JP3012863U - 飲食用具 - Google Patents

飲食用具

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JP3012863U
JP3012863U JP1994015819U JP1581994U JP3012863U JP 3012863 U JP3012863 U JP 3012863U JP 1994015819 U JP1994015819 U JP 1994015819U JP 1581994 U JP1581994 U JP 1581994U JP 3012863 U JP3012863 U JP 3012863U
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eating
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JP1994015819U
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English (en)
Inventor
新一郎 斎藤
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斎藤工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価であり重量も軽く、また製作も容易な障
害者用の飲食用具を提供する。 【構成】 握り部4は間隔Lをおいて対向する一対の金
属製の線材部4A,4Bから形成される。 【効果】 線材部4A,4Bを障害者の手に合わせて折
り曲げる。握り部4が幅大となり握りやすく、しかも障
害者に合わせた折り曲げも容易にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スプーン、フォーク、ナイフ等の飲食用具、特に手や腕などに障害 のある身体障害者用として使用する飲食用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
手や腕などの障害者の飲食用具として、例えば図9に示すものが周知である。 この障害者用スプーンは、握り部Aに対して掬い部Bを水平方向に折り曲げたも のであり、前記握り部Aを握って使用するものである。
【0003】 このような飲食用具においては、握り部Aが各障害者に夫々使用しやすい形で ないので、握りにくいという問題がある。
【0004】 このような問題を解決するものとして、飲食用具の握り部を形状記憶合成樹脂 を利用して各障害者に適応できるようにした飲食用具が周知である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記形状記憶合成樹脂を利用した飲食用具においては、材料が比較的高価であ り、また製作においては成型機等を使用しなければならないという問題がある。
【0006】 そこで、本考案は安価であり、また製作も容易な飲食用具を提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のものは、スプーン、フォーク、ナイフ等の飲食用具の握り部を 折り曲げ可能な金属製の線材により形成したことを特徴とする飲食用具である。
【0008】 請求項2記載のものは、前記線材は間隔をおいて対向する一対の線材部から形 成されることを特徴とする請求項1記載の飲食用具である。
【0009】 請求項3記載のものは、前記一対の線材部の略中央が相互にねじられたねじり 部を形成したことを特徴とする請求項2記載の飲食用具である。
【0010】 請求項4記載のものは、前記一対の線材部はU形線材により形成されて左右に 配設されたことを特徴とする請求項2又は3記載の飲食用具である。
【0011】 請求項5記載のものは、前記一対の線材部に握り用弾性材が装着したことを特 徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の飲食用具である。
【0012】
【作用】
前記請求項1記載の飲食用具では、使用者の手に合わせて握り部を折り曲げて 使用できる。
【0013】 前記請求項2記載の飲食用具では、一対の線材部により握りやすさを向上でき る。
【0014】 前記請求項3記載の飲食用具では、ねじり部から一対の線材部を容易に折り曲 げることができる。
【0015】 前記請求項4記載の飲食用具では、U形線材を取り付けるだけで左右一対の線 材部を設けることができる。
