JP3097891U - 伴歩き掴まり歩行補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一人歩きが不自由な人の歩行を補助する。
【解決手段】ズボンベルト通し部(C)は、ベルトA(1)およびベルトB(2)の先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成し、ズボンベルト通し(14、15)の外面上側(20、21)同士を連結ベルト(3)で連結し、連結ベルト(3)上に下端(23)に細紐(5、6、7)を付したカバーシート(4)の上端(22)を取り付ける。肩掛けベルト(D)は両端手前(29、30)より連続して尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を設ける。ズボンベルト通し部(C)の尾錠(8、9)と肩掛けベルト(D)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を連結する。
【選択図】 図10
【解決手段】ズボンベルト通し部(C)は、ベルトA(1)およびベルトB(2)の先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成し、ズボンベルト通し(14、15)の外面上側(20、21)同士を連結ベルト(3)で連結し、連結ベルト(3)上に下端(23)に細紐(5、6、7)を付したカバーシート(4)の上端(22)を取り付ける。肩掛けベルト(D)は両端手前(29、30)より連続して尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を設ける。ズボンベルト通し部(C)の尾錠(8、9)と肩掛けベルト(D)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を連結する。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護者の側体に付帯して、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人の掴まり手となる歩行補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装具はなく、介護者の腰辺りに掴まって歩行しようとすれば介護者のズボンベルトに掴まるしか方法がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、介護者のズボンベルトは介護者のズボンと一体化しているので当然掴まりにくく、また、掴まろうとすれば指を介護者のズボンの内側に無理して差込まなければならなかった。よって、余程の親近者に対してでなければ腰辺りに手を差し込んで体を支えさせてもらうということはできにくかった。また、掴まられる側の介護者が上着などを着ていて腰部のベルトを表側に出していない時などはベルトに掴まろうとしてもなかなか難しい。
【0004】
このため、介護者の腰部のズボンベルトに掴まって歩くなどという歩行スタイルはあまり一般的でなく、街頭でも見受けられないのが現状となっており、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になれるという経験をもっている人達にとっての切実な方法が放棄されてしまってきた。
【0005】
本考案は、このような問題点に鑑みなされたものであり、介護者の腰部のズボンベルト辺りに疑似手すりとなる掴まり手を現出し、その掴まり手に掴まることで介護者の腰辺りに掴まるのと同等の効果を期待できる歩行スタイルを実現させるための装具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における伴歩き掴まり歩行補助具は、通常人の手幅二つを十分越える長さの間隔をおいて並列する、先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に断面が鞘口形の、ズボンベルトの出し入れが可能な空域を有する筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成した、胸元から腰部までに相当する程度の長さのベルトA(1)およびベルトB(2)のズボンベルト通し(14、15)部分の外面上側(20、21)同士を、下端(23)の両側(24、25)と中間(26)に適宜長さの細紐(5,6、7)を各2本づつ付した、縦が重ね合わせた通常のズボンベルト2枚を一周半程度巻く適宜長さで、横が通常人の手幅が二つ入る適宜長さの長方形のカバーシート(4)の上端(22)を取り付けた、ベルトA(1)およびベルトB(2)間を十分連絡し、かつ、ベルトA(1)およびベルトB(2)間の並列間隔を維持する適宜長さを構成する連結ベルト(3)で連結してなる掴まり部(C)と、通常の尾錠ベルトの後端とピンの嵌め穴の設置開始位置との間隔に匹敵する適宜間を両端(27、28)との間においた両端手前(29、30)位置より内方向に向けて、尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトのピンの嵌め穴間隔と同様の間隔をおいて連続して適宜数設けてなる、長さが通常成人が袈裟掛けして両端(27、28)が脇腹辺りに届く適宜長さの肩掛けベルト(D)とでなり、掴まり部(C)のベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)に、肩掛けベルト(D)の両側の適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトを締める際の尾錠とベルト後方との操作の仕方と同じ要領でそれぞれ連結してなっている。
【0007】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について、図面を参照にして説明する。
図1〜10において、伴歩き掴まり歩行補助具は、通常人の手幅二つを十分越える22〜23センチ程度の長さの間隔をおいて並列する、先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に断面が鞘口形の、ズボンベルト一本の出し入れが可能な空域を有する筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成した、胸元から腰部までに相当する30センチ強程度の長さの、通常のズボンベルトと同材料の革または合皮でなるベルトA(1)およびベルトB(2)のズボンベルト通し(14、15)部分の外面上側(20、21)同士を、下端(23)の両側(24、25)と中間(26)に20センチ程度の適宜長さの皮または布製の細紐(5、6、7)を各2本づつ付した、縦が重ね合わせた通常のズボンベルト2枚を一周半程度巻く12〜13センチ程度の適宜長さで、横が通常人の手幅が二つ入る20センチ程度の適宜長さの長方形の薄皮または布製でなるカバーシート(4)の上端(22)を取り付けた、ベルトA(1)およびベルトB(2)間を十分連絡し、かつ、ベルトA(1)およびベルトB(2)間の並列間隔を維持する、22〜23センチ程度の適宜長さの連結間隔を構成するベルトA(1)およびベルトB(2)と同材料の連結ベルト(3)で連結してなる掴まり部(C)と、通常の尾錠ベルトの後端とピンの嵌め穴の設置開始位置との間隔に匹敵する7〜8センチ程度の適宜間を両端(27、28)との間においた両端手前(29、30)位置より内方向に向けて、尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトのピンの嵌め穴間隔と同様の2.5センチ程度の間隔をおいて連続して10個程度の適宜数設けてなる、ベルトA(1)およびベルトB(2)と同幅、同材料で、長さが通常成人が袈裟掛けして両端(27、28)が脇腹辺りに届く90センチ程度の適宜長さの肩掛けベルト(D)とでなり、掴まり部(C)のベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)に、肩掛けベルト(D)の両側の選択した適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトを締める際の尾錠とベルト後方との操作の仕方と同じ要領で、肩掛けベルト(D)の両端(27、28)側をベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)にそれぞれ差し入れると共に、肩掛けベルト(D)の両側の選択した各適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31 、32)をベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)のピン(12、13)にそれぞれ嵌め、該嵌め位置先の肩掛けベルト(D)の両端(27、28)をベルトA(1)およびベルトB(2)の各サルカワ(10、11)にそれぞれ通して連結して形成されている。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0009】
