JP3337478B2 - 棒状具 - Google Patents

棒状具

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JP3337478B2
JP3337478B2 JP53974597A JP53974597A JP3337478B2 JP 3337478 B2 JP3337478 B2 JP 3337478B2 JP 53974597 A JP53974597 A JP 53974597A JP 53974597 A JP53974597 A JP 53974597A JP 3337478 B2 JP3337478 B2 JP 3337478B2
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    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/001Accessories

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者が把持して使用しうる棒状具であっ
て、特に、外出や、歩行の際に使用する杖又は傘等の棒
状具に関する。本発明に係る棒状具は、杖、傘等、日常
生活の中で使用されている棒状に形成された日用品のみ
ならず、広く、人間が手で掴み使用する棒状の物品に関
し、広く適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
一般に日常生活の中で、杖や傘は広く使用されてい
る。特に、高齢者の方々や、身体障害を有する方々は外
出の際に、ステッキや杖を使用する場合が多い。また、
海外においてもステッキは歴史的に古く、日常生活の中
で広く使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような杖や傘は、壁等に立て掛けようとしても非
常に立てかけにくく、また、立てかけた場合であって
も、若干の振動等によってもバランスが崩れて倒れてし
まう場合が多い。また、床面や地面から所定の高さに設
けられた棚等の柄の部分を引っかけておいた場合にも同
様に、安定が悪く、容易にバランスを失い、落下してし
まう場合が多かった。
【0004】 これは、従来の杖や傘は、使用者が把持する柄の部分
は、概ね、J字状に形成されており、壁に立てかけた場
合には、J字状に形成された把持部の略一点のみしか壁
面と当接しないため、非常に安定性が悪かったためであ
る。
【0005】 また、同様に、柄の部分を棚等に引っかけた場合であ
っても、柄の部分における当接部が非常に小さいことに
加えて、J字状に形成された把持部は、幅方向における
振動を吸収することができないため、バランスを崩しや
すかったためである。
【0006】 このようにして、杖や傘が地面や床面に転倒してしま
った場合には、杖や傘を拾いあげるためには、身体を大
きく前屈させるか、又は、膝を大きく折り曲げて地面や
床面に倒れてしまった杖や傘を拾う必要がある。
【0007】 身体的に障害を持つに至った高齢者または身体障害者
もしくは腰痛の人等にとって、身体を大きく前屈させ、
又は膝を大きく屈げて、地面や床面上に倒れた杖または
傘を拾いあげる行為は、場合によっては大変に苦痛の伴
う困難なものであった。
【0008】 また、このような杖や傘が往来において倒れた際に
は、人通りがある中で、腰を折り曲げて身体を大きく前
屈させるか、又は、膝を曲げて身体を屈め、杖や傘を拾
わなければならないが、高齢者又は身体障害者はそのよ
うな行為を迅速に行うことは難しく、場合によっては通
行人とぶつかり転倒したような場合には、けがをしてし
まう事態も予測される。
【0009】 更に、一般の身体健康な人々にとっても、このよう
に、一度、床面上又は地面に倒れてしまった杖や傘を、
身体に屈めて拾う行為は非常に煩雑であった。
【0010】 また、従来杖または傘を倒れにくくするための考案は
幾つかなされているが、倒れてしまった杖または傘を、
かがむことなく、直立した状態のままで掴むことができ
るようにするという発想はなかった。
【0011】 そこで、請求項1記載の発明の課題は、立てかけてあ
る杖や傘が転倒した場合であっても、腰を折り曲げて身
体を前屈させたり、膝を屈曲させることなく、略直立し
たままの状態で、転倒した杖や傘等の棒状具を容易に拾
いあげることを可能にすることにある。
【0012】 また、請求項2記載の発明の課題は、把持部を地面又
は床面に押しつけることによって、先端部が地面又は床
面から起きあがり、容易に手で掴むことができる棒状具
を提供することにある。
【0013】 また、請求項3記載の発明の課題は、3次元方向に湾
曲されたカーブを有する把持部が設けられた棒状具を提
