JP2000240355A - サッシ取付構造 - Google Patents
サッシ取付構造Info
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- JP2000240355A JP2000240355A JP4550099A JP4550099A JP2000240355A JP 2000240355 A JP2000240355 A JP 2000240355A JP 4550099 A JP4550099 A JP 4550099A JP 4550099 A JP4550099 A JP 4550099A JP 2000240355 A JP2000240355 A JP 2000240355A
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- JP
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- sash
- waterproof sheet
- piece
- frame
- mounting piece
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B1/00—Border constructions of openings in walls, floors, or ceilings; Frames to be rigidly mounted in such openings
- E06B1/62—Tightening or covering joints between the border of openings and the frame or between contiguous frames
- E06B2001/628—Separate flexible joint covering strips; Flashings
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】サッシと防水シートを密着させ防水を確実にす
る。また、サッシと外壁材の接合部のシールを簡略化し
て、外壁材裏面の通気を確保する。 【解決手段】サッシ取付片4dの溝に、防水シート13
を披着させ、防水シート固定片15をその上から当て、
溝に押込むことにより嵌合して固定する。
る。また、サッシと外壁材の接合部のシールを簡略化し
て、外壁材裏面の通気を確保する。 【解決手段】サッシ取付片4dの溝に、防水シート13
を披着させ、防水シート固定片15をその上から当て、
溝に押込むことにより嵌合して固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住宅用の建
物外壁の開口部に装着されるサッシ取付構造に関し、特
にサッシ周辺の外壁材裏面の防水性を向上させたサッシ
取付構造に関する。
物外壁の開口部に装着されるサッシ取付構造に関し、特
にサッシ周辺の外壁材裏面の防水性を向上させたサッシ
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図19に示されるように、建物外壁の窓
の開口部2にはサッシ4が取付けられる。サッシ4は、
開口部の四辺の各側面に沿って枠面を構成する、サッシ
上枠4a、サッシ下枠4b、左枠及び右枠であるサッシ
縦枠4cで構成されるサッシ本体と、このサッシ本体の
周囲に設けた、躯体側へ固定するためのサッシ取付片4
d(図18参照)とで構成される。
の開口部2にはサッシ4が取付けられる。サッシ4は、
開口部の四辺の各側面に沿って枠面を構成する、サッシ
上枠4a、サッシ下枠4b、左枠及び右枠であるサッシ
縦枠4cで構成されるサッシ本体と、このサッシ本体の
周囲に設けた、躯体側へ固定するためのサッシ取付片4
d(図18参照)とで構成される。
【0003】サッシの取付は、図18に示すように、サ
ッシ取付片4dを開口部周縁の左右の柱6や上下枠材に
釘31やネジで固定することでなされる。こうしてサッ
シ4を開口部周縁に固定した後、躯体の外側に複数の下
地材8(胴縁)を固定し、下地材8の外側に外壁材(サ
イディング材)7が取付けられ外壁工事が完了する。
ッシ取付片4dを開口部周縁の左右の柱6や上下枠材に
釘31やネジで固定することでなされる。こうしてサッ
シ4を開口部周縁に固定した後、躯体の外側に複数の下
地材8(胴縁)を固定し、下地材8の外側に外壁材(サ
イディング材)7が取付けられ外壁工事が完了する。
【0004】また、建物内を外部から熱的に遮断して室
内の空調条件(温度、湿度)を最適に保つため、躯体と
外壁材(サイディング材)との間に断熱材を設けること
も多い。このような住宅建築において、断熱材が湿気を
吸収せず、室内外の温度差による結露を防止し、かつ排
水性等も良好にして断熱材や木材の劣化を防止するため
に、断熱材と外壁材との間に通気空間を設けて空気を流
通させる通気工法による住宅構造が近年用いられてい
る。
内の空調条件(温度、湿度)を最適に保つため、躯体と
外壁材(サイディング材)との間に断熱材を設けること
も多い。このような住宅建築において、断熱材が湿気を
吸収せず、室内外の温度差による結露を防止し、かつ排
水性等も良好にして断熱材や木材の劣化を防止するため
に、断熱材と外壁材との間に通気空間を設けて空気を流
通させる通気工法による住宅構造が近年用いられてい
る。
【0005】このような建物の窓枠等を構成するサッシ
は、外壁材との間の気密性及び水密性を保つためにその
周辺部をシールする必要がある。図18は、従来例のサ
ッシ取付構造の縦枠部の断面図を示す。従来のサッシ取
付構造においては、現場でサッシ及び外壁材を装着した
後に、外壁材7とサッシ4との隙間部分及び外壁材7同
士の継ぎ目部分(図示せず)にバックアップ材34と不
定形シーリング材33によるシール工事が行われてい
た。
は、外壁材との間の気密性及び水密性を保つためにその
周辺部をシールする必要がある。図18は、従来例のサ
ッシ取付構造の縦枠部の断面図を示す。従来のサッシ取
付構造においては、現場でサッシ及び外壁材を装着した
後に、外壁材7とサッシ4との隙間部分及び外壁材7同
士の継ぎ目部分(図示せず)にバックアップ材34と不
定形シーリング材33によるシール工事が行われてい
