JP2017029428A - 口腔掃除具 - Google Patents

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真季 三村
彰男 荒谷
Akio Araya
彰男 荒谷
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【課題】ペングリップとパームグリップとのどちらでも安定して持つことができる口腔掃除具の提供。【解決手段】把手部2が4箇の凹部5乃至8と5個の凸部9乃至13とを交互に配置した凹凸形状であって、ペングリップで持つときは、1番目の凹部5が第2指と第3指とで挟まれ、3番目の凹部7が第2指の手の平の側の付け根部の上に載せられ、2番目の凹部6の2番目の凸部10の側が第1指でネック部3の側に押すことにより、人の手が把手部2を鉛筆を持つように握って持つように構成され、パームグリップで持つときは、ネック部3の側から数えて1番目の凹部5が人の手の第2指22で握られ、2番目の凹部6が第3指で握られ、3番目の凹部7が人の手の第4指で握られ、4番目の凹部8が第5指で握られ、1番目の凹部5の1番目の凸部9の側を第1指で第2指の側に押すことにより、人の手が把手部2を手のひらで握るように持つように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、鉛筆を持つように握って持つペングリップと手のひらで握るように持つパームグリップとのどちらでも安定して持つことができる口腔掃除具に関する。歯ブラシの持ち方で、推奨されるのがペングリップです。鉛筆を持つように歯ブラシを持つことで余計な力が入りにくく、小回りが利いて動かしやすいので、毛の先で歯の隅々まで丁寧に磨くことができるからです。片まひの方や握力の低下している方には、歯ブラシを手のひら全体でしっかり握るパームグリップが適している。
図7を参照し、特許文献1で開示された口腔掃除具について説明する。図7に示した口腔掃除具31は、ブラシ32を備えたヘッド部33とネック部34と柄部35とベルト部36と備え、ベルト部36がネック部34と柄部35の後端部とに掛け渡され、ベルト部36と柄部35とで囲まれた空間部37に人の手の第2指乃至第5指42乃至45を入れて柄部35を握り、人の手の第1指41をベルト部36の外側からネック部34に添えるように、つまり、人の手で柄部35をパームグリップで持つようになっている。柄部35は、直状の棒状体であって、円形な断面形状で長手方向に対して連続的に直径が繰返して変化する多段の瓢箪形状になっており、柔軟性を有する合成樹脂、例えばシリコーン樹脂やポリウレタン樹脂等で柄部の表面を被覆している。
しかしながら、図7に示した口腔掃除具31では、ベルト部36が邪魔になり、ペングリップで柄部35を持つには不向きである。
特許第4732545号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、ペングリップとパームグリップとのどちらでも安定して持つことができる口腔掃除具を提供することを目的とする。
本発明は、把手部とネック部とヘッド部とが直線棒状に連続した構造の口腔掃除具であって、把手部がペングリップとパームグリップとのどちらでも握れるように長手方向に対して円形又は楕円形な断面形状で連続的に直径が繰返して変化し4箇の凹部と少なくとも4個の凸部とを交互に配置した凹凸形状に構成されたことを特徴とする。
本発明は、把手部がペングリップとパームグリップとのどちらでも握れるように長手方向に対して円形又は楕円形な断面形状で連続的に直径が繰返して変化し4箇の凹部と少なくとも4個の凸部とを交互に配置した凹凸形状に構成されたので、ペングリップとパームグリップとのどちらでも安定して持つことができる。本発明において、4箇所の凹部の中で、ネック部の側から数えて2番目の凹部の全周が最も太く、4番目の凹部の全周が最も細くなっていれば、人がパームグリップで把手部を持った際の指の長さに応じて凹部の全周が変わることにより、パームグリップで把手部を安定して持つことができる。本発明において、ヘッド部が軟質の材料からなる円形又は楕円形な断面形状で長手方向に柱状に構成されれば、介護者が口腔掃除具1を手でもって被介護者に対して使用する場合に、被介護者の口腔部に正確に当たっているか分かり難い状況にあり、平板状のものは面に対し垂直に当てないと効果が期待できないが、円柱状であれば向きを気にすることなく効果が期待でき、作業性が向上する。本発明において、軟質の材料からなる円形又は楕円形な断面形状で長手方向に柱状に構成されたヘッド部には、円形又は楕円形な断面形状でヘッド部の長手方向に対して連続的に直径が繰返して変化する螺旋状の凹凸部が設けられれば、凹凸部の凸部が人の口腔部の汚れをかき出し、凹凸部の凹部に汚れが溜まり、凹部に溜まった汚れが螺旋状の凹部に沿って移動することで、清掃やマッサージの効力が高い。
発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具を示した側面図。 発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具を示した斜視図。 発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具をペングリップで握る途中の状態を示した斜視図。 発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具をペングリップで握った状態を示した斜視図。 発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具をパームグリップで握る途中の状態を示した斜視図。 発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具をパームグリップで握った状態を示した斜視図。 特許文献1の口腔掃除具をパームグリップで握った状態を示した斜視図。
