JP4186041B2 - トランスファー・ラバーストリング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移乗介助の場面において、介護者が被介護者の移乗介助を安心して行う為に用いる介護用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
様々な社会福祉施設や病院や在宅で介護されている中において、移乗介助をする際の従来の技術としては、直接、介護者が抱きかかえて移乗介助する以外の方法は行われていないものと思われる。
【0003】
関連する発明が記載された刊行物では、介護保険制度の導入で介護施設入所者への身体拘束が禁止され介護用具等も見直しをされている中、そのことを考慮されてと思うが、直接、被介護者の体に巻回させて行うものではなく、刊行物の解決する手段に記載されているような、人体を保持したり引き起こしたりする場合においては、その目的が達成できると思うが、移動したりするという場合に、足の筋力が弱いなどで立位保持をするのが不安定な被介護者に対しては、人体を保持したり引き起こしたりすることから実際に、移動するという動作については対応出来るのかという事と、どのようにして行い目的を達成するのかという事が、この刊行物からは分かりにくく、また、刊行物に記載された図2を見ると、動作をする時に被介護者の体と介護者の体とが離れており、考案されている人体引き起こし・保持用ベルトを介護者が両方の手で取っ手の部分を持った状態で被介護者の体を保持したり引き起こしたり移動したりという動作を行おうとするのは、難しいし不安定ではないかと思われる。(実用新案登録第3070680号)
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3070680号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
直接介護者が抱きかかえる方法では、体の小柄な介護者が、大柄な被介護者を移乗介助する場合、背中や腰に手を回した時に後ろで完全に手が組めず、ロックされていない為、少し体勢を崩してしまうと、手がすべり後ろの方などに転倒し、骨折などを招いてしまう危険がある。
【0006】
本発明は、この点に着目したもので、構造は簡便であり、伸縮性を備えた帯状部材の伸縮性を活かして、様々な被介護者の体にフィットし、優しく直接介護者が抱きかかえるように自然な形で、安定感も得られているので安心かつスムーズに移乗介助が出来る介助用のトランスファー・ラバーストリングを提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前に記した課題を解決するため、介護者が、被介護者を座位の状態から抱きかかえて移乗介助を行う時に利用するトランスファー・ラバーストリングであり、伸縮性を備えた帯状部材を二重にしたサポート部6の両端に、伸縮性を備えた帯状の輪状部材ラバーリング1A,1Bを取り付けて、この前記ラバーリング1A,1Bに手を通すことが出来て、前記ラバーリング1Aの上側に面状ファスナーの上面3Aと面状ファスナーの下面3Cを取り付け面を合わせて手首のサイズに調節をして止めることが出来て、前記ラバーリング1Bの上側に面状ファスナーの上面3Bと面状ファスナーの下面3Dを取り付け面を合わせて手首のサイズに調節をして止めることが出来て、さらに、前記サポート部6の両端近くに、伸縮性を備えた帯状部材の安定ラバーストリング2A,2Bを取り付けて、この前記安定ラバーストリング2A,2Bに指の付け根まで差し込むことが出来て、さらに、前記サポート部6のその中央には、伸縮性を備えた帯状部材の固定ラバーストリング4A,4Bを備えてあり、この前記した固定ラバーストリング4A,4Bに指をかけて対応することが出来て、前記した固定ラバーストリング4Aに取り付けた面状ファスナーの上面8Aと面状ファスナーの下面の裏側8Cで、外したり、止める事が出来て、前記した固定ラバーストリング4Bに取り付けた面状ファスナーの上面8Bと面状ファスナーの下面の裏側8Dで、外したり、止める事が出来て、前記サポート部6の中央の内側の所に取り付けた面状ファスナーの下面7Cと前記した固定ラバーストリング4Aの裏側に付けた面状ファスナーの上面7Aによって前記した固定ラバーストリング4Aを取り外すことが出来て、前記サポート部6の中央の内側の所に取り付けた面状ファスナーの下