た。
【0006】しかし、安定した確実なシール状態が常に
得られるとは限らず、施工不良による漏水等の不具合を
生じるおそれがあった。すなわち、シール工事には専門
業者を必要とし、また施工者の技量が要求される。さら
に、不定形シーリング材によるシール工事の場合は、施
工の際にはマスキングを必要とし、シーリング材が硬化
するまでに時間がかかるうえ、長期的にはシーリング材
の劣化による漏水も懸念される。そして漏水があった場
合には、柱6等の躯体と外壁材7との間の通気空間5に
入った水がサッシ周辺等より室内へ侵入する。
得られるとは限らず、施工不良による漏水等の不具合を
生じるおそれがあった。すなわち、シール工事には専門
業者を必要とし、また施工者の技量が要求される。さら
に、不定形シーリング材によるシール工事の場合は、施
工の際にはマスキングを必要とし、シーリング材が硬化
するまでに時間がかかるうえ、長期的にはシーリング材
の劣化による漏水も懸念される。そして漏水があった場
合には、柱6等の躯体と外壁材7との間の通気空間5に
入った水がサッシ周辺等より室内へ侵入する。
【0007】そのため、外壁材裏面で躯体側のサッシ周
りの防水を図るべく、外壁材7と柱6等の躯体の間に防
水シート13を張り、サッシ取付片4dの端辺の先端部
に防水シート13の端辺の先端部を当接し、防水テープ
32を防水シート13とサッシ取付片4dの両者に貼着
することで防水シート13とサッシ取付片4dとを水密
状態となるように結合していた。これにより、シーリン
グ材33の施工不良による漏水があっても建物内部への
漏水が生じないような構造となっていた。
りの防水を図るべく、外壁材7と柱6等の躯体の間に防
水シート13を張り、サッシ取付片4dの端辺の先端部
に防水シート13の端辺の先端部を当接し、防水テープ
32を防水シート13とサッシ取付片4dの両者に貼着
することで防水シート13とサッシ取付片4dとを水密
状態となるように結合していた。これにより、シーリン
グ材33の施工不良による漏水があっても建物内部への
漏水が生じないような構造となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のサッシ取付
構造においては、サッシ取付片4dと防水シート13は
防水テープを介して水密状態となるように結合されてい
たが、こうした作業は手作業であり、常に安定した信頼
性の高い防水性能が得られるとは限らず、防水テープ3
2の貼着が不充分な箇所から漏水するおそれがあった。
そして、該箇所から漏水した場合、その発生箇所の特定
が極めて困難となる。確実に漏水をなくす方法は外壁材
を剥がして漏水箇所を再度防水テープで貼着し防水処理
するしかないが、その後再度の外壁材の取付け、外壁材
とサッシとの隙間及び外壁材同士の継ぎ目部分へのシー
ル工事が必要となる。したがって、施工時の確実な防水
シール工事が強く望まれていた。
構造においては、サッシ取付片4dと防水シート13は
防水テープを介して水密状態となるように結合されてい
たが、こうした作業は手作業であり、常に安定した信頼
性の高い防水性能が得られるとは限らず、防水テープ3
2の貼着が不充分な箇所から漏水するおそれがあった。
そして、該箇所から漏水した場合、その発生箇所の特定
が極めて困難となる。確実に漏水をなくす方法は外壁材
を剥がして漏水箇所を再度防水テープで貼着し防水処理
するしかないが、その後再度の外壁材の取付け、外壁材
とサッシとの隙間及び外壁材同士の継ぎ目部分へのシー
ル工事が必要となる。したがって、施工時の確実な防水
シール工事が強く望まれていた。
【0009】また、上記工法の住宅の外壁構造は、外壁
材と内壁との間に空間を設け、空気を流通させることを
目的としているが、従来の工法ではサッシ枠と外壁材と
の接合部をシール処理するため、開口部周縁の空気が滞
留し通気工法の効果が著しく損なわれていた。
材と内壁との間に空間を設け、空気を流通させることを
目的としているが、従来の工法ではサッシ枠と外壁材と
の接合部をシール処理するため、開口部周縁の空気が滞
留し通気工法の効果が著しく損なわれていた。
【0010】本発明は、前述の課題を解決すべくなされ
たものであり、現場作業員の施工技量に左右されず常に
安定した信頼性の高い防水性能を得、外壁におけるサッ
シ周辺の漏水防止に対する高い信頼性を得ることを目的
とする。
たものであり、現場作業員の施工技量に左右されず常に
安定した信頼性の高い防水性能を得、外壁におけるサッ
シ周辺の漏水防止に対する高い信頼性を得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、躯体と外壁材
との間に複数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯
体と外壁材との間に通気空間が形成された建物外壁の開
口部に設ける横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構
造において、サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯
体側に固定するためのサッシ取付片を有しており、該サ
ッシ取付け後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に防
水シートの端部が披着され、該取付片又は該サッシ枠と
嵌合又は咬合する構造の防水シート固定片が該防水シー
トを介して該取付片又は該サッシ枠と嵌合又は咬合され
ることで該取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合
が水密状態となっていることを特徴とするサッシ取付構
造を提供する。
との間に複数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯
体と外壁材との間に通気空間が形成された建物外壁の開
口部に設ける横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構
造において、サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯
体側に固定するためのサッシ取付片を有しており、該サ
