JP3001698U - 手 摺 - Google Patents

手 摺

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JP3001698U
JP3001698U JP1994001036U JP103694U JP3001698U JP 3001698 U JP3001698 U JP 3001698U JP 1994001036 U JP1994001036 U JP 1994001036U JP 103694 U JP103694 U JP 103694U JP 3001698 U JP3001698 U JP 3001698U
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田 宏 子 町
中 清 文 田
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株式会社アイシーワークス
株式会社キタニ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する人に温かみのあるやさしさを与える
とともに既存の住宅に容易に取付けることができ、しか
も、握り易く且つ滑り難く、握る際に不安感を与えるこ
とがない手摺を提供する。 【構成】 木製の笠木2の表面に滑り止め手段4を設け
た手摺1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、床や壁から予め定められた距離を置いて笠木を設置することによ り手ですがって体を支えるのに利用される手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】
床や壁から予め定められた距離を置いて笠木を設置することにより手ですがっ て体を支える手摺としては、長さ方向に均一の外径で中空状をなす金属製の笠木 を床や壁から予め定めた距離を置いて取付けたものが知られている。このような 手摺としては実公昭58−38101号公報に記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した手摺では、笠木が金属製で長さ方向に均一の外径を有することから、 冷たい感覚を与え、老人などのように体力が低下して手の握力もあまりなく、し かも視力も悪くなっている人が手ですがろうとする際に手でしっかり握って体を 支えるのがし難く、それにより、滑りやすいと感ずることによって体を支える際 の不安感をいっそうつのらせる可能性を有するという問題点があった。
【0004】 高齢化が進む近年において、老人ホーム等の老後施設が不足するであろうこと は容易に推測され、老後施設にたよらずに、自分の家で家族といつまでもいっし ょに過ごせるようにするため、人にやさしい感覚を付与するもので既存の住宅に 容易に取付けられ、しかも、握り易く且つ滑り難く、握る際に不安感を与えるこ となく体を支えられるようにするという課題があった。
【0005】
【考案の目的】
この考案に係わる手摺は、人に温かみのあるやさしさを与えるとともに既存の 住宅に容易に取付けることができ、しかも、握り易く且つ滑り難く、握る際に不 安感を与えない手摺を提供することを目的としている。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1に係わる手摺は、床や壁に取付けた笠木固定部材により、 床や壁から予め定められた距離を置いて笠木を設置した手摺であって、棒状をな す木製の笠木の表面に滑り止め手段を設けた構成としており、この考案の請求項 2に係わる手摺において、滑り止め手段は、笠木の長さ方向に予め定められた間 隔を置いて複数個所に形成した大径部と、大径部のあいだに形成した小径部とか らなることとしており、この考案の請求項3に係わる手摺において、滑り止め手 段の小径部には、凹状に湾曲した湾曲面が備えられていることとしており、この 考案の請求項4に係わる手摺において、滑り止め手段の小径部と大径部とのあい だには、小径部から大径部に行くに従って外径を大きく設定したテーパ状円錐面 が備えられていることとしており、この考案の請求項5に係わる手摺において、 滑り止め手段の小径部に弾性体で輪状に形成されたリングが取付けられ、リング の外径は大径部よりも大きく設定されていることとしており、この考案の請求項 6に係わる手摺において、滑り止め手段は、笠木の表面で凹凸の螺旋状に連続す る綱形状面からなることとしており、この考案の請求項7に係わる手摺において 、滑り止め手段には、笠木の略垂直方向に向けて笠木から突出状に形成された握 持部であることとしており、この考案の請求項8に係わる手摺において、笠木固 定部材は、壁の天井側に配置したまわり縁と壁の床側に配置した巾木とに固定し た補助部材に取付けられていることとしている。
