JP3119686U - 人間工学的検討により製造されたカトラリー - Google Patents

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Abstract

【課題】人間工学的検討を加え、多数の人が使いやすいスプーンやフォークやナイフの提供。
【解決手段】膨らみ状12の内部構造としてはスプーン把持部11の内部に空洞部13が形成されている。SW1はスプーン把持部11の平面膨らみの幅であり、SL1はスプーン把持部11の長さであり、SW1:SL1の比は約1:5から約1:6であり、SW3は掬い部15の平面幅であり、SL2は掬い部15の平面長さであり、SW3:SL2の比は約1:2.0から約1:2.1であり、SL3はスプーン10a,10bの全長であり、SW1:SL3の比は約1:9から約1:10であり、SW3:SL3の比は約1:4から約1:5であり、SW2はスプーン把持部11の側面膨らみの幅であり、SW2:SL1の比は約1:7から約1:8であり、SW2:SL3の比は約1:13から約1:14であり、SW2:SW1の比は約1:1.1から約1:1.9であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、把持部と掬い部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用スプーン、把持部と突刺し部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用フォーク、把持部と切断部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用ナイフ、などのカトラリーであり、人間工学的検討により製造されたカトラリーに関するものである。
近年ユニバーサルデザインという考え方が認知されるようになってきた。ユニバーサルデザインとは、1980年代にノースカロライナ州立大学のロナルド・メイスらによって提唱された概念であり、「特別な改造や設計をすることなく、できるかぎり幅広く全ての人々使える製品や環境のデザイン」(大島正光監修、「人間工学の百科事典」丸善刊より引用)と定義されている。
日本においても1990年代からユニバーサルデザインは急速にひろまっており、この概念はシャンプー・歯ブラシといった日用品から、バス・公衆トイレといった公共的なものまで幅広く取り入れられている。(人間工学学会編集、「ユニバーサルデザイン実践ガイドライン」共立出版株式会社刊より引用)
このような製品のユニバーサルデザイン化は、スプーンやフォーク、箸といった食具の分野においても例外ではない。これまでは、様々な要因により食事動作が困難になった人たちのために、それぞれの障害に合わせた特殊な「自助具」が開発されてきた。スプーンを例にとれば、把持力が弱い人にはスプーンホルダーや太い柄のスプーンが開発され、関節可動域が狭い人にはスプーンの形状を利用者が最も使いやすい形に変形できるスプーンなどが販売されている。(大島正光監修、「人間工学の百科事典」丸善刊より引用)
また、近年になって、障害者用の「自助具」をさらに発展させた「ユニバーサルデザイン食具」が開発されるようになってきた。このユニバーサルデザイン食具は、可能な限り多数の人が使いやすいように、素材、形状、寸法、重量などが工夫されている。
ところが、従来のユニバーサルデザイン食具は、それ以前の食具や障害者用の自助具と比べて本当に使いやすいのだろうか、という疑問を呈する報告が成されるようになってきた。これまで、食具や自助具の評価は主観的な官能検査が一般的であり、動作分析や生体計測などを用いた客観的な評価はほとんど行われていなかった、という報告も成されるようになってきた。
すなわち、従来のユニバーサルデザインによって製造された、スプーンやフォークやナイフといったカトラリーとも呼ばれている食具は、理論的な裏づけがないままにイメージが先行した状態でデザインされ製造されている場合が多いという指摘を受けている。
従って、可能な限り多数の人が使用しても、飲食物をすくう動作をより疲れないものにする理論に基づくスプーン、飲食物の突き刺し動作や回転動作をより疲れないものにする理論に基づくフォーク、飲食物を切断する動作をより疲れないものにする理論に基づくナイフ、のニーズが高まっている。
本考案は、上記の課題を解決するために成されたものであり、人間工学的検討を加えることで、可能な限り多数の人が使いやすいようにした、スプーンやフォークやナイフの提供を目的とする。
課題を解決するための第一の手段として、把持部と掬い部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用スプーンであり、スプーン把持部が長い膨らみ状で形成され、掬い部の底面部分が略平坦に形成され、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1:5から約1:6であり、掬い部の平面幅:平面長さ比は約1:2.0から約1:2.1であり、前記把持部の平面膨らみ幅:スプーン全長比は約1:9から約1:10であり、掬い部の平面幅:スプーン全長比は約1:4から約1:5であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:7から約1:8であり、前記把持部の側面膨らみの幅:スプーン全長比は約1:13から約1:14であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1:1.1から約1:1.9であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリーの提供を目的とする。
