JP2001295554A - サッシ - Google Patents

サッシ

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JP2001295554A
JP2001295554A JP2000135511A JP2000135511A JP2001295554A JP 2001295554 A JP2001295554 A JP 2001295554A JP 2000135511 A JP2000135511 A JP 2000135511A JP 2000135511 A JP2000135511 A JP 2000135511A JP 2001295554 A JP2001295554 A JP 2001295554A
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frame
indoor side
auxiliary frame
auxiliary
sash
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Sadamitsu Ohashi
定光 大橋
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁開口部に設けるものであって、組み立て
性に優れ、外観が良く、且つ施工性に優れるサッシを提
供する。 【解決手段】 本発明によるサッシ1は、外壁開口部7
に設けるものであり、枠本体9と、枠本体9の外周に取
り付ける補助枠11と、枠本体9又は補助枠11に取り
付ける室内側額縁材21とを備え、補助枠の上下左右枠
11a、11b、11cと枠本体9とは、室内側で室内
側から室外側に向けてねじ14で止めており、補助枠1
1の少なくとも上左右枠11a、11cと枠本体9と
は、室外側で係合13により止めており、補助枠11の
室内側に躯体29に溶接により固定するスチール部材2
5をねじ31で止めており、補助枠と枠本体とを室内側
で止めているねじ14及び補助枠とスチール部材とを止
めているねじ31を室内側額縁材で隠蔽している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−128268号公報には、枠
本体と補助枠とをねじで固定してサッシ枠を構成し、サ
ッシ枠を外壁開口部に取り付ける技術が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示の技術は、枠本体と補助枠とをねじで固定している
が、枠本体の上下左右枠と補助枠の上下左右枠とは、そ
れぞれ室外側と室内側とでねじ止めしているため、ねじ
が多く組み立て性が劣るという問題がある。また、サッ
シの室内側には額縁材がないため、枠本体と補助枠との
ねじ止め箇所が室内から見えてしまい、外観が劣るとい
う問題がある。更に、外壁開口部がセメント押出板等の
ねじ止めし難い材質である場合には、ねじ止めできなか
ったり、ねじ止めし難いため、施工性に劣るという問題
がある。そこで、本発明は、外壁開口部に設けるもので
あって、組み立て性に優れ、外観が良く、且つ施工性に
優れるサッシの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外壁開口部に設けるものであり、枠本体と、枠本体
の外周に取り付ける補助枠と、枠本体又は補助枠に取り
付ける室内側額縁材とを備え、補助枠の上下左右枠と枠
本体とは、室内側で室内側から室外側に向けてねじで止
めており、補助枠の少なくとも上左右枠と枠本体とは、
室外側で係合により止めており、補助枠の室内側に躯体
に溶接により固定するスチール部材をねじで止めてお
り、補助枠と枠本体とを室内側で止めているねじ及び補
助枠とスチール部材とを止めているねじを室内側額縁材
で隠蔽していることを特徴とする。
【0005】この請求項1に記載の発明は、セメント押
出板、コンクリートや石材等の窯業材等でできている外
壁開口部に設けるサッシであり、外壁開口部に直接ねじ
固定することが困難な場合に、サッシ枠を躯体に固定す
