JP3055174U - 把持部をもった整髪用の櫛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持部をもった整髪用の櫛の把持部にすべ
り止め機能をもたせようとするものである。 【構成】 健康を損ねた人或いは老齢者で握力の弱っ
た人等でも、きちんと櫛の把持部すべらないように握る
ことができる把持部をもった整髪用の櫛を提供しようと
するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する分野】

本考案は把持部をもった整髪用の櫛に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の把持部をもった整髪用の櫛の中には、整髪用の櫛の基部を把持部として 形成し、その把持部は扁平面であるか、或いは手の掌の起伏になじむ滑らかな起 伏面として形成されていた形式のものである。 ところが、上記のように形成した従来型の櫛の把持部では、病人或いは病み上 がりの人、更に老齢のため握る力の弱った人などが整髪しようとするとき、力が 入らず把持部をしっかりと握れないことがあり、その結果きちんと整髪できない と言う不都合が生じることがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

本考案は、このような不都合を解消し、健康を損ねた人或いは老齢者で握力の 弱った人等でも、きちんと櫛の把持部すべらないように握ることができる把持部 をもった整髪用の櫛を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

整髪用の櫛の把持部の基側に複数条の打ち抜き溝を設けるとともに櫛歯側に適 当な大きさの打ち抜き穴を穿設した構造とした。

【０００５】

【発明の実施形態】

本考案は、前記のように構成されているので整髪用の櫛を使用するとき健康な 人は勿論、健康を損なった人でもその使用に支障はない。

【０００６】

【実施例】

図１に示すような把持部をもった整髪用の櫛１の把持部２基側に複数條の打ち 抜き溝３を形成する（図２参照）。また、櫛歯側には前記把持部を握ったときに 栂指の先端と人差指の先端が位置する部分に、両指の先端がかかる程度の打ち抜 き穴４を設ける（図３参照）。 本考案は、上記のような構成をしてあるので、健康体の人でなくても把持部を 握ったときその把持部は前記打ち抜き穴があるため手の掌にしっかりと握ること ができ、前記複数條の打ち抜き細溝３或いは打ち抜き穴４が滑り止めの役目を果 たし、整髪に支障をきたすことはない。

【０００７】

【発明の効果】

本考案は、健康を損ね或いは把持力が弱まった人でもしっかりと櫛の用法がで きるだけでなく、打ち抜き細溝、打ち抜き穴を設けることによって省資源にも役 立つ等の効果を発揮する。 また、使用後の廃品についてリサイクル時に粉砕がしやすい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案にかかる櫛歯の基部を把持部とした整
髪用櫛の全体図

【図２】 図１のＡ−Ａ線断面図

【図３】 図１のＢ−Ｂ線断面図

【符号の説明】

１．整髪用の櫛 ２．整髪用の櫛の把持部 ３．複数條の打ち抜き細溝 ４．打ち抜き穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】整髪用の櫛の把持部の基側に複数条の打ち
   抜き溝を設けるとともに櫛歯側に適当な大きさの打ち抜
   き穴を穿設した構造としたことを特徴とする把持部をも
   った整髪用の櫛。