JPS5814892Y2 - 果物類剥皮用插着具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、りんご、梨、まくわ等の果物類の皮を剥ぐ時
や、皮をむいた後、手に取って食べる場合に便利にして
、かつ、安全であす、シかも、衛生的な挿着具を提供せ
んとするものである。

従来、りんご、梨、まくわ等の剥皮に際して、それ等の
果物を直接手で掴んで、果物用ナイフで剥皮しており、
これを食べる時にも、皮のむかれた果物を手で取上げて
食べるとき、折角皮を剥いた果物に手のよごれが付かな
いように気をつかう傾向があるばかりでなく、皮をむい
ている手の握っている姿勢が、何時も不安全であり、加
えて、これ等果物類の剥皮中は勿論、これ等を手に取っ
て食べる際にも、手から果物が滑り落ちてしまい、無駄
な捨て損となることがしばしばあり、たまたま手によご
れが甚しい場合等には、剥皮されたきれいな果肉部分に
手や指が触れないように、少なからず気を使うようにな
るので、剥皮の際、又は剥皮した後、手に取って食べる
ときには極く不便でもあり、かつ、非衛生的でもあるの
で、本考案はこのような非衛生的にして、しかも、不安
全な把持状態から脱皮して、便利、かつ、衛生的に果物
類を挿着し得るよう案出したもので゛ある。

本考案の実施の態様を添付した図面に基づいてその構造
を詳細に説明すれば、次のとおりである。

本考案に係る挿着具１は、合成樹脂又は金属を材質とし
ており、握り柄１′を長い細目の円筒形に形成し、その
上部には、回転用の部材２が、握り柄１′と一体的に設
けられている。

この回転用部材２は、その上面が扁平面２′に形成され
、平面視において、菊花の形状をなすように、その外周
面が凹凸面に形成されている。

前記回転用部材２の上部扁平面２′の中央には、果物６
の果肉部の下方から上方への挿入用として、先端が鋭利
な針状の中央ピン３を立設し、該中央ピン３の周囲に、
中央ピン３より幾分その高さが低い針状の周囲ピン４を
複数個立設して成る構造であり、未説明の符号５は握り
柄１′を掴む使用者の手であり、７は果物用のナイフで
ある。

つぎにその作用・効果を詳述すれば、下記のとおりであ
る。

本考案に係る挿着具１はりんご、梨、まくわ等の果＊６
を剥皮する時、果物の果肉部の下方の中心位置に挿着具
１の中央ピン３を完全挿入すれば、周りのピン４も同時
にその周囲に挿入されるようになるので、挿着具１の握
り柄１′を掴んで立てれば果物６は左右に動くことなく
、安全に挿着具１に串刺しとなる。

従って、左手５で、挿着具の握り柄１′を掴んで、右手
で果物用ナイフ７で以て果物６を上方から下方へ向って
剥皮するとき、あるいは、果物６を回転させながら剥皮
するとき、左手５の親指と人指し指とを以て握り柄１′
の上部にある回転用部材２に指を当てて、右の方へ回転
させ乍ら剥皮するものである。

尚、剥皮した後直ぐに直接食べるような場合には、挿着
具１の握り柄１′をそのまま握って食べると良い訳であ
る。

この場合には、仮置使用者の手５がよごれていたとして
も何等支障はない。

特に大形のまくわ、梨等の果物６も回転用部材２の上部
扁平面２′に立設されている鋭利な中央ピン３と、周り
のピン４とに依って挿入固定されるので、尚更、剥皮し
て取り上げて食べるのに安全な動作を執り得るので、便
利でしかも衛生的な上に、加えて、果物用のフォークと
しても使用し得る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る果物類剥皮用挿着具の全体斜視図
、第２図は本考案第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は使
用状態を示す斜視図である。 １・・・・・・挿着具、１′・・・・・・握り柄、２・
・・・・・回転用部材、３・・・・・・中央ピン、４・
・・・・・周囲ピン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 握り柄１′の上部に回転用の部材２を設け、この回
   転用部材２の上面に、複数個の針状のピン３゜４を立設
   してなる果物類剥皮用挿着具。 ■ 前記回転用部材２の外周面が、平面視でほぼ菊花の
   形状になるように構成されている実用新案登録請求の範
   囲■に記載の果物類剥皮用挿着具。 ■ 前記複数個の針状のピン３，４が、前記回転用部材
   ２の上部扁平面２′の中央に立設された鋭利な中央ピン
   ３と、この中央ピン３の周囲に立設された複数個の周囲
   ピン４とからなる実用新案登録請求の範囲■または■に
   記載の果物類剥皮用挿着具。