面7Dと前記した固定ラバーストリング4Bの裏側に付けた面状ファスナーの上面7Bによって前記した固定ラバーストリング4Bを取り外すことが出来て、また、前記サポート部6のその中央の前記した固定ラバーストリング4Aの左のすぐ横の前記サポート部6の所にステッチ5Aを入れたその所を使って前記した固定ラバーストリング4Aに指をかけて対応した時に前記した固定ラバーストリング4Aを外側の方にずれるのを防ぎながら強い力にも対応出来る様にして、前記サポート部6のその中央の前記した固定ラバーストリング4Bの右のすぐ横の前記サポート部6の所にステッチ5Bを入れたその所を使って前記した固定ラバーストリング4Bに指をかけて対応した時に前記した固定ラバーストリング4Bを外側の方にずれるのを防ぎながら強い力にも対応出来る様にして、さらに、前記サポート部6の前記ステッチ5Bの所から折って上に乗せる形で重ね前記した安定ラバーストリング2Bを前記した固定ラバーストリング4Bの内側の位置にした所で、前記した固定ラバーストリング4Bに付いた前記した面状ファスナーの上面8Bと前記した面状ファスナーの下面の裏側8Dとを止める事で前記サポート部6の長さを2段階目の形態にして胴囲が少し細めの被介護者のサイズに合わせて使用することが出来て、また、前記サポート部6の前記ステッチ5Aの所から折って上に乗せる形で重ね前記した安定ラバーストリング2Aを前記した固定ラバーストリング4Aの内側の位置にした所で、前記した固定ラバーストリング4Aに付いた前記した面状ファスナーの上面8Aと前記した下面の裏側8Cとを止める事で前記サポート部6の長さを3段階目の形態にして胴囲がもう少し細めの被介護者のサイズに合わせて使用することが出来て、さらに、前記サポート部6の前記ステッチ5A,前記ステッチ5Bの所から折って3つに重ねて、前記した固定ラバーストリング4Aに付いた前記した面状ファスナーの上面8Aと前記した面状ファスナーの下面の裏側8C、前記した固定ラバーストリング4Bに付いた前記した面状ファスナーの上面8Bと前記した面状ファスナーの下面の裏側8Dとをそれぞれ止める事で、コンパクトな形態にもなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1には、トランスファー・ラバーストリング11の正面図を示している。通常はこの形態により使用し、介護者9の右利き、左利きとあるので、どちら側からでも手に取り付けが出来ると言う事において、次のように説明する。ラバーリング1Aまたはラバーリング1Bより片方の手を通して、安定ラバーストリング2Aまたは安定ラバーストリング2Bに指の付け根まで差し込み、次に、ラバーリング1Aとラバーリング1Bの上側に取り付けた面状ファスナーの小の上面3Aまたは面状ファスナーの小の上面3Bと下側に取り付けた面状ファスナーの小の下面3Cまたは面状ファスナーの小の下面3Dとを手首のサイズに合うように調節をして止めて、もう片方の手も同じようにラバーリング1Aまたはラバーリング1B、安定ラバーストリング2Aまたは安定ラバーストリング2B、ラバーリング1Aとラバーリング1Bに、それぞれ取り付けた面状ファスナー小の上面3Aまたは面状ファスナー小の上面3Bと面状ファスナー小の下面3Cまたは面状ファスナー小の下面3Dとの面を合わせて止めると言う手順によって両手に固定したら、その介護者9の腕の輪を座位の状態である被介護者10の頭の方から通して背中から腰の辺りに当てて移乗介助を行うと言う方法もあるが、もう一つの方法としては、座位保持が不安定な被介護者10の体を介護者9が片側の手で支えて取り付けようとする場合に対しては有効であり、どちらか片方の手に先程の手順により固定し、その状態で被介護者10の体を介護者9の取り付けていない片側の手で支えながら背中の方に手を回して、その時点で、もう片方の手にも同じ手順で固定してから背中や腰に当てて移乗介助を行う方法があり、その場面に応じて手への取り付け方を使い分けることが出来る。また、この図1の形態で移乗介助を行う場合において多大な力が加わる時には補助として固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bに指をかけて対応するが、移乗介助において必要としないなどの場合の時は後で説明をする図3のようにサポート部6の中央の内側の所には面状ファスナーの中の下面7Cと面状ファスナー中の下面7Dそれと固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bの裏側に付けた面状ファスナーの中の上面7Aと面状ファスナー中の上面7Bによって取り外しが出来、その場面に応じて取り付けて行うのかと言う事を使い分けることが出来る。