【0008】
【考案の作用】
この考案に係わる請求項1の手摺は、木製の笠木に設けた滑り止め手段によっ て笠木を握った際の摩擦力は、均一の外径である笠木のものよりも大きくなり、 それによって、滑り難いとともに握った際の感触が明確なものとなり、棒状をな す笠木を笠木固定部材によって床や壁に取付けるため、建物内の構造物への取付 けは容易に行われるとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案に係 わる請求項2の手摺は、大径部のあいだに設置された小径部によって、笠木を握 った際の摩擦力は、均一の外径である笠木のものよりも大きくなって握った際に 大径部よりも小さい外径の小径部があることによって手の指に適度な刺激が付与 されるとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案に係わる請求項3 の手摺は、小径部にそなえた湾曲面によって、笠木を握った際の摩擦力が均一の 外径である笠木のものよりも大きくなって握った際の手の指に対する感触が柔ら かなものとなるとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案に係わる 請求項4に係わる手摺は、小径部から大径部に行くに従って外径を大きく設定し たテーパ状円錐面によって、笠木を握った際の摩擦力は、均一の外径である笠木 のものよりも大きくなって握った際の手の指に対する感触が明確なものとなると ともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案に係わる請求項5の手摺は 、大径部よりも大きい外径で弾性体のリングによって笠木を握った際の摩擦力が 均一の外径である笠木のものよりも大きくなって握った際の手の指に対し明らか な引っ掛かりがあることの感触が付与されるとともに使用する人にやさしい感覚 を付与し、この考案に係わる請求項6の手摺は、綱形状面の凹部分と凸部分とに よって笠木を握った際の摩擦力が均一の外径である笠木のものよりも大きくなっ て笠木のどこを握っても握った際の手の指に対する感触が明確で且つ柔らかに感 じとられるとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案に係わる請求 項7の手摺は、握持部が笠木の略垂直方向に笠木から突出状に形成されているた め、握った際の摩擦力が均一の外径である笠木のものよりも大きくなって体が反 った状態でも手をのばしやすい位置に握持部が配置されるので、床面に平行に配 置した笠木を有するものと比べて握りやすいとともに使用する人にやさしい感覚 を付与するものとなり、この考案に係わる請求項8の手摺は、まわり縁と巾木と に固定した補助部材に笠木固定部材を取付けるため、笠木固定部材を壁に直接取 付けることができなくても、笠木の設置を容易に行い、握った際の摩擦力が均一 の外径である笠木のものよりも大きくなり、それによって、滑り難いとともに握 った際の感触が明確なものとなり、且つ使用する人にやさしい感覚を付与するも のとなる。
【0009】
【実施例】
図1ないし図15にはこの考案に係わる手摺の実施例が示されている。
【0010】 図1ないし図4に示す第1実施例において、手摺1は、主として、笠木2、笠 木固定部材5から構成されている。
