多数の素子を表示画面の画素に対応して設けた表
示装置において、第一の特性を利用すれば、表示画面を
順次走査して表示を行うことが可能である。すなわち、
駆動中の素子には所望の発光輝度に応じて閾値電圧Vt
h以上の電圧を適宜印加し、非選択状態の素子には閾値
電圧Vth未満の電圧を印加する。駆動する素子を順次
切り替えてゆくことにより、表示画面を順次走査して表
示を行うことが可能である。
【0101】また、第二の特性かまたは第三の特性を利
用することにより、発光輝度を制御することができるた
め、諧調表示を行うことが可能である。 (多数素子を単純マトリクス配線したマルチ電子ビーム
源の構造)次に、上述の表面伝導型放出素子を基板上に
配列して単純マトリクス配線したマルチ電子ビーム源の
構造について述べる。
【0102】図15に示すのは、前記図6の表示パネル
に用いたマルチ電子ビーム源の平面図である。基板上に
は、前記図8で示したものと同様な表面伝導型放出素子
が配列され、これらの素子は行方向配線電極1003と
列方向配線電極1004により単純マトリクス状に配線
されている。行方向配線電極1003と列方向配線電極
1004の交差する部分には、電極間に絶縁層(不図
示)が形成されており、電気的な絶縁が保たれている。
【0103】図15のA−A’に沿った断面を、図16
に示す。
【0104】なお、このような構造のマルチ電子源は、
あらかじめ基板上に行方向配線電極1003、列方向配
線電極1004、電極間絶縁層(不図示)、および表面
伝導型放出素子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、
行方向配線電極1003および列方向配線電極1004
を介して各素子に給電して通電フォーミング処理と通電
活性化処理を行うことにより製造した。
【0105】なお、本実施形態は表面伝導型放出素子を
用いた表示装置について説明したが、LCDやCRT、
エレクトロルミネセンスなど、表示パネルそのものの構
造には関係なく実施することができる。
【0106】[第2の実施の形態]第1の実施形態では
時定数はひとつに定めていたが、フレーム相関度が所定
のしきい値を超えるかどうかで時定数を切り替える場合
も同じ構成で実現できる。
【0107】まず、時定数を切り替えるためのフレーム
相関度のしきい値Asをあらかじめ設定しておく。
【0108】フレーム相関度がAsより大きい場合の時
定数をT1、フレーム相関度がAsより小さい場合の時
定数をT2としたときに、第1の実施例で説明したゲイ
ンの計算方法の内、時定数を持ったフレームの平均輝度
Ltの算出方法を、 Lt=(L+T1・L0)/(1+T1):A>As Lt=(L+T2・L0)/(1+T2):A≦As とする。
【0109】このように平均輝度Ltを与え、ゲインの
計算を第1の実施形態と同様にして行うことで、ABL
による表示輝度の制限は、フレーム毎に完全に独立して
行われることがなくなり、必ず徐々に変化させることが
できる。
【0110】[第3の実施の形態]本実施形態では、フ
レーム相関度と時定数との対応は、1フレーム分のフレ
ーム相関度から決定するのではなく、過去数フレームの
フレーム相関度に基づいて計算する。
【0111】たとえば、時定数を持った平均輝度を求め
る式 Lt=(L+T・A・L0)/(1+T・A) のAの値を、過去nフレームのフレーム相関度の最低値
を使うようにすると、映像が切り替わってからnフレー
ムの間は時定数が短くなり、ABLの応答速度が速くな
る。なお、他の計算式については第1の実施形態と同様
の方法で実現できる。
【0112】[第4の実施の形態]画像表示装置の特性
によっては、表示画面の平均輝度が高い場合は消費電力
が大きくなって高圧発生部14に負荷がかかるのでAB
Lの応答速度を速くしたいが、輝度が低いときは特に応
答速度が速い必要が無いという場合が考えられる。この
ような場合は、輝度のゲインを上げるときと下げるとき
で時定数を異なる値にすることも第1の実施形態と同様
の構成で実現できる。
【0113】ゲインを下げる場合の時定数をT1、ゲイ
ンを上げる場合の時定数をT2としたとき、 Lt=(L+T1・A・L0)/(1+T1・A) G=(1−Gm)(1−Lt)/Ls+Gm としていったん時定数T1でゲインを計算した後、1フ
レーム前のゲインG0とGとを比較する。そして、G>
G0の場合、すなわちゲインが上がる状況であったら、 Lt=(L+T2・A・L0)/(1+T2・A) G=(1−Gm)(1−Lt)/Ls+Gm と時定数T2によって再計算を行う。その他の計算方法
は第1の実施形態と同様にして実現できる。
【0114】このようにゲインをあげる場合と下げる場
合とで時定数を変え、T1>T2とすることで、表示画面
の平均輝度が高い場合はABLの応答速度を速くでき
る。
【0115】[第5の実施の形態]以上の実施形態で
は、表示パネルの発光輝度を制御する手段として、映像
信号の輝度成分を変化させる場合について説明を行っ
た。しかし、発光輝度の制御手段として、他の方法を用
いることもできる。
【0116】本実施形態では、Vf制御部10から出力
