JP3014546U - 障害者用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 車輪との間のスベリ止め、使用者の指を自由
にし、手のむれを防ぎ、なおかつ洗濯を可能にした上肢
障害者の車椅子用スベリ止付手袋の提供。 【構成】 手のひら面のゴム引き軍手の親指１を少し残
して切り落とし、力指とし、４本は完全に切り落として
使用者の指を自由にする。手のひら側の２をそのままに
して、車椅子と手との接触のスベリ止めとする。甲側３
の真中を切り開き、両端にマジックテープ４を取り付
け、使用者の手のサイズに合わせる。ループ５を２個付
けることで、使用者の手、腕の残存能力を利用して、手
や口を使って着脱を可能にし車椅子用手袋として役立
つ。

Description

【考案の詳細な説明】

息子が頸髄損傷Ｃ３のため、彼が最も使いやすいものをということで考案され た。命名は、彼の通称である。

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、上肢障害者の車椅子用スベリ止付手袋、高齢者の介助用買物カーの スベリ止付手袋として使用可能である。

【０００２】

【従来の技術】

現在、多くの上肢障害者が車椅子用として使用するものは自動車のハンドル操 作用革手袋か総ゴム製のものであるため使用中むれたり洗濯が不可能であったり でまことに不衛生である。また、少し指が付いているため車椅子を動かす以外の 時に使用者が自分の指を使いにくい点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

手のひら側のゴム引きスベリ止付軍手を用いることで、車輪と手との接触をよ くする。綿製品なのでむれない。毎日の洗濯が可能である。指を切り落とすこと で使用者の指が自由に使える。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、手のひら側のゴムが車輪と手との接触をよくし、綿製の軍手にゴム のスベリ止を使用したものを使うため通気性がよくむれが少ない。又、毎日の洗 濯に耐え得るので、大変衛生的である。又、親指の指部分を少し残し残り４本は 完全に切り落とすことにより、上肢障害者が車椅子を操作する時以外でも自分の 指を自由に使えるので装着のままでよい。 次に手の甲部分を切り放し、マジックテープ、ループを付けて使用者の手のサ イズに合わせて上肢障害者の残存能力に応じて片手及び口等で装着出来ることで 、自力を足すことが出来る。

【０００５】

【作用】

上肢障害者が膝の上とかテーブルの上に本考案品を置いて、その上に手を乗せ て取り付ける。ループに関しては上肢機能残存能力に応じて片方の手で引くか、 あるいはループを口にくわえることで着脱を可能にするように取り付けた。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って実施例を説明する。 １は軍手の指を切り落とした線、親指は少し指部分を残し残り４本は完全に切 り落とす。２はゴム引きの手のひらの部分で車椅子との接触部分である。３は手 の甲で真中を切り開く。４はマジックテープを取り付ける。５はループで装着し やすいように取り付ける。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように本考案は上肢障害者の車椅子用スベリ止付手袋として腕及び指の 少ない残存能力を活用して車椅子を動かすことを可能にし、しかも、車椅子を操 作する以外の時にも指が自由に使えていちいち脱着をしなくてすむ。又、綿製で あるためむれず毎日の洗濯にも耐えられて衛生的である。

【提出日】平成７年２月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、上肢障害者の車椅子用スベリ止付手袋。

【０００２】

【従来の技術】

現在、多くの上肢障害者が車椅子用として使用するものは自動車のハンドル操 作用革手袋か総ゴム製のものであるため使用中むれたり洗濯が不可能であったり でまことに不衛生な手袋であり、また、少し指が付いているため車椅子を動かす 以外の時に使用者が自分の指を使いにくい点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

障害者用手袋が洗濯でき、スベリが止まり、５本の指が使え、しかも、自分で 着脱ができるようにする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、洗濯のできる繊維性の手袋の手のひら挿入側に付けた凹凸のあるゴ ムを貼ることによって、車輪と手との接触をよくし、毎日の洗濯に耐えうる手袋 となり、しかも、親指の指部分を少し残し力指とし、残り４本は完全に切り落と し、次に手袋の表側を切り放しファスナーテープ、ループを付けて使用者の手の サイズに合わせられるようにし、障害者の手の動きに応じて片手および口で装着 できるようにしたことを特長とする障害者用手袋。

【０００５】

【作用】

障害者が膝の上とかテーブルの上に本考案品を置いて、その上に手を乗せて取 り付け、ループに関しては手の動きに応じて片方の手で引くか、あるいはループ を口にくわえることで着脱を可能にするように取り付けた。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って実施例を説明する。 図１〜２の手袋は親指挿入部１は少し指部分を残し、残り４本は完全に切り落 として開口２とした手のひら挿入側ゴム引き貼りの部分３で車椅子との接触部分 であり、手袋の手の甲挿入側４の中央を切り線７で切り開き、フアスナーテープ ５を取り付け、ループ６は切り開いて開口２側の横幅調整がしやすいように取り 付けてある。図３〜４の手袋は、切り線７で左右に分断されているので手袋の横 幅の調整がしやすい、その他の構成は前記実施例と同様である。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように本考案は障害者の車椅子用スベリ止付手袋として腕及び指の少な い手の動きを利用して車椅子を動かすことを可能にし、しかも、車椅子を操作す る以外の時にも指が自由に使えていちいち脱着をしなくてすむのに加えて、洗濯 のできる繊維性素材であるためむれず毎日の洗濯にも耐えられる。また、高齢者 用介助カーを使用する際にも障害者用手袋が使える。

【図面の簡単な説明】

上述のように本考案は上肢障害者の車椅子用スベリ止付
手袋

【図１】本考案の障害者用手袋ゴム編部輪の手袋の展開
図である。

【図２】本考案の障害者用手袋ゴム編部輪の手袋の甲部
図である。

【図３】本考案の障害者用手袋ゴム編部全開の手袋の展
開図である。

【図４】本考案の障害者用手袋ゴム編部全開の手袋の甲
部図である。

【符号の説明】

１ 親指 ２ 手のひらゴム引き部 ３ 手の甲部 ４ マジックテープ ５ ループ

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【手続補正書】

【提出日】平成７年２月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 障害者用手袋

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】 上述のように本考案は障害者の車椅子用スベリ止付手袋

【図１】本考案の障害者用手袋ゴム編部輪の手袋の手の
甲挿入側図である。

【図２】本考案の障害者用手袋ゴム編部輪の手袋の手の
ひら挿入側図である。

【図３】本考案の障害者用手袋ゴム編部全開の手袋の手
の甲挿入側図である。

【図４】本考案の障害者用手袋ゴム編部全開の手袋の手
のひら挿入側図である。

【符号の説明】 １ 親指挿入部 ２ 開口部 ３ 手袋手のひら挿入側ゴム引き部 ４ 手袋の繊維製部 ５ ファスナーテープ ６ ループ ７ 切り線

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手のひら側ゴム引きスベリ止付軍手を使
   用し、上肢障害者の車椅子用スベリ止付手袋。及び高齢
   者の介助用買物カーのスベリ止付手袋とする。車輪と使
   用者の手をゴム引き軍手で接触をよくし、５本指を切る
   ことで使用者の指を自由に使えるようにする。綿製品に
   よる通気性がよく、又、洗濯が可能なので衛生的であ
   る。
2. 【請求項２】 「請求項１」と同じである。上肢障害者
   の腕及び手の残存能力に合わせて２種類考案した。