JP3071498U - 介護用ベルト - Google Patents

介護用ベルト

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JP3071498U
JP3071498U JP2000001234U JP2000001234U JP3071498U JP 3071498 U JP3071498 U JP 3071498U JP 2000001234 U JP2000001234 U JP 2000001234U JP 2000001234 U JP2000001234 U JP 2000001234U JP 3071498 U JP3071498 U JP 3071498U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被介護者を背負う、歩行の補助をする車椅子
に固定することを1つの介護ベルトで行う。 【解決する手段】 帯体1上に4つの取手3、3a、3b、
3c及び面ファスナーを設け、被介護者5を背負うには、
帯体1を被介護者の背面側から正面側へ尻回り51を一周
させ、中間部の2つの取手3b、3c掴んで被介護者5を背
負う。ベルトを被介護者5の胸部を正面側から背側へ一
周して巻き付け、両端の第1取手3、第2取手3aを介護
者が掴んで被介護者5を支持する。車椅子に座った状態
の被介護者5と車椅子の背凭れを一周してベルトを巻き
付け、車椅子に被介護者5を固定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、被介護者を背負う、歩行の補助をする、車椅子へ固定することがで きる等、多機能の介護用ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】
被介護者を背負ったり、歩行の補助をしたり、床上で体位を変えるのは重労働 である。 例えば、通院のためにタクシーを利用しようとしても、家からタクシーに乗る までもが自力では困難な者も多く、タクシー運転手の介護を必要とする場面も多 い。このとき介護者が被介護者を素手で背負ったり、素手で歩行の補助をするこ とは、介護者のみならず被介護者(5)の体勢にも無理が掛かって、双方の負担が 大きい。
【0003】 本考案は上記実情に鑑み、被介護者を背負う、歩行の補助をする等の介護に使 用して労力を軽減できる介護用ベルトを案出したものであり、以下、このベルト について説明する。
【0004】
【課題を解決する手段】
本考案のベルトは、帯体(1)の両端及び端部から中央側へ離れた位置に、夫々 両端を帯体(1)に接合してなる第1取手(3)、第2取手(3a)、第3取手(3b)及び 第4取手(3c)を設け、帯体(1)の端部には、両取手(3)(3a)の両端に重ならぬ様 に帯片(2)(2a)を突設し、各帯片(2)(2a)の両面、帯体(1)の端部両面及び帯体 (1)の略中央部に夫々面ファスナー(4)(40)、(43)(44)、(41)(42)、(45)(46)、 (47)を取り付け、中央部の面ファスナー(47)と第1取手(3)及び第2取手(3a)と の間に、第3取手(3b)及び第4取手(3c)が位置し、帯体(1)は被介護者を少し余 裕のある状態で一周する程度の長さであり、第3取手(3b)と第4取手(3c)との間 の長さは、被介護者の尻部を略半周する程度の長さである。
【0005】
【作用及び効果】
被介護者(5)を背負うには、帯体(1)を被介護者(5)の背面側から正面側へ尻 回り(51)を一周させ、一方の端部の面ファスナー(46)を他方の端部の面ファスナ ー(41)に係止する。第3取手(3b)と第4取手(3c)は被介護者(5)の尻の両側に位 置する。 介護者は、被介護者(5)の正面に背中を向け、両手で第3取手(3b)と第4取手 (3c)を掴んで被介護者(5)を背負う。 素手で被介護者(5)を背負う場合、手が被介護者(5)の尻部に十分に届かず、 手が滑って背負い難いことがあったが、ベルトを上記の様に用いれば、手が滑る ことなく楽に背負うことができる。又、体の小さいな介護者が体の大きな被介護 者(5)を負担を小さくして背負うことができる。
【0006】 被介護者(5)を背負う別の方法として、予めベルトの一端の帯片(2a)の面ファ スナー(43)を他端の面ファスナー(41)に係合させておき、第3取手(3b)と第4取 手(3c)が被介護者(5)の尻部の両側に位置する様にしてベルト上に被介護者(5) の尻を乗せ、前記同様にして、介護者は、被介護者(5)の正面に背中を向け、両 手で両取手(3b)(3c)を掴んで被介護者(5)を背負う。上記同様の効果を奏する( 図7参照)。
【0007】 被介護者(5)の歩行を補助するには、ベルトを被介護者(5)の胸部を正面側か ら背側へ一周して巻き付け、被介護者(5)の背中側で両端の第1、第2取手(3) (3a)を介護者が掴んで被介護者(5)を支持する(図8参照)。 被介護者(5)が細身であれば、第1取手(3)と第4取手(3c)或いは第2取手(3 a)と第3取手(3b)を掴む様にベルトを被介護者(5)の胸部に巻き付ければ可い( 図9参照)。