供することにある。
【0014】 また、請求項4記載の発明の課題は、3次元方向に湾
曲されたカーブを有する先端部が設けられた棒状具を提
供することにある。
【0015】 また、請求項5記載の発明にあっては、略45度の角度
に起立させることができる棒状具を提供することにあ
る。
【0016】 また、請求項6乃至8記載の発明は、把持部を様々な
態様に変形させた棒状具を提供することにある。
【0017】 また、請求項9記載の発明は、転倒した場合であって
も、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、膝を屈曲させ
ることなく、略直立したままの状態で、容易に拾いあげ
ることができる杖を提供することにある。
【0018】 また、請求項10記載の発明は、転倒した場合であって
も、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、膝を屈曲させ
ることなく、略直立したままの状態で、容易に拾いあげ
ることができる傘を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような課題解決のため請求項1記載の発明にあっ
ては、使用者が把持して使用しうる棒状具であって、棒
状具を長さ方向に沿って所定面上に寝かせて置いた場合
には、一端部には上記所定面から離間する部位が形成さ
れると共に他端部は所定面に接するよう形成され、上記
一端部を上記所定面に向かって押し付けた場合には、上
記一端部側が支点となり他端部側が上記所定面から離間
して起きあがるように形成されていることを特徴とす
る。
【0020】 ここで、棒状具とは、日常生活及び仕事に関連して、
さらには、それ以外の環境の中で使用する、あらゆる、
棒状に形成されて人間が使用する器具を指す。従って、
例えば、代表的には杖、傘等が該当する。
【0021】 従って、請求項1記載の発明にあっては、上記棒状具
を地面又は床面に倒した際には、一端部に形成された地
面又は床面から離間する部位を地面又は床面に押しつけ
た場合には、テコの原理により当該一端部が支点となり
他端部が地面又は床面から離間して起立する。
【0022】 その結果、請求項1記載の発明にあっては、棒状具を
地面又は床面に倒した場合や落下したであっても、腰を
折り曲げて身体を前屈させたり、膝を屈曲させることな
く、略直立したままの状態で、転倒した棒状具を容易に
拾いあげることができる。
【0023】 また、請求項2記載の発明にあっては、上記棒状具
は、棒状軸部と、棒状軸部の端部に形成された把持部と
を有し、棒状具を長さ方向に沿って上記所定面上に寝か
せて置いた場合には把持部には上記所定面から離間する
部位が形成されると共に棒状軸部の先端部は上記所定面
に接するように形成され、上記把持部を上記所定面に向
かって押し付けた場合には、上記把持部が支点となり、
上記棒状軸部の先端部側が上記所定面から離間して置き
あがるように形成されたことを特徴とする。
【0024】 従って、請求項2記載の発明にあっては、棒状具が地
面又は床面に転倒した場合には、把持部に形成される地
面又は床面から離間した部位を地面又は床面に向かって
押しつけることにより、テコの原理により把持部を支点
として棒状軸部の先端部側の地面又は床面から離間させ
て、起立させることが可能となる。
【0025】 その結果、請求項2記載の発明にあっては、棒状具の
把持部を地面又は床面に押しつけることによって、先端
部が地面又は床面から起きあがり、容易に手で掴むこと
ができる。
【0026】 請求項3記載の発明にあっては、上記把持部は、側面
略J字状に形成され、上記棒状軸部の軸心と直交する一
側方へ一度所定角度分捻られた第一湾曲部と、この第一
湾曲部に連続して、上記軸心と直交する他側方へ所定角
度分捻られて形成された第二湾曲部とを備えていること
を特徴とする。
【0027】 従って、請求項3記載の発明にあっては、上記棒状具
を長さ方向に沿って所定面状に寝かせて置いた場合に、
把持部に形成される、面から離間する部位は、上記棒状
軸部の軸心と直交する一側方へ一度所定角度分捻られた
第一湾曲部と、この第一湾曲部に連続して、上記軸心と
直交する他側方へ所定角度分捻られて形成された第二湾
曲部とにより形成されている。
【0028】 その結果、請求項3記載の発明にあっては、3次元方
向に湾曲されたカーブを有する把持部が設けられた棒状
具が提供される。
【0029】 請求項4記載の発明にあっては、上記棒状軸部の先端
部は、側面略J字状に形成され、軸と直交する一側方へ
一度所定角度分捻られた第一湾曲部と、この第一湾曲部
に連続して、上記軸心と直交する他側方へ所定角度分捻
られて形成された第二湾曲部とを備えていることを特徴
とする。