るものである。サッシ枠の製造は、枠本体と補助枠とを
組み付けて製造するが、組み付けは、少なくとも補助枠
の上左右枠と枠本体では、室外側を係合し、それぞれ室
内側をねじで止めておこなう。ねじは、室内側で止める
だけであり、室外側の係合部にはねじが不用であるか
ら、使用するねじが少ないので組み立てが容易である。
この室内側を止めるねじは、室内側から室外側に向けて
止めているので、外側からねじ止め作業ができ、サッシ
枠の組み立てが容易である。補助枠と枠本体との室外側
での係合を少なくとも上左右枠としているのは、サッシ
枠の組立て時に補助枠の下枠を最後に取り付ける場合に
は、補助枠の左右枠がじゃまになって係合し難いため、
補助枠の下枠は、室内側のほか室外側もねじ止めした方
が、製造しやすい場合があるためである。サッシ枠は、
枠本体と補助枠とで構成し、躯体に固定する補助枠を枠
本体にねじ止めしているので、窓種が異なる場合には異
なる枠本体に補助枠をねじ止めするだけで、容易に対応
できるので窓種に対応したサッシ枠の製造が容易であ
る。施工時には、サッシ枠を外壁開口部に嵌め合わせ、
補助枠を躯体に溶接したスチール部材にねじ止めし、ス
チール部材を止めているねじと、枠本体と補助枠とを止
めているねじとを、室内側額縁材で隠蔽しているので、
これらのねじは室内から見え難く、外観が良い。また、
これらのねじは、室外に露出していないので風雨等にさ
らされて劣化するのを防止できる。サッシ枠と躯体との
固定は、躯体に溶接固定したスチール部材に、補助枠を
ねじ止めして行なうので、ねじにより容易に固定でき、
施工が容易である。また、補助枠は、室内側でスチール
部材にねじ止め作業をするので、作業性が良く、施工し
易い。また、サッシ枠をねじ止めにより固定するから、
例えば、スチール部材とねじ止め部との間に部材を介在
させたり、ねじ孔の位置を変えることにより、固定部の
位置決めや寸法調整が容易にできる。請求項2に記載の
発明は、外壁開口部に設けるものであり、枠本体と、枠
本体の外周に取り付ける補助枠と、枠本体又は補助枠に
取り付ける室内側額縁材と、嵌合部材とを備え、補助枠
の上下左右枠と枠本体とは、室内側で室内側から室外側
に向けてねじで止めており、補助枠の少なくとも上左右
枠は室外側に枠の長手方向に沿っ内周側に開口する溝部
を備え、枠本体は外周側に溝部への挿入部を備え、挿入
部が溝部の室内側壁に当接し、溝部の室外側壁と挿入部
との間に嵌合部材が嵌まっており、補助枠の室内側に躯
体に溶接により固定するスチール部材をねじで止めてお
り、補助枠と枠本体とを室内側で止めているねじ及び補
助枠とスチール部材とを止めているねじを室内側額縁材
で隠蔽していることを特徴とする。
【0006】この請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、補助枠
と枠本体との室外側における少なくとも上左右枠の固定
は、ねじでなく、嵌合部材を溝部に嵌めることにより固
定しているので、サッシの組み立てが更に容易である。
また、嵌合部材を溝部に嵌めて補助枠と枠本体とを固定
する構成であるから、枠本体に対して補助枠を枠の長手
方向からスライドによる係合をしないで組み立てでき、
組み立ての作業スペースが少なくて済む。
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2に本
発明の第1実施の形態を示す。図1は、本発明にかかる
サッシを取り付けた外壁開口部の縦断面図であり、図2
はサッシを取り付けた外壁開口部の一方の竪枠側を示し
た横断面図である。尚、サッシ及び外壁開口部の他方の
竪枠側は、一方の竪枠側と同じ構成であるため省略して
いる。本実施の形態にかかるサッシ1において、サッシ
枠3は、外壁5の開口部7に取り付けられている。外壁
5は、ねじ等を直接螺合することが困難な窯業材等でで
きており、本実施の形態では、セメント押出板製であ
る。サッシ枠3は、枠本体9と、補助枠11とから構成
されおり、枠本体9は、上枠9a、下枠9b、左右の竪
枠9cで四周組みされている。補助枠11は、上枠9a
に取り付けた上補助枠11a、下枠9bに取り付けた下
補助枠11b及び左右の竪枠9cに取り付けた左右の竪
補助枠11cで構成されている。上枠9aと上補助枠1
1aとは、室外側にある係合部13と、室内側にあるね
じ止め部(枠本体と補助部材とのねじ止め部)15とで
取り付けられている。従って、上補助枠11aと上枠9
aとの固定は、ねじ止め部15のねじ14による一ヶ所
のねじ止めであり、構成及び製造が簡単である。係合部
13では、上枠9aから上方に突設した突片41を、上
補助枠11aの係合部43が室内外の両側を挟んでお
り、室内外側方向の上枠9aの移動を規制している。ま
た、上枠9aと上補助枠11aとを固定するねじ14
は、ねじの頭を室内側とし、室内側から室外側に螺合し
ている。係合部13の室外側には外壁5との間をシール
するシール材17が設けられており、係合部13が外側
から見えないようになっている。また、室内側にもシー
ル材19が設けられており、シール材17とシール材1
9とで二重シール構造としているので水密性が高い。上
補助枠11aは、サッシ枠3の室内側に、室内側額縁材
21の取り付け部23と、スチール部材25とのねじ止
め部27とを備えている。室内側額縁材21は、サッシ
枠3の室内側において、サッシ枠3の四周に沿って設け
られており、スチール部材のねじ止め部27は、室内側
額縁21の周囲の外側にあり、室内側額縁材の取り付け
部23は、室内側額縁材21の周囲の内側にあり、枠本
体のねじ止め部15は、スチール部材のねじ止め部27
と、室内側額縁材の取り付け部23との間にある。そし
て、枠本体のねじ止め部15と、スチール部材のねじ止
め部27と、室内側額縁材の取り付け部23とで、室外
側に凹んだ凹部35を形成している。この凹部35に室
内側額縁材21が配置されている。スチール部材25は
スチール製であり、躯体29の長手方向に沿って設けら
れており、躯体29に溶接により固定されている。尚、
躯体29もスチール製である。このスチール部材25に
はねじ孔が形成されており、補助枠11のねじ止め部2
7にねじ31により取り付けられている。尚、ねじ止め
部27とスチール部材25との間には介在板33が配置
されており、ねじ止め部27とスチール部材25との隙
間の調整をしている。従って、外壁5とサッシ1との間
の施工誤差を吸収することができる。室内側額縁材の取
り付け部23は、ねじにより室内側額縁材21を固定し
ている。また、躯体29には、ブラケット37が長手方
向に間隔をあけて固定されており、このブラケット37
の一側部が外壁5の下端を受けている。次に、下枠9b
及び下補助枠11b、竪枠9c及び竪補助枠11cにつ
いて説明するが、以下の説明では、上述した上枠9a及
び上補助枠枠11aで説明した部分と同一の作用効果を
奏する部分には同一の符号を付すこととし、上枠9a及
び上補助枠枠11aと異なる構成の部分を主に説明す
る。図2に示すように、竪枠9cと竪補助枠11cとの
係合部13は、突片41が室内側に突設した端部45
と、外壁5側に突設した端部47とを備えており、係合
部43が突片41を囲むように室内側当接部49、室外
側当接部51と、外壁側当接部53と障子側当接部55
とを備えており、室内外側及びサッシ1の左右側(障子
側と外壁側)との四方向の移動を規制している。再び、
図1を参照して、下枠9bと下補助枠11bを説明す
る。室内側額縁材21の取り付け部23は、下枠9bに
ねじ固定されている。また、躯体29の長手方向には、
間隔を置いてブラケット53が溶接固定されており、こ
のブラケットに溶接固定したスチール部材25をスチー
ル部材のねじ止め部27でねじ31でねじ止めしてい
る。尚、下補助枠11bにねじ止めしたスチール部材2
5は、スチール製プレートであり、躯体29の長手方向
に間隔をあけて配置されている。また、下補助枠9bと
下枠9bとの取り付けは、室外側のねじ固定部57でね
じ固定されており、ねじ固定部57は、室外側のシール
材17により外から見えないようになっている。
【0007】次に、本実施の形態にかかるサッシ枠3の
製造方法及び施工方法を説明する。本実施の形態では、
外壁開口部7が窯業材でできているためにサッシ枠3を
外壁開口部に直接ねじ固定することが困難であるので、
サッシ枠3を躯体29に固定して、外壁開口部7に取り
付けるものである。サッシ枠3の製造時には、四方組し
た枠本体9の上枠9aに上補助枠11aを室外側にある
係合部13に係合させて、枠の長手方向に沿ってスライ
ドにより取り付け、室内側でねじ14で固定する。同様
にして、室外側にある係合部13で左右竪枠9cにそれ
ぞれ補助枠11cをスライドにより取り付け、室内側で
ねじ14で固定する。上左右枠9a、9cと補助枠11
a、11cとを止めるねじは、室内側から室外側に向け
てねじ14を螺合する。尚、下枠9bと下補助枠11b
とは、室外側をねじ57で止め、室内側をねじ14で止
めて、サッシ枠3を製造する。サッシ枠3は、躯体29
に固定する補助枠11を枠本体9にねじ止めしているの
で、窓種が異なる場合には異なる枠本体9に補助枠11
をねじ止めするだけで、容易に対応できるので窓種に対
応したサッシ枠3の製造が容易である。枠本体9と補助
枠11とを止めるねじ14は、室内側から室外側への螺
合により取り付けるので、外側からねじ止め作業ができ
サッシ枠3の組み立てがし易い。更に、上枠9a、左右
の竪枠9cとこれらの補助枠11a、11cとの取り付
けは、補助枠11a、11cの一端側は係合部13で係
合により取り付けているので、ねじ止め箇所は一ヶ所で
済み、製造が容易であるとともに構成が簡易である。施
工の際には、補助枠11を取り付けたサッシ枠3を外壁
開口部7に室外側から、嵌め合わせ、室内側において躯
体29に溶接したスチール部材25に、スチール部材の
ねじ止め部27をねじ31で止める。スチール部材のね
じ止め部27とスチール部材25とに隙間がある場合に
は、隙間を埋める介在部材33により調整する。サッシ
枠3の躯体29側への固定は、躯体29に溶接固定した
スチール部材25にねじ31により固定するので、施工
が容易である。また、スチール部材のねじ止め部27
は、室内側に突設したところにあるのでねじ31による
ねじ止め作業がし易い。次に、凹部35に室内側額縁材
21を配置し、即ち、室内側額縁材21をスチール部材
のねじ止め部27と額縁材の取り付け部23との間に配
置し、額縁材の取り付け部23を室内側額縁材21にね
じ固定する。枠本体9と補助枠11とを止めるねじ14
及びスチール部材に固定するねじ31は、室内側額縁材
21で隠蔽される。このように、ねじ14及び31は、
室内側額縁材21により隠蔽されているから、室内から
見え難く、外観が良い。凹部35に室内側額縁21を配
置するので、室内側額縁材21の位置決めがし易い。ま
た、ねじ14が室外に露出していないので風雨等にさら
されて劣化するのを防止できる。次に、図3及び図4を
参照して、本発明の第2実施の形態を説明するが、上述
した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分に
は、同一の符号を付することによりその部分の詳細な説
明を省略し、第1実施の形態と異なる部分を主に説明す
る。図3は、第2実施の形態にかかるサッシを取り付け
た外壁開口部の縦断面図であり、図4は図3に示すサッ
シを取り付けた外壁開口部の一方の竪枠側を示した横断
面図である。補助枠11の上枠11a、左右枠11cの
内周には、室外側に溝部62を設けており、溝部62で
は、室内側壁63と室外側壁65とが間隔を空けて対峙
している。枠本体9には室外側の上左右枠9a、9cに
溝部62内に挿入される挿入部61が設けられており、
挿入部61は室内側に向けて突設しており、補助枠11
の室内側壁63は室内側に向けて凹状に形成しており、
挿入部61が溝部62内で室内側壁63に係止してい
る。本実施の形態では、挿入部61と室内側壁63とは
凹凸の嵌め合わせにより、見付け方向の移動に対して固
定している。溝部62には、嵌合部材67が嵌合してお
り、枠本体9の挿入部61を室外側から補助枠11の室
内側壁63に向けて圧して、室内側壁63と挿入部61
とを奥行き方向で止めている。このように、本実施の形
態では、ねじで止めることなく、見付け方向及び奥行き
方向において枠本体9と補助枠とを固定している。嵌合
部材67は、樹脂製であり、例えばポリ塩化ビニルであ
る。また、嵌合部材67は、溝部62への挿入方向の先
端程厚みが狭くなるようにテーパ71が形成されてお
り、楔形状をなしている。従って、挿入し易く、抜け難
い。嵌合部材67の内周側には、シール材17が設けら
れており、嵌合部材67は、シール材受けを兼ねてい
る。この第2実施の形態では、上述した第1実施の形態
と同様な作用効果を奏するとともに、サッシ1の組み立
てにおいて、室外側における補助枠の上左右枠11a、
11cと枠本体の上左右枠9a、9cとの固定は、補助
枠11の上左右枠11a、11cに形成した溝部62の
室内側壁63に枠本体9に形成した挿入部61を係止
し、嵌合部材67を溝部62に押し込んで、補助枠11
と枠本体9とを固定する。この実施の形態におけるサッ
シ1の組み立ては、枠本体9又は補助枠11を枠9の長
手方向端からスライドにより挿入しなくて済むので、組
みたてスペースが小さくて済む。尚、嵌合部材67を嵌
め込んだ後、嵌合部材67の内側から嵌合部材67に向
けてシール材17を押し込む。
【0008】本発明は、上述した実施の形態に限らず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、室内側額縁材の取り付け部23は、ねじ止めに
より室内側額縁材21を取り付けることに限らず、釘等
により固定してもよい。室内側額縁材の取り付け部23
は、上枠9a、竪枠9cでは、補助枠11に設けたがこ
れに限らず、枠本体9に設けてもよい。下枠9bと下補
助枠11bとは、室外側と室内側との2ヶ所でねじ止め
したが、上枠9aや竪枠9cと同様に、室外側を係合部
13により互いに係合する構成としてもよい。また、躯
体29は外壁5から離れた室内側に設けることに限ら
ず、外壁5と躯体29とを一体に構成し、この外壁5と
一体の躯体29にスチール部材25を溶接により固定し
てもよい。第2実施の形態において、嵌合部材67に
は、テーパ71を形成した楔形状にすることに限定され
ない。更に、挿入部61を凸部とし、溝部62の室内側
壁63を凹部とすることに限らず、挿入部を凹部とし、
室内側壁63を凸部としてもよいし、挿入部61と室内
側壁63とに凹凸を設けずに、平坦な面を重ね合わせる
だけであってもよい。挿入部61は、室内側方向への移
動が規制されていれば良く、枠本体9の長手方向に連続
して設けることに限らない。溝部62の室外側壁65ま
たは室内側壁63は突起であってもよい。また、室内側
壁65または室内側壁の壁面は、平坦な面に限らず、突
部があってもよい。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、外壁開
口部が窯業材等でできているために外壁開口部に直接ね
じ固定することが困難な場合に、サッシ枠を躯体に固定
するものであり、サッシ枠と躯体との固定は、躯体に溶
接固定したスチール部材にねじ止めにより固定する構成
であるから、サッシ枠をねじにより容易に固定でき、施
工が容易である。サッシ枠の組み立ては、枠本体と補助
枠とを組み付けるが、少なくとも補助枠の上左右枠と枠
本体では、室外側を係合し、それぞれ室内側をねじで止
めているので、室外側の係合部にはねじが不用であるか
ら、使用するねじが少ないので組立てが容易である。枠
本体と補助枠とを室内側で止めているねじは、室内側か
ら室外側への螺合により取り付けているので、サッシ枠
は外側からねじ止めでき、サッシ枠の組み立てが容易で
ある。サッシ枠は、躯体に固定する補助枠を枠本体にね
じ止めしているので、窓種が異なる場合には、異なる枠
本体に補助枠をねじ止めするだけで、容易に対応できる
ので製造が容易である。また、サッシ枠をねじ止めによ
りスチール部材に固定するから、例えば、スチール部材
とねじ止め部との間に部材を介在させたり、ねじ孔の位
置を変えることにより、固定部の位置調整が容易にでき
る。枠本体と補助枠とを室内側で止めているねじ及び補
助枠とスチール部材とを止めているねじは、室内側額縁
材により隠蔽されているから、これらのねじが室内から
見え難く、外観が良い。また、これらのねじが室外に露
出していないので風雨等にさらされて劣化するのを防止
できる。請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記
載の効果を奏するとともに、補助枠と枠本体との室外側
における少なくとも上左右枠の固定は、ねじでなく、嵌
合部材を溝部に嵌めることにより固定しているので、サ
ッシの組み立てが更に容易である。また、嵌合部材を溝
部に嵌めて補助枠と枠本体とを固定する構成であるか
ら、枠本体に対して補助枠を枠の長手方向からスライド
による係合をしないで組み立てでき、組み立ての作業ス
ペースが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかるサッシ枠とサ
ッシ枠を取り付けた外壁開口部との縦断面図である。
【図2】図1に示すサッシ枠と外壁開口部とにおける一
方の竪枠側の横断面図である。
【図3】第2実施の形態にかかるサッシを取り付けた外
壁開口部の縦断面図である。
【図4】図3に示すサッシを取り付けた外壁開口部の一
方の竪枠側を示した横断面図である。
【符号の説明】
1 サッシ 3 サッシ枠 5 外壁 7 外壁開口部 9 枠本体 11 補助枠 11a 上補助枠 11c 左右補助枠 13 係合部 14 枠本体と補助枠とを止めるねじ 21 室内側額縁材 25 スチール部材 29 躯体 31 スチール部材を止めるねじ 61 挿入部 62 溝部 63 室内側壁 65 室外側壁 67 嵌合部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁開口部に設けるものであり、枠本体
    と、枠本体の外周に取り付ける補助枠と、枠本体又は補
    助枠に取り付ける室内側額縁材とを備え、補助枠の上下
    左右枠と枠本体とは、室内側で室内側から室外側に向け
    てねじで止めており、補助枠の少なくとも上左右枠と枠
    本体とは、室外側で係合により止めており、補助枠の室
    内側に躯体に溶接により固定するスチール部材をねじで
    止めており、補助枠と枠本体とを室内側で止めているね
    じ及び補助枠とスチール部材とを止めているねじを室内
    側額縁材で隠蔽していることを特徴とするサッシ。
  2. 【請求項2】外壁開口部に設けるものであり、枠本体
    と、枠本体の外周に取り付ける補助枠と、枠本体又は補
    助枠に取り付ける室内側額縁材と、嵌合部材とを備え、
    補助枠の上下左右枠と枠本体とは、室内側で室内側から
    室外側に向けてねじで止めており、補助枠の少なくとも
    上左右枠は室外側に枠の長手方向に沿っ内周側に開口す
    る溝部を備え、枠本体は外周側に溝部への挿入部を備
    え、挿入部が溝部の室内側壁に当接し、溝部の室外側壁
    と挿入部との間に嵌合部材が嵌まっており、補助枠の室
    内側に躯体に溶接により固定するスチール部材をねじで
    止めており、補助枠と枠本体とを室内側で止めているね
    じ及び補助枠とスチール部材とを止めているねじを室内
    側額縁材で隠蔽していることを特徴とするサッシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008111304A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Fukuvi Chem Ind Co Ltd 窓接続枠のシール構造
JP2019203247A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社大林組 止水構造及び止水構造の施工方法
JP7320764B1 (ja) 2022-01-24 2023-08-04 株式会社Lixil サッシ枠の取付け方法および取付け構造

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