【0008】 ベルトは、被介護者(5)を車椅子(7)に保持することに用いることもできる。 これは、車椅子(7)に座った状態の被介護者(5)と車椅子の背凭れを一周してベ ルトを巻き付け、一端の帯片(2a)の面ファスナー(43)と他端の面ファスナー(41) を接合するのである。
【0009】 上記の如く、本考案の介護用ベルトは、被介護者を背負う、歩行の補助をする 、車椅子へ固定することができ、更に、床に臥した被介護者(5)と床との間にベ ルトを通してベルトの一端を支持し、他端を引っ張ることにより被介護者(5)の 体位を楽に変えるにも使用できる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は介護用ベルトの表側を示し、図2は同上の裏側を示している。 実施例の介護用ベルトは、左右対称に形成されている。 ベルトは、長さ約1130mm、幅約140mmで両端が丸くカットされた帯体( 1)の表側面の両端に帯体(1)の長さ方向に帯片(2)(2a)を外向きに突出してい る。 帯体(1)及び帯片(2)(2a)は夫々柔軟で耐久性のある素材、実施例では帆布で 形成され、夫々縁が縁布(11)で縁かがりされている。 帯片(2)(2a)は、幅約55mmで、帯体(1)の先端から約20mm内側位置の幅方 向の中央部にて逢着され、帯体(1)の先端からの突出長さは約120mmである。
【0011】 帯体(1)の表側面には両端及び端部から中央側へ離れた位置に、第1取手(3) 、第2取手(3a)、第3取手(3b)及び第4取手(3c)の4つの取手が設けられている 。 各取手は、帯体(1)と同じ素材の筒状布帯の両端を帯体(1)に逢着して形成さ れ、帯体(1)の両端の第1取手(3)と第2取手(3a)は、前記帯片(2)(2a)を跨ぐ 様に取り付けられ、取手のループに大人の手を嵌めてしっかりと掴むことができ る。 第1取手(3)と第3取手(3b)との間隔、第2取手(3a)と第4取手(3c)との間隔 は約250mmである。 各取手(3)(3a)(3b)(3c)の逢着基端には帯状の補強布(12)(12)、(13)(13)が被 せられ、補強布(12)と一緒に帯体(1)に逢着されて補強されている。
【0012】 帯体(1)の両面の両端部、裏面中央部及び帯片(2)(2a)の両面に面ファスナー (41)(42)、(45)(46)、(47)、(4)(40)、(43)(44)が逢着されている。各面ファス ナーは、傘状或いはきのこ状雄突起群とループ状の雌突起群が同じ面内に突出し てるものを使用しており、面ファスナーどうしてあれば相手を選らばずに着脱可 能に係合する。
【0013】 帯片(2)(2a)両面の面ファスナー(4)(40)、(43)(44)は、帯片(2)(2a)の全長 に亘って延びている。 図1、図4に示す如く、帯体(1)の表側面の面ファスナー(41)(45)は、上記帯 片(2)(2a)の面ファスナー(40)(44)から帯状に一体に延びて内側の第3取手(3b) 、第4取手(3c)近傍まで延びている。
【0014】 図5に示す如く、帯体(1)の裏面両端の面ファスナー(42)(46)は、帯体(1)の 幅方向に帯状に延びている。 帯体(1)の中央部の面ファスナー(47)は、実施例では帯体(1)の幅方向に平行 に延びた2条の面ファスナー片(48)(49)によって形成される。面ファスナー片(4 8)(49)間の距離は約90mmである。 上記面ファスナー(47)は、広幅の1枚ものでも可い。
【0015】 然して、上記介護用ベルトを用いて被介護者(5)を背負うには、図6に示す如 く、帯体(1)を被介護者(5)の背面側から正面側へ尻回り(51)を一周させ、帯体 (1)の一方の端部の面ファスナー(46)を他方の端部の面ファスナー(41)に係止す る。第3取手(3b)と第4取手(3c)は被介護者(5)の尻の両側に位置する。 介護者は、被介護者(5)の正面に背中を向け、両手で第3取手(3b)と第4取手 (3c)を掴んで被介護者(5)を背負う。
【0016】 素手で背負った場合、介護者の手が被介護者(5)の尻部からすべるため、被介 護者(5)が介護者の背中から徐々にずり下がる。従って介護者は、背負った姿勢 で反動をつけて患者をずり上げる動作を屡々繰り返さねばならない。これは、背 負われる被介護者(5)にとっても負担となるものであったが、本考案のベルトを 用いて背負った場合、被介護者(5)の体重は、介護者の背中とベルトにかかり、 該ベルトは介護者が両手で掴んでいるため、介護者の手が延びきった状態以上に は、被介護者(5)がずり下がることはなく、従来の様に反動をつけて被介護者( 5)をずり上げる動作は必要とぜす、介護者、被介護者(5)の両者にとって負担 は少ない。
