JP3058892U - 障害者用飲食用具 - Google Patents

障害者用飲食用具

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JP3058892U JP1998009778U JP977898U JP3058892U JP 3058892 U JP3058892 U JP 3058892U JP 1998009778 U JP1998009778 U JP 1998009778U JP 977898 U JP977898 U JP 977898U JP 3058892 U JP3058892 U JP 3058892U
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幸平 秋元
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株式会社青芳製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、障害者の食べることの基本動作に
おいて、障害の症状に応じて選択でき、重量が軽く、か
つバランスが良く、握った時の不快感がなく安定性があ
り、食器から食べ物を刺したり掬いやすく、口に満足で
きる量が入れられ、消毒管理しやすい障害者用飲食用具
を提供する。 【構成】 ステンレス材からなる右曲がりまたは左曲が
りスプーン10では掬い部11と握り柄部12とから構
成され、ステンレス材からなる右曲がりまたは左曲がり
フォーク20では突刺し部21と握り柄部22とから構
成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、掬い部や突刺し部を右曲がりまたは左曲がりになるよう形成させた ことを特徴とする金属製のスプーン、フォークに関し、手や指の変形、痛み、握 力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、ひじ、手首に運動障害がある人や 、施設ケア、在宅ケアを問わない一般の高齢者や、さらに一般家庭でも使いやす いように形成した障害者用飲食用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、障害者や高齢者が使いやすい飲食用具が開発されているが、障害の程度 は様々でありその程度に応じた飲食用具が使用されることが望ましく、加えて、 毎日の食事が日課から心と体が癒される時間となるような扱い易い飲食用具が使 用されることが望ましい。 しかし、従来の金属製のスプーンやフォーク等の飲食用具は、障害者や筋力の 低下した高齢者が使用する場合には、飲食用具自体に重量があり、握り柄が細く 持ちにくいものであり、握った時冷たく不快である。また、スプーンの掬い部や フォークの突刺し部が大きすぎて口に入れづらく、健常者には十分な量であって も、障害者や筋力の低下した高齢者には量が多すぎて一度に飲み込めずに残りを こぼしてしまう原因ともなっている。 これらの点を改善するものとして、握り柄を合成樹脂製で太く形成し、端部に スプーンヘッドやフォークヘッドを取り付けたものが開発されているが、障害者 や高齢者が収容される病院や高齢者ホームでは院内感染の問題から煮沸消毒、高 圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の消毒管理のしやすいものが求められており、満足でき るもにではない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題点を解決しようとしてなされたものでその目的とすると ころは、握る、掬う、口まで運ぶ、口に取り込むという食べることの基本動作に おいて、障害の症状に応じて選択でき、重量が軽く、かつバランスが良く、握っ た時の不快感がなく安定性があり、食器から食べ物を刺したり掬いやすく、口に 満足できる量が入れられ、消毒管理しやすい障害者用飲食用具を提供しようとす るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための第一の考案は、金属製のスプーン、フォークにおい て、スプーンであれば掬い部を、フォークであれば突刺し部を右曲がりまたは左 曲がりになるよう形成させたことを特徴とする、障害者用飲食用具を提供するも のである。 前記構成により、フォークの場合は食器の中の食べ物を刺しやすく、また突き 刺した食物が口に運ばれる間に落ちることが防げ、スプーンの場合は食器の中の 食べ物を掬いやすく、さらに掬った食物が口に運ばれる間に落ちることが防げら れることで、使用者の満足感が得られる。
【0005】 上記目的を達成するための第二の考案は、第一の考案に加え、端部にむけてゆ るやかに起伏を持ちつつ太くし、端部にふくらみを有する金属製の握り柄部の内 部を薄肉の空洞構造としたことを特徴とする、障害者用飲食用具を提供するもの である。 前記構成により、スプーン自体の重量が軽くでき、握った時にぬくもり感が感 じられ、端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くなっているので様々な持ち 方でもバランスが取り易くかつ握り易く、端部のふくらみがあるので落としにく くできる。