本考案において、伴歩き掴まり歩行補助具は、連結ベルト(3)を左右どちらかの腰部に当て、肩掛けベルト(D)を連結ベルト(3)を当てた腰部側とは反対側の肩に当てて袈裟掛け状で肩掛けし、連結ベルト(3)の裏に添わせながらズボンベルト通し(14、15)に通常使用する市販の革または合皮のズボンベルトを通し、かつ、ズボンベルトのバックルを締めて該ズボンベルトを腰回りに付帯し、連結ベルト(3)上のカバーシート(4)の下端(23)をズボンベルトの裏側へ回し入れ、さらに周回させながら重なる連結ベルト(3)とズボンベルトとに巻き付け、かつ、カバーシート(4)の下端(23)の各細紐(5、6、7)を、それぞれ二分けして巻き付けられたカバーシート(4)上に回した上でその先端同士を結んで介護者の側体に装着されることで、介護者の腰部のズボンベルト辺りに介護者の肩上から吊り下がる疑似手すりとなる掴まり手が現出されるという状態を創出し、その結果、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が、本具を装着した介護者に同伴されて歩く場合は、介護者の腰辺りに掴まり手を歴然と確認でき、何等躊躇なく手摺に掴まるのと同じ要領で掴まり手に掴まることで、介護者の腰辺りに掴まるのと同等の感覚を期待できる歩行スタイルが実現され、もって、安心歩行を心することができるという歩行方法の抜本改善を生み出すという効果を生じせしめる。
【0010】
しかも、本具は体裁上からも整然とした外装の形態で形成されて介護者に装着されるため、掴まり動作も、介護者の衣服の一部に掴まるのとは違う、掴まり手に掴まるというだらしなさのない動態となり、仮に晴れがましい厳粛な場であっても堂々とした歩行形態としての印象を第三者に与えるに違いないし、当然、あらゆる屋内、あらゆる街頭など公共の場に進出しても、通常の杖を使って歩行するのと同じような印象が形成され、もって、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人たちに、歩行面積の拡大だけでなく社交機会の拡大に役立つ独立した新たな介護用具が形成されるという社会的効果も確認できる。
【0011】
また、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が掴まらせてもらう相手を、身体に触れるということもあって対象が限られやすかったが、独立した掴まり手ができれば、直接身体に触れるようなこともなくなるので、介護者が本具を装着さえしてくれれば、介護者との関わりに関係なく手を掛けることが自然にできるようになり、介護者本人を特定する必要もなく、たとえ異性間でも、また他人間でも堂々と腰辺りに手を掛けさせてもらえることとなり、もって、介護者が拡大されるという、介護条件の改善も期待される。
【0012】
また、本具は、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が車から下車する際にも、介護者が本具を装着してれば、容易に本具の掴まり手に掴まつて降りることができるので、従来のようにあちこち掴まる所を探しながら、結局腕を取られながら降りるという下車時の難儀を一定程度解消するという効果も顕著に有する。
【0013】
そのため、本具は、ホームヘルパーなどプロの介護者にとっても、車で被介護者と同行する場合などは、被介護者の状態に応じて必携を義務付けられる用具にされ得る可能性も十分有するという効果も有している。
【0014】
また、本具は、右掛け左掛けの交替はもちろん、正面からの吊り下げなども装着者の腕の出し入れで簡単にできるので、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人だけに限らず、自力での立上がりが困難な人達に対しても、介護者が本具を正面に装着して面前に向かい、本具の掴まり手に両手を掴まらせて、要領よく重力移動をさせれば、介護者の僅かの身体持ち上げ援助でよいしょと立上らせることができる用具になり得るという効果も有する。これによって、衣服の着脱、とくにズボンの上げ下ろしの介護がスムースに行われるようになることは間違いない。
【0015】
そして、これら車から下車時の使用や立ち上げ援助での使用などでは、本具は明らかに装着する側の肉体的負担の点で、装着しない場合に比べて格段の軽減をもたらす。こうして、本具は一方で、介護される側だけでなく介護者の側へも、力の負担軽減、介護作業のスムースな進行という介護条件の改善を提供する用具にもなり得るという効果も確認できる。
【0016】
また、本具は肩掛けベルトの両端側に尾錠のピンの嵌め穴を適宜数有しているため、装着者の背の高低に合わせて自在にピンの嵌め穴位置が選択できるので、連結されるベルトAおよびベルトBと肩掛けベルト全体の長さを簡単に調整でき、誰が装着しても常時腰辺りの位置に掴まり手をセットすることが容易であり、当然、掴まり手の高さも、同様のやり方で調整できるので、腰部だけでなく完全に掴まる側の条件に合わせた位置設定を行うことができ、絶えず、掴まる側に無理のない掴まり動作を保証することができる。
【0017】
また、本具は掴まり手部分がベルト2枚重ねとカバーシートの一巻き半で堅めを有するように構成され、かつ、長さも手二つ掛けられる余地をもって形成されているので、掴まる側は持応えとゆったりした手掛け感覚で掴まることができ、また、重ね合わせの1枚が腰に巻き付く革または合皮のズボンベルトであることから、掴まっても、だらりと垂れ下がる心配もなく、安定したバランス維持のもとでの歩行が保証される。
