JP3103877U - 物品保持用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構造、形態からなり、人間の手への装着、取り外しが簡単が、身体の機能に障害を有する人であっても簡単に使用できる物品保持用補助具を提案する。
【解決手段】 帯状部材の一端側の一面側に、長手方向の所定の長さに渡って掛着部材が設けられていると共に、帯状部材の他端側の前記一面側に、帯状部材の長手方向に交差するように、中央に帯状部材の前記一端側が挿通可能な溝部を有する掛止環の一側が、当該溝部を間に挟んで対向する当該掛止環の他側が帯状部材の前記一面側において帯状部材の前記一面から離れて存在するように帯状部材の前記一面側に取り付けられており、帯状部材の前記一面側における掛着部材が設けられている部分と、掛止環が取り付けられている位置との間に、帯状部材の長手方向に沿って延びる挿通孔を少なくとも1個以上有する第一の物品保持部と、帯状部材の長手方向に交差する方向に延びる挿通孔を少なくとも1個以上有する第二の物品保持部とが配備されている物品保持用補助具。
【選択図】 図4

Description

この発明は、物品保持用補助具に関し、特に、人間の手に装着して使用され、絵筆や、化粧用の筆、箸などの食事用用具、等の物品を保持する際に使用される物品保持用補助具に関する。特に、身体の機能に障害を有する人にとって使用しやすい、簡素な構造、形態からなる物品保持用補助具に関する。
身体の機能に障害を有する人が箸や食器を保持する動作を補助する物品保持用補助具としては従来から種々のものが提案されている。例えば、特開平11−226040号公報には、障害を有する手に装着可能な補助具本体と、該補助具本体に着脱自在に取付可能な箸保持具または食器保持具とにより設けられた手障害者のための生活補助具が提案されている。この手障害者用生活補助具は、補助具本体と、箸保持具と、食器保持具とから構成されており、補助具本体は、手首に装着するための装着部材と、箸保持具等を連結するための筒状体とにより構成され、箸保持具は、補助具本体の筒状体に取付可能な嵌入軸と、箸を保持するための固定側箸保持体と回動側箸保持体、固定側基板と回動側基板および回動側箸保持体に保持された箸を回動するための回動機構とにより構成され、食器保持具は、補助具本体の筒状体に取付可能な嵌入軸と、食器支持用アームおよび皿体、該食器支持用アームの端部を挿着したアーム摺動用筒体とにより形成し、このアーム摺動用筒体内に設けられた上下動機構により、食器支持用アームを上下移動または固定可能に構成されているものであった。
特開平11−226040号公報
本考案は、人間の手に装着して使用される物品保持用補助具であって、簡素な構造、形態からなり、手への装着、手からの取り外しを簡単に行うことができ、絵筆や、化粧用の筆、箸などの食事用用具、等の物品を保持する位置を、手の甲の側、手のひらの側のいずれにも任意に設定することが可能で、身体の機能に障害を有する人であっても簡単に使用することができる物品保持用補助具を提案することを目的としている。
前記課題を解決するため、この考案が提案する物品保持用補助具は、添付図面を参照して説明すると以下の構成からなるものである。
この考案の物品保持用補助具1は、長手方向(図1、図2中、左右方向)に延びる帯状部材2からなるものである。
この帯状部材2の一端側(図1、図2中、左側)2aの一面側(図2中、上側)に、前記長手方向(図1、図2中、左右方向)の所定の長さに渡って掛着部材3が設けられている。
そして、帯状部材2の他端側(図1、図2中、右側)2bの前記一面側(図2中、上側)に、帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に交差するように、中央に帯状部材2の前記一端側2aが挿通可能な溝部4を有する掛止環5の一側(図2中、下側)が、当該溝部4を間に挟んで対向する当該掛止環5の他側(図2中、上側)が当該帯状部材2の前記一面側(図2中、上側)において当該帯状部材2の前記一面(図2中、上側面)から離れて存在するように、当該帯状部材2の前記一面側(図2中、上側)に取り付けられている。
更に、帯状部材2の前記一面側(図2中、上側)における掛着部材3が設けられている部分と、掛止環5が取り付けられている位置との間に、帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に沿って延びる挿通孔7を少なくとも1個以上有する第一の物品保持部6及び、当該帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に交差する方向に延びる挿通孔9a、9b、9cを少なくとも1個以上有する第二の物品保持部8が配備されている。
このような構成からなる本考案の物品保持用補助具1は、帯状部材2の一端側2aを前記一面側(図2中、上側)の反対側にあたる他面側(図2中、下側)に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、帯状部材2の他端側2bの前記一面側((図2中、上側)に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入して、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している掛着部材3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している掛着部材3bとを互いに掛着させて、図4図示のように、人間の手に装着して使用する。
この状態で、化粧用筆、絵筆、箸などの食事用用具などの物品11a、11b、11cを、図4図示のように、第一の物品保持部6の挿通孔7、第二の物品保持部8の挿通孔9a、9bに挿入して保持することができるものである。
前述した本考案の物品保持用補助具1において、一側(図2中、下側)が帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に交差して帯状部材2の前記一面側(図2中、上側)に取り付けられている掛止環5は、図1図示のように、一側(図2中、下側)が帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に直交して帯状部材2の前記一面側(図2中、上側)に取り付けられている形態にすることができる。