される、表示パネル1上の電子放出素子を駆動する電圧
を制御して発光輝度を制御する。図3に本実施形態の表
示装置の構成を示す。
【0117】システム制御部21は、ABLゲインS9
をVf制御部10に対して設定する。Vf制御部10
は、ABLゲインS9を電子放出素子を駆動する電圧の
調整値として、表示パネルを駆動する電圧を出力する。
図14に示したように、素子電圧Vfに応じて放出電流
Ieは変化する。素子電圧の印加時間が一定であれば、
画面の輝度は放出電流の値に応じて決まるため、Vfを
制御することで表示輝度を制御できる。
【0118】このように制御することにより、選択され
る行に印加する電圧を変えることで輝度を制御できるた
め、各画素毎に輝度を調整する必要がなくなり、制御の
簡単化がはかれる。
【0119】[第6の実施の形態]また、発光輝度の制
御手段として、高圧発生部14から出力される、表示パ
ネル1上の電子放出素子から放出された電子を加速する
電圧を制御する場合も同じ構成で実現できる。図4に第
6の実施形態の構成を示す。
【0120】システム制御部21は、ABLゲインS9
を高圧発生部14に対して設定する。高圧発生部14
は、ABLゲインS9を電子を加速する加速電圧の調整
値として、加速電圧を出力する。蛍光体に印加されるエ
ネルギは電子の加速電圧により制御され、発光する輝度
は蛍光体に与えられるエネルギで決まるために、上記方
法によっても表示輝度を制御することができる。
【0121】この方法は、放出電子を加速するCRTを
用いた表示装置に対しても用いることができる。
【0122】[第7の実施の形態]また平均輝度S6の
検出には、高圧発生部14から供給される電子放出素子
の放出電流を検出するようにしてもよい。この場合の構
成図を図5に示す。平均輝度検出部以外の構成および計
算式は第1の実施形態と同様にして実現できる。
【0123】この実施形態によれば、表示パネルにおい
て実際に放出されている電流から輝度を測定するため
に、効果的に表示電力の増大や発熱の抑制という目的を
達成することができる。
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0124】また、マトリクス上に配置された複数の電
子放出素子から放出される電子ビームを蛍光体に照射さ
せて画像を形成する、平面発光型の画像表示装置に本発
明を適用した場合について説明を行ったが、CRT、L
CD、PDP等、他の方式の画像表示装置に対しても第
1の実施例と同様の手法で本発明を適用できる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示面全体の平均輝度がある値以上にならないように、表
示する映像信号に応じて表示輝度を制御する事で、視覚
的に違和感無く消費電力の増大や表示面の発熱を抑える
事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】処理の流れのデータフローである。
【図3】第5の実施例の構成を示す図である。
【図4】第6の実施例の構成を示す図である。
【図5】第7の実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施例である画像表示装置の、表示パ
ネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図7】表示パネルのフェースプレートの蛍光体配列を
例示した平面図である。
【図8】実施例で用いた平面型の表示伝導型放出素子の
平面図(a),断面図(b)である。
【図9】平面型の表面伝導型放出素子の製造工程を示す
断面図である。
【図10】通電フォーミング処理の際の印加電圧波形を
示す図である。
【図11】通電活性化処理の際の印加電圧波形(a),
放出電流Ieの変化(b)を示す図である。
【図12】実施例で用いた垂直型の表面伝導型放出素子
の断面図である。
【図13】垂直型の表面伝導型放出素子の製造工程を示
す断面図である。
【図14】実施例で用いた表面伝導型放出素子の典型的
な特性を示すグラフである。
【図15】実施例で用いたマルチ電子ビーム源の基板の
平面図である。
【図16】実施例で用いたマルチ電子ビーム源の基板の
一部断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/10 G09G 5/10 B 5C094 H04N 5/14 H04N 5/14 Z 5/57 5/57 5/66 5/66 A Fターム(参考) 5C021 PA02 PA52 PA83 RA07 RA16 RB03 XA13 YC00 5C026 CA03 CA06 5C058 AA18 BA05 BA13 BB03 BB13 BB20 BB25 5C080 AA08 AA18 BB05 CC03 DD04 DD24 EE29 EE30 FF12 GG02 GG08 GG09 GG12 JJ01 JJ02 JJ04 JJ05 JJ06 5C082 AA02 BA12 BA34 BA35 BA41 BB03 BB25 CA11 CA81 DA51 MM02 MM10 5C094 AA01 AA22 BA32 BA34 CA19 FB20 GA10

