JP3079014U - 食器および食器とスプーンのセット - Google Patents

食器および食器とスプーンのセット

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JP3079014U
JP3079014U JP2001000180U JP2001000180U JP3079014U JP 3079014 U JP3079014 U JP 3079014U JP 2001000180 U JP2001000180 U JP 2001000180U JP 2001000180 U JP2001000180 U JP 2001000180U JP 3079014 U JP3079014 U JP 3079014U
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spoon
tableware
concave portion
food
shape
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JP2001000180U
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Inventor
久佳 竹内
Original Assignee
株式会社金正陶器
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器に入れた飲食物が少なくなった後に飲食
物をスプーンですくい取る際、スプーンを前後、左右に
動かしたり、スプーンとは反対の手で直接食器を把持し
て同時に動かす必要のない食器等を提供することを目的
とする。 【解決手段】 飲食用の食器であって、底面部3および
底面部3を囲む周壁5とからなる収容部7が設けられて
いる。前記周壁5には収容部側から外側に向かって形成
した窪み部17が設けられており、当該窪み部17に連
なる底面部3には凹部9が設けられており、前記凹部9
は、スプーン11先端のすくい部13が略収容可能とな
るような大きさおよび形状に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スープその他の飲食物を、容易に残らずすくい出すことが可能な食 器具に関するものであり、特に幼児および手先が不自由なお年寄りや障害者の方 の使用に適した食器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スプーンを使用して、飲食物を取り出しやすくすることを目的とした食 器に関し種々の考案がなされている。 たとえば、実開昭58−98879号公報、実開平6−45569号公報に開 示されている技術がある。前者は皿の中央に突起を設けたものであり、当該突起 に飲食物を押しつけるようにスプーンを操作して、飲食物をスプーンですくい取 れるようにしたものである。また、後者は皿の底面が傾斜しており、飲食物を傾 斜の下部方向に集めて、飲食物をスプーンですくい取れるようにしたものである 。 また、実開昭57−172578号公報、実開昭63−64274号公報、特 開平9−154693号公報等が知られている。これらに共通する構造は、皿の 底部に凹部を形成して、当該凹部内に入り込んだ飲食物をスプーンですくい取れ るようにしたことである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の食器は、飲食物を所定の位置に集めて、スプーンによりすくい取る ためのものである。 しかし、上記食器では、飲食物を最後までスプーンによってすくい取るときに は、飲食物がスプーンに押されて逃げてしまい、当該飲食物をスプーンですくい 取るには、スプーンを前後・左右に大きく動かすとともに、スプーンを持つ手と は反対の手で食器を把持して同時に動かしたりする必要がある。 これらのことは、成人や健常者であれば別段支障のない動作であるが、幼児お よび手先の不自由なお年寄りや障害者の方にとっては、大変難しい動作である。 したがって、上記従来の食器を使用しても、幼児等にとっては、残りが少なくな った飲食物を容易に取り出すことができないものであった。
【0004】 本願に係る考案は、上記の点に鑑み考案されたものであって、残りが少なくな った飲食物をスプーンですくい取る際に、スプーンを前後・左右に大きく動かし たり、スプーンを持つ手とは反対の手で食器を把持して同時に動かすことなく、 容易に最後まで飲食物を取り出すことができる食器等を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案の請求項1記載の考案は、上記課題を解決するために以下の要件を備 えたことを特徴とする。すなわち、食器であって、 (イ)飲食用の食器であって、底面部および底面部を囲む周壁とからなる収容部 が設けられていること。 (ロ)前記周壁には収容部側から外側に向かって形成した窪み部が設けられてお り、当該窪み部に連なる底面部には凹部が設けられていること。 (ハ)前記凹部は、スプーン先端のすくい部が略収容可能となるような大きさお よび形状に形成されていること。
【0006】 本願考案の請求項2記載の考案は、上記課題を解決するために以下の要件を備 えたことを特徴とする。すなわち、食器とスプーンのセットであって、 (イ)飲食用の食器であって、底面部および底面部を囲む周壁とからなる収容部 が設けられていること。 (ロ)前記周壁には収容部側から外側に向かって形成した窪み部が設けられてお り、当該窪み部に連なる底面部には凹部が設けられていること。 (ハ)前記凹部は、スプーン先端のすくい部が略収容可能となるような大きさお よび形状に形成されていること。 (ニ)前記スプーンは、把持可能な柄部と、飲食物を載置等するためのすくい部 とから構成されていること。 (ホ)前記すくい部は、その底面部の形状が前記食器の凹部の形状と略等しい形 状になっているとともに、前記食器の凹部に対して略収容される程度の大きさに 形成されていること。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の食器および食器とスプーンのセットに関する一実施の形態を図 を用いて説明する。 まず、図面に関して簡単に説明すると、図1は本考案の食器である皿本体を表 した平面図である。図2は、図1の平面図中A−A’線で示した部分の部分断面 を表した断面図である。図3は、図1の平面図中B−B’線で示した部分の部分 断面を表した断面図である。図4は、食器である皿本体の使用状態を表すための 説明図である。