図1図示のように直交して取り付けられていれば、図3図示のように、図2図示の形態から帯状部材2をリング状にし、帯状部材2の他端側2bの前記一面側(図2中、上側)に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように、帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入して、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している掛着部材3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している掛着部材3bとを互いに掛着させて、図4図示のように、人間の手に装着する動作を簡単に行うことができる。
また、前述した本考案の物品保持用補助具1において、第一の物品保持部6が有する帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に沿って延びる挿通孔7は、図1、図2図示のように、帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に延びる形態にすることができる。
かかる形態にすれば、図4図示のように本考案の物品保持用補助具1を人間の手に装着した状態で、物品11aを親指と人差し指との間を延びる方向に保持することができる。
更に、前述した本考案の物品保持用補助具1において、第二の物品保持部8が有する帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に交差する方向に延びる挿通孔9a、9b、9cは、帯状部材2の前記長手方向(図1中、左右方向)に直交する方向に延びる形態にすることができる。
かかる形態にすれば、図4図示のように本考案の物品保持用補助具1を人間の手に装着した状態で、物品11b、11cを中指、薬指が延びる方向、すなわち、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に延びる挿通孔7によって親指と人差し指との間を延びる方向になっている物品11aが保持されている方向に交差する方向で、物品11b、11cを保持することができる。
前述した本考案の物品保持用補助具1において、第一の物品保持部6の挿通孔7、第二の物品保持部8の挿通孔9a、9b、9cは、それぞれ、ゴム部材のような弾性を有する部材6a、8a、8b、8cによって形成することができる。
かかる形態にすれば、ゴム部材のような弾性を有する部材6a、8a、8b、8cの弾性力によって、物品11a、11b、11cを確実に保持することができ、また、物品11a、11b、11cの径などの大きさが種々異なる場合にも柔軟に対応することができ、特に大きな力を要することなく、簡単に、物品11a、11b、11cを、ゴム部材のような弾性を有する部材6a、8a、8b、8cからなる挿通孔7、9a、9b、9cに挿入することができる。
特に、第二の物品保持部8の挿通孔9a、9b、9cをゴム部材のような弾性を有する部材8a、8b、8cによって形成することにより、物品11b、11cが図4図示のように挿入され、保持されている状態以外の時には、第二の物品保持部8を図2、図3図示のように扁平な状態に維持しておくことができるので、デザイン的にも優れたものにすることができる。
以上説明した本考案の物品保持用補助具1は、いずれも、前述したように、帯状部材2の一端側2aを前記一面側(図2中、上側)の反対側にあたる他面側(図2中、下側)に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、帯状部材2の他端側2bの前記一面側(図2中、上側)に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように、帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入して、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している掛着部材3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している掛着部材3bとを互いに掛着させ、図4図示のように、人間の手に装着して使用するものである。
図4図示の形態では、手の甲の側に第一の物品保持部6、第二の物品保持部8が表れるようになっているが、本考案の物品保持用補助具1は前述したようにして手に装着されるものであるから、手のひらの側に第一の物品保持部6、第二の物品保持部8が表れるようにして使用することも可能である。
また、以上説明した本考案のいずれの物品保持用補助具1においても、帯状部材2の一端側2aの一面側(図2中、上側)に前記長手方向(図1、図2中、左右方向)の所定の長さに渡って設けられている掛着部材3は面ファスナーにすることができる。
面ファスナーを用いることにより、前述したように、帯状部材2の一端側2aを前記一面側(図2中、上側)の反対側にあたる他面側(図2中、下側)に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、帯状部材2の他端側2bの前記一面側(図2中、上側)に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように、帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入して、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している掛着部材3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している掛着部材3bとを互いに掛着させ、図4図示のように、人間の手に装着する動作を簡単に行うことができる。
