JP2000241964A - フォトレジスト組成物、フォトレジストパターンの形成方法、及び、半導体素子 - Google Patents

フォトレジスト組成物、フォトレジストパターンの形成方法、及び、半導体素子

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JP2000241964A
JP2000241964A JP2000024182A JP2000024182A JP2000241964A JP 2000241964 A JP2000241964 A JP 2000241964A JP 2000024182 A JP2000024182 A JP 2000024182A JP 2000024182 A JP2000024182 A JP 2000024182A JP 2000241964 A JP2000241964 A JP 2000241964A
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solvent
photoresist composition
exposure
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Jae Chang Jung
載昌 鄭
Geun Su Lee
根守 李
Chi Hyeong Roh
致亨 廬
Konkei Ko
根圭 孔
Ki Ho Baik
基鎬 白
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Hyundai Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高濃度のアミンが存在する雰囲気下でも優れ
たフォトレジストパターンを得ることができるフォトレ
ジスト組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(1)で示されるフォトレジスト
高分子と、有機溶媒とを含むフォトレジスト組成物であ
って、有機溶媒は、ずり流動化(shear thinning)を示
す溶媒である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光後遅延に対す
る耐性の優れたフォトレジスト組成物と、これを利用し
たフォトレジストパターンの形成方法、及び、フォトレ
ジストパターンの形成方法によって製造された半導体素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造の微細加工工程での高
感度を達成するため、DUV(Deep Ultra Violet)光
源に用いる化学増幅性のフォトレジストが脚光を浴びて
いる。その組成としては、主に、光酸発生剤(photoaci
d generator)と、酸に敏感に反応する構造のマトリッ
クス高分子と、溶媒とを配合して製造されたものが知ら
れている。
【0003】このようなフォトレジストの作用を説明す
ると、ポジティブフォトレジストの場合は、光源から紫
外線光を受けることにより光酸発生剤から酸が発生し、
発生した酸によってマトリックス高分子の主鎖または側
鎖が反応して分解され、あるいは高分子の極性が大きく
変化する。酸により分解または変化した部分は、現像工
程において現像液により溶解されて除去される。一方、
光を受けない部分は本来の構造をそのまま有するので、
現像液に溶解されずに残ることになる。
【0004】このようにして、マスクの像を基板上にポ
ジ画像として残すことができる。また、上記のリソグラ
フィー工程での解像度は光源の波長に依存し、光源の波
長が小さくなるほど微細なパターンを形成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フォトレジス
トには優れたエッチング耐性と耐熱性及び接着性が求め
られ、その他にも、ArF感光膜として用いられるフォ
トレジストは、2.38wt%テトラメチルアンモニウムヒド
ロキシド(TMAH)水溶液によって現像可能であることが
好ましい。しかし、これら全ての性質を満足させるフォ
トレジスト重合体を合成することは非常に困難であっ
た。例えば、主鎖がポリ(アクリレート)系の重合体
は、合成は容易であるが、エッチング耐性の確保及び現
像工程での取り扱いに問題があった。
【0006】エッチング耐性については、主鎖(main c
hain)あるいは側鎖(side chain)に脂肪族環単位体
(alicyclic unit)を導入することによって向上を図る
ことができる。しかし、この手法を用いることで、実際
の半導体製造工程における他の問題が発生することがあ
った。即ち、露光後遅延(post-exposure delay)現象
が発生した場合、露光によって発生した酸が、装置周囲
の大気中に混入したアミン(amine contamination)と
反応することによって消滅してしまうという問題があっ
た。
【0007】この場合、現像工程においても露光部位の
表面が溶解しないために微細パターンが得られなかった
り、あるいは、T−topが発生する等の問題点が明ら
かになった。このような現象は、特に、装置周囲の大気
中(environment)のアミン濃度が30ppb以上の場合に
現れるため、装置周囲の大気中のアミン量を極少させる
