JP3205493U - 介護用把持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】把持部を容易に交換できる介護用把持具を提供する。【解決手段】介護用把持具10は、ベルト部材20と、ベルト部材20に取付けられた把持部とを有し、ベルト部材20を親指以外の4本の指に回し掛けた状態で把持部を把持可能に構成される。把持部は、ベルト部材20の長手辺20cに一端部30aが接続された矩形の帯状部材30と、帯状部材30を巻き掛けてベルト部材に保持される心材40とからなり、帯状部材30の他端部30bには第1面ファスナーの一方の部材31が配置され、ベルト部材に第1面ファスナーの他方の部材22が配置され、帯状部材30の他端部30bとベルト部材20とを着脱可能として心材40を交換可能とした。【選択図】図1
Description
本考案は、握った指で手のひらを損傷するのを防ぐ介護用把持具に関する。
病院、養護施設、家庭等において、手指が自由に動かせない状態にある患者、高齢者、重度の痴呆症の患者等は、手を握り締めたままの状態を続けることがある。このような状態が続くと、手のひらの血流が悪化したり、指の爪が手のひらに食い込んで手のひらを損傷させたりする。
これに対処するため、丸めたタオル等を握らせることが行われる。しかし、単にタオル等を握らせるだけでは、手が緩んだときタオル等が落下してしまう。このような状況に対処するため、様々な用具、器具が提案されている。
特許文献1には、手のひらを保護するための握り部を有し、この握り部の少なくとも一方の端部に、指間に差し込まれる突出部を有するバンド状部を設け、握り部内部に芯材を有し、且つその芯材を握り部内部から出し入れできる介護用把持具が記載されている。
特許文献2には、長手方向の長さが手の幅とほぼ同等であり、手のひらで握ることができる握り体、該握り体の表面に長手方向に沿って設けられており、中指を含む複数の手指を通すための通し部を有する指通し、前記握り体の表面に少なくとも一つ以上設けられた溝ないし凹部、前記握り体の略中央部を、長手方向に貫通する貫通孔を備えた介護用把持具が記載されている。
特開2004−201676号公報
特開2008-43476号公報
このような介護用把持具にあっては、把持部は経時的に変形して弾力がなくなったり、汚れたりするため、頻繁に交換したいという要望がある。しかし、従来の介護用把持具にあっては、指や手のひらで把持する把持部を交換できないという問題がある。
本考案は上述した課題に鑑みてなされたものであり、把持部を容易に交換できる介護用把持具を提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の考案は、ベルト部材と、前記ベルト部材に取付けられた把持部とを有し、前記ベルト部材を親指以外の4本の指部に回し掛けた状態で前記把持部を把持可能に構成した介護用把持具であって、前記把持部は、前記ベルト部材の長手辺に一端部が接続された矩形の帯状部材と、この帯状部材を巻き掛けて前記ベルト部材に保持される心材とにより構成され、前記帯状部材の他端部には第1面ファスナーの一方の部材が配置され、前記ベルト部材に前記第1面ファスナーの他方の部材が配置され、前記帯状部材の他端部と前記ベルト部材とを着脱可能とし、前記心材を交換可能としたことを特徴とする。
本考案によれば、心材はベルト部材に保持された状態から、第1面ファスナーの連結を解除して帯状部材の他端をベルト部材から取り外すことにより取り外すことができる。更に新たな心材を帯状部材で巻掛けて第1面ファスナーを連結することで帯状部材に保持できる。よって、心材を容易に交換することができる。
本考案によれば、心材はベルト部材に保持された状態から、第1面ファスナーの連結を解除して帯状部材の他端をベルト部材から取り外すことにより取り外すことができる。更に新たな心材を帯状部材で巻掛けて第1面ファスナーを連結することで帯状部材に保持できる。よって、心材を容易に交換することができる。
同じく請求項2に記載の考案は、前記ベルト部材の一端には、前記ベルト部材を他端から挿通可能な環状部材が配置され、前記ベルト部材には前記他端を前記環状部材に通して折り返した状態において前記ベルト部材に接続位置を可変に接続する第2面ファスナーを、人体と接触しない側に配置したことを特徴とする。
本考案によれば、ベルト部材の他端を環状部材に挿入して折り返し、第2面ファスナーによってベルト部材に接続できる。よって、ベルト部材の寸法を変更でき、また、面ファスナーが人体に接触することがないので、人体に違和感や損傷を生じさせない。
