JP2002115381A - 手すりおよび手すり本体 - Google Patents

手すりおよび手すり本体

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JP2002115381A
JP2002115381A JP2000294474A JP2000294474A JP2002115381A JP 2002115381 A JP2002115381 A JP 2002115381A JP 2000294474 A JP2000294474 A JP 2000294474A JP 2000294474 A JP2000294474 A JP 2000294474A JP 2002115381 A JP2002115381 A JP 2002115381A
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Atsushi Uetake
篤志 植竹
Akio Ishimoto
明生 石本
Takeshi Fukumori
健 福森
Satoru Yamazawa
悟 山沢
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 握り易く、且つ肘や腕を乗せることも楽にで
きる、加齢配慮された使い易い手すりを実現すること。 【解決手段】 手すり10において、手すり本体11
が、上面に略水平な面11Aを備え、横断面形状が大径
部と小径部とが併設された略空豆形状をなし、この手す
り本体が小径部を通路側に配置して取り付けられている
手すり及び手すり本体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は居室、廊下、階段等
の壁面または腰壁の上部等に通路に沿って設置される手
すりおよび手すり本体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手すりおよび手すり本体として、
実開平4-48330 号公報又は特開平9-217474号公報に記載
のものがある。これらの従来技術では、手すり本体の横
断面形状を略円形にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の略
円形断面の手すりでは、手すり本体の上面に肘や腕を置
こうとすると、接触面積が小さいために使用者に傷みを
与え易い。特に握力が低下してきた使用者は前腕を手す
りにつきながら伝い歩きをするので、痛みの与え易さは
顕著となる。また、略円形断面の手すりでは、肘や腕を
おいて身体を支えようとしても、肘や腕がすべり易く危
険である。また、手すり本体を握るときに、人差指、中
指等の指先が引っかかる部分がなくすべり易く危険であ
る。
【0004】尚、手すり本体を板状の横断面からなるも
のとする場合には、手すり本体の上面に肘や腕を置くと
きの痛みはなく、安定するが、握るときに握りにくく、
指を引っかける部分もなく、使いにくい。
【0005】本発明の課題は、指先を固定でき握り易
く、且つ肘や腕を乗せることも楽にできる、加齢配慮さ
れた使い易い手すりおよび手すり本体を実現することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
手すりは、通路に沿って設けられる手すりにおいて、手
すり本体が、上面に略水平な面を備え、横断面形状が大
径部と小径部とが併設された略空豆形状をなし、この手
すり本体が小径部を通路側に配置して取り付けられてい
ることを特徴とする。
【0007】ここで、通路とは、廊下、居室、浴室、ト
イレ室など、人が通孔可能な場所である。また、手すり
本体は、この通路に沿って取り付けられ、例えば、居
室、廊下、階段、浴室、トイレ室、間仕切り等の壁面、
または腰壁、浴槽、洗面化粧台、キッチンおよび収納家
具などの住宅設備の垂直面または上面に取り付けられ
る。
【0008】また、手すり本体の上面に略水平な面を備
えるのは、肘や腕を置くための面とするためであり、水
平な面を有することにより、肘や腕を痛みを伴わずに安
定して置くことができ、安全である。
【0009】また、手すり本体の横断面形状を大径部と
小径部とが併設された略空豆形状とし、小径部を通路側
に配置して取り付けたのは、手すりに添って歩行する人
が、肘や腕を手すりの上面に置いて体を支え、手で手す
りを握るとき、しっかりと握り易くするためである。即
ち、通路側に手すり本体の小径部が位置するため、親指
でこの小径部を握り、人指し指から小指までの4本の指