【0006】 上記目的を達成するための第三の考案は、第一の考案または第二の考案に加え 、金属製のスプーンの掬い部において、掬い部の横幅が30mm乃至40mm、 縦幅が40mm乃至45mm、深さが5mm乃至8mmで平面形状が略円形に形 成され、前記掬い部の最深点を先端側よりに設けるように形成したことを特徴と する、障害者用飲食用具を提供するものである。 前記構成により、食器から食べ物を掬いやすく、掬った食物が口に運ばれる間 に落ちることが防げ、掬い部が浅く小さめであるので口に入れやすく、口に満足 できる量が入れられことで、使用者の満足感が得られる。 また、本考案の障害者用飲食用具は、金属で構成されるものであるから、煮沸 消毒、高圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の消毒管理がしやすい。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例について図1〜図4に基づき説明する。 図1の10はステンレス材からなる右曲がりまたは左曲がりスプーンで掬い部 11と握り柄部12とから構成され、図2の20はステンレス材からなる右曲が りまたは左曲がりフォークで突刺し部21と握り柄部22とから構成される。 右曲がりまたは左曲がりスプーン10の掬い部11を、右曲がりまたは左曲が りフォーク20であれば突刺し部21を約30度右曲がりまたは左曲がりになる ように、握り柄部12または握り柄部22に設けたものである。 したがって、手や指の変形、痛み、握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の 関節、ひじ、手首の運動障害がある人にとって、握った時に右曲がりまたは左曲 がりスプーン10の掬い部11や右曲がりまたは左曲がりフォーク20の突刺し 部21が右または左に屈曲しているので、口に入れやすく満足できる量を取り込 むことができ、しかも、口へ運ぶ途中も落とす心配がなくなり、毎日の食事が日 課から心と体が癒される時間となる。
【0008】 図3より、右曲がりまたは左曲がりスプーン10の掬い部11に連続する握り 柄部12は、端部13へむけてゆるやかな起伏を持ちつつ太くなっており、端部 13は丸みをおびて平面側にふくらみ14を有する形状で、肉厚0.8mmのス テンレス材で形成され内部は空洞構造となっている。 図4より、右曲がりまたは左曲がりフォーク20の突刺し部21に連続する握 り柄部22は、端部23へむけてゆるやかな起伏を持ちつつ太くなっており、端 部23は丸みをおびて平面側にふくらみ24を有する形状で、肉厚0.8mmの ステンレス材で形成され内部は空洞構造となっている。
【0009】 前記構成につきその作用を説明する。 右曲がりまたは左曲がりスプーン10の握り柄部12や右曲がりまたは左曲が りフォーク20の握り柄部22を障害者や高齢者である使用者が握り、皿等の食 器の食品を掬い部11で掬ったり、突刺し部21で突き刺したりして、口まで運 び、口の中に取り込む。使用後は洗浄し煮沸消毒、高圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の 殺菌消毒を行う。このとき、使用者が握り柄部12や握り柄部22を握っても握 り柄部12や握り柄部22が端部13や端部23へむけてゆるやかな起伏を持ち つつ太くなっており、端部13や端部23は丸みをおびて平面側にふくらみ14 やふくらみ24を有する形状で、肉厚0.8mmのステンレス材で形成され内部 は空洞構造となっているので、つめたさを感じずぬくもり感があり、重さを感じ ずに軽く持て、太目の握り柄部12や握り柄部22のゆるやかな起伏に手がフィ ットして握り易く、端部13のふくらみ14や端部23のふくらみ24が滑り止 めとなる。
【0010】 次に図3より、右曲がりまたは左曲がりスプーン10の掬い部11は横幅Wが 約34mm,縦幅Tが約42mm,深さDが約6.5mmで平面形状が略円形で 、掬い部11の容量は約5mlとなっている。また、掬い部11の最深点Pは中 央より先端側にあり、掬われた食品が掬い部11の先端側に集まるようになって いる。 また、掬い部11や突刺し部21に連続する握り柄部12や握り柄部22は、 端部13や端部23にむけてゆるやかな起伏を持ちつつ太くなっており、端部1 3や端部23は丸みをおびて平面側にふくらみ14やふくらみ24を有する形状 で、肉厚0.8mmのステンレス材で形成され内部は空洞構造となっている。