【0011】 笠木2は木製で棒状をなす。笠木2の表面には長さ方向に予め定められた間隔 を置いて大径部2aが複数個所に形成されており、複数個所の大径部2aのあい だには大径部2aよりも小さい外径寸法を有する小径部2bが複数個所に形成さ れている。図2および図3により明らかなように、大径部2aの外径寸法D1は 使用する人が平均的に最も握り易い寸法に設定されており、小径部2bの外径寸 法D2は大径部2aよりも小さい寸法に設定されていて、小径部2bの長さ寸法 は使用する人の手の幅寸法に対応して設定されている。
【0012】 また、小径部2bには凹状に湾曲した湾曲面2b1が備えられており、笠木2 は、大径部2aと、大径部2aよりも外径が小さく、且つ凹状の湾曲面2b1が 長さ方向に連続しているため、互いに連続している大径部2aおよび小径部2b とによって滑り止め手段4が形成され、滑り止め手段4によって笠木2の長さ方 向においての表面の摩擦は均一の外径寸法を有するものよりも大きい。
【0013】 そして、小径部2bの長さ寸法が使用する人の手の幅寸法に対応しているため 、互いに連続している大径部2aと小径部2bとを一つの手で握ると、小径部2 bの湾曲面2b1に当たる指と大径部2aに当たる指とによって手に対する不均 等な刺激が与えられるとともに、笠木2と手とのあいだで大きな摩擦力を生ずる ため握った状態での滑りが少なく、しかも、小径部2bの湾曲面2b1が指の手 のひら側に柔らかに当たるため握り易く、且つ握った際の手の指に対する感触を 柔らかなものとする。滑り止め手段4を設けている笠木2は笠木固定部材5によ って図4に示す壁面10に取付けられている。
【0014】 笠木固定部材5には、笠木受部5aと、この笠木受部5aからL字状をなして 一体的に連結された固定部5bとが備えられているため、壁面10の天井側に床 面12に沿って配置した木製のまわり縁13と壁面10の床側に床面12に沿っ て配置した木製の巾木14とに予め定めた間隔をおいて連続的に設置した補助部 材(縦はばき)11に固定部5bからタッピングねじ6をねじ込ませることによ って、壁面10および床面12に沿って手摺固定部材5を複数個所取付け、笠木 受部5aに笠木2の大径部2aを載せて、笠木受部5aから笠木2にタッピング ねじ7をねじ込ませることによって床面12および壁面10から予め定められた 距離に笠木2を置いて手摺1を設置する。この際、笠木固定部材5を壁面10に 直接取付けられる場合、補助部材(縦はばき)11を用いる必要はない。手摺固 定部材5によって壁面10および床面12から予め定められた距離を置いて手摺 1を配置する際、笠木2が木製であり、タッピングねじ6,7をねじ込ませるた めのねじ孔を予め設けておく必要がないので、上記作業に何等の熟練を要さない 。
【0015】 図5ないし図7に示す第2実施例において、木製の笠木2の小径部2bと大径 部2aとのあいだに、小径部2bから大径部2aに行くに従って外径を大きく設 定したテーパ状円錐面2cが備えられており、その他の部分は第1実施例と同様 である。
【0016】 この場合も大径部2aの外径寸法D3は図6により明らかなように、使用する 人が平均的に最も握り易い寸法に設定されており、小径部2bの外径寸法D4は 図7により明らかなように、大径部2aよりも小さい寸法に設定されている。そ して、小径部2bの両側はテーパ状円錐面2c,2cを介して大径部2aに連続 しているため、各大径部2a同士の離隔寸法は使用する人の手の幅寸法に対応し て設定されている。
【0017】 これにより、笠木2は、大径部2aと、大径部2aにテーパ状円錐面2cを介 して繋がった小径部2bが長さ方向に連続しているため、互いに連続している大 径部2a,テーパ状円錐面2cおよび小径部2bによって滑り止め手段4が形成 され、滑り止め手段4によって笠木2の長さ方向においての表面の摩擦力は均一 の外径寸法を有するものよりも大きくなる。
【0018】 そして、大径部2a同士の離隔寸法が使用する人の手の幅寸法に対応し、大径 部2aと小径部2bとはテーパ状円錐面2cを介して繋がっているため、使用す る人が大径部2aと小径部2bとを片手で握ると、両テーパ状円錐面2cのあい だで小径部2bに当たる指と大径部2aに当たる指とによって手に不均等な刺激 が与えられるとともに、笠木2と手とのあいだで大きな摩擦力を生ずるため握っ た状態での滑りが少なく、小径部2bとテーパ状面2cとによって握った際の手 の指に対する感触を確かなものとする。