前記スプーンに関しては、素材は金属系でもプラスチック系でもどちらでも構わない。金属系であれば、アルミニウム、アルミ合金、チタニウム、チタン合金、ステンレス、ニッケル合金、などの比較的軽量で耐食性の高いタイプの使用が好ましい。プラスチック系であれば、強度が充分で耐熱性が高いタイプの使用が好ましい。
課題を解決するための第二の手段として、把持部と突刺し部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用フォークであり、フォーク把持部が長い膨らみ状で形成され、突刺し部の曲面部分の先端部と後端部の曲面比が約3.1:1から約3.9:1または約3:1.1から約3:1.9であり、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1:5から約1:6であり、突刺し部の平面幅:平面長さ比は約1:3.1から約1:3.9であり、前記把持部の平面膨らみ幅:フォーク全長比は約1:9から約1:10であり、突刺し部の平面幅:フォーク全長比は約1:8.0から約1:8.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:7から約1:8であり、前記把持部の側面膨らみの幅:フォーク全長比は約1:13から約1:14であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1:1.1から約1:1.9であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリーの提供を目的とする。
前記フォークに関しては、素材は金属系でもプラスチック系でもどちらでも構わない。金属系であれば、アルミニウム、アルミ合金、チタニウム、チタン合金、ステンレス、ニッケル合金、などの比較的軽量で耐食性の高いタイプの使用が好ましい。プラスチック系であれば、強度が充分で耐熱性が高いタイプの使用が好ましい。
課題を解決するための第三の手段として、把持部と切断部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用ナイフであり、ナイフ把持部が長い膨らみ状で形成され、切断部の側面の凸状先端部と凹状後端部の曲線比が約1:2.1から約1:2.9であり、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1.0:8から約1.9:8であり、切断部の平面先端幅:平面後端幅比は約1:3.1から約1:3.9であり、前記把持部の平面膨らみ幅:ナイフ全長比は約1:13から約1:14であり、切断部の側面凸状幅:長さ比は約1:4.0から約1:4.9であり、切断部の側面凸状幅:ナイフ全長比は約1:9.0から約1:9.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:6.0から約1:6.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:ナイフ全長比は約1:10.1から約1:10.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1.1:1から約1.9:1であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリーの提供を目的とする。
前記ナイフに関しては、素材は金属系でもプラスチック系でもどちらでも構わない。金属系であれば、アルミニウム、アルミ合金、チタニウム、チタン合金、ステンレス、ニッケル合金、などの比較的軽量で耐食性の高いタイプの使用が好ましい。プラスチック系であれば、強度が充分で耐熱性が高いタイプの使用が好ましい。
課題を解決するための第四の手段として、前記把持部の長手方向または横手方向の内部に空洞部を形成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の人間工学的検討により製造されたカトラリーの提供を目的とする。
前記空洞部に関しては、前記把持部の長手方向の端部から他端部に向けてゆるやかに膨らみを設けるようにし、膨らみが所定の寸法になったらゆるやかに他端部に向けて端部の寸法に概略同じになるように形成させる。この形成手段に関しては一般的に知られた手段を用いればよい。
課題を解決するための第五の手段として、前記把持部の長手方向または横手方向の表面部分の一部または全体に凹状または(及び)凸状を形成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の人間工学的検討により製造されたカトラリーの提供を目的とする。
前記凹状に関しては、前記把持部の表面に微小な凹状が形成されるような手段を用いればよい。
