JP3076620U - 把持補装具 - Google Patents

把持補装具

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JP3076620U
JP3076620U JP2000005650U JP2000005650U JP3076620U JP 3076620 U JP3076620 U JP 3076620U JP 2000005650 U JP2000005650 U JP 2000005650U JP 2000005650 U JP2000005650 U JP 2000005650U JP 3076620 U JP3076620 U JP 3076620U
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gripping
grip
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誠 齊藤
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誠 齊藤
奥田 佳弘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脳血管障害や高齢により把持力が低下した障害
者にとつて精神的な負担となるのは、食事において食べ
させてもらうことである。一方、これら介助作業を軽減
するために介護ロボットの開発研究が進んでいるが、一
般家庭までに普及するには時間を要する。本考案はこれ
らの現状を鑑みてなされたものである。すなわち、食事
の際の障害者の精神的負担や介護作業を軽減するための
コップやフォークを把持するための把持補装具を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 手袋の各指先が挿入される部分の各爪と
反対側に対応する指先部分、又は、前記指先部分と手の
平部分に、永久磁石を設けた把持補装具および指サック
の内部に永久磁石を内装した把持補装具により、コップ
やフォークなどを把持するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、老齢化や脳梗塞などによって把持力の低下した人が、コップやフォ ークなどを把持するための介護用捕装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、交通事故や労働災害などで手を失った人達のためには、装飾義手や筋電 義手などの捕装具が開発されていた。一方、脳血管障害や神経障害によって、物 体把持力が低下した人の介護用捕装具の開発はほとんどなされていないのが現状 である。この理由は、要介護者の障害程度が多様であるためと、障害者が指や手 に把持するためのモータや空気圧駆動の介助用補装具を直接取り付けることを嫌 うためである。このため、これらの人の介護をするために、外部からの支援装置 である介護ロボットが開発されつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
神経障害などによって把持力の低下した要介護者に対する身の周りの生活支援 には、衣服の着脱、食事、テレビなど電気機器の操作などがある。これらの生活 介護は、多くの場合健常者によってなされているのが現状である。この中で特に 介護を受ける側の障害者にとって精神的な負担となるのは、食事において食べさ せてもらうことである。一方、これら介助作業を軽減するために介護ロボットの 開発研究が進んでいるが一般家庭まで普及するには時間を要する。 本考案はこれらの現状を鑑みてなされたものである。すなわち、食事の際の障 害者の精神的負担や介護作業を少しでも軽減するためのコップやフォークを把持 するための把持補装具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記のような課題を解決するため、手袋の各指先が挿入される部分 の各爪と反対側に対応する指先部分、又は、前記指先部分と手の平部分に、永久 磁石を設けた把持補装具および指サックの内部に永久磁石を内装した把持補装具 によるものである。
【0005】
【考案の実施形態】
以下、本考案の把持補装具の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。図1 は右手用の把持補装具の手の平側、また図2は手の甲側を示したものである。図 1において永久磁石2は手袋1の指部および手の平の内側に複数取り付けられる 。手袋1は、防寒の目的は無いので手を覆う範囲は少ないほうが良く、図2の例 では手の甲側を空け手首部で固定するようにしてある。この固定には、図2に示 すようなマジックテープ3の他、ゴムベルトや紐などを利用することができる。
【0006】 また、図3は本考案の指サックの場合を示すものである。図3の場合の把持補 装具は手袋状ではなく、指の部分だけを覆う指サック4の内側に永久磁石2を取 り付けたものである。図3の場合は、親指と人差し指、中指、薬指の4指に利用 しているが、小さい物を摘むような場合では、親指、人差し指、中指の3指でも 良い。
【0007】 次に、本考案の把持補装具を実際に利用する場合の方法について説明する。図 4はほうろうカップ5を右手親指と他の4指の永久磁石で吸着して把持した状態 を示しており、障害者が手の親指を開くことができる場合の把持方法である。一 方、図5は親指を閉じた状態の把持状態を示している。また、図6は、指先でフ ォーク6を把持した状態を示すものであり、この把持の方法で筆などの筆記具も 薄い鋼板を巻くなどで把持することが可能である。図3の指サックの把持補装具 は、前述のような比較的軽量な棒状の物を把持するのに適する。なお、陶器の食 器などにおいても図7に示すように、周りに薄い鋼板7を巻くなどにより把持が 可能となる。
【0008】 一方、把持した物を手から離すには、把持する面と平行、すなわち面に沿って 滑らす方向に腕の力を利用して引けば良い。この際、テーブル面に食器に合うく ぼみがある図8の食器置き板8を置くと食器が倒れない。また、フォークやスプ ーンなどでも、それを置く場所を櫛状のスリットの付いた一定の姿勢で置ける図 8のフォーク置き台9とすることで、把持したり離したりする事が容易となる。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の把持補装具によれば、腕の力がある程度利用で き握力が低下した障害者に把持力を補助することができ、これまで介護者の世話 に全面的に頼っていた食事などを、ある程度自分の力で行うことが可能となる。 すなわち、介護作業が軽減されるとともに介護者本人の精神的負担も少なくする ことができる。 (注)考案の詳細な説明の中で用いられたマジックテープは登録商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の把持補装具の手の平側の平面図であ
る。
【図2】 本考案の把持補装具の手の甲側の平面図であ
る。
【図3】 本考案の指サックに永久磁石を内装した把持
補装具の手の平側の平面図である。
【図4】 本考案の把持補装具により親指を開きカップ
を把持した状態を示す斜視図である。
【図5】 本考案の把持補装具により親指を閉じカップ
を把持した状態を示す斜視図である。
【図6】 本考案の把持補装具によりフォークを把持し
た手の状態を示す斜視図である。
【図7】 非磁性体のカップに鋼板を巻いた状態を示す
斜視図である。
【図8】 食事用のテーブル上に置いた食器置き板とフ
ォーク置き台を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:把持補装具 2:永久磁石 3:マジックテープ
4:把持補装具指サック 5:ほうろうカップ 6:フォーク 7:鋼板 8:食
器置き板 9:フォーク置き台である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手袋の各指先が挿入される部分の各爪と
    反対側に対応する指先部分、又は、前記指先部分と手の
    平部分に、永久磁石を設けたことを特徴とする把持補装
    具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5914948B1 (ja) * 2015-03-27 2016-05-11 テクサジャパン株式会社 落下防止具及び落下防止具を備えた手袋

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