本考案によれば、ベルト部材の他端を環状部材に挿入して折り返し、第2面ファスナーによってベルト部材に接続できる。よって、ベルト部材の寸法を変更でき、また、面ファスナーが人体に接触することがないので、人体に違和感や損傷を生じさせない。
同じく請求項3に記載の考案は、前記心材は、メラミンスポンジ製の円筒形状であることを特徴とする。
本考案によれば、心材を適度の硬度や弾力性とすることができる。よって、介護用把持具として最適な心材を使用することができる。
本考案によれば、心材を適度の硬度や弾力性とすることができる。よって、介護用把持具として最適な心材を使用することができる。
同じく請求項4に記載の考案は、前記ベルト部材及び前記帯状部材は布を縫製して形成したことを特徴とする。
本考案によれば、布を縫製加工することにより、介護用把持具を製造できる。よって、介護用把持具を安価且つ容易に製造できる。
本考案によれば、布を縫製加工することにより、介護用把持具を製造できる。よって、介護用把持具を安価且つ容易に製造できる。
本考案によれば、把持部を容易に交換することができ、適度な弾力性や硬度を備え、清潔な心材を備えた介護用把持具を提供できる。
即ち、請求項1に記載の介護用把持具によれば、把持部の心材をベルト部材に保持された状態から第1面ファスナーの連結を解除して帯状部材の他端をベルト部材から取り外すことにより取り外すことができ、更に新たな心材を帯状部材で巻掛けて第1面ファスナーを連結することで帯状部材に保持できる野で、心材を容易に交換することができる。
また、請求項2に記載の介護用把持具によれば、ベルト部材の他端を環状部材に挿入して折り返し、第2面ファスナーによってベルト部材に接続できるので、ベルト部材の寸法を変更でき、また、面ファスナーが人体に接触することがないので、人体に違和感や損傷を生じさせない。
更に、請求項3に記載の介護用把持具によれば、適度の硬度や弾力性とすることができ、介護用把持具として最適な心材を使用することができる。
そして、請求項4に記載の介護用把持具によれば、布を縫製加工することにより介護用把持具を製造できるので、介護用把持具を安価且つ容易に製造できる。
本考案を実施するための形態に係る介護用把持具について説明する。図1は本考案の実施形態に係る介護用把持具を展開した状態で示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、図2は同介護用把持具に係る介護用把持具を展開した状態で示すものであり、(a)は底面図、(b)は背面図である。また、図3は同介護用把持具に係る介護用把持具の帯状部材を心材に掛け回す状態で示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、図4は同介護用把持具に係る介護用把持具の心材をベルト部材に保持した状態で示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
介護用把持具10は、ベルト部材20とこのベルト部材20に取付けられた把持部50とからなる。把持部50は、ベルト部材20の長手辺20cに一端部30aが接続された矩形の帯状部材30と、この帯状部材30を巻き掛けてベルト部材20に保持される心材40とからなる。
ベルト部材20は、布を縫製して製造される。ベルト部材20は、親指を除く4本の指の周囲に巻き掛けることができる長さと、心材40を保持できる幅寸法を備える。ベルト部材20の一端20aには、ベルト部材20を他端20b側から挿通可能な環状部材21が配置されている。環状部材21にベルト部材20を挿通することで、4本の指に巻掛けて長さを調整する。
環状部材21は、一端20aを折り返して縫製してベルト部材20に取付けられる。また、ベルト部材20には、ベルト部材20の他端20bを環状部材21に通して折り返した状態においてベルト部材20に接続位置を可変に接続する第2面ファスナー23を配置する。この第2面ファスナー23は、ベルト部材20を4本の指62に巻き付けたとき、人体と接触しない側に配置している。これにより図5に示すように、ベルト部材20を任意の大きさのリング状とすることができ、使用する者の4本の指62のサイズに合わせることができる。また、第2面ファスナー23が人体に接触して人体を傷付けることがない。
帯状部材30は、布を縫製して形成されており、ベルト部材20に縫製で連結される。ベルト部材20及び帯状部材30は共に布製で縫製によって製造されるため、容易に製造できる共に、汚れたとき洗濯により清潔に保てる。