前記凸状に関しては、前記把持部の表面に微小な凸状が形成されるような手段を用いればよい。
本考案の人間工学的検討により製造されたカトラリーを使用することで、高齢者や障害者や病気療養者や入院中の人や健常者でも握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、ひじ、手首の運動障害がある人が使用しても、手や腕にかかる負担が少なく、口に運ぶ際の動作時間が短縮できる。この結果、上記の人たちが食事に対するストレスが減少するので、健康増進に貢献し、医療費の削減に寄与することが可能になる。
請求項1の考案によるスプーンであれば食器から食べ物を掬いやすく、請求項2の考案によるフォークであれば突き刺した食物が口に運ばれる間に落ちることが防げ、請求項3の考案によるナイフであれば比較的少ない力で食物を切断できることで、本考案の使用者は食事のときの満足感が従来より得られる。
また、本考案のカトラリーは、端部から他端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くした把持部の内部構造を薄肉の空洞構造としたものであるので、スプーンやフォークやナイフ自体の重量が軽くでき、さらに握った時にぬくもり感が感じられ、端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くなっているので様々な持ち方でも握り易く、指の中や掌の中に把持部のふくらみがあるので落としにくくでき、ステンレス製なので煮沸消毒、高圧蒸気滅菌、ガス滅菌等の消毒管理がしやすいものである。
理論に限定されることを意図するものではないが、本考案のような長さ:幅比により、物質をすくっている間に手首にかかる負担が軽減され、物質をすくう工程中に生じる抵抗全体が減少すると考えられる。更に、物質をすくう間に手首を折り曲げたり回転させたりするような場合、手首の関節/筋肉にかかる抵抗負担及びトルク抵抗は、著しく小さくなる。
本考案を使用する場合に、親指や人差し指や中指で包み込むように把持した場合では、人間の掌や指との接触率を向上させた把持部を有するカトラリーを提供できる。
また、本考案のカトラリーの把持部の表面には、凹状や凸状などの滑り止め手段を設けたので、本考案の使用者が食事中において、スプーンやフォークやナイフを落としたりすることを減らせる。
また、本考案の構成により、従来よりカトラリー自体の重量が軽くでき、さらに握った時にぬくもり感が感じられ、端部にむけてゆるやかに起伏を持ちつつ太くなっているので様々な持ち方でもバランスが取り易くかつ握り易く、端部のふくらみがあるので落としにくくできるので、スプーンやフォークやナイフを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は本考案の実施の形態例を示す説明図である。図2は本考案の実施の形態例を示す説明図である。図3は本考案の実施の形態例を示す説明図である。
図1より、10aと10bはステンレス材からなり把持部11と掬い部15で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用スプーンであり夫々平面と側面を示しており、スプーン把持部11が長い膨らみ状12で形成され、掬い部15の底面部分16が略平坦に形成され、膨らみ状12の内部構造としてはスプーン把持部11の内部に空洞部13が形成されている。
本考案の人間工学に基づいて企画されている構造に関して説明すると、SW1はスプーン把持部11の平面膨らみの幅であり、SL1はスプーン把持部11の長さであり、SW1:SL1の比は約1:5から約1:6であることが好ましい。また、SW3は掬い部15の平面幅であり、SL2は掬い部15の平面長さであり、SW3:SL2の比は約1:2.0から約1:2.1であることが好ましい。また、SL3はスプーン10a,10bの全長であり、SW1:SL3の比は約1:9から約1:10であることが好ましい。また、SW3:SL3の比は約1:4から約1:5であることが好ましい。また、SW2はスプーン把持部11の側面膨らみの幅であり、SW2:SL1の比は約1:7から約1:8であることが好ましい。また、SW2:SL3の比は約1:13から約1:14であることが好ましい。また、SW2:SW1の比は約1:1.1から約1:1.9であることが好ましい。
図1の実施の形態例の人間工学的検討により製造されたスプーンを使用することで、高齢者や障害者や病気療養者や入院中の人や健常者でも握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、ひじ、手首の運動障害がある人が使用しても、手や腕にかかる負担が少なく、口に運ぶ際の動作時間が短縮できる。
上述した作用を確認する手段としては、新潟大学工学部・福祉人間工学科(新潟市五十嵐2の町8050番地)、林・中村研究室で開発された、捕食動作をモーションキャプチャ・システムと節電計で同時計測するシステムと実験方法、測定データの分析によって、本考案と従来型カトラリーとの使いやすさの違いを評価できる分析パラメータなどを利用することが可能になった。よって、これらの手段をもちいて、本考案の有効性を証明することが可能になった。