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に応じて画像を表示手段により
    表示する画像表示装置であって、 表示画像の平均輝度を求める平均手段と、 画像信号のフレーム間の相関性を検出する検出手段と、 平均輝度とフレーム相関度に応じて表示輝度を制御する
    制御手段とを有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 画像信号から輝度信号を分離する手段を
    さらに有し、前記平均手段は、画像信号から分離された
    輝度信号から画像信号の平均輝度を求めることを特徴と
    する請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、画像の平均輝度が大き
    ければ表示輝度を小さくし、画像の平均輝度が小さけれ
    ば表示輝度を大きくするように、表示輝度を変化させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、フレーム相関度が大き
    ければ変化を遅く、フレーム相関度が小さければ変化を
    速くするように表示輝度を変化させることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出したフレーム相関度を所定のしきい値と比較し、その
    結果に応じて前記表示輝度の変化を速さを設定すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出したフレーム相関度を蓄積し、その履歴に基づいて前
    記表示輝度の変化の速さを設定することを特徴とする請
    求項4に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、表示輝度を増大させ
    る場合と減少させる場合とで、変化の速さを変えること
    を特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の画像表
    示装置。
  8. 【請求項8】 画像信号から色差信号を分離する手段を
    さらに備え、前記検出手段は、色差信号からフレーム相
    関度を計算することを特徴とする請求項1に記載の画像
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記平均手段及び前記検出手段は、表示
    前の画像信号から平均輝度及びフレーム相関度を求め、
    前記制御手段は、フレームの表示と略同時に該フレーム
    の表示輝度を制御することを特徴とする請求項1に記載
    の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、列配線および行配線
    を介してマトリクス上に配置された複数の電子放出素子
    を備え、前記電子放出素子から放出される電子ビームを
    蛍光体に照射させて画像を表示することを特徴とする請
    求項1に記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、画像信号の輝度成分
    を変化させることによって輝度を制御することを特徴と
    する請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記電子放出素子か
    ら放出される電子を加速するための加速電圧を変化させ
    ることによって制御することを特徴とする請求項10に
    記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記電子放出素子の
    駆動電圧を変化させることによって制御することを特徴
    とする請求項10に記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記平均手段は、前記電子放出素子か
    ら放出される放出電流を検出することによって表示画像
    の平均輝度を求めることを特徴とする請求項10に記載
    の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記電子放出素子は表面伝導型放出素
    子であることを特徴とする請求項10乃至14のいずれ
    かに記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 画像信号に応じて画像を表示する画像
    表示装置の制御方法であって、 表示画像の平均輝度を求め、 画像信号のフレーム間の相関性を検出し、 平均輝度とフレーム相関度に応じて表示輝度を制御する
    ことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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