JP3002895U - 杖転倒防止キャップ - Google Patents

杖転倒防止キャップ

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Publication number
JP3002895U
JP3002895U JP1994004895U JP489594U JP3002895U JP 3002895 U JP3002895 U JP 3002895U JP 1994004895 U JP1994004895 U JP 1994004895U JP 489594 U JP489594 U JP 489594U JP 3002895 U JP3002895 U JP 3002895U
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JP
Japan
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cane
fall prevention
prevention cap
cap
cap according
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Application number
JP1994004895U
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Inventor
尚義 熊代
Original Assignee
株式会社フィールド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な杖転倒防止キャップを提供する。 【構成】 頂部を切除した略四角錐の形状を有する杖転
倒防止キャップ1は、上面3に杖挿入孔5を有する。杖
2を使用する者は、キャップ1を携帯し、特に、杖2を
使用しないときに、杖2の下端をキャップ1の杖挿入孔
5に差し込むことによって杖2にキャップ1を装着し、
テーブル等に立て掛ける。キャップ1はその底面全体
で、又は少なくとも一辺で、地面と確実に接触して静止
し、杖2を起立状態に保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、杖を立て掛けたときに、その転倒を防止する杖転倒防止キャップに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、木製或いは金属製の杖の先端に、摩耗防止、スリップ防止、衝撃緩 和、雑音緩和等の目的で、ゴム或いは軟質樹脂製のキャップを取り付けている例 が多くみられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
杖は、通常、多少の身体的な不自由を補うために用いるものであるから、ユー ザは、例えば歩行を一時中断して、杖を手放す場合でも、歩行を再開するときの ために、常に手の届く範囲に杖を置いておきたいものである。そこで、周囲の壁 や椅子などに杖を立て掛けることが多いが、立て掛けた杖は、少しバランスを失 っただけで、容易に転倒する。これは、杖がその全長に亘って実質的に円形断面 を有することから、杖は、地面及び壁や椅子等に対し、夫々、点接触で支持され ているにすぎないため、杖の地面及び壁面や椅子等に対する転がりが生じやすい ことによる。転倒した杖を屈んで拾うことは、身体に不自由がある者にとっては 苦痛である。
【0004】 そこで本考案の目的は、杖の先端に取り付けて用いる、簡便な杖転倒防止キャ ップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の杖転倒防止キャップは、基本的には、上面から下方に延びる杖挿入孔 を有し、底面が多角形となるように形成されている。
【0006】
【作用】
本考案の杖転倒防止キャップは、常時、又は、杖の不使用時にのみ、杖挿入孔 に杖の下端を差し込んで用いられる。杖転倒防止キャップを取り付けた杖を、不 使用時に、該キャップの底面を接地させた状態で壁面等に立てかければ、キャッ プの底面が、その全面積或いは少なくとも一辺全体で地面と接する。従って、キ ャップと地面との間に転がりが発生せず、杖の転倒も起りにくい。杖の寸法及び 重量に対するキャップの接地面の大きさ及び重量の比率によっては、杖を壁等に 立てかけなくとも、キャップだけで起立させておくことも可能である。
【0007】 杖転倒防止キャップの全体形状は、底面が多角形であることの他は、特に限定 されるものではないが、底面の辺が長い程、キャップと地面との接触が安定的に 維持されるので、転倒防止効果が大きくなる。又、重心が低いほど地面に対する 静止力が増すので、上面から底面にかけて次第に断面積が増大する形状とするの が好ましい。そのための具体的形状としては、例えば切頭三角錐、切頭四角錐等 が考えられる。その場合、及び他の形状の場合でも、側面から上面にかけては、 必ずしも、多角形断面とする必要はない。
【0008】 転倒防止キャップの地面に対する静止力を十分大きくしながら、携帯或いは収 納等の便宜等を考慮して転倒防止キャップの小型化及び軽量化を図るには、転倒 防止キャップの高さに対する底面の辺の長さの比率を大きくするのが望ましい。 しかし、転倒防止キャップの高さ底面の辺の長さより大きい場合でも、杖挿入孔 を深く形成して杖を深く挿入することにより、その結合体全体の重心を比較的低 くすることができる。
【0009】 転倒防止キャップは、杖の不使用時に転倒防止のために使用されるのに加え、 杖の使用時(歩行時)にも装着したまま、杖の摩耗防止、スリップ防止、衝撃音 防止用キャップとして利用することもできる。その場合、転倒防止キャップは、 滑りにくい弾性材料で形成することが望ましい。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明する。 図1は、実施例の転倒防止キャップ1を装着した杖2を示す。杖転倒防止キャ ップ1は、図2に示すように、頂部を切除した縦長の略四角錐形状を有する。具 体的には、キャップ1は、その上面3が一辺約2cmの正方形であり、底面4は一 辺Wが約4cmの正方形であり、防止キャップ1の高さHは約10cmである。転倒 防止キャップ1には、上面3の中心に開口する杖挿入孔5を有し、該孔5は、杖 2の先端の圧入を許す径を有し、底面4の近傍まで垂直に延びている。
【0011】 キャップ1の形状としては、底面が多角形を形成するものであればよく、種々 のものが考えられる。図3乃至図5は、その内のいくつかの例を示すものである が、この他に、三角柱、四角柱等の多角柱、五角以上の切頭多角錘等も考えられ る。図3に示すキャップ1は、頂部を切除した縦長の略三角錐の形状を有する。 このキャップ1の具体的な寸法は、上面3の一辺が約2.5cm、底面4の一辺の 長さWが約6cm、高さHが約8.5cmである。
【0012】 キャップ1は、又、偏平な切頭四角錐形状(図4参照)、偏平な切頭三角錐形 状(図5参照)に形成してもよい。図4に示した転倒防止キャップ1の具体的な 寸法は、上面3の一辺が約2cm、底面4の一辺の長さWが約6cm、高さHが3cm である。又、図5に示した転倒防止キャップ1の寸法は、上面3の一辺が約2. 5cm、底面4の一辺の長さWが約6.5cm、高さHが3cmである。尚、これらの 各形状における上記寸法が単なる例示であって、本考案がこれらの構成に限られ ないことは勿論である。
【0013】 本実施例によるキャップ1は、弾性を有するゴム系又は軟性樹脂等の材料のう ちで特に滑りにくいものを選択して形成されている。尚、キャップ1の底面には 、図示しない適当な滑り止め溝を設けることができる。
【0014】 次に、以上の構成を有する転倒防止キャップ1の使用法を説明する。杖2の使 用者は、転倒防止キャップ1を歩行中にも杖2に装着しておいてよいが、そうで ない場合は、キャップ1を携帯して、休憩等のために杖2を手放して身辺に置い ておく際に杖2に装着する。防止キャップ1の装着は、杖2の下端を防止キャッ プ1の孔5に圧入するだけで簡単に行える。キャップ1が装着された杖2は、キ ャップ1が大きな接地面積で地面との接触を保持して静止することから、付近の 壁面やテーブルの縁等に立て掛けるだけで、転倒することなく、安定して起立状 態に保持される。図4及び図5の実施例のように、キャップ1の底面の辺の長さ Wが高さHに比して特に長く形成されていて、杖2の重量とキャップ1の重量と の所定のバランスがとれている場合は、壁面等に立てかけるまでもなく、杖2は 、キャップ1の支持力のみでも起立状態を保持できる。
【0015】 又、上述したように、転倒防止キャップ1は、歩行中にも杖2に装着しておく ことができるが、その場合、本実施例のキャップ1は、特に滑りにくい弾性材料 で形成されているため、歩行中、杖2が路面でスリップする事故が防止され、安 全である。又、杖2で路面を突く度に杖2の先端から握り手に伝えられる衝撃が 緩和されると共に、杖で路面を突くときの雑音を防止でき、利用者は、快適に杖 を使用して歩行することができる。
【0016】
【効果】
以上のように、本考案によれば、簡便な方法で杖の転倒を防止できる杖転倒防 止キャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の杖転倒防止キャップを装着した杖を示
す斜視図。
【図2】縦長な略四角錐の形状を備えた杖転倒防止キャ
ップの斜視図。
【図3】縦長な略三角錐の形状を備えた杖転倒防止キャ
ップの斜視図。
【図4】偏平な略四角錐の形状を備えた杖転倒防止キャ
ップの斜視図。
【図5】偏平な略三角錐の形状を備えた杖転倒防止キャ
ップの斜視図。
【符号の説明】
1 転倒防止キャップ 2 杖 3 転倒防止キャップの上面 4 転倒防止キャップの底面 5 杖挿入孔