【0016】 前記請求項5記載の飲食用具では、握り用弾性材により握りやすさを一層向上 できる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1及び図2を参照して説明する。第1実施例は いわゆる先割れスプーンの場合を示しており、ステンレス鋼製の掬い部1の先端 には複数の切欠き部2が形成されており、この掬い部1の基端には柄部3が接続 され、この柄部3に握り部4が接続されている。前記柄部3には幅大部5に突部 6が形成されている。前記握り部4は例えばステンレス鋼等の金属線材から形成 されており、この金属線材は人力により容易に折り曲げられることができる程度 の強度を有する。そして、前記握り部4の線材はU形に予め折り曲げられたU形 線材が用いられたものであり、間隔Lをおいて対向するように左右一対の線材部 4A,4Bを有しており、その端部7側を前記幅大部5に係止すると共に、前記 突部6に沿うように溶接、接着等により固定されている。
【0018】 次に前記構成につきその使用方法を説明する。予め直線状のU形線材からなる 握り部4を障害者の手Hのひらや指に合わせて握りやすいように折り曲げる。第 1実施例では握り部4の端部を下方に折り曲げて折り曲げ部8を形成した場合を 示している。
【0019】 したがって、使用時においては障害者に合わせて形成されたが握り部4を握る と共に、前記折り曲げ部8に指を係止して、確実に把持することができる。
【0020】 以上のように、第1実施例では請求項1に対応して、飲食用具の握り部4の一 部を折り曲げ可能な金属製の線材により形成したことにより、前記握り部4を障 害者に合わせて自由に折り曲げすることができるので、いかなる障害者にも使用 でき、さらに、握り部4には金属製の線材を使用しているので、安価に提供する ことができると共に、軽量化も図れる。
【0021】 また、第1実施例では請求項2に対応して、握り部4を形成する線材は間隔L をおいて対向する一対の線材部4A,4Bから形成されることにより、握り部4 が幅大となり、握りやすく、しかも障害者に合わせた折り曲げも容易にできる。
【0022】 また、第1実施例では請求項4に対応して、線材部4A,4BがU形線材によ り形成されて左右に配設されたことにより、U形線材を柄部3に接続するだけで すみ、簡単に製作することができると共に、握りやすくなる。
【0023】 図3及び図4は第2実施例を示しており、掬い部1の基端に柄部3が接続され 、この柄部3に握り部4が接続されている。前記握り部4は例えばステンレス鋼 等の金属線材から形成されており、そして、前記握り部4の線材はU形に予め折 り曲げられて間隔Lをおいて対向するように左右一対の線材部4A,4Bを有し ており、その端部7側を前記幅大部5に係止すると共に、前記突部6に沿うよう に溶接、接着等により固定されている。そして握り部4を形成する一対の線材部 4A,4Bの略中央には相互に2乃至3回ねじったねじり部9が形成され、この ねじり部9を有する線材部4A,4Bは人力により容易に折り曲げられることが できる程度の強度を有する。
【0024】 次に前記構成につきその使用方法を説明する。予め直線状のU形の握り部4を 障害者の手Hのひらや指に合わせて握りやすいように前記ねじり部9から折り曲 げる。第2実施例では握り部4の端部を上方に折り曲げて折り曲げ部8を形成し た場合を示している。
【0025】 したがって、使用時においては障害者に合わせて形成された握り部4を握ると 共に、前記折り曲げ部8に指を係止して、確実に把持することができる。
【0026】 以上のように、第2実施例では請求項1に対応して、飲食用具の握り部4の一 部を折り曲げ可能な金属製の線材により形成したことにより、前記握り部4を障 害者に合わせて自由に折り曲げすることができるので、いかなる障害者にも使用 でき、さらに、握り部4には金属製の線材を使用しているので、安価に提供する ことができると共に、軽量化も図れる。
【0027】 また、第2実施例では請求項2に対応して、握り部4は間隔Lをおいて対向す る一対の線材部4A,4Bから形成されることにより、握り部4が幅大となり、 握りやすく、しかも障害者に合わせた折り曲げも容易にできる。
【0028】 さらに、第2実施例では請求項3に対応して、前記一対の線材部4A,4Bの 略中央が相互にねじられてねじり部9を形成したことにより、該ねじり部9から 握り部4の折り曲げが容易となり、握り部4の端部側を正確に折り曲げることが できる。
【0029】 また、第2実施例では請求項4に対応して、線材部4A,4BがU形線材によ り形成されて左右に配設されたことにより、U形線材を柄部3に接続するだけで すみ、簡単に製作することができると共に握りやすくなる。
【0030】 図5及び図6、図7及び図8は本考案の第3、第4実施例を示しており、前記 第1、第2実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。 図5及び図6に示す第3実施例では、一対の線材部4A,4Bからなる握り部4 に握り用弾性材10が設けられたものである。この握り用弾性材10はゴム、スポン ジ等の弾性を有する材質からなり、前記線材部4A,4Bに挟まれるようにして 装着されている。したがって、第3実施例では前記第1実施例の効果の他に、握 り部4に握り用弾性材10が装着されたことにより、手に馴染みやすくなり、確実 に把持することができる。また、握り用弾性材10自体も折り曲げ可能であるため に、握り部4を折り曲げた際に、握り用弾性材10自体も一体に折り曲げることが できる。