また、固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bの左右のすぐ横にはステッチ5Aとステッチ5Bを入れることによって多大な力が加わった場合でも固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bが外側の方にずれるのを防ぎ、強い力にも対応出来るので、安心して移乗介助を行なう事が出来る。
【0009】
図2には、トランスファ―・ラバーストリング11の背面図を示していて、こちらの面を被介護者10の背中から腰に当てて移乗介助を行なう。背中や腰にに当たる面なので、凹凸を作らないように工夫したことにより、被介護者10の背中や腰の方にサポート部6の面が、当たっても痛みなどの不快感を与えることもなく、伸縮性を備えた帯状部材の伸縮性を活かして様々な被介護者10の体にフィットし優しく安心して移乗介助を行うことが出来る。
【0010】
図3には、トランスファー・ラバーストリング11を上から見た図を示している。サポート部6は、伸縮性を備えた帯状部材を二重にすることによって、強度を高め、適度な伸縮性も得られ、サポート部6の中央の内側の所には面状ファスナーの中の下面7Cと面状ファスナーの中の下面7Dを取り付け、その内側部分から固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bを通してその裏側に付けた面状ファスナーの中の上面7Aと面状ファスナーの中の上面7Bとの二つの面を合わせて止めた時に、図3のように若干ではあるが、中央のサポート部6の部分は膨らんでいるが、実際、移乗介助で被介護者10の背中や腰に当てた時には、伸縮性を備えた帯状部材の伸縮性によりサポート部6の面はフラットな状態となるので被介護者10に不快感を与えることもなく移乗介助を行うことができる。
【0011】
これより説明する、図4から図7に記載した図は、形式上、実際に使用する場合とは反対の面から見ている状態となり図面の簡単な説明の所に記載してある図を見ながらの説明において使用している左側と、右側と言う語句については、実際に使用する場合とは逆となることを考えて記載しており、その事を十分に理解して頂いた上で説明を次のように行っていく事とする。なお、実際に使用する場合においては、左右どちらの側からでも介護者9の手の方に取り付けることが出来る。
【0012】
図4から図7には、図1の通常使用する形態から固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bを使用して固定する事により、3段階にサポート部6の長さの調節が出来ることを示している。なお、次の図4ではサポート部6の長さの調節を左側から行なっている説明の図であるが、介護者9の右利き、左利きとあるので行ないやすい方のどちら側からでもサポート部6の長さ調節は出来る。
【0013】
図4には、図1の形態において、中央左側の固定ラバーストリング4Bの面状ファスナーの大の上面8Bと面状ファスナーの大の下面8Dとを外した状態の図である。その左側のステッチ5Bの所からサポート部6の左側の部分を折って上に乗せる形で重ね安定ラバーストリング2Bを固定ラバーストリング4Bの内側の位置にした所で、固定ラバーストリング4Bに付いた面状ファスナーの大の上面8Bと面状ファスナーの大の下面の裏側8Dとを止めてサポート部6の長さを2段階目の形態にして示したものが図5の形態となる。
【0014】
図5の形態で使用する場合は、胴囲が少し細めの被介護者10に対して使用する形態ではあるが、条件によって胴囲に合わせるサイズが異なるので、その場面に応じてサポート部6の長さを調節して移乗介助を行う。
【0015】
図6には、図5の形態において、中央右側の固定ラバーストリング4Aの面状ファスナーの大の上面8Aと面状ファスナーの大の下面8Cとを外した状態の図である。その右側のステッチ5Aの所からサポート部6の右側の部分を折って上に乗せる形で重ね安定ラバーストリング2Aを固定ラバーストリング4Aの内側の位置にした所で、固定ラバーストリング4Aに付いた面状ファスナーの大の上面8Aと面状ファスナーの大の下面の裏側8Cとを止めてサポート部6の長さを3段階目の形態にして示したものが図7の形態となる。