ッシ取付け後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に防
水シートの端部が披着され、該取付片又は該サッシ枠と
嵌合又は咬合する構造の防水シート固定片が該防水シー
トを介して該取付片又は該サッシ枠と嵌合又は咬合され
ることで該取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合
が水密状態となっていることを特徴とするサッシ取付構
造を提供する。
【0012】この構成によれば、防水シートの端部がサ
ッシ取付片の端辺に容易に固定され、かつ良好な水密状
態が得られる。また、施工済みの防水シートを直接サッ
シ取付片に固定できるので、従来例のような、サッシ取
付け後に取付片と施工済の防水シートとを防水テープで
結合させる方法よりも確実な構造であり、水密性も優れ
る。これにより、現場作業員の施工技量に左右されず常
に安定した信頼性の高い水密性が得られ、外壁における
サッシ周辺の漏水に対する高い信頼性が期待できる。
ッシ取付片の端辺に容易に固定され、かつ良好な水密状
態が得られる。また、施工済みの防水シートを直接サッ
シ取付片に固定できるので、従来例のような、サッシ取
付け後に取付片と施工済の防水シートとを防水テープで
結合させる方法よりも確実な構造であり、水密性も優れ
る。これにより、現場作業員の施工技量に左右されず常
に安定した信頼性の高い水密性が得られ、外壁における
サッシ周辺の漏水に対する高い信頼性が期待できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい態様では、上記
取付片の四周又はサッシ枠の四周には長辺方向に溝が形
成されており、該溝と嵌合又は咬合する構造の防水シー
ト固定片の断面形状は略π字形状である。この構成によ
れば、防水シートの端部がサッシ取付片の端辺に容易に
固定され、かつ良好な水密状態が得られる。
取付片の四周又はサッシ枠の四周には長辺方向に溝が形
成されており、該溝と嵌合又は咬合する構造の防水シー
ト固定片の断面形状は略π字形状である。この構成によ
れば、防水シートの端部がサッシ取付片の端辺に容易に
固定され、かつ良好な水密状態が得られる。
【0014】また、本発明の別の好ましい態様では、上
記サッシ枠の四周には上記取付片に平行に張出し片を有
しており、上記防水シートの端部が該取付片と該張出し
片との間に配設され、その後、該取付片と該張出し片と
で形成される空間に嵌合又は咬合する構造の防水シート
固定片が嵌合又は咬合される。この構成によっても、防
水シートの端部がサッシ取付片の端辺に容易に固定さ
れ、かつ良好な水密状態が得られる。
記サッシ枠の四周には上記取付片に平行に張出し片を有
しており、上記防水シートの端部が該取付片と該張出し
片との間に配設され、その後、該取付片と該張出し片と
で形成される空間に嵌合又は咬合する構造の防水シート
固定片が嵌合又は咬合される。この構成によっても、防
水シートの端部がサッシ取付片の端辺に容易に固定さ
れ、かつ良好な水密状態が得られる。
【0015】また、本発明のさらに別の好ましい態様で
は、上記取付片の四周又はサッシ枠の四周には長辺方向
に断面が略T字形状の張出し片を有しており、上記防水
シートの端部が該張出し片に披着された後、該張出し片
と嵌合又は咬合する構造の断面がコ字形状の防水シート
固定片が防水シートを介して該張出し片に嵌合又は咬合
される。この構成によっても、防水シートの端部がサッ
シ取付片の端辺に容易に固定され、かつ良好な水密状態
が得られる。
は、上記取付片の四周又はサッシ枠の四周には長辺方向
に断面が略T字形状の張出し片を有しており、上記防水
シートの端部が該張出し片に披着された後、該張出し片
と嵌合又は咬合する構造の断面がコ字形状の防水シート
固定片が防水シートを介して該張出し片に嵌合又は咬合
される。この構成によっても、防水シートの端部がサッ
シ取付片の端辺に容易に固定され、かつ良好な水密状態
が得られる。
【0016】また、本発明は、躯体と外壁材との間に複
数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯体と外壁材
との間に通気空間が形成された建物外壁開口部に設ける
横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構造において、
サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固定す
るためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付け
後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に設けられた凹
部空間に防水シートの端部が配設され、次に不定形シー
リング材が該空間に充填されることにより防水シートの
端部が該取付片又は該サッシ枠に固定されることで該取
付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状態と
なっていることを特徴とするサッシ取付構造を提供す
る。この構成によれば、不定形シーリング材を用いるの
で、確実かつ良好な水密状態が得られる。
数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯体と外壁材
との間に通気空間が形成された建物外壁開口部に設ける
横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構造において、
サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固定す
るためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付け
後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に設けられた凹
部空間に防水シートの端部が配設され、次に不定形シー
リング材が該空間に充填されることにより防水シートの
端部が該取付片又は該サッシ枠に固定されることで該取
付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状態と