【0030】 従って、請求項4記載の発明にあっては、上記棒状具
を長さ方向に沿って所定面状に寝かせて置いた場合に、
把持部に形成される、面から離間する部位は、上記棒状
軸部の軸心と直交する一側方へ一度所定角度分捻られた
第一湾曲部と、この第一湾曲部に連続して、上記軸心と
直交する他側方へ所定角度分捻られた第二湾曲部とによ
り形成されている。
【0031】 その結果、請求項4記載の発明にあっては、3次元方
向に湾曲されたカーブを有する先端部が設けられた棒状
具が提供される。
【0032】 請求項5記載の発明にあっては、上記第二湾曲部は棒
状軸部に対して約45度の角度に捻られて形成されている
ことを特徴とする。
【0033】 従って、請求項5記載の発明にあっては、棒状具が地
面又は床面に落下した場合には、上記第二湾曲部を地面
又は床面に押しつけることにより、棒状軸部を略45度の
角度で起立させることができる。
【0034】 その結果、請求項5記載の発明にあっては、使用者は
略45度の角度で起立した棒状具を、略直立した状態のま
まで容易に掴むことができる。
【0035】 請求項6記載の発明にあっては、上記把持部は平面略
台形状に形成されていることを特徴とする。
【0036】 その結果、請求項6記載の発明にあっては、把持部が
平面略台形状に形成された棒状具が提供される。
【0037】 請求項7記載の発明にあっては、上記把持部はT字状
に形成されていることを特徴とする。
【0038】 その結果、請求項7記載の発明にあっては、把持部が
T字状に形成されている棒状具が提供される 請求項8記載の発明にあっては、上記把持部はL字状
に形成されていることを特徴とする。
【0039】 その結果、請求項8記載の発明にあっては、把持部が
L字状に形成されている棒状具が提供される。
【0040】 請求項9記載の発明にあっては、上記棒状具は、歩行
の際に使用する杖として形成されていることを特徴とす
る。
【0041】 その結果、請求項9記載の発明にあっては、転倒した
場合であっても、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、
膝を屈曲させることなく、略直立したままの状態で、容
易に拾いあげることができる杖が提供される。
【0042】 請求項10記載の発明にあっては、上記棒状具は、傘と
して形成されていることを特徴とする。
【0043】 その結果、請求項10記載の発明にあっては、転倒した
場合であっても、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、
膝を屈曲させることなく、略直立したままの状態で、容
易に拾いあげることができる傘が提供される。
【0044】
【発明の実施の形態】
本発明をより詳細に説明するために、添付の図面に従
ってこれを詳細に説明する。
【0045】 本実施の形態にあっては、図1及び図4に示すよう
に、使用者が把持して使用しうる棒状具は杖10として形
成されている。
【0046】 この杖10は、棒状軸部14と、棒状軸部14の端部に形成
された把持部15とを有し、杖10を長さ方向に沿って、地
面又は床面11上に寝かせて置いた場合には把持部15には
上記所定面から離間する部位17が形成されると共に棒状
軸部14の先端部16は所定面11に接するように形成され、
上記把持部15を地面又は床面11に向かって押し付けた場
合には、上記把持部15が支点となり、上記棒状軸部14の
先端部16側が上記地面又は床面11から離間して起きあが
るように形成されている。
【0047】 図1に示すように、上記把持部15は、側面略J字状に
形成され、上記棒状軸部14の軸心18と直交する一側方へ
一度所定角度分捻られた後、更に連続して、上記軸心18
と直交する他側方へ所定角度分捻られて形成されてい
る。
【0048】 即ち、この杖10の把持部15の延設方向に対して直交す
る方向に一度、所定角度分捻られて、所定長さLに亘っ
て第一湾曲部19が形成され、更に連続して、上記把持部
15の延設方向に対して直交する方向において、上記第一
湾曲部19とは反対方向へ所定角度分捻られ、上記第一湾
曲部19よりもやや大きい長さL1に亘り第二湾曲部20が形
成されている。
【0049】 従って、上記第一湾曲部19と第二湾曲部20とは互いに
反対方向へ捻られて形成され、これらの湾曲部19,20を
把持部15の先端部12方向から見た場合には、第3図3に
示すように、当該把持部15の形状は緩やかなS字状を成
すように形成され、図2に示すように、把持部15の終端
部21は、把持部15の真横から見た場合、棒状軸部14より
も僅かに外方に位置するように形成されている。
【0050】 その結果、本実施の形態に係る杖10の把持部15にあっ
ては、上記第一湾曲部19及び第二湾曲部20はバランサー