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面から下方に延びる杖挿入孔を有し、
    底面が多角形に形成されたことを特徴とする杖転倒防止
    キャップ。
  2. 【請求項2】 全体として三角柱の形状を有し、その両
    端面を前記上面及び底面とする、請求項1に記載した杖
    転倒防止キャップ。
  3. 【請求項3】 全体として四角柱の形状を有し、その両
    端面を前記上面及び底面とする、請求項1に記載した杖
    転倒防止キャップ。
  4. 【請求項4】 全体として切頭三角錘の形状を有し、切
    頭された面を前記上面とする、請求項1に記載した杖転
    倒防止キャップ。
  5. 【請求項5】 全体として切頭四角錘の形状を有し、切
    頭された面を前記上面とする、請求項1に記載した杖転
    倒防止キャップ。
  6. 【請求項6】 前記底面が、高さ寸法より長い辺を有す
    る、請求項4又は5に記載した杖転倒防止キャップ。
  7. 【請求項7】 前記底面が、高さ寸法より短い辺を有
    し、前記杖挿入孔が該底面付近に及ぶ、請求項4又は5
    に記載した杖転倒防止キャップ。
  8. 【請求項8】 摩擦係数の大きい弾性材料で形成されて
    いる、請求項1乃至7の何れかに記載した杖転倒防止キ
    ャップ。
JP1994004895U 1994-04-08 1994-04-08 杖転倒防止キャップ Expired - Lifetime JP3002895U (ja)

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ID=43138858

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101388745B1 (ko) 2012-05-21 2014-04-25 인제대학교 산학협력단 보행보조기형 지팡이

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