なっていることを特徴とするサッシ取付構造を提供す
る。この構成によれば、不定形シーリング材を用いるの
で、確実かつ良好な水密状態が得られる。
【0017】また、本発明は、躯体と外壁材との間に複
数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯体と外壁材
との間に通気空間が形成された建物外壁の開口部に設け
る横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構造におい
て、サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固
定するためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付
け後、該取付片の四周に防水シートの端部が披着され、
該取付片にネジにより固定できる構造の防水シート固定
片が該防水シートを介して該取付片に固定されることで
該取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状
態となっていることを特徴とするサッシ取付構造を提供
する。この構成によれば、ネジを使用するので、確実に
固定できる利点がある。また不定形シーリング材を併用
すれば、より確実かつ良好な水密状態が得られる。
数の下地材を並列して設け、各下地材間の躯体と外壁材
との間に通気空間が形成された建物外壁の開口部に設け
る横枠及び/又は縦枠からなるサッシ取付構造におい
て、サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固
定するためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付
け後、該取付片の四周に防水シートの端部が披着され、
該取付片にネジにより固定できる構造の防水シート固定
片が該防水シートを介して該取付片に固定されることで
該取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状
態となっていることを特徴とするサッシ取付構造を提供
する。この構成によれば、ネジを使用するので、確実に
固定できる利点がある。また不定形シーリング材を併用
すれば、より確実かつ良好な水密状態が得られる。
【0018】
【実施例】図19は、本発明のサッシ取付構造にも適用
される、一般的な建物外壁の開口部の構成図である。外
壁1は、その開口部2に窓材(障子材)3を装着してい
る。窓材3の周縁を囲って、開口部2の周縁に、サッシ
上枠4a、サッシ下枠4b、左枠及び右枠であるサッシ
縦枠4c(図1参照)等から構成されるサッシ4が装着
される。外壁1の屋外面側には複数の外壁材(サイディ
ング材)7が並列して装着される。開口部2は、左右の
柱6と上枠材(鴨居)9と下枠材(窓台)10に囲まれ
て形成される。外壁材7と柱6等の躯体の間には所定間
隔で下地材(胴縁)8が装着される。
される、一般的な建物外壁の開口部の構成図である。外
壁1は、その開口部2に窓材(障子材)3を装着してい
る。窓材3の周縁を囲って、開口部2の周縁に、サッシ
上枠4a、サッシ下枠4b、左枠及び右枠であるサッシ
縦枠4c(図1参照)等から構成されるサッシ4が装着
される。外壁1の屋外面側には複数の外壁材(サイディ
ング材)7が並列して装着される。開口部2は、左右の
柱6と上枠材(鴨居)9と下枠材(窓台)10に囲まれ
て形成される。外壁材7と柱6等の躯体の間には所定間
隔で下地材(胴縁)8が装着される。
【0019】図1は、本発明の請求項2に記載の実施例
のサッシ取付構造の斜視図である。サッシ取付片4d
は、サッシ枠の周囲に形成される、サッシ枠に垂直(開
口部2に平行)なフランジ形状の張出し片である。開口
部2にサッシ4を取付けるには、サッシ取付片4dを釘
31(図示しない)により躯体に固定する。次に、現場
にて開口部以外の壁に防水シート13を布設する。該防
水シート13の端辺部分を、サッシ取付片4dの屋外面
側の辺全長に設けられた溝19aに披着させた後、防水
シート固定片14aをその外側から当て、溝19aに押
込むことにより嵌合させて固定する。
のサッシ取付構造の斜視図である。サッシ取付片4d
は、サッシ枠の周囲に形成される、サッシ枠に垂直(開
口部2に平行)なフランジ形状の張出し片である。開口
部2にサッシ4を取付けるには、サッシ取付片4dを釘
31(図示しない)により躯体に固定する。次に、現場
にて開口部以外の壁に防水シート13を布設する。該防
水シート13の端辺部分を、サッシ取付片4dの屋外面
側の辺全長に設けられた溝19aに披着させた後、防水
シート固定片14aをその外側から当て、溝19aに押
込むことにより嵌合させて固定する。
【0020】図2は、図1の実施例の縦枠部分の断面図
である。現場に取付け済の防水シート13の端辺部分
を、サッシ取付片4dの屋外面側の辺全長に設けられた
断面コ字形状の溝19aに披着させた後、断面略π字形
状の棒である防水シート固定片14aをその外側から当
て、溝19aに押込むことにより嵌合させて固定する。
なお、上記溝19aはサッシ取付片に設ける代わりに、
サッシ縦枠に設けることもできる。
である。現場に取付け済の防水シート13の端辺部分
を、サッシ取付片4dの屋外面側の辺全長に設けられた
断面コ字形状の溝19aに披着させた後、断面略π字形
状の棒である防水シート固定片14aをその外側から当
て、溝19aに押込むことにより嵌合させて固定する。
なお、上記溝19aはサッシ取付片に設ける代わりに、
サッシ縦枠に設けることもできる。
【0021】上記防水シート固定片14aの断面のπ字
形状は、下部の先端部でいずれも外側にV字形状に曲が
った戻りを有する形状であることが好ましい。これに対
応して、溝19aも断面が単なるコ字形状でなく、開口
部内側に張出し(オーバーハング)のある形状が好まし
い。このような形状の組合せとすることで防水シート固
定片14aと溝19aとの確実な嵌合状態が得られる。
形状は、下部の先端部でいずれも外側にV字形状に曲が
った戻りを有する形状であることが好ましい。これに対
応して、溝19aも断面が単なるコ字形状でなく、開口