【0016】
図7の形態で使用する場合は、図5の形態で使用するよりも、胴囲がもう少し細めの被介護者10に対して使用する形態であるが、条件によって胴囲に合わせるサイズが異なるので、その場面に応じてサポート部6の長さを調節して移乗介助を行う。この形態は、介護者9の両手に取り付けてから手を組みロックした状態で使用し、手が汗などですべりやすい場合の時は介護者9の手がすべり被介護者10の体から離れてしまうと言う事も考えられ危険であるので、そう言った事を防ぎながら安心して移乗介助が出来るようにする為の形態である。
【0017】
図8から図9は、図1の形態からコンパクトに折り畳むまでの、過程について図に示したものである。なお、介護者9の右利き、左利きとあるので、行いやすい方のどちら側からでも折り畳むことが出来るが、ここでは、サポート部6の右側から先に折り畳む場合においての説明をする。図8のサポート部の中央にある固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bに付いた面状ファスナーの大の上面8Aと面状ファスナーの大の下面の裏側8C、それと、面状ファスナーの大の上面8Bと面状ファスナーの大の下面の裏側8Dとをそれぞれ外して、次に、右側の方のサポート部6のように2つに折るには、左側のラバーリング1Aの形のようにしてから折り畳んで行くのだが、ラバーリング1Aに付いている面状ファスナーの小の上面3Aと面状ファスナーの小の下面3Cとをラバーリング1Aの輪が一番小さくなる所にして止めて、その同じ手順でラバーリング1Bも止めて、その部分を内側に折り、次に、ステッチ5Bの所から2つに折って、次は、左側のサポート部6も同じ手順により行い、3つに折って重ねたら固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bに付いた面状ファスナーの大の上面8Aと面状ファスナーの大の下面の裏側8C、それと、面状ファスナーの大の上面8Bと面状ファスナーの大の下面の裏側8Dとをそれぞれ止めて、コンパクトにたためた形態にして示したものが図9となる。
【0018】
図9のように、コンパクトに折り畳めると、バッグなどにも場所をとらず収まるので、どこにでも持ち運びが出来、様々な社会福祉施設や病院や在宅に限定することなく、旅行先など様々な場所で適用が可能な場面において使用することが出来る。
【0019】
図10は、図1の通常使用する形態で、介護者9の手に取り付けて、ベット端に座位の状態でいる被介護者10を介護者9が抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態が示された図である。
【0020】
図11は図1の通常使用する形態で、図10のベット端に座位の状態でいる被介護者10を介護者9が抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態での手の方をアップにした図であり、サポート部6の長さを図5と図7の形態に出来るので、その場面に応じたサポート部6の長さの形態にて移乗介助を行うことがきる。
【0021】
図12は、図1の通常使用する形態において安定ラバーストリング2Aと安定ラバーストリング2Bを握って、少し力の加わりが強い場合において、このような握りの方法でも対応出来ると言う形態を示した図であり、サポート部6の長さを図5と図7の形態にした場合においても安定ラバーストリング2Aと安定ラバーストリング2Bを握ることが出来るので、その場面に応じた方法にて移乗介助を行うことが出来る。
【0022】
図13は図1での説明のように、多大な力が加わる時に補助として固定ラバ―ストリング4Aと固定ラバーストリング4Bに指をかけて行う方法を、図1の通常使用する形態で、ベット端に座位の状態でいる被介護者10を介護者9が抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態での手の方をアップにした図である。サポート部6の長さを図5と図7の形態にした場合においても固定ラバーストリング4Aと固定ラバーストリング4Bに指をかけて行う方法が出来るので、その場面に応じた方法にて移乗介助を行うことが出来る。
【0023】