【0011】 また、本考案の障害者用飲食用具がステンレス材で形成されているので、障害 者や高齢者が収容される病院や高齢者ホームでは煮沸消毒、高圧蒸気滅菌、ガス 滅菌等の消毒管理のしやすく院内感染の問題に対応できる。 以上、本考案の実施例について説明したが、前記実施例に限定されるものでは なく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施 例では素材をステンレスとしたが、煮沸消毒、高圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の消毒 に対応できるものであれば構わない。
【0012】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、金属製スプーンであれば掬い部を、金属製フォーク であれば突刺し部を右曲がりまたは左曲がりになるように形成したものであるか ら、右曲がりまたは左曲がりスプーンであれば食器から食べ物を掬いやすく、右 曲がりまたは左曲がりフォークであれば突き刺した食物が口に運ばれる間に落ち ることが防げ、掬い部が浅く小さめであるので口に入れやすく、口に満足できる 量が入れられ、使用者が飲み込むときの満足感が得られる。 また、手や指の変形、痛み、握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、 ひじ、手首に運動障害がある人の症状に応じて飲食用具の選択ができる。 請求項2の考案によれば、前記請求項1の障害者用飲食用具において、端部に むけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くし、端部にふくらみを有する金属製の握り 柄部の内部を薄肉の空洞構造としたものであるので、スプーン自体の重量が軽く でき、握った時にぬくもり感が感じられ、端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつ つ太くなっているので様々な持ち方でも握り易く、端部のふくらみがあるので落 としにくくでき、煮沸消毒、高圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の消毒管理がしやすいも のである。 請求項3の考案によれば、請求項1または請求項2の障害者用飲食用具におい て、右曲がりまたは左曲がりスプーンの掬い部において、この掬い部の横幅が3 0mm乃至40mm、縦幅が40mm乃至45mm、深さが5mm乃至8mmで 平面形状が略円形に形成され、前記掬い部の最深点を先端側よりに設けるよう形 成したものであるので、食器から食べ物を掬いやすく、掬った食物が口に運ばれ る間に落ちることが防げ、掬い部が浅く小さめであるので口に入れやすく、口に 満足できる量が入れられことで、使用者の満足感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す障害者用飲食用具の平面
図である。
【図2】本考案の実施例を示す障害者用飲食用具の平面
図である。
【図3】本考案の実施例を示す障害者用飲食用具の側面
図である。
【図4】本考案の実施例を示す障害者用飲食用具の側面
図である。
【符号の説明】
10 右曲がりまたは左曲がりスプーン 11 掬い部 12 握り柄部 13 端部 14 ふくらみ 20 右曲がりまたは左曲がりフォーク 21 突刺し部 22 握り柄部 23 端部 24 ふくらみ W 横幅 T 縦幅 D 深さ P 最深点

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のスプーン、フォークにおいてス
    プーンであれば掬い部を、フォークであれば突刺し部を
    右曲がりまたは左曲がりになるよう形成させたことを特
    徴とする、障害者用飲食用具。
  2. 【請求項2】 金属製のスプーン、フォークにおいて、
    端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くし、端部に
    ふくらみを有する握り柄部の内部を薄肉の空洞構造とし
    たことを特徴とする、請求項1記載の障害者用飲食用
    具。
  3. 【請求項3】 金属製のスプーンの掬い部において、こ
    の掬い部の横幅が30mm乃至40mm、縦幅が40m
    m乃至45mm、深さが5mm乃至8mmで平面形状が
    略円形に形成され、前記掬い部の最深点を先端側よりに
    設けるよう形成したことを特徴とする、請求項1または
    2記載の障害者用飲食用具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011013741A1 (ja) * 2009-07-31 2011-02-03 コンビ株式会社 液体摂取用スプーン
WO2022255706A1 (ko) * 2021-06-01 2022-12-08 창원대학교 산학협력단 뇌졸중 환자들을 위한 개인별 맞춤형 숟가락 및 이의 제조 방법

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