【0018】
さらに、掴まり手部分が肩からの吊り手と腰回りのズボンベルトとのクロス体でなっていることから千切れの心配もなく、肩掛けベルトとベルトAおよびベルトBとの連結も尾錠という超堅固な連結具で連結されていることで離脱の不安を生じさせない。
【0019】
そして、本具は、現在以降の高齢化社会のなかで有用な用具になり得るという点で、また、構造も簡易で使用方法も簡単であり、しかも低コストで作成できるという点で、また、新たな介護用具であるという点で、新たな大量生産商品にもなり得るという経済効果も明らかに期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
掴まり部の平面図である。
【図2】
掴まり部の側面図である。
【図3】
掴まり部の前面図である。
【図4】
掴まり部の斜視図である。
【図5】
肩掛けベルトの平面図である。
【図6】
肩掛けベルトの側面図である。
【図7】肩掛けベルトの斜視図である。
【図8】本考案の平面図である。
【図9】本考案の側面図である。
【図10】本考案の斜視図である。
【符号の説明】
C 掴まり部
D 肩掛けベルト
1 ベルトA
2 ベルトB
3 連結ベルト
4 カバーシート
5、6、7 細紐
8、9 尾錠
10、11 サルカワ
12、13 尾錠(8、9)のピン
14、15 ズボンベルト通し
16 ベルトAの先端
17 ベルトBの先端
18 ベルトAの後端
19 ベルトBの後端
20、21 ズボンベルト通し外面の上側
22 カバーシートの上端
23 カバーシートの下端
24、25 カバーシートの下端の両側
26 カバーシートの下端の中間
27、28 肩掛けベルトの両端
29、30 肩掛けベルトの両端手前
31、32 尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴
33、34 肩掛けベルトの両側の選択した適宜位置
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護者の側体に付帯して、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人の掴まり手となる歩行補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装具はなく、介護者の腰辺りに掴まって歩行しようとすれば介護者のズボンベルトに掴まるしか方法がなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、介護者のズボンベルトは介護者のズボンと一体化しているので当然掴まりにくく、また、掴まろうとすれば指を介護者のズボンの内側に無理して差込まなければならなかった。よって、余程の親近者に対してでなければ腰辺りに手を差し込んで体を支えさせてもらうということはできにくかった。また、掴まられる側の介護者が上着などを着ていて腰部のベルトを表側に出していない時などはベルトに掴まろうとしてもなかなか難しい。
【0004】
このため、介護者の腰部のズボンベルトに掴まって歩くなどという歩行スタイルはあまり一般的でなく、街頭でも見受けられないのが現状となっており、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になれるという経験をもっている人達にとっての切実な方法が放棄されてしまってきた。
【0005】
本考案は、このような問題点に鑑みなされたものであり、介護者の腰部のズボンベルト辺りに疑似手すりとなる掴まり手を現出し、その掴まり手に掴まることで介護者の腰辺りに掴まるのと同等の効果を期待できる歩行スタイルを実現させるための装具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における伴歩き掴まり歩行補助具は、通常人の手幅二つを十分越える長さの間隔をおいて並列する、先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に断面が鞘口形の、ズボンベルトの出し入れが可能な空域を有する筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成した、胸元から腰部までに相当する程度の長さのベルトA(1)およびベルトB(2)のズボンベルト通し(14、15)部分の外面上側(20、21)同士を、下端(23)の両側(24、25)と中間(26)に適宜長さの細紐(5,6、7)を各2本づつ付した、縦が重ね合わせた通常のズボンベルト2枚を一周半程度巻く適宜長さで、横が通常人の手幅が二つ入る適宜長さの長方形のカバーシート(4)の上端(22)を取り付けた、ベルトA(1)およびベルトB(2)間を十分連絡し、かつ、ベルトA(1)およびベルトB(2)間の並列間隔を維持する適宜長さを構成する連結ベルト(3)で連結してなる掴まり部(C)と、通常の尾錠ベルトの後端とピンの嵌め穴の設置開始位置との間隔に匹敵する適宜間を両端(27、28)との間においた両端手前(29、30)位置より内方向に向けて、尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトのピンの嵌め穴間隔と同様の間隔をおいて連続して適宜数設けてなる、長さが通常成人が袈裟掛けして両端(27、28)が脇腹辺りに届く適宜長さの肩掛けベルト(D)とでなり、掴まり部(C)のベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)に、肩掛けベルト(D)の両側の適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトを締める際の尾錠とベルト後方との操作の仕方と同じ要領でそれぞれ連結してなっている。
【0007】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について、図面を参照にして説明する。
図1〜10において、伴歩き掴まり歩行補助具は、通常人の手幅二つを十分越える22〜23センチ程度の長さの間隔をおいて並列する、先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に断面が鞘口形の、ズボンベルト一本の出し入れが可能な空域を有する筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成した、胸元から腰部までに相当する30センチ強程度の長さの、通常のズボンベルトと同材料の革または合皮でなるベルトA(1)およびベルトB(2)のズボンベルト通し(14、15)部分の外面上側(20、21)同士を、下端(23)の両側(24、25)と中間(26)に20センチ程度の適宜長さの皮または布製の細紐(5、6、7)を各2本づつ付した、縦が重ね合わせた通常のズボンベルト2枚を一周半程度巻く12〜13センチ程度の適宜長さで、横が通常人の手幅が二つ入る20センチ程度の適宜長さの長方形の薄皮または布製でなるカバーシート(4)の上端(22)を取り付けた、ベルトA(1)およびベルトB(2)間を十分連絡し、かつ、ベルトA(1)およびベルトB(2)間の並列間隔を維持する、22〜23センチ程度の適宜長さの連結間隔を構成するベルトA(1)およびベルトB(2)と同材料の連結ベルト(3)で連結してなる掴まり部(C)と、通常の尾錠ベルトの後端とピンの嵌め穴の設置開始位置との間隔に匹敵する7〜8センチ程度の適宜間を両端(27、28)との間においた両端手前(29、30)位置より内方向に向けて、尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトのピンの嵌め穴間隔と同様の2.5センチ程度の間隔をおいて連続して10個程度の適宜数設けてなる、ベルトA(1)およびベルトB(2)と同幅、同材料で、長さが通常成人が袈裟掛けして両端(27、28)が脇腹辺りに届く90センチ程度の適宜長さの肩掛けベルト(D)とでなり、掴まり部(C)のベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)に、肩掛けベルト(D)の両側の選択した適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)を、通常の尾錠ベルトを締める際の尾錠とベルト後方との操作の仕方と同じ要領で、肩掛けベルト(D)の両端(27、28)側をベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)にそれぞれ差し入れると共に、肩掛けベルト(D)の両側の選択した各適宜位置(33、34)の尾錠のピンの嵌め穴(31 、32)をベルトA(1)およびベルトB(2)の各尾錠(8、9)のピン(12、13)にそれぞれ嵌め、該嵌め位置先の肩掛けベルト(D)の両端(27、28)をベルトA(1)およびベルトB(2)の各サルカワ(10、11)にそれぞれ通して連結して形成されている。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0009】