として機能し、棒状軸部14に対して直交する方向の揺れ
により発生する力を有効に吸収することができるように
構成されている共に、本実施の形態にあっては、上記第
二湾曲部20は、上記棒状軸部14の軸心18との角度Θは約
45度となるように構成されている。
【0051】 以下、本実施の形態に係る杖10の作用について説明す
る。
【0052】 本実施の形態に係る杖10を使用している際に、杖10が
地面又は床面に落下してしまった場合には、把持部15を
足で踏みつけることにより、把持部15を支点として、棒
状軸部14の先端部16側を起立させるようにして、杖10を
拾うことができる。
【0053】 即ち、図4に示すように、上記第一湾曲部19及び第二
湾曲部20が上方を向くようにして落下した場合には、第
一湾曲部19及び第二湾曲部20と地面又は床面11との間に
空隙が形成されるため、そのまま第一湾曲部19及び第二
湾曲部20を足で地面又は床面11に対して踏みつける。
【0054】 この場合、当初、第二湾曲部20の終端部21を支点とし
て、棒状軸部14の先端部16側が地面又は床面11から離間
し始め、杖10は棒状軸部14の先端部16側から起立し始め
る。
【0055】 上記把持部15の先端部12が接地する時点で杖10の起立
動作は停止するが、上記のように、第二湾曲部20は棒状
軸部14と45度の角度を形成するように構成されているた
め、上記棒状軸部14は、把持部15の先端部12を支点とし
て略45度の角度で起立する。
【0056】 その結果、杖10を使用していた人間は、腰を曲げた
り、膝を曲げたりすることなく、直立した状態で手で、
棒状軸部14を容易に掴むことができる。
【0057】 また、図8及び図9に示すように、本実施の形態に係
る杖10を地面又は床面11から所定の高さに設けられた棚
13等に、把持部15の終端部21により引っかけておく場合
には、上述のように、上記第一湾曲部19及び第二湾曲部
20はバランサーとして機能し、揺れを有効に吸収するこ
とができる。
【0058】 従って、杖10を棚13等に一時的に引っかけておく場合
であっても、引っかけた際に発生する杖10の揺れを有効
に吸収することができる。その結果、杖10を把持部15に
おいて引っかけた場合には、安定して引っかけておくこ
とができ、落下を防止することができる。
【0059】 また、図7に示すように、杖10を壁17等に立てかけて
おく際には、上記第一湾曲部19及び第二湾曲部20が全体
として略S字状に形成されているため、把持部15全体で
は、壁17の面に対する複数の当接点を形成することがで
きるため、平面J字状に形成された一般の杖の場合より
も安定して立てかけておくことができる。
【0060】 更に、上記のように、把持部15は、全体S字状に形成
され、第一湾曲部19及び第二湾曲部20が形成されている
ため、使用者が把持部15を把持した場合には、従来のよ
うな平面J字状に形成されている場合よりも把持部15の
厚さ方向において複数の力点が形成されるため、握りや
すい。その結果、杖10を固定し易いため、杖10を使用し
て身体を保持し易い。
【0061】 また、上記杖10把持部の形態が平面略J字状に形成さ
れている場合を例に説明したが、上記実施の形態に限定
されず、図10に示す杖37のように、平面略台形状に形成
されていてもよい。
【0062】 この実施の形態における把持部31は平面略台形状に形
成され、棒状軸部14には逆台形状となるように接合され
ている。上記棒状軸部14は把持部31の下端部において接
合部32により固定されている。
【0063】 この把持部31は図12に示すように、表面側を形成する
踏みつけ面部33から裏面側38へ向かって、棒状軸部14と
の接合部32方向へ切れ込むように形成された傾斜面から
なる接地面部34が設けられており、この接地面部34に対
向するように、把持部31の棒状軸部14との接合部32側に
傾斜した握り面部35が設けられている。なお、本実施の
形態にあっては、上記棒状軸部14と上記接地面部34との
間の角度Θ1は略45度に形成されている。
【0064】 また、上記握り面部35の両端部には、握り面部35と略
同じ角度で形成された傾斜部36,36が形成され、全体と
して、把持部31の表面部33の両側部及び下側部側は所定
角度により面取りがされた状態となっている。
【0065】 このように構成された杖37の作用について説明する。
【0066】 本実施の形態に係る杖37を使用する場合には、上記把
持部31を握る。この場合、上記傾斜面からなる接地面部
34及びこれに対向して設けられた握り面部35が設けられ
ており、指が回りやすいため、使用者は握りやすい。
【0067】 また、この杖37が地面又は床面11に転倒した際には、