で大径部を握ることができる。これにより片手で手すり
本体をすべることなくしっかりと握り、肘や腕を手すり
本体の上面の略水平な面に置いて体重を支えることと相
まって、身体を安定させて歩行することができるのであ
る。
【0010】請求項2記載の本発明の手すりは、手すり
本体の上面の略水平な面の幅を20〜40mm、横断面の周長
を100 〜135 mmに設定されてなるものである。手すり本
体の上面の略水平な面の幅を20〜40mmとするのは、これ
だけの幅の水平な面があれば、肘や腕を置くのに十分で
あり、また40mmより広くなると、平たい形状の手すり本
体となり、手すり本体を手で握るとき、握り易い横断面
略空豆形状とできなくなるからである。また、手すり本
体の横断面の周長を100 〜135 mmにしたのは、高齢者の
手の大きさには大小が存在するが、大部分の人が握り易
いと感じるのは、90〜140 mmの範囲であり、好ましくは
100 〜135 mmの範囲であるからである。
【0011】請求項3記載の本発明の手すりは、手すり
本体の下面に、凹溝と膨出部とからなる指先引っかけ部
が形成されているものである。凹溝の設けられる位置
は、手で手すり本体を握ったとき、指先の位置する部分
であり、手すり本体の長手方向に連続して形成されてい
る。この指先引っかけ部は、横断面略空豆形状の手すり
本体を更にしっかりと握ることができるようにするため
のもので、手すり本体を握ったとき、少なくとも中指と
薬指で大径部によって形成される膨出部を握り、指先を
凹溝に引っかけてしっかりと握ることができる。勿論、
親指側にも小径部による膨出部と凹溝があり、親指を凹
溝に引っかけるようにするのが好ましい。この凹溝は、
手の大きさおよび握り方により最適の位置が存在するの
で、汎用性を持たせるため、複数条の凹溝を設けてもよ
い。凹溝の大きさは、幅が1〜10mm、深さが1〜5mm程
度である。また、膨出部は、略空豆形状の大径部および
小径部を指で握り易い形状として形成される。
【0012】請求項4記載の本発明の手すりは、手すり
に屈曲部(水平方向に曲がるコーナー部や階段などの上
下方向に曲がる屈曲部がある)が存在する場合、この屈
曲部に、屈曲可能な継手を屈曲させて手すり本体同志を
接続したもので、屈曲可能な継手が屈曲可能な材料から
形成された、手すり本体と同断面形状のものである。継
手の材質としては、ゴム、軟質塩化ビニル樹脂、軟質ウ
レタン樹脂等を使用可能であり、これらの材料を射出成
形して製造される。また、屈曲可能といっても、手すり
としての強度と硬さを有していることが必要なので、極
端な屈曲は困難であるから、30度程度の角度の屈曲とす
るのがよい。水平方向の90度までの屈曲部に備えるに
は、30度と60度の曲がり角度を有する継手を用意してお
けば、いずれかの継手を使用して0〜90度までの曲がり
に対応できるものとなる。
【0013】請求項5記載の本発明の手すり本体は、棒
状体からなる手すり本体において、上面に略水平な面を
備え、横断面形状が大径部と小径部とが併設された略空
豆形状をなしていることを特徴とするもので、請求項1
記載の発明の手すりに使用される手すり本体のみを請求
項とするものである。
【0014】また、請求項6および請求項7記載の手す
り本体は請求項2および請求項3に記載の手すりに使用
される手すり本体のみを請求項とするものである。
【0015】また、請求項8記載の本発明の手すり本体
は、手すり本体が連続した中空部を有する筒状であるこ
とを特徴とするものである。手すり本体は、所定横断面
形状を有する長尺のもので、所定間隔をおいて取付ブラ
ケットで固定して手すりとした場合、使用者が体重を掛
けても変形しない強度を有していれば、中実のものでも
中空のものでもよいが、中空部を有する筒状体である
と、手すり本体を屈曲部等で連結する場合、この中空部
に継手を嵌合接着して連結できるので好都合である。
【0016】手すり本体としては、木製、金属製、合成
樹脂製およびこれらを組み合わせたものなどが使用可能
であるが、アルミの押出中空材の外周面に、木粉を混入
したポリプロピレン樹脂を押出被覆したものであると、
軽量で強度があり、木材に似た外観を呈するので好適で
ある。また、使用者が前腕などを手すり本体についた
時、痛みがないように、手すり本体を発泡体や弾性体な
ど柔らかい素材で被膜してもよい。
【0017】また、手すり本体は棒状体であり、この長
さについては任意である。非常に短いようなものもここ
では棒状体とする。さらに、屈曲部やコーナー部で用い
