JP4039874B2 - 把持補助具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日用品の把持補助具に関し、更に詳細には、手や指の動きが不自由な人等が細長い把持部を有する日用品を把持することを補助する把持補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、手や指の動きが不自由な人がスプーン、フォーク、鉛筆等を把持することを補助するための把持補助具が知られている。
【0003】
例えば、手の平及び手の甲に巻付け固定される革又は布製の帯状シートを有し、この帯状シートの手の平部分にスプーン等の柄を帯状シートに沿って取付けて使用する把持補助具が知られている。この把持補助具を使用すれば、使用者は、スプーンの柄を手の平全体で握ることができる。
【0004】
また、上述と同様の帯状シートの手の平部分に、スプーン等を枢動可能に挟持する挟持装置を取付けた補助把持具が、登録実用新案公報第 3048506号に開示されている。この把持補助具を使用すれば、使用者は、手の平に対するスプーンの角度を自由に変えられるので、手や指が不自由でない人とほぼ同じ持ち方をすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、手や指の動きが不自由な人の症状は様々であり、把持すべき日用品も、スプーン、フォーク、歯ブラシ、鉛筆等様々である。従って、使用者の症状又は把持すべき日用品等に応じた把持方法を選択する必要がある。上述のスプーンを把持する場合を例に説明すれば、例えば、手首の動きが不自由である等、症状の比較的重い使用者には、手の平全体でスプーンを把持する前者の把持方法が好ましい。一方、手の平全体でスプーンの柄を握って食事動作を行うと、スプーンで掬ったものをこぼさないように体を横に傾けたり肩関節の屈曲させることが必要となるため、手首の動きが比較的自由である等、症状の比較的軽い使用者には、手首の動きでスプーンの角度が自由に変えられる後者の把持方法が好ましい。
【0006】
しかしながら、現在知られている把持補助具は、把持方法が限定されている。このため、把持補助具の購入者は、予め把持方法を選択し、それに応じた把持補助具を購入する必要がある。それにより、以下のような問題点が生じる。通常、把持補助具の購入者と使用者は異なっており、使用者が把持補助具を試着して購入することは稀である。このため、使用者に適した把持方法を購入時に選択することは困難であり、購入した把持補助具が、使用者に適した把持方法を実現できる把持補助具でない場合がある。具体的には、実際に使用してみて使用者に適した把持方法でないことに気付いたり、使用者の症状に変化があった場合である。その場合には、使用者に適した把持補助具を購入し直さなければならない。
【0007】
また、使用者によって大きさが異なる使用者の手や指が把持補助具から外れず、把持すべき日用品を把持補助具でしっかり保持することができる使い勝手の良い把持補助具の要望もある。
【0008】
更に、把持補助具は、上述のように食事用品等の日用品にも使用するため、衛生的な把持補助具の要望もある。
【0009】
そこで、本発明は、日用品の様々な把持方法が実現可能な把持補助具を提供することを目的としている。
【0010】
また、本発明は、日用品の様々な把持方法が実現可能で使い勝手の良い把持補助具を提供することを目的としている。
【0011】
また、本発明は、日用品の様々な把持方法が実現可能で衛生的な把持補助具を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による把持補助具は、細長い把持部を有する日用品の把持を補助する把持補助具であって、可撓性の帯状シートを有し、この帯状シートに、その長手方向に配列され且つ日用品の細長い把持部が貫通可能な少なくとも3つの貫通部を設けたことを特徴としている。
【0013】
このように構成された本発明によれば、帯状シートを長手方向に撓ませて、少なくとも3つあるうちの2つの貫通部に、日用品の細長い把持部を貫通させることができる。それにより、日用品の把持部と帯状シートとからなる輪ができる。この輪の中に手や指を挿入することによって、手や指の動きが不自由であっても、手や指を日用品の把持部に接触させた状態を保つことができ、日用品の把持を補助することができる。
【0014】
日用品の把持部が貫通する貫通部は、長手方向に少なくとも3つ配置され、その2つの貫通部を選択して輪を作る場合には、少なくとも2種類の大きさの輪を作ることができる。
【0015】
また、長手方向に配置された3つの貫通部に日用品の把持部を貫通させた場合には、2つの輪を日用品の把持部の両側に1つずつ作ることができる。更に、把持部を貫通させる貫通部の順序を変えることにより、2つの輪の長手方向相対位置を変えることができる。把持部を貫通させる3つの貫通部のうち隣接した貫通部の間の距離が異なっていれば、大小の2つの輪を作ることができる。
【0016】
また、日用品の把持部を単に貫通部に貫通させているだけなので、把持部に対する輪の長手方向位置を自由に設定することができる。
【0017】