本考案において、伴歩き掴まり歩行補助具は、連結ベルト(3)を左右どちらかの腰部に当て、肩掛けベルト(D)を連結ベルト(3)を当てた腰部側とは反対側の肩に当てて袈裟掛け状で肩掛けし、連結ベルト(3)の裏に添わせながらズボンベルト通し(14、15)に通常使用する市販の革または合皮のズボンベルトを通し、かつ、ズボンベルトのバックルを締めて該ズボンベルトを腰回りに付帯し、連結ベルト(3)上のカバーシート(4)の下端(23)をズボンベルトの裏側へ回し入れ、さらに周回させながら重なる連結ベルト(3)とズボンベルトとに巻き付け、かつ、カバーシート(4)の下端(23)の各細紐(5、6、7)を、それぞれ二分けして巻き付けられたカバーシート(4)上に回した上でその先端同士を結んで介護者の側体に装着されることで、介護者の腰部のズボンベルト辺りに介護者の肩上から吊り下がる疑似手すりとなる掴まり手が現出されるという状態を創出し、その結果、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が、本具を装着した介護者に同伴されて歩く場合は、介護者の腰辺りに掴まり手を歴然と確認でき、何等躊躇なく手摺に掴まるのと同じ要領で掴まり手に掴まることで、介護者の腰辺りに掴まるのと同等の感覚を期待できる歩行スタイルが実現され、もって、安心歩行を心することができるという歩行方法の抜本改善を生み出すという効果を生じせしめる。
【0010】
しかも、本具は体裁上からも整然とした外装の形態で形成されて介護者に装着されるため、掴まり動作も、介護者の衣服の一部に掴まるのとは違う、掴まり手に掴まるというだらしなさのない動態となり、仮に晴れがましい厳粛な場であっても堂々とした歩行形態としての印象を第三者に与えるに違いないし、当然、あらゆる屋内、あらゆる街頭など公共の場に進出しても、通常の杖を使って歩行するのと同じような印象が形成され、もって、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人たちに、歩行面積の拡大だけでなく社交機会の拡大に役立つ独立した新たな介護用具が形成されるという社会的効果も確認できる。
【0011】
また、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が掴まらせてもらう相手を、身体に触れるということもあって対象が限られやすかったが、独立した掴まり手ができれば、直接身体に触れるようなこともなくなるので、介護者が本具を装着さえしてくれれば、介護者との関わりに関係なく手を掛けることが自然にできるようになり、介護者本人を特定する必要もなく、たとえ異性間でも、また他人間でも堂々と腰辺りに手を掛けさせてもらえることとなり、もって、介護者が拡大されるという、介護条件の改善も期待される。
【0012】
また、本具は、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人が車から下車する際にも、介護者が本具を装着してれば、容易に本具の掴まり手に掴まつて降りることができるので、従来のようにあちこち掴まる所を探しながら、結局腕を取られながら降りるという下車時の難儀を一定程度解消するという効果も顕著に有する。
【0013】
そのため、本具は、ホームヘルパーなどプロの介護者にとっても、車で被介護者と同行する場合などは、被介護者の状態に応じて必携を義務付けられる用具にされ得る可能性も十分有するという効果も有している。
【0014】
また、本具は、右掛け左掛けの交替はもちろん、正面からの吊り下げなども装着者の腕の出し入れで簡単にできるので、介護者の腰辺りに掴まって歩けば歩きが楽になる一人歩きが不自由な人だけに限らず、自力での立上がりが困難な人達に対しても、介護者が本具を正面に装着して面前に向かい、本具の掴まり手に両手を掴まらせて、要領よく重力移動をさせれば、介護者の僅かの身体持ち上げ援助でよいしょと立上らせることができる用具になり得るという効果も有する。これによって、衣服の着脱、とくにズボンの上げ下ろしの介護がスムースに行われるようになることは間違いない。
【0015】
そして、これら車から下車時の使用や立ち上げ援助での使用などでは、本具は明らかに装着する側の肉体的負担の点で、装着しない場合に比べて格段の軽減をもたらす。こうして、本具は一方で、介護される側だけでなく介護者の側へも、力の負担軽減、介護作業のスムースな進行という介護条件の改善を提供する用具にもなり得るという効果も確認できる。
【0016】
また、本具は肩掛けベルトの両端側に尾錠のピンの嵌め穴を適宜数有しているため、装着者の背の高低に合わせて自在にピンの嵌め穴位置が選択できるので、連結されるベルトAおよびベルトBと肩掛けベルト全体の長さを簡単に調整でき、誰が装着しても常時腰辺りの位置に掴まり手をセットすることが容易であり、当然、掴まり手の高さも、同様のやり方で調整できるので、腰部だけでなく完全に掴まる側の条件に合わせた位置設定を行うことができ、絶えず、掴まる側に無理のない掴まり動作を保証することができる。
【0017】
また、本具は掴まり手部分がベルト2枚重ねとカバーシートの一巻き半で堅めを有するように構成され、かつ、長さも手二つ掛けられる余地をもって形成されているので、掴まる側は持応えとゆったりした手掛け感覚で掴まることができ、また、重ね合わせの1枚が腰に巻き付く革または合皮のズボンベルトであることから、掴まっても、だらりと垂れ下がる心配もなく、安定したバランス維持のもとでの歩行が保証される。