本発明には実際に行う形態として数多くのものがあるが、以上のことを明らかに示すことを元に、様々に変え改めることが出来る。例として次に示すようなものも含むこととする。
(1) トランスファー・ラバーストリングに使用する素材としては、ゴムでも良いが伸縮性があり被介護者の体重にも耐えることが出来、安全性が確認される素材であれば使用することが可能であり、また、全て同じ素材に統一することもなく、その部分に合った適当な素材等を組み合わせてもよく、使用する者の必要性に応じて、随意に変え改めてもよい。また、色や模様などについても、必要に応じて随意に変え改めることが出来る。
(2) 前述した実際に行う形態において面状ファスナーを利用したが、必要に応じて被介護者の体重にも耐えられる接着力があり、安全性が確保される素材であれば使用することが可能である。また、面状ファスナーの形や色などについても、必要に応じて随意に変え改めることが出来る。
(3) 前述した実際に行う形態において本発明は、介護者により被介護者を座位の状態から移乗介助を行うことを目的とし使用するが、この他にも様々な場所で、適用が可能な場面において使用することが出来る。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明には次のような効果を得ることが出来る。
(1) 様々な場面での移乗介助において、小柄な介護者が大柄な被介護者を座位の状態から抱きかかえて移乗介助をする場合に、完全に手を組んでロックがされていない状態であった時は、被介護者が、もしかしたら転倒するのではないかと言う恐怖感を抱くので、そう言った事を少しでも取り除くことが出来ると同時に、介護者としても、転倒させてしまうのではないかと言う恐怖感が少しでも和らげられる事が出来るので、介護者、被介護者にとっても安心して、移乗介助を行えると言うことが出来る。
(2) 伸縮性を備えた帯状部材を使用しているので伸縮性があり、様々な被介護者の体にフィットして不快感を与えることもなく、また、被介護者を傷つけてしまうような部材を使用していないので安心して移乗介助を行うことが出来る。
(3) 被介護者が体勢を崩して転倒の危険があるような場面において多大な力が加わったとしても、即座に手元での様々な握り方が出来、大きな力も受け止めることができるので転倒防止にも役立つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスファー・ラバーストリングの正面図を示す図である。
【図2】トランスファー・ラバーストリングの背面図を示す図である。
【図3】トランスファー・ラバーストリングの上から見た図である。
【図4】トランスファー・ラバーストリングの2段階目の形態にする時の図である。
【図5】トランスファー・ラバーストリングの2段階目の形態にした時の図である。
【図6】トランスファー・ラバーストリングの3段階目の形態にする時の図である。
【図7】トランスファー・ラバーストリングの3段階目の形態にした時の図である。
【図8】トランスファー・ラバーストリングをコンパクトに折り畳む時の形態の図である。
【図9】トランスファー・ラバーストリングをコンパクトに折り畳んだ時の図である。
【図10】トランスファー・ラバーストリングを使用して、介護者が被介護者を抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態を示した図である。
【図11】トランスファー・ラバーストリングを使用して、介護者が被介護者を抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態での手の方をアップにした図である。
【図12】トランスファー・ラバーストリングを使用して、介護者が被介護者を抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態で、少し力の加わりが強い場合に、両方の安定ラバーストリングを握って行う方法での手の方をアップにした図である。
【図13】トランスファー・ラバーストリングを使用して、介護者が被介護者を抱きかかえて移乗介助を行おうとする状態で多大な力が加わる場合に、両方の固定ラバーストリングに指をかけて行う方法での手の方をアップにした図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・ラバ−リング
2A,2B・・・安定ラバ−ストリング
3A,3B・・・面状ファスナーの小の上面
3C,3D・・・面状ファスナーの小の下面