上述のように、本発明による把持補助具は、日用品の把持部に対する帯状シートの取付け形状、即ち、帯状シートと日用品の把持部によって構成される輪の数、配置、大きさ等を自由に変えることができるので、日用品に対する様々な把持方法を実現することができる。
【0018】
本発明において、好ましくは、貫通部は、帯状シートの長手方向全体にわたって連続的に配置されている。
【0019】
このような構成による本発明においては、貫通部が帯状シートの長手方向全体にわたって配置されているので、帯状シート全体を利用することができる。また、貫通部が長手方向に連続的に配置されているので、日用品の把持部を貫通部に貫通させることによってできる輪の大きさ、配置、数等を変更または調整することができる。それにより、更に多様な帯状シートの取付け形状が可能になり、更に様々な把持方法を実現することが可能になる。
【0020】
また、使用者の手や指の大きさに合せた大きさの輪を作ることができるので、輪に挿入した手や指がずれたり、輪から外れたりすることを防止でき、把持補助具の使い勝手を良くすることができる。
【0021】
本発明において、好ましくは、帯状シートは、エラストマーで作られる。
【0022】
このように構成された本発明においては、日用品の把持部と共に輪を構成する帯状シートがエラストマーで作られているので、輪に挿入した手や指を日用品の把持部に押し当てることができる。それにより、輪に挿入した手や指がずれたり、輪から外れたりすることを防止でき、把持補助具の使い勝手を良くすることができる。
【0023】
本発明において、好ましくは、貫通部は、帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔を有する。
【0024】
このように構成された本発明においては、断面が薄肉平板状の日用品の把持部を、帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔に貫通させることにより、日用品を把持補助具に保持することができる。
【0025】
本発明において、好ましくは、貫通部は、帯状シートの幅方向中心部に位置する、日用品の把持部が貫通可能な中心凹部を有する。
【0026】
このように構成された本発明においては、断面が肉厚の日用品の把持部を、帯状シートの幅方向中心部に位置する中心凹部に貫通させることにより、日用品を把持補助具に保持することができる。
【0027】
本発明において、好ましくは、貫通部は、交互に配置された、帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔と帯状シートの幅方向中心部に位置する中心凹部とを有する。
【0028】
このように構成された本発明においては、日用品の把持部の断面が薄肉平板上であるか肉厚であるかを問わず、日用品の把持部を、交互に配置された帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔又は帯状シートの幅方向中心部に位置する中心貫通孔の何れかに貫通させることによって、日用品を把持補助具に保持することができる。
【0029】
本発明において、好ましくは、幅方向貫通孔は、それを貫通する日用品の把持部の移動を制限するための凸部を有する。
【0030】
このように構成された本発明によれば、幅方向貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を幅方向貫通孔の凸部によって制限するので、日用品の把持部を幅方向貫通孔に更にしっかりと保持することができる。
【0031】
本発明において、好ましくは、中心凹部は、切除により中心凹部に形成可能な中心貫通孔の輪郭を構成する段付き部を有する。
【0032】
このように構成された本発明においては、複数の段付き部から1つの段付き部を選択し、その段付き部に沿って中心凹部を切除して、中心貫通孔を形成する。それにより、日用品の把持部の断面の大きさに適した輪郭の中心貫通孔を形成することができ、日用品を把持補助具にしっかりと保持することができる。
【0033】
本発明において、好ましくは、中心凹部は、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔と、この中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部と、を有する。
【0034】
このように構成された本発明によれば、中心凹部の中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動が中心凹部の複数の凸部によって制限されるので、日用品の把持部を中心貫通孔にっかりと保持することができる。
【0035】
本発明において、好ましくは、中心凹部は、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔と、この中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部と、を切除により形成可能な放射状凹部を有する。
【0036】