例えば、図3図示のように、帯状部材2の一端側2aを前記一面側(図2中、上側)の反対側にあたる他面側(図2中、下側)に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、帯状部材2の他端側2bの前記一面側(図2中、上側)に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように、帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入した状態にしておけば、あとは、口で帯状部材2の一端側2aを咥えて、物品保持用補助具1を手に装着し、長さ(図3図示のようなリング状の状態の径)を適宜調節しながら、帯状部材2の一端側2aを、図2、図3中、矢印12aのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している掛着部材3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している掛着部材3bとを互いに掛着させ、図4図示のように、人間の手に装着する動作を簡単に行うことができる。そこで、身体の機能に障害を有する人であっても、簡単に本考案の物品保持用補助具1を使用することができる。
この考案によれば、人間の手に装着して使用される物品保持用補助具であって、簡素な構造、形態からなり、手への装着、手からの取り外しを簡単に行うことができ、絵筆や、化粧用の筆、箸などの食事用用具、等の物品を保持する位置を、手の甲の側、手のひらの側のいずれにも任意に設定することが可能で、身体の機能に障害を有する人であっても簡単に使用することができる物品保持用補助具を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本考案の好ましい実施形態を説明する。
長手方向(図1、図2中、左右方向)の長さが38cmの帯状部材2の一端側(図1、図2中、左側)2aの図2中、上側面に、長手方向に15cmの長さに渡って面ファスナー3を装着する。
帯状部材2の他端側(図1、図2中、右側)2bの図2中、上側面には、合成樹脂製の掛止環5が、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に直交するように、取り付けられている。掛止環5は、中央に帯状部材2の一端側2aが挿通可能な溝部4を備えている。そして、掛止環5の一側(図2中、下側)が、溝部4を間に挟んで対向する掛止環5の他側(図2中、上側)が、帯状部材2の図2中、上側面において帯状部材2の図2中、上側面から離れて存在するように、帯状部材2の図2中、上側面に取り付けられている。
帯状部材2の図2中、上側面における面ファスナー3が設けられている部分と、掛止環5が取り付けられている位置との間に、第一の物品保持部6と、第二の物品保持部8とが配備されている。
第一の物品保持部6は、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に沿って延びる(図示の形態では、帯状部材2の長手方向に延びている)挿通孔7を少なくとも1個以上備えている。図示の形態では、挿通孔7は一個のみ備えられているが、複数個備えることが可能である。
第二の物品保持部8は、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に交差する方向に延びる(図示の形態では、帯状部材2の長手方向に直交する方向に延びている)挿通孔9a、9b、9cを少なくとも1個以上備えている。図示の形態では、3個の挿通孔が備えられているが、一個のみ、あるいは2個のみ、等々、第二の物品保持部8に配備する挿通孔9a、9b、9cの数は任意である。図示の例のように、複数個の挿通孔9a、9b、9cを配備し、しかもそれぞれ大きさ(径)が異なるようにすれば、大きさ(径)の異なる複数の物品11b、11cを保持する上で有利である。
第一の物品保持部6の挿通孔7、第二の物品保持部8の挿通孔9a、9b、9cは、それぞれ、弾性を有するゴム部材6a、8a、8b、8cによって形成されている。第二の物品保持部8の挿通孔9a、9b、9cがゴム部材8a、8b、8cによって形成されていることにより、通常は(すなわち、物品を保持していない状態では)、第二の物品保持部8は図2、図3図示のように扁平な状態に維持されている。
本考案の物品保持用補助具1は、帯状部材2の一端側2aを図2中、上側の反対側にあたる図2中、下側に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、帯状部材2の他端側2bの図2中、上側に配備されている掛止環5の溝部4に、図2中、矢印12bのように帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入して、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している面ファスナー3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している面ファスナー3bとを互いに掛着させ、図4図示のように人間の手に装着して使用する。
面ファスナー3が使用されていることにより、図3図示のように、帯状部材2の一端側2aを図2中、上側の反対側にあたる図2中、下側に、図2中、矢印12aのように湾曲させて、帯状部材2を図3図示のようにリング状にし、図2中、矢印12bのように、帯状部材2の他端側2bの図2中、上側に配備されている掛止環5の溝部4に帯状部材2の一端側2aの先頭を挿入した状態にしておけば、あとは、口で帯状部材2の一端側2aを咥えて、物品保持用補助具1を手に装着し、長さ(図3図示のようなリング状の状態の径)を適宜調節しながら、帯状部材2の一端側2aを、図2、図3中、矢印12cのように折り返し、溝部4を挿通して折り返された側に位置している面ファスナー3aと、溝部4に挿通されないでいる側に位置している面ファスナー3bとを互いに掛着させ、図4図示のように、人間の手に装着する動作を簡単に行うことができる。そこで、身体の機能に障害を有する人であっても、簡単に本考案の物品保持用補助具1を使用することができる。