られるようなL字状などに曲げられたものもここでは棒
状体に含める。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の手すりを示
す説明図であって、図1(A)は第1実施形態の手すり
を示す横断面図、図1(B)は第1実施形態の手すり本
体を下面から見た断面斜視図、図2は図1の手すり本体
を拡大して示す横断面図、図3は第2実施形態の手すり
本体を示す横断面図、図4は第3実施形態の手すり本体
を示し、(A)は横断面図、(B)は平面図、(C)は
側面図、図5は第4実施形態の手すり本体を示す横断面
図、図6は第5実施形態の手すりを示し、廊下の直角に
曲がる角部に設置された手すりのコーナー部の水平断面
図である。
【0019】(第1実施形態)(図1、図2)手すり1
0は、図1に示す如く、手すり本体11を支持した取付
ブラケット12を壁面1に固定した壁面持ち出し形であ
り、手すり本体11を壁面1及び通路Aに沿って水平に
設けている。また、図1(B)に示す如く、手すり本体
11は、横断面形状が大径部と小径部とが併設された略
空豆形状の棒状体であり、上面(ただし、図1(B)に
おいては下面)に略水平な面11Aを備え、断面方向の
両側で厚みを異にし、一方の厚みを大きく、他方の厚み
を小さく設定するとともに、下面25に凹溝24と膨出
部23とからなるからなる指先引っかけ部26を備えて
いる。
【0020】図1(A)および図2に示す如く、壁面1
に取り付けた状態で説明すると、手すり本体11は、上
面に幅Lの略水平な面11Aからなる肘乗せ部21を備
えるとともに、壁面1に近い方と遠い方で厚みを異に
し、壁面1に近い方の、大径部による大厚み部22Aの
厚み(2Ra、Ra:大厚み部22Aの大径部半径)を
大きく、遠い方(通路A側となる)の、小径部による小
厚み部22Bの厚み(2Rb、Rb:小厚み部22Bの
小径部半径)を小さく設定している。即ち、通路Aに遠
い方と近い方で厚みを異にし、通路Aに遠い方の大厚み
部22Aの厚みを大きく、近い方(通路A側)の小厚み
部22Bの厚みを小さく設定している。
【0021】そして、手すり本体11の大厚み部22A
側の方が厚みが大きい分、手すり本体11の下面25に
膨出部23が形成されている。また、大径部による大厚
み部22A側と小径部による小厚み部22B側とは、な
めらかな曲面で連続的に繋がっており、横断面形状が略
空豆形状となされている。
【0022】また、通路Aに遠い方、即ち壁面1に近い
方の手すり本体の下面25に、横断面で見て小さい半径
Rcの凸条からなり、下面25から突出した上記膨出部
23と凹溝24とが並行して設けられており、この膨出
部23と凹溝24で人指し指や中指のための指先引っか
け部26を備えるものとしている。
【0023】膨出部23と凹溝24は、手すり本体11
の下面25長手方向に沿って形成されている。凹溝24
は開口幅3.0 mm、深さ1.5 mmになされ、使用者が指先に
引っかかりを感じる程度の大きさになされている。な
お、凹溝24の角部は手触りをよくするために丸みを持
たせてある。また、凹溝24の断面形状は、四角形状に
限らず、三角形状や半円形状など特に限定はされない。
【0024】ここで、この手すり10の大厚み部22A
側を親指以外の指で握り、小厚み部22B側を親指で握
ることで使用者は力を入れやすく、非常に握り易いもの
となっている。
【0025】手すり10の実験結果によれば、手で握っ
ても肘や腕を乗せても使えるように、例えば高齢者等の
ために加齢配慮した手すり本体11の適正形状は以下の
通りであった。
【0026】(1) 手すり本体11の略水平な面11Aか
らなる肘乗せ部21の幅Lの好適値は20mm以上であった
が、手すり本体の握り易さの点から40mmを上限値とする
のが良い。
【0027】(2) 手すり本体11の握り易い、横断面の
周長の好適範囲は100 〜135mm の範囲内にあった。
【0028】尚、人の親指と中指とで囲む握りモード
(L17)において、高齢者の握り周長の分布は表1の
通りである。ここで、上述した手すり本体の横断面の握
りやすい周長は、その人の握りモードL17における周
長の約90%に相当するということが実験から求められて
いる。上述(2) の手すり本体11の周長の下限値100mm
は、表1の高齢者の握り周長の5 パーセンタイル(L1
7=113mm )の約90%であり、手の小さい高齢者でも確
実に握れる。また、手すり本体11の周長の上限値135m
m は、表1の高齢者の握り周長の95パーセンタイル(L