このように構成された本発明によれば、中心凹部の放射状凹部を切除することにより、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔と、この中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部とを形成することができる。それにより、中心凹部の中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動が中心凹部の複数の凸部によって制限されるので、日用品の把持部を中心貫通孔にっかりと保持することができる。
【0037】
本発明において、好ましくは、帯状シートは、耐熱エラストマーで作られる。
【0038】
このような構成による本発明においては、把持補助具を水に濡れるものにも使用でき、しかも、煮沸消毒することができるので、非常に衛生的である。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明による把持補助具の実施形態を説明する。
【0040】
図1は、本発明の第1の実施形態による把持補助具の平面図であり、図2は、図1に示す把持補助具のA−Aにおける部分拡大断面図である。
【0041】
図1に示すように、把持補助具1は、長手方方向に延びる帯状シート2を有する。帯状シート2には、日用品の細長い把持部を貫通可能な複数の貫通部4が長手方向に配置されている。帯状シート2の一方の端部6には、把持補助具1を引掛け具等に引掛けるための引掛け用孔8が設けられている。引掛け用孔8は、円形である。以下、説明のために、一方の端部6を引掛け端部6と称し、他方の端部10を自由端部10と称する。
【0042】
帯状シート2は、可撓性であり、好ましくは、弾性、耐水性及び耐熱性を有し、更に好ましくは、煮沸消毒可能である。このため、帯状シート2は、例えば、シリコンゴムや合成ゴム等の耐熱エラストマーで作られるのが好ましい。帯状シート2の長さは、好ましくは、約260乃至280mmであるが、それよりも短い長さであっても良いし、それよりも長い長さであっても良い。帯状シート2を更に長い長さで構成しておき、後述する使用方法を決定した後、切断して短くすることも可能である。また、帯状シート2の幅は、好ましくは、約20乃至25mmであるが、それより狭い幅であっても良いし、それより広い幅であっても良い。また、帯状シート2の厚さは、好ましくは、約2乃至3mmであるが、それより薄い厚さであっても良いし、それより厚い厚さであっても良い。
【0043】
貫通部4は、帯状シート2の長手方向全体にわたって連続的に配置されており、幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔12と、幅方向中心部に位置する中心凹部14とを有する。中心凹部14には、孔が設けられていないが、後述するように、日用品の把持部を貫通可能である。幅方向貫通孔12と中心凹部14とは、長手方向に交互に配置されている。
【0044】
幅方向貫通孔12は、断面が薄肉平板状の日用品の細長い把持部を貫通させるのに適した形状を有している。また、幅方向貫通孔12は、それを貫通する日用品の把持部の移動を制限するための凸部16を有している。凸部16は、幅方向貫通孔の幅方向に延びる辺の一方に1つ、その辺の他方に2つ互い違いに設けられている。また、凸部16が対向する幅方向に延びる辺の部分は凹部18をなし、幅方向貫通孔12は、全体としてジグザグ形状をなしている。
【0045】
図1及び図2に示すように、中心凹部14は、複数の段付き部20を有する。段付き部20は、同心円状に3重に設けられ、その各々は、段付き部20に沿って段付き部内側の中心凹部を切除したときに形成される中心貫通孔の輪郭を構成している。
【0046】
また、中心凹部14は、その中心から放射状に延びる放射状凹部22を有している。放射状凹部22は、中心凹部14の中心周りに90度間隔に4つ設けられている。放射状凹部22は、切除又は切断可能であり、それを切除又は切断したとき、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔(図1の24の部分)と、この中心貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部(図1の26部分)とが形成されるように構成されている。具体的には、放射状凹部22が切除又は切断されたとき、放射状凹部22の交差部に中心貫通孔が形成され、中心凹部14の残部に複数の凸部が形成される。凸部は、扇形をなし、これら複数の凸部が撓むことにより、中心貫通孔は拡大可能である。
【0047】
次に、図3乃至図7を参照して、本発明の実施形態による把持補助具の5つの使用方法を、断面が薄肉平板状のスプーンを使用する場合等を例に説明する。
【0048】
図3は、本発明の実施形態による把持補助具の第1の使用方法を示す斜視図である。図3に示すように、スプーンSの細長い把持部又は柄SEは、帯状シート2の適当な2つの幅方向貫通孔12に貫通されている。
【0049】
詳細には、先ず、スプーンSの柄SEを貫通すべき2つの幅方向貫通孔12を選択する。説明のため、これらの貫通孔12を自由端部10から順に、第1貫通孔30、第2貫通孔32と称する。スプーンSの柄SEを第1貫通孔30、第2貫通孔32の順に貫通させて、スプーンSの上側に、使用者の手の平及び手の甲を包囲する大きさの輪34を作る。幅方向貫通孔12は、凸部16を有しているので、帯状シート2は、スプーンSの柄SEの適所に保持される。
【0050】