対策が求められた。
【0008】また、上記のような現象を克服するため、
感光剤にアミンを投入する方法、スイート光酸発生
剤(sweet photoacid generator)を用いる方法(参
考:Frank Houlihan et al.,Journal of photopolymer
science and technology,volume 11,number 3,199
8,419〜430page)、あるいは、感光剤の樹脂自体を
改良する方法(参考:J.Byers et al.,Journal of ph
otopolymer science and technology,volume 11,numb
er 3,1998,465〜474page)の等の種々の方法が用いら
れてきた。
【0009】しかしながら、上記のような方法は、装置
外部の大気中のアミン濃度が少なくとも5ppb以下のと
き始めて効果を奏するものであった。このため、大気中
のアミン濃度を制御するための別途の方策が必要とな
り、コストの増大をもたらすという問題があった。
【0010】このような問題を解決するため、本願発明
は、高濃度のアミンが存在する雰囲気下でも優れたフォ
トレジストパターンを得ることができるフォトレジスト
組成物を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、(i)フォトレジスト高分
子と、(ii)有機溶媒とを含むフォトレジスト組成物に
おいて、前記有機溶媒は、ずり流動化(shear thinnin
g)を示す溶媒であることを特徴としている。
【0012】ここで、ずり流動化(または、ずり減粘)
とは、ずり応力に応じて粘度が変化する流体の特性であ
り、特に、ずり応力の増加に伴って粘度が減少する特性
を指す。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ォトレジスト組成物において、前記フォトレジスト組成
物は、(iii)光酸発生剤をさらに含む化学増幅型のフ
ォトレジスト組成物であることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明によれば、フォトレジ
スト組成物は、(iii)光酸発生剤をさらに含む、いわ
ゆる化学増幅型のフォトレジスト組成物である。ここ
で、光酸発生剤としては、硫化塩系またはオニウム塩系
化合物等が挙げられる。より具体的には、例えば、ジフ
ェニルヨウ素塩 ヘキサフルオロホスフェート、ジフェ
ニルヨウ素塩 ヘキサフルオロ アルセネート、ジフェニ
ルヨウ素塩ヘキサフルオロ アンチモネート、ジフェニ
ルパラメトキシフェニル トリフレート、ジフェニルパ
ラトルエニル トリフレート、ジフェニルパライソブチ
ルフェニル トリフレート、ジフェニルパラ−t−ブチ
ルフェニル トリフレート、トリフェニルスルホニウム
ヘキサフルオロ ホスフェート、トリフェニルスルホニ
ウム ヘキサフルオロ アルセネート、トリフェニルスル
ホニウム ヘキサフルオロ アンチモネート、トリフェニ
ルスルホニウム トリフレート、またはジブチルナフチ
ルスルホニウム トリフレート等が挙げられるが、他の
ものを用いることも勿論可能である。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のフォトレジスト組成物において、前記有機溶媒
は、非ニュートン(non−Newtonian)流体であることを
特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明によれば、有機溶媒は
非ニュートン流体である。ここで、非ニュートン流体の
有機溶媒としては、例えば、請求項4に示すように、ケ
トン系溶媒、または、エステル系溶媒が挙げられる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のフォトレジスト組成物において、前記
有機溶媒は、ケトン系溶媒(ketonic solvent)、また
はエステル系溶媒(esteric solvent)であることを特
徴としている。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載のフ
ォトレジスト組成物において、前記ケトン系溶媒は、シ
クロヘキサノン、イソブチルメチルケトン、2−ヘプタ
ノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロペンタ
ノン、2−メチルシクロペンタノン、3−メチルシクロ
ペンタノン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチル
シクロヘキサノン、及び、2,4−ジメチルペンタノン
でなる群から選択されたものであり、前記エステル系溶
媒は、エチルラクテート、または2−メトキシエチルア
セテートであることを特徴としている。
【0019】この請求項5に記載のように、前記ケトン
系溶媒としては、例えば、シクロヘキサノン、イソブチ
ルメチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4
−ヘプタノン、シクロペンタノン、2−メチルシクロペ
ンタノン、3−メチルシクロペンタノン、2−メチルシ
クロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノン、及び、
2,4−ジメチルペンタノンが挙げられる。また、前記
エステル系溶媒としては、例えば、エチルラクテート、
2−メトキシエチルアセテートが挙げられる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載のフォトレジスト組成物において、前記
フォトレジスト高分子は、主鎖が脂肪族環単位体(alic
yclic unit)によってなる共重合体であることを特徴と
している。
【0021】請求項6記載の発明によれば、フォトレジ
スト高分子は、脂肪族環を有する化合物を単量体として
含む共重合体であり、前記各単量体単位によって主鎖が
形成される。
【0022】また、請求項7記載の発明は、請求項1か
ら6のいずれかに記載のフォトレジスト組成物におい
て、前記フォトレジスト高分子は、下記式(1)で示さ
れる化合物であることを特徴としている。
【化2】 前記式で、a、b、c及びdは各共単量体の重合比を示
す。
【0023】請求項8記載の発明のフォトレジストパタ
ーンの形成方法は、(a)請求項1から7のいずれかに
記載のフォトレジスト組成物を、所定の被エッチング層
上部に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、
(b)露光装置を利用して前記フォトレジスト膜を露光
する段階と、(c)前記結果物を現像する段階とを含む
ことを特徴としている。
【0024】この請求項8記載の発明のフォトレジスト
パターンの形成方法によれば、(a)請求項1から7の
いずれかに記載のフォトレジスト組成物を、所定の被エ
ッチング層上部に塗布してフォトレジスト膜を形成し、
(b)露光装置を利用して前記フォトレジスト膜を露光
し、(c)この結果物を現像する。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項8記載のフ
ォトレジストパターンの形成方法において、前記露光装
置は、250nm以下の波長を有する光源を採用するもの
であることを特徴としている。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
フォトレジストパターンの形成方法において、前記露光
装置は、ArF光(193nm)、KrF光(248nm)、E−
ビーム、X−レイ、EUV、及び、DUV(deep ultra
violet)でなる群から選択された露光源を有すること
を特徴としている。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項8から1
0のいずれかに記載のフォトレジストパターンの形成方
法において、前記現像工程は、アルカリ現像液を用いて
行うことを特徴としている。
【0028】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のフォトレジストパターンの形成方法において、前記ア
ルカリ現像液は、0.01〜5wt%のTMAH(TetraMethy
l Ammonium Hydroxide)水溶液であることを特徴として
いる。
【0029】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載のフォトレジストパターンの形成方法において、
アルカリ現像液として、濃度が0.01〜5wt%のTMAH
(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)水溶液を用
いる。
【0030】請求項13記載の発明は、請求項8から1
2のいずれかに記載のフォトレジストパターンの形成方
法において、前記(b)段階の前及び/または後に、ベ
ーク工程をさらに含むことを特徴としている。
【0031】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のフォトレジストパターンの形成方法において、前記ベ
ーク工程は、90〜170℃で、1〜5分間行われるこ
とを特徴としている。
【0032】請求項15記載の発明は、請求項13また
は14記載のフォトレジストパターンの形成方法におい
て、前記(b)段階と(b)段階後のベーク工程との間
に、露光後遅延(post-exposure delay)があることを
特徴としている。
【0033】請求項16記載の発明は、請求項15記載
のフォトレジストパターンの形成方法において、前記露
光後遅延時において、大気中のアミン濃度が30ppb以
上であることを特徴としている。
【0034】請求項16記載の発明によれば、露光後遅
延時における周辺雰囲気中のアミン濃度は、30ppb以
上である。
【0035】請求項17記載の発明の半導体素子は、
(a)請求項1から7のいずれかに記載のフォトレジス
ト組成物を、所定の被エッチング層上部に塗布してフォ
トレジスト膜を形成する段階と、(b)露光装置を利用
して前記フォトレジスト膜を露光する段階と、(c)前
記結果物を現像する段階とを含むフォトレジストパター
ンの形成方法により製造されたことを特徴としている。
【0036】すなわち、請求項17記載の発明の半導体
素子は、請求項8に記載のフォトレジストパターンの形
成方法により製造された半導体素子である。なお、本発
明に係る半導体素子は、請求項9から16のいずれかに