本実施形態では、帯状部材30の他端部30bには、第1面ファスナーの一方の部材31が配置されている。また、ベルト部材20に第1平面ファスナーの他方の部材22が配置されている。心材40は、図3及び図4に示すように、帯状部材30が巻掛けられ、部材31を部材22に接合することにより、ベルト部材20に保持される。
第1の面ファスナーの一方の部材31と他方の部材22を接合することにより帯状部材30の他端部30bをベルト部材20に着脱可能とし、心材40を交換可能とする。このため、心材40は汚れたり劣化したりしたとき新たなものと交換可能である。
心材40は、円筒系状のメラミンスポンジ製部材である。心材40の直径は手で握ることができる寸法とする。なお、心材40はメラミンスポンジが硬度や弾力性が適当であり、介護用把持具10としての使用に好適であるが、他の素材で形成されたスポンジ等の弾性部材であってもよい。また、心材40は厳密に円柱径である必要はなく、把持することで、4本の指62の爪63が手のひら64に当接しなければどのような形状であってもよい。
介護用把持具10によれば、図6に示すように、ベルト部材20を手60の親指61以外の4本の指62に巻掛けて、環状部材21の他端20bを環状部材21に挿入して折り返して第2面ファスナー23で固定することができる(図5参照)。これにより、4本の指62が把持部50を把持し、指62の爪63が手のひら64を傷付けることがない。
また、ベルト部材20及び帯状部材30は布製であるので洗濯ができる他、心材40を交換できるので、介護用把持具10を清潔に保つことができる。また、心材40が劣化した場合には、帯状部材30から心材40を外し、新たなものに交換できる。
本考案に係る介護用把持具は、把持部を容易に交換することができるので、産業上利用できる。
10:介護用把持具
20:ベルト部材
20a:一端
20b:他端
20c:長手辺
21:環状部材
22:一方の部材
23:第2面ファスナー
30:帯状部材
30a:一端部
30b:他端部
31:他方の部材
40:心材
50:把持部
60:手
61:親指
62:4本の指
63:爪
31:一方の部材
22:他方の部材
20:ベルト部材
20a:一端
20b:他端
20c:長手辺
21:環状部材
22:一方の部材
23:第2面ファスナー
30:帯状部材
30a:一端部
30b:他端部
31:他方の部材
40:心材
50:把持部
60:手
61:親指
62:4本の指
63:爪
31:一方の部材
22:他方の部材
Claims (4)
- ベルト部材と、前記ベルト部材に取付けられた把持部とを有し、前記ベルト部材を親指以外の4本の指部に回し掛けた状態で前記把持部を把持可能に構成した介護用把持具であって、
前記把持部は、前記ベルト部材の長手辺に一端部が接続された矩形の帯状部材と、この帯状部材を巻き掛けて前記ベルト部材に保持される心材とにより構成され、
前記帯状部材の他端部には第1面ファスナーの一方の部材が配置され、前記ベルト部材に前記第1面ファスナーの他方の部材が配置され、前記帯状部材の他端部と前記ベルト部材とを着脱可能とし、前記心材を交換可能としたことを特徴とする介護用把持具。 - 前記ベルト部材の一端には、前記ベルト部材を他端から挿通可能な環状部材が配置され、前記ベルト部材には前記他端を前記環状部材に通して折り返した状態において前記ベルト部材に接続位置を可変に接続する第2面ファスナーを、人体と接触しない側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の介護用把持具。
- 前記心材は、メラミンスポンジ製の円筒形状であることを特徴とする請求項2に記載の介護用把持具。
- 前記ベルト部材及び前記帯状部材は布を縫製して形成したことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の介護用把持具。
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JP2016002240U JP3205493U (ja) | 2016-05-16 | 2016-05-16 | 介護用把持具 |
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JP2018187372A (ja) * | 2017-05-02 | 2018-11-29 | 一也 植田 | 介護用補助ベルト |
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