なお、帯状部材2の面ファスナー3が配備されている部分をゴム材のような伸縮可能な部材で構成しておけば、図1、図2中、符号2cで表す部分が延び縮みできるので、前記のように、口で帯状部材2の一端側2aを咥えて本考案の物品保持用補助具1を手に装着する場合に有利である。
図4図示のように、人間の手に装着した本考案の物品保持用補助具1に対しては、第一の物品保持部6が有する挿通孔7が帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に延びているので、本考案の物品保持用補助具1を人間の手に装着した状態で、物品11aを親指と人差し指との間を延びる方向に保持することができる。
また、第二の物品保持部8が有する挿通孔9a、9bは、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に直交する方向に延びているので、本考案の物品保持用補助具1を人間の手に装着した状態で、物品11b、11cを中指、薬指が延びる方向、すなわち、帯状部材2の長手方向(図1中、左右方向)に延びる挿通孔7によって親指と人差し指との間を延びる方向になっている物品11aが保持されている方向に交差する方向で、物品11b、11cを保持できる。
なお、この際、第一の物品保持部6の挿通孔7、第二の物品保持部8の挿通孔9a、9bは弾性を有するゴム部材から形成されているので、物品11a、11b、11cの径などの大きさが種々異なる場合にも柔軟に対応することができ、特に大きな力を要することなく、簡単に、物品11a、11b、11cを挿通孔7、9a、9bに挿入することができ、ゴム部材6a、8a、8bの弾性力によって、物品11a、11b、11cを確実に保持することがでる。
図4図示の形態では、手の甲の側に第一の物品保持部6、第二の物品保持部8が表れるようになっているが、本考案の物品保持用補助具1は前述したようにして手に装着することができるので、手のひらの側に第一の物品保持部6、第二の物品保持部8が表れるようにして使用することも可能である。
本考案の物品保持用補助具の一例を表す平面図。 図1の側面図。 図1図示の物品保持用補助具がリング状にされた状態の斜視図。 図1図示の物品保持用補助具が手に装着され、物品が保持されている状態の一例を説明する斜視図。
符号の説明
1 物品保持用補助具
2 帯状部材
2a 帯状部材の一端側
2b 帯状部材の他端側
3 掛着部材(面ファスナー)
3a 掛着部材(面ファスナー)
3b 掛着部材(面ファスナー)
4 溝部
5 掛止環
6 第一の物品保持部
6a 弾性を有する部材(ゴム部材)
7 挿通孔
8 第二の物品保持部
8a、8b、8c 弾性を有する部材(ゴム部材)
9a、9b、9c 挿通孔
11a、11b、11c 物品

Claims (8)

  1. 長手方向に延びる帯状部材からなる物品保持用補助具であって、
    当該帯状部材の一端側の一面側に、前記長手方向の所定の長さに渡って掛着部材が設けられていると共に、
    当該帯状部材の他端側の前記一面側に、当該帯状部材の前記長手方向に交差するように、中央に当該帯状部材の前記一端側が挿通可能な溝部を有する掛止環の一側が、当該溝部を間に挟んで対向する当該掛止環の他側が当該帯状部材の前記一面側において当該帯状部材の前記一面から離れて存在するように、当該帯状部材の前記一面側に取り付けられており、
    当該帯状部材の前記一面側における前記掛着部材が設けられている部分と、前記掛止環が取り付けられている位置との間に、当該帯状部材の前記長手方向に沿って延びる挿通孔を少なくとも1個以上有する第一の物品保持部及び、当該帯状部材の前記長手方向に交差する方向に延びる挿通孔を少なくとも1個以上有する第二の物品保持部が配備されている
    ことを特徴とする物品保持用補助具。
  2. 一側が前記帯状部材の前記長手方向に交差して前記帯状部材の前記一面側に取り付けられている前記掛止環は、一側が前記帯状部材の前記長手方向に直交して前記帯状部材の前記一面側に取り付けられているものであることを特徴とする請求項1記載の物品保持用補助具。
  3. 第一の物品保持部が有する前記帯状部材の前記長手方向に沿って延びる挿通孔は、前記帯状部材の前記長手方向に延びるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の物品保持用補助具。
  4. 第二の物品保持部が有する前記帯状部材の前記長手方向に交差する方向に延びる挿通孔は、前記帯状部材の前記長手方向に直交する方向に延びるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の物品保持用補助具。
  5. 第一の物品保持部の前記挿通孔は弾性を有する部材によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の物品保持用補助具。
  6. 第二の物品保持部の前記挿通孔は弾性を有する部材によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の物品保持用補助具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項記載の物品保持用補助具における帯状部材の一端側を前記一面側の反対側にあたる他面側に湾曲させて当該帯状部材をリング状にし、当該帯状部材の他端側の前記一面側に配備されている前記掛止環の溝部に当該帯状部材の一端側先頭を挿入して折り返し、当該溝部を挿通して折り返された側に位置している前記掛着部材と、当該溝部に挿通されないでいる側に位置している前記掛着部材とを互いに掛着させたことを特徴とする物品保持用補助具。
  8. 帯状部材の一端側の一面側に前記長手方向の所定の長さに渡って設けられている掛着部材は面ファスナーであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の物品保持用補助具。
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