図14に示すように、足で上記把持部31の踏みつけ面部33
を、把持部31の先端部方向へ向かって踏みつける。この
場合、地面又は床面11と接地面部34との間は45度の角度
に近似する角度に形成されているため、接地面部34が地
面又は床面11と接地するまでの間、上記棒状軸部14の先
端部16側から立ち上がり、地面又は床面11から約45度位
の角度となって起立する。
【0068】 従って、前期実施の形態の場合と同様に、使用者は腰
を曲げたり、膝を大きく曲げたりすることなく、直立し
た状態のままで、容易に棒状軸部14を掴んで、杖37を拾
うことができる。
【0069】 なお、図15に示すように、もし、接地面部34が上方に
向いた状態で地面又は床面11上に転倒した際には、把持
部31の裏面部38の一方側を踏みつけて、表面部37が上方
を向くように杖30を裏返し、上記同様の手順で杖30を起
立させる。この場合、把持部30には上記傾斜部36,36が
形成されているため容易に裏返すことができる。
【0070】 また、上記把持部の形態は、上記各実施の形態に限定
されず、T字状又はL字状に形成されていてもよい。
【0071】 また、上記各実施の形態にあっては、本発明を杖に適
用した場合を例に説明したが、上記各実施の形態には限
定されず、本発明を傘に適用してもよい。
【0072】 傘の把持部が、例えば、上記のように側面略J字状に
形成され、上記棒状軸部の軸心と直交する一側方へ一度
所定角度分捻られた第一湾曲部と、この第一湾曲部に連
続して、上記軸心と直交する他側方へ所定角度分捻られ
て形成された第二湾曲部とを備えた場合には、上述のよ
うに、握りやすく、更に、第一湾曲部及び第二湾曲部が
手のひら内で、複数の引っかかりとなるため、一般に広
く販売されている平面J字状の把持部の傘に比べて、強
風が様々な方向から吹いてくるような場合等には、使用
者はよりしっかりと傘を支えることができる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、棒状具を地面又は床
面に倒した場合や落下したであっても、腰を折り曲げて
身体を前屈させたり、膝を屈曲させることなく、略直立
したままの状態で、転倒した棒状具を容易に拾いあげる
ことができる。
【0074】 請求項2記載の発明にあっては、棒状具の把持部を地
面又は床面に押しつけることによって、先端部が地面又
は床面から起きあがり、容易に手で掴むことができる。
【0075】 請求項3記載の発明にあっては、3次元方向に湾曲さ
れたカーブを有する把持部が設けられた棒状具が提供さ
れる。
【0076】 請求項4記載の発明にあっては、3次元方向に湾曲さ
れたカーブを有する先端部が設けられた棒状具が提供さ
れる。
【0077】 請求項5記載の発明にあっては、使用者は略45度の角
度で起立した棒状具を、略直立した状態のままで容易に
掴むことができる。
【0078】 請求項6記載の発明にあっては、把持部が平面略台形
状に形成された棒状具が提供される。
【0079】 請求項7記載の発明にあっては、把持部がT字状に形
成されている棒状具が提供される。 請求項8記載の発明にあっては、把持部がL字状に形
成されている棒状具が提供される
【0080】 請求項9記載の発明にあっては、転倒した場合であっ
ても、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、膝を屈曲さ
せることなく、略直立したままの状態で、容易に広いあ
げることができる杖が提供される。
【0081】 請求項10記載の発明にあっては、転倒した場合であっ
ても、腰を折り曲げて身体を前屈させたり、腰を屈曲さ
せることなく、略直立したままの状態で、容易に捨いあ
げることができる傘が提供される。 [図面の簡単な説明]
【図1】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す平面図である。
【図2】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図である。
【図3】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す正面図である。
【図4】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図であって、地面又は床面に杖が転倒した後、起
立させる状態を示す説明図である。
【図5】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図であって、地面又は床面に杖が転倒した状態を
示す説明図である。
【図6】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図であって、地面又は床面に杖が転倒した状態を