図2より、20aと20bはステンレス材からなり把持部21と突刺し部25で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用フォークであり夫々平面と側面を示しており、フォーク把持部21が長い膨らみ状22で形成され、突刺し部25の曲面部分26は先端部CS1と後端部CS2とで構成され、先端部CS1と後端部CS2の曲面比が約3.1:1から約3.9:1または約3:1.1から約3:1.9という比率で形成され、膨らみ状22の内部構造としてはフォーク把持部21の内部に空洞部23が形成されている。
本考案の人間工学に基づいて企画されている構造に関して説明すると、FW1はフォーク把持部21の平面膨らみの幅であり、FL1はフォーク把持部21の平面膨らみの長さであり、FW1:FL1の比は約1:5から約1:6であることが好ましい。また、FW3は突刺し部25の平面幅であり、FL2は突刺し部25の平面長さであり、FW3:FL2の比は約1:3.1から約1:3.9であることが好ましい。また、FL3はフォーク20a,20bの全長であり、FW1:FL3の比は約1:9から約1:10であることが好ましい。また、FW3:FL3の比は約1:8.0から約1:8.9であることが好ましい。また、FW2はフォーク把持部21の側面膨らみの幅であり、FW2:FL1の比は約1:7から約1:8であることが好ましい。また、FW2:FL3の比は約1:13から約1:14であることが好ましい。また、FW2:FW1の比は約1:1.1から約1:1.9であることが好ましい。
図2の実施の形態例の人間工学的検討により製造されたフォークを使用することで、高齢者や障害者や病気療養者や入院中の人や健常者でも握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、ひじ、手首の運動障害がある人が使用しても、手や腕にかかる負担が少なく、口に運ぶ際の動作時間が短縮できる。
上述した作用を確認する手段としては、新潟大学工学部・福祉人間工学科(新潟市五十嵐2の町8050番地)、林・中村研究室で開発された、捕食動作をモーションキャプチャ・システムと節電計で同時計測するシステムと実験方法、測定データの分析によって、本考案と従来型カトラリーとの使いやすさの違いを評価できる分析パラメータなどを利用することが可能になった。よって、これらの手段をもちいて、本考案の有効性を証明することが可能になった。
図3より、30aと30bはステンレス材からなり把持部31と切断部35で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用ナイフであり夫々側面と平面を示しており、ナイフ把持部31が長い膨らみ状32で形成され、切断部35の側面の凸状先端部CL1と凹状後端部CL2の曲線の比が約1:2.1から約1:2.9という比率で形成され、膨らみ状32の内部構造としてはナイフ把持部31の内部に空洞部33が形成されている。
本考案の人間工学に基づいて企画されている構造に関して説明すると、NW2はナイフ把持部31の平面膨らみの幅であり、NL1はフォーク把持部31の平面膨らみの長さであり、NW2:NL1の比は約1.0:8から約1.9:8であることが好ましい。また、NW3aは切断部35の平面先端幅であり、NW3bは切断部35の平面後端幅であり、NW3a:NW3bの比は約1:3.1から約1:3.9であることが好ましい。また、NL3はナイフ30a,30bの全長であり、NW2:NL3の比は約1:13から約1:14であることが好ましい。また、NW3は切断部35の側面凸状幅であり、NL2は切断部35の側面長さであり、NW3:NL2の比は約1:4.0から約1:4.9であることが好ましい。また、NW3:NL3の比は約1:9.0から約1:9.9であることが好ましい。また、NW1はナイフ把持部31の側面膨らみの幅であり、NW1:NL1の比は約1:6.0から約1:6.9であることが好ましい。また、NW1:NL3の比は約1:10.1から約1:10.9であることが好ましい。また、NW1:NW2の比は約1.1:1から約1.9:1であることが好ましい。
図3の実施の形態例の人間工学的検討により製造されたナイフを使用することで、高齢者や障害者や病気療養者や入院中の人や健常者でも握力の低下などで握る力が弱い人や、肩の関節、ひじ、手首の運動障害がある人が使用しても、手や腕にかかる負担が少なく、食事の際の動作時間が短縮できる。
上述した作用を確認する手段としては、新潟大学工学部・福祉人間工学科(新潟市五十嵐2の町8050番地)、林・中村研究室で開発された、捕食動作をモーションキャプチャ・システムと節電計で同時計測するシステムと実験方法、測定データの分析によって、本考案と従来型カトラリーとの使いやすさの違いを評価できる分析パラメータなどを利用することが可能になった。よって、これらの手段をもちいて、本考案の有効性を証明することが可能になった。
本考案の実施の形態例を示す説明図である。 本考案の実施の形態例を示す説明図である。 本考案の実施の形態例を示す説明図である。
符号の説明
10a スプーン平面
10b スプーン側面
11 スプーン把持部
12,22,32 膨らみ状
13,23,33 空洞部
15 掬い部
16 底面部分
20a フォーク平面
20b フォーク側面
21 フォーク把持部
25 突刺し部
26 曲面部分
