JPH0741420Y2 - 洋食器の握柄 - Google Patents
洋食器の握柄Info
- Publication number
- JPH0741420Y2 JPH0741420Y2 JP1992003013U JP301392U JPH0741420Y2 JP H0741420 Y2 JPH0741420 Y2 JP H0741420Y2 JP 1992003013 U JP1992003013 U JP 1992003013U JP 301392 U JP301392 U JP 301392U JP H0741420 Y2 JPH0741420 Y2 JP H0741420Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- finger
- grip
- finger hook
- western tableware
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Table Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に身体障害者用とし
て秀れる洋食器の握柄に関するものである。
て秀れる洋食器の握柄に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】手先を
思うように動かせないために、従来の単なる洋食器では
うまく扱うことのできない身体障害者が多い。
思うように動かせないために、従来の単なる洋食器では
うまく扱うことのできない身体障害者が多い。
【0003】従来、このような身体障害者でもうまく思
うように扱うことのできるように工夫された洋食器は開
発されていない。
うように扱うことのできるように工夫された洋食器は開
発されていない。
【0004】本考案は、永年の研究・試作実験に基づ
き、前記のような身体障害者でも、例えばスプーンであ
れば、うまくすくって口に運ぶ操作がうまく思うように
行うことのできる洋食器の握柄を提供することが技術的
課題である。
き、前記のような身体障害者でも、例えばスプーンであ
れば、うまくすくって口に運ぶ操作がうまく思うように
行うことのできる洋食器の握柄を提供することが技術的
課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【0006】握柄a中間部若しくは握柄a先端寄りに、
握柄a長さ方向とほぼ直交する下方に向かって指掛部1
を突出状態に設け、この指掛部1の下方への突出長Lを
親指以外の複数本の指と手の平で握持して保持できる長
さに設定し、握柄a中間部若しくは握柄a先端寄りで握
柄aを下方へ折り返し突出せしめて、前記指掛部1を握
柄aに一体に折曲形成したことを特徴とする洋食器の握
柄に係るものである。
握柄a長さ方向とほぼ直交する下方に向かって指掛部1
を突出状態に設け、この指掛部1の下方への突出長Lを
親指以外の複数本の指と手の平で握持して保持できる長
さに設定し、握柄a中間部若しくは握柄a先端寄りで握
柄aを下方へ折り返し突出せしめて、前記指掛部1を握
柄aに一体に折曲形成したことを特徴とする洋食器の握
柄に係るものである。
【0007】
【作用】例えば、図2に示すように、指掛部1に人差し
指2B・中指2Cを掛けて保持し、親指2Aを握柄aに
当てがい握持して使用する。
指2B・中指2Cを掛けて保持し、親指2Aを握柄aに
当てがい握持して使用する。
【0008】握柄1と直交する方向の指掛部1に指2を
掛けて保持するため、握柄a基端の洋食器部b(例えば
スプーンの場合においてはすくい部)を移動操作する場
合に(例えばすくい部を皿などに押し付けてすくい上げ
る場合)に握持位置が滑らず、握持固定性が向上するこ
ととなる。
掛けて保持するため、握柄a基端の洋食器部b(例えば
スプーンの場合においてはすくい部)を移動操作する場
合に(例えばすくい部を皿などに押し付けてすくい上げ
る場合)に握持位置が滑らず、握持固定性が向上するこ
ととなる。
【0009】また、握柄aとこれと直交する指掛部1と
の双方を握持し、この握柄1に指2が掛けられるため、
洋食器部bを色々な方向に微妙に動かすことができ、可
動性が向上することとなる。
の双方を握持し、この握柄1に指2が掛けられるため、
洋食器部bを色々な方向に微妙に動かすことができ、可
動性が向上することとなる。
【0010】
【実施例】図示した実施例は、スプーンの握柄に本考案
を適用した実施例である。
を適用した実施例である。
【0011】本実施例は、すくい部bを連設した板状の
握柄aを、握柄a中央部よりやや先端寄りで下方へ折り
返し突出せしめて、指掛部1を握柄aに折曲形成してい
る。この指掛部1は、指掛け保持し易いように所定の折
り返し間隔Sを置いて折り返し形成し、この指掛部1の
下方への突出長Lを人差し指2Bと中指2Cを揃えて掛
け添え、この二本の指2B・2Cと手の平とで握持保持
できる長さに設定している。
握柄aを、握柄a中央部よりやや先端寄りで下方へ折り
返し突出せしめて、指掛部1を握柄aに折曲形成してい
る。この指掛部1は、指掛け保持し易いように所定の折
り返し間隔Sを置いて折り返し形成し、この指掛部1の
下方への突出長Lを人差し指2Bと中指2Cを揃えて掛
け添え、この二本の指2B・2Cと手の平とで握持保持
できる長さに設定している。
【0012】本実施例の握持例を図示した図2のよう
に、握柄aの下面と指掛部1の上部に人差し指2Bを掛
け、その下に中指2Cを掛け、親指2Aは握柄aを押さ
えるように握持して使用すると、本考案の作用・効果を
良好に発揮する。
に、握柄aの下面と指掛部1の上部に人差し指2Bを掛
け、その下に中指2Cを掛け、親指2Aは握柄aを押さ
えるように握持して使用すると、本考案の作用・効果を
良好に発揮する。
【0013】人差し指2Bも握柄a上面に当接し、中指
2Cを指掛部1に掛け、この人差し指2Bと中指2Cと
で挟むように握持しても、本考案の作用・効果を良好に
発揮する。
2Cを指掛部1に掛け、この人差し指2Bと中指2Cと
で挟むように握持しても、本考案の作用・効果を良好に
発揮する。
【0014】また、指掛部1がないものとして握持する
常法通りに握柄aを握持しても良いし、場合によって握
柄aを指2で押さえず指掛部1のみを握持して使用して
も良い。
常法通りに握柄aを握持しても良いし、場合によって握
柄aを指2で押さえず指掛部1のみを握持して使用して
も良い。
【0015】また、図3に示すように指掛部1にグリッ