図1及び図2を参照し、発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具1について説明する。図1に示した口腔掃除具1は、把手部2とネック部3とヘッド部4とが直線棒状に連続した構造であって、把手部2が円形又は楕円形な断面形状で長手方向に対して連続的に直径を繰返して変化する多段の凹凸形状になっている。把手部2の長手方向は、ネック部3の側と把手部2の終端部の側との方向である。具体的には、把手部2の凹凸形状は、凹部5,6,7,8が長手方向に亘って4箇設けられ、凸部9,10,11,12,13が長手方向に亘って5箇設けられた形状になっている。尚、ネック部3の側から数えて5番目の凸部13は無くても良いが、図示のように5番目の凸部13が存在することで、把持部2の終端部に指が抜け難くい。把手部2は、例えばポリプロピレン等、ヘッド部4のエラストマー材料と溶着でき、熱湯消毒が可能なこと、及び曲げても折れにくい材料により構成される。
4箇所の凹部5乃至8の中で、ネック部3の側から数えて1番目の凹部5及び2番目の凹部6の全周が最も太く、4番目の凹部8の全周が最も細く、3番目の凹部7の全周が1番目及び2番目の凹部6と4番目の凹部8と間の太さになっている。このように人がパームグリップで把手部2を持った際の指の長さに応じて凹部5乃至8の全周が変わることにより、パームグリップで把手部2を安定して持つことができる。又、凹部5は凹部5のネック部3の側と終端部の側とに位置する凸部9,10に繋がる円弧になっており、凹部6は凹部6のネック部3の側と終端部の側とに位置する凸部10,11に繋がる円弧になっており、凹部7は凹部7のネック部3の側と終端部の側とに位置する凸部11,12に繋がる円弧になっており、凹部8は凹部8のネック部3の側と終端部の側とに位置する凸部12,13に繋がる円弧になっている。
5箇所の凸部9乃至13の中で、ネック部3の側から数えて2番目の凸部10の全周が最も太く、次に、1番目の凸部9の全周、3番目凸部11の全周、4番目の凸部12の全周、5番目の凸部13の全周の順に細くなっている。又、ネック部3の全周は凹部5乃至8よりも細くなっている。1番目乃至5番目の凸部9乃至13の径は上記に限定されるものではなく、例えば、1番目乃至5番目の凸部9乃至13の径が同じでもよい。しかしながら、上記のように2番目の凸部10の全周が最も太く、次に、1番目の凸部9の全周、3番目凸部11の全周、4番目の凸部12の全周、5番目の凸部13の全周の順に細くなっていれば、パームグリップの場合で考えると、凹部5乃至8だけでなく凸部9乃至12の部分も握るようになるため、パームグリップで握り易くなる。
ヘッド部4は、軟質の材料からなる円形又は楕円形な断面形状で長手方向に柱状に構成されたことで、介護者が口腔掃除具1を手でもって被介護者に対して使用する場合には、被介護者の口腔部に正確に当たっているか分かり難い状況にあり、平板状のものは面に対し垂直に当てないと効果が期待できないが、円形又は楕円形な断面形状で長手方向に柱状構成されれば向きを気にすることなく効果が期待でき、作業性が向上する。
又、ヘッド部4には、円形又は楕円形な断面形状でヘッド部4の長手方向に対して連続的に直径を繰返して変化する螺旋状の凹凸部15が設けられたことで、凹凸部15の凸部16が人の口腔部の汚れをかき出し、凹凸部15の凹部17に汚れが溜まり、凹部17に溜まった汚れが螺旋状の凹部17に沿って移動することで、清掃やマッサージの効力が高い。又、ヘッド部4の軟質の材質は、JIS K6253−1のタイプAのデュロメータで測定した硬度15乃至30程度のエラストマーで構成することが考えられる。
図3及び図4を参照し、発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具1をペングリップで持つときについて説明する。図3に示したように、ネック部3の側から数えて1番目の凹部5が人の手の第2指22と第3指23とで挟まれ、3番目の凹部6が第2指22の手の平の側の付け根部の上に載せられ、図4に示したように、2番目の凹部6の2番目の凸部10(図1参照)の側が人の手の第1指21でネック部3の側に押すように付けられることにより、人の手が把手部2を鉛筆を持つように握って持つようになっている。
図5及び図6を参照し、発明を実施するための形態1に係る口腔掃除具1をパームグリップで持つときについて説明する。図5に示したように、ネック部3の側から数えて1番目の凹部5が人の手の第2指22で握られ、2番目の凹部6が人の手の第3指23で握られ、3番目の凹部7が人の手の第4指24で握られ、4番目の凹部8が人の手の第5指25で握られ、図6に示したように、1番目の凹部5の1番目の凸部9(図1参照)の側を人の手の第1指21で第2指23の側に押すように付けられるがことにより、人の手が把手部2を手のひらで握るように持つようになっている。
1 口腔掃除具
2 把手部
3 ネック部
4 ヘッド部
5 1番目の凹部
6 2番目の凹部
7 3番目の凹部
8 4番目の凹部
9 1番目の凸部
10 2番目の凸部
11 3番目の凸部
12 4番目の凸部
13 5番目の凸部
15 凹凸部
16 凸部
17 凹部
21 第1指
22 第2指
23 第3指
24 第4指
25 第5指

Claims (4)

  1. 把手部とネック部とヘッド部とが直線棒状に連続した構造の口腔掃除具であって、把手部がペングリップとパームグリップとのどちらでも握れるように長手方向に対して円形又は楕円形な断面形状で連続的に直径が繰返して変化し4箇の凹部と少なくとも4個の凸部とを交互に配置した凹凸形状に構成されたことを特徴とする口腔掃除具。
  2. 4箇所の凹部の中で、ネック部の側から数えて2番目の凹部の全周が最も太く、4番目の凹部の全周が最も細くなったことを特徴とする請求項1記載の口腔掃除具。
  3. ヘッド部が軟質の材料からなる円形又は楕円形な断面形状で長手方向に柱状に構成されたことを特徴とする請求項1記載の口腔掃除具。
  4. ヘッド部には円形又は楕円形な断面形状でヘッド部の長手方向に対して連続的に直径を繰返して変化する螺旋状の凹凸部が設けられたことを特徴とする請求項3記載の口腔掃除具。
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