次いで、この輪34に人差し指から小指までの4本の指を通し、更に、手の平及び手の甲を輪に挿入する。それにより、スプーンSの柄SEに手の平を接触させた状態を保つことができる。また、手の挿入前、輪34を構成している帯状シート2はほぼ円弧形をなしているけれども、手の挿入後、帯状シート2の可撓性及び弾性により、帯状シート2が手の甲の形状に近づくと共に、使用者の手の平がスプーンSの柄SEに押し当てられる。
【0051】
次いで、使用者は、把持補助具1の助けにより、手の平全体で、スプーンSを把持することができる。
【0052】
第1の使用方法においては、手や指の動きが不自由であっても、スプーンSの柄SEに手の平を接触させた状態を保つことができるので、把持補助具1は、スプーンSの把持を補助することができる。また、手の平がスプーンSの柄SEに押し当てられているので、手を握っていない状態であっても、スプーンSが手から外れることを防止することができる。
【0053】
図4は、本発明の実施形態による補助把持具の第2の使用方法を示す斜視図である。図4に示すように、スプーンSの細長い柄SEは、帯状シート2の適当な3つの幅方向貫通孔12に貫通されている。
【0054】
詳細には、先ず、スプーンSの柄SEを貫通すべき3つの幅方向貫通孔12を選択する。説明のため、これらの貫通孔12を自由端部10から順に、第1貫通孔40、第2貫通孔42、第3貫通孔44と称する。スプーンSの柄SEを第2貫通孔42、第1貫通孔40、第3貫通孔44の順に貫通させて、スプーンSの下側に、親指が入る程度の大きさの小さい輪46を作り、スプーンSの上側に、使用者の手の平及び手の甲を包囲する大きさの大きい輪48を作る。幅方向貫通孔12は、凸部16を有しているので、帯状シート2は、スプーンSの柄SEの適所に保持される。
【0055】
次いで、小さい輪46に親指を通し、大きい輪48に人差し指から小指までの4本の指を通して、更に、手の平及び手の甲を輪に挿入する。それにより、スプーンSの柄SEに親指及び手の平を接触させた状態を保つことができる。また、手の挿入前、輪46、48を構成している帯状シート2は円弧形をなしているけれども、手の挿入後、帯状シート2の可撓性及び弾性により、帯状シート2が親指及び手の甲の形状に近づくと共に、使用者の親指及び手の平がスプーンSの柄SEに押し当てられる。
【0056】
次いで、使用者は、把持補助具1の助けにより、手の平全体及び親指で、スプーンSを把持することができる。
【0057】
第2の使用方法においては、手や指の動きが不自由であっても、スプーンSの柄SEに親指及び手の平を接触させた状態を保つことができるので、スプーンSの把持を補助することができる。また、親指及び手の平がスプーンSの柄SEに押し当てられているので、手を握っていない状態であっても、スプーンSが手や指から外れることを防止することができる。更に、スプーンSの上下両側から手や指がスプーンSの柄SEに押し当てられているので、上述の第1の使用方法よりも安定した状態でスプーンの把持を補助することができる。
【0058】
図5は、本発明の実施形態による補助把持具の第3の使用方法を示す斜視図である。図5に示すように、スプーンSの細長い柄SEは、帯状シート2の適当な3つの幅方向貫通孔12に貫通されている。
【0059】
詳細には、先ず、スプーンSの柄SEを貫通すべき3つの幅方向貫通孔12を選択する。説明のため、これらの貫通孔を自由端部10から順に、第1貫通孔50、第2貫通孔52、第3貫通孔54と称する。スプーンSの柄SEを第1貫通孔50、第2貫通孔52、第3貫通孔54の順に貫通させて、スプーンSの下側に、中指が入る程度の大きさの自由端部10側の輪56を作り、スプーンSの上側に、親指が入る程度の大きさの引掛け端部6側の輪58を作る。幅方向貫通孔12は、凸部16を有しているので、帯状シート2は、スプーンSの柄SEの適所に保持される。
【0060】
次いで、引掛け端部6側の輪58に図4の手前側から親指を通し、自由端部10側の輪56に中指を親指と反対側から入れる。それにより、スプーンSの柄SEに親指及び中指を接触させた状態を保つことができる。また、手の挿入前、輪を構成している帯状シートは円弧形をなしており、親指及び中指がスプーンSの細長い柄SEに対して斜め方向に輪に挿入されるけれども、親指及び中指の挿入後、帯状シート2の可撓性及び弾性により、帯状シート2が親指及び中指の形状に近づくと共に、それらがスプーンSの柄SEに押し当てられる。
【0061】
次いで、使用者は、把持補助具1の助けにより、親指でスプーンSの上側を保持し、中指でスプーンSの下側を保持することによって、スプーンSを把持することができる。
【0062】
第3の使用方法においては、指の動きが不自由であっても、スプーンSの柄SEに親指及び中指を接触させた状態を保つことができるので、把持補助具1は、スプーンSの把持を補助することができる。また、親指及び中指がスプーンSの柄SEに押し当てられているので、スプーンSが親指及び中指から外れることを防止することができる。更に、第1及び第2の使用方法と異なり、手や指の動きが不自由でない人とほぼ同じ仕方でスプーンSを把持することができる。
【0063】
図6は、本発明の実施形態による補助把持具の第4の使用方法を示す斜視図である。図6に示すように、スプーンSの細長い柄SEは、帯状シート2の適当な3つの幅方向貫通孔12に貫通されている。