【0031】 図7及び図8に示す第4実施例では、ねじり部9を有する一対の線材部4A, 4Bからなる握り部4に握り用弾性材11が設けられたものである。この握り用弾 性材11はゴム、スポンジ等の弾性を有する材質からなり、前記線材部4A,4B を覆うように装着されている。したがって、第4実施例では前記第2実施例の効 果の他に、握り部4に握り用弾性材11が装着されたことにより、手に馴染みやす くなり、確実に把持することができる。また、握り用弾性材11自体も折り曲げ可 能であるために、握り部4を折り曲げた際に、握り用弾性材11自体も一体に折り 曲げることができる。
【0032】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えばフォーク、ナイフ 等に使用する等種々の変形が可能である。
【0033】
【考案の効果】
請求項1記載のものは、スプーン、フォーク、ナイフ等の飲食用具の握り部を 折り曲げ可能な金属製の線材により形成したことを特徴とする飲食用具であり、 前記握り部を障害者に合わせて自由に折り曲げすることができるので、いかなる 障害者にも使用でき、さらに、握り部には金属製の線材を使用しているので、安 価に提供することができる、しかも軽量化を図ることができる。
【0034】 請求項2記載のものは、前記線材は間隔をおいて対向する一対の線材部から形 成されることを特徴とする請求項1記載の飲食用具であり、握り部の線材は間隔 をおいて対向する一対の線材部から形成されることにより、握り部が幅大となり 、握りやすく、しかも障害者に合わせた折り曲げも容易にでき、さらに軽く製作 できる。
【0035】 請求項3記載のものは、前記一対の線材部の略中央が相互にねじられたねじり 部を形成したことを特徴とする請求項2記載の飲食用具であり、ねじり部から握 り部の折り曲げが容易となり、該握り部を正確に折り曲げることができる。
【0036】 請求項4記載のものは、前記一対の線材部はU形線材により形成されて左右に 配設されたことを特徴とする請求項2又は3記載の飲食用具であり、U形線材を 柄部に接続するだけですみ、簡単に製作することができると共に、握りやすくな る。
【0037】 請求項5記載のものは、前記一対の線材部に握り用弾性材が装着したことを特 徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の飲食用具であり、手に馴染みやす くなり、確実に把持することができる。また、握り用弾性材自体も折り曲げ可能 であるために、握り部を折り曲げた際に、握り用弾性材自体も一体に折り曲げる ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】同断面図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図6】同断面図である。
【図7】本考案の第4実施例を示す斜視図である。
【図8】同断面図である。
【図9】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
4 握り部 4A 4B 線材部 9 ねじり部 10 11 握り用弾性材 L 間隔

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプーン、フォーク、ナイフ等の飲食用
    具の握り部を折り曲げ可能な金属製の線材により形成し
    たことを特徴とする飲食用具。
  2. 【請求項2】 前記線材は間隔をおいて対向する一対の
    線材部から形成されることを特徴とする請求項1記載の
    飲食用具。
  3. 【請求項3】 前記一対の線材部の略中央が相互にねじ
    られたねじり部を形成したことを特徴とする請求項2記
    載の飲食用具。
  4. 【請求項4】 前記一対の線材部はU形線材により形成
    されて左右に配設されたことを特徴とする請求項2又は
    3記載の飲食用具。
  5. 【請求項5】 前記一対の線材部に握り用弾性材が装着
    したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記
    載の飲食用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910266A (ja) * 1995-06-29 1997-01-14 Masaya Rikino 安全介護皿
JP2016055601A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社パイロットコーポレーション 上肢動作支援器具用カバー

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