記載のフォトレジストパターンの形成方法によって製造
するものとしても良い。
【0037】一般に、脂肪族環単位体が多く導入された
樹脂等をウェーハ上にコーティングさせると、分子等の
間に空隙が多く発生する。このような空隙が存在するこ
とで、露光によって発生した酸が感光膜上に排出されや
すくなり、さらに、露光により発生した酸を消失させる
アミンが容易に浸透するようになる。このため、露光後
遅延(post-exposure delay)が発生すると、空気中の
外部アミンが露光で発生した酸を中和し、さらに、現像
直前に酸が拡散するため、高温でベーク(bake)すると
きに酸が蒸発してしまうので化学増幅の役割を行えず、
微細パターンの形成が不可能になる。
【0038】しかしながら、非ニュートン流体のよう
に、ずり流動化を示す溶媒の中では、フォトレジスト高
分子の構造は鋼性棒形(rigid rod)、楕円形、あるい
は螺旋形(helix)の構造となる。このような構造は、
応力が与えられる方向に対して水平を向くことになる。
【0039】従って、本発明に係るフォトレジスト組成
物のように、ずり流動化を示す溶媒をフォトレジスト組
成物の溶媒として用いれば、フォトレジスト組成物が基
板にさらに薄く空隙なく塗布され得る。また、フォトレ
ジスト組成物内における高分子化合物の分子間の空隙が
減少するため、露光後遅延のある場合にも、優れたフォ
トレジストパターンが得られる。
【0040】これにより、高濃度のアミンが存在する雰
囲気下においても、アミンを除去するための別途の工程
を追加することなく、優れたフォトレジスト微細パター
ンを得ることができ、工程コストの低減を図ることがで
きる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。前記の目的を達成するため、本発明では
(i)フォトレジスト高分子と、(ii)有機溶媒を含む
フォトレジスト組成物において、有機溶媒として、ずり
流動化(shear thinning)の特性を示す非ニュートン溶
媒(non-Newtonian solvent)を用いる。
【0042】ずり流動化(または、ずり減粘)の特性と
は、ずり応力が与えられたときに粘度が減少する特性を
意味し、ずり流動化を示す溶媒内においては、高分子化
合物の配列は、通常状態、即ち、ニュートン流体の溶媒
内とは異なる状態になる。
【0043】ここで、非ニュートン溶媒としては、例え
ば、ケトン系溶媒(ketonic solvent)またはエステル
系溶媒(esteric solvent)があり、ケトン系溶媒とし
ては、シクロヘキサノン、イソブチルメチルケトン、2
−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シク
ロペンタノン、2−メチルシクロペンタノン、3−メチ
ルシクロペンタノン、2−メチルシクロヘキサノン、3
−メチルシクロヘキサノン、及び2,4−ジメチルペン
タノン等でなる群から選択されたものを用いるのが好ま
しく、エステル系溶媒としては、エチルラクテート、ま
たは2−メトキシエチルアセテート等を用いるのが好ま
しい。
【0044】一方、前記フォトレジスト組成物に用いら
れるフォトレジスト高分子としては、主鎖が脂肪族環単
位体(alicyclic unit)によってなるものが好ましく、
より好ましくは下記式(1)で示される化合物を用い
る。
【0045】
【化3】 前記式で、a、b、c及びdは各共単量体の重合比を示
す。
【0046】さらに、前記フォトレジスト組成物は光酸
発生剤を含むものとしても良く、光酸発生剤としては、
硫化塩系またはオニウム塩系化合物等が挙げられる。具
体的には、例えば、ジフェニルヨウ素塩 ヘキサフルオ
ロホスフェート、ジフェニルヨウ素塩 ヘキサフルオロ
アルセネート、ジフェニルヨウ素塩 ヘキサフルオロア
ンチモネート、ジフェニルパラメトキシフェニル トリ
フレート、ジフェニルパラトルエニル トリフレート、
ジフェニルパライソブチルフェニル トリフレート、ジ
フェニルパラ−t−ブチルフェニル トリフレート、ト
リフェニルスルホニウム ヘキサフルオロ ホスフェー
ト、トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロ アルセ
ネート、トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロ ア
ンチモネート、トリフェニルスルホニウム トリフレー
ト、あるいは、ジブチルナフチルスルホニウム トリフ
レート等が挙げられる。
【0047】前記のような本発明のフォトレジスト組成
物を利用してフォトレジストパターンを形成する工程
は、例えば、次のように行われる。
【0048】先ず、本発明に係るフォトレジスト組成物
をシリコンウェーハ上にスピンコーティングした後、ソ
フトベークする。次いでArF、KrF、E−ビーム、
EUV、X−レイ(X線)等の光源を備える露光装置に
よってフォトレジスト膜を露光し、その後、90〜17
0℃の温度条件下で、約1〜5分間再びポストベークす
る。
【0049】このとき、露光エネルギーは1〜30mJ/c
m2にする。その後、現像液、例えばTMAH水溶液のような
アルカリ現像液でフォトレジスト膜を現像すれば、0.19
μm以下の微細パターンが得られる。