【0064】
詳細には、先ず、スプーンSの柄SEを貫通すべき3つの幅方向貫通孔12を選択する。説明のため、これらの貫通孔を自由端部10から順に、第1貫通孔60、第2貫通孔62、第3貫通孔64と称する。スプーンSの柄SEを第1貫通孔60、第2貫通孔62、第3貫通孔64の順に貫通させて、スプーンSの上側に、親指が入る程度の大きさの小さい自由端部10側の輪66を作り、スプーンSの下側に、使用者の人差し指から小指までを包囲する大きさの大きい引掛け端6部側の輪68を作る。幅方向貫通孔12は、凸部16を有しているので、帯状シート2は、スプーンSの柄SEの適所に保持される。
【0065】
次いで、大きい輪68に人差し指から小指までの4本の指を図6の手前側から通し、同じ側から、小さい輪66に親指を通す。それにより、スプーンSの柄SEに親指と人差し指の付け根を接触させた状態を保つことができる。また、使用者の指の挿入前、輪66、68を構成している帯状シート2は円弧形又はたるんだ形状をなしているけれども、手の挿入後、帯状シート2の可撓性及び弾性により、帯状シート2が親指及び人差し指から小指までの4本の指の形状に近づくと共に、親指と人差し指の付け根がスプーンSの柄SEに押し当てられる。
【0066】
次いで、使用者は、把持補助具1の助けにより、親指でスプーンの上側を保持し、人差し指の付け根でスプーンの下側を保持することによって、スプーンSを把持することができる。
【0067】
なお、親指の代わりに、親指と反対側から、人差し指又は中指を輪66に挿入しても良いし、人差し指から小指までの4本の指を輪68に挿入した後、更に、手の平及び手の甲を輪68に挿入しても良い。また、図6に示すように、親指と人差し指又は中指とで輪を作るようにしてスプーンSを把持しても良い。
【0068】
第4の使用方法においては、手や指の動きが不自由であっても、スプーンSの柄SEに親指と人差し指の付け根とを接触させた状態を保つことができるので、スプーンSの把持を補助することができる。また、親指と人差し指の付け根がスプーンSの柄SEに押し当てられているので、指の動きが不自由な場合であっても、スプーンSが手や指から外れることを防止することができる。更に、第3の使用方法と同様、スプーンSを手や指の動きが不自由でない人とほぼ同じ仕方で把持することができる。また、人差し指から小指までの4本の指を輪68に通しているので、第3の使用方法よりも安定した状態でスプーンSの把持を補助することができる。
【0069】
図7は、本発明の実施形態による補助把持具の第5の使用方法を示す斜視図である。図7に示すように、鉛筆Pの細長い把持部PEは、帯状シート2の適当な2つの中心凹部14に貫通されると共に、帯状シート2は、鉛筆Pの把持部PEに巻き付けられている。
【0070】
詳細には、先ず、鉛筆Pの把持部PEを貫通すべき2つの中心凹部14を選択する。説明のため、これらの中心凹部を自由端部10から順に、第1中心凹部70、第2中心凹部72と称する。次いで、中心凹部70、72の放射状凹部22を切除し、中心凹部70、72にそれぞれ、第1中心貫通孔74及び第2中心貫通孔76を形成すると共に、4つの凸部26を形成する。次いで、第1中心凹部70及び第2中心凹部72の、鉛筆の外径に近い大きさを構成する段付き部20を選択し、その段付き部20よりも内側の部分をカッター等により切除する。それにより、第1中心貫通孔74及び第2中心貫通孔76が拡大される。広げられた中心貫通孔74、76の径は、鉛筆Pの外径よりも幾分小さいことが好ましい。
【0071】
次いで、鉛筆Pの把持部PEを第1中心貫通孔74に挿入し、第1中心貫通孔74を鉛筆Pの把持部PEの下部PLに配置する。次いで、帯状シート2を鉛筆Pの把持部PEに巻き付ける。次いで、鉛筆Pの把持部Eを第2中心貫通孔76に挿入し、第2中心貫通孔76を鉛筆Pの把持部PEの上部PUに配置する。中心貫通孔74、76に把持部PEが挿入されると、4つの凸部26が撓んで、凸部26が鉛筆Pの把持部PEを押圧するので、把持補助具1に対する鉛筆Pの移動が制限される。
【0072】
なお、把持補助具1が鉛筆Pを保持することができれば、中心貫通孔74、76を拡大することを省略しても良い。
【0073】
第5の使用方法においては、鉛筆Pに巻き付けられた帯状シート2により、鉛筆Pの外径が実質的に拡大されている。それにより、鉛筆Pの把持が、把持補助具1を装着しない場合よりも容易になっている。
【0074】
以上、本発明による把持補助具の5つの使用方法を説明したけれども、かかる説明は例示であり、以下のような変形使用方法も可能である。
【0075】
上述の説明では、スプーン又は鉛筆の把持を説明したけれども、その他の日用品、例えば、ナイフ、フォーク、ペン、歯ブラシ、ヘアブラシ、虫めがね等を把持しても良い。
【0076】
また、補助把持具1とスプーン等とによって、輪を3つ以上形成しても良い。また、輪の中に入れる指の種類、本数等は、使用者の症状又は把持すべきスプーン等の日用品に応じて適宜変更可能である。
【0077】
また、できた輪の大きさが大きすぎたり小さすぎたりした場合等には、連続的に配置されている貫通部4を選択し直して、再び、それにスプーン等の把持部を貫通させれば良い。帯状シート2の向きを反対にする場合も同様である。