17=147.58mm )の約90%であり、ほとんどの高齢者に
おいて握り易い。
【0029】ここで、本実施の形態ではパーセンタイル
を用いたが、握りモードL17において周長の短い人か
ら順に並べた場合を想定している。また、パーセンタイ
ルは、代表値に対応した散布度であって、全ての観測結
果(データの度数)を100%とみなした場合の値である。
xパーセンタイルとは、100人被験者がいるとしたと
きの周長の短いx番目の人のことである。
【0030】
【表1】
【0031】また、上述したように手すり本体の横断面
の握りやすい周長は、握りモードL17の約90%である
が、これは、それぞれ異なる手の周長である100 人の被
験者で手すり本体の握り易さと発揮力(引張力)とを評
価し、手の周長と握り易い周長および最大発揮力との相
関を示す回帰直線をそれぞれ求めたところ、傾きはどち
らも略0.9 となったためである。
【0032】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 手すり本体11の上面に略水平な面11Aを備えた。
従って、この略水平な面11Aを肘や腕を楽に乗せる肘
乗せ部21として用いることができる。
【0033】手すり本体11の壁面に近い方の厚みを
大きくし、その下面に膨出部23と凹溝24からなる指
先引っかけ部26を備えた。従って、手すり本体11を
握ったときに、人差指、中指等の指先をその指先引っか
け部26に引っかけてすべりにくくし、握り状態を安定
化できる。
【0034】手すり本体11の肘乗せ部21となる略
水平な面11Aの幅を20〜40mmにしたから、この肘乗せ
部21に肘や腕を安定的に乗せることができる。
【0035】手すり本体11の周長を100 〜135mm と
したから、手の小さい人〜大きい人のいずれにおいて
も、握り易い横断面とすることができる。また、手すり
本体11を握った際に、ちょうど人差指や中指の先が指
先引っかけ部26に位置するので、力を入れやすく握り
易い。
【0036】(第2実施形態)(図3) 図3の手すり本体31が手すり本体11と異なる点は、
肘乗せ部21を構成する略水平な平面31Aをゆるやか
な凹状とし、肘や腕を一層置き易くした。また、手すり
本体31は、大厚み部22Aの方に人差指や中指のため
の指先引っかけ部26を備えることに加え、小厚み部2
2Bの側の下面に親指のための指先引っかけ部32を備
え、一層握り易くした。
【0037】(第3実施形態)(図4) 図4の手すり本体41が手すり本体11と異なる点は、
肘乗せ部21を構成する略水平な面41A及びその両側
の面41Bをすべりにくくするための突起部(又は溝
部)41Cを手すり本体41の長手方向とほぼ直角方向
に設ける。この突起部41Cは長手方向に所定間隔Wで
設け、握りに対し手すり本体41の長手方向にすべりに
くくした。突起部(又は溝部)41Cは肘や肌に傷みを
与えることのない形状寸法、又はゴム等の柔軟材にて構
成される。本実施形態では、突起部41Cの頂部の間隔
Wを、指の幅に合せて1.5cm 程度としている。また、手
すり本体41は、大厚み部22Aの方に人差指や中指の
ための指先引っかけ部26を備えることに加え、小厚み
部22Bの側の下面25に下面25から突出した親指の
ための指先引っかけ部42を備え、一層握り易くした。
【0038】(第4実施形態)(図5) 図5の手すり本体51が手すり本体11と異なる点は、
凹溝24を長手方向に沿って平行に複数(4本)設け、
手の周長が異なる人が使っても、指先が必ず凹溝24に
引っ掛かるようにしたことである。ここで、凹溝24は
開口幅3.0mm 、深さ1.5mm 程度になされ、凹溝が形成さ
れている領域の幅は約15mm程度になされている。
【0039】(第5実施形態)(図6) 図6は、廊下の直角に曲がる角部に設置された手すりの
コーナー部の水平断面図で、中空部を有する筒状体の手
すり本体61、61が継手71で接続されている状態を
示している。手すり本体61は、アルミの押出中空材6
2の外周面に、木粉を混入したポリプロピレン樹脂を押
出被覆した表面層63を有するもので、外形形状は前記
手すり本体11、31、41、51と同様である。手す
り本体は、周方向にほぼ一定の厚さを有するように中空
部を設けるのが好ましいが、楕円形であっても、円形、
矩形であってもよい。
【0040】また、継手71は、合成ゴム製で、継手本
体72と接合部73を有している。継手本体72は、手
すり本体61の外形形状と同一の外形を有しているが、
60度曲がって成形されており、その両端に、接合部7