【0019】 この場合も、笠木2は図1に示す笠木固定部材5によって壁面10に取付けら れ、笠木固定部材5を壁面10に直接取付けられない場合、図4と同様にして壁 面10の天井側に配置したまわり縁13と壁面10の床側に配置した巾木14と に連続的に設置した補助部材11によって壁面10側に取付けられる。
【0020】 図8ないし図10に示す第3実施例において、木製の笠木2の複数個所の小径 部2bに弾性体であるゴム製の輪状のリング8が夫々取付けられ、リング8の外 径寸法は大径部2aの外径寸法よりも大きく設定されていて、その他の部分は第 1実施例と同様である。
【0021】 この場合も図9により明らかなように、大径部2aの外径寸法D5は使用する 人が平均的に最も握り易い寸法に設定されており、小径部2bの外径寸法D6は 図10により明らかなように、大径部2aよりも小さい寸法に設定され、リング 8の外径寸法D7は大径部2aよりも大きく設定されている。
【0022】 そして、小径部2bには凹状に湾曲した湾曲面2b1が備えられており、この 湾曲面2b1に上記リング8が夫々嵌め付けられている。湾曲面2b1に取付け られたリング8の外径寸法は大径部2aの外径寸法D5よりも大きいため、リン グ8は大径部2aから突出している。笠木2は、大径部2aと、大径部2aより も外径が大きいリング8が長さ方向に連続しているため、互いに連続している大 径部2aおよびリング8とによって滑り止め手段4が形成され、滑り止め手段4 によって笠木2の長さ方向においての表面の摩擦力は均一の外径寸法を有するも のよりも大きくなる。
【0023】 そしてまた、リング8の幅寸法は使用する人の指一本の幅寸法に対応している ため、互いに連続している大径部2aとリング8とを一つの手で握ると、リング 8に当たる指と大径部2aに当たる指とによって手に対する不均等な刺激が与え られるとともに、笠木2と手とのあいだで大きな摩擦力を生ずるため握った状態 での滑りが少なく、しかも、リング8が指の手のひら側に当たるため握った際の 手の指に対し明らかな引っ掛かりがあることの感触が付与される。この場合も、 滑り止め手段4を設けている笠木2は図1に示す笠木固定部材5によって壁面1 0に取付けられ、笠木固定部材5を壁面10に直接取付けられない場合、図4と 同様にして壁面10の天井側に配置したまわり縁13と壁面10の床側に配置し た巾木14とに連続的に設置した補助部材11によって壁面10側に取付けられ る。
【0024】 図11および図12に示す第4実施例において、木製の笠木2の表面には凹部 分2d1と凸部分2d2とが螺旋状に連続する綱形状面2dが備えられており、 この綱形状面2dによって滑り止め手段4が形成されている。
【0025】 この場合、綱形状面2dが備えられた笠木2は、図12により明らかなように 、断面形状が3個の連続する円弧によって不均一の外径を有するものとして形成 され、長さ方向が連続する湾曲面によって形成されているため、滑り止め手段4 によって笠木2の長さ方向においての表面の摩擦力は均一の外径寸法を有するも のよりも大きく設定される。
【0026】 そして、綱形状面2dが備えられた笠木2を片手で握ると、綱形状面2dの凹 部分2d1と凸部分2d2とによって綱形状面2dの凹部分2d1に当たる指と 綱形状面2dの凸部分2d2に当たる指とによって手に対する不均等な刺激が与 えられるとともに、笠木2と手とのあいだで大きな摩擦力を生ずるため握った状 態での滑りが少なく、笠木2のどの部分を握っても握った際の手の指に対する感 触が柔らかで確かに感じとられる。この場合も、笠木2は図1に示す笠木固定部 材5によって壁面10に取付けられ、笠木固定部材5を壁面10に直接取付けら れない場合、図4と同様にして壁面10の天井側に配置したまわり縁13と壁面 10の床側に配置した巾木14とに連続的に設置した補助部材11によって壁面 10側に取付けられる。
【0027】 図13および図14に示す第5実施例において、木製の笠木2の略垂直方向に 笠木2から丸棒の突出状に形成された握持部2eが長さ方向の複数個所に形成さ れており、握持部2eによって滑り止め手段4が形成されている。