【0078】
また、スプーン等の把持部に対する輪の長手方向位置を変えたいときは、帯状シート2又は把持部を互いに対してずらせば良い。
【0079】
また、中心凹部14に形成される中心貫通孔74、76又は幅方向貫通孔12にスプーン等の日用品の把持部を貫通させることができれば、スプーン等の把持部の断面形状と中心貫通孔74、76又は幅方向貫通孔12の形状とは、異なっていても良い。例えば、第1乃至第4の使用方法において、スプーンSの柄SEを、幅方向貫通孔12に貫通させないで中心凹部14に貫通させても良いし、第5の使用方法において、鉛筆Pの把持部PEを、中心凹部14に貫通させないで幅方向貫通孔12に貫通させても良い。
【0080】
また、不要な帯状シート部分を、切断することによって除去しても良い。
【0081】
また、図8に示す変形の使用方法のように、把持部の径を太くして把持を容易にするためのグリップGをスプーン等の把持部に挿入した状態で、把持補助具1を使用しても良い。
【0082】
以上説明したように、把持補助具1は、スプーン等の把持部に対する帯状シート2の取付け形状、即ち、帯状シート2とスプーン等の把持部によって構成される輪の数、配置、大きさ等を自由に変えることができるので、スプーン等に対する様々な把持方法を実現することができる。
【0083】
また、帯状シート2とスプーン等の把持部によって構成される輪に挿入した手や指がずれたり、外れたりすることを防止することができ、更に、幅方向貫通孔12の凸部16又は中心凹部14の凸部26により、それらを貫通しているスプーン等の把持部をしっかり保持することができる。このため、把持補助具1の使い勝手を極めて良好にすることができる。
【0084】
また、把持補助具1の使用後、煮沸消毒が可能であるので、歯ブラシ等、水に濡れる日用品にも使用可能であり、把持補助具1を極めて衛生的な状態を保つことができる。
【0085】
次に、図9乃至図24を参照して、把持補助具の変形の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態による把持補助具1と同様の構成部分には、同じ参照番号を付し、その説明を省略する。
【0086】
図9は、本発明の第2の実施形態による把持補助具の平面図であり、図10は、図9に示す把持補助具のB−Bにおける部分拡大断面図である。
【0087】
図9及び図10に示すように、第2の実施形態による把持補助具100は、第1の実施形態による把持補助具1の貫通部4が連続的でなく、間隔をおいていることを特徴としている。
【0088】
図11は、本発明の第3の実施形態による把持補助具の平面図であり、図12は、本発明の第4の実施形態による把持補助具の平面図である。
【0089】
図11に示すように、第3の実施形態による把持補助具110は、幅方向貫通孔12だけを有していることを特徴としている。
【0090】
また、図12に示すように、第4の実施形態による把持補助具120は、第3の実施形態と同様、貫通部4が、帯状シート2の幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔122だけを有していることを特徴としている。幅方向貫通孔122は、幅方向に真っ直ぐ延び、第3の実施形態の把持補助具120が備えているような凸部16が省略されている。
【0091】
図13は、本発明の第5の実施形態による把持補助具の平面図であり、図14は、本発明の第6の実施形態による把持補助具の平面図であり、図15は、本発明の第7の実施形態による把持補助具の平面図である。
【0092】
図13に示すように、第5の実施形態による把持補助具130は、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部132だけを有することを特徴としている。中心凹部132は、帯状シート2の長手方向に細長い矩形形状を有する中心貫通孔132からなる。この中心貫通孔132は、ナイフ等の把持を補助するのに適している。
【0093】
また、図14に示すように、第6の実施形態による把持補助具140は、第5の実施形態による把持補助具130と同様、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部142だけを有していること、及び、中心凹部142が、帯状シート2の長手方向に延びる細長い矩形形状を有する中心貫通孔142からなることを特徴としている。中心貫通孔142の長さが、第5の実施形態の把持補助具130の中心貫通孔132よりも短く、断面積が小さい日用品の把持部を貫通させるのに適している。
【0094】
また、図15に示すように、第7の実施形態による把持補助具150は、第5の実施形態による把持補助具130と同様、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部152だけを有している。中心凹部152は、星形の中心貫通孔152からなる。星形の中心貫通孔152の凸部154は、第1の実施形態による把持補助具1の中心凹部14の凸部26と同様、中心貫通孔152に日用品の把持部を貫通させたときに撓んで、把持部を押圧することによって、日用品が把持補助具に対して移動するのを制限する機能を有する。
【0095】