【0050】本発明者等は、露光後遅延(post-exposur
e delay)に強い感光剤を製造する方法に対し重点的に
研究を重ねた結果、感光剤高分子の3次構造を変化させ
ることによって、露光後遅延に対する耐性の強い感光剤
を作ることができることを見い出した。
【0051】一般に、脂肪族環単位体が多く導入された
樹脂等をウェーハ上にコーティングさせると、分子等の
間に空隙が多く発生する。このような空隙が存在するこ
とで、露光によって発生した酸が感光膜上に排出されや
すくなり、さらに、露光により発生した酸を消失させる
アミンが容易に浸透するようになる。
【0052】このため、露光後遅延が発生すると、空気
中の外部アミンが露光で発生した酸を中和し、さらに、
現像直前に酸が拡散するため、高温でベークするときに
酸が蒸発することで化学増幅の役割を行えず、微細パタ
ーンの形成が不可能になる。従って、このような問題を
解決するためには、高分子化合物の分子間の空隙を減少
させることが最も重要である。
【0053】ここで、本発明者等は、特定の有機溶媒を
用いた。即ち、非ニュートン流体のようにずり流動化を
示す溶媒の中では、フォトレジスト高分子の構造は鋼性
棒形(rigid rod)、楕円形、あるいは螺旋形(helix)
の構造となる。このような構造は、応力が与えられる方
向に対して水平を向くことになる。したがって、ずり流
動化を示す溶媒をフォトレジスト組成物の溶媒として用
いれば、フォトレジスト組成物が基板にさらに薄く空隙
なく塗布され得る。また、フォトレジスト組成物内にお
ける高分子化合物の分子間の空隙が減少するため、露光
後遅延のある場合にも、優れたフォトレジストパターン
が得られる。
【0054】また、下記比較例1、2及び3に示すよう
に、ニュートン流体(Newtonian fluid)を溶媒として
用いた場合は、露光後遅延がないにも拘らず、露光装備
内のアミンと露光により発生した酸が反応することによ
って、望むパターンが得られなかった。特に、比較例3
の結果によれば、高濃度のアミンが存在する雰囲気下で
は、スイート光酸発生剤(sweet photoacid generato
r)を用いても特別な効果を得ることができないことが
分かる。
【0055】一方、下記実施例1〜10に示すように、
非ニュートン流体の溶媒を用いた場合には、露光後遅延
があったにも拘らず優れたパターンが得られる。これ
は、フォトレジスト高分子が非ニュートン流体の溶媒と
混合されることにより、分子構造が鋼性棒形、楕円形、
あるいは螺旋形の構造に変形され、コーティングされた
状態での空隙が減少するためである。
【0056】したがって、大気中のアミン濃度が高いと
きは、下記実施例1〜実施例10に示すように、フォト
レジスト組成物内のフォトレジスト高分子構造を変化さ
せる方法がより効果的であることが分かる。
【0057】なお、ずり流動化を示す有機溶媒として
は、下記実施例1〜実施例10で用いた溶媒の他、2−
メチルシクロペンタノン、3−メチルシクロペンタノ
ン、2−メチルシクロヘキサノン、3−メチルシクロヘ
キサノン、2,4−ジメチルペンタノン等のケトン系溶
媒もまた、露光後遅延に非常に安定した溶媒として用い
ることができる。
【0058】また、本発明者等は、特定の溶媒中でフォ
トレジスト高分子が露光後遅延の場合も安定する理由を
より詳しく検討するため、上記有機溶媒のうち、2−
ヘプタノン、イソブチルメチルケトン、2−メトキ
シエチルアセテート、及びプロピレングリコール メ
チルエーテルアセテートの4種の溶媒内での高分子の構
造を検討してみるため、下記実施例11に示すような粘
度測定実験を行った。
【0059】下記実施例11の結果は、図14に示す通
りである。図14に示すグラフにおいて、横軸はずり速
度(S-1)を示し、縦軸は粘度(Pa・s)を示す。ま
た、図14中、(a)は2−ヘプタノンの粘度測定の結
果を示し、以下同様に、(b)はプロピレングリコール
メチルエーテルアセテートの測定結果を示し、(c)
は2−メトキシエチルアセテートの測定結果を示し、
(d)はイソブチルメチルケトンの測定結果を示す。
【0060】図14を参照すれば、露光後遅延に不安定
なプロピレングリコール メチルエーテルアセテート
は、ずり速度の変化に影響されないニュートン流体とし
ての特性を有することがわかる。
【0061】一方、露光後遅延に対しても良好な効果を
奏する2−ヘプタノン、イソブチルメチルケトン、
及び、2−メトキシエチルアセテートは、全て非ニュ
ートン流体(non−Newtonian fluid)であり、ずり速度
が増加するほどずり粘度(shear viscosity)が減少す
るずり流動化を示すことが分かる。
【0062】これは、フォトレジスト組成物内でフォト
レジスト高分子の構造が鋼性棒形、楕円形、あるいは螺
旋形の構造を有するとの間接的証拠となり得る。このよ
うに、溶液内で長い形を有する高分子をコーティングす
る場合にはそうでない場合に比べ、高分子内に存在する
空隙を減少させてアミンがコーティングされたフォトレ
ジスト膜内に拡散されることを防止し、その結果、露光
後遅延に安定したフォトレジストパターンが得られる。
【0063】
【実施例】以下の実施例で、本発明者等はフォトレジス
ト組成物において有機溶媒として用いられる溶媒の種類
を変化させながら得られるパターンの形態を比べた。な