部内側に張出し(オーバーハング)のある形状が好まし
い。このような形状の組合せとすることで防水シート固
定片14aと溝19aとの確実な嵌合状態が得られる。
【0022】図3は、本発明の請求項3に記載の実施例
を示す縦枠部分の断面図である。サッシ上枠4a、サッ
シ下枠4b(以上図示せず)、サッシ縦枠4cにはサッ
シ取付片4dと平行に張出し片15が設けられている。
該張出し片の先端は所定の長さだけサッシ取付片側に直
角に曲がっている。
を示す縦枠部分の断面図である。サッシ上枠4a、サッ
シ下枠4b(以上図示せず)、サッシ縦枠4cにはサッ
シ取付片4dと平行に張出し片15が設けられている。
該張出し片の先端は所定の長さだけサッシ取付片側に直
角に曲がっている。
【0023】まず、防水シート13の端部をサッシ取付
片4dと張出し片15aとの間、すなわちサッシ取付片
4dと張出し片15aとで形成される固定用空間16内
にサッシ取付片4dに接して配設する。その後、断面略
半円状であり、該半円の頂点部に張出し片15aの先端
部と嵌合するような溝を有する軟質ポリ塩化ビニル製の
棒状の防水シート固定片14bを固定用空間16に押込
み嵌合させることで該取付片と防水シートとの結合が水
密状態となる。
片4dと張出し片15aとの間、すなわちサッシ取付片
4dと張出し片15aとで形成される固定用空間16内
にサッシ取付片4dに接して配設する。その後、断面略
半円状であり、該半円の頂点部に張出し片15aの先端
部と嵌合するような溝を有する軟質ポリ塩化ビニル製の
棒状の防水シート固定片14bを固定用空間16に押込
み嵌合させることで該取付片と防水シートとの結合が水
密状態となる。
【0024】なお、この防水シート固定片14bの断面
は略半円状に限定されず、また、材質は軟質ポリ塩化ビ
ニルに限定されない。例えば、図4に示される防水シー
ト固定片14cのように断面が略台形状であっても同様
の効果を奏する。また、該防水シート固定片14bの材
質も、適度な弾性を有するものであれば、成形性、コス
ト等を考慮して各種の材質を選択できる。
は略半円状に限定されず、また、材質は軟質ポリ塩化ビ
ニルに限定されない。例えば、図4に示される防水シー
ト固定片14cのように断面が略台形状であっても同様
の効果を奏する。また、該防水シート固定片14bの材
質も、適度な弾性を有するものであれば、成形性、コス
ト等を考慮して各種の材質を選択できる。
【0025】また、張出し片15の先端も直角に曲がり
を有する必要はない。例えば図5に示されるように張出
し片15bが、該先端部のサッシ取付片4d側の面に略
V字形状の戻りがある断面形状であり、かつ防水シート
固定片14dが対応する位置に同様の略V字形状の戻り
がある略π字形状の断面形状の長尺部材とする組合わせ
でもよい。すなわち、該構成では、防水シート固定片1
4dと張出し片15b及びサッシ取付片4dとを防水シ
ート13を介して咬合させることで取付片4dと防水シ
ート13との結合が水密状態となる。
を有する必要はない。例えば図5に示されるように張出
し片15bが、該先端部のサッシ取付片4d側の面に略
V字形状の戻りがある断面形状であり、かつ防水シート
固定片14dが対応する位置に同様の略V字形状の戻り
がある略π字形状の断面形状の長尺部材とする組合わせ
でもよい。すなわち、該構成では、防水シート固定片1
4dと張出し片15b及びサッシ取付片4dとを防水シ
ート13を介して咬合させることで取付片4dと防水シ
ート13との結合が水密状態となる。
【0026】同様に、図6のように、防水シート固定片
14eは、2箇所の先端部のいずれの外側面にも同様の
略V字形状の戻りがある略π字形状の断面形状の長尺部
材であってもよい。この場合、サッシ取付片4dの対応
位置にも同様の戻りがあるのが好ましく、防水シート固
定片14eと張出し片15b及びサッシ取付片4dとが
咬合することでより良好に嵌合できる。
14eは、2箇所の先端部のいずれの外側面にも同様の
略V字形状の戻りがある略π字形状の断面形状の長尺部
材であってもよい。この場合、サッシ取付片4dの対応
位置にも同様の戻りがあるのが好ましく、防水シート固
定片14eと張出し片15b及びサッシ取付片4dとが
咬合することでより良好に嵌合できる。
【0027】さらに、防水シート固定片が前記固定用空
間16に圧縮して挿入できるだけの弾性を有する構造の
ものであれば、図7のような構成であってもよい。例え
ば、防水シート固定片14fの断面が略U字形状であ
り、少なくとも片側の先端部が張出し片15b又はサッ
シ取付片4dと咬合する構成が例示される。
間16に圧縮して挿入できるだけの弾性を有する構造の
ものであれば、図7のような構成であってもよい。例え
ば、防水シート固定片14fの断面が略U字形状であ
り、少なくとも片側の先端部が張出し片15b又はサッ
シ取付片4dと咬合する構成が例示される。
【0028】なお、図8は上記の断面が略U字形状の防
水シート固定片14fが張出し片15b及びサッシ取付
片4dと咬合する状態を説明する説明図である。また、
図9は、防水シートが上記の断面が略U字形状の防水シ
ート固定片14fによりサッシ上枠及びサッシ下枠のサ
ッシ取付片4dに固定されている状態を示す断面図であ
る。
水シート固定片14fが張出し片15b及びサッシ取付
片4dと咬合する状態を説明する説明図である。また、
図9は、防水シートが上記の断面が略U字形状の防水シ
ート固定片14fによりサッシ上枠及びサッシ下枠のサ
ッシ取付片4dに固定されている状態を示す断面図であ
る。
【0029】図10は、本発明の請求項4に記載の実施
例を示す縦枠部分の断面図である。取付片の四周には長
辺方向に、断面が略T字形状の張出し片15cが、その
T字の底部が取付片に固着する形態で形成されている。
張出し片15cに防水シート13を披着させた後、該張
出し片と嵌合又は咬合する、断面コ字形状の防水シート
固定片14gを防水シートを介して張出し片15cに嵌
合又は咬合させることで該取付片と防水シートとの結合
が水密状態となる。防水シート固定片14gの材質とし
ては、軟質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料が成形性、コス
ト等の点で好ましいが、弾性材料であれば特にこれらに