図16は、本発明の第8の実施形態による把持補助具の平面図であり、図17は、図16に示す把持補助具のC−Cにおける部分拡大断面図である。
【0096】
図16及び図17に示すように、第8の実施形態による把持補助具160は、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部162だけを有していること、及び、中心凹部162が矩形の中心貫通孔164と2重の矩形の段付き部166とを有していることを特徴としている。段付き部166は、第1の実施形態による把持補助具1の段付き部20と同様の機能を有している。また、引掛け用端部6には、矩形の引掛け用孔168が設けられている。
【0097】
図18は、本発明の第9の実施形態による把持補助具の平面図であり、図19は、図18に示す把持補助具のD−Dにおける部分拡大断面図であり、図20は、本発明の第10の実施形態による把持補助具の平面図である。
【0098】
図18及び図19に示すように、第9の実施形態による把持補助具170は、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部172だけを有していること、中心凹部172が中心貫通孔174と4つの凸部176を有していること、及び、凸部176に3重の段付き部178が設けられていることを特徴としている。凸部176及び段付き部178はそれぞれ、第1の実施形態による把持補助具1の凸部26及び段付き部20と同様の機能を有している。
【0099】
また、図20に示すように、第10の実施形態による把持補助具180は、第9の実施形態による把持補助具170と類似する構成を有し、中心凹部172の凸部176の位置が、中心凹部172の中心に対して45度回転されていることだけが異なっている。
【0100】
図21は、本発明の第11の実施形態による把持補助具の平面図であり、図22は、図21に示す把持補助具のE−Eにおける部分拡大断面図である。
【0101】
図21及び図22に示すように、第11の実施形態による把持補助具190は、貫通部4が帯状シート2の幅方向中心部に位置する中心凹部192だけを有していること、中心凹部192が、矩形の中心貫通孔194と、3重の円形の段付き部196と、切除又は切断することにより凸部を形成可能な放射状凹部198とを有することを特徴としている。段付き部196及び放射状凹部198はそれぞれ、第1の実施形態による把持補助具1の段付き部20及び放射状凹部22と同様の機能を有しているので、それらの説明を省略する。また、段付き部196と放射状凹部198との交差部には、使用中、切除又は切断していない放射状凹部198が裂けることを防止するための貫通孔200が設けられている。貫通孔200は、半円形であり、そのほぼ直線の部分は、円形の段付き部196の周方向に延びている。
【0102】
第11の実施形態による把持補助具190において、放射状凹部198を半円形貫通孔200まで切除又は切断することによって、凸部が形成される。スプーン等の把持部を中心貫通孔194に何回も通したりそれから外したりする度に、放射状凹部198の切断によりできた凸部が撓むけれども、貫通孔200の直線部分が周方向に延びているので、放射状凹部198が凸部の撓みにより半径方向外方に裂けることを防止することができる。
【0103】
図23は、本発明の第12の実施形態による把持補助具の平面図であり、図24は、図23に示す把持補助具のF−Fにおける部分拡大断面図である。
【0104】
図23及び図24に示すように、第12の実施形態による把持補助具210は、第1の実施形態による把持補助具1と同様、貫通部4が、帯状シート2の幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔212と、幅方向中心部に位置する中心凹部214とを有していることを特徴としている。幅方向貫通孔212は、幅方向に真っ直ぐ延び、第1の実施形態の把持補助具1が備えているような凸部16が省略されている。また、中心凹部214は、円形の中心貫通孔216と、溝状の段付き部218とを有している。段付き部218は、第1の実施形態による把持補助具1の段付き部20と同様の機能を有している。
【0105】
以上、本発明の実施形態による把持補助具を説明したけれども、本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0106】
例えば、帯状シート2に設けられている貫通部4の数は、少なくとも3つあれば、いくつでも良い。
【0107】
また、帯状シートは、シリコンゴム等に限らず、革又は布製であっても良い。
【0108】
また、上述の実施形態の貫通部4の構成要素を、自由に組合せて、把持補助具を構成しても良い。例えば、幅方向貫通孔12と中心凹部14を交互に配置しないで、一方を続けて配置した後、他方を続けて配置しても良い。
【0109】
【発明の効果】
上述のとおり、本発明による把持補助具によれば、日用品の様々な把持方法を実現することができる。
【0110】
また、本発明による把持補助具によれば、日用品の様々な把持方法を実現することができると共に、良好な使い勝手を達成することができる。
【0111】