お、以下の全ての実施例および比較例は、アミン残存量
が30ppbの雰囲気下で行われた。
【0064】実施例1:非ニュートン流体の溶媒の使用 前記式(1)で示される脂肪族環単位体のみによって
なる樹脂1gと、光酸発生剤としてのトリフェニルス
ルホニウム トリフレート 0.012gとを、非ニュートン
流体の有機溶媒としてのエチルラクテート(ethyl lact
ate)6gに溶解して、フォトレジスト組成物を製造し
た。このフォトレジスト組成物を、ヘキサメチルジシラ
ザンで前処理されたウェーハ上に常温下でコーティング
し、150℃で90秒間ベークした後、ArF露光装備
を利用して、10mJ/cm2から100mJ/cm2まで1mJ/cm2
ずつ露光量を増加させながら91個のダイ(Die)を露
光した。次いで、30分間露光してから遅延が行われる
ようにした後、再び140℃で90秒間ポストベークし
て、濃度2.38wt%のTMAH水溶液で現像したところ、図1
に示すように0.14μmのフォトレジストパターンが得ら
れた。
【0065】実施例2:非ニュートン流体の溶媒の使用 前記式(1)で示される脂肪族環単位体のみによって
なる樹脂1gと、光酸発生剤としてトリフェニルスル
ホニウム トリフレート 0.012gを、エチルラクテート
の代りにシクロヘキサノン(cyclohexanon)6gに溶解
してフォトレジスト組成物を製造した。このフォトレジ
スト組成物を、ヘキサメチルジシラザンで前処理された
ウェーハ上に常温下でコーティングし、150℃で90
秒間ベークした後、ArF光源を有する露光装置を利用
して、10mJ/cm2から100mJ/cm2まで1mJ/cm2ずつ露
光量を増加させながら91個のダイ(Die)を露光し
た。その後、30分間の露光後遅延工程を行った。次い
で、再び140℃で90秒間ベークした後、2.38wt%の
TMAH水溶液で現像し、図2に示すように0.13μmのフォ
トレジストパターンが得られた。
【0066】実施例3:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに2−メトキシエチルアセ
テート(2−methoxyethyl acetate)6gを用いること
を除いては、実施例2と同一の方法によって、図3に示
すように、0.13μmの微細なフォトレジストパターンを
得た。
【0067】実施例4:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに2−ヘプタノン(2−hep
tanone)6gを用いることを除いては、実施例2と同一
の方法によって、図4に示すように、0.16μmのフォト
レジストパターンを得た。
【0068】実施例5:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに3−ヘプタノン(3−hep
tanone)6gを用いることを除いては、実施例2と同一
の方法によって、図5に示すように、0.15μmのフォト
レジストパターンを得た。
【0069】実施例6:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに4−ヘプタノン(4−hep
tanone)6gを用いることを除いては、実施例2と同一
の方法によって、図6に示すように、0.19μmのフォト
レジストパターンを得た。
【0070】実施例7:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに、イソブチルメチルケト
ン(Isobutyl methyl ketone)8gを用いることを除い
ては、実施例2と同一の方法によって、図7に示すよう
に、0.13μmのフォトレジストパターンを得た。
【0071】実施例8:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに、シクロヘキサノン3gと
イソブチルメチルケトン3gとの混合溶媒を用いること
を除いては、実施例2と同一の方法によって、図8に示
すように、0.15μmのフォトレジストパターンを得た。
【0072】実施例9:非ニュートン流体の溶媒の使用 シクロヘキサノン6gの代りに、シクロヘキサノン3gと
2−ヘプタノン3gとの混合溶媒を用いることを除いて
は、実施例2と同一の方法によって、図9に示すよう
に、0.13μmのフォトレジストパターンを得た。
【0073】実施例10:非ニュートン流体の溶媒の使
用 シクロヘキサノン6gの代りに、シクロヘキサノン3gと
2−メトキシエチルアセテート3gとの混合溶媒を用い
ることを除いては、実施例2と同一の方法によって、図
10に示すように、0.14μmのフォトレジストパターン
を得た。
【0074】比較例1:ニュートン流体の溶媒の使用 前記式(1)で示される脂肪族環単位体のみによって
なる樹脂1gと、光酸発生剤としてのトリフェニルス
ルホニウム トリフレート(triphenyl sulfonium trifl
ate)0.012gとを、ニュートン流体の溶媒のプロピレ
ングリコール メチル エーテル アセテート(propylene
glycol methyl ether acetate)7gに溶解してフォト
レジスト組成物を製造した。次いで、前記フォトレジス
ト組成物を、ヘキサメチルジシラザン(hexamethyldisi