【0017】 被介護者(5)を背負う別の方法として、図7に示す如く(車椅子(7)は無視)、 予めベルトの一端の面ファスナー(43)を他端の面ファスナー(41)に係合させてお き、第3取手(3b)と第4取手(3c)が被介護者(5)の尻部の両側に位置する様にし てベルト上に被介護者(5)の尻を乗せ、前記同様にして、介護者は、被介護者( 5)の正面に背中を向け、両手で両取手(3b)(3c)を掴んで被介護者(5)を背負う 。上記同様の効果を奏する。
【0018】 被介護者(5)の歩行を補助するには、図8に示す如く、ベルトを被介護者(5) の胸部を正面側から背側へ一周して巻き付け、被介護者(5)の背中側で両端の第 1、第2取手(3)(3a)を介護者が掴んで被介護者(5)を支持する。 被介護者(5)が細身であれば、図9に示す如く、端部の面ファスナー(42)を中 央部の2つの面ファスナー片(48)(49)の何れかに接合し、第2取手(3a)と第3取 手(3b)を掴む様にベルトを被介護者(5)の胸部に巻き付ければ可い。 或いは、他端の面ファスナー(46)を面ファスナー片(48)(49)の何れかに接合し 、第1取手(3)と第4取手(3c)を掴む様にベルトを被介護者(5)の胸部に巻き付 けても可い。
【0019】 図7に示す如く、ベルトは、被介護者(5)を車椅子(7)に保持することもでき る。これは、車椅子(7)に座った状態の被介護者(5)と車椅子の背凭れ(71)を一 周してベルトを巻き付け、一端の帯片(2a)の面ファスナー(43)と他端の面ファス ナー(41)を接合するのである。 面ファスナー(41)(43)は、帯体(1)の長手方向に長いため、被介護者(5)の身 体の大きさに対応して係止位置の調節ができる。
【0020】 被介護者(5)の背中に回したベルトの両端を、被介護者(5)の上半身を起こす 方向に引っ張れば、被介護者(5)をスムーズに起こすことができる。 上記の様にして、被介護者(5)の床上での体位を容易に変えることができ、床 ずれを防止できる。
【0021】 介護者が被介護者(5)に覆い被さる様にして腕を被介護者(5)の首、背中或る いは腰部の下に差し入れて、被介護者(5)の体位を変えたり、起こしたりするの は、一人の介護人では無理な場合も多く、又、被介護者(5)にも大きな負担とな ることがあったが、上記の様に本考案のベルトを用いることにより、介護者と被 介護者(5)の双方の負担を小さくできる。
【0022】 本考案のベルトの使用に際し、ベルトの長さ調節のための面ファスナーどうし の接合は、上記説明の通りに限らず、使用目的の最適長さとなる様に相手面ファ スナーを選択すれば可い。 本考案の介護ベルトは、左右が同様の構成であり、使用時に左右の向きを選ば ないため、扱い易い。 又、介護ベルトは自由に畳むことができ、携帯或いは収納に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】介護用ベルトの正面図である。
【図2】介護用ベルトの背面図である。
【図3】介護用ベルトの底面図である。
【図4】介護用ベルトの表面側の斜面図である。
【図5】介護用ベルトの裏面側の斜面図である。
【図6】被介護者の尻部に巻き付けた状態の斜面図であ
る。
【図7】被介護者を背負う場合の第2実施例と車椅子に
被介護者を固定する状態の説明図である。
【図8】被介護者の歩行を補助する場合の使用例の斜面
図である。
【図9】被介護者背負う場合の使用例の正面図である。
【符号の説明】
(1) 帯体 (2) 帯片 (3) 第1取手 (3a) 第2取手 (3b) 第3取手 (3c) 第4取手 (4) 面ファスナー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯体(1)の両端及び端部から中央側へ離
    れた位置に、夫々両端を帯体(1)に接合してなる第1取
    手(3)、第2取手(3a)、第3取手(3b)及び第4取手(3c)
    を設け、帯体(1)の端部には、両取手(3)(3a)の両端に
    重ならぬ様に帯片(2)(2a)を突設し、各帯片(2)(2a)の
    両面、帯体(1)の端部両面及び帯体(1)の略中央部に夫
    々面ファスナー(4)(40)、(43)(44)、(41)(42)、(45)(4
    6)、(47)を取り付け、中央部の面ファスナー(47)と第1
    取手(3)及び第2取手(3a)との間に、第3取手(3b)及び
    第4取手(3c)が位置し、帯体(1)は被介護者を少し余裕
    のある状態で一周する程度の長さであり、第3取手(3b)
    と第4取手(3c)との間の長さは、被介護者の尻回りを略
    半周する程度の長さである介護用ベルト。
  2. 【請求項2】 4つの取手(3)(3a)(3b)(3c)及び2つの
    帯片(2)(2a)は、帯体(1)の同じ面上に設けられている
    請求項1に記載の介護用ベルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5965514B1 (ja) * 2015-05-12 2016-08-03 俊介 佐野 介助ベルト

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