限定されず、バネ鋼、リン青銅等であってもよい。
例を示す縦枠部分の断面図である。取付片の四周には長
辺方向に、断面が略T字形状の張出し片15cが、その
T字の底部が取付片に固着する形態で形成されている。
張出し片15cに防水シート13を披着させた後、該張
出し片と嵌合又は咬合する、断面コ字形状の防水シート
固定片14gを防水シートを介して張出し片15cに嵌
合又は咬合させることで該取付片と防水シートとの結合
が水密状態となる。防水シート固定片14gの材質とし
ては、軟質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料が成形性、コス
ト等の点で好ましいが、弾性材料であれば特にこれらに
限定されず、バネ鋼、リン青銅等であってもよい。
【0030】また、張出し片15は一列のみであっても
二列以上であってもよい。図11は、張出し片15cが
二列設けられている場合の縦枠部分の断面図である。こ
の場合、防水シート固定片14gは、これに対応して断
面が二連のコ字形状となる。このような張出し片15d
に防水シート13を披着させた後、該張出し片と嵌合又
は咬合する、断面が二連のコ字形状の防水シート固定片
14gを防水シートを介して該張出し片15cに嵌合又
は咬合させることで該張出し片と防水シートとの結合が
より確実な水密状態となる。
二列以上であってもよい。図11は、張出し片15cが
二列設けられている場合の縦枠部分の断面図である。こ
の場合、防水シート固定片14gは、これに対応して断
面が二連のコ字形状となる。このような張出し片15d
に防水シート13を披着させた後、該張出し片と嵌合又
は咬合する、断面が二連のコ字形状の防水シート固定片
14gを防水シートを介して該張出し片15cに嵌合又
は咬合させることで該張出し片と防水シートとの結合が
より確実な水密状態となる。
【0031】図12は、本発明の請求項5の実施例を示
す縦枠部分の断面図である。サッシ上枠4a、サッシ下
枠4b(以上図示せず)、サッシ縦枠4cにはサッシ取
付片4dと平行に張出し片15eが設けられている。ま
ず、防水シート13の端部をサッシ取付片4dと張出し
片15eとの間、すなわちサッシ取付片4dと張出し片
15eとで形成される固定用空間16内にサッシ取付片
4dに接して配設する。
す縦枠部分の断面図である。サッシ上枠4a、サッシ下
枠4b(以上図示せず)、サッシ縦枠4cにはサッシ取
付片4dと平行に張出し片15eが設けられている。ま
ず、防水シート13の端部をサッシ取付片4dと張出し
片15eとの間、すなわちサッシ取付片4dと張出し片
15eとで形成される固定用空間16内にサッシ取付片
4dに接して配設する。
【0032】その後、軟質ポリ塩化ビニル製パイプ等の
バックアップ材18を固定用空間16の最奥まで挿入し
(この状態を図13に示す)、その後不定形シーリング
材17を固定用空間16の残りの空間に充填することで
該取付片4dと防水シート13との結合が水密状態とな
る。
バックアップ材18を固定用空間16の最奥まで挿入し
(この状態を図13に示す)、その後不定形シーリング
材17を固定用空間16の残りの空間に充填することで
該取付片4dと防水シート13との結合が水密状態とな
る。
【0033】なお、該実施例以外の上記の各種実施例に
おいて、防水シート固定片14と不定形シーリング材と
を組合わせた構成とすることもできる。この場合、不定
形シーリング材の硬化までに時間がかかること、防水シ
ート固定片14を取り外す必要があった場合、外すのに
手間がかかる等の不具合はあるが、防水シートとの水密
結合がより確実となる利点がある。本発明の実施例で使
用される不定形シーリング材17は、一般建築用に使用
されているシリコーン系等が一般的であるが、これに限
定されず、ポリ塩化ビニル系の発泡材等も使用できる。
おいて、防水シート固定片14と不定形シーリング材と
を組合わせた構成とすることもできる。この場合、不定
形シーリング材の硬化までに時間がかかること、防水シ
ート固定片14を取り外す必要があった場合、外すのに
手間がかかる等の不具合はあるが、防水シートとの水密
結合がより確実となる利点がある。本発明の実施例で使
用される不定形シーリング材17は、一般建築用に使用
されているシリコーン系等が一般的であるが、これに限
定されず、ポリ塩化ビニル系の発泡材等も使用できる。
【0034】図14は、本発明の請求項6に記載の実施
例の縦枠部分の断面図である。サッシ取付片4dの屋外
側の面には長辺方向に不定形シーリング材17を充填す
るための溝19bが設けられており、また、一定間隔で
防水シート固定片14hを固定するためのネジ孔20が
設けられている。開口部2にサッシ4を取付け後、溝1
9bに不定形シーリング材17を充填し、その後に現場
に取付け済の防水シート13の端辺部分を溝19bに披
着させ、溝19bに当接する位置に突起を有する防水シ
ート固定片14hをその外側から当て、前記ネジ孔20
にビス21を螺合して該防水シート固定片14hを固定
する。図15は上記動作を説明する断面図である。
例の縦枠部分の断面図である。サッシ取付片4dの屋外
側の面には長辺方向に不定形シーリング材17を充填す
るための溝19bが設けられており、また、一定間隔で
防水シート固定片14hを固定するためのネジ孔20が
設けられている。開口部2にサッシ4を取付け後、溝1
9bに不定形シーリング材17を充填し、その後に現場
に取付け済の防水シート13の端辺部分を溝19bに披
着させ、溝19bに当接する位置に突起を有する防水シ
ート固定片14hをその外側から当て、前記ネジ孔20
にビス21を螺合して該防水シート固定片14hを固定
する。図15は上記動作を説明する断面図である。
【0035】このように、防水シート固定片14hの突
起で防水シートの一部を、充填された不定形シーリング
材17に押込むことで、該取付片と防水シートとの結合
が水密状態となる。また、図16は、防水シートが上記
の突起を有する防水シート固定片14hによりサッシ上
枠及びサッシ下枠のサッシ取付片4dに固定されている
状態を示す断面図である。
起で防水シートの一部を、充填された不定形シーリング
材17に押込むことで、該取付片と防水シートとの結合
が水密状態となる。また、図16は、防水シートが上記