【0028】 握持部2eの傾斜角度θは使用する人が直立状態で自然に手を差し出した際に おいての手の方向に対応したものとして設定するため、使用する人が握持部2e を握った際の摩擦力は均一の外径である笠木のものよりも大きくなるとともに、 使用する人が直立の状態でも反った状態でも手をのばしやすい位置に握持部2e が配置されている。把持部2eの傾斜角度θは階段等の段差やスロープにより適 宜設定する。この場合も、笠木2は図1に示す笠木固定部材5によって壁面10 に取付けられ、笠木固定部材5を壁面10に直接取付けられない場合、図4と同 様にして壁面10の天井側に配置したまわり縁13と壁面10の床側に配置した 巾木14とに連続的に設置した補助部材11によって壁面10側に取付けられる 。
【0029】 図15に示す第6実施例において、木製の第1の笠木2とこの第1の笠木2に 対する平行状態で上方に離れて配置した木製の第2の笠木2´とのあいだに第1 の笠木2の略垂直方向に丸棒状をなす把持部2eが長さ方向の複数個所に形成さ れており、把持部2eによって滑り止め手段4が形成されている。
【0030】 この場合、第2の笠木2´は第1の笠木2の上方に離れて配置されるため、身 長の大きい人は第2の笠木2´を握り、身長の小さい人は第1の笠木2や把持部 2eを適宜握るものとなる。
【0031】 この場合も、笠木2は図1に示す笠木固定部材5によって壁面10に取付けら れ、笠木固定部材5を壁面10に直接取付けられない場合、図4と同様にして壁 面10の天井側に配置したまわり縁13と壁面10の床側に配置した巾木14と に連続的に設置した補助部材11によって壁面10側に取付けられる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案の請求項1に係わる手摺は、笠木に設けた 滑り止め手段によって笠木を握った際の摩擦力を均一の外径である笠木のものよ りも大きくすることによって滑り難いとともに握った際の感触を確かなものとし 、棒状をなす笠木を笠木固定部材によって床や壁に取付けるため、建物内の構造 物への取付けを容易に行うことができるとともに使用する人にやさしい感覚を与 え、この考案の請求項2に係わる手摺は、大径部のあいだに設置された小径部に よって、笠木を握った際の摩擦力を均一の外径である笠木のものよりも大きくな るようにして握った際に大径部よりも小さい外径の小径部があることによって手 の指に不均等な刺激を付与するとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、こ の考案の請求項3に係わる手摺は、小径部にそなえた湾曲面によって、笠木を握 った際の摩擦力を均一の外径である笠木のものよりも大きくするようにして握っ た際の手の指に対する感触を柔らかなものとするとともに使用する人にやさしい 感覚を付与し、この考案の請求項4に係わる手摺は、小径部から大径部に行くに 従って外径を大きく設定したテーパ状円錐面によって、笠木を握った際の摩擦力 を均一の外径である笠木のものよりも大きくするようにして握った際の手の指に 対する感触を確かなものとし、この考案の請求項5に係わる手摺は、大径部より も大きい外径で弾性体のリングによって笠木を握った際の摩擦力を均一の外径で ある笠木のものよりも大きくするようにして握った際の手の指に対し明らかな引 っ掛かりのある感触を付与するとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、こ の考案の請求項6に係わる手摺は、綱形状面の凹部分と凸部分とによって笠木を 握った際の摩擦力を均一の外径である笠木のものよりも大きくするようにして笠 木のどこを握っても握った際の手の指に対する感触を確かで且つ柔らかに感じさ せるとともに使用する人にやさしい感覚を付与し、この考案の請求項7に係わる 手摺は、握持部が笠木の垂直方向に笠木から突出状に形成されているため、握っ た際の摩擦力を均一の外径である笠木のものよりも大きくするようにして体が反 った状態でも手をのばしやすい位置に握持部を配置して立上がる際や階段での移 動時に体の移動を容易にすることができるとともに使用する人にやさしい感覚を 付与するものとなり、この考案の請求項8に係わる手摺は、まわり縁と巾木とに 