【0008】 以下、詳細に説明する。 図1において、1は本考案の食器の一形態である皿本体を表している。 皿本体1は浅底の飲食用の食器であり、陶器として略楕円形状に一体的に形成 されている。また、皿本体1には底面部3および底面部3を囲む周壁5とからな る収容部7が設けられている。この収容部7には、スープその他の飲食物が収容 されるようになっている。 また、略楕円形状をなす皿本体1の長手方向の端部に位置する一方の周壁5に は、周壁5を外側方向に向かって窪ませた窪み部17が形成されている。当該窪 み部17の形状は、飲食器具であるスプーン11のすくい部13先端の外形より 若干大きな形状となるように形成されている。 さらに、前記窪み部17から連なる部分の底面部3には、凹部9が形成されて いる。凹部9は平坦面である底面部3を窪ませた部分であり、その形状はスプー ン11のすくい部13よりも若干大きく形成され、形状も近似した形状に形成さ れている。すなわち、スプーン11のすくい部13が凹部9内に略収まるような 状態で載置することが可能となっている。
【0009】 凹部9について詳しく説明する。凹部9の底面は曲面を有した形状に形成され ている。なお、凹部9の形状は前述したスプーン11のすくい部13の形状と近 似しかつ若干大きく形成することが好ましい。 また、凹部9の深さは、スプーン11のすくい部13が略収容されるか、ある いは完全に収容される程度の深さを有していることが好ましい。 このような形状にすることによって、スプーン11のすくい部13を凹部9に 対して入れると、凹部9に貯まっているスープ等の飲食物がスプーン11によっ てあふれるように押しやられ、スプーン11内の入るようにすることができる。 このように、凹部9内に収容されたスープ等の飲食物をスプーン11を使用して 飲食する際、極端にすくい取るような状態にしなくても、スプーン11のすくい 部13をそのままの姿勢あるいは若干傾けた程度の状態で凹部9内に差し入れて 載置することにより、凹部9内に貯まっている飲食物をすくい部13内に入れる ことが可能となっている。 さらに、液状ではない飲食物を取り出す場合であっても、前記凹部9と、当該 凹部9に連なってスプーンの半分程度を囲むように設けられている窪み部17と の作用によって、残り少なくなった飲食物をこぼすことなく取り出すことができ るようになっている。
【0010】 以上、本願考案に係る食器について説明したが、前記食器をさらに効率よく使 用できるようにするために、前記食器に適合したスプーン11が提供される。 当該スプーンは、すくい部13の形状が窪み部17および凹部9の形状と略同 一か若干小さく形成されていることを特徴としている。このようなスプーンを使 用することで、前記食器に関して説明した作用、効果をさらに高めることができ るようになっている。
【0011】
【考案の効果】
上記説明をした本考案の請求項1記載の食器は次に述べる効果を有している。 すなわち、請求項1記載の食器は、皿内に収容された飲食物をスプーンによって 取り出す際、スプーンのすくい部を凹部に対してあてがうように載置するか、若 干傾けるようにして差し入れる程度で、飲食物をすくい部に移し取ることができ る。したがって、手首を使って大きくすくい取るような動作を行う必要がなく、 幼児および手先の不自由なお年寄りや障害者の方にとっても食事のしやすい食器 を提供することが可能となっている。 また、周壁に設けた窪み部と前記凹部との作用によって、残り少なくなった飲 食物を一カ所に集め、窪み部によってすくい部の略半分程度を覆うように形成さ れた壁面部分との作用によって、こぼすことなく取り出すことができるという効 果を有している。
【0012】 また、本考案の請求項2記載の食器とスプーンのセットは、上記効果に加えて 次に述べる効果を有している。 すなわち、皿に形成した凹部および窪み部の形状と、スプーンのすくい部の形 状を略同形状あるいは若干小さく形成したので、互いの隙間を少なくでき、効率 よく飲食物をすくい部に移し取ることが可能となっている。したがって、さらに 、幼児および手先の不自由なお年寄りや障害者の方にとって快適な食事を提供す ることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の食器である皿本体を表した平面図であ
る。
【図2】図1の平面図中A−A’線で示した部分の部分
断面を表した断面図である。
【図3】図1の平面図中B−B’線で示した部分の部分
断面を表した断面図である。
【図4】食器である皿本体の使用状態を表すための説明
図である。
【符号の説明】
1 皿本体 3 底面部 5 周壁 7 収容部 9 凹部 11 スプーン 17 窪み部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする食
    器。 (イ)飲食用の食器であって、底面部および底面部を囲
    む周壁とからなる収容部が設けられていること。 (ロ)前記周壁には収容部側から外側に向かって形成し
    た窪み部が設けられており、当該窪み部に連なる底面部
    には凹部が設けられていること。 (ハ)前記凹部は、スプーン先端のすくい部が略収容可
    能となるような大きさおよび形状に形成されているこ
    と。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする食
    器とスプーンのセット。 (イ)飲食用の食器であって、底面部および底面部を囲
    む周壁とからなる収容部が設けられていること。 (ロ)前記周壁には収容部側から外側に向かって形成し
    た窪み部が設けられており、当該窪み部に連なる底面部
    には凹部が設けられていること。 (ハ)前記凹部は、スプーン先端のすくい部が略収容可
    能となるような大きさおよび形状に形成されているこ
    と。 (ニ)前記スプーンは、把持可能な柄部と、飲食物を載
    置等するためのすくい部とから構成されていること。 (ホ)前記すくい部は、その底面部の形状が前記食器の
    凹部の形状と略等しい形状になっているとともに、前記
    食器の凹部に対して略収容される程度の大きさに形成さ
    れていること。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015178395A1 (ja) * 2014-05-20 2015-11-26 大成樹脂工業株式会社 食器
JP2017006254A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 プラスワン株式会社 幼児または手の不自由な人の食事用プレート

Cited By (3)

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JPWO2015178395A1 (ja) * 2014-05-20 2017-04-20 大成樹脂工業株式会社 食器
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