SW1 スプーン把持部11の平面膨らみの幅
SW2 スプーン把持部11の側面膨らみの幅
SW3 掬い部15の平面幅
SL1 スプーン把持部11の長さ
SL2 掬い部15の平面長さ
SL3 スプーン10a,10bの全長
CS1 先端部
CS2 後端部
FW1 フォーク把持部21の平面膨らみの幅
FW2 フォーク把持部21の側面膨らみの幅
FW3 突刺し部25の平面幅
FL1 フォーク把持部21の平面膨らみの長さ
FL2 突刺し部25の平面長さ
FL3 フォーク20a,20bの全長
30a ナイフ側面
30b ナイフ平面
31 ナイフ把持部
35 切断部
CL1 切断部35の側面の凸状先端部
CL2 切断部35の側面の凹状後端部
NW1 ナイフ把持部31の側面膨らみの幅
NW2 ナイフ把持部31の平面膨らみの幅
NW3 切断部35の側面凸状幅
NW3a 切断部35の平面先端幅
NW3b 切断部35の平面後端幅
NL1 フォーク把持部31の平面膨らみの長さ
NL2 切断部35の側面長さ
NL3 ナイフ30a,30bの全長

Claims (5)

  1. 把持部と掬い部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用スプーンであり、スプーン把持部が長い膨らみ状で形成され、掬い部の底面部分が略平坦に形成され、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1:5から約1:6であり、掬い部の平面幅:平面長さ比は約1:2.0から約1:2.1であり、前記把持部の平面膨らみ幅:スプーン全長比は約1:9から約1:10であり、掬い部の平面幅:スプーン全長比は約1:4から約1:5であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:7から約1:8であり、前記把持部の側面膨らみの幅:スプーン全長比は約1:13から約1:14であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1:1.1から約1:1.9であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリー。
  2. 把持部と突刺し部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用フォークであり、フォーク把持部が長い膨らみ状で形成され、突刺し部の曲面部分の先端部と後端部の曲面比が約3.1:1から約3.9:1または約3:1.1から約3:1.9であり、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1:5から約1:6であり、突刺し部の平面幅:平面長さ比は約1:3.1から約1:3.9であり、前記把持部の平面膨らみ幅:フォーク全長比は約1:9から約1:10であり、突刺し部の平面幅:フォーク全長比は約1:8.0から約1:8.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:7から約1:8であり、前記把持部の側面膨らみの幅:フォーク全長比は約1:13から約1:14であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1:1.1から約1:1.9であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリー。
  3. 把持部と切断部で構成され人間工学に基づいて企画された飲食用ナイフであり、ナイフ把持部が長い膨らみ状で形成され、切断部の側面の凸状先端部と凹状後端部の曲線比が約1:2.1から約1:2.9であり、前記把持部の平面膨らみの幅:長さ比は約1.0:8から約1.9:8であり、切断部の平面先端幅:平面後端幅比は約1:3.1から約1:3.9であり、前記把持部の平面膨らみ幅:ナイフ全長比は約1:13から約1:14であり、切断部の側面凸状幅:長さ比は約1:4.0から約1:4.9であり、切断部の側面凸状幅:ナイフ全長比は約1:9.0から約1:9.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:長さ比は約1:6.0から約1:6.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:ナイフ全長比は約1:10.1から約1:10.9であり、前記把持部の側面膨らみの幅:平面膨らみの幅比は約1.1:1から約1.9:1であることを特徴とする、人間工学的検討により製造されたカトラリー。
  4. 前記把持部の長手方向または横手方向の内部に空洞部を形成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の人間工学的検討により製造されたカトラリー。
  5. 前記把持部の長手方向または横手方向の表面部分の一部または全体に凹状または(及び)凸状を形成することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の人間工学的検討により製造されたカトラリー。
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