の突起を有する防水シート固定片14hによりサッシ上
枠及びサッシ下枠のサッシ取付片4dに固定されている
状態を示す断面図である。
【0036】図17は、本発明の請求項1に記載の他の
実施例の縦枠部分の断面図である。この方法では、図1
〜図11に示される実施例と同様に、取付片4dと咬合
する構造の防水シート固定片14iを用いている点では
共通するが、不定形シーリング材17を積極的に利用す
る構造となっている特徴がある。
実施例の縦枠部分の断面図である。この方法では、図1
〜図11に示される実施例と同様に、取付片4dと咬合
する構造の防水シート固定片14iを用いている点では
共通するが、不定形シーリング材17を積極的に利用す
る構造となっている特徴がある。
【0037】すなわち、図14の実施例と同様に、サッ
シ取付片4dの屋外側の面には長辺方向に不定形シーリ
ング材19を充填するための溝19bが設けられてい
る。この溝を構成する2つの壁のうち、サッシ枠の反対
側のものは先端がサッシ枠の反対側に直角に曲がった溝
の張出し片22を有する。サッシ枠には防水シート固定
片14iを固定するための短い張出し片である取付用固
定片15f、15fがサッシ取付片に平行に2本設けら
れている。
シ取付片4dの屋外側の面には長辺方向に不定形シーリ
ング材19を充填するための溝19bが設けられてい
る。この溝を構成する2つの壁のうち、サッシ枠の反対
側のものは先端がサッシ枠の反対側に直角に曲がった溝
の張出し片22を有する。サッシ枠には防水シート固定
片14iを固定するための短い張出し片である取付用固
定片15f、15fがサッシ取付片に平行に2本設けら
れている。
【0038】開口部2にサッシ4を取付け後、該溝19
bに不定形シーリング材17を充填し、その後に現場に
取付け済の防水シート13の端辺部分を溝部に披着させ
た後、該溝部に当接する位置に突起を有する防水シート
固定片14iをその外側から当て固定する。
bに不定形シーリング材17を充填し、その後に現場に
取付け済の防水シート13の端辺部分を溝部に披着させ
た後、該溝部に当接する位置に突起を有する防水シート
固定片14iをその外側から当て固定する。
【0039】防水シート固定片14iは、断面が略7字
の形状の弾性体の長尺部材であり、断面の略7字の第1
画目の先端に相当する部分を前記溝の張出し片22に懸
け、断面の略7字の第2画目の先端に相当する部分を前
記サッシ取付片に平行に2本設けられている短い張出し
片である取付用固定片15f、15fの間に入れること
で固定される。これにより図14と同様な原理で、該取
付片と防水シートとの結合が水密状態となる。
の形状の弾性体の長尺部材であり、断面の略7字の第1
画目の先端に相当する部分を前記溝の張出し片22に懸
け、断面の略7字の第2画目の先端に相当する部分を前
記サッシ取付片に平行に2本設けられている短い張出し
片である取付用固定片15f、15fの間に入れること
で固定される。これにより図14と同様な原理で、該取
付片と防水シートとの結合が水密状態となる。
【0040】図2の断面図に示される本発明の実施例、
又は図3〜17の断面図に示される本発明の他の実施例
では、サッシ取付片4d又はサッシ枠4a〜cと防水シ
ート13とが防水シート固定片14a〜i又はシーリン
グ材17により密着されており防水性が向上しているた
め、図18の従来例のようにサッシ枠4a〜cと外壁材
7との接合部をシーリング材33にてシール工事する必
要がなくなり、サッシ枠周縁の通気空間5が形成され
る。
又は図3〜17の断面図に示される本発明の他の実施例
では、サッシ取付片4d又はサッシ枠4a〜cと防水シ
ート13とが防水シート固定片14a〜i又はシーリン
グ材17により密着されており防水性が向上しているた
め、図18の従来例のようにサッシ枠4a〜cと外壁材
7との接合部をシーリング材33にてシール工事する必
要がなくなり、サッシ枠周縁の通気空間5が形成され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、現場作業員の施工技量
に左右されず常に安定した信頼性の高い防水性能が得ら
れ、外壁におけるサッシ周辺の漏水に対する高い信頼性
が得られる。また、外壁とサッシとの取合い部のシール
工事を不要とした工法が可能となり、不定形シーリング
材によるシール工事で必要であったマスキングの廃止に
よる施工時間の短縮と施工技量の平準化、施工誤差の最
小化、長期信頼性の確保ができる。また、窓周りの外壁
材裏面部の通気工法が可能となり、躯体の耐久性を向上
させうる。
に左右されず常に安定した信頼性の高い防水性能が得ら
れ、外壁におけるサッシ周辺の漏水に対する高い信頼性
が得られる。また、外壁とサッシとの取合い部のシール
工事を不要とした工法が可能となり、不定形シーリング
材によるシール工事で必要であったマスキングの廃止に
よる施工時間の短縮と施工技量の平準化、施工誤差の最
小化、長期信頼性の確保ができる。また、窓周りの外壁
材裏面部の通気工法が可能となり、躯体の耐久性を向上
させうる。
【図1】本発明の実施例のサッシ取付構造の斜視図。
【図2】本発明の実施例の縦枠部分の断面図。
【図3】本発明の他の実施例の縦枠部分の断面図。
【図4】本発明の他の実施例の縦枠部分の断面図。
【図5】本発明の他の実施例の縦枠部分の要部断面図。
【図6】本発明の他の実施例の縦枠部分の要部断面図。
【図7】本発明の他の実施例の縦枠部分の断面図。
【図8】図7の縦枠部分の組立方法を示す説明図。
【図9】図7の例の上下枠部分の断面図。
【図10】本発明の他の実施例の縦枠部分の要部断面
図。
図。
【図11】本発明の他の実施例の縦枠部分の要部断面
図。
図。
【図12】本発明の他の実施例の縦枠部分の断面図。
【図13】図12の縦枠部分の組立方法を示す説明図。
【図14】本発明の他の実施例の縦枠部分の断面図。
【図15】図14の縦枠部分の組立方法を示す説明図。
【図16】図14の例の上下枠部分の断面図。
【図17】本発明の他の実施例の縦枠部分の要部断面
図。
図。
【図18】従来例の縦枠部分の断面図。
【図19】一般的な外壁の窓枠部分の構成図。