固定した補助部材に笠木固定部材を取付けるため、笠木固定部材を壁に直接取付 けることができなくても、笠木の設置を容易に行え、握った際の摩擦力を均一の 外径である笠木のものよりも大きくなるようにして滑り難いとともに握った際の 感触を確かなものとし、使用する人にやさしい感覚を付与することができるので 、この考案の手摺により、既存の住宅へ簡単に取付けができ、しかも、握り易く 且つ滑り難く、不安感を与えることがないばかりか使用する人に温かみのあるや さしさを与えることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる手摺の第1実施例の正面図で
ある。
【図2】図1に示した手摺のA−A線断面図である。
【図3】図1に示した手摺のB−B線断面図である。
【図4】図1に示した手摺を壁に取付けた状態の縦断面
図である。
【図5】この考案に係わる手摺の第2実施例の正面図で
ある。
【図6】図5に示した手摺のC−C線断面図である。
【図7】図5に示した手摺のD−D線断面図である。
【図8】この考案に係わる手摺の第3実施例の正面図で
ある。
【図9】図8に示した手摺のE−E線断面図である。
【図10】図8に示した手摺のF−F線断面図である。
【図11】この考案に係わる手摺の第4実施例の正面図
である。
【図12】図11に示した手摺のG−G線断面図であ
る。
【図13】この考案に係わる手摺の第5実施例の正面図
である。
【図14】図13に示した手摺の外観斜視図である。
【図15】この考案に係わる手摺の第6実施例の正面図
である。
【符号の説明】
1 手摺 2 笠木 2´ 笠木 2a 大径部 2b 小径部 2b1 湾曲面 2c テーパ状面 2d 綱形状面 2e 握持部 4 滑り止め手段 5 笠木固定部材 8 リング 10 壁 12 床

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床や壁に取付けた笠木固定部材により、
    床や壁から予め定められた距離を置いて笠木を設置した
    手摺であって、棒状をなす木製の笠木の表面に滑り止め
    手段を設けたことを特徴とする手摺。
  2. 【請求項2】 滑り止め手段は、笠木の長さ方向に予め
    定められた間隔を置いて複数個所に形成した大径部と、
    上記大径部のあいだに形成した小径部とからなる請求項
    1に記載の手摺。
  3. 【請求項3】 滑り止め手段の小径部には、凹状に湾曲
    した湾曲面が備えられている請求項2に記載の手摺。
  4. 【請求項4】 滑り止め手段の小径部と大径部とのあい
    だには、小径部から大径部に行くに従って外径を大きく
    設定したテーパ状円錐面が備えられている請求項2に記
    載の手摺。
  5. 【請求項5】 滑り止め手段の小径部に弾性体で輪状に
    形成されたリングが取付けられ、リングの外径は大径部
    よりも大きく設定されている請求項2、3、4のいずれ
    かに記載の手摺。
  6. 【請求項6】 滑り止め手段は、笠木の表面で凹凸の螺
    旋状に連続する綱形状面からなる請求項1に記載の手
    摺。
  7. 【請求項7】 滑り止め手段には、笠木の略垂直方向に
    向けて笠木から突出状に形成された握持部を備えている
    請求項1、2、3、4、5、6のいずれかに記載の手
    摺。
  8. 【請求項8】 笠木固定部材は、壁の天井側に配置した
    まわり縁と壁の床側に配置した巾木とに固定した補助部
    材に取付けられている請求項1、2、3、4、5、6、
    7のいずれかに記載の手摺。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3367603B2 (ja) 1998-09-29 2003-01-14 日本製紙株式会社 階段手すり
JP3367602B2 (ja) 1998-08-27 2003-01-14 日本製紙株式会社 階段手摺り
JP3502375B2 (ja) 2001-09-11 2004-03-02 龍弥 石橋 手摺り

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