lazane)で前処理されたウェーハ上に常温(23℃)で
コーティングした。続いて、150℃で90秒間ベーク
した後(soft bake)、ArF露光装備を利用して、1
0mJ/cm2から100mJ/cm2まで1mJ/cm2ずつ露光量を増
加させながら91個のダイ(Die)を露光した後、露光
後遅延なく直ちに140℃で90秒間ポストベークし
た。その後、2.38wt%のTMAH水溶液で現像したが、図1
1に示すようにパターンが形成されなかった。これは露
光工程で発生した酸が露光装備内のアミンにより消滅し
たためである。
【0075】比較例2:ニュートン流体の溶媒の使用 前記式(1)で示される脂肪族環単位体のみによって
なる樹脂1gと、光酸発生剤としてのトリフェニルス
ルホニウム トリフレート 0.012gとを、ニュートン流
体の溶媒のエチル−3−エトキシプロピオネート(ethy
l−3−ethoxypropionate)6gに溶解してフォトレジス
ト組成物を得た。次いで、このフォトレジスト組成物
を、ヘキサメチルジシラザンで前処理されたウェーハ上
に常温でコーティングし、150℃で90秒間ベークし
た後、ArF露光装備を利用して10mJ/cm2から100
mJ/cm2まで1mJ/cm2ずつ露光量を増加させながら91個
のダイを露光した。その後、露光後遅延なく直ちに14
0℃で90秒間ポストベークした後、2.38wt%のTMAH水
溶液で現像したが、図12に示すように、満足できるパ
ターンは形成されなかった。
【0076】比較例3:ニュートン流体の溶媒及びスイ
ート光酸発生剤をともに用いる場合 大気中のアミン濃度が30ppb以上の雰囲気下で、前
記式(1)の脂肪族環単位体によってなる樹脂1gと、
光酸発生剤としてのトリフェニルスルホニウム トリ
フレート 0.01gと、下記式(2)で示されるスイート光
酸発生剤(sweetPAG)0.01gとを、プロピレングリコ
ール メチルエーテルアセテート7gに溶解してフォトレ
ジスト組成物を製造した。このように得られたフォトレ
ジスト組成物を、ヘキサメチルジシラザンで前処理され
たウェーハ上に23℃でコーティングし、150℃で9
0秒間ベークした。その後、ArF露光装備を利用して
10mJ/cm2から100mJ/cm2まで1mJ/cm2ずつ露光量を
増加させながら91個のダイ(Die)を露光した後、露
光後遅延なく直ちに140℃で90秒間ベークして、2.
38wt%のTMAH水溶液で現像したが、図13に示すように
パターンが形成されなかった。
【化4】
【0077】実施例11:粘度の測定 2−ヘプタノン、イソブチルメチルケトン、2−
メトキシエチルアセテート、及び、プロピレングリコ
ール メチルエーテルアセテートの4種の溶媒それぞれ
40gに、前記式(1)で示される高分子化合物の樹脂
10gを溶解し、ずり速度(shear rate)を変化させな
がらずり粘度を測定した。その結果、図14に示すよう
な結果を得た。図14に示すグラフにおいて、横軸はず
り速度(S-1)を示し、縦軸はずり粘度(Pa・s)を
示す。また、図14中、(a)は2−ヘプタノンの粘度
測定の結果を示し、以下同様に、(b)はプロピレング
リコール メチル エーテル アセテートの測定結果を示
し、(c)は2−メトキシエチルアセテートの測定結果
を示し、(d)はイソブチルメチルケトンの測定結果を
示す。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、ずり流動化を示す溶媒
を用いることにより、高濃度のアミンが存在する雰囲気
下においても、アミン除去のための別途の工程を追加す
ることなく優れたフォトレジスト微細パターンを得るこ
とができ、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図2】実施例2で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図3】実施例3で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図4】実施例4で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図5】実施例5で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図6】実施例6で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図7】実施例7で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図8】実施例8で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図9】実施例9で得られたフォトレジストパターンを
示すSEM写真である。
【図10】実施例10で得られたフォトレジストパター
ンを示すSEM写真である。
【図11】比較例1で得られたフォトレジストパターン
を示すSEM写真である。
【図12】比較例2で得られたフォトレジストパターン
を示すSEM写真である。
【図13】比較例3で得られたフォトレジストパターン
を示すSEM写真である。