4A,4B・・・固定ラバーストリング
5A,5B・・・ステッチ
6・・・サポート部
7A,7B・・・面状ファスナーの中の上面
7C,7D・・・面状ファスナーの中の下面
8A,8B・・・面状ファスナーの大の上面
8C,8D・・・面状ファスナーの大の下面の裏側
9・・・介護者
10・・・被介護者
11・・・トランスファー・ラバーストリング
Claims (1)
- 介護者が、被介護者を座位の状態から抱きかかえて移乗介助を行う時に利用するトランスファー・ラバーストリングであり、伸縮性を備えた帯状部材を二重にしたサポート部6の両端に、伸縮性を備えた帯状の輪状部材ラバーリング1A,1Bを取り付けて、この前記ラバーリング1A,1Bに手を通すことが出来て、前記ラバーリング1Aの上側に面状ファスナーの上面3Aと面状ファスナーの下面3Cを取り付け面を合わせて手首のサイズに調節をして止めることが出来て、前記ラバーリング1Bの上側に面状ファスナーの上面3Bと面状ファスナーの下面3Dを取り付け面を合わせて手首のサイズに調節をして止めることが出来て、さらに、前記サポート部6の両端近くに、伸縮性を備えた帯状部材の安定ラバーストリング2A,2Bを取り付けて、この前記安定ラバーストリング2A,2Bに指の付け根まで差し込むことが出来て、さらに、前記サポート部6のその中央には、伸縮性を備えた帯状部材の固定ラバーストリング4A,4Bを備えてあり、この前記した固定ラバーストリング4A,4Bに指をかけて対応することが出来て、前記した固定ラバーストリング4Aに取り付けた面状ファスナーの上面8Aと面状ファスナーの下面の裏側8Cで、外したり、止める事が出来て、前記した固定ラバーストリング4Bに取り付けた面状ファスナーの上面8Bと面状ファスナーの下面の裏側8Dで、外したり、止める事が出来て、前記サポート部6の中央の内側の所に取り付けた面状ファスナーの下面7Cと前記した固定ラバーストリング4Aの裏側に付けた面状ファスナーの上面7Aによって前記した固定ラバーストリング4Aを取り外すことが出来て、前記サポート部6の中央の内側の所に取り付けた面状ファスナーの下面7Dと前記した固定ラバーストリング4Bの裏側に付けた面状ファスナーの上面7Bによって前記した固定ラバーストリング4Bを取り外すことが出来て、また、前記サポート部6のその中央の前記した固定ラバーストリング4Aの左のすぐ横の前記サポート部6の所にステッチ5Aを入れたその所を使って前記した固定ラバーストリング4Aに指をかけて対応した時に前記した固定ラバーストリング4Aを外側の方にずれるのを防ぎながら強い力にも対応出来る様にして、前記サポート部6のその中央の前記した固定ラバーストリング4Bの右のすぐ横の前記サポート部6の所にステッチ5Bを入れたその所を使って前記した固定ラバーストリング4Bに指をかけて対応した時に前記した固定ラバーストリング4Bを外側の方にずれるのを防ぎながら強い力にも対応出来る様にして、さらに、前記サポート部6の前記ステッチ5Bの所から折って上に乗せる形で重ね前記した安定ラバーストリング2Bを前記した固定ラバーストリング4Bの内側の位置にした所で、前記した固定ラバーストリング4Bに付いた前記した面状ファスナーの上面8Bと前記した面状ファスナーの下面の裏側8Dとを止める事で前記サポート部6の長さを2段階目の形態にして胴囲が少し細めの被介護者のサイズに合わせて使用することが出来て、また、前記サポート部6の前記ステッチ5Aの所から折って上に乗せる形で重ね前記した安定ラバーストリング2Aを前記した固定ラバーストリング4Aの内側の位置にした所で、前記した固定ラバーストリング4Aに付いた前記した面状ファスナーの上面8Aと前記した下面の裏側8Cとを止める事で前記サポート部6の長さを3段階目の形態にして胴囲がもう少し細めの被介護者のサイズに合わせて使用することが出来て、さらに、前記サポート部6の前記ステッチ5A,前記ステッチ5Bの所から折って3つに重ねて、前記した固定ラバーストリング4Aに付いた前記した面状ファスナーの上面8Aと前記した面状ファスナーの下面の裏側8C、前記した固定ラバーストリング4Bに付いた前記した面状ファスナーの上面8Bと前記した面状ファスナーの下面の裏側8Dとをそれぞれ止める事で、コンパクトな形態にもなることを特徴とするトランスファー・ラバーストリング。
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