プ部材3を着脱自在に圧入装着しても良く、指掛部1に
このグリップ部材3を装着し、このグリップ部材3を指
掛部1としてとらえても良い。
プ部材3を着脱自在に圧入装着しても良く、指掛部1に
このグリップ部材3を装着し、このグリップ部材3を指
掛部1としてとらえても良い。
【0016】本考案は、このような実施例に限られるも
のではなく、適用する洋食器の種類,握柄aの形状など
は適宜設定し得るものである。
のではなく、適用する洋食器の種類,握柄aの形状など
は適宜設定し得るものである。
【0017】尚、本考案の指掛部1は、例えばどんぶり
容器の周縁に係止する係止ストッパーとしても機能し、
そのためどんぶり容器内に握柄aが落ち込まず洋食器を
立て掛け係止できる実用上の効果も発揮し得るものであ
る。
容器の周縁に係止する係止ストッパーとしても機能し、
そのためどんぶり容器内に握柄aが落ち込まず洋食器を
立て掛け係止できる実用上の効果も発揮し得るものであ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、握
持した位置が位置ズレしにくく、握持固定性が極めて向
上し、且つ握柄基端に連設する洋食器部を色々な方向に
容易に操作移動でき、可動性も極めて向上する洋食器の
握柄となる。
持した位置が位置ズレしにくく、握持固定性が極めて向
上し、且つ握柄基端に連設する洋食器部を色々な方向に
容易に操作移動でき、可動性も極めて向上する洋食器の
握柄となる。
【0019】従来の洋食器をうまく握持できずに単に握
柄を側方から握り持ち、そのためにうまく思うように操
作できない身体障害者でも、前述のように握持固定性及
び可動性に秀れるために思うように洋食器部を操作でき
ることが実証されている。
柄を側方から握り持ち、そのためにうまく思うように操
作できない身体障害者でも、前述のように握持固定性及
び可動性に秀れるために思うように洋食器部を操作でき
ることが実証されている。
【0020】従って、本考案はこのような身体障害者,
或いは思うように操作できない老人や幼児などに特に適
する洋食器の握柄となる。
或いは思うように操作できない老人や幼児などに特に適
する洋食器の握柄となる。
【0021】また、握柄を下方へ折り返し突出せしめて
指掛部を形成したから、極めて製作が容易となり量産性
に適し、またこの指掛部の形成によっては何ら溶接や切
断などによるバリや鋭利部などが生じないため、身体障
害者の手などを傷つけることもなく、極めて安全な洋食
器の握柄となるなどの秀れた実用上の効果を発揮する。
指掛部を形成したから、極めて製作が容易となり量産性
に適し、またこの指掛部の形成によっては何ら溶接や切
断などによるバリや鋭利部などが生じないため、身体障
害者の手などを傷つけることもなく、極めて安全な洋食
器の握柄となるなどの秀れた実用上の効果を発揮する。
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の握持例を示す握持状態の斜視図であ
る。
る。
【図3】本実施例のグリップ部材を示した斜視図であ
る。
る。
a 握柄 L 突出長 1 指掛部 2 指
Claims (1)
- 【請求項1】 握柄中間部若しくは握柄先端寄りに、握
柄長さ方向とほぼ直交する下方に向かって指掛部を突出
状態に設け、この指掛部の下方への突出長Lを親指以外
の複数本の指と手の平で握持して保持できる長さに設定
し、握柄中間部若しくは握柄先端寄りで握柄を下方へ折
り返し突出せしめて、前記指掛部を握柄に一体に折曲形
成したことを特徴とする洋食器の握柄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003013U JPH0741420Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 洋食器の握柄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992003013U JPH0741420Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 洋食器の握柄 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069570U JPH069570U (ja) | 1994-02-08 |
JPH0741420Y2 true JPH0741420Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=11545461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992003013U Expired - Lifetime JPH0741420Y2 (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 洋食器の握柄 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741420Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625903U (ja) * | 1980-07-17 | 1981-03-10 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52908A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-06 | Isolite Insulating Prod | Refractory and adiadatic structure |
JPS5290679A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-30 | Sekai Kawazoe | Skin peeling and washing machine for root vegetables |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1992003013U patent/JPH0741420Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH069570U (ja) | 1994-02-08 |
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