【図14】実施例11における粘度測定の結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廬 致亨 大韓民国京畿道利川市官庫洞 503−10番 地 (72)発明者 孔 根圭 大韓民国光州廣域市光山区鰲仙洞 493番 地 (72)発明者 白 基鎬 大韓民国京畿道利川市増浦洞 大宇アパー ト 203−402

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)フォトレジスト高分子と、(ii)有
    機溶媒とを含むフォトレジスト組成物において、前記有
    機溶媒は、ずり流動化を示す溶媒であることを特徴とす
    るフォトレジスト組成物。
  2. 【請求項2】前記フォトレジスト組成物は、(iii)光
    酸発生剤をさらに含む化学増幅型のフォトレジスト組成
    物であることを特徴とする請求項1記載のフォトレジス
    ト組成物。
  3. 【請求項3】前記有機溶媒は、非ニュートン流体である
    ことを特徴とする請求項1または2記載のフォトレジス
    ト組成物。
  4. 【請求項4】前記有機溶媒は、ケトン系溶媒、またはエ
    ステル系溶媒であることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のフォトレジスト組成物。
  5. 【請求項5】前記ケトン系溶媒は、シクロヘキサノン、
    イソブチルメチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘプタ
    ノン、4−ヘプタノン、シクロペンタノン、2−メチル
    シクロペンタノン、3−メチルシクロペンタノン、2−
    メチルシクロヘキサノン、3−メチルシクロヘキサノ
    ン、及び、2,4−ジメチルペンタノンでなる群から選
    択されたものであり、 前記エステル系溶媒は、エチルラクテート、または2−
    メトキシエチルアセテートであることを特徴とする請求
    項4記載のフォトレジスト組成物。
  6. 【請求項6】前記フォトレジスト高分子は、主鎖が脂肪
    族環単位体によってなる共重合体であることを特徴とす
    る請求項1から5のいずれかに記載のフォトレジスト組
    成物。
  7. 【請求項7】前記フォトレジスト高分子は、下記式
    (1)で示される化合物であることを特徴とする請求項
    1から6のいずれかに記載のフォトレジスト組成物。 【化1】 前記式で、a、b、c及びdは各共単量体の重合比を示
    す。
  8. 【請求項8】(a)請求項1から7のいずれかに記載の
    フォトレジスト組成物を、所定の被エッチング層上部に
    塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、(b)露
    光装置を利用して前記フォトレジスト膜を露光する段階
    と、(c)前記結果物を現像する段階とを含むことを特
    徴とするフォトレジストパターンの形成方法。
  9. 【請求項9】前記露光装置は、250nm以下の波長を有
    する光源を採用するものであることを特徴とする請求項
    8記載のフォトレジストパターンの形成方法。
  10. 【請求項10】前記露光装置は、ArF光(193nm)、K
    rF光(248nm)、E−ビーム、X−レイ、EUV、及
    び、DUVでなる群から選択された露光源を有すること
    を特徴とする請求項8記載のフォトレジストパターンの
    形成方法。
  11. 【請求項11】前記現像工程は、アルカリ現像液を用い
    て行うことを特徴とする請求項8から10のいずれかに
    記載のフォトレジストパターンの形成方法。
  12. 【請求項12】前記アルカリ現像液は、0.01〜5wt%の
    TMAH水溶液であることを特徴とする請求項11記載
    のフォトレジストパターンの形成方法。
  13. 【請求項13】前記(b)段階の前及び/または後に、
    ベーク工程をさらに含むことを特徴とする請求項8から
    12のいずれかに記載のフォトレジストパターンの形成
    方法。
  14. 【請求項14】前記ベーク工程は、90〜170℃で、
    1〜5分間行われることを特徴とする請求項13記載の
    フォトレジストパターンの形成方法。
  15. 【請求項15】前記(b)段階と(b)段階後のベーク
    工程との間に、露光後遅延があることを特徴とする請求
    項13または14記載のフォトレジストパターンの形成
    方法。
  16. 【請求項16】前記露光後遅延時において、大気中のア
    ミン濃度が30ppb以上であることを特徴とする請求項
    15記載のフォトレジストパターンの形成方法。
  17. 【請求項17】(a)請求項1から7のいずれかに記載
    のフォトレジスト組成物を、所定の被エッチング層上部
    に塗布してフォトレジスト膜を形成する段階と、(b)
    露光装置を利用して前記フォトレジスト膜を露光する段
    階と、(c)前記結果物を現像する段階とを含むフォト
    レジストパターンの形成方法により製造されたことを特
    徴とする半導体素子。
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