また、本発明による把持補助具によれば、日用品の様々な把持方法を実現することができると共に、把持補助具を衛生的に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図2】図1に示す把持補助具のA−Aにおける部分拡大断面図である。
【図3】図1に示す把持補助具の第1の使用方法を示す斜視図である。
【図4】図1に示す把持補助具の第2の使用方法を示す斜視図である。
【図5】図1に示す把持補助具の第3の使用方法を示す斜視図である。
【図6】図1に示す把持補助具の第4の使用方法を示す斜視図である。
【図7】図1に示す把持補助具の第5の使用方法を示す斜視図である。
【図8】図1に示す把持補助具の変形の使用方法を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図10】図9に示す把持補助具のB−Bにおける部分拡大断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図15】本発明の第7の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図16】本発明の第8の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図17】図16に示す把持補助具のC−Cにおける部分拡大断面図である。
【図18】本発明の第9の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図19】図17に示す把持補助具のD−Dにおける部分拡大断面図である。
【図20】本発明の第10の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図21】本発明の第11の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図22】図21に示す把持補助具のE−Eにおける部分拡大断面図である。
【図23】本発明の第12の実施形態による把持補助具の平面図である。
【図24】図23に示す把持補助具のF−Fにおける部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 把持補助具
2 帯状シート
4 貫通部
12 幅方向貫通孔
14 中心凹部
16 凸部
20 段付き部
24 中心貫通孔
26 凸部
100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、210 把持補助具
122、212 幅方向貫通孔
132、142、152、162、172、194、214 中心凹部
166、178、196、218 段付き部
164、174、194、216 中心貫通孔

Claims (11)

  1. 細長い把持部を有する日用品の把持を補助する把持補助具であって、
    可撓性の帯状シートを有し、
    この帯状シートに、その長手方向に配列され且つ日用品の細長い把持部が貫通可能な少なくとも3つの貫通部を設けたことを特徴とする把持補助具。
  2. 前記貫通部は、前記帯状シートの長手方向全体にわたって連続的に配置されている、請求項1に記載の把持補助具。
  3. 前記帯状シートは、エラストマーで作られる、請求項1又は2に記載の把持補助具。
  4. 前記貫通部は、帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔を有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の把持補助具。
  5. 前記貫通部は、帯状シートの幅方向中心部に位置する、日用品の把持部が貫通可能な中心凹部を有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の把持補助具。
  6. 前記貫通部は、交互に配置された、帯状シートの幅方向に延びる細長い幅方向貫通孔と帯状シートの幅方向中心部に位置する、日用品の把持部が貫通可能な中心凹部とを有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の把持補助具。
  7. 前記幅方向貫通孔は、それを貫通する日用品の把持部の移動を制限するための凸部を有する、請求項4又は6に記載の把持補助具。
  8. 前記中心凹部は、切除により前記中心凹部に形成可能な中心貫通孔の輪郭を構成する複数の段付き部を有する、請求項5又は6に記載の把持補助具。
  9. 前記中心凹部は、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔と、この中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部と、を有する、請求項5又は6に記載の把持補助具。
  10. 前記中心凹部は、日用品の把持部が貫通可能な中心貫通孔と、この中心貫通孔を貫通する日用品の把持部の移動を制限するための複数の凸部と、を切除により形成可能な放射状凹部を有する、請求項5又は6に記載の把持補助具。
  11. 前記帯状シートは、耐熱エラストマーで作られる、請求項3乃至10の何れか1項に記載の把持補助具。
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