【0018】
さらに、掴まり手部分が肩からの吊り手と腰回りのズボンベルトとのクロス体でなっていることから千切れの心配もなく、肩掛けベルトとベルトAおよびベルトBとの連結も尾錠という超堅固な連結具で連結されていることで離脱の不安を生じさせない。
【0019】
そして、本具は、現在以降の高齢化社会のなかで有用な用具になり得るという点で、また、構造も簡易で使用方法も簡単であり、しかも低コストで作成できるという点で、また、新たな介護用具であるという点で、新たな大量生産商品にもなり得るという経済効果も明らかに期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
掴まり部の平面図である。
【図2】
掴まり部の側面図である。
【図3】
掴まり部の前面図である。
【図4】
掴まり部の斜視図である。
【図5】
肩掛けベルトの平面図である。
【図6】
肩掛けベルトの側面図である。
【図7】肩掛けベルトの斜視図である。
【図8】本考案の平面図である。
【図9】本考案の側面図である。
【図10】本考案の斜視図である。
【符号の説明】
C 掴まり部
D 肩掛けベルト
1 ベルトA
2 ベルトB
3 連結ベルト
4 カバーシート
5、6、7 細紐
8、9 尾錠
10、11 サルカワ
12、13 尾錠(8、9)のピン
14、15 ズボンベルト通し
16 ベルトAの先端
17 ベルトBの先端
18 ベルトAの後端
19 ベルトBの後端
20、21 ズボンベルト通し外面の上側
22 カバーシートの上端
23 カバーシートの下端
24、25 カバーシートの下端の両側
26 カバーシートの下端の中間
27、28 肩掛けベルトの両端
29、30 肩掛けベルトの両端手前
31、32 尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴
33、34 肩掛けベルトの両側の選択した適宜位置
Claims (1)
- 並列する、先端(16、17)に尾錠(8、9)およびサルカワ(10、11)を取り付け、後端(18、19)に断面が鞘口形の筒状のズボンベルト通し(14、15)を形成したベルトA(1)およびベルトB(2)のズボンベルト通し(14、15)部分の外面上側(20、21)同士を、下端(23)の両側(24、25)と中間(26)に細紐(5、6、7)を各2本づつ付した長方形のカバーシート(4)の上端(22)を取り付けた連結ベルト(3)で連結してなる掴まり部(C)と、両端手前(29、30)より内方向に向けて尾錠(8、9)のピン(12、13)の嵌め穴(31、32)を連続して設けてなる肩掛けベルト(D)とでなり、掴まり部(C)の各尾錠(8、9)と肩掛けベルト(D)の両側の尾錠のピンの嵌め穴(31、32)とをそれぞれ連結してなる伴歩き掴まり歩行補助具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003003675U JP3097891U (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 伴歩き掴まり歩行補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003003675U JP3097891U (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 伴歩き掴まり歩行補助具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3097891U true JP3097891U (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=43251672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003003675U Expired - Fee Related JP3097891U (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 伴歩き掴まり歩行補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3097891U (ja) |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003003675U patent/JP3097891U/ja not_active Expired - Fee Related
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