示す説明図である。
【図7】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図であり、壁に立てかけた状態を示す図である。
【図8】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す平面図であり、棚等に引っかけた状態を示す図であ
る。
【図9】 本発明に係る棒状具を杖に適用した一実施の形態を示
す側面図であり、棚等に引っかけた状態を示す図であ
る。
【図10】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示す平面図である。
【図11】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示す平面図である。
【図12】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示す側面図である。
【図13】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示す側面図である。
【図14】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示し、地面又は床面に杖が転倒した後、起立させる状態
を示す説明図である。
【図15】 本発明に係る棒状具を杖に適用した他の実施の形態を
示し、地面又は床面に杖が転倒した状態を示す説明図で
ある。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者が把持して使用しうる棒状具であっ
    て、棒状具を長さ方向に沿って所定面上に寝かせて置い
    た場合には、一端部には上記所定面から離間する部位が
    形成されると共に他端部は所定面に接するように形成さ
    れ、 上記一端部を上記所定面に向かって押し付けた場合に
    は、上記一端部側が支点となり他端部側が上記所定面か
    ら離間して起きあがるように形成されていることを特徴
    とする棒状具。
  2. 【請求項2】上記棒状具は、棒状軸部と、棒状軸部の端
    部に形成された把持部とを有し、棒状具を長さ方向に沿
    って上記所定面上に寝かせて置いた場合には把持部には
    上記所定面から離間する部位が形成されると共に棒状軸
    部の先端部は上記所定面に接するように形成され、 上記把持部を上記所定面に向かって押し付けた場合に
    は、上記把持部が支点となり、上記棒状軸部の先端部側
    が上記所定面から離間して起きあがるように形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の棒状具。
  3. 【請求項3】上記把持部は、側面略J字状に形成され、
    上記棒状軸部の軸心と直交する一側方へ一度所定角度分
    捻られた第一湾曲部と、この第一湾曲部に連続して、上
    記軸心と直交する他側方へ所定角度分捻られて形成され
    た第二湾曲部とを備えていることを特徴とする請求項2
    記載の棒状具。
  4. 【請求項4】上記棒状軸部の先端部は、側面略J字状に
    形成され、上記棒状軸部の軸心と直交する一側方へ一度
    所定角度分捻られた第一湾曲部と、この第一湾曲部に連
    続して、上記軸心と直交する他側方へ所定角度分捻られ
    て形成されている第二湾曲部とを備えていることを特徴
    とする請求項2記載の棒状具。
  5. 【請求項5】上記第二湾曲部は棒状軸部に対して約45度
    の角度に捻られて形成されていることを特徴とする請求
    項3又は4記載の棒状具。
  6. 【請求項6】上記把持部は平面略台形に形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の棒状具。
  7. 【請求項7】上記把持部はT字状に形成されていること
    を特徴とする請求項2記載の棒状具。
  8. 【請求項8】上記把持部はL字状に形成されていること
    を特徴とする請求項2記載の棒状具。
  9. 【請求項9】上記棒状具は、歩行の際に使用する杖とし
    て形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,
    7又は8記載の棒状具。
  10. 【請求項10】上記棒状具は、傘として形成されている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の棒
    状具。
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