JPH08131312A - 箸 - Google Patents

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JPH08131312A
JPH08131312A JP30035594A JP30035594A JPH08131312A JP H08131312 A JPH08131312 A JP H08131312A JP 30035594 A JP30035594 A JP 30035594A JP 30035594 A JP30035594 A JP 30035594A JP H08131312 A JPH08131312 A JP H08131312A
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JP
Japan
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food
holding
chopsticks
portions
grasping
Prior art date
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JP30035594A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tsuboi
高行 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箸10は、高齢者や利き手の不自由な身障者
等であっても、麺類や豆等の滑り易いもののを容易かつ
確実に掴むことができる。 【構成】 箸10では、把手部16,16を手または指
で握ると、可撓性の部材からなるU字形の箸本体14が
その両先端部の挟持部12,12の間隔を狭めて、挟持
面12aで食べ物等を摘む。挟持面12aは、バナナ形
状であり、先端から面積が徐々に広がっているから、食
べ物等との接触面積が大きく、しかも、挟持面12aに
並行に刻設された滑り止め溝12cにより、食べ物が滑
り難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高齢者や利き手の不自
由な身障者等が食事の際に使用するのに有用な箸に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】高齢者や利き手の不自由な
身障者等のように、食事の際に、箸を使用することが難
しい場合がある。こうした者は、多くの場合、先割れス
プーンやフォークなどを使用している。しかし、先割れ
スプーンやフォークでは、麺類をすくったり、豆腐等の
崩れ易いものや、豆等の滑り易いものを掴んだりするに
は不十分であった。
【0003】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するためになされたものであり、高齢者や利き手の不自
由な身障者等であっても、麺類や豆等の滑り易いものの
を容易かつ確実に掴むことができる箸を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、U字形に折曲された可撓性の部材か
らなり、手または指で把持可能な把手部を有する箸本体
と、箸本体の両先端部の対向した部位にそれぞれ設けら
れたバナナ形状の挟持面を有し、かつ上記把手部を把持
したときに上記挟持面で食べ物を挟持可能な挟持部と、
を備え、上記挟持面には、並行に刻設された滑り止め溝
を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明に係る箸では、箸本体の把手部を手また
は指で握ると、可撓性の部材からなるU字形の箸本体が
その両先端部の挟持部の間隔を狭めて、挟持面で食べ物
等を摘む。挟持面は、バナナ形状であるから、先端が尖
って食べ物を刺すことも容易であり、また、先端から面
積が徐々に広がっているから、食べ物等との接触面積が
大きく、しかも、挟持面に並行に刻設された滑り止め溝
により、食べ物が滑り難い。したがって、高齢者や利き
手の不自由な身障者であっても、介護を必要とすること
なく、容易に食事を行なえる。
【0006】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0007】図1は本実施例に係る箸10を開いた状態
を示す平面図、図2は箸10を閉じた状態を示す平面
図、図3は箸10の側面図である。これらの図に示すよ
うに、箸10は、先端に挟持部12,12を有する箸本
体14を備えている。箸本体14は、U字形のステンレ
ス綱からなる厚さ0.5mmの可撓性の薄板をU字形に
折曲した架橋部15を有している。架橋部15の外側部
には、手または指で把持を容易にする把手部16,16
が固定されている。この把手部16,16は、架橋部1
5にインサート成形されたプラスチック(例えば、メラ
ミン樹脂)から形成されている。なお、把手部16,1
6は、手等で握った際に滑らない工夫をすることが好ま
しく、例えば、把手部16,16の外側面に滑り止めの
溝を形成することにより対応できる。
【0008】また、架橋部15及び把手部16,16の
端部には、食べ物を掴むための挟持部12,12を先端
に設けた連結部18,18がそれぞれ固定されている。
連結部18,18は、食べ物を取り扱うことから耐熱性
のメラミン樹脂などから形成された棒状の部材であり、
その途中に把手部16,16から段状に僅かに下がった
段状部18aが形成されている。この段状部18aは、
皿などの容器に盛りつけてある食べ物を掴む際に、皿の
周縁部が障害になることなく、容易に掴めるように形成
されたものである。
【0009】さらに、上記箸本体14の先端に形成した
挟持部12,12は、図4の拡大図に示すように、その
上面が湾曲したバナナ形状になっている。また、挟持部
12,12は、図5に示すように互いに対向する面が食
べ物を掴むための挟持面12aになっており、その上面
が中心O1 で半径R1 が25〜40mmであり、下面が
中心O2 で半径R2 が30〜50mmである。したがっ
て、挟持部12,12は、その先端部がやや尖って食べ
物を刺すのを容易にする尖鋭部12bになっており、ま
た、挟持面12aの根元部が食べ物との接触面積を大き
くするように形成されている。
【0010】また、挟持部12,12の挟持面12aに
は、図5に示すように、平行に刻設された滑り止め溝1
2cがそれぞれ形成されている。この滑り止め溝12c
は、その間隔が1〜2mmで深さが0.5mm程度であ
る。こうした滑り止め溝12cは、互いに並行であるか