1:外壁 2:開口部 3:窓材 4:サッシ 4a:サッシ上枠 4b:サッシ下枠 4c:サッシ縦枠 4d:サッシ取付片 5:通気空間 6:躯体(柱) 7:外壁材 8:下地材(胴縁) 9:躯体(上枠材) 10:躯体(下枠材) 13:防水シート 14:防水シート固定片 14a:防水シート固定片(断面略π字形状) 14b:防水シート固定片(断面略半円形状) 14c:防水シート固定片(断面略台形状) 14d:防水シート固定片(断面略π字形状) 14e:防水シート固定片(断面略π字形状) 14f:防水シート固定片(断面略U字形状) 14g:防水シート固定片(断面コ字形状) 14h:防水シート固定片(ネジ止めタイプ) 14i:防水シート固定片(断面7字形状) 15:張出し片 15a:張出し片(断面L字形状) 15b:張出し片(戻りあり) 15c:張出し片(断面T字形状) 15d:張出し片(断面T字形状) 15e:張出し片(シーリング材用) 15f:張出し片(取付片固定用) 16:固定用空間 17:シーリング材 18:バックアップ材 19:溝 19a:溝 19b:溝(シーリング材用) 20:ネジ孔 21:ビス 22:溝の張出し片 31:釘 32:防水テープ 33:シーリング材 34:バックアップ材
Claims (6)
- 【請求項1】躯体と外壁材との間に複数の下地材を並列
して設け、各下地材間の躯体と外壁材との間に通気空間
が形成された建物外壁の開口部に設ける横枠及び/又は
縦枠からなるサッシ取付構造において、 サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固定す
るためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付け
後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に防水シートの
端部が披着され、該取付片又は該サッシ枠と嵌合又は咬
合する構造の防水シート固定片が該防水シートを介して
該取付片又は該サッシ枠と嵌合又は咬合されることで該
取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状態
となっていることを特徴とするサッシ取付構造。 - 【請求項2】上記取付片の四周又はサッシ枠の四周には
長辺方向に溝が形成されており、該溝と嵌合又は咬合す
る構造の防水シート固定片の断面形状は略π字形状であ
る請求項1に記載のサッシ取付構造。 - 【請求項3】上記サッシ枠の四周には上記取付片に平行
に張出し片を有しており、上記防水シートの端部が該取
付片と該張出し片との間に配設され、その後、該取付片
と該張出し片とで形成される空間に嵌合又は咬合する構
造の防水シート固定片が嵌合又は咬合される請求項1に
記載のサッシ取付構造。 - 【請求項4】上記取付片の四周又はサッシ枠の四周には
長辺方向に断面が略T字形状の張出し片を有しており、
上記防水シートの端部が該張出し片に披着された後、該
張出し片と嵌合又は咬合する構造の断面がコ字形状の防
水シート固定片が防水シートを介して該張出し片に嵌合
又は咬合される請求項1に記載のサッシ取付構造。 - 【請求項5】躯体と外壁材との間に複数の下地材を並列
して設け、各下地材間の躯体と外壁材との間に通気空間
が形成された建物外壁開口部に設ける横枠及び/又は縦
枠からなるサッシ取付構造において、 サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固定す
るためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付け
後、該取付片の四周又はサッシ枠の四周に設けられた凹
部空間に防水シートの端部が配設され、次に不定形シー
リング材が該空間に充填されることにより防水シートの
端部が該取付片又は該サッシ枠に固定されることで該取
付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状態と
なっていることを特徴とするサッシ取付構造。 - 【請求項6】躯体と外壁材との間に複数の下地材を並列
して設け、各下地材間の躯体と外壁材との間に通気空間
が形成された建物外壁の開口部に設ける横枠及び/又は
縦枠からなるサッシ取付構造において、 サッシは、該サッシを該開口部の周囲の躯体側に固定す
るためのサッシ取付片を有しており、該サッシ取付け
後、該取付片の四周に防水シートの端部が披着され、該
取付片にネジにより固定される構造の防水シート固定片
が該防水シートを介して該取付片に固定されることで該
取付片又は該サッシ枠と防水シートとの結合が水密状態
となっていることを特徴とするサッシ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550099A JP2000240355A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | サッシ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4550099A JP2000240355A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | サッシ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240355A true JP2000240355A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12721134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4550099A Pending JP2000240355A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | サッシ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000240355A (ja) |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP4550099A patent/JP2000240355A/ja active Pending
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