3が継手本体72と一体に形成されている。接合部73
は、手すり本体61の中空部と嵌合する形状とされてい
る。
【0041】手すり本体61、61を継手71で接合し
て、直角に曲がったコーナー部を形成するには、手すり
本体61、61の接合側の中空部内面および端面と継手
71の接合部73の外周面に接着剤を塗布し、両者を嵌
合して接着する。手すり本体61の中空部と継手71の
接合部73とを、手すり本体と継手本体との向きが一致
するときのみ嵌合する形状としておくと、両者を嵌合す
るだけでよく、向きの調整の必要がなくなる。
【0042】接着剤が固化したら、手すり本体61、6
1を廊下の角部に沿わせて継手本体72を屈曲させた状
態とし、手すり本体61、61を壁面に取付けブラケッ
トで固定すればよい。コーナー部を、このように屈曲可
能な材料からなる継手を使用して接続すると、連続した
手すりとすることができ、より安全性の高いものとな
る。
【0043】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、握り易
く、且つ肘や腕を乗せることも楽にできる、加齢配慮さ
れた使い易い手すりを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の手すりを示す横断面図を
示し、(A)は第1実施形態の手すりを示す横断面図、
(B)は第1実施形態の手すり本体を下面から見た断面
斜視図である。
【図2】図2は図1の手すり本体を模式的に示す横断面
図である。
【図3】図3は第2実施形態の手すり本体を示す横断面
図である。
【図4】図4は第3実施形態の手すり本体を示し、
(A)は横断面図、(B)は平面図、(C)は側面図で
ある。
【図5】図5は第4実施形態の手すり本体を示す横断面
図である。
【図6】図6は廊下の直角に曲がる角部に設置された手
すりのコーナー部の水平断面図である。
【符号の説明】
1 壁面 10 手すり 11、31、41、51、61 手すり本体 11A、31A、41A、51A 略水平な面 21 肘乗せ部 22A 大厚み部 22B 小厚み部 23 膨出部 24 凹溝 25 下面 26 指先引っかけ部 71 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山沢 悟 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 Fターム(参考) 2E101 HH03 HH15 KK01 KK08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路に沿って設けられる手すりにおい
    て、手すり本体が、上面に略水平な面を備え、横断面形
    状が大径部と小径部とが併設された略空豆形状をなし、
    この手すり本体が小径部を通路側に配置して取り付けら
    れていることを特徴とする手すり。
  2. 【請求項2】 手すり本体が、略水平な面の幅を20〜40
    mm、横断面の周長を100 〜135 mmに設定されてなる請求
    項1記載の手すり。
  3. 【請求項3】 手すり本体の下面に、凹溝と膨出部とか
    らなる指先引っかけ部が形成されている請求項1または
    請求項2記載の手すり。
  4. 【請求項4】 手すりの屈曲部が、屈曲可能な材料から
    形成された、手すり本体と同断面形状の継手を屈曲して
    手すり本体が接続されている請求項1〜3のいずれかに
    記載の手すり。
  5. 【請求項5】 棒状体からなる手すり本体において、上
    面に略水平な面を備え、横断面形状が大径部と小径部と
    が併設された略空豆形状をなしていることを特徴とする
    手すり本体。
  6. 【請求項6】 手すり本体の略水平な面の幅が20〜40m
    m、横断面の周長を100 〜135 mmに設定されてなる請求
    項5記載の手すり本体。
  7. 【請求項7】 手すり本体の下面に、凹溝と膨出部とか
    らなる指先引っかけ部が形成されている請求項5または
    請求項6記載の手すり本体。
  8. 【請求項8】 手すり本体が連続した中空部を有する筒
    状である請求項5〜請求項7のいずれかに記載の手すり
    本体。
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Cited By (4)

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