ら、一方向から洗浄用スポンジ等で洗浄すれば、容易に
滑り止め溝12cの中に入り込んでいる食べ滓を容易に
洗い落とすことができる。
【0011】なお、上記箸10の製造方法としては、各
種の樹脂、金属材料を用いて作成することができ、例え
ば、衛生面及び耐食性を考慮してステンレス鋼からなる
板材をU字形に曲げて、これをインサートにより樹脂成
形により形成することができる。
【0012】本発明に係る箸10において、箸本体14
の把手部16,16を手または指で握ると、先端部の挟
持部12,12の間隔を狭めて、挟持部12,12で食
べ物等を摘む。このとき、挟持部12,12は、バナナ
形状であるから、先端がやや尖って食べ物を刺すことも
容易であり、しかも、先端から接触面積が徐々に広がっ
た挟持面12aになっているから、食べ物等との接触面
積が大きく、しかも、挟持部12,12に並行に刻設さ
れた滑り止め溝12cにより、食べ物が滑り難い。した
がって、高齢者や利き手の不自由な身障者であっても、
食べ物を確実に、しかも掴んでも脱落し難い。
【0013】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0014】(1) 上記実施例では、滑り止め溝12
cの間隔をほぼ等間隔に形成したが、これに限らず、各
種の食べ物を掴むのに適するように、先端部の間隔を根
元よりも短く形成するなどの各種の工夫を採ることがで
きる。
【0015】(2) また、上記実施例では、箸10の
先端の挟持部12,12のバナナ形状は、上部と下部と
で中心(O1 ,O2 )の異なる円を描くように形成した
が(図4参照)、これに限らず、挟持面12aの面積を
大きくする形状であれば、その形状は特に限定されな
い。例えば、図6に示すように、挟持部12Bの根元部
分の半径をR1 とした場合に、その半径より小さい半径
R3 (5〜7mm)でO3を中心に円を描くように先端
部を形成する。これにより、細かいものや引っ掛けるこ
とで掴める食べ物であっても、容易に掴むことができ
る。
【0016】(3) 図7に示すように、箸10の先端
の挟持部12Cの上面に、波形の上部溝12Cdを形成
する。これにより、上述した効果のほかに、食べ物を乗
せた際の滑り止めの効果を付加することができる。な
お、上部溝12Cdは、麺類等の滑り易いものを考慮し
て、例えば、その深さhを0.5〜1mmに、間隔wを
1〜2mm程度に設定することが好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る箸に
よれば、箸本体をU字形に形成すると共に、箸本体の両
先端にバナナ形状の挟持面を形成し、さらにこの挟持面
に並行に滑り止め溝を形成することにより、挟持部の食
べ物等との接触面積が大きく、よって、麺類や豆等の滑
りやすい食べ物であっても容易に掴むことができる。し
たがって、高齢者や利き手の不自由な身障者であって
も、手助けを必要とすることなく、容易に食事を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る箸10を示す平面図。
【図2】箸10の閉じた状態を示す平面図。
【図3】箸10の側面図。
【図4】箸10の先端の挟持部12を説明する説明図。
【図5】挟持部12の挟持面12aを示す斜視図。
【図6】他の実施例に係る挟持部12Bを示す説明図。
【図7】さらに他の実施例に係る挟持部12Cを示す説
明図。
【符号の説明】
10…箸 12,12…挟持部 12B…挟持部 12C…挟持部 12Cd…上部溝 12a…挟持面 12b…尖鋭部 12c…滑り止め溝 14…箸本体 15…架橋部 16,16…把手部 18,18…連結部 18a…段状部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形に折曲された可撓性の部材からな
    り、手または指で把持可能な把手部を有する箸本体と、 箸本体の両先端部の対向した部位にそれぞれ設けられた
    バナナ形状の挟持面を有し、かつ上記把手部を把持した
    ときに上記挟持面で食べ物を挟持可能な挟持部と、 を備え、 上記挟持面には、並行に刻設された滑り止め溝を設けた
    ことを特徴とする箸。
JP30035594A 1994-11-08 1994-11-08 Pending JPH08131312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30035594A JPH08131312A (ja) 1994-11-08 1994-11-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30035594A JPH08131312A (ja) 1994-11-08 1994-11-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08131312A true JPH08131312A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17883792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30035594A Pending JPH08131312A (ja) 1994-11-08 1994-11-08

Country Status (1)

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JP (1) JPH08131312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007425A1 (ja) * 2005-07-13 2007-01-18 Yamato System Company Ltd. 箸代用食物挾み具
CN105358018B (zh) * 2013-03-15 2018-06-12 K·M·佩科拉罗 协作的可环接的可变形的筷子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007007425A1 (ja) * 2005-07-13 2007-01-18 Yamato System Company Ltd. 箸代用食物挾み具
CN105358018B (zh) * 2013-03-15 2018-06-12 K·M·佩科拉罗 协作的可环接的可变形的筷子

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