JP2000240249A - 手すり - Google Patents

手すり

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JP2000240249A
JP2000240249A JP11044926A JP4492699A JP2000240249A JP 2000240249 A JP2000240249 A JP 2000240249A JP 11044926 A JP11044926 A JP 11044926A JP 4492699 A JP4492699 A JP 4492699A JP 2000240249 A JP2000240249 A JP 2000240249A
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handrail
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篤志 植竹
Akio Ishimoto
明生 石本
Takashi Umeoka
尚 梅岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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(57)【要約】 【課題】 握り易く、且つ肘や腕を乗せることも楽にで
きる、加齢配慮された使い易い手すりを実現すること。 【解決手段】 手すり10において、手すり本体11
が、上面に略水平な面11Aを備えるとともに、壁面に
近い方の大厚み部22Aと遠い方の小厚み部22Bとを
備え、壁面に近い方の下面に指先引っかけ部23を備え
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手すりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手すりとして、実開平4-48330号
公報又は特開平9-217474号公報に記載のものがある。こ
れらの従来技術では、手すり本体の横断面形状を略円形
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の略
円形断面の手すりでは、手すり本体の上面に肘や腕を置
こうとすると、接触面積が小さいために使用者に傷みを
与え易い。また、手すり本体を握るときに、人差指、中
指等の指先が引っかかる部分がなくすべり易く使いにく
い。
【0004】尚、手すり本体を板状の横断面からなるも
のとする場合には、手すり本体の上面に肘や腕を置くと
きの痛みはないが、握るときに握りにくく、指を引っか
ける部分もなく、使いにくい。
【0005】本発明の課題は、握り易く、且つ肘や腕を
乗せることも楽にできる、加齢配慮された使い易い手す
りを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、通路に沿って設けられる手すりにおいて、手すり本
体が、上面に略水平な面を備えるとともに、通路の中心
に近接する方と離れる方で厚みを異にし、通路に遠い方
の厚みを大きく、近い方の厚みを小さく設定し、通路に
遠い方の下面に指先引っかけ部を備えたものである。
【0007】ここで、通路とは廊下、階段、居室、浴
室、トイレ室等である。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記手すり本体が、略水平な
面の幅を20mm以上とし、横断面の周長を110〜130mmに設
定してなるようにしたものである。
【0009】ここで、水平面の幅は広げすぎると握りに
くくなるので40mm以下とするのが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1の本発明によれば下記、の作用が
ある。 手すり本体の上面に略水平な面を備えた。従って、こ
の略水平な面を肘や腕を楽に乗せる肘乗せ部として用い
ることができる。
【0011】手すり本体の通路に遠い方の厚みを大き
くし、その下面に指先引っかけ部を備えた。従って、手
すり本体を握ったときに、人差指、中指等の指先をその
指先引っかけ部に引っかけてすべりにくくし、握り状態
を安定化できる。
【0012】請求項2の本発明によれば下記、の作
用がある。手すり本体の乗せ部となる略水平な面の幅
を20mm以上にしたから、この肘乗せ部に肘や腕を安定的
に乗せることができる。
【0013】手すり本体の周長を110〜130mmとしたか
ら、手の小さい人〜大きい人のいずれにおいても、握り
易い横断面とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の手すりを示
す横断面図、図2は図1の手すり本体を模式的に示す横
断面図、図3は第2実施形態の手すり本体を示す横断面
図、図4は第3実施形態の手すり本体を示し、(A)は
横断面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。
【0015】(第1実施形態)(図1、図2) 手すり10は、図1に示す如く、手すり本体11を支持
した取付ブラケット12を腰壁頂部の壁面1に固定した
壁面持ち出し形であり、手すり本体11を壁面1及び通
路Aに沿って設けている。
【0016】手すり本体11は、図2に示す如く、上面
に幅Lの略水平な面11Aからなる肘乗せ部21を備え
るとともに、通路Aに遠い方と近い方で厚みを異にし、
通路Aに遠い方の大厚み部22Aの厚み(2Ra、R
a:大厚み部22Aの丸味半径)を大きく、近い方の小
厚み部22Bの厚み(2Rb、Rb:小厚み部22Bの
丸味半径)を小さく設定している。即ち、壁面1に近い
方と遠い方で厚みを異にし、壁面1に近い方の大厚み部
22Aの厚み(2Ra、Ra:大厚み部22Aの丸味半
径)を大きく、遠い方の小厚み部22Bの厚み(2R
b、Rb:小厚み部22Bの丸味半径)を小さく設定し
ている。また、通路Aに遠い方、即ち壁面1に近い方の
下面に小丸味半径Rcからなる人差指や中指のための指
先引っかけ部23を備えるものとしている。
【0017】手すり10の実験結果によれば、手で握っ
ても肘や腕を乗せても使えるように、例えば高齢者等の
ために加齢配慮した手すり本体11の適正形状は以下の
通りであった。
【0018】(1)手すり本体11の略水平な面11Aか
らなる肘乗せ部21の幅Lの好適値は20mm以上であっ
た。尚、幅Lの上限値は、手すり本体の握り易さの点か
ら40mmとするのが良い。
【0019】(2)手すり本体11の握り易い、横断面の
周長の好適範囲は110〜130mmの範囲内にあった。
【0020】尚、人の親指と中指とで囲む握りモード
(L17)と、親指と人差指とで囲む握りモード(L1
8)のそれぞれにおいて(握力はL18の方が強い)、
若年者と高齢者の握り周長の分布は表1の通りである。
上述(2) の手すり本体11の周長の下限値110mmは、表
1の高齢者の握り周長の5パーセンタイル(L17、L
18とも同じ)以下であり、手の小さい高齢者でも確実
に握れる。また、手すり本体11の周長の上限値130mm
は、表1の高齢者の握り周長の50パーセンタイル(L1
7、L18とも同じ)以下であり、大半の高齢者におい
て確実に握れる。
【0021】
【表1】
【0022】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 手すり本体11の上面に略水平な面11Aを備えた。
従って、この略水平な面11Aを肘や腕を楽に乗せる肘
乗せ部21として用いることができる。
【0023】手すり本体11の壁面に近い方の厚みを
大きくし、その下面に指先引っかけ部23を備えた。従
って、手すり本体11を握ったときに、人差指、中指等
の指先をその指先引っかけ部23に引っかけてすべりに
くくし、握り状態を安定化できる。
【0024】手すり本体11の肘乗せ部21となる略
水平な面11Aの幅を20mm以上にしたから、この肘乗せ
部21に肘や腕を安定的に乗せることができる。
【0025】手すり本体11の周長を110〜130mmとし
たから、手の小さい人〜大きい人のいずれにおいても、
握り易い横断面とすることができる。
【0026】(第2実施形態)(図3) 図3の手すり本体31が手すり本体11と異なる点は、
肘乗せ部21を構成する略水平な平面31Aを凹状と
し、肘や腕を置き易くした。また、手すり本体31は、
大厚み部22Aの方に人差指や中指のための指先引っか
け部23を備えることに加え、小厚み部22Bの側の下
面に親指のための指先引っかけ部32を備え、一層握り
易くした。
【0027】(第3実施形態)(図4) 図4の手すり本体41が手すり本体11と異なる点は、
肘乗せ部21を構成する略水平な面41A及びその両側
の面41Bをすべりにくくするための突起部(又は溝
部)41Cを設け、握りに対しすべりにくくした。突起
部(又は溝部)41Cは肘や肌に傷みを与えることのな
い形状寸法、又はゴム等の柔軟材にて構成される。本実
施形態では、突起部41Cの頂部の間隔Wを、指の幅に
合せて1.5cm程度としている。また、手すり本体41
は、大厚み部22Aの方に人差指や中指のための指先引
っかけ部23を備えることに加え、小厚み部22Bの側
の下面に親指のための指先引っかけ部42を備え、一層
握り易くした。
【0028】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は高齢者の介助用建物ユニットの構成部品等として
採用できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、握り易
く、且つ肘や腕を乗せることも楽にできる、加齢配慮さ
れた使い易い手すりを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の手すりを示す横断面図で
ある。
【図2】図2は図1の手すり本体を模式的に示す横断面
図である。
【図3】図3は第2実施形態の手すり本体を示す横断面
図である。
【図4】図4は第3実施形態の手すり本体を示し、
(A)は横断面図、(B)は平面図、(C)は側面図で
ある。
【符号の説明】
10 手すり 41 手すり本体 11A、31A、41A 略水平な面 21 肘乗せ部 22A 大厚み部 22B 小厚み部 23 指先引っかけ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路に沿って設けられる手すりにおい
    て、 手すり本体が、上面に略水平な面を備えるとともに、通
    路の中心に近接する方と離れる方で厚みを異にし、通路
    に遠い方の厚みを大きく、近い方の厚みを小さく設定
    し、通路に遠い方の下面に指先引っかけ部を備えたこと
    を特徴とする手すり。
  2. 【請求項2】 前記手すり本体が、略水平な面の幅を20
    mm以上とし、横断面の周長を110〜130